愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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インテル-バイエルン

2011-02-25 22:41:38 | チャンピオンズリーグ
観戦日 2/25(金)       

愛丸’s チェック
昨シーズンのファイナルの再現。
ただ、ファイナルは一発勝負だが、このラウンドでの戦いはホーム&アウエーの戦い。
あのときとは戦い方が違ってくるだろう。
インテルはレオナルド体制になって調子を上げてきており、ここは、どうしても勝利で終わりたい。
できれば複数点を取って、ミュンヘンでは楽に試合を運びたいところ。
バイエルンは、うまくこの1legを乗り切ってホームでの勝負に持ち込みたいだろう。
ロッベン、リベリが健在だし、サイドからインテルを攻略できれば、この地でも勝利を奪うことができそう。
昨シーズンの悔しい思いを忘れてないだろうし、ここは気持ちのこもったプレーが見られるはず。

インテルは、エトーの1トップでこの試合に挑んできた。
レオナルド体制になって、4-3-1-2でほぼ戦ってきたんだが、ケガだったり、このコペティションで起用できない選手がいたりで、この布陣になったのか。
たしかに、エトーは調子はよかった。
それがいい方にも悪い方にも出てしまった。
単独の突破が成功すれば、チャンスになるんだが、周りに選手がいるにも関わらず、ひとりでやってしまったら、バイエルンの思う壺に。
エトーにもうちょっと冷静な気持ちがあったなら、点は奪えたかっもしれん。
これが2トップだったら、エトーのプレースタイルも変わってきたんだろうが、ひとりでなんとかしないとって状況も多かったから、こうなったのも仕方ないか。
スタンコビッチ、スネイデルがもっと高い位置を取り、エトーの近くでプレーできればよかったんだが、ふたりともセコンダプンタってタイプではない。
なら、パンデフを使うって手もあったんだろうが、どうもレオナルドは、この男に信頼を置いてない感じ。
D・ミリートが健在か、パッツィーニが使えれば、この試合をもっと楽に戦えたかも。
ただ、この4-3-2-1が悪いわけでもなかった。
可能性を感じれるプレーもあったし、スネイデル、スタンコビッチがこのシステムに慣れてくれば、オプションとして使うことができる。
バイエルンが主導権を握る時間が多かったから、中盤の選手たちが守備に追われることも多く、T・モッタ、カビアッソがフィニッシュに絡むシーンが少なかった。
もっと、この3列目の攻撃参加が増えないと、このシステムは活きてこないだろう。
後半、ラノッキアがケガで途中交代し、ここで長友の出番があるかと思われたふぁ、レオナルドは固い交代劇で対応。
中盤にハルジャを入れ、左のSBにサネッティを回し、CBにはスライドしてキブを起用。
守備を重視するとこうなるし、バイエルンの右には切れきれのロッベンがいた。
ここで長友が起用されるようになってもらいたいものだ。
そのロッベンを止めることができず、失点をしてしまい、これだったら、長友でもよかったのではなんて思うが・・・。
左からの攻撃があまりにも少なく、右のマイコンもリベリがいたから、いつもの攻撃性を発揮できず。
ここをうまく改善しないと、2legは厳しい。
アウエーゴールを奪われ、それでいて無得点だったわけで、2legは死ぬ気でいかないと、ビッグイヤーを2年連続で掲げることはできない。
バイエルンはブンデでの不調ぶりがまるで感じられない戦いぶりだった。
ここまでバイエルンがやれたから、かなりおもしろい試合展開に。
やっぱり、このチームはあの両サイドがいないと始まらない。
右のリベリも左のロッベンも今、最高の状態にありそう。
あれだけ休んだんだから、これぐらいやれて当然なのかも。
リベリは左SBにプラニッチがいるときに、このコンビでインテルを翻弄した。
マイコンが攻撃参加できなかったのも頷けるコンビプレーだった。
左はロッベンの独壇場。
カットインしてフィニッシュまで持ち込むプレーをやってくるのがわかっててもインテルのDF陣は止めることができなかった。
これで終了間際にゴールが生まれたわけで、ロっベンのできがどれだけよかったかわかる。
ただ、中央の攻撃はボランチのふたりはよかったが、M・ゴメス、T・ミュラーは果たしてこれでよかったのか。
M・ゴメスは点が取れたからよかったが、T・ミュラーはW杯のできからはほど遠かった。
ミュンヘンでここも機能するようなことになれば、インテルは全く歯が立たないかもしれん。
結果、0-1と最高の結末を迎えたんだが、この勝利を呼び込んだのはクラフトの好セーブがあったから。
やっとカーンの後継者と呼べるGKが現れた予感。
まだまだ若いし、これから、このチームで責任の大きい仕事をこなしていけば、かなりの経験になるはず。
プラニッチが前半で退いたのは残念だが、それでも点は取れたし、両手を挙げて喜べる勝利になったはず。
こおラウンドを突破して初めて、昨シーズンのファイナルの借りを返したと言っていいだろう。

スコア
0-1
<得点者> 
バイエルン   M・ゴメス             

~愛丸's MVP~
クラフト(至近距離でのシュート反応はすばらしいものがある。ハイボールだったり、飛び出しだったりは見れなかったが、ここもいいようだと、世界的なGKの仲間入りができるかも)

コペンハーゲン-チェルシー

2011-02-23 20:15:10 | チャンピオンズリーグ
観戦日 2/23(水)       

愛丸’s チェック
バルサに次いで2位でグループを突破したコペンハーゲン。
この突破は奇跡と言っても過言ではない。
だれが、このデンマークのチームがこのラウンドまで進出すると思っただろう。
組織だった攻撃、守備は、突破に値するものだったが、果たして、これがチェルシーに通用するかどうか。
ホームでの強さをここでも発揮できれば、今のチェルシーに一泡吹かせることができるかも。
チェルシーは、F・トーレスの加入で、どこまでチーム状況がアップしたか。
プレミアを見てる限りでは、これが起爆剤になってるとは言いがたい。
ドログバは、明らかに不満そうな感じだし、アンチェロッティが希望してる3トップが機能するかどうか・・・。
これが機能するようだったら、悲願のビッグイヤーも見えてくるはず。

コペンハーゲンはシャフタールと違って、試合から遠ざかったことが影響したか。
冬はリーグが中断し、その間、このチェルシー戦に向けてスペインで合宿を張ってたみたい。
ロシア圏とのチームとのトーナメントもあったみたいだが、これは真剣勝負ではない。
今年に入って、最初の試合がチェルシー戦だし、いくらバルサを苦しめたチームとは言え、過酷なこと。
それがこの試合で出てしまった。
サイドを使った攻撃はなかなか披露できず、守備もミスが目立ち、それが失点に繋がってしまった。
アウエーゴールをふたつも奪われ、自分たちは得点できず。
こうなると、スタンフォードブリッジでは3点を取って、なおかつ、チェルシーをゼロに抑えないとベスト8には進出できない。
2legの頃には、選手たちも試合勘はある程度戻ってきてるかもしれんが、時すでに遅しの印象が。
この試合、コペンハーゲンはエンドイとサンチンの2トップで挑んできた。
これまではグロンケアがトップ下に入る4-4-1-1みたいな布陣だったが、どうしてここで2トップを採用したのか。
キャンプで得た何かかもしれんが、グループリーグで結果を出してきたシステムが一番力を発揮できたはず。
エンドイが下がり目でプレーし、グロンケアは左のサイドが主戦場。
ここで主導権を握れればよかったんだが、なかなかこのベテランが輝く時間はなかった。
ヴェントとのコンビも多く見られなかったし、サイドで起点が作れないと、コペンハーゲンは苦しい。
このチームのもうひとつの特徴のボランチの攻撃参加は、いいところで見られたが、ここで空いたスペースをチェルシーに使われることに。
クラウデミールなんかはかなり積極的に見られたが、フィニッシュまで持ち込めればそれはそれでいいんだが、高い位置でボールを奪われると、バイタルエリアががら空きに。
こうなるとDFラインが前に出るのではなく、下がってしまってたので、ランパードなんかはいいパスをここで供給できてた。
アグレッシブなサッカーでバルサからこの地で勝ち点1を奪い、他のライバルからは勝ち点3をゲット。
そのいいときのコペンハーゲンの姿はなかった。
チェルシーは、まだ完璧な状況ではないにしろ、ここでの0-2の勝利はもう突破を意味するもの。
アンチェロッティがここまであまりやってこなかった4-4-2が大正解。
って言っても、よかったのはアネルカぐらい。
この男、FWとしてプレーでき、なおかつドログバがパートナーじゃないと自覚も芽生え、最高の働きだった。
飛び出しのタイミングもすばらしかったし、個人技も冴え渡ってた。
それにシュートも正確。
そんな簡単なシュートではなかったが、きっちり2つゴールを決めてみせた。
アネルカはF・トーレスとのコンビで輝くことがわかった。
そのパートナー、F・トーレスもまだ最高の状態にはないが、それでも、決定機を作ることはできてたし、後は点が取れれば、あの頃のF・トーレスに戻るはず。
うまいって感心するプレーも見られたし、アネルカとのコンビを成熟させれば、おもしろいコンビになる。
となると、途中出場のドログバが問題に。
力があるのは確かだが、王様じゃないと満足しないタイプ。
これをアンチェロッティがうまくコントロールできれば、なんとかできるかもしれんが、この状況を考えたら、今はアネルカ、F・トーレスの2トップがベスト。
4-4-2と右のサイドがラミレスではなく、本職がいてくれたらもっと攻撃に厚みが出るんだが、今のチェルシーにはそれがいない。
いっそのこと、マクイクランをここで使ってみたらおもしろいかも。
守備に問題はなかったし、チェルシーはもう全てをこのコンペティションに注いだ方が結果を残せるような・・・。

スコア
0-2
<得点者> 
チェルシー   アネルカ×2             

~愛丸's MVP~
アネルカ(明らかにこれまでよりも動きがよかった。3トップの下がり目のポジションよりも2トップの一角の方が活きてくる。これからこの男をエースにしたら結果はついてくるかも) 

バレンシア-S・ヒホン

2011-02-23 16:47:53 | リーガエスパニョーラ
観戦日 2/23(水)       

愛丸’s チェック
現在、リーガで9試合負けがないバレンシア。
前節は、アトレチコ相手に終了間際のゴールで勝ち点3をゲット。
これで、ビジャレアルを抜いて3位に浮上。
ただ、CLではここメスタージャでシャルケ相手に1-1のエンパテ。
負けなかっただけよかったが、アウエーゴールを取られたのは、2legに響いてきそう。
これを引きずってないならいいんだが・・・。
ヒホンは前節あのバルサの連勝を止めてみせた。
エル・モリノンの声援を武器に最後まで集中を切らさない守備で勝ち点1をゲット。
これはヒホンにとって相当自信になっただろう。
この固い守備でここでも勝ち点をゲットしたいところ。

バレンシアは、どこか疲れが感じられる内容だった。
取れそうな場面も少なかったし、ポセッシオンはしてても、それが点に繋がるパス回しではなかった。
サイドのキープレーヤーもいつもの突破は見せれず、まんまとヒホンの固い守備に引っかかった感じ。
マタが復帰してきたが、まだ本調子にはなかったし、マタの状態が上がってからが、更に強いバレンシアになるってことか。
ヒホンがそう前がかりにならなかったから、守備での破綻はなかったが、それでも、守備で目立った選手がひとり。
ここまで攻撃的なイメージが強かったミゲウが、いい守備を披露。
D・カストロという曲者を相手にしてたが、このヒホンのエースと呼ぶべき存在の選手に大きな仕事をさせなかった。
得点力もある選手だし、ここで好き放題やられたらカウンターの餌食になってしまう。
それを食らわなかったのは、ミゲウの好守備があったから。
問題児扱いされてる時期もあったが、エメリが我慢して使ったことで、自覚が芽生えたのかもしれん。
この調子だったら、最後まで右のラテラルは安泰か。
それと、新加入のジョナスが、この試合でバレンシアデビュー。
グレミオから来たFWで、これまでどんなプレーをやってきた選手か知らなかったが、テクニックのあるトップ。
プレッシャーに弱いなんて情報もあるが、この試合、最後に見せ場を作ったのはこの男。
ふたりに囲まれた状況からうまく反転して突破し、シュートまで持ち込んだ。
力のあるいいシュートだったが、不運にもクエージャルの真正面。
これがちょっとでもコースに飛んでたらゴールになったかもしれん。
アドゥリスがケガで途中退場し、このケガの具合がどうかまだわからないが、代わりは、このブラジル人が勤めてくれそう。
ソルダードとの関係が高まれば2トップも可能だし、あのキープ力があれば、1トップでもおもしろいかも。
ってな感じで、この試合は、これ以外に見せ場がなかったバレンシア。
エンパテ・ア・セロってことで、10試合負けなしってことにはなってるが、降格争いに巻き込まれそうなチームとのカーサでの試合は勝ち点3が必要だった。
今後、バレンシアの課題は、引かれた相手をどう崩すか。
単独で局面を突破できる選手が、中央に見当たらず、サイドでの仕掛けになるが、あれだけ引かれたら、それでもチャンスは少なくなる。
果たしてエメリにはその打開策があるのかどうか。
4位と3位では大きく変わってくるし、ここはこの順位のままフィニッシュしてもらいたい。
ヒホンは2試合続けてビッグクラブ相手に勝ち点1をゲットした。
やっぱり前節バルサの連勝を止めたのがかなり自信に繋がってたみたい。
この守備の堅さは、これからヒホンの売りになっていきそう。
ただ、引いて守るだけでは負けはしないまでも、勝つことも難しくなってしまう。
課題は得点を取ること。
この試合はサンゴイがトップに入ったが、この男が仕事した場面はなく、代わって入ったビリッチもノーインパクト。
このトップにボールがしっかり収まらないと、D・カストロもデ・ラス・クエバスも活きてこない。
2列目の得点力のある選手が輝くにはトップの踏ん張りが必要。
これができるようになれば、得点も期待できるはず。
守備からしっかりリズムが作ることができるし、集中力も途切れることはない。
エンパテが2試合で勝ち点は2しか積み上げることはできなかったが、大きな勝ち点2だし、これが今後に繋がってくるはず。

スコア
0-0
<得点者> 
 なし             

~愛丸's MVP~
ミゲウ(ここにきて守備力がかなり向上してきてる。持ち味の攻撃力をこの試合で活かせれなかったのは気になる点だが、この守備があれば、これからこの男が不動のレギュラーに)

ローマ-シャフタール

2011-02-23 15:25:36 | チャンピオンズリーグ
観戦日 2/23(水)       

愛丸’s チェック
先週行われたCLの試合。
ローマは苦しみながらグループリーグを突破。
バイエルンと2チーム、楽に抜け出せると思ってたが、バイエルンには遠く及ばず、最終節まで結果がわからない状況に。
カンピオナートでも連敗中で、ラニエリの手腕に疑問符が。
トッティとロマニスタの話し合いも、これが焦点だったらしい。
ここでも結果が出せないようだと・・・。
シャフタールはウクライナのチームとして始めてベスト16に進出。
まだリーグ戦が開幕してない状況で、フレッシュではあるが、試合勘ってのが問題に。
試合はテストマッチをこなしてきてるみたいだが、真剣勝負は、これが今年初めてになる。

ローマは、カンピオナートでの悪い流れをここでも出してしまった。
トッティがスタメンで起用されたが、これが起爆剤にはならず。
先制したまではよかったが、なんと、前半のうちに3失点を喫してしまい、これでほぼ白旗状態。
ホームでの1legで3点も奪われたら、かなりやる気はそがれるだろう。
それも対応の悪さからの失点で、これはもう言い訳のしようがない。
確かに、シャフタールのブラジル人カルテットはかなり高いレベルを備えてるが、これはやる前にわかってたこと。
この対応がローマはできてなかった。
中盤の下がり目に3枚を置いてる布陣ではあったが、守備に重点を置いて振舞える選手がデ・ロッシぐらい。
タッデイはサイドが主戦場だし、ペロッタは、守備よりも攻撃というか前線のダイナミックな飛び出しが売りの選手。
クラブの経営の問題で、大きな戦力補強ができないのはわかってるが、それなら、この選手たちが活きるようなシステムを組めばいい。
ラニエリはそれができてない。
このメンバーだと、このシステムではちょっともったいないような・・・。
あれだけブラジル人たちに好き放題やられたわけで、後半の頭には違った攻撃を展開するべきだった。
それをラニエリはミスを犯してそれが失点に繋がったリーセを下げてカステッリーニを投入。
ちょっと消えてる時間が長くなったヴチニッチに代えてボリエッロを投入と、同じような選手交代しかしてこない。
1leg、それもホームで2-3とビハインドの状況で、これ以上失点をしないことを考えることより、いかに追いつき逆転するかを考えないといけなかった。
アウエーでの2legを考えたら、まずはドローで迎えないといけないし、負けた状況だったら、アウエーで0-2での勝利が必要になる。
それをラニエリはわかってたのか・・・。
ボリエッロを使うなら、ヴチニッチ、メネーズをサイドに置いて、トッティをトレクァルティスタで使うなら4人が共存できる。
守備の負担は増えるだろうが、攻撃こそ最大の防御。
それができるメンバーははず。
監督が消極的な作戦をとってくれば、選手たちもそれに応えるわけで、チームとして得点することが期待できない。
もっとチームの士気を高めるような交代をやらないと、結果は残せない。
アウエーゴールを3つも献上しての敗戦。
ローマはもうやるしかない。
シャフタールは、これが今年初の公式戦だとはとても思えない出来だった。
いい準備ができたんだろう。
ローマの現状も手伝ったのか、自信溢れるプレーが目立った。
ブラジル人たちもおそらく地元でしっかり休養が取れたんだろうし、フレッシュさがいい方に出た。
それでも、あの攻撃カルテットは勢いに乗ると止めることができない。
ローマの対応がまずかったこともあるが、誰が仕掛けてもそれなりにチャンスになる。
それで2点目のゴールが生まれたし、あのD・コスタのドリブルは誰かが当たりにいかないといけなかった。
フリーでドリブルをやらせれば、あれぐらいのプレーは簡単にやってのける。
ミスも手伝ってくれたし、前半の3得点がどれだけチームに勇気を与えたことか。
それに、ダブルボランチの攻守における貢献も大きかった。
守備の時間はDFラインの前で壁になり、攻撃では時にはL・アドリアーノを追い越してフィニッシュに絡む。
こちらも試合勘が鈍ってることはなく、フレッシュさがいい方に出た。
シャフタールが、2legでかなり優位に立ってるのはたしかだし、慢心と油断さえなければ、このラウンドは突破できるはず。
シャフタールが行き着くところがウクライナにとっての記録になるわけで、このままどこまでいけるか見てみたい。

スコア
2-3
<得点者> 
ローマ    ペロッタ、メネーズ
シャフタール ジャヂソン、D・コスタ、L・アドリアーノ             

~愛丸's MVP~
ウィリアン(この男が得点を挙げることはなかったが、最後までローマを脅かす仕掛けができてた。あのドリブルはかなり魅力的だし、これは2legもローマに脅威を与えそう)

バルセロナ-A・ビルバオ

2011-02-23 13:36:27 | リーガエスパニョーラ
観戦日 2/23(水)       

愛丸’s チェック
前節、連勝記録がストップしたバルサ。
その影響からか、エミレーツでのアーセナル戦も逆転負け。
流れが悪いのは間違いない。
点が取れてるのもビジャだけだし、メッシ、ペドロあたりにもゴールが生まれれば一気にいつものバルサに戻るんだろうが・・・。
V・バルデスも練習中にケガをしたみたいで、バルサに暗雲が立ち込めてきたか。
ビルバオはサン・マメスでのバルサ戦は完敗。
カーサで結果を残せなかったことを考えたら、ここでいい結果が出るとは思えないが、今のバルサにならチャンスはあるかも。
しっかり守って、バルサにスペースを与えないような守備ができれば、勝ち点1は持って帰ることができるはず。
バルサから結果を出すには、バルサが低調なこの時期しかない。

バルサは、この試合も圧倒的な強さを発揮できなかった。
それでも、なんとかメッシのおかげて2-1と勝利することができた。
メッシというか、バルサが奪った点のどちらもD・アウベスのおかげか。
やっぱり、この驚異的なスタミナの持ち主が、あれだけ前に出てこないと、バルサの攻撃は活性化しない。
裏に抜け出してのクロスからの得点で、この男がここまで輝いたのも久しぶりだった。
バルサが結果を出せなかった試合を考えてもたら、この男がまるで目立ってなかった。
ここを使うことができなかったのかもしれんが、あれだけのパサーが揃ってるんだし、スペースがなかったってことか。
バルサと対戦する相手は、いつまでも、ここをやられるわけにはいかないだろう。
それが、なぜかこの試合のビルバオは高いディフェンスラインを敷いて、D・アウベスにここを使われてしまった。
バルサは、このビルバオを見て、システムをちょっといじってきた。
アビダルを左のラテラルとしてやらせず、J・ピケとのCBとして振舞わせた。
もともと、CBだったブスケツを左の高い位置で守備をやらせ、D・アウベスはもうウイングと言ってもよかった。
マスケラーノもDFラインに組み込まれる形で、ペップは、試合中にシステムを変更。
これに守備はしっかり対応できた。
攻撃も、これでD・アウベスが活きてきたし、ペップはしてやったりだろう。
ただ、この1点を取ってからが、また最近のダメなバルサに。
攻め込んで、いいシーンを作るも点が取れない。
メッシのドリブルが完璧でも、最後が決まらないし、ビジャも先制点は取りはしたが、それ以降は、惜しいシーンもなかった。
ペドロはあの勢いがなかったし、こうなると、バルサの自慢のパスサッカーができなくなってくる。
ひとりひとりのボールキープの時間が長くなり、なんとか個人技で局面を打開しようとする。
こうなってくると、せっかく高い位置で狙ってるD・アウベスも活きてこなかった。
後半の立ち上がり、PKで同点に追いつかれ、ここからさらに慌てたバルサはメッシのドリブルに頼ることに。
メッシがなんとかしないとって気持ちが強くなり過ぎたのかもしれんが、ビルバオを慌てさせることはできても、最後は守られてしまう。
中央寄りの攻撃に終始、これを我慢されてしまったのが、逆に功を奏したのかも。
ここで、ビルバオはまたサイドを空けてしまった。
D・アウベスが、この時間から再度輝きだし、ここでのグラウンダーのクロスをニアに走りこんできたメッシが決めてみせた。
点が取れるときは決まってボールタッチ数が少ないし、全体が動けてる。
この得点でバルサは何かを思い出しただろう。
V・バルデスに代わって久しぶりのリーガの舞台になったピントもF・ジョレンテのカベッサをセーブしたり、仕事はきっちりやってのけた。
ビルバオはうまくバルサに対応し、PKではあったが、1-1に追いついて、後半の30分過ぎまで我慢できたんだが・・・。
この感もカウンターのチャンスはなくはなかったが、トケーロにボールが渡ればチャンスになるんだが、F・ジョレンテに収まっても、そこからの上がりが遅くボールを取られてしまう。
F・ジョレンテは悪くないんだが、周りの押し上げがあれだけ時間がかかったら、さすがのF・ジョレンテも仕事はできない。
このポジティブ・トランジションのスピードがもっと速かったら、逆転まで持ち込めたかも。
ビルバオの敗戦は、ムニアインの投入が原因だろうし、J・カパロスはどうしてあの場面で勝負に出たのか。
たしかにムニアインはもっと長い時間見てみたい選手なんだが、ガビロンドがやっとD・アウベスに対応することができるようになってたから、ここはもっとガビロンドでいくべきだった。
ムニアインも攻撃で見せる選手だし、これだけ守備に追われる時間が多くなっては、活きてこない。
トケーロの投入まではよかったが、ムニアインの投入は間違いなく裏目に出た。

スコア
2-1
<得点者> 
バルセロナ   ビジャ、メッシ
A・ビルバオ  イラオラ            

~愛丸's MVP~
D・アウベス(この男が、自分のサイドで輝くことができればバルサの攻撃の幅が広がる。外を意識させることで中が機能するだろうし、これぐらい積極的な攻撃参加が今後も必要)

R・マドリー-レバンテ

2011-02-23 11:33:19 | リーガエスパニョーラ
観戦日 2/23(水)       

愛丸’s チェック
試合順が逆になっておりますがあしからず。
マドリーは、CLのリヨン戦を控えた大事な一戦。
CLにだけ照準を合わせるわけのもいかず、このリーガでもバルサとの差がちょっと縮まったから、こちらも大事に戦うことに。
レバンテカーサでもエンパテ・ア・セロと取れる勝ち点を取りきれてないし、ここはきっちり勝ち点3を取らないと。
そう難しい戦いにはならないはず。
レバンテはここにきて3連勝と、降格圏からは脱することができた。
ただ、18位のオサスナとは勝ち点差が2Pだし、1試合で逆戻りってことも。
それでも、12位のエルクレスとも勝ち点差が1Pだし、一気にジャンプアップの可能性も。
ここまでの試合のようにはいかないだろうし、なんとか勝ち点1でも取れれば大満足だろう。

マドリーはエジル、アデバ、X・アロンソとベンチからのスタート。
モウリーニョにしたら、珍しくターンオーバーを使ってきた。
それでも、C・ロナウドは外すことはない。
この男はケガでもない限り、モウリーニョには使われ続けることになるだろう。
そのC・ロナウド、点を取れるチャンスをかなり訪れたが、それを活かすことができなかった。
こういう試合もあるだろうが、ピチッチ争いを考えたら、取れるときに取っておきたかったはず。
カカとのコンビってのもまだしっくりきてない感じだし、ここがいち早く機能してくれば、もっと点を取るチャンスは増えてくるだろう。
エジル、カカ、C・ロナウド、ディ・マリアと、中盤の攻撃的な選手たちが共存したら、バルサを超えることもできるはず。
トップはベンゼマが先制ゴールをゲット。
ディ・マリアの突破が全てだったが、ベンゼマにしてみたら、形はどうであれ、リーガでの得点はかなりうれしいだろう。
イグアインがヘルニアの手術で5月まで離脱する感じだし、ここで俺だと思ってたらアデバを冬の移籍で獲得。
それで、またまたレギュラーを奪えずだいぶ焦ってるはず。
そんな中でのゴールだったし、モウリーニョにもアピールできたはず。
後半、アデバがピッチに送りだされたが、ここでも外されることなく、2トップを試されることに。
ここでインパクトのあるプレーは見せられなかったが、ここでの自信がCLに繋がったのかも。
相手が相手だったし、それで前半のうちに2点を奪えば、楽に試合を運べたマドリー。
テスト的なこともやれてたし、ベンチスタートだった主力も何人か後半の15分間テストできた。
ここでエジルが長い距離をドリブルで突破し、シュートまで持ち込めたシーンがあったが、これはちょっと意外なシーンだった。
パスで見せることは多かったが、メッシばりのドリブル突破は珍しい。
こういうプレーもできるようになると、マドリーの攻撃は幅が広がる。
誰もがドリブルでの仕掛けができるし、ここでパスを選択すれば、決定機も多くなるはず。
ただ、CLでも守備への負担を多く強いられてたから、こういった攻撃はなかったが、今後、マドリーの攻撃はもっと強力になりそう。
トップも充実してるし、守備陣も数は揃ってる。
果たしてこれからモウリーニョはどれをベストメンバーに考えてるのか。
レバンテは、5バックでマドリーに挑んできた。
この5バックで3連勝を飾ってたみたいだし、これがマドリーへの対策ってわけではなかった。
3バックの左に入ったデル・オルノは、守備での貢献が大きかったし、チェルシーに移籍してから下降線を辿ってたが、ここで光が差してきたか。
ファンフラン、バルドのサイドアタッカーもオサスナで輝いてた頃とはほど遠かったが、見せ場がないわけではなかった。
カウンターになったときにもっとスピードアップできればチャンスは増えたかもしれんが、さすがにマドリーの攻撃に耐えた後だし、そうそう力は発揮できないだろう。
カイセドも強さを見せる部分もあったし、3連勝してきたってのも頷ける。
それとGKのムヌーア。
この男も3連勝に貢献してたみたいだが、この試合も2失点はしたものの、要所でビッグセーブを連発。
この男の貢献がなかったら、レバンテは、悲惨な目にあってた。
これからも、この男がチームを救うことが多くなりそうだし、このぐらいのセーブができれば、失点は少なくなるだろう。
今節の敗戦で、ひょっとしたらまだ降格圏に逆戻りかもしれんが、近い順位のチームとの対戦で結果が出せれば、降格は免れる感じがするんだが・・・。

スコア
2-0
<得点者> 
R・マドリー   ベンゼマ、R・カルバーリョ            

~愛丸's MVP~
ディ・マリア(ドリブルの切れは、この試合に限ってはC・ロナウドよりも上。チームへの貢献度も一番だったし、右で左でこの男からのチャンスが決定機を多く生んだ)

リヨン-R・マドリー

2011-02-23 10:04:00 | チャンピオンズリーグ
観戦日 2/23(水)       

愛丸’s チェック
またまたこのカードかって印象の試合。
リヨンにとったら、マドリーが相手の方がよかったヵもしれん。
ここまで、マドリーに負けてないし、相性のよさは感じてるはず。
ただ、今シーズンのマドリーは一味違う。
モウリーニョというオンリーワンの監督がいる。
そのモウリーニョマドリーに対してリヨンはどんなサッカーを仕掛けてくるか。
マドリーは、もうリヨンに負けることは許されない。
この地での相性の悪さは計り知れないものがあるが、これを変えてくれるのがモウリーニョだろう。
リーガ、コパ・デル・レイ、それにこのCLとバルサがやれたトリプレテをマドリーもやり遂げたいはず。
そのためには、このリヨン戦がかなり重要。

リヨンはマドリーをしっかり研究して、まずは失点しないサッカーでそのミッションはしっかり遂行できてるように感じた。
C・ロナウドに仕事をさせず、エジルには前を向かせてプレーをさせない。
ディ・マリアが目立ったシーンもなく、この攻撃の核となる選手たちへの対応はしっかりできてた。
ただ、このチームをよく知ってる男が、途中交代で入ってきて、リヨンがやれてた守備に乱れが生じた。
このベンゼマの投入のちょっと前あたりから、エジルが前を向いてプレーできてたし、サイドのスペースを使われることもしばしば。
その時間に、古巣相手に燃える男にしてやられた。
リヨンのサポーターがどんな対応で迎えるかと思ってみてたが、ピッチに送り込まれたベンゼマを拍手で迎え入れた。
それが・・・。
エリア内を横へドリブルで仕掛け、シュートコースができたところでのシュート。
このシュートは倒れながらでしっかり足に当たらなかったが、これがヨリスのタイミングをずらす結果になり、股抜きのシュートに。
クリスが必死に戻ってクリアしようとしてもわずかに届かず。
このゴールがマドリーにとって、ジェルランでの初得点に。
貴重なアウエーゴールを上げたベンゼマを気持ちよくプレーさせたリヨンのサポーターもどうだっただろう。
リヨンは、このゴールで意気消沈するかと思われたが、なんとしっかり追いつくことができた。
ここまで、全く仕事ができてなかったゴミスがFKからクリスが競り勝って落としたボールを落ち着いて決めてみせた。
どれだけ仕事ができてなくても、ここってシーンで得点ができればそれでいい。
ゴミスはカシージャスがハンブルしたボールを吹かしたり、1トップとしての役割が果たせてなかったりと、いいところはひとつもなかったが、ここで仕事ができた。
この同点劇から押せ押せのムードにはなったが、逆転までは至らず。
1-1という結果はマドリーに有利だろうが、また負けなかったってことでリヨンもやれると踏んだはず。
グルキュフはそろそろ仕事をしてきそうな感じだし、サンチャゴ・ベルナベウでこのフランスのエースが、マドリーのレジェンドみたいな輝きを見せれたら、またまたここを突破できるかも。
マドリーは、とにかく慎重にこの試合を戦った。
点を取ることよりもまずは点をやらないサッカーをやってた印象が。
これがモウリーニョ。
大事なアウエーでの1leg、1点が取れれば御の字で、負けなかったら、2legになんとでもできると踏んでたんだろう。
こういう戦いで、このコンペティションを2度も制したわけで、間違った戦いではない。
モウリーニョが描いたプラン通り、失点をしないで試合を進め、選手交代で先制点を奪う。
1点を取られたのは誤算だったかもしれんが、それでも、1-1という結果は悪くない。
だいぶ攻撃陣も守備への意識が高かったし、ここでためたものをサンチャゴ・ベルナベウで発散してくれるはず。
相性は悪いチームだが、普通に考えたら、マドリーがリヨンの後塵を拝することはない。
1失点を喫してから押し込まれ、守備全体にイライラ感が漂ってたが、この悪い時間に失点をしなかったことで、守備陣も2legはいけると思ったはずだし、ここが安定すれば、攻撃に力を入れることができる。
リヨンのサイドアタックにもなんとか対応できてたし、もうこのラウンドで姿を消すことはないだろう。
ベンゼマが古巣相手に結果を出したし、2legは、この男を先発させればおもしろいことが起こりそう。
カカもいるし、攻撃的サッカーでリヨンを下して、久しぶりのベスト8以上の試合を楽しんでもらいたい。

スコア
1-1
<得点者> 
リヨン    ゴミス
R・マドリー ベンゼマ            

~愛丸's MVP~
クリス(キャプテンらしく、チームのために激しく戦う姿勢がよかった。守備でも気持ちは入ってたし、セットプレーではターゲットマンとして強さを発揮した)

アーセナル-バルセロナ

2011-02-18 00:30:00 | チャンピオンズリーグ
観戦日 2/17(木)       

愛丸’s チェック
またしてもバルサを引き当ててしまったアーセナル。
ポゼッションサッカーをもっとうにしてるチーム同士の戦いに。
プレミアでの試合を見る限りだと、このままではバルサの足元にも及ばない。
果たしてベンゲルに秘策はあるのかどうか。
サイドでのスピード勝負に持ち込めればなんとかなりそう。
バルサは、リーガでの連勝も止まり、だいぶ肩の荷も下りただろう。
ここまでメッシシステムを確立させたペップがアーセナル相手にどのような戦いを挑んでくるか。
いつものバルササッカーを展開できれば、アーセナルレベルのチームには引けを取らないだろう。
ただ、ここはエミレーツ。
さすがのバルサも守備を意識した戦いになるはず。

アーセナルはなんとか逆転でこの1legをものにした。
結果だけみれば勝てたわけで、大満足だろうが、内容は・・・。
同じようなサッカーでバルサに挑もうとするのが、間違った考えだし、それでの逆転勝利だからよかったと言えばよかったのか?
ちょっと評価がしづらい試合だった。
前半はバルサの前に何もできてなかった。
これが現状なのだろうが、自信には繋がったはず。
ポゼッションからバルサを崩した得点ではなく、同点ゴールはV・ペルシが思いっきり打ったのが功を奏した。
あのゴール、V・バルデスの完全なミスだし、このGKがアーセナルに勇気を与えた。
角度のない位置からあれだけのシュートを打ったV・ペルシを誉めるべきだが、どう考えても、V・バルデスも慢心が生んだもの。
ここは打ってこないだろうとあれだけニアを空けてののポジショニング。
ここまでミスらしいミスがなかったV・バルデスだったが、この大事な試合でポカをやらかしてしまった。
ここで勢いに乗ったアーセナルは最近お得意のカウンターからの逆転ゴール。
週末のプレミアの試合でも、カウンターを炸裂させており、この戦法が、実はこのチームに合ってるのかも。
スピードのある選手が多いし、ウォルコットなんか、間違いなく、このサッカーの方が向いてる感じがする。
カンプノウでの2legもこの戦い方がメインになるだろうし、しっかりした守備ができれば、ひょっとしたらひょっとするかも。
復帰してすぐのナスリの状態もよくなるだろうし、アルシャビンも切れが感じられる。
V・ペルシは得点を重ねてきてるし、今年は、セスクも古巣相手に、それもカンプノウでプレーできそう。
それよりなにより、ここでバルサに勝ったってのが大きな自信になるだろうし、また違ったアーセナルサッカーでバルサを苦しめることになりそう。
ただ、お世辞にもバルサを押さえ込んだとも言えないし、守備での改善点は多いのも確か。
今のバルサの状況が下降線だったし、これが2legでまたまた強いバルサが戻ってくるようなことになると、簡単にやられてしまう可能性も。
どちらにしろ、この逆転勝利でかなりおもしろくなった。
バルサはまさかここで逆転負けを喫するとは思わなかっただろう。
この戦犯はだれがどう見てもV・バルデス。
アウエーゴールを奪い、ポゼッションでもアーセナルを圧倒し、いつものように自分たちのサッカーがやれてたところで、あのミス。
ペップもそうとうご立腹だったはず。
V・バルデスはクロスへの対応しかしておらず、あれだけニアを空けてれば、V・ペルシクラスのストライカーならあそこはぶち抜いてくる。
このミスで試合自体がおもしろくなったからいいが、バルサを純粋に応援してる人たちは、許せないだろう。
この失点からバルサのリズムが悪くなり、アーセナルにも勢いを与えてしまった。
カウンターからの逆転ゴールは、これからバルサに対抗するお手本になってしまった。
バルサの力をもってすれば、あのまま追加点を奪い、この1legで試合を決めなければならなかった。
リーガで連勝が止まり、再開したアーセナルにも逆転負け。
このままバルサはずるずるいってしまうのか・・・。
ただ、メッシの状態は悪くないし、ビジャとの関係も良好。
中盤のイニエスタ、チャビに元気がないのは気になるが、これも一時的なものだろう。
守備陣もV・バルデス以外に問題はなかったし、あんなミスがなければ、カンプノウでは結果が出せるはず。
バルサもこれぐらい苦しまないとおもしろくない。
2legはカウンターへの対策をっより練ってくるだろうし、この逆転負けはいい薬になってのでは?

スコア
2-1
<得点者> 
アーセナル   V・ペルシ、アルシャビン
バルセロナ   ビジャ            

~愛丸's MVP~
V・ペルシ(V・バルデスのポジショニングを見て、ニアサイドをぶち抜いたんだろう。あのシュートがどれだけチームに勇気を与えたことか。2legもいい状態で望めるだろう)

ACミラン-トットナム

2011-02-16 11:30:29 | チャンピオンズリーグ
観戦日 2/16(水)       

愛丸’s チェック
ミランはマドリーに次いで2位でのグループリーグ突破。
この決勝トーナメントの1回戦は、スパーズを引き当てた。
バルサ、チェルシー、バイエルン、ユナイテッドと1位通過した強豪と当たらなかったことは、ミランにとっては大きなプラス。
このアドバンテージをどう活かすか。
カンピオナートで使える選手が、ここで使えないのがどう出るか。
スパーズは、またしてもここサンシーロで試合をやることに。
インテルとのグループリーグでは、敗れはしたが、G・ベイルの大活躍で、そうやりぬくさを感じてはないだろう。
ただ、その立役者はケガで離脱中。
それ以外にもケガ人がいるし、プレミアでの試合を見る限りでは、チームの状況もよろしくない。
試合後者のミラン相手にどう戦うか。

ミランは、週末のパルマ戦で見せたような華麗な攻撃サッカーを展開できないまま試合が終わってしまった。
カッサーノ、V・ボメルが使えないのがそうとう大きかったんだろう。
これはUEFAの規定だから、いくらのミランをもってしても、どうしようもない。
それが分かってての冬の移籍だったわけで・・・。
この試合では、まず、中盤からの攻撃の組み立てが皆無だった。
3センターハーフの底にT・シウバ、右にガットゥーゾ、左にフラミニと、ボール奪取、強烈なプレッシングと守備面では大きな貢献が期待できるが、攻撃となると、あまりにも手薄。
トレクァルティスタにセードルフを置いたが、この男も効果的なパスを供給することができなかった。
前半は、スパーズが押し込む展開で、この中盤の選手たちは守備に追われっぱなし。
これで、うまく攻撃にってことはできない。
前線にボールが収まらないし、セコンダプンタに入ったホビーニョも、守備に手を貸す時間が多かった。
ズラタンにはスパーズのCBふたりがマークについてるし、これではさすがのズラタンも何もやらせてもらえなかった。
これが後半、セードルフを下げ、パトを投入し、なんとか攻撃に重点を置くことができたが、この攻撃もパッとせず。
ミランは足元へのパスでの攻撃が多すぎた。
これでは、フィジカルには自信のあるスパーズのDF陣は守りやすかっただろう。
もっとサイドを狙うとか、裏に抜け出す動きを多くするとか、攻撃の工夫が欲しかった。
こんな展開での攻撃が続くなら、ホワイト・ハートレーンでの2legも期待できない。
ATももう終わりって頃に、ズラタンのオーバーヘッドが決まったかと思われたが、これはオフサイドでノーゴール。
こんな状況でもさすがズラタンと思わせるプレーだったが、オフサイドでは意味がない。
守備では、スパーズのカウンター1発に沈むことに。
スピードに乗ったレノンを止めるミランのディフェンダーはいなかった。
ジェペスもあっさり振り切られたし、これではネスタをもってしてもどうにもできない。
ホームゲームを0-1で落としたことはミランにとって屈辱的なものかもしれんが、ここはうまく気持ちを切り替えないと。
サイドの攻撃を食い止めるには、サイドから多く仕掛けることだし、フィジカル重視のDF陣にはスピードで太刀打ちするしかない。
果たしてミランにそれができるかどうか・・・。
スパーズは、ここでまた最高の試合をやってのけた。
前半は、ラフィがトップ下で試合をコントロールし、いいところでのサイドアタック。
これで、ミランを終始自陣に押し込めた。
この前半で、スパーズはそうとう自信がついただろう。
G・ベイルがケガでいなくても、冬に獲得したピーナールが左サイドでアスエコトとのコンビで主導権を握れたし、右ではレノンがにらみを効かせた。
トップにはクラウチが高さ勝負を仕掛けてきたし、どの攻撃も効果的だった。
中盤のパラシオス、サンドロと守備に重点を置き、やるべき仕事をもくもくとこなした。
この試合のスパーズからは気持ちの余裕が伝わってきた。
あのカウンターからの得点もさすがと思わせるものだったし、この調子なら、2legでも結果を残せそう。
チョルルカがケガで離脱するアクシデントも復帰してきたウッドゲイトをCBに入れてギャラスを右へ。
これでより守備が強固になった。
モドリッチもケガから復帰し、後半、ラフィに代わってプレーできたし、クラニチャルも後半の途中から調子のいいところを披露した。
スコアでミランを上回り、気持ちの部分でも充実してる。
レドナップはスパーズの冒険を止めるわけにはいかないとコメントしてたみたいだが、まだまだスパーズは先まで行けそうな予感。
この試合運びならホームでミランを退けることも十分可能。

スコア
0-1
<得点者> 
トットナム   クラウチ            

~愛丸's MVP~
ドーソン(ズラタンとのフィジカル勝負に負けなかった。カバーリングもしっかりできてたし、キャプテンとしてこのチームをしっかりまとめてる。この出来だったら、2legも問題ない)

バレンシア-シャルケ04

2011-02-16 09:44:03 | チャンピオンズリーグ
観戦日 2/16(水)       

愛丸’s チェック
CLが再開。
最初の試合は、バレンシアとシャルケの一戦。
バレンシアはユナイテッドに次いでグループ2位で突破。
シャルケはリヨン、ベンフィカとどこが突破してもおかしくない難しいグループを1位での突破。
バレンシアにとって、あれだけいる1位のチームの中からシャルケを引き当てたことはよかったことかもしれん。
そのクジ運をここで発揮できるかどうか。
リーガで絶好調だし、その勢いのままこの戦いに挑めれば、勝機は自ずと付いてくるはず。
シャルケはブンデでの一時の不調からは脱したが、それでも、CLでのパフォーマンスにはない。
だいぶマガトもチームを掌握してきたが、あのメンバーだったら、今シーズンもブンデで優勝争いをしてないと。
全てCLに賭けてくるか。

バレンシアはこの試合、これまであまり見たことがない布陣で挑んできた。
リーガで多様する3バックをやめ、4-3-3。
この3トップが興味深く、ソルダード、アドゥリス、ドミンゲスと並べてきた。
ソルダード、アドゥリスはCFとしての振る舞いが多く、ドミンゲスはサイドでの仕掛けからのチャンスメイクが多かった。
それにトリボーテがバネガ、ティノ・コスタ、M・トパル。
この3枚を並べる布陣もこれまで見たことがない。
エメリはいろいろやってくる監督だが、この大事なCLの決勝トーナメントでの1legでまさか、こんな大胆なことをやってくるとは思いもよらなかった。
この意表をつく布陣が、功を奏し、先制点をゲット。
カウンターから猛烈なスピードで左サイドをマテューがオーバーラップし、ここからの低くて早いクロスをソルダードがニアでどんぴしゃで合わせた。
こういう点の取り方を望んでたんだろう。
見事にそれがはまった。
リーガを見てると、ホアキンが好調だし、P・エルナンデスも悪くない。
若手のJ・アルバも日々成長してるし、これを考えたら、サイドアタックを重要視するなら、この選手たちを起用すると思ってた。
それが、サイドの攻撃に重点を置きながらも、サイドの本職を置かず、ここはラテラルの攻撃性に賭ける。
また違ったバレンシアの攻撃が見られた。
少ないタッチ数でボールが繋がるうちは、チャンスも増えるんだが、中盤でボールを持ちすぎると、シャルケにつぶされてしまうことが多く、これが今後の課題。
ラウルのラウルらしいゴールで1-1と最低とまでは言わないまでも、いい結果で終わることができなかったし、2legはまた違った戦い方をやってくるはず。
先が見えない内容でもなかったし、これからもっといい準備ができれば、シャルケホームでのいい戦いをしてくれるはず。
ケガ人がまだ多くいるし、マタが戻ってきたら、攻撃も厚くなるし、後半途中から見せたホアキン、ビセンテのサイドアタックも錆付いてない。
サイドを意識させながら、中でマタが仕掛けるみたいな攻撃ができれば、アウエーでも勝利することが可能。
シャルケは、ラウルがいてくれたから、このドローが生まれた。
メスタージャのサポーターにとったら、以前から憎き相手だった選手が、まさかドイツのチームに移籍しても、やられてしまうとは誰も思わなかっただろう。
それもフラードからのパスでラウルがゴールと、スペインのふたりが、このメスタージャで輝いた。
あの得点シーン、フラードが左でボールを受け、エリア内のラウルへのグラウンダーのパス。
これをラウルが普通に受けに行ってたら、間違いなくD・ナバーロはカットできた。
それをラウルは一旦、D・ナバーロの後ろに回り、D・ナバーロの油断を誘った。
ここでボールへの対応が緩くなった隙にすばやく前に入り、左足のシュート。
まだまだここまでやれるFW。
どうして海外にスペインの至宝を売り渡してしまったのか。
リーガの他のクラブがこのクラッキをほったらかした意味がよくわからない。
バレンシアのサイド攻撃にうまく対応でいてたシャルケは、自分たちもサイドを意識した攻撃で、チャンスも多く作ることができた。
内田は、アウエーでの試合ってことで、そう多くオーバーラップするシーンはなかったが、バレンシアの左サイドの対応はまずまず。
最初にやられたシーンはバレンシアの攻撃を誉めるべきで、CLのこのラウンドでこれだけやれれば十分だろう。
2legでは攻撃で目立つシーンを多く見せてもらいたい。
1-1はシャルケにとったら、上出来の結果だし、気持ちよくホームでの2legを戦えるだろう。

スコア
1-1
<得点者> 
バレンシア   ソルダード
シャルケ04  ラウル            

~愛丸's MVP~
ラウル(まだまだこのトップレベルの戦いでも力を発揮できるこの男。CLでのこれで69余得点目らしい。シャルケにいなかったら、このチームがここまでこれたかどうか・・・)