愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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日本-トーゴ(国際親善)

2009-10-14 21:35:52 | 日本代表
観戦日 10/14(水)       

愛丸’s チェック
10月3連戦で、ここまでは結果を出せてる日本。
ただ、相手のモチベーションが・・・。
ヨーロッパでの戦いがああだっただけに、まだ安心できる内容ではない。
今日の相手トーゴも、10日にカメルーンに破れ、W杯の出場が閉ざされた。
中4日で、なおかつアフリカからの移動。
状態もモチベーションも期待できるものではない。
この親善試合も、参考になるかどうか・・・。
それなら、大量点でいいイメージは植えつけたいところ。
そんなに試合を重ねれるわけではないので、こういう試合を大事に戦っていかないと。
重要視するのは守備ではなく、攻撃。
しっかり相手を崩して点が取れるかどうか。
ここらで日本の形ってのを見つけたい。

トーゴの出来があまりにも酷かったから、これが参考になるかどうかわからないが、攻撃に関しては、問題ない試合。
岡崎、森本の2トップってのが、今後の日本の軸になっていく。
泥臭くゴールを狙う岡崎と、フィジカルを活かして、相手DFに負けない森本。
このふたりはなかなかのコンビになるはず。
これをそのまま続けていってもらいたい。
もうJでいくら活躍する選手が出てこようが、ここに割って入るのは無理だろう。
岡崎のあの得点感覚は群を抜いてるし、森本のDFを背負ってのあのテクニックを持ち合わせた日本人は他にいない。
セリエであれだけやれてる選手だから。
それにしても、これまでなかなかニアにつめてゴールをって形が生まれてこなかった日本だが、この試合はこの形でしっかり点が取れた。
やっぱり、こういうパターンじゃないと、なかなか点は生まれない。
先制点は森本がしっかりニアでつぶれてくれたから、岡崎のゴールが生まれたし、2点目もしっかり岡崎がニアに入ってきたから。
高さ勝負を世界に挑んでも勝てるわけがないし、やっとこういうプレーができるようになったかと、安心できる2トップだった。
ここにクロスを入れる選手たちにも工夫が見られたし、相手が強くなっても、この攻撃を貫いてもらいたい。
それにしても、森本って選手は何か持ってる。
代表初ゴールを挙げたわけだが、あの得点は誰も真似できないだろう。
マークについてるディフェンスをしっかりブロックし、左足のトラップは右足を振りやすいようにしっかりできてるし、シュートも正確。
こうでないと、セリエの舞台ではやっていけない。
プロビンチャのチームに所属してるが、相手にするのはプロビンチャだけじゃない。
インテル、ユーベ、ミランなんかの強豪チームのDFを相手に戦ってるわけで・・・。
岡田が今後とち狂うことなく、この2トップを使い続ければ、それなりに世界と渡り合えるかも。
中盤は、守備的に振舞うシーンもなく、問題点はなかったが、どうもトーゴのダラダラ感に合わせるシーンも目立った。
高い位置でボールを奪えても、そこからすばやくってシーンがなかったのは残念。
世界が相手となると、ネガティブ・トラジションはしっかりやれるはず。
ただ、これでは点を取ることはできない。
しっかり守れたにしろ、点を取らないことには勝ち点は積み上げれないわけで、そうなると、大事なのは、ポジティブ・トラジション。
ここがスムーズにいけるかどうか。
森本という起点を手に入れたわけだから、いち早くここにボールを預けて、全体がしっかり押し上げる。
サイドに開ければ、中ではちゃんとつめてくれるFWがいるわけで、こういうダラダラした試合でも、やることはやんないと。
あの時間に先制し、トーゴはそこからやる気がさらになくなり、試合のおもしろさが欠けたが、まだ日本は見せれた。
後半、森本を下げ、大久保を投入し、遠藤に代えて本田圭と変則的な3トップにしたが、これはオプションにならない。
大久保は森本を組ませた方が活きてくるだろうし、今後、2トップを崩さない方がいい。
いいイメージを植えつけれた、この3連戦だったが、これで、岡田が掲げるW杯ベスト4が狙えるかと言うと、まだまだ。
ただ、自信はついたはず。
早々に目標をグループ突破に変更して、現実的に戦ってもらいたい。

スコア 5-0

<得点者> 
日本   岡崎×3、森本、本田圭    
~愛丸's MVP~
岡崎(これだけやってくれると、もう代表のFWのファーストチョイスに。森本とのコンビもいいし、この2トップが世界にどれだけ通用するか見てみたい)