愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
※掲載された試合にのみコメントはして下さい

カターニャ-インテル

2009-01-31 22:18:30 | セリエA
観戦日 1/31(土)       
 
愛丸’s チェック        
アウエーでは結果がなかなか出せないカターニャだが、ここホームではしっかり結果が出せてる。
相手がどこだろうと、期待は持てる。
12位とちょっと順位は落ちてきたが、降格を争ってる時代よりかは、はるかに調子がいいシーズンを送れてる。
日本期待の森本も最近はスタメンで起用されてるし、カターニャは見てておもしろいチーム。
熱いティフォージに支えられ、ここでも熱い試合を見せてもらいたい。
インテルはズラタンが戻ってこれたかと思ったら、モウリーニョとアドリアーノが出場停止。
インテルらしいサッカーができず、チーム全体がイライラモード。
それでも首位にはいるわけで、強いってことに間違いはないんだろうが・・・。

カターニャは数的優位を活かすことができなかった。
前半5分に失点し、嫌なムードだったが、それでも諦めることなく攻め続けた姿勢が、カターニャに流れを呼び込んだように思えたが・・・。
前半31分にムンタリが一発ロッソでいなくなり、ここから猛攻を仕掛けることができた。
11対10になってからは、インテルを凌ぐ攻撃力だった。
ただ、これが、結果に繋がらなかった。
インテルにしっかり守られたって感じでもなく、不運と実力のなさが響いた。
ほんとにいい攻撃はできてた。
サイドで起点を作って、インテルDF陣をばたつかせることもできたし、ミドルもいい感じで打ててた。
この積極的なミドルのひとつでもJ・セーザルを慌てさせるものがあれば、まだ展開は変わったかもしれん。
日本代表を見てるみたいで、枠を捉えるティロがなかった。
得意のセットプレーからもチャンスは作れたが、これもインテルゴールを割るものがなかった。
CKのこぼれを森本がティロしたシーンは決まってもおかしくなかったが、カンビアッソがJ・セーザルに変わってインテルゴール前に立ちはだかった。
ローマ戦に引き続き、強豪相手にゴールかと思ったが・・・。
そうこうしてるうちに、ズラタンの一発裏をつかれ、2点目を献上し、これで、ジ・エンド。
決めれるシーンが多かっただけに、かなり惜しい試合になってしまった。
2つ、3つ決めれてたし、インテルに勝利ってことも考えられた。
ここで勝つことができてたら、またまた上昇気流に乗れただろうし、ヨーロッパ圏も見えてきたかもしれん。
インテルに勝利する機会なんてそう多くないわけで、このチャンスを逃した影響は大きいかも。
それでも、何度でも言うが、いい攻撃は披露できた。
油断ってものがあったわけではなかったんだろうが、前がかりになったときこそ、守備を怠ってはいけない。
相手はインテルだったわけで、細心の注意が必要だった。
インテルはこの試合もインテルらしさを発揮できず。
ズラタンの個人能力がチームを救った。
スタンコビッチの先制レテはすばらしいものがあったが、チームとしてカターニャを崩したのほこのシーンぐらい。
J・クルスもあのクロスは仕掛けの段階からいいものがあったが、あとはパッとしなかった。
ズラタンに足を掛け、チャンスを不意にしたりと、いらない感満載だった。
前半で退くことになったムンタリもあのロッソはかなり不注意だった。
決定的な場面でのファールではないし、もっとうまくやれたはず。
ただ、この退場劇によって、ちょっと、チームのまとまりがでてきたかも。
昨シーズンも10人で戦う機会の多かったインテルだが、見てる側もこれの方がおもしろいし、インテルもチームになれる。
この試合では、インテルは守備でしっかり魅せることができた。
左SBは最近若いサントンがスタメンなんだが、これがなかなか溌剌とプレーできてる。
森本を押さえ込めてたし、攻撃もそれなりに顔を出せてた。
モウリーニョはマクスウェルよりもこちらに期待をしてる感じ。
今の明るい材料はこの男ぐらいか。
この状態なら間違いなくユナイテッドに負ける。
これを後20日あまりでどう変えていくか。
モウリーニョがほんとに力を発揮しなければいけないのはここから。

スコア 0-2

<得点者> 
インテル   スタンコビッチ、イブラヒモビッチ
~愛丸's MVP~
カンビアッソ(数的不利な状況をこの男の守備力がしっかり救ってくれた。この試合では、自分の力を十分に発揮できてた)

フィオレンティーナ-ナポリ

2009-01-30 20:24:37 | セリエA
観戦日 1/30(金)       
 
愛丸’s チェック        
09年に入って3連敗中のヴィオラ。
ミラン、ユーベに負けたってことは仕方ないと思うが、レッチェにホームで負けたのは許されない。
アルテミオ・フランキでは強いところを発揮できてたのに、どうしたんだろう。
この負けからズルズルといってしまった。
ここらで連敗を止めないと、2年連続のCL出場が遠いものになってしまう。
ナポリも前節はホームでローマに完敗。
こちらもホームでは無敗記録を作ってたが、ここでストップ。
1点も取れずの負けで、ちょっとショックは大きいかも。
カルガノ、ハムシクと、ここまでナポリの中盤を支えてきた選手がサスペンションでここも厳しい戦いになるかも。
ラベッシのスピードがヴィオラDF陣に穴をあけることができれば。

どちらもこの試合で結果を出したかったはず。
それがいい方に出たかと言えば、そうでもなかった。
ヴィオラは前に行こうという気持ちが空回ってたし、ナポリは点を取られまいと、下がった感が否めなかった。
こんな中でも後半、試合は動いた。
まずはヴィオラ。
ゴッビが狙いすましたFKを蹴ったつもりだったんだろうが、これが完全なミスキック。
ボナッツォーリ、ジラに引き付けられたDF陣はこのキックに対応できなかった。
ぽっかり空いたところにサンターナが。
しっかりトラップして、狙いすましたティロ。
これがヴィオラにとっての09年初レテ。
どんな形であれ、このレテはそうとううれしかったんだろう。
サンターナの喜びようは半端じゃなかった。
この点で勢いに乗り、ナポリを戦いつぶしたかったんだろうが、なんと、すぐさま失点。
これがヴィオラの現状なのかも。
左からビターレのクロスが無回転でフレイのニアサイドへ。
この対応を名手が誤り、うまく弾けずボールはゴールへ吸い込まれてしまった。
せっかくの得点もこれで不意に。
前節のユーベ戦で、ブフォンにも負けないようなパフォーマンスを見せたフレイだったが、このミスで前節の輝きが曇ってしまった。
ただ、この試合でのヴィオラは違った。
粘って粘って、モントリーボがゴールを奪い、やっと09年初勝利を上げることができた。
ホームではこれぐらいやれて当たり前。
この試合、後半の頭でヨベティッチを諦め、ボナッツォーリとジラの2トップに。
これがいい結果を生んだのは確か。
ヨベティッチの持ってる才能は高いものがあるかもしれんが、それをなかなか発揮できてない。
ムトゥの代役は到底無理。
点が取れないのが致命傷。
いい位置でボールを受け、ティロまではいけるんだが、精度が・・・。
まだまだ若いし、これからの選手。
長い目で見ていこう。
ナポリは完全に勢いを失った感じが。
けが人やサスペンションの影響もあるんだろうが、4位以内を狙うためなら、この状況も勝ち点は積み重ねていかないと。
ラベッシ、サラジェタと点を期待できる2トップなんだし、ここをもっと活かしてもらいたかった。
中盤で、ここにうまく絡む選手がいなかったのも痛かった。
ただ、ナポリは全てがうまく連動して点を取るチームではない。
頼るのはやっぱりラベッシの個人能力。
この試合で切れがなかったわけではなかったが、ヴィオラがうまく対応してた。
サラジェタがこのラベッシへのマークを軽減するような動きができればよかったんだろうが、どうもイマイチ。
ラベッシにもっといいパートナーがいてくれると、まだまだ輝くはずなのに。
早くJ・デニスが戻ってくることを祈る。
なかなかナポリの試合を見ることができず、もっといい状態のときに見たかった。
マラドーナがセットで呼ぶ2トップが爆発するシーンが見たい。
引いて守るだけでなく、3バックとウイングバック、それにガルガノが連動する守備も楽しみだったのに・・・。
また上へ這い上がってくると信じてる。

スコア 2-1

<得点者> 
フィオレンティーナ  サンターナ、モントリーボ
ナポリ        ビターレ
~愛丸's MVP~
モントリーボ(09年、ヴォオラに初勝利を呼び込んだのはこの男。まだまだ組み立て、崩しの局面で輝けるはずで、更なる飛躍を望む)

エバートン-アーセナル

2009-01-29 22:15:33 | プレミアリーグ
観戦日 1/29(木)       
 
愛丸’s チェック        
FA杯の絡みでどちらも過密日程を強いられてる。
とくにエバートン。
2試合連続でマージーサイドダービーを戦い、このアーセナル戦の後は日曜にユナイテッド戦。
それでいて、ミッドウイークにはFA杯の再試合で、またまたダービー。
FWにけが人だらけの状況でどうこの窮地を乗り切っていくのか。
ただ、結果はそれなりに出せてる。
負けないサッカーが板に付いてきたし、ここもグディソンパークってことで、うまく戦えるかも。
アーセナルもなんだかんだで結果は残せてる。
不甲斐無い試合内容でも、最後には得点してぎりぎりで追いついたり、勝ち越したり。
いつまでこんなサッカーを続けるのかわからないが、セスクが戻ってくるまではこん
んな状況だろう。

ビッグ4相手に善戦はするがなかなか勝てないエバートン。
ケイヒルをトップに置く、イングランド版ゼロトップが板に付いてきたエバートンだが、アーセナルには滅法相性が悪い。
アーセナル自体の調子も悪いから、なんとかなりそうな気もするが、ダービーの連戦で、フィジカルは万全じゃないかも。
この戦い、5、6位対決で、勝ち点差は5。
この結果で順位が入れ替わるってことはないだろうが、モチベーションは高いはず。
フェライニがサスペンション明けで戻ってきて、アルテタも休養明けで戦列復帰。
メンバーはトップ以外揃った。
ケイヒルの状態がよく、もうエバートンに純粋なCFはいらないかも。
フェライニがトップ下でいい動きをしてたし、出ずっぱりの両サイドのオズマン、ピーナールも攻守によくやってた。
ホームだけあって、試合の主導権を握ってたのは間違いなくエバートン。
ダービーみたいに引いて守りきるサッカーではなく、しっかり攻撃にも重点を置いてたし、これなら勝てる可能性はあった。
ケイヒルの技ありヘッドで先制し、90分はこのリードを守ってた。
それが、エバートンにとっては魔のAT。
左でキープしてれば、流れが変わらず、行けたかもしれんが、不用意な縦パスが・・・。
詰めが甘かった。
フェライニ、オズマン、ピーナールと時間の経過とともに運動量も落ち、疲労感たっぷり。
これはいたしかたないか・・・。
アルテタもセントラルMFの位置に入ると、いまいち持ち味が発揮できない。
フェライニとの共存に問題があるとは思えないから、使うなら右のサイドに出してた方がいいかも。
このファンタジスタを埋もらせとくわけにはいかないだろう。
安定した守備を見せてたエバートンだったが、個の力に勝ち点2を失ってしまった。
アーセナルはまたまた最近のパターンで負けることはなかった。
全くもって点は取れず、このまま負けてしまうのかと思わせといて、ぎりぎりのところで勝ち点1をもぎ取った。
ベントナーを投入し、この男が救った試合が続いてたが、この試合では、この3トップが機能したわけではない。
ジュルーからのロングパスをV・ペルシが見事なトラップから、左足を振りぬいた。
これれは個人能力で奪った貴重な同点ゴール。
そう簡単に決めれるものではなかったし、V・ペルシひとりを誉めるべき。
アーセナルの時間がなかったわけでもなく、守備がバタバタしてたわけでもないが、どうも今のアーセナルに魅力を感じない。
流れる展開はないし、使われる中盤の選手がピリッとしない。
ナスリも90分輝き続けることはできないし、アデバイヨールもムラがある。
一番問題がありそうなのが、SBの攻撃参加。
ここが積極的じゃないから、攻撃に幅と厚みがでてこない。
いいときのアーセナルはクリシ、サニャがとてもDFとは思えないほどアップダウンを繰り返してくれる。
今はそれが・・・。
ここがうまく機能してくれれば、もうちょっと簡単に相手を崩せそうな気がするが。
まだまだ完全復活ってまではいかないだろう。
けが人の復帰を待つしかない。
ベンゲルはエバートンまで優勝の可能性があるみたいなコメントをしたみたいだが、CL圏に入り込むのが精一杯なのでは?

スコア 1-1

<得点者> 
エバートン   ケイヒル
アーセナル   V・ペルシ
~愛丸's MVP~
ケイヒル(このゴールがこの男のイングランドでの100ゴール目。すっかりトップの選手に。けがしたのは気になるが、この男に頼る部分は大きい)

マジョルカ-バレンシア

2009-01-28 22:01:30 | リーガエスパニョーラ
観戦日 1/28(水)       
 
愛丸’s チェック        
マジョルカは現在19位。
どっぷり降格圏に沈んでる。
この試合から後半戦に突入するわけだが、気持ちを入れ替えて戦っていかないと、セグンダへってことになる。
昨シーズンの主力がいなくなり、チームを作るのに苦労したマンサーノだったが、ここらへんからしっかりチームとして機能させてくるかも。
バレンシアはミッドウイークのコパでビジャ、ホアキンが負傷。
ここまでチームを支えてきた選手たちがいなくなってどうなるか。
ただ、選手がいないわけではない。
エメリがうまくやりくりしてくれるだろう。
ただ、チーム全体がコパに集中してるみたいで、エメリはそれを危惧してたが・・・。
うまくまとまらないと、降格圏のチームに足元を掬われるかも。
ここ最近、失点も多いし、強さが感じられなくなってきてる・・・。

マジョルカはとても19位のチームとは思えない戦いぶりだった。
どちらが4位なのか全くわからなかった。
高い位置からのプレスは有効的だったし、そこからの攻撃もうまくやれてた。
こんな戦い方ができてるのに、どうして19位なんだろう。
この試合だけ見てれば、バレンシアの方が19位のチームみたいだった。
このマジョルカで輝いてるのが、アドゥリスとフラード。
アドゥリスはビルバオから今シーズン移籍してきて、やっとチームにフィットしてきた感じ。
得点に絡む動きも、周りを生かす動きもしっかりやれてた。
ビルバオでこれぐらいはできてた選手だし、昨シーズンのグイサとまではいかないだろうが、これからもっと経験を積めば。
フラードはアトレチコで泣かず飛ばずだったが、ここにきて、カスティージョ時代の輝きを取り戻してきた。
カンテラのジダンなんて呼ばれてた逸材が、やっと花開いた。
パス出しもいいし、飛び出しもすばらしい。
周りとも連携が取れてるし、周囲の選手もこの男を信頼してる。
これにアランゴ、地元に戻ってきたマルティ、右で効いてるF・バレーラと、誰もが活き活きとプレー。
攻撃だけじゃなく、守備もしっかりしてるし、後半戦のマジョルカは台風の目になるかも。
モヤのけがでこの冬に加入したアワットの存在もでかい。
最後尾で安定したプレーをしてくれてるし、オノ・エスタディではこんな戦い方を多く見せてくれそう。
あとはフエラ。
ここまでとはいかないまでも、しっかり攻撃に転じれれば、もう負けは増えないだろう。
さてさて、問題のバレンシア。
酷いの一言。
ビジャ、ホアキンがいないってことだけでは済まされない。
ここまで復帰していい動きを見せてくれてたD・シルバもここではほとんど見せ場がなかった。
マタも同じ。
ダラダラしっぱなしで、これが4位にいるチームだとはとても思えなかった。
淋しくて涙が出そう。
エメリの選手起用にもはてなマークが。
アルベルダをベンチに置き、ピボーテにはマルチェナとエドゥ。
CBはアルビオルとマドゥーロのコンビ。
普通に考えれば、マルチェナとアルビオルがCBで、ピボーテにはアルベルダってのが正解なはず。
アルベルダのコンディションがどうなのかはわからないが、休ませるってことでベンチだったのかもしれん。
コパに気持ちが行き過ぎてると心配してたエメリだったが、このターンオーバーはエメリもコパにって思われても仕方ない。
守備が安定せず、なおかつGKがグアイタと若いGKだってことを考えると、その前を厚くするのが当たり前。
ここをきっちりしなかったから、前半に3失点。
これではどうしようもない。
リーガ制覇ってのはとうてい無理な話だから、せめてCL圏にはと思っていたが、これも難しいかもしれん。
今シーズンは負のスパイラルの陥らないようになんとかエメリが救ってくれてた印象だったが、今度ばっかりは・・・。
それにしても、左のラテラルのデル・オルノはビルバオ時代の輝きを完全に失ってしまった。
今、全くチームに必要ない。
モレッティもいるし、新戦力のT・カルレトという大器も手に入れたから、もう心おきなく放出してもいい。
あまりにもチームのリズムを崩しすぎた。

スコア 3-1

<得点者> 
マジョルカ   フラード×2、マルティ
バレンシア   ビセンテ
~愛丸's MVP~
フラード(カンテラのジダンと呼ばれてた頃を思い出したかのように溌剌とプレー。点も取れるし、パスも出せる。マジョルカはいい補強をした)

インテル-サンプドリア

2009-01-28 20:15:05 | セリエA
観戦日 1/28(水)       
 
愛丸’s チェック        
前節、アタランタの1-3と大敗したインテル。
モウリーニョは監督人生で2番目に最悪の試合とコメント。
これで、ユーベとの勝ち点差は3に縮まった。
カンピオナートで安泰とまではいかなくなった。
ここらでしっかりチームを引き締めないと、2月にはCLも再開するし、うかうかした状態だと、いつものインテルに。
ユナイテッドという強豪が相手なんだから、完璧なチーム状態だと、勝つのは難しい。
カンピオナートでしっかりチーム状態を上げていきたい。
サンプは冬のメルカートでパッツィーニをヴィオラから獲得。
カッサーノとどんなコンビを見せてくれるか楽しみだったが、期待のカッサーノはこの試合に召集外。
これでどうやってインテルに立ち向かうのか。

インテルがインテルらしさを全く出せなかった。
ズラタンがスタンドからの観戦だったが、この男がいないと、攻撃に厚みがなくなる。
代わりにアドリアーノが先発したが、イライラしっぱなしで、得点シーン以外はほとんど見せ場がなかった。
CKのポジション取りでマークの選手の腹にパンチを入れたり、ファールを取ってもらえず、報復したり、違うところでばっかり目立った。
こんな状態ならズラタンの代役なんて務まるわけがない。
それでも点が取れたのは能力が高い証拠か。
自信は少しずつ回復してるかも。
昔を知ってるだけに、このジュゼッペ・メアッツァでのサンプ戦なんて、あの頃みたいに爆発してくると思ったのに・・・。
3年ほど前だったか、サイドラインを来るDFを全てなぎ倒し、レテしたあのシーンは今でも忘れられない。
楽しそうにプレーできてるときは、強さとうまさを十分に発揮できてたから、うまくメンタルをコントロールできれば。
マイコン、カンビアッソ、スタンコビッチはそこそこのプレーができてたが、その他は・・・。
ずるずる下がるDFで、サンプがボールをキープする時間が多かった。
サンプの最後の精度の低さに助けられ失点することはなかったが、これが王者かと思わせるような試合内容だった。
迫力はないし、安定感も感じられない。
モウリーニョも前半のうちに退席処分になるし、今、チーム状態は最悪かも。
それでも結果は出せたし、こうやって我慢していくしかないか。
カンピオナートはこんな感じで戦っていけば、そうそう首位の座を明け渡すことはないだろうが、問題はCL。
このままではユナイテッドに勝てるわけがない。
ズラタンが全ての攻撃をどうにかしないといけないし、スピードに対応する守備も向上させないと。
問題は山積み。
モウリーニョマジックが炸裂すればいいが、今のユナイテッドはそう簡単に打ち破れる相手ではない。
サンプは自分たちの時間を多く作りながらも、最終局面がうまくいかず、1点も取れず敗戦。
マッザーリのリアクションが全てを物語ってた。
うまくクロスが上げれてたら、楔のボールが正確だったら、ラストパスがしっかり通ってたら、後悔することはたくさんあるだろう。
カッサーノがいないと、崩しの局面で誰も仕事ができてない。
パッツィーニはある程度のボールならキープしてくれるし、もっとここに絡む選手の数を増やすべきだった。
さすがのパッツィーニもひとりではインテルのDFに勝つことはできない。
できが悪くてもインテルはインテル。
うまくチームで戦うことができたら、この試合でのインテルなら、勝つことができたかもしれん。
いいところで雑なプレーが目立ったし、サンプもインテルにお付き合いしてた感が。
多くのティフォージが駆けつけてくれたから、いいところをもっと見せたかったはず。
降格圏のトリノと5ポイントしか差がなく、こんな感じで試合を進めていけば、降格ってこともあり得る。
ジェノアが4位と奇跡的な順位で奮闘してる今シーズン、ライバルに負けたくないはず。
ここから踏ん張ってもらいたい。

スコア 1-0

<得点者> 
インテル   アドリアーノ
~愛丸's MVP~
マイコン(この男が攻撃に絡んでこないと、全くといっていいほど魅力のない攻撃だった。今、ズラタンとこの男に全てがかかってる)

リバプール-エバートン(FA杯 4回戦)

2009-01-28 18:01:36 | プレミアリーグ
観戦日 1/28(水)       
 
愛丸’s チェック        
先週末はプレミアの舞台で行われたマージーサイド・ダービー。
今週はFA杯でのダービー。
こうもダービーが続くってのは選手、サポーターとどんな気分なんだろう。
プレミアでのダービーみたいに、ここもドローってことになったら、再試合でまたダービーってことに。
先週末と同じような展開になることは間違いないが、リバプールは更に攻撃的に行くはず。
それと、注意するのはセットプレー時の守備。
流れに中ではしっかり守れててたから、ここにだけ細心の注意を払わないといけない。
エバートンも同じような戦い方でくるはず。
トップの選手が戻ってくるわけでもないし、とにかくしっかり守ること。
守って、守って、カウンターから活路を見出さないと。
最悪、ゲディソンパークで行われる再試合に持ち込んでもOKなはず。

FA杯でのダービーはプレミアでのダービーと違った展開になった。
なんと先制したのはエバートン。
押されっぱなしの中、やっと手に入れたCKからきっちり得点。
リバプールはまたしてもセットプレーからの失点となった。
ラファは何度もビデオをチェックして、セットプレーでの守備を研究したというコメントを残してはいたが・・・。
あれだけ攻め込んでる状況で、最後の最後を崩せず、苦労してた矢先の失点だった。
エバートンがうまくやったことを誉めるべきなんだろうが、同じように失点するリバプールにも問題がある。
この後は、ピンチというピンチを迎えなかったわけで、ここを乗り切ってたたら、無駄に試合数を増やすことにはならなかった。
この試合、プレミアと変わってR・キーンを使う2トップは封印した。
昨シーズンの後半から猛威を振るったF・トーレスのワントップ。
やっぱりこれが一番しっくりきてる。
誰もが動きやすそうだった。
ただ、これはエバートンにしっかり見極められてたのか、なかなか最終局面を打開できず。
いいパス回しで、ボールをキープできても、シュートまで持ち込めないことが多かった。
ある程度リトリートしてるエバートンの守備は、ゴール前だけは崩されないようにしっかり守ってた。
こうなると、F・トーレスひとりでここに立ち向かうのは無理がある。
カイト、バベル、ジェラードあたりがここに絡んでこないと・・・。
最終ラインが低く設定されてるから、X・アロンソが裏を狙うロングパスを出せず、サイドをえぐっても、なかなかチャンスにならなかった。
追いつくなでにそうとう苦労してたが、ゴールをこじ開けたのは、やっぱりF・トーレスとジェラードのコンビ。
F・トーレスがDFを引き付け、自慢の個人技からのヒールでのスルーパス。
これにジェラードがうまく抜け出し、左足を振りぬいた。
低い弾道のボールはハワードの足元をすり抜けゴール。
ハワードは中途半端な対応で止めれなかったシュートではなかったんだろうが、GKが一番反応しずらいところにジェラードはシュートを放った。
組織的にしっかり守られた局面を打開するには、高い個人能力が必要。
この後に点を取れそうなシーンも多く見られたが、ここからはまたエバートンの鉄壁の守備を崩せず。
2月4日にまたまたダービーが実現。
エバートンはほぼプラン通りに試合を運べたはず。
得意のセットプレーからきっちり得点し、後は守りきることだけをやれればよかった。
ただ、相手の能力がちょっと高すぎた。
それに不運も重なり、ドロー。
これもD・モイーズは計算済みだったはず。
苦しい台所事情で、ビッグ4を相手にするのは、ここまで必死に守るしかない。
そうなると、自ずとドローに確立は高くなるから、アウエーではドローで御の字だったはず。
それでも先制できたんだから、ここは勝ちたかったはず。
あまり試合数を多くしてしまっては、けがの心配もでてくるし、選手の疲労ってのも気になる。
後は気持ちでなんとかするしかない。
オズマンなんか攻撃で顔を出すシーンはなく、サイドのふたりも守備で目立つシーンが多かった。
グディソンパークでの再試合は、ここまで守備的に振舞うわけにはいかないだろうし、もうちょっと攻撃に工夫を持たせてもらいたい。
マイボールにしてれば、相手に点は取られないわけだし・・・。

スコア 1-1

<得点者> 
リバプール   ジェラード
エバートン   レスコット
~愛丸's MVP~
F・トーレス(状態はかなり上がってきてる。あの得点シーンでのヒールパスはこの男にしかできない芸当かも。もっともっと切れきれのF・トーレスが見たい)

カーディフ-アーセナル(FA杯 4回戦)

2009-01-27 14:52:43 | プレミアリーグ
観戦日 1/27(火)       
 
愛丸’s チェック        
昨シーズンのFA杯のファイナリストのカーディフ。
惜しくもポーツマスに破れはしたが、いい試合はできてた。
今シーズンも快進撃を披露したいだろう。
熱いサポーターが有名なクラブで、チームをしっかりサポートしてくるはず。
力では完全にアーセナルが上だが、カーリング杯ではバーンリーがアーセナルに土をつけたわけで、カーディフにもできないことはないだろう。
なかなかプレミアで調子が上がらないアーセナルだが、このFA杯ではしっかり結果を出したいはず。
ベンゲル体制になって、初めて格下に負けたカーリング杯とか、いけてない今シーズンだが、そろそろ本気を出してもらいたい。
チーム力では完全に上だし、セスクがいなくても、しっかり勝つことはできるはず。
無駄に試合数を増やしたくはないはず。

カーディフはなんとかドローに持ち込むことができた。
熱いサポーターたちもどこか勝利を狙うというよりは負けないサッカーをしてくっればって感じだった。
気持ちのこもった応援は感じられず。
選手たちも、しっかり守って、エミレーツに行こうって試合展開だった。
ボールを繋いで、チームで崩すというよりかは、放り込んでの裏狙い。
イングランドらしい戦い方で、アーセナルが一番嫌がる攻撃だが、なかなか崩すまでには至らなかった。
選手個々の能力もあるんだろうが、迫力がなかった。
よかった選手は左にいたマコーマック。
独力での突破もあったし、なんときっても積極的なミドルを狙う姿勢がよかった。
枠に飛ぶのもあったし、可能性を感じたのはこのミドルぐらい。
突破という点では右のバークもまずまず。
レンジャースで見たことがある選手で、いつカーディフにやってきたかはわからないが、レンジャース時代よりはインパクトに欠けた。
ただ、このチームでは異彩を放つ存在であることに変わりはない。
カーディフはウエールズのチームなんだが、レンジャース出身者が多く、スコトランド人も多い。
果たしてどういうチーム作りなんだか。
守備ではDFラインの誰もがからがを張ってのプレーでアーセナルを押さえ込んだが、一番はやっぱりGKのエンケルマンか。
昨シーズンのFA杯ファイナルでも魅せてくれたが、このベテランの存在はチームを助けてる。
慌てないセービングで、V・ペルシのシュートをしっかりからだの中心で止めてた。
この戦い方でエミレーツでの再試合も行くんだろうが、これだと点は取れないかも。
PK戦まで持ち込む気なのかもしれんが、アーセナルがこんなダラダラしたままだとは思えない。
我慢の展開になることは間違いないだろうから、カウンターから点が取れれば。
おもしろい試合を期待。
アーセナルは最初から最後までスピードアップできず。
これがアーセナルかと疑いたくなった。
最近、こういう試合内容をよく見ることがあるから、それほど驚かなかったが、最後にはきっちり結果を出してたのに、この試合は不発。
ベントナーがアデバイヨールに代わって先発だったが、結果が出てるのは、逆パターン。
ベントナーは途中出場の方が燃えるのかもしれん。
点が欲しい状況での3トップもそう毎度成功するわけがない。
とにかく、アーセナルはモチベーションが低すぎた。
FA杯やら、カーリング杯で下部のチームと対戦するとき、全力でプレーするってのは、難しいのかもしれんが、ここをキャプテンたるものがチームを鼓舞しないと。
アーセナルにはその選手がいない。
ユナイテッドには、こういう選手が多くいるのに、アーセナルには・・・。
この試合、昨シーズンまでカーディフでがんばってたラムジーが先発したが、なかなか魅せることはできなかった。
ブーイングの中やりずらかったのかもしれんが、これもまた経験。
持ってるものがすばらしいのは、昨シーズンのFA杯ファイナルで見てるから、それを早くアーセナルでも見せてもらいたい。
それにしても、セスクがいないアーセナルはこんなものなのか?

スコア 0-0

<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
マコーマック(積極的な姿勢が報われることはなかったが、この姿勢はエミレーツでも貫き通してもらいたい)

R・マドリー-デポルティボ

2009-01-27 12:53:19 | リーガエスパニョーラ
観戦日 1/27(火)       
 
愛丸’s チェック        
前半戦を終了して、なんとか2位につけてるマドリー。
バルサとの勝ち点差はかなり開いてるが、まだまだシーズンは半分残ってる。
しっかり結果は出せてるし、あとは内容。
オランダ人たちが、ロッベン並みにプレーできれば、もっといいサッカーができるはず。
J・ラモス体制で、結果は出るようになったから、あとはやりたいサッカーが浸透すれば、強いマドリーが帰ってくるはず。
デポルはリアソールだと、18年マドリーに負けてないんだが、ここ、サンチャゴ・ベルナベウとなると、まるっきりマドリーに歯が立たない。
カーサでの試合が、フエラでもできれば。
バレロンに期待しながら、シーズンドブレをやってのけてもらいたい。

なんとかマドリーは結果を残すことができたが、輝いた選手は数少なかった。
ロッベンはこの連勝に貢献してる状態のまま、この試合もしかり輝くことができた。
4試合連続得点とまではいなかったが、マドリーで一番チームへ貢献。
あのスピードは今世界一かも。
後半の終了間際に、自陣からドリブルを開始し、シュートまで持っていったシーンは圧巻だった。
どうしてボールを持ってドリブルしてる選手に、ただ走ってる選手がついていけないのか。
もうロッベンのスピードは群を抜いてる。
マドリーの選手もついていけてないから、個人で勝負するしかない。
ここをチームとしてうまく使うことができたら、得点パターンも増えるはず。
絶好調のロッベンを囮として使う手もある。
ラウル、イグアイン、スネイデルあたりがうまく絡めれば、自ずと結果はでるはずなんだが・・・。
今のマドリーは個人でやりすぎ。
全体がまとまれば、バルサにも匹敵するぐらいのメンバーなんだから、これだけ差は出ないはず。
とにかく今はロッベンに全てを賭けるしかない。
問題は選手交代。
この試合はスネイデルからV・デルファールト、ラウル、イグアインからフンテラール、ドレンテ。
何かが悪いとは思わないが、ラウルは残してもらいたかった。
得点も挙げてるし、リーガでの得点があとひとつであのディ・スティファーノに並ぶという状況で、交代とは・・・。
マドリーは今シーズンリーガでは途中出場の選手がゴールを決めてない。
これはチームとしての問題だけとは思えないが、フンテラールに経験を積ませるなら、先発で使うべき。
比較的楽な相手が続くから、ここで使っていけばいい。
イグアインの状態が開幕の頃にないので、ラウルとフンテラールの2トップをもっと見てみたい。
能力はある選手だし、早くチームになじむことが一番。
すかっとした勝ち方ではなかったが、バルサとの勝ち点差は広がることはなかった。
内容はまた次の機会にってことで。
デポルはリアソールの再現とはいかなかった。
バレロンがひさびさのスタメンで、何度かさすがってプレーを見せてくれたことには満足。
スーペルデポルの象徴だったわけで、あの頃ぐらいやれるとは思えないが、まだまだやれるはず。
ボディポに出したスルーとか、素敵なサイドチャンジとか、今のデポルに必要な仕事をやってのけることができてる。
ベルデゥがこれぐらいやってくれたらいいんだが、まだまだこの域には・・・。
それでもベルドゥも一緒にプレーすることで、いい経験になるし、早くバレロンに楽させてあげないと。
前節、グアルダードがけがで戦線離脱したんだが、今度はボディポ。
やっと帰ってきたと思ったら、ハムストリングのけがで前半で引っ込んだ。
今、デポルは呪われてるかも。
せっかく、今シーズンはヨーロッパの舞台が狙える位置にいるのに、けが人続出では、この順位を保てるかどうか。
もうこれ以上けが人は出したくはないはず。
ラフィタあたりが、もっと輝くような出来になってくれれば、結果がついてくるはず。
カシージャスじゃなかったら、ラフィタのシュートは決まってたかっもしれん。
つきもデポルにはなかった。

スコア 1-0

<得点者> 
R・マドリー   ラウル
~愛丸's MVP~
ロッベン(あのスピードはもう誰にも止められない。自分でも絶好調というぐらいのでき。けががなかったら、もっともっと輝くことができる)

マンチェスターU-トットナム(FA杯 4回戦)

2009-01-27 11:33:26 | プレミアリーグ
観戦日 1/27(火)       
 
愛丸’s チェック        
ミッドウイークにカーリング杯のセミ・ファイナル2legを戦った両チーム。
どちらもファイナルに駒を進めたが、勝ち方は両極端。
今のチーム状態をあらわす格好に。
ユナイテッドは10人ばかしけが人を抱えてる状況だが、それでも安定した戦いはできてる。
無理して使わんでも、チームになってるところがすごい。
ただ、パフォーマンスは低下気味で、相手を圧倒するような勝ち方はなかなかできてないが、結果はしっかり出せてる。
スパーズも同様にけが人が多い。
それでも、このチームは無理をしないといけない。
プレミアに力を入れたいみたいだが、FA杯をないがしろにできるわけもないし、かなり難しい状況に。
勝利がいい薬になるはず。

ユナイテッド、ここもしっかり結果を出し、次のラウンドへ。
あのメンバーでチームとしてまとまったスパーズが相手だったら、難しい試合になったかもしれんが、混乱中のスパーズなら簡単に勝つことができる。
先制され、試合自体はおもしろいものになったが、ユナイテッドは慌てず騒がず逆転した。
今、慌てるシーンを見せてないチームは世界でもバルサと、このユナイテッドぐらいか。
逆転できる自信があるんだろう。
攻守の要が不在でも、この勝ち方ができるわけで、ベストメンバーが揃うと、イングランド初のクアドルプルもやってのけることができるだろう。
この試合も、テベス、ベルバトフの2トップだったが、試合を重ねる毎に、なんとか見れるようになってきた。
見事なコンビネーションってわけではないが、ふたりの位置関係がしっかり取れるようになった。
どちらもワールドクラスの選手だし、経験を積めば、これぐらいは当たり前。
ふたりの関係で得点ができれば、もっとよくなってくるはず。
ルーニーが復帰するまでは、このふたりでやっていくしかない。
C・ロナウドがあの輝きでプレーしてくれれば、もっと問題ないんだが、ここが問題。
こんなパフォーマンスだったら、バロンドールもFIFA最優秀選手も剥奪すればいい。
今はメッシの足元にも及んでない。
疲れからくるものなのか、モチベーションの低下なのか、早く状態を上げてきてもらいたい。
トシッチなる冬に獲得した選手が左で輝くようだと、うかうかしてられない。
右ではウェルベックが及第点の活躍だったし、C・ロナウドはもう絶対的な存在ではない。
こんな問題があっても、守備ではヴィディッチを中心に安定してるし、不安定だったフォスターもなんとか1失点に抑えることができた。
若い選手も続々出てきてるし、カップ戦で経験を積ませ、更に選手層が厚くなってきてる。
スパーズは最下位20位と同勝ち点で、どうしてもプレミアに重きを置きたいところ。
それでもFA杯は伝統的なカップ戦だし、ここで手を抜くようなことがあると、メディア、サポーターに何言われるかわからない。
使える選手でしっかりしたチームを作っていかないと、レドナップの今後にかかってくる。
そうすると、プレミアでベストの戦いができなくなり、この最悪の順位から抜け出せなくなる。
勝利を重ねることが、チーム状態をアップさせることになると思うが、この勝利といくことが・・・。
アウエーでは全く結果が出せず、レドナップ以前のスパーズに逆戻り。
この試合でも、なかなかパブリュチェンコにボールが入らず、期待のモドリッチも全く仕事ができなかった。
ベントリーもローバーズでの輝きがなく、ドス・サントス、デフォーも何も仕事ができてない。
守備での不安定さを露呈したわけではないが、ユナイテッドがしっかりボールを回しだすと、手も足もでなかった。
マイボールの時間が少ないと、いい攻撃ができわけがない。
カウンターになっても、疲労からか、選手の上がりが遅く、チャンスにすらならない。
何か打開策を見出さないと、FLCに降格なんてことも。
この敗戦で、ひとつのコンペティションから姿を消したわけで、ちょっと日程的に楽になれたか。

スコア 2-1

<得点者> 
マンチェスターU  スコールズ、ベルバトフ
トットナム     パブリュチェンコ
~愛丸's MVP~
テベス(スパーズのカウンターを許さなかったのはこの男のファーストディフェンスが効いてたから。後はゴールが生まれてくれれば・・・)

バルセロナ-ヌマンシア

2009-01-26 21:44:09 | リーガエスパニョーラ
観戦日 1/26(月)       
 
愛丸’s チェック        
ヌマンシアカーサのロス・パハリートスの開幕戦ではなんとヌマンシアが勝利。
こんな番狂わせは最初で最後だったか。
バルサが負けるなんて、今は全く想像できない。
マルケスがコパで負傷したみたいだが、この事態もなんらチームに影響を及ぼさないはず。
イニエスタが戻ってきた攻撃陣は充実する一方だし、ヌマンシアがこれを止めれるとは思えない。
慢心だけが、心配だが、ここはペップがしっかりチームを引き締めてる。
ヌマンシアは2匹目のどじょうを狙ってるはず。
今シーズンのバルサ相手にドブレをやってのけることがあれば、これは世界がひっくり返るような事態。
実力を考えて、バルサをセロに押さえ込むことは不可能だから、取られた後に取り返すことができるかどうか。
エンパテでも優勝したような騒ぎになること間違いなし。

バルサがもう止まらない。
前半は、引いて守ってくるヌマンシアを崩せずにいたが、ここでしっかり形を作り、後半の早い時間に得点。
自慢のトリデンテが全員得点し、終わってきたら、またまた圧勝劇。
カンプノウのクレは大満足だろう。
あのドリームチームと比べられるまでのチームになってるわけでが、もうそれを超えるのも時間の問題かも。
この試合、イニエスタが中盤のトリデンテの一角を占めたが、これがまたよかった。
パスの出所がチャビとイニエスタとふたつになるわけで、相手はそうとう守りにくいはず。
それにイニエスタはドリブルでの突破もあるし、このバルサのカンテラ出身者ふたりのファンタジーは見ててうっとりするものだった。
これにメッシ、エトー、アンリが絡んで、どんな強固なDF陣を持ってしても、止めるのは不可能かも。
今すぐにでも、ユナイテッドとの対戦が見てみたい。
エトーが練習中に精神的な不安定さを出し、ペップが練習を引き上げさせた事件が起こったらしいが、これもこの試合にな何の影響もなかった。
またエトーが内紛をなんて期待をしたんだが、今のバルサはそれにもびくともしないみたい。
どこから崩れるのか、小さい隙すらない状況。
攻撃は最大の防御とばかりにD・アウベス、アビダルと果敢にオーバーラップを仕掛け、その裏のスペースなんか気にしなくてもいぐらい、攻め込んだ。
相手はもうちょっと強くなると、そうも言ってられないかもしれんが、このぐらいの相手なら、これでいい。
どこからでも攻撃できるし、守備も安定してる。
選手個々の状態もいいし、このままCLに突入したはず。
何が原因でチームが混乱するかわからない昨今、バルサには何も心配いらないだろう。
強いし、まとまってるし、魅力的だし、完璧なチームとはまさにこのことか。
早くどこか止めてくれないと、3月ぐらいには優勝が決まってしまうかも。
ヌマンシアは前半は完璧な戦い方ができてた。
4バックの前にパラシオスを置く、4-1-4-1システムが高い次元で機能してた。
ゴール前に壁を作り、あのバルサの面々が放つシュートを体を張ってブロック。
イニエスタのいい飛び出しからの決定的なシュートは、J・パブロがスーペルセーブ。
前半はほんとにあの開幕戦のようなできだったことは間違いない。
ただ、後半、長い時間耐えることができなかった。
イニエスタの右への長いパスでオフサイドを取りそこない、D・アウベスに進入され、最後はメッシに決められてしまった。
DFラインに人を多く割いてたため、ラインコントロールがうまくいかなかった。
2点目もエトーにオフサイドを掻い潜られての失点だけに、ここがうまくいってれば、エンパテ・ア・セロという大金星を上げれたかもしれん。
2-0の状況で、バルケロのFKが炸裂したときはちょっと夢を見れたかもしれんが、現実はそんなに甘くない。
一度崩されたDF陣が立ち直ることはなかった。
ただ、前半だけの戦い方を見たら、強豪との対戦で自信が持てるはず。
欠陥も見つかったわけで、そこをうまく修正できれば、なんとかなるかもしれん。
降格圏にいるわけではないが、順位はひとつ上なだけ。
安泰なわけでもなく、来季もプリメーラで戦うために、ここをうまく乗り切らないと・・・。

スコア 4-1

<得点者> 
バルセロナ   メッシ×2、エトー、アンリ
ヌマンシア   バルケロ
~愛丸's MVP~
イニエスタ(この男の中盤での輝きでチームは更に強さを増した。チャビの負担も軽減できるし、攻撃の幅も出る。バルサにはいい選手が多すぎる)