愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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アストンビラ-バーミンガム

2008-04-24 20:16:44 | プレミアリーグ
観戦日 4/24(木)       
 
愛丸’s チェック        
この大事な時期でのバーミンガムダービー。
ビラはここ2試合大量得点で連勝中。
ビラは開幕直後とシーズン終盤にはめっぽう強い。
ここにきての好調さでインタートトカップに照準を合わせてたのが、UEFA杯へ方向転換。
今のビラにならそれが可能。
バーミンガムは18位のボルトンが前日ボロ相手に勝利し、このダービーに負けると降格圏に落ちてしまう。
アウエーとは言え、どうしても勝ち点3が欲しいところ。
ダービーだし、いつも以上の力を出して戦うことができるはず。

試合は、現在の力関係がまざまざと出たものになった。
ビラはこの試合でも5得点を挙げ、この3試合で15得点。
今、プレミアではユナイテッドよりも強いチームかもしれない。
前半の前半はバーミンガムの攻撃をしっかり受け、バリーのミドルでチャンスを作ってからゴーサイン。
ここから一方的な試合展開に。
カリューがトップでしっかり基準になり、今売り出し中のアグボンラホールとA・ヤングがチャンスメイクしながらフィニッシュにも絡んでた。
この前の3人だけでなく、中盤のバリー、S・ペトロフもフィニッシュに絡んでた。
これだけ攻撃に参加してくるとバーミンガムのDF陣はどうすることもできなかった。
かろうじてテイラーがグッドセーブを連発し、ことなきを得てたが、それが長く続くことはなかった。
メルベリの攻撃参加からのクロスをフリーのA・ヤングがダイレクトボレー。
見事なゴールだった。
これがゴールラッシュの幕開け。
この後、カリューが2得点、A・ヤングも1点を追加し、最後はアグボンラホールがとどめの一発。
自慢の攻撃トリオがしっかり得点できた。
流れるようなパスはアーセナルみたいだし、高い決定力はユナイテッド並み、相手に隙を与えない守備力はチェルシーを彷彿させるものだった。
今、CLのセミ・ファイナルに飛び込んでも結果が出せそうな戦いぶり。
ここでの勝利でUEFA杯って目標がさらに現実的なものに。
DFライン、中盤の3人、で、攻撃を担う3人、どれも充実してるし、しっかり自分たちの仕事がこなせてる。
それに自信もたっぷり。
これがシーズンフルでやれたなら、CL圏も夢ではなかったのに。
さすがオニールと思わせるような戦いぶりだった。
この戦力に多少の肉付けができれば、来シーズンプレミアで一番おもしろい存在になりそう。
メルベリが抜ける穴をしっかり埋めることができれば、守備面でも問題はないはず。
できれば攻撃的なSBを加えたい。
同じ地区のライバルがこれだけいいサッカーを展開してるのに、バーミンガムは前半の早い時間だけペースが握れた。
その他はやられる一方。
これだけおもしろいようにやられるとそこまでショックは残らないかも。
ボルトンが勝ってるため、この敗戦でバーミンガムは降格圏の18位に。
もう負けられない戦いばっかりになった。
ここで勝ち点1でも取れれば、なんとか次節のリバプール戦はドローでもって展開になったのに。
マクリーシュ監督はどうもスコティッシュにこだわりすぎのような・・・。
どうして最後までマクファーデンを残したのか。
ここを一刻も早く代えるべきだった。
前半からなんのインパクトも残してなかったし、効果的な動きもひとつも見せれてなかった。
攻撃的な交代をしたときにこの男に代えてフォルッセルで、違いを生み出せるサラテは残すべきだった。
それとジェロームの使い方。
この男はサイドが本職ではなく、これならサラテとの2トップにしてマクファーデンなんか使わなければいい。
どちらが魅力的が誰が見てもわかりそうだが・・・。
バーミンガムはスコットランド色を早く拭い去らないと手遅れになる。
サラテのプレーを移籍後初めてみたが、ドリブルの切れはまずまずだったが、うまくチームに溶け込んでない。
それだったら、昨シーズンのテベスみたいに独力でチームを残留に導いてほしい。
サラテならそれができるかもしれん。

スコア 5-1

<得点者> 
アストンビラ   A・ヤング×2、カリュー×2、アグボンラホール
バーミンガム   フォルッセル
~愛丸's MVP~
A・ヤング(決定力も高いし、チャンスメイクもしっかりできる。FKも正確だし、カペッロももう呼ばないわけにはいかないだろう)

トリノ-インテル

2008-04-24 16:40:53 | セリエA
観戦日 4/24(木)       
 
愛丸’s チェック        
降格圏の18位との勝ち点差が4のトリノ。
まだまだ予断を許さない状況。
相手が首位のインテルだろうが、ここはホームオリンピコ、何が何でも勝ち点1は取りたいところ。
ドローが多かったのがこの結果を生んでるわけだが、ここはドローでも万々歳。
インテルはローマとの差が4。
デルビー・ミラノがまだ残ってるし、プロビンチャ相手に取りこぼしは許されない。
果たしてこの難しい試合をどう乗り切るか。

かなりの雨が降る最悪のコンディション。
それでも両チーム、このピッチに足を取られることなく、全力で戦った。
トリノは攻撃で、インテルは守備でしっかり見せることができた。
トリノは何が何でもって気持ちは伝わった。
特に切れてたのがロジーナ。
インテルはこのファンタジスタをなかなか止めることができなかった。
右でも左でもチャンスになってるとこには必ずロジーナがいた。
中へ切れ込んでのミドルもいいものを放ったが、これがゴールネットを揺らすことはなかった。
ステッローネとロジーナが縦関係に並んだ2トップ気味だったが、ここにもう一枚セコンダプンタタイプの選手がほしかった。
ステッローネの周りに人がおらず、ここでもっとボールを拾ってフィニッシュまでいける選手がいてくれたらもっとチャンスは増えたはず。
後半、ステッローネとベントラとの2トップにしてたが、これをもっと早い時間から試してもよかった。
どうしても勝ち点がほしい試合でドローを狙っていったのかもしれんが、プロビンチャのチームがインテルみたいな強豪相手に狙って勝ち点1は奪えない。
それなら肉を切らして骨を断つではないが、正面から打ち合った方がいい結果が生まれたかも。
トリノにはそれができる選手がそろってるのに・・・。
これで降格圏との勝ち点差が広がることはなくなった。
それより縮まったかもしれん。
これだけ魅力的なチーム、それに熱いティフォージがいるチームにはAの舞台を盛り上げてもらいたい。
そのためには守備時の集中力をもっと高めてもらいたい。
あの失点シーンもデッラフィオーレとステッローネでJ・クルスを挟んでいたのに、あんな完璧に決められるなんて。
デッラフィオーレが触れないボールではなかった。
こういうシーンを減らしていかないと、降格ってことが現実になってしまう。
残り熱い魂と90分間切らさない集中力で戦い抜いてもらいたい。
インテルはさすが首位を走ってるチームだけあって、見事な守備を披露。
この点はセリエナンバー1。
この守備陣のがんばりのおかげで虎の子の1点を守りきることができたが、攻撃陣はあまりにもパッとしなかった。
なかなかいい動きとプレースキックを披露していたバロテッリをどうして前半のうちにセーザルに代えたのか。
またまた出ましたマンチーニの不可解采配。
どこをどうみてもバロテッリは元気いっぱいだった。
可能性を感じさせる動きを披露してたし、高いモチベーションも感じられてたからもっと見たかったのに。
2トップを1トップに変更したかと思ったら、後半スアソを投入しまた2トップに戻してたし、これがなんの意味を持ってるのかほんとに不思議。
ここ数試合試されてるバロテッリだが、なんだか末恐ろしい17歳。
インテルの未来をここに感じた。
あれだけ優秀なFW陣が周りにいっぱいいるし、吸収できるものはしっかり吸収してもらいたい。
先制点でのあのCKも見事なボールだだった。
最後までこの男を使ってたら、簡単に追加点が取れ、こんなに苦しい展開にはならなかったはず。
セーザルはフリーでのヘッドを外してたし、攻撃的な選手交代の下手さをマンチーニはここでも発揮した。
それでも勝ち点3を手にしたわけで、また一歩スクデットに近づいた。
問題はデルビーだけだし、このまま逃げ切れることができそう。

スコア 0-1

<得点者> 
インテル   J・クルス
~愛丸's MVP~
サネッティ(ここってとこのあのドリブルは健在。それにチームを助ける守備。このカピターノがチーム与える安定感ってはとんでもない)

アーセナル-レディング

2008-04-24 13:16:19 | プレミアリーグ
観戦日 4/24(木)       
 
愛丸’s チェック        
全てを失ってしまったアーセナル。
CLも敗退し、プレミアもまだ理論上は可能性があるとは言え、普通に考えればよくて2位まで。
これで3年連続の無冠はほぼ確定。
気持ちの切り替えがそうとう難しそうだが、ここはエミレーツに足を運んでくれるファンのためにもしっかり戦ってもらいたい。
2位のチェルシーはユナイテッドもあるし、CLも残ってる。
いつ落ちてくるかわからないから、下からプレッシャーをかけ続けないと。
レディングはここにきての3連敗で降格って二文字がちらついてきた。
降格圏まで3ポイントしかない。
フルアムに負けたのがそうとうショックみたいだが、ここは失意のアーセナルから勝ち点1でももぎ取りたい。

アーセナルはなんとか気持ちを切り替えることに成功してた。
目標という目標がなく、しいて言えばCLにストレートインできる2位にはなんとか入りたいんだろうが、これも他力。
そうなると自分たちのサッカーを貫いて、残りを全勝でいくしかない。
なんとかしてでもって熱い魂は伝わってこなかったが、やるべきことはしっかりできてた。
もっと早くレディングとやりたかったはず。
こういうチーム状態を上げることのできる対戦相手との試合はこんなとこに組まれてるなんてアーセナルは運がなかった。
リバプールとの3連戦で疲労困憊で、なおかつ精神的にも打ちのめされた後にユナイテッド戦って。
その前にはチェルシーとのビッグロンドンダービーも戦っており、アーセナルの戦力ではなかなか難しかった。
テリーが言ってたらしいが、アーセナルには背骨がないとのこと。
チームを支えるイングランド特有の魂が欠けてるってことらしい。
あの流れるような美しいパスサッカーだけでは優勝するのは無理なのか。
こんなこと言われっぱなしってのもなんだか癪だし、ここは来シーズンもこのサッカーを貫き通してもらってプレミアの覇権を奪還してもらいたいものだ。
この試合、セスク、アデバイヨールと今シーズンのアーセナルを支えてきた男たちはいつものようにハイパフォーマンスだったし、V・ペルシもだいぶ戻ってきてた。
ウォルコットもあのスピードを活かした突破が効果的だったし、守備陣が乱れることもなかった。
EUROやらオリンピックやら今夏のオフには代表戦があり、コンディションってことが不安になるが、意外とアーセナルはそんなに代表に選手を取られない。
それを考えると、残ってる選手は夏にしっかり準備をし、おそらくもう長くはないであろうベンゲル体制でびしっとテリーを見返してもらいたい。
レディングはこの大事な時期に4連敗。
この試合での敗戦はなんとなく予想はできたが、もっと魂全開でぶつかってくると思ったが・・・。
フルアムに今季アウエー初勝利をプレゼントしたのがなんとなくわかった。
気持ちがこもってたのはGKのハーネマンと途中出場のコンベイぐらい。
ハーネマンはなんとか失点すまいと必死のがんばりだったが、GKひとりがんばっても限界がある。
あれだけDF陣が集中してないと失点はしてしまう。
2失点で済んだのはハーネマンのおかげ。
最後尾からの熱い気持ちはひとつ前のDFラインにすら届いてない。
攻撃陣もなんとかして点を取ろうと、自ら動いてチャンスを作るような選手はどこにもいなかった。
高い位置でボールを奪うってことも考えてなかったみたいだし、これだと勝ち点が取れるわけがない。
今のレディングこそ背骨がないような気がする。
コンベイみたいに必死でボールを追いかける選手がもっと出てこないと降格は免れないかも。
昨シーズンあれだけ旋風を巻き起こし、いい戦いができてたレディングはもうプレミアにはいないかも。

スコア 2-0

<得点者> 
アーセナル   アデバイヨール、G・シウバ
~愛丸's MVP~
セスク(この状況にも腐ることなくしっかり自分のスタイルを貫いてた。これぞプロ。シーズンが終わるまでこのパフォーマンスを見せてもらいたい)

バルセロナ-マンチェスターU

2008-04-24 11:28:44 | チャンピオンズリーグ
観戦日 4/24(木)       
 
愛丸’s チェック        
カンプ・ノウでのセミ・ファイナル1leg。
優勝候補筆頭のユナイテッドをホームに迎え撃つ絶不調のバルサ。
今シーズン、バルサらしいサッカーを見せた試合が果たして何試合あるのか。
内紛の噂も絶えないし、チーム状態は最悪かも。
それでもメッシ、デコが復帰し、リーガでのカタルーニャダービーの後半はそれなりのパフォーマンスを見せることができた。
このサッカーができれば、ユナイテッド相手にもしっかり戦えそう。
ユナイテッドはまだプレミアとこのCLの両にらみ。
この1legも大事だが、週末のチェルシー戦も視野に入れてるはず。
オールド・トラッフォードでの強さを考えれば、ここは負けないサッカーに徹してくるはず。
不安なSB陣があのテクニシャン達をどこまで押さえ込めるかが鍵。

試合はあのバルサのサッカーが蘇った。
ここまでしっかりポゼッションして戦えた試合を見たのはいつ振りだろう。
やっぱりデコの存在が大きいような気がする。
この男がいるといないとではバルサの攻撃の厚みが全く違うものに。
今シーズンフルで戦えてたらリーガをこの段階で諦めることもなかっただろうし、CLでも楽にここまでこれたはず。
点に結びつくプレーを披露したわけではないが、メッシとのワン・ツーなんかはさすがと思わせるものだった。
けがから復帰のメッシもそれなりにいいプレーはできてた。
ユナイテッドに脅威を与えてたのは事実だが、決定的なプレーを披露するまでには至らなかった。
まだ完全の状態ではないはず。
リーガで更に調子を高め、次週の2legではイングランドのサッカーファンを黙らせるようなプレーを見せてほしい。
キープレーヤー2人がそこそこの働きをしてくれたが、エトー、イニエスタに元気がなかった。
イニエスタはトリデンテの一角を担うより、中盤でプレーした方は断然輝く。
実際、デコが下がってアンリが入ってきてからのプレーの方が活き活きとしてた。
エトーはどこか消極的。
もっとガツガツゴールを狙う姿勢を見せてほしかった。
チーム全体の流れがひじょうによかったから、これにエトーも乗っかれればよかったが、これがどうして、覇気が全く感じられなかった。
リオとのスピード対決にあっさり敗れたシーンを見て、この日のエトーが何もできないことを痛感した。
これなら、エトーとアンリの交代って手もあったはず。
ポゼッションを高め、いいときのバルサのサッカーが展開できてたが、点を取ることはできななった。
ユナイテッドの守備陣のできのよさもあったんだろうが、このままだと、2legも同じ結果になりそう。
これ以上の手がバルサにあるのかどうか。
ユナイテッドは試合開始2分のあのPKをC・ロナウドが決めれなかった時点で、この試合のやり方が決まったような・・・。
G・ミリートがくれた天からの贈り物を粗末にするようなことをしてては、勝てる試合も勝てなくなる。
あの段階で1点取ってれば、この試合でファイナル進出を確定できたかもしれんのに。
あのPK失敗でバルサに勇気と自信を与えてしまった。
それでもこの失敗劇からチームが崩れるということもなく、しっかりやるべきことは90分全うできてた。
ヴィディッチが急性胃炎で使えなくなるアクシデントはあったが、ローバーズ戦でのヴィディッチのパフォーマンスを見る限りいてもいなくてもよかった。
それならずっと試合に出てたブラウンでも事足りる。
今のユナイテッドは多少のアクシデントがあってもなんなく乗り切ることができる。
この試合、最低の目標であった0-0という結果で終えることができたが、これはテベス、ルーニー、パクと攻撃というよりは守備的MF、またはSBとしてしっかり振舞えたから。
あれだけ動いて、あれだけしっかり守備をしてくれるとチームとしては助かる。
これが2legではしっかり攻撃者としてバルサに牙を向いてくるわけで、バルサはどう対処するのか。
けっこう内に溜めてるものが大きそうだから爆破するとえらいことになりそう。
両チーム決定機の少ない試合ではなったが、だらっとした感じは受けなかった。
さすがにセミ・ファイナルともなると緊張感が違ってくる。
2legは点を取らないと勝てないわけだから、どちらも持ち前の攻撃陣が爆発してくれるだろう。
オールド・トラッフォードでの2legが今から楽しみ。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
トゥーレ・ヤヤ(かなり積極的に攻撃にも参加。シーズン開幕当初のできに戻りつつある。2legもこれぐらい動けるかどうか)

ACミラン-レッジーナ

2008-04-23 22:32:02 | セリエA
観戦日 4/23(水)       
 
愛丸’s チェック        
4位のヴィオラとの勝ち点差は4。
アンチェロッティはここからの5試合を全勝でいくことを宣言。
ミランの力を持ってしたら、これは不可能なことではない。
カカも復帰し、ピッポも調子を上げてきた。
やっとCLからの撤退という深い傷が癒えてきた感じ。
後は全力でカンピオナートを戦いきること。
最初からCLとカンピオナートをうまく両立してたら、こんな事態には陥らなかったのに・・・。
レッジーナはこのままだと降格してしまう。
ただ、上の3つぐらいとは勝ち点差は1しかない。
サン・シーロで勝ち点3というのはかなり難しい問題だから、ここはどうにかして1でも持って帰りたい。
早い時間での失点はどうしても避けたいところ。

ひさびさミランがミランらしい戦い方で大勝。
こんなサッカーを絶えずやれてたら、5位なんて不甲斐無い順位ではなかったはず。
カカ、セードルフが自慢のテクニックを披露してくれれば、プロビンチャのチームは太刀打ちできない。
カカが元気がなかったあの時期さへうまく乗り切れてれば・・・。
やっぱりミランはカカのチーム。
エリア内での仕掛けにレッジーナDF陣はどうすることもできず、たまらずファール。
これが最初のリゴーレ。
2つ目はセードルフの仕掛けについていけず、またまたエリア内でファール。
このふたつのリゴーレをカカがしっかり決めて試合を早々に決めた感が。
それが、レッジーナの諦めない攻撃にミランのDFが耐え切れず、一時は2-1になった。
これも愛嬌とばかりにまたまたカカがゲットし、ひさびさのトリプレッタ。
あんな笑顔が弾けたカカを見たのも久しぶり。
残り5試合という段階でカカが完全復活。
これに乗せられるかのように、ピッポが3試合連続レテで、途中出場のアレッシャンドレもヘッドでレテ。
このアレッシャンドレのレテ、なんとピッポの前に入り込んできてのもの。
こんな若造今まで見たことがない。
度胸が据わってるというか、なんというか、末恐ろしい18歳。
ジラがこれぐらい度胸があれば、こんなことにはなってなかったのに・・・。
ラツィオ戦、ナポリ戦に続いての5ゴール。
このサッカーができれば、残り試合全勝も夢ではない。
降格圏にいるプロビンチャのチームとの対戦や、ミラノデルビーと難しい試合は残ってるが、カカ、ピッポ、アレッシャンドレがいればなんとかなるかも。
ただ、ヴィオラも全部勝つようなことがあれば、いくらがんばっても来シーズンのCLには出場できない。
大型補強ってのが騒がれてるが、UEFA杯に出るためにホナウジーニョが果たして来るかどうか。
ミランというチームのプライドに賭けても4位という目標を達成してもらいたい。
レッジーナは5失点してしまったが、悪いサッカーではなかった。
積極的に仕掛けていく姿は好感が持てた。
リゴーレで2点をリードされたが、こっちはしっかり流れの中から点を取ることができた。
それも強烈で美しいミドル。
バレートにもう一回蹴ってくれって頼んでもおそらく無理なレテだろう。
トップのアモルーゾ、その下のコッツァとブリエンツァとテクニックに優れ、決定力もある。
この3人の仕掛けでどれだけチャンスを作ったことか。
これがレッジーナホームだったら、リゴーレをもらえたような仕掛けもあり、レッジーナには運がなかった。
カラーゼの明らかなハンドも流されてたし。
この敗戦は仕方ないが、このサッカーは十分に残留に値する。
残りの4試合、これが続けられれば間違いなく結果は出せるはず。
簡単なことではないと思うが、今のレッジーナならそれが可能。
南のチームにはまだまだAの舞台でがんばってもらいたいものだ。

スコア 5-1

<得点者> 
ACミラン   カカ×3、F・インザーギ、アレッシャンドレ
レッジーナ   バレート
~愛丸's MVP~
カカ(ようやくこの男が完全復活。この男の活躍なくしてミランの4位ってことは考えられない。あの笑顔が試合で見れてればいい結果が出せてる証拠)

フィオレンティーナ-パレルモ

2008-04-23 20:35:01 | セリエA
観戦日 4/23(水)       
 
愛丸’s チェック        
前節インテルに完敗を喫したヴィオラ。
UEFA杯との兼ね合いで、今そうとう疲れてる。
それでもカンピナートでは未だ4位をキープ。
ホームでの試合はこれから落とすことはできない。
次節サンプとの試合はけっこうきついものになりそうだから、ここは是が非でも勝ち点3が欲しい。
ミランに追われるってかなりのプレッシャーだろう。
パレルモはまた監督がコラントゥオーノに戻ってだいぶチームがまとまってきた。
アマウーリはUEFAを狙ってるらしいが、ちょっと厳しい状況に。
モチベーション的に問題がありそうだが、なんとかしっかり戦ってもらいたい。

試合は前半はパレルモがペースを握ったが、じょじょにヴィオラにペースが移ってきて、最後またパレルモが攻め立てた。
これはヴィオラが自分たちの時間にしっかり点を取れたから。
この得点、全てがうまく回った感が。
パッツィーニが落としたボールはこれはあきらかにパッツィーニのトラップミス。
これがうまくムトゥに渡ったが、ティロはディフェンスに当たって跳ね返された。
このボールをドナデルが拾ってティロし、見事なコースに飛んでレテだったが、これもドナデルはパスがファーストチョイスだった。
こういうものが重なって得点がうまれるパターンもある。
ヴィオラに運がある証拠。
ここからヴィオラがチームとして連動した攻撃を見せたのは数少なかった。
リベラーニが絡むとそれなりに見れたもんだったが、それ以外はだいたいが個人で仕掛けてのもの。
ムトゥなんかはさすがって思わせる個人技を見せてくれたが、これが点に繋がることはなかった。
ここからはもっぱら守備が目立ったヴィオラ。
フレイは抜群の反応スピードでゴールを死守してたし、ダイネッリなんかは後頭部からそうとうの出血しながら最後まで戦い抜いた。
終了間際のパレルモの猛攻を最後クリアしてたのはたいていダイネッリだった。
こういう熱い気持ちを持ったカピターノがいてくれたら、チームのムードはよくなる。
この試合でのこの熱い魂がヴィオラを念願のCLへと導くかも。
フィジカルの問題が気になるが、UEFA杯とカンピオナートとの両立をなんとしてでも成し遂げてもらいたい。
プランデッリ率いるヴィオラならそれが可能。
パレルモはアマウーリを攻撃の軸にサイドを使っていい攻撃ができてたと思う。
アマウーリの高さとうまさでなんとかゴールをこじ開けようと必死だった。
あと、もっと強さって部分を出してもよかったようない思う。
チェルシーでのドログバみたいな感じで、なんとかしてくれって感じでもっと放り込んでもよかった。
アマウーリならそれができる。
ブレッシアーノがよく動いて好機に絡んでたが、運動量って部分では誉められるものがあったが、点を取れそうな感じはなかった。
ミッコリが入ってきてなんとなく得点の匂いはしてたが、これには全てフレイが対応してた。
パレルモは守備でも攻撃でもそんなに悪くなかったが、どうしても勝ちきれなかった。
最後、点が欲しい状況でリナウドが退場し、10人になったのが響いた。
やっぱり11対11でやらないと、取れるもんも取れなくなる。
この敗戦でパレルモはもうUEFA圏ってのを諦めるはず。
あとはしっかり来期に向けて戦っていってほしい。
おそらくアマウーリはもうパレルモから出てくだろうから、ここの代わりを探すのが第一。
カバーニという若手はいるが、まだまだアマウーリの代わりは無理だろう。
残りのカンピオナートで経験を積ませるって手もあるが・・・。
その前に一年間同じ監督の下戦うのが最大の目標に。

スコア 1-0

<得点者> 
フィオレンティーナ  ドナデル
~愛丸's MVP~
ダイネッリ(アマウーリとの接触での出血はそうとうなもんだった。それでも最後まで戦った姿勢は感動すら覚えた。偉大なカピターノ)

ブラックバーン-マンチェスターU

2008-04-23 18:06:03 | プレミアリーグ
観戦日 4/23(水)       
 
愛丸’s チェック        
リバプール戦では全くいいとこがなかったローバーズ。
もっとやれるチームだと思うのだが・・・。
今シーズンの残留も決め、ヨーロッパ戦にかすかな望みがあるぐらいで、チーム全体のモチベーションが低下してる。
あの激しいローバーズサッカーでユナイテッドに一泡吹かせたいところ。
けがさせないようになんて甘い考えはいらない。
ユナイテッドはアウエーとは言え、格下のチームなわけでここはしっかり勝ち点3が欲しいところ。
ミッドウイークにはカンプ・ノウでのバルサ戦、週末にはチェルシー戦が控えてるが、どっちも今の状態ならそんなに大変ではないはず。
とにかく無事にこの試合を終えたいところ。

元気がないと感じてたローバーズがなんと予想以上に大健闘。
ローバーズらしいサッカーでユナイテッドを苦しめた。
前半は攻撃面でユナイテッドを慌てさせることができた。
ロバーツとサンタクルスの2トップではなく、ロバーツがワントップでからだを張り、その下にフレキシブルに動くベントリー、右にサンタクルス、左にペデルセン。
この布陣にはちょっと驚きだった。
ヒューズ監督の奇策がずばり的中することに。
ベントリーは神出鬼没でどこに顔を出してくるかわからないぐらいよく動いてたし、サンタクルスの2列目からの飛び出しはかなり効果的だった。
右にポジショニングしててため、マッチアップしてたエブラはかなり苦労してた。
ただでさえ守備能力が高くなく、空中戦にめっぽう弱いため、こうなることは必然。
見事な采配だった。
いい形で先制でき、ほんとにローバーズの思う壺で試合は進められた。
ルーニーをイライラさせることにも成功したし、なおかつ万全の状態からも引きずりおろした。
これぞローバーズ。
こういうガツガツ激しいサッカーを待ってた。
これに神懸かったフリーデルの活躍もあり、ジャイアントキリング達成なるかと思われたが・・・。
やっぱりユナイテッドはユナイテッドだった。
おそらく優勝するチームってのはこんな劇的な試合運びができる。
実力もかなりのウエートを占めるが、運というものも必要。
あれだけ激しいサッカーに苦しみながら、エースも満身創痍で、もう点は取れないかもと思われたときに点を取るってさすがとしか言いようがない。
最近切れがなくなってきて、FKもなかなか当たらなくなってきてたC・ロナウドもじょじょに状態がよくなってきて、この後にしっかり照準を合わせた感じ。
途中出場のナニもからだの切れはいいみたい。
この試合はアンデルソンを休ませることができ、セントラルMFについては問題ない。
スコールズも貴重な同点弾のアシストヘッドを決めたし、あとは流れの中でどれだけやれるか。
ちょっと気になったのがヴィディッチ。
けが上がりでこのいけてないパフォーマンスだったんだろうが、けが前の鉄壁感は失われてた。
簡単に抜かれるシーンが多すぎた。
CLの前に試運転したかったからここで起用したんだろうが、ベストパフォーマンスにそんな簡単には戻れそうもない。
その分リオにかかる負担は大きそうだが、なんとかしてくれるだろう。
もうひとつ問題が。
サンタクルスに手も足もでなかったエブラだが、バルサ戦ではメッシとのマッチアップになる。
高さ勝負ってのがない分なんとかなるかもしれんが、メッシはサンタクルスの足技の比じゃない。
徹底して守りに回らないとどうにもなんない。
それにヴィディッチがこんな状態だと、カンプ・ノウではひょっとするとひょっとするかも。
このローバーズとの試合を見たライカールトがどう考えるか。
ルーニーの腰の状態も気になるし、ユナイテッドはこのアウエーでの1leg、かなり慎重にいきそう。
それにしても、負けが確定しかかってたときのドロー。
チェルシーがウィガンに引き分けたのと意味合いが全く違う。

スコア 1-1

<得点者> 
ブラックバーン   サンタクルス
マンチェスターU  テベス
~愛丸's MVP~
フリーデル(この男がGKじゃなかったらローバーズは何点取られてたかわからない。こんなにビッグセーブを連発するGKもそうはいない)

リバプール-チェルシー

2008-04-23 15:50:28 | チャンピオンズリーグ
観戦日 4/23(水)       
 
愛丸’s チェック        
とうとうCLもセミ・ファイナル。
アンフィールドでの1leg。
CLでのここでの対戦は1-0でリバプールが勝利してるが、この試合もそんな展開になりそう。
リバプールはフルアム戦でしっかり調整できてるから、チーム状態に問題はないはず。
主力もしっかりリフレッシュできてるだろう。
チェルシーはテレビ放送の関係で先週の木曜に試合をしてる。
間隔は開いてるし、ドログバもランパードも復帰してきた。
守備重視の試合になるだろうが、攻めでもしっかり見せてもらいたい。

予想通り、どちらも点をやりたくないって感じの試合展開に。
いつもそうだが、この両チームの戦いはこんな感じ。
どこかでノーガードの殴り合いみたいな試合をしてもらいたい気が・・・。
この試合、ホームのリバプールがペースを握った。
F・トーレスはそれなりに押さえられてたが、バベル、カイトというサイドアタッカーががんばった。
バベルは調子がよかったのか、トラップミスをすることもなく、スピードでこのサイドを制圧した。
バベルに対応してたP・フェレイラがバベルに置いて行かれるシーンを何度見たことか。
ここから得たチャンスが得点に結び付けれなかったのは残念。
カイトもいつものように攻守にわたって大活躍。
最初の得点機を逃したときはむむって感じだったが、前半の終了間際にしっかり結果を出した。
リバプールは点を取るのがF・トーレス、ジェラードだけではないことを証明してみせた。
この試合、セントラルMFふたりの切れが抜群。
マスケラーノ、X・アロンソとファーストディフェンダーとしての役割をしっかりこなしながら、攻撃の起点としてのパスの供給もちゃんとできてた。
X・アロンソがパス能力に長けてるのはわかってたが、マスケラーノがここまでやれるとは思わなかった。
インコントリスタとしては世界でも指折りの選手だが、パサーとしてここまで成長してるとは。
バベルに出したロングのサイドチェンジのボールなんて、ジェラードを彷彿させるものだった。
守備陣にもミスというミスもなく、F・アウレリオの負傷退場というアクシデントはあったが、ドログバに決定的な仕事をさせず、いつもの1-0で勝利かと思われたアディショナル・タイムも終了間際に事件は起こった。
左からの低いクロス、いい位置でバウンドするいやらしいものだったが、これをリーセがヘッドでクリアしたところ、ボールはゴールへ。
痛恨のOG。
1-0と1-1では大違い。
リバプールの落胆ぶりが全てを物語ってた。
まだ1legが終わっただけだが、ムードはそうとは思えないものに。
1週間でどこまで立ち直れてるか。
チェルシーはほんとにラッキーな形でドローに持ち込めた。
全くといっていいほどチャンスはなく、復帰してきたランパード、ドログバにいつもの切れは全くなかった。
ドログバなんかこんな選手ではない。
けが明けでこんなにコンディションが悪いのか、それとも気持ちがもうここにはないのか、かなり酷い状態。
スタンフォード・ブリッジではもっと切れと強さと速さのあるドログバが見たいものだ。
ここまでパッとしなかったチェルシーを救ってきたJ・コールとバラックもいつもの仕事はできてなかった。
J・コールは前半の早い時間にロングボールに反応してうまく抜け出し、ダイレクトボレーを狙ったシーンでうまく足に当てれなかったところを見て、体調に不安を感じた。
とにかくチェルシーの攻撃陣に全く脅威を感じず、酷い状況を救ったのは守備陣。
よかったのはR・カルバーリョ。
今のチェルシーでテリーより、この男の方が頼りになる。
P・フェレイラが置いてけぼりにされてもしっかりカバーしてるし、F・トーレスにも仕事をさせなかった。
この調子でこられると、リバプールは点を取るのが難しいかも。
完全に力負けの状況からなぜか終わってみたら1-1のドローとチェルシーには今までなかった運というものが味方した。
このチャンスを逃すわけにはいかない。
シーズンも終盤に差し迫り、デリケートな時期に舞い込んだこのラッキー。
チェルシーがひょっとしたひょっとするかも・・・。

スコア 1-1

<得点者> 
リバプール   カイト
チェルシー   OG
~愛丸's MVP~
R・カルバーリョ(カバーリング能力の高さをまざまざと見せつけてくれた。チェルシーのDFリーダーは完全にこの男に)

フルアム-リバプール

2008-04-23 11:34:29 | プレミアリーグ
観戦日 4/23(水)       
 
愛丸’s チェック        
19位と降格圏にどっぷりつかってるフルアム。
それでも前節やっとアウエーで勝利することができた。
これで調子が上がってくればいいが、17位との差はまだ4しかない。
ここは是が非でも1でも取りたいところ。
強豪相手に勝ち点が取れれば、一気にこの順位から抜け出せるかも。
リバプールはミッドウイークのチェルシー戦に向けて、ここはしっかりターンオーバーしてくるはず。
意外と控えメンバーの方がモチベーションが高いかもしれない。
そうなると、必死で来るであろうフルアムも難しい試合になる。
クラウチなんかは点が欲しくてたまんないだろう。

フルアムはなんとかしようって気持ちは伝わってきた。
それでも選手が選手だし、やっぱりリバプールとの差は絶大だった。
そんな中よかったのがデンプシー。
サイドで起点になったり、中に入ってきてフィニッシュに絡んだり、フルアムの攻撃を一身に背負ってた。
このままフルアムで収まる選手ではにような気がするし、来シーズンはもうちょっと上のチームでプレーしてるかも。
この男、高い技術だけではなく、気持ちもいいものを持ってる。
このデンプシーのがんばりが他の選手に伝われば、無得点ってことはなかったかも。
マクブライド、ヒーリーと決定的な場面にいても仕事はできてないし、このふたりのコンビもいまいち。
後から出てきたD・カマラ、ネブランドの方が可能性は感じれた。
それならこのどっちかとマクブライドと組ませればなんとかなったかもしれんのに・・・。
トップもだらしなかったが、セントラルMFのふたりもパッとしなかった。
マーフィーの攻撃性は失われてたし、ブラードの創造性豊かなパスは鳴りを潜めた。
ここからデンプシーを経由して、トップががんばるってことでフルアムの攻撃は成り立つと思うが、それができないと、どうしても点は取れない。
負けるべくして負けた試合。
GKのケラーのミスも響いた。
2点とも止めれないシュートではなかった。
先制点のシーンは全くシュートへの準備ができてなかったし、追加点のシーンは反応が遅くなってた。
もっとやれるGKだと思ってたが、チーム同様なかなか浮上できないのか。
まだ残り試合はあるし、ここからもっと気持ちを込めて、ミスのない試合をやっていかないと、降格することになる。
リバプールは気持ちよくチェルシー戦に望めそう。
この試合で、控えの選手の状態もグッとアップしただろうし、レギュラー選手はきっちり休めた。
ジェラードはベンチ入りもしてないし、F・トーレスを投入しなくても余裕で勝利できた。
マスケラーノは途中で代えることができたし、代わったX・アロンソも準備運動程度にやれたはず。
カイト、バベルもゆっくりできてるし、完璧な状態でCLを戦える。
もうプレミアでも4位以内って目標も達成できそうだし、目指すはビッグイヤーのみ。
相手のチェルシーも前節のドロー劇でこっちに向かってきそうだが、CLでの相性を考えるとリバプールが有利な気がする。
この試合、クラウチ、ペナントとここまで腐ることなく、控えという立場で戦ってきた選手が結果を出し、ベナユンも切れきれ。
この選手たちを使ってもしっかり戦うことができる。
一昔前はメディカルに問題があるなんていわれてたリバプールだが、今はどの選手も体調万全。
ここにきてこれだけやれてるのは珍しい。
アッガーだけけがが長引いてるが、ここはシュクルテルの加入でピンチを切り抜けた。
この試合でも熱い魂でフルアムの攻撃陣をシャットアウト。
あまりにもいい状態で望めるってのが逆に怖い気もするが、カップ戦に強いチームと監督ってことでそんなミスはないだろう。

スコア 0-2

<得点者> 
リバプール   ペナント、クラウチ
~愛丸's MVP~
ベナユン(華麗なボールさばきを堪能。あの流れるようなドリブルは見ててうっとりする。切り札で使える選手)

A・マドリー-ベティス

2008-04-22 16:56:08 | リーガエスパニョーラ
観戦日 4/22(火)       
 
愛丸’s チェック        
CL圏を争う下の2チームがそろって敗れた今節。
アトレチコは突き放す大チャンス。
ここでしっかり勝ち点3を積み上げれれば、1試合の結果ではひっくり返されない。
ビセンテ・カルデロンのブーイングがプレッシャーになるなんて言ってるらしいが、ここはカーサのサポーターの期待にしっかり応えたいところ。
アグエロ、フォルランの2トップが爆発すれば問題なく勝てる。
ベティスはここにきてやっと調子を上げてきた。
シーズン開幕当初は全く勝てなくどうなるかと思ったが、残留はほぼ確実に。
活き活きプレーできればフエラでもそれなりに戦える。

そうとう雨が降ってたのか、ピッチにはかなり浮いてる状態。
これだと両チーム本領発揮とはいかなかった。
それが色濃く出てたのがカーサのアトレチコ。
強力2トップがいつもみたいに機能することはなかった。
ボールがいつものように動かないとうまく絡むこともできないし、どうしてもミドルを狙う展開になる。
ふたりのコンビで崩すシーンが多く作れないとアトレチコの攻撃は迫力がない。
これにM・ロドリゲス、シモンのサイドアタックがうまく絡めば、文句なしなんだが、ここもいまいちだった。
ピッチのサイド際でも水の浮き具合が酷かったからシモンなんかは全く活きてこなかった。
中盤で試合を作ることもできず、両ラテラルの攻撃参加もなく、どこをどうみても4位のチームのサッカーとは思えなかった。
ラシン、セビージャと下から追ってるチームが揃って負けてるからよかったようなものの、こんな状態が続くと4位キープってのは難しいものに。
懸念されてた守備陣がだいぶ立て直してきたのに、攻撃がパッとしないとどうしようもない。
個ではなくチームでもっと崩していかないと。
ここからほんとに負けれない試合が続くと思われるが、誰かに頼るってことより、うまく連動して崩していくことを考えていかないと。
それでもアグエロ、フォルランが決定力が低下してしまうとどうしようもないから、ここはJ・アギーレの手腕にかかってくる。
ここまでなんとか戦ってきたが、ここからが正念場。
あのメンバーでCL出場を逃すようなことになるとまたビセンテ・カルデロンのサポーターたちが暴れることに。
アグエロがヨーロッパの舞台で暴れまわるとこを見てみたいが・・・。
ベティスはいけてないアトレチコをうまくついてしっかり攻撃、守備ができてた。
ひさびさ見たオドンコールが右でそうとう効いてた。
この男のスピードにより、A・ロペスがオーバーラップするシーンは全く見ることができなかった。
沈みかけたベティスを救ったパボーネ、エドゥ、M・ゴンサレスを欠いた状況だったが、代わりの選手たちがしっかり働いた。
ホセ・マリはワントップでからだを張ったり、スペースへスピードを活かして抜け出したり、そこそこやれてた。
トップ下にはフアンデが入ってたが、貴重な先制ゴールを上げる活躍。
左のシスコは流れの中ではそんなに目立ってなかったが、追いつかれた後の突き放すFKを叩き込んで最低の仕事はした。
状態のいいチームってのは誰が出てもしっかり仕事をしてくれる。
これだけやれてれば、前半戦にあそこまで苦労しなかったはずなのに・・・。
バルサに逆転勝ちしたのは決してフロックではなかった。
この勝利で残留は決まったようなもので、これからは来季に向けてしっかりチームを作っていってもらいたい。
このままパコ・チャパロ体制でフルシーズン戦ってみたら?
名物会長がどんなことをしでかすかわからないが、昨シーズンも今しーずんもベティスを救ったのはパコ・チャパロなわけで、こういう監督をないがしろにしない方がいいと思うが・・・。
来季のベティスには期待がもてるかも。

スコア 1-3

<得点者> 
A・マドリー   アグエロ
ベティス     フアンデ、シスコ、カピ
~愛丸's MVP~
オドンコール(ドイツW杯で見せたような輝きまでは至らなかったが、それに近い働きはできてた。問題はスタミナか)