愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
※掲載された試合にのみコメントはして下さい

ニューカッスル-リバプール

2008-12-29 11:52:16 | プレミアリーグ
観戦日 12/29(月)       
 
愛丸’s チェック        
2日前に試合をしたばっかりの両チーム。
コンディションがいいとはとてもいえない状況。
プレミアはこの日程をどうにかしないと、選手が壊れていってしまうかも。
それでもCLなんかでは、結果が出せてるわけで、なんとも言えないか・・・。
ただ、結果が出せてるのは選手層の厚いビッグクラブだけ。
リバプールはいつ以来になるのか、クリスマスを首位で折り返し。
この状態をいつまでキープできるか。
エース、F・トーレスがいない状態でここまでやれたんだから、この男が戻ってきたら、まだまだチーム状態はアップするはず。
ニューカッスルは監督が代わって、スピードを全面に押し出したサッカーが実を結びつつある。
これがリバプールにどこまで通用するか。

リバプールの状態がすこぶるいい。
過密日程の真っ只中でもしっかり結果は出してる。
2試合少ないユナイテッドが仮に勝ち点6を加えたとしてもリバプールの首位は変わらない。
どうしてリバプールはここまで変われたのか。
昨シーズンの後半からチームを上昇気流に乗せた4-2-3-1に磨きがかかったから。
R・キーンを獲得し、F・トーレスとの2トップを軸に今シーズンは戦う予定だったが、R・キーンがチームにフィットしなかったのが、この状況を生んだ。
もしうまく機能してたら、中盤の選手をひとり減らさなければならなかったし、こうなると、今みたいに戦えてたかどうか・・・。
この試合でカイトをトップにジェラードがトップ下で魅力的な攻撃を展開。
ニューカッスルのいけてない守備にも助けられた感は否めないが、それでも5得点は立派。
流れるようなパスサッカーは現在、アーセナルより完全に上。
全員がしっかり動けてるし、誰も楽をしようとしてない。
とにかく、オフ・ザ・ボールの動きが見事。
ボールフォルダーのパスコースが何本もでき、それが、どれも効果的なもの。
この戦いがいつまでも続けれれば、トレブルも可能。
ただ、この試合みたいにカイトがトップにいてくれると、あれだけの運動量でスペースを作り出してくれるが、これがF・トーレスになると、また違ったサッカーになるはず。
ジェラード、X・アロンソからのキラーパスでの攻撃になるだろうし、カイトは右で守備にも貢献するはず。
どちらがいいのかは相手次第だろう。
とにかく、この試合を見てると、今後のリバプールに期待せざるをえない。
守備でも安定感は抜群だし、ヒューピアは出場数が少ない分、コンディションは良さそうだし、モチベーションも高そう。
笑顔でもプレーが印象的だった。
カラガーは出ずっぱりのアルベロアの代役として右SBをしっかりこなしたし、シュクルテルの復帰でCBもターンオーバーができる。
いい感じで08年を締めくくったリバプール。
年明けもFA杯が3日に待ち受けてるし、いいスタートが切れるはず。
ニューカッスルは最近、だいぶよくなってきた印象があったんだが、この試合では完全に守備が崩壊。
とくにセットプレー時の守備。
FKだろうが、CKだろうが、かなりの回数でピンチに陥ってた。
ギブンが当たってたから、5失点で済んだが、もし、ギブンじゃなかったら、10点以上の失点は喫していたはず。
あのムービングサッカーにニューカッスルは全く対応できてなかった。
コロッチーニ、テイラーもスピードに対応するCBではないし、これだけ動き回られると、そりゃ苦しくなる。
ただ、セットプレーではそういった弱点も露呈せずに守れるはずなんだが・・・。
コロッチーニはヒューピアにやられっぱなしだった。
ほんとに5失点という大量失点だったんだが、よくも5失点で済んだな~とおいう印象。
ギブンのハイパフォーマンスがなかったら、歴史的な試合になっていたはず。
これで終わったのは、ギブンのおかげ。
これから、ギブンにかかる負担は大きくなると思うが、このGKに全てを託すしかない。

スコア 1-5

<得点者> 
ニューカッスル   エドガー
リバプール     ジェラード×2、ヒューピア、バベル、X・アロンソ
~愛丸's MVP~
ジェラード(やっぱりこの男のゴールってのはチームを上昇気流に乗せる。あれだけギブンに苦労してたが、ポストに当てての先制点は狙ってたら見事なもん)

アストンビラ-アーセナル

2008-12-27 20:45:38 | プレミアリーグ
観戦日 12/27(土)       
 
愛丸’s チェック        
ボクシングデーのプレミア一斉開催。
ついこの前、エミレーツで対戦したばっかりの両チーム。
そのときの結果は0-2でビラ。
ここビラ・パークでも勝利を飾り、シーズンダブルを狙いたいところ。
今のビラにはそれができる実力はある。
ただ、気になるのは選手個々のコンディション。
プレミア、UEFA杯をほぼ同じメンバーで戦い続けており、疲労が心配。
過密日程だし、あっさりアーセナルにやられるってケースもなくはない。
アーセナルはセスクのけががどうでるか。
この男に頼ってる面がかなり大きいし、攻撃でチームが機能しないことがあるかも。
誰がこのキャプテンの代わりをこなすか。

試合はいつものアーセナルらしくないパフォーマンスでホームのビラを苦しめた。
こういう表現がおかしいとは思うが、いまのスタンディングではビラが上を言ってる。
そうなると、ビラをアーセナルより優れてると言わざるを得ない。
最近のパフォーマンスもビラの方がいい。
ただ、疲労ってのを感じるシーンが多くなってきたのも事実。
この試合でも前の3人は明らかにシーズン開幕当初よりもできは悪くなてる。
A・ヤングなんか、いい位置まで進入してきても、そこからの展開がいまいち。
もっと仕掛けてもいいように感じるが、この試合では完全にサニャに押さえ込まれた。
いつものA・ヤングならもっとやれたはず。
中に入っていくプレーも少なかったし、これだとなかなか点は奪えない。
これに比べると、アグボンラホール、ミルナーはそれなりに見せ場は作れたが、その回数は少なかった。
この誰かに代われるようなバックアッパーがいれば、M・オニールも楽になるんだが・・・。
冬に移籍で誰か獲得できれば問題ないはず。
この試合のビラを見てて感じたことだが、左サイドからのクロスに難がありそう。
A・ヤングもL・ヤングもどちらも右利きで、左足の精度に欠ける。
そうなると、右でクロスを上げたがり、ワンテンポ、中との呼吸がずれてしまう。
これを考えると、左のSBも獲得したいところ。
ただ、こんな手負いのビラが0-2とリードされてる状況から、アディショナルタイムに追いつくことに成功。
ここに今シーズンのビラの強さを見た。
同点ゴールを上げたのは、ラウルセンに代わってCBに入ってたZ・ナイト。
高さが売りのCBがパワープレーで前線に残っており、そこで決めたのは頭ではなく左足。
見事なゴールだった。
これで今シーズン、ビラはアーセナルに負けなかった。
アーセナルはセスクがけがで離脱した上に、アデバイヨールもこの試合ではベンチにも入らず。
こうなると、誰が攻撃を支えていくのか。
それが誰かが攻撃で目立ったことはなかった。
あのポゼッションサッカーを信奉してるあのアーセナルがカウンターから先制点。
完全にビラペースで試合が運ばれてる中での電光石火のカウンターだった。
ディアビがボールを奪い、エブエへ。
ドリブルで仕掛け、それを追い越したディアビへの見事なスルー。
これを受けて、フリーデルを見てしっかり決めた。
アーセナルがこんな点の取り方ができるなんて・・・。
ここから、アーセナルの時間が続き、後半の早い段階で追加点を奪い、これでいけるはずだった。
がんばってたDF陣に綻びが出たわけではないが、ギャラスがアグボンラホールのスピードに付いていけず、倒してPKを与えてから、また流れが悪くなった。
DF陣のミスってのはこれぐらいしかなかったし、引いて守るってこともある程度できてた。
ベンゲルが恥も外聞も投げ捨て、このスタイルのサッカーでビラに立ち向かったが、結果は出せなかった。
こんな中、サニャの活躍が目に付いた。
ここまで守備で貢献するとは。
A・ヤングにほとんど仕事をさせなかったし、中に絞ってのカバーリングも見事だった。
ここが守備で目立つようなアーセナルのサッカーはそうそう見たくない。

スコア 2-2

<得点者> 
アストンビラ   G・バリー、Z・ナイト
アーセナル    ディアビ、デニウソン
~愛丸's MVP~
サニャ(守備での貢献度はチームナンバー1。この男がここまで踏ん張ってくれなかったら、アーセナルはどうなっていたことか)

ACミラン-ウディネーゼ

2008-12-26 19:46:25 | セリエA
観戦日 12/26(金)       
 
愛丸’s チェック        
カンピオナートでまた調子を落としつつあるミラン。
前節のユーベ戦は完敗。
サン・シーロでは連勝中でいいんだが、アウエーとなると、話は別。
なかなか結果が出せずに苦しんでる。
ベルルスコーニももうスクデットは諦めたご様子。
CLへの出場権さえ取れればそれでいいみたい。
ホナウジーニョを獲得し、冬にはベッカムを短期レンタルで向かえるのに、オーナーの考えがこれでいいのか。
ウディネは開幕当初に勢いが完全に失われてる。
5連敗後、前節のラツィオ戦は3点を先に取って、3点取られてのドロー。
CB陣に故障が相次ぎ、守備からの崩れがこの状況を呼び込んでる。
ここからどうやってチームを立て直していくか。

ミランは5得点と、08年ラストの試合で大量得点でしっかり勝利。
取るべき選手がしっかり取ってのものだったが、これが、なかなか強さの伝わってこないものだった。
どうしてそう感じたのか。
いい形で点は取れてるんだが、相手のミスもあってのもの。
しっかりしたDF陣が相手だったら、ここまで簡単に点が取れなかったはず。
それでも、アレッシャンドレ、カカは活き活きとプレーできてた。
アレッシャンドレはブラジルトリオでプレーしてるときには輝きが増す。
やっぱりブラジル人って感じ。
特にカカとのプレーがしっくりきてるみたい。
カカもアレッシャンドレを気遣ってるみたいだし、コンビとしてもだいぶ成熟してきた。
カカはホナウジーニョが左に流れてプレーしてるのを嫌がってるみたいだったが、この試合では、こっちサイドでうまくプレーしたのはカカ。
プレーエリアが被ってしまうのは仕方ないんだが、同じブラジル人のクラッキ同士、もっとうまくやれるはず。
カカが左でいいプレーを見せてた分、ホナウジーニョの存在感がいまいち。
この男だけ、流れに乗れてなかった。
いいパスが出たわけでもなく、自分から仕掛けるシーンも少なかった。
ここがしっかり絡んで、この得点だったら、もっと強さを感じたんだろう。
ピルロ、セードルフもいつものようにプレーできてたし、誰かが絡んでないだけで、チームの強さってのが失われてしまう。
ほんとに強いチームが相手だったら、チーム全体がうまく機能しないと、勝てる試合も勝てなくなってしまう。
守備ではウディネの不甲斐無い攻撃に助けられ、なんとか1失点で済んだ。
この1失点っての取られなくてよかったものだし、この試合でのウディネ相手になら、無失点で終わらせるべきだった。
それにティロも多く打たれてたし、中盤からの守備ってに問題がある。
やっぱりガットゥーゾがいないと、守備面での不安がぬぐえない。
フラミニがいるにもかかわらず、まだこのフランス人はガットゥーゾの代役は務まらないのか。
この勝利でクリスマス休暇に入るが、明けるとオリンピコでのローマ戦が待ってる。
気が抜けそうなホナウジーニョをしっかり管理しないと、使い物にならなくなってしまうかも。
ウディネはかなり深刻。
攻撃でも守備でもいいところがなかなか見当たらない。
攻撃ではディ・ナターレの孤軍奮闘が目立つぐらいで、トップのクアリアレッラも昨シーズンほどのできではないし、ペペにいたっては、うまく攻撃に参加できてない。
あの3トップが機能してのウディネなのに・・・。
クアリアレッラがけがで期待のフローロ・フローレスに前半で交代したが、このプリマプンタもけがで交代してしまった。
これでCB陣だけでなく、FW陣も火の車に。
ここでA・サンチェスという今夏リーベルから新加入したチリ人が投入されたが、テクニックはなかなかのものがありそう。
うまく使っていくと、いいアクセントにはありそうだが。
守備では左SBのルコビッチが目立ったぐらい。
それも守備ではなく、攻撃で。
あのオーバーラップは武器になる。
とにかく、ウディネは守備を立て直すこと。
冬のメルカートではDF陣の補強はないとオーナーがいってるみたいだが、した方が絶対にいい。

スコア 5-1

<得点者> 
ACミラン   アレッシャンドレ×2、カカ×2、セードルフ
ウディネーゼ  ディ・ナターレ
~愛丸's MVP~
カカ(やっぱり左へ流れてのプレーがしっくりきてそう。もうホナウジーニョに気を使う必要はないだろう。アレッシャンドレとのコンビに磨きをかければいい)

トリノ-ナポリ

2008-12-25 21:51:56 | セリエA
観戦日 12/25(木)       
 
愛丸’s チェック        
18位と降格圏で苦しむトリノ。
6試合勝ちから遠のいているこのチームは監督交代という事態に陥ってしまった。
代わった監督はノベッリーノ。
トリノを率いるのはこれが初ではない。
昨シーズン、うまくチームを軌道に乗せれず、解任された監督。
もうここに頼るしかなかった。
ここ2試合での失点の多さを考えると、まずは守備を立て直すこと。
相手に点をやらなければ負けることはない。
ナポリはなんとカンピオナートで4位と、ローマ、ヴィオラよりも順位は上。
CLに出場できる順位にいる。
どこまでこの順位をキープできるかわからないが、やってるサッカーに間違いはないので、今のまま、戦っていけば問題ない。
CL出場が目標ではないので、しっかり勝ち点を重ね、降格しなければ、御の字だろう。

トリノは監督交代が吉と出た。
とにかく、ノベッリーノは守備に気を使った布陣を敷いてきた。
プロビンチャのチームが結果を出すにはやっぱりこれしかない。
それなりの補強で、攻撃的に振舞おうとすればできるチームではあるが、これでは点が取れないと、今までのようになってしまう。
この試合はビアンキとアモルーゾの2トップ。
これにロジーナが攻撃に絡むだけ。
あとはほとんどが守備重視。
こんな中、この3人に、ジュマイリがうまく絡んだときがチャンスになってた。
このチャンスをしっかり活かし得点することに成功。
ジュマイリがほんとに豊富な運動量でチームに活気を与えた。
攻撃でも守備でも貢献。
得点時、この男が左サイドで倒れることなく、がんばってクロスを挙げるkとができたから。
今まで、あまりこの男のプレーを見たことがなかったが、スイス人の中盤の選手らしく、運動量で勝負するタイプ。
このタイプはなぜかセリエでは重宝される。
インレルほどのインパクトではなかったが、もっと輝ける選手かも。
ビアンキ、アモルーゾの2トップもレッジーナで爆発したコンビで、息もあってた。
これを基盤にして、しっかり作れれば、また得点を量産できるコンビになるはず。
レッジーナ時代にはいなかったロジーナというファンタジスタがいる分、コンビとして機能してくれば、もっと点は取れるはず。
この3人が3人だけで仕事をしてくれれば、チームとしては守備に専念できる。
あとはノベッリーノの手腕か。
ウインターブレイク前になんとか結果が出せてトリノはほっとしてるだろう。
トリノのティフォージは最近ロジーナからアバーテにバンディエラを乗り換えてるらしいが、この試合を見る限り、やっぱりトリノのバンディエラはロジーナ。
まだまだアバーテに任せることはできない。
素質は感じるが、この男ひとりで局面を打開するまでにはいかない。
ここからだろう。
ナポリはこれが痛い敗戦になったんだろうか。
ベストメンバーでの敗戦なら、先が思いやられるものだったんだが、ラベッシ、P・カンナバーロがサスペンションで出場停止。
それにナポリの攻撃の要、ハムシクがけがで戦線離脱。
これだけ中心選手がいないと、あのナポリのサッカーは展開できない。
それはそれで問題なんだろうが、この3人がずっといないわけではないので、誰かが戻ってくれば、なんとかなるだろう。
ただ、ハムシクがいないと、魅力的な攻撃になってたかったのは事実。
カルガーノのいい散しも、マンニーニ、マッジョのサイドアタックもなにか物足りなさを感じた。
やっぱりハムシクがいなかったからだろう。
一味足りない。
トップはサラジェタとG・デニスの2トップだったが、これだとスピード感に欠ける。
それでもG・デニスはサイドに流れてドリブルで突破してみたり、なんとかラベッシに近い動きをしようと努力はみられた。
このふたり、似たタイプのプリマプンタで、どうも動きがかぶってしまう。
ラベッシ不在時の対応がしっかりできれば、問題はないはず。
ウインターブレイク前に結果を残せなかったのは残念だったが、09年、ナポリはこのままいってくれそう。

スコア 1-0

<得点者> 
トリノ   ビアンキ
~愛丸's MVP~
ジュマイリ(スイスの中盤の選手らしく運動量で勝負するタイプ。諦めない姿勢に好感が持てる。トリノの中盤を支える選手になりそう)

エバートン-チェルシー

2008-12-25 19:41:12 | プレミアリーグ
観戦日 12/25(木)       
 
愛丸’s チェック        
そこそこの順位でそこそこの結果が出せてるエバートン。
UEFA杯を狙える陣容ではあるが、ビラに比べると、ちょっと劣るか。
プレミアでもっと上位を狙うよりも、カップ戦でUEFA杯を狙った方がよさそう。
トップの選手にけが人が多く、モイーズも頭を痛ませてることだろう。
ゼロトップでもやってローマみたいなサッカーができれば。
チェルシーはリバプールが引き分けた試合を受けてのこの戦いだから、しっかり勝って首位に躍り出たいところ。
前節はこの状況を活かせなかったから、今節こそは。
ユナイテッドも試合をしてないわけで、差をつけるならここがチャンス。
アウエーには強いし、ここは期待が持てそう。

もう見てて、眠たくなる試合だった。
後半も残り10分ぐらいからは、なんとか興奮するシーンも見られたが、それまでは酷いもんだった。
エバートンはケイヒルをトップに置くゼロトップシステム。
これはローマのそれとは大違い。
ケイヒルを追い越していく中盤の選手はひとりもいなかった。
ただただ全員で引いて守るだけ。
SBが上がることもないし、アルテタが仕掛けて、必殺スルーを出すわけでもない。
オズマン、ピーナールもなかなか仕掛けない。
アンカーのP・ネビルも展開に力を入れるのではなく、つぶし役に徹してた。
この戦いで勝ち点1をって考えがわるいわけではない。
11対11で試合をしてるなら、相手はチェルシーだし、これでいいんだが、テリーが前半35分に退場し、長い時間を数的優位な状況で戦えた。
それなのに出て行かない。
見ててイライラしてきた。
どうしても勝ち点1を積み上げないと、降格してしまうなんて状況でもないのに・・・。
ほんとに攻撃でみせれるようになった80分以降はフェライニが攻撃に参加したから。
この男には可能性が感じられた。
もっと早い時間からフェライニが攻撃に参加してれば、点が取れたかもしれん。
うまさだけでなく、高さも活かせるし、どうしてもっと早い時間から、上げなかったのか。
モイーズのやりたいサッカーってのがわからない。
同じ青の強豪チームを葬り去ることができたはずなのに。
リバプールの援護射撃になることが嫌だったのか。
それなら話はわかるが、それなら負ければいい。
チェルシー相手に勝つチャンスだったのに、勝ち点2を失ったような試合になってしまった。
チェルシーはテリーの退場が全てってわけではなさそう。
後半、必ずドログバを投入するフェリポンだが、はなっからドログバでいいような気がする。
独力でなんとかしてくれるのはドログバだし、アネルカだと、どうしてもなにかが足りない。
そろそろドログバを信用してもいいのでは?
それとバラック。
いいときはいいんだが、調子の波が大きいような。
J・コールを下げるなら、バラックを下げた方がよかった。
違いを生み出してくれるのはJ・コールの方だし、バラックがデコ、ランパードがいれば、いなくてもいい。
サイドで起点を作ってくれるし、意外性もある。
J・コールもドログバ同様、フェリポンに信用されてないのかも。
信用されるって言えばデコだが、最近、どうも開幕当初の切れが感じられない。
相手チームに研究もされてるんだろうが、下がってボールをもらいにいくシーンが多すぎる。
低い位置でプレーしてるデコは全く怖くない。
ここが活きてきてないなら、チェルシーの攻撃が安定しない。
どうもフェリポンでは強いチェルシーが作れないのかも。
2節にわたって首位に踊り出るチャンスを逸したチェルシー。
首位に出れないどころか、試合をしてないユナイテッドにも勇気を与えることに。
世界一になり、意気揚々とイングランドに戻ってくるであろうユナイテッドは、ここで一気に首位戦線に絡んでくることに。
アーセナル、ビラにもチャンスは広がってくるし、プレミアがおもしろくなるってことでは、これでよかったのかも。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
フェライニ(この男がもっと前にいくことができてたら、早い段階で点が取れたかも。攻撃でも守備でもしっかり魅せれる選手)

ニューカッスル-トットナム

2008-12-24 13:40:11 | プレミアリーグ
観戦日 12/24(水)       
 
愛丸’s チェック        
同じような境遇の両チームの戦い。
シーズン途中で監督が交代、夏に大型補強をするも結果が伴わず、それでいて、勝ち点も得失点差も同じ。
どちらが、この状況から抜け出すか。
ドローってことになると、すっとこのまま一緒にシーズンを終えることになるかも。
ニューカッスルはここ数試合の戦いぶりはそう悪くない。
前節はホームで強いポーツマスに土を付けた。
オーウェンが好調なのがなにより。
けがさえなければまだまだできることを証明してる。
スパーズはまだどこか不安定。
ビッグクラブには強いところを発揮してるんだが、そうでないチームとの対戦となると、力が抜けてしまうのか。
レドナップになってだいぶよくなってきてるが、このメンバーを考えると、これではまだ不満。

試合は同じようなチーム同士の対戦だけのことはあって、点の取り方も同じような感じで、どこか締まらない感じだった。
イングランド特有のロングボールサッカーでどちらも得点。
先制はニューカッスル。
ギブンからのパントキックがそのまま前線にいたエンゾグビアへ。
これをうまくDFをかわし、体勢を崩すもなんとか立て直しての、振り向きざまのシュート。
うまく決めれたが、この攻撃だけではとてもいいとは言えない。
中盤も、2トップもあったもんじゃない。
これで点を取られたスパーズにも問題があるが、こんな展開じゃ熱いサポーターも納得はしないはず。
あれだけ、サイドにいい選手を要してるんだから、ここから攻撃して、2トップを活かすってパターンでの得点が見たいはず。
アメオビがなぜか前半の途中に交代し、ビドゥカがオーウェンとコンビを組むことになったが、これがまた機能しなかった。
どちらにもいいボールが入らず、試合に参加してたのかしてなかったのか消えてる時間が多かった。
それが、後半、左でボールをキープし、エンゾグビアが低いクロス。
これをからだを張ってビドゥカが落とし、フリーのオーウェンがシュート。
ここまでの流れは完璧だった。
オーウェンが決めてれば、最高の得点シーンになったんだが・・・。
これで、ビドゥカが覚醒。
D・ダフを投入し、後半ももう90分に差し掛かる頃、これで点が奪えた。
ロングボールをがんばってビドゥカがヒールでパス。
これにD・ダフが走りこんで込んで受けて、ゴメスの位置を見てのシュート。
これが決勝点に。
こういう点の取り方ができたら、ニューカッスルはもうちょっと上までいける。
強いトップがしっかり楔になり、それを早い選手たちが狙って、ゴールを奪う。
それがしっかりできる選手たちが揃ってる。
スパーズはこれまた酷い試合内容だった。
オフサイドって言われてもおかしくない飛び出しでモドリッチがギブンとの1対1を制して同点ゴール。
これもロングボール1本で、これはスパーズのやりたいサッカーではないはず。
ただ、モドリッチはこれがプレミア初ゴール。
よかったって点はこれだけ。
パブリュチェンコを活かしての攻撃もできてなかったし、レノンのスピードが活かされてるシーンも少なかった。
ベントナーの右足が炸裂することもなく、これでは点は取れない。
ハドルストンも全く目立たなかったし、両SBのオーバーラップは皆無。
ユナイテッドとの対戦が先週末で、ミッドウイークにはUEFA杯を戦ってる。
少なくとも疲労って面ではニューカッスルよりも上だったか。
こういう苦しい状況でも結果を出せるだけのチームであることは間違いない。
選手は多くいるわけで、もっとうまくターンオーバーできればよかったんだが・・・。
ウッドゲイトのけがってのも気になる点だが、それでもR・キング、ドーソンのCBはしっかり計算ができるはず。
攻撃面でもひとはちゃんといる。
まだまだ厳しい日程は続くが、近い順位のチームとの対戦はしっかりものしていきたいところ。
レドナップ就任時のあのできを早く取り戻したいはず。

スコア 2-1

<得点者> 
ニューカッスル  エンゾグビア、D・ダフ
トットナム    モドリッチ
~愛丸's MVP~
エンゾグビア(移籍騒動の渦中のこの男がニューカッスルで最高の仕事をやってのけた。こんなにスピード満点でプレーしたのはいつ振りだろう)

ウエストハム-アストンビラ

2008-12-24 11:21:05 | プレミアリーグ
観戦日 12/24(水)       
 
愛丸’s チェック        
前節、スタンフォードブリッジでドロー劇を演じたハマーズ。
アウエーではそれなりに結果が残せてるが、ホームとなると・・・。
3ヶ月近くアプトン・パークでサポーターに勝利をプレゼントできてない。
悪い戦いぶりではないので、ここらで、クリスマスプレゼントといきたいところだろう。
ゾラに責任があるわけではないと思うが、結果が出せないと、まず監督が槍玉に挙げられる。
そうならないようにも選手たちにはがんばってもらいたい。
ビラはUEFA杯をミッドウイークに戦っており、その影響がどうでるか。
ターンオーバーを採用してないM・オニールだし、選手の疲労が気になる頃。
過密日程のプレミアだし、いつまでビラはこの順位をキープすることができるか。

ハマーズはいい試合を見せることはできてた。
ただ、フリーデルが当たりに当たってたためゴールが奪えず。
ビラのお疲れモードにも助けられ、なんとか失点をせずがんばれてはいたが・・・。
サッカーの神様は皮肉なもので、またしてもここアプトン・パークでそっぽを向いてしまった。
唯一の失点はシュートが決まったものではない。
ミルナーのクロスがリフレクトし、ドライブがかかったボールは無情にもファーサイドのネットを揺らしてしまった。
この失点、カウンターからのもので、なんとかシュートに持ち込ませないようなディフェンスができてたのに、ほんとに皮肉なもの。
フリーデルが好調じゃなかったら、3点ぐらいは取れてたし、ホームで全く運がない。
ベラミーなんか近年稀に見る好調さで、スピードで負けることもなく、ラウルセンとの勝負にほとんど勝利。
縦への突破はプレミアでも指折りのものだった。
ただ、これにうまくC・コールが絡めればもっとチャンスは増えたんだろうが、2トップとしてのできはいまいち。
ベラミーはあまりC・コールを信用してない雰囲気。
うまく機能したら、いい2トップになると思うが・・・。
アシュトンの復帰が待たれる。
ハマーズはもっと中盤の選手がゴール前に絡んでくればさらによくなるはず。
ノーブルに開幕当初の元気が感じられないし、ベーラミも左サイドだと・・・。
コリソンもどんなプレーが売りなのかよくわからなかったし、パーカーもあのダイナミズムさと激しさがこの試合では発揮できてなかった。
やっぱりチーム全体がうまく絡まないと、勝利というのは難しいのかも。
それと左SBのイルンガのキックに問題が。
ドリブルって面ではそれなりのパフォーマンスなんだが、フィードの精度がとんでもなく低い。
フリーの選手へのパスをどれだけ失敗したことか。
ここからもっとスムーズに展開できてれば、局面が変わったシーンはいくつかあったはず。
ハマーズはいつアプトン・パークで勝利の美酒に酔うことができるのか。
ビラはやっぱりお疲れモードだった。
アグボンラホール、A・ヤングにいつもの切れが感じられず。
もっとスピードに乗ったサッカーができるはずなのに。
こんなときもあるだろう。
そんな中でもしっかりカウンターから点が取れたわけで、できが悪い中でも結果を残せるのが強いチームの証。
これが続いてるうちはそうそう順位を落とすことはないだろう。
ユナイテッドの消化試合が少ないこともあるが、なんと現在プレミア3位。
CL出場という夢が現実のものになってきた。
ただ、相手はビッグ4。
どこも最後には本来の力を発揮してくるだろうし、ビラも息切れせずに戦えれば、このままいけるかも。
UEFA杯が2月まで再開されないとは言え、リーグカップにFA杯とプレミアはウインターブレイクもないし、この日程をどう乗り切るか。
適度な休養が必要になってくる。
前の選手をいかに回していくか、ここからM・オニールの手腕が問われてくる。
アーセナルをUEFA杯に回して、このビラがCLtってのも見てみたい気もするが・・・。

スコア 0-1

<得点者> 
アストンビラ   ミルナー
~愛丸's MVP~
フリーデル(この試合、何点失点からチームを救ったことか。どっしりと相手の出方を見てからのアクションは見事なものだった)

ビジャレアル-バルセロナ

2008-12-23 16:38:42 | リーガエスパニョーラ
観戦日 12/23(火)       
 
愛丸’s チェック        
ビジャレアルは今年最後の対戦相手が絶好調バルサ。
エル・マドリガルでどのような戦いを見せてくれるか。
セビージャもバレンシアもマドリーも1点も取ることができずバルサに破れ去った。
ここは意地を見せてもらいたい。
持ってる力をしっかり出せれば、バルサ相手にもやれるはず。
どこかがバルサを止めないと、リーガがおもしろくなくなってしまう。
バルサは普通にやればフエラだろうが問題ないはず。
ただ、クラシコでのパフォーマンスには不満が残る。
あれだけ引いたマドリーを崩すのに苦労してたし、トリデンテの状態があまりよくないように思った。
それでも今のバルサは誰かがしっかり仕事してくれる。
だから、この順位をキープしてるんだろう。

ビジャレアルは先制して、エンパテに追いつかれるまではいいサッカーができてた。
バルサの高い位置からのプレッシャーに苦労してたが、要所でG・ロッシのテクニックが冴え渡り、チャンスは作れた。
これにピレスもうまく絡み、いい攻撃ができたように思う。
やっぱりピレスが顔を出してくる試合は、いい攻撃ができてる。
決定機はバルサよりも多く作れた。
G・ロッシの抜け出してのシュートも決まっておかしくなかったし、V・バルデスとの1対1という場面を作り出せてた。
カニが7節以来のスタメンで、この1対1という場面で仕事をした。
G・ロッシは堅くなったのか外してしまったが、カニは落ち着いてた。
V・バルデスの出方を見て、ボールを浮かせてのゴール。
これでビジャレアルはバルサから点を奪った。
他のビッグクラブが成せなかったことをやってくれた。
ここであのバルサに土をって思ったが、バルサはそうはさせなかった。
前線の3人をうまく押さえ込めてたビジャレアルDF陣だったが、中盤の選手にやられてしまった。
チャビをどうにも捕まえきれず、ここからのパスにやられた。
バルサは前の3人を抑えても、チャビも一緒に押さえ込まんことにはどうしようもない。
ここから出たパスからたいていがチャンスに繋がるわけで、もっと激しくいってもよかった。
エグレン、M・セナなんかいいボール奪取ができてように思えたが、これがことごとくフアルタに。
選手もサポーターもアルビトロには不満たらたら。
バルサ相手に自分たちがイライラしてしまうと勝負にならない。
バルサをもっとイライラさせることを重要視した方がよかった。
エンパテになってからはぐっとモチベーションが低下したのかDF陣も安定感がなくなり、逆転を許し、数的有利な状況になってもこれを活かせなかった。
ニハト、G・フランコと決定機を不意にし、ビジャレアルもバルサの軍門に下ってしまった。
クリスマス前にもうリーガの火が消えてしまった感が・・・。
バルサはやっぱりあのトリデンテの状態があまりよくないように思う。
アンリが逆転ゴールを奪ったんだが、これはチャビのクロスが絶妙だったから。
この3人の絡みで決定的なシーンは作り出せてないし、メッシのドリブルも必ず最後で止められてしまう。
エトーもいいシュートを放ったのはひとつぐらいだったし、アンリが目立ったのもあの得点シーンのみ。
こっちの見方が厳しいものになってるからこう見えるのかもしれんが、この3人ならもっとやってくれるはず。
それでもしっかり勝てたのはチャビが好調だから。
今のチャビをそう簡単には止められないだろう。
パス能力は以前から高かったが、今はドリブルの力も一段とアップした。
なかなかボールを取られないし、相手に嫌なところが常にわかってる。
こんな選手がひとりでもいたらチームはひじょうに助かるだろう。
EUROでのMVPってのが自信に繋がったこともあるが、やっぱりペップが監督になったことが大きいはず。
09年もこの男が中盤に君臨してればそうそう負けるバルサは見ることができない。
リーガの優勝はほぼ決まった。

スコア 1-2

<得点者> 
ビジャレアル  カニ
バルセロナ   S・ケイタ、アンリ
~愛丸's MVP~
チャビ(今シーズン、全くコンディション、パフォーマンスを落とすことなくここまでやってきた。それでいて決定的な仕事を必ずやってくる)

アーセナル-リバプール

2008-12-23 14:45:40 | プレミアリーグ
観戦日 12/23(火)       
 
愛丸’s チェック        
現在5位のアーセナル。
このままでは来シーズンCLに出場することができない。
前節、上位3チームがドローだったってことを考えると、しっかりボロに勝っておきたかった。
ビッグ4同士の戦いにはなぜか強いアーセナル。
今の状態が悪かろうが、リバプールには勝てるかもしれん。
とにかく、この現状を打破できるようなきっかけとなるとような試合にしたいはず。
リバプールもなかなかプレミアで独走態勢を築くことができてない。
負けてないとは言え、ちょっと勝ちきれてない試合が多すぎる。
ただ、この試合に限っては、負けなければOKか。
いつもの手堅い試合運びで、うまく点が取れれば。
F・トーレスが戻ってくるまでは我慢の試合が続くはず。

なんだか、アーセナルにとって、このドローがどのように影響してくるのかわからない。
先制して、勝てたかもってことを考えると、痛いドローだろうし、後半数的不利な状況を考えると儲けもんのドローってことに。
チェルシー、ユナイテッドにはしっかり勝てたわけで、エミレーツでの試合ってことを考えると、勝ちたかったはず。
それでも、他のビッグ4との試合内容と、このリバプール戦を比べると、明らかにパフォーマンスは低下してた。
前半、先制したシーンもいつものパスワークから取れたものでもなく、ロングボール1本。
これでも1点は1点だし、問題はないんだが、リバプールDF陣を慌てさせるような攻撃は見られなかった。
サニャが仕掛けられてるときはこれはって思われたが、これが続くこともなく、チャンスは減る一方。
中でのパス交換もいまいちだったし、アデバイヨールの個人技でなんとかするしかなかった。
セスクも目立ってなかったし、V・ペルシが輝いたのもあのゴールシーンのみ。
セスクはけがで前半終了でピッチを去り、アデバイヨールは不可解な2枚のイエローで退場。
これでは後半いつものアーセナルとして戦うことはできない。
アデバイヨールにしか可能性が感じられなかったから、こうなると、点をやらないサッカーをやるだけ。
ドローをキープできたことをよしとしないと。
不安定なDF陣ではあったが、なんとか1失点で済んだ。
アルムニアの状態だけは今のアーセナルでなんとか誇れるもの。
世界的に図抜けたGKってことはないが、それに近いぐらいのレベルまでは上がってきたように思う。
かなり安定してるし、セービング、飛び出し、DFの裏の守備、どれも水準以上のものはある。
今はこの男の守備に頼っていくしかないか。
この試合が、アーセナルにとってどれだけのものを与えるかどうかわからないが、セスクがけがしたってことは重要なことかも。
リバプールはこちらも狙った形で同点に追いつけたわけではなかったが、結果的にこれでよかったのかも。
冬に移籍するかもなんて噂が絶えないR・キーンがクリアボールにうまく反応してダイレクトのハーフボレーを決めて見せた。
ただ、やっぱりまだ周りとうまく連携できてないような・・・。
パスを出してる相手によくジェスチャーでああだこうだ言ってるシーンが多かった。
いろいろ言う前に自分がそれに合わせればいいのに。
この試合は結果が出せたからよかったが、やっぱりこの男は今のリバプールには必要ないかも。
カイト、ジェラードってコンビでいい形を作れてたから、ここで点が取れてれば申し分なかったが。
後半、数的優位を活かせなかったのは今のリバプールの状態を示してる。
相手がアーセナルとは言え、この試合に限っては、しっかり逆転して勝てる試合だった。
こういう試合を取っていかないと、優勝ってことを考えれば、後で痛い目に合う。
ユナイテッドが試合をしない今節、プレッシャーをかけるためにもしっかり勝っておきたかったところ。
とにかく、F・トーレスというエースが万全の状態で戻ってくるまで、なんとか耐えていかないといけない。

スコア 1-1

<得点者> 
アーセナル   V・ペルシ
リバプール   R・キーン
~愛丸's MVP~
アルムニア(今のアーセナルで一番計算ができる選手。安定感もあるし、この男に頼っていくことが多くなっていきそう)

R・マドリー-バレンシア

2008-12-23 12:05:00 | リーガエスパニョーラ
観戦日 12/23(火)       
 
愛丸’s チェック        
バルサにこれ以上差をつけられたくない両チーム。
マドリーは前節のクラシコでなにか変わりそうな感じは見られたが、結果は完敗。
これで12Pも差が開いた。
順位も6位ともうこれ以上負けは許されない。
ただ、J・ラモスの就任ってのはマドリーにとって、必ず好転するはず。
時間が経てば、もっとよくなるはず。
バレンシアは強豪との対戦との狭間の前節をなんとか勝利。
2位にいるにはいるが、バルサとの差は8P。
このサンチャゴ・ベルナベウでの試合も本来なら勝ち点1で十分なんだが、そうも言ってられない状況に。
どちらもバルサを考えての試合になりそうで、負けられない一戦。
激しい打ち合いになるか、点を取られたくないばっかりにガチガチに引いて守りあうか。

前半3分のイグアインのゴラッソなシュートがこの試合の唯一の得点シーンに。
1-0というスコアが信じられないぐらい両チームチャンスはあった。
勝ちたい気持ちが全面に出て、攻撃でいいシーンはそれなりにあったが、どこかこれがビッグクラブ同士の戦いかと疑いたくなるようなシーンも見られた。
とにかく、マドリーは決定機を不意にしすぎ。
ロッベンが切れきれで、何度もバレンシアの左サイドをパニックに落としいれ、そこから多くチャンスを作った。
ロッベンとマッチアップしてた、デル・オルノなんかはひとつも止めれるシーンはなかったのでは?
最初の仕掛けからのチャンスでイグアインが決めてくれたからよかったが、あれがなかったらエンパテ・ア・セロの試合。
あれだけゴラッソなゴールを見せてくれたイグアインもその後はさっぱり。
フリーで打ってもクロスバーの上だったりとヘナンの好セーブで止められたってシーンは少なかった。
グティもラフィも決めれる場面はいくらでもあったはず。
これのどれかが決まってたら、こんな苦労せずに楽に勝てた試合。
守備ではいいところでカンナ、メッツェルダーの強さが目立った場面はあったが、完璧だったわけではない。
カンナは軽いスライディングにいってあっさりかわされるってこともあったし、メッツェルダーもスピード勝負になると・・・。
これを救ったのが、聖カシージャス。
クラシコで調子を取り戻したのか、この試合でも決定的なシーンを何度も救った。
この男がいなかったら、バレンシアの逆転勝ちは間違いなかった。
ビジャのニアを狙ったシュート、バラハの至近距離からのカベッサ、このふたつは決まってもおかしくないシュート。
またまたマドリーの面々はカシージャスに感謝しないと。
相当数の決定機を不意にしてる攻撃陣を見て、こりゃだめだって表情をしてるカシージャスが印象的だった。
これだけ不甲斐無い試合だったにしろ、今のマドリーに必要なのは結果。
負けてもおかしくなかった試合で勝ち点3を取れたんだから、とりあえずいいクリスマス休暇になるはず。
バレンシアはサンチャゴ・ベルナベウでポセッシオンでマドリーを上回る快挙を達成。
喜べたのはこれだけだった。
ポセッシオンサッカーが得意なチームではないし、基本的には守備主体のチーム。
それがあれだけボールを支配でき、チャンスも作れたのに、前半3分のあの1点が最後まで響いた。
点が取れなかったわけではない。
悪い内容でもなかった。
それでもカシージャスって壁を打ち破ることはできなかった。
バラハのカベッサが決まらなかった段階で、この試合は落とすような気がした。
攻撃に関しては、このまま行ってくれれば、09年もなんとか勝負できる。
問題は守備。
カピターノであるマルチェナがドブレ・アマリージャで退場。
激しいプレーが売りなのはわかるが、この大事な試合でこれをやったらいかん。
ただでさえCB陣の層が薄いのに、年明けのアトレチコ戦はどうなってしまうのか。
この辺を考えてもらいたかった。
ビルバオ時代にはマドリーキラーなんて呼ばれてたデル・オルノが未だ状態が上がってこず。
ロッベンにやらっれっぱなしで、ここがしっかり対応できてたらあの失点もなかった。
エメリはここがキーポイントってわかってたはずなのに、これでは何の策も講じてないことに。
とにかく、この強豪との戦いは全てフエラだったわけで、折り返しのカーサでの試合はきっちりものにしてもらいたい。

スコア 1-0

<得点者> 
R・マドリー   イグアイン
~愛丸's MVP~
カシージャス(この男がここまで目立ってるってことは、チームの状態がよくない証拠。それでもしっかり守ってくれるし、今はこの男に頼って結果を出すしかない)