愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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R・マドリー-デポルティボ

2009-08-31 22:56:09 | リーガエスパニョーラ
観戦日 8/31(月)       

愛丸’s チェック
話題な豊富なリーガの開幕戦。
一番、この夏話題を振りまいたマドリー。
このチームのあの補強が、移籍マーケットを混乱に落としいれたことに間違いはない。
あれだけの大金を投じて出来上がった新ガラクティコス。
ペジェグリーニがこれをどうコントロールするか。
メンバーだけみたら、優勝候補の筆頭。
しっかりチームになってれば、爆発的な強さを発揮するかも。
このマドリーの相手をしなければならないのが、デポル。
これといった補強もないままだったが、継続路線を歩み、しっかりしたチームにはなってるはず。
リアソールで見せるあの強さをサンチャゴ・ベルナベウで見せれれば。
同じチームなんだし、それができないってことはないだろう。
当たって砕けろ精神か。

新ガラクティコスがサンチャゴ・ベルナベウで白星発進。
攻撃陣は、なかなか魅せてくれた。
クラッキたち本来のできではなかったんだろうが、レベルが違う。
カカ、C・ロナウドは要所要所で唸らせるようなプレーを披露してくれたし、ベンゼマも得点にはならなかったが、惜しいシュートは放った。
アランスビアじゃなかったら、2点取れてたはず。
この3人プラスラウル、もう世界でもこれだけ豪華な攻撃陣はない。
このカルテットが、ポジションチェンジを繰り返し、魅惑の攻撃を展開。
好き放題動いてるわけではなく、うまく連動してた。
C・ロナウドのドリブル突破が、もうちょっと効果的だったら、まだチャンスは増えたんだろうが、これは時間の経過でなんとかなる。
カカのドリブルは、リーガでもトップクラス。
スピードに乗ったドリブルってのはなかったが、ここってところでは力を発揮。
先制点のスルーパスも見事だったし、うまく攻撃が連想してる。
ラウルは、誰がパートナーでもしっかり自分の仕事をしてくれる。
これぞカピタン。
これぞマドリディスモの塊。
あのクラッキたちをうまくまとめ、ここってところでは自分が出ていく。
ラウルはまだまだ働ける。
バックアッパーにイグアインもいるし、いろんなパターンの攻撃が見られそう。
ピボーテではX・アロンソよりもL・ディアラが目立った。
守備に重点を置くだけでなく、ここってところではフィニッシュまで。
この積極的な姿勢で、貴重な勝ち越し点をゲット。
X・アロンソとのコンビも問題ないし、このポジションが安定すれば、バルサにも引けを取らない。
不安なのがDFライン。
アルベロアは果敢に攻撃に出るのはいいんだが、デポルの左に好き放題攻撃されすぎ。
S・ラモスが戻ってきたらまたどうなるかわからないが、もうちょっと守備にも力を発揮しないと。
それとセットプレーの守備も不安が・・・。
デポルが変わったセットプレーをしてきたのもあるが、簡単に点を取られすぎ。
カシージャスに破棄がなかったのも気になる。
ただ、これは開幕戦。
いろんな感情が混ざり合った中で、勝ち点3を取れただけで御の字だろう。
これからまだまだ魅せてくれるチームになるはず。
その片鱗は見れた。
デポルは、2度も追いつきながら、エンパテに持ち込めず。
あのL・ディアラのミドルはアランスビアはどうしようもない。
軽くかわされた選手を責めるわけにもいかず、仕方ない失点だったか。
左のグアルダード、フェリペ・ルイスのコンビはリーガでも上位ランクさせるコンビ。
スピードもテクニックもあるし、キックの精度もまずまず。
デポルはここを中心に攻撃を組み立てていけば、上位進出があってもおかしくない。
実際、このマドリーを苦しめたわけだし。
後は右。
ラフィタを残留させられれば、問題ないんだが、サラゴサが買い取りオプションを行使するだのしないだの。
先発しなかったのも気になるし、もっとデポルで輝いてもらいたい。
デポルでよかったのがもうひとつ。
バレロンにゴールがうまれた。
シュートよりもパスってイメージが強いが、ここはペナルティアーク付近でフリーでボールを受け、コースを狙った見事なシュート。
2006年1月以来のゴールだったみたい。
左からのクロスに合わせて2点目かってシーンもあったが、これは枠の外。
あれが決まってたら・・・。
デポルはこの開幕戦で何かとかんだかもしれん。

スコア 3-2

<得点者> 
R・マドリー   ラウル、C・ロナウド、L・ディアラ
デポルティボ   リキ、バレロン 
~愛丸's MVP~
L・ディアラ(中盤でバランスを取りながらも、行くとこは行く。あのミドルは見事だった。このガラクティコスを支える選手に)

ACミラン-インテル

2009-08-31 20:36:45 | セリエA
観戦日 8/31(月)       

愛丸’s チェック
2節に組まれたミラノデルビー。
前評判のすこぶる悪かったミランはアウエーで開幕戦勝利。
この勢いで、ホームのデルビーをものにしたいはず。
ここでインテルを叩くことができたら、今シーズンの勢力分布が変わってくるかも。
点を取ることができたら、なんとかネスタが戻って来た守備陣が踏ん張ってくれるはず。
ホナウジーニョのできが鍵になる。
インテルはホームでの開幕戦、昇格のバーリ相手にまさかのドロー。
勝てる試合をミスミス落としてしまった。
流れが悪い中でのデルビー。
ちょっとここではやりたくなかったはず。
新加入のスネイデルがトレクァルティスタとしてどこまで通用するか。
2日だけの全体練習で、チームにフィットするとも思えず、本来の力を発揮するのはまだ先か。

ミランが、ここで失態を演じた。
開幕戦は相手がシエナってことで勝てただけか。
ちょっと強いチームが相手となると、こういう結果になってしまう。
1点も取れずに、なおかつ4失点。
崩されての失点だったし、これは言い訳ができない。
この試合、カピターノを任されたガットゥーゾが全ての元凶。
カピターノなるもの、この大事なデルビーでこんなに熱くなってはいかん。
どっしりと構え、チームを牽引しないといけない存在なのに。
先制点は完璧に崩されてのもので、これは仕方ないかもしれんが、2点目は・・・。
突破したエトーをガットゥーゾがエリア内で抱きかかえて倒してリゴーレを献上。
突破された段階で勝負あったが、もうちょっとうまくできなかったか。
この2点目を取られた時点で、ミランの敗戦は決まった。
問題はこの後。
ガットゥーゾは足首を痛めてたのか、ベンチが交代の準備を進めてるなか、やらなくてもいいファールで2枚目のジャッロ。
1枚もらってるのはわかってるわけで、ここであんなタックルは必要ない。
チームのことを考えないといけないカピターノがこんなことをしてるようだと、勝てるわけがない。
前半のうちに数的不利になると、今のインテルに太刀打ちできない。
その後もマイコンに決められ、前半で、0-3とビハインド。
11人の段階でセードルフを投入できてたら、まだ流れは変わったかもしれんが、ひとり少ない状況でのセードルフ投入は、どこかが削られてる。
アレッシャンドレが切れてるから、ここのパートナーがしっかりしてくれれば、点は取れそうなんだが、そのパートナーが・・・。
ホナウジーニョもインテルレベルが相手だと、輝く気配すら感じられないし、ボリエッロもミランでは荷が重いのか。
フンテラールはまだチームに溶け込んでないし、やっぱり下馬評通り、今シーズンのミランはパッとしなさそう。
このデルビーの敗戦が全てを物語ってる。
ベルルスコーニも早々に席を立ってたし、今シーズン、ミランのスクデット獲得はなさそう。
インテルは見事なサッカーで地元のライバルを撃破。
ミランホームってことを考えると、この勝利はでかい。
開幕戦で勝ち点3を取りこぼし、このデルビーでもってことになると、開幕ダッシュに失敗することころだったが、開幕戦を吹き飛ばすようなできだった。
新加入のスネイデルがほとんど全体練習をしてににもかかわらず、完璧なでき。
モウリーニョがのどから手が出るほどほしかった本格的なトレクァルティスタを獲得できた。
もっとチームにフィットすれば、まだまだやれる選手。
D・ミリートともエトーとも合いそうだし、今後が楽しみ。
このスネイデルの加入で、カンビアッソがけがで離脱したレジスタのポジションもスタンコビッチで埋まる。
このスタンコビッチはミランに引導を渡す豪快なミドルを叩き込み、全てがうまくいった。
マイコンもバロテッリが前をふさぐことがなかったから、がんがんオーバラップできたし、このデルビーでインテルは理想系を手に入れたか。
D・ミリート、エトーの2トップも献身的に動けるFWだし、チームとして戦ってる印象が。
とくにD・ミリートはもうインテルになくてはならにFWに。
自分でもいけるし、味方もしっかり使える。
インテルはいい補強ができた。

スコア 0-4

<得点者> 
インテル   T・モッタ、D・ミリート、マイコン、スタンコビッチ 
~愛丸's MVP~
D・ミリート(ビッグクラブでもしっかりやれることを証明してみせた。とくに人の使い方がうまい。ウノ・ドゥーエをやらせたら天下一品)

リバプール-アストンビラ

2009-08-28 10:39:42 | プレミアリーグ
観戦日 8/28(金)       

愛丸’s チェック
開幕戦を落とし、2節のストーク戦で快勝したリバプール。
今シーズンのリバプールは果たしてどちらが正解なのか。
開幕戦を見る限り、X・アロンソの抜けた穴は大きすぎる。
ルーカスはまだあの域に達することはできてないし、ここってところでのあの大きい展開ができてない。
ジェラードだけに頼るようなことになると、リバプールがビッグ4の座から滑り落ちてもなんらおかしくない。
ビラは昨シーズン前半の快進撃がどこへやら。
後半戦のばたばたをそのまま引きずってる感じ。
まだ初勝利を上げれてないし、アンフィールドでのこの試合も厳しくなることは間違いない。
3連敗ってことになれば、M・オニールの去就も気になるところ。

リバプールはビッグ4を脅かすひとつ下のグループのチームに、連敗。
開幕戦ではスパーズに、で、この3節ではビラに、喫してはいけない敗戦をしてしまった。
こうなると、俄然、下のグループは盛り上がってくる。
プレミア全体を考えると、これの方がいいのかもしれんが、リバプールがアンフィールドでここまでやられる姿は見たくなかった。
やっぱりX・アロンソの不在はでかい。
大きい展開が見られないし、中盤でのボールの収めどころがなくなった。
ジェラードのポジションが自然と下がってくるし、これだとジェラードの得点力が活かせない。
マスケラーノは展開力に秀でてるわけではないから、ルーカスがこれを担ってもらいたいんだが・・・。
これまたタイプが違うし、リバプールは今までと違ったサッカーにそろそろ取り組んでいかないと、危険な状況に陥ってしまう。
ここらで2トップを試して見るのもいいかも。
X・アロンソがいての4-2-3-1だったわけで、ジェラードをセントラルMFに据える4-4-2ってのはどうだろう。
F・トーレスもスペイン代表ではビジャとの2トップで結果を残せてるし、それは可能。
パートナーを誰にするか。
カイト、バベル、ボロニンと適任者はいないわけではない。
中盤サイドにはベナユンがいるし、F・アウレリオが戻ってくれば、左の前で使うのもいい。
バベル、カイトもサイドはできるし、いくらでも手はあるはず。
この試合での攻撃を見てても、F・トーレスの1トップにはもう限界が。
カイト、ジェラードがうまく絡んでくれないと、さすがのF・トーレスもひとりではどうにも・・・。
唯一の得点も左からインスーアが頑張って上げたクロスを合わせたもので、これなら4-4-2でも可能。
CLとの掛け持ちがうまくいくとは思えない。
守備面でもカラガーにイライラしてるのが目に見てわかすり、安定感がない。
シュクルテル、カラガーと昨シーズンもやってたわけで、コンビとして問題はないんだが、どうも開幕戦でこのふたりが接触したことが何か影響してるかも。
昨シーズンはシーズン通して2敗だったのが、今シーズンはもうすでに2敗。
アクイラーニがこの中盤に入り込んだにしろ、厳しい戦いは続きそう。
ビラはアンフィールドで今シーズンの初勝利。
それも完全にリバプールに力でねじ伏せた。
この要因は4-3-3にシステムを戻したこと。
アグボンラホールの1トップ、これが今までいい結果を生んでた。
ヘスキーとの2トップになってから調子を落としたわけで、ようやくM・オニールもこれに気づいたか。
これにより、A・ヤング、ミルナーも活き活きとプレー。
ポジションチェンジを繰り返し、リバプールDF陣を苦しめた。
この前線に3人もよかったんだが、この勝利に貢献したの中盤の3人。
S・ペトロフ、シドウェル、レオ・コーカー、攻守にかなりの貢献度。
レオ・コーカーのダイナミズムな攻撃参加で、リバプールDFはここを捕まえきれずPKを与えたし、シドウェルは守備で貢献。
ジェラードの突破をエリア内で蓋をしたシーンなんかは見事としか言いようがなかった。
S・ペトロフもしっかりバランスを取ってたし、ここってところではからだを張ったディフェンスで守備陣のお助けを。
この勝利で、ビラは勢いに乗れるはず。
このまま、この3トップでやってもらいたい。

スコア 1-3

<得点者> 
リバプール   F・トーレス
アストンビラ  OG、C・デイビス、A・ヤング 
~愛丸's MVP~
レオ・コーカー(ひさびさの登場だったが、いい動きを披露。あれだけ攻守に渡って活躍できれば、G・バリーに穴は埋めれる)

アーセナル-セルティック(P.O.2leg)

2009-08-27 10:33:14 | チャンピオンズリーグ
観戦日 8/27(木)       

愛丸’s チェック
セルティックパークでの1legはアーセナルが0-2と勝利。
この勝利で、CLの本選出場はほぼ確定させたと言っていい。
エミレーツで3点取られて、なおかつ無得点なんてことは考えづらい。
後は、週末のユナイテッド戦を見据えて、どれだけ、メンバーを落として戦ってくるか。
ここに穴があるかもしれんが、あのセルティックに負けるなんてことはないだろう。
セルティックは、3シーズン続いたCL挑戦も今シーズンはほぼ絶望的。
ホームであれだけ力の差を見せつけられたんだから、これがアウエーとなると、更に力の差は出てしまいそう。
新体制の目標とするサッカーが板についておらず、選手たちもどこかプレーがぎこちない。
レンジャースに負けないことだけを考えて戦うシーズンになりそう。

アーセナルは、主力を温存しながらも、しっかり勝つことができた。
1legで勝負はついてるし、ここで無理する必要はさらさらない。
ユナイテッド戦も控えてるし、セスクなんかはベンチにも入ってなかった。
こういう試合で、普段、スタメンで使われないような選手はしっかりアピールしないと。
この試合ではエドゥアルド、エブエがチームを引っ張った。
エドゥアルドの復帰はアーセナルにとって、ほんとに心強い。
献身的に動いてくれるし、フィニッシュの精度も高い。
個人技にも秀でてるし、V・ペルシのパートナーにはこの男が最適かも。
ロシツキ、ナスリがけがから復帰してきたら、果たしてどのような布陣で挑んでくるのか。
かなり質の高いパスサッカーが展開できそう。
昨シーズン、持ち込むとこまでは一線級の力を発揮し、フィニッシュがとてもプロとは思えなかったエブエが、シュート力をアップさせてきた。
今のアーセナルでは右に固定することなく、自由に中のスペースに進入してこれる。
いい位置で打ててるから、しっかりシュートできてるのか。
百発百中とまではいかないまでも、明らかに得点の匂いは昨シーズンよりもしてる。
ディアビも好調をキープしてるし、デニウソン、ソングの中盤センターも、この相手ならしっかりプレーすることができてる。
若手中心でのチームでも、しっかり結果を出すことに成功。
確実にベンゲルが撒いた種は成長してる。
これに、ラムジー、ウィルシャーと更に若い世代も台頭してきてるし、今シーズンのアーセナルはやってくれそうな予感。
ただ、ベントナーが・・・。
3トップの右で新境地を開拓し、やってくれそうな予感はあったんだが、トップに入ると、いまいち・・・。
エドゥアルドとのワンツーであのPKを誘ったシーンはうまくコンビネーションが取れてたが、その他が。
右で起点になってる方が、輝いてるかも。
攻撃陣に関しては、ほとんど問題がない状態だが、守備ではちょっと層が薄い。
ギャラス、ベルメーレンのCBは絶好調で、今は問題ないが、ここをターンオーバーするとなると、控えが不安。
センデロス、ジュルーといるが、ジュルーはけがだし、センデロスはまた放出って噂も。
ソングを回せるとは言え、全てのコンペティションで結果を出すなら、世界的なCBが一枚欲しい。
期待のラムジーが途中出場で出てきて、まずまずのプレーを披露してたんだが、けがでピッチを後にしたのは気なる点。
プレミア初ゴールを挙げ、着実にセスクの後継者として育ってた矢先だけに心配。
セルティックは試合開始時から諦めムード。
3点を取りに行く姿勢も見られず、全く積極的ではなかった。
サポーターの後押しも何の役にも立ってないし、不可解なPKを与えてからはぷっつりと緊張の糸が切れてしまった。
確かにあのPK、ボルツはエドゥアルドに触れてないが、判定は判定。
ここで切れてるようだと、ヨーロッパの舞台でなんてことは言ってられない。
最後にドナーティがスーパーなダイレクトシュートを叩き込んだだけ、まだよかったかも。
このシュートまでショッツオンはゼロだったし、これがほんとの一矢報いたってことか。
今シーズンのセルティックはモウブレイのやりたいサッカーをいち早く体現させ、レンジャースから覇権を奪還することが最大の目標に。

スコア 3-1

<得点者> 
アーセナル   エドゥアルド、エブエ、アルシャービン
セルティック  ドナーティ 
~愛丸's MVP~
エドゥアルド(抜けたアデバイヨールよりも確実にチームのための動きをしてくれるFW。この男がいてくれれば、いろんなサッカーが展開できそう)

A・マドリー-パナシナイコス(P.O.2leg)

2009-08-26 15:37:58 | チャンピオンズリーグ
観戦日 8/26(水)       

愛丸’s チェック
パナシナイコスホームの1legは2-3でアトレチコが勝利。
敵地でアウエーゴールを3つも挙げ、ビセンテ・カルデロンの2legはリーガの開幕戦へ向けてのいい試運転になる。
守備が大幅に破綻しなければ、本戦出場は決まったも同然。
主力にそう無理させるようなことがないような展開に持ち込みたいはず。
早々と得点し、主力を休ませることができれば御の字だろう。
パナシナイコスはいいサッカーを展開しながらもアトレチコに力負け。
あの攻撃性に、しっかりした守備が加われば、ここでもなんとかなるはずだが・・・。
そう簡単には行かないはず。
0-2での勝利が絶対条件で、点も取らないといけないが、失点もしてはいけない。
テン・カーテはどんな作戦で挑んでくるのか。
週末のリーグ戦でカラグーニスがけがしたことがひじょうに悔やまれる。

アトレチコは前半の早い時間に得点し、試合を決めた。
キレイな得点ではなかったが、1点は1点。
この得点で楽になったのか、攻撃カルテットがうまく機能しなかった。
リーガの開幕も目前で無理したくなかったんだろう。
結果は出せたわけだし、爆発的な攻撃は今後に期待するとしよう。
OGだったが、フォルランが絡んだ1点目、アグエロの個人突破から生まれた2点目、これで満足だろう。
あのアグエロの得点なんかは、バランスの良さ、テクニック、スピード、全てが揃った得点だった。
この2トップは今シーズンも必ず結果を出してくるはず。
問題は守備陣。
1点も献上することはなかったが、DFラインでのパス回しでミスしたり、スピードについていけなかったり、問題は山積み。
とくに裏を狙われたときの守備。
しっかりカバーリングできてるケースがほとんどなかった。
追いかける守備でなんとか守りきったり、アセンホが好守を見せてくれたりで、なんとか凌いだ。
パナシナイコスクラスでこれだけ苦労したのでは、リーガの強豪が相手になると、失点は免れない。
ここの強化が必要。
ウィファルシ、ファニートとひとには強いんだが、スピード勝負になると脆さが出てしまう。
今のDF陣を見ると、スピードに対応できそうなのが、ペレアぐらいだし、ここのコンビをどうするか。
高いサイン設定が悪いわけではなし、カバーができれば問題ないはず。
後半、レジェスがひさびさにアトレチコのユニフォームを纏ってピッチに登場。
何かやったわけではないが、シモン、M・ロドリゲスの負担を軽くでるようなバックアッパーとしては重宝されるか。
違ったタイプだし、セビージャ時代の切れが戻るのであれば、使い方も変わってくるはずだが、そうはならないだろう。
切れずにプレーできれば、いい選手なんだが・・・。
アトレチコはそう苦しまずに本戦出場が決まった。
ここからが本番。
早めに始動したわけで、途中息切れしないように、うまくターンオーバーできるといんだが・・・。
パナシナイコスはやっぱりカラグーニスの戦線離脱が響いた。
2点取って、なおかつ無失点で終わらなければならいという難しいミッションで、どうもチームの向かってる方向がバラバラ。
守備陣はしっかり守ろうって感じだったし、こうげき陣は早く点をって感じだった。
こうなると、チームのバランスがうまく取れないし、間延びしてしまう。
ここでリーダーのカラグーニスが必要だった。
まとめ役がいないから、レトなんかは前で孤立するとイライラを募らせたし、守備陣は戻ってこないレトにイライラ。
チームがこういう状況だと勝てるわけがない。
1legであれだけ輝いたサルビンギディスがベンチスタートで、この采配もはてなマーク。
代わりのニニスは前半の早い時間にいいミドルを放っただけで、ノーインパクト。
19歳をこの大事な試合で使うってことは何か意図があったのか。
ギリシャリーグを見てるわけではないから、なんとも言えないが、1legを見る限り、可能性があるのはサルビンギディスのように思うのだが・・・。
シセもなかなかボールがこないことにイライラ募らせ、危険なタックルで一発退場。
ここでパナシナイコスのCL挑戦は終了。
昨シーズン、あれだけやれたチームがいないのは寂しい気もするが、ELで暴れてもらいたい。

スコア 2-0

<得点者> 
A・マドリー   OG、アグエロ 
~愛丸's MVP~
フォルラン(点を取ることだけでなく、チャンスメイクもしっかりこなしてる。アグエロとの2トップもかなり完成の域に達してきた)

ユベントス-キエーボ

2009-08-26 13:46:36 | セリエA
観戦日 8/26(水)       

愛丸’s チェック
打倒インテルに燃せるユーベの開幕戦。
積極的な補強で、今シーズンは違ったユーベのサッカーが見れそう。
トレクァルティスのヂエゴがセリエの舞台でどこまで輝くことができるか。
前線とうまく絡むことができたら、チャンスはそうとう増えそう。
実力はかなりのものだし、ブレーメンで見せてたプレーがここでもできれば、ユベンッティーノもきっと満足してくれるはず。
フェラーラ新監督がユーベの哲学を継承しつつも、また新しい何かを生み出せば、インテルの牙城を打ち破ることもそう難しい問題ではない。
キエーボはなかなか補強が進まず、昨シーズンとそう変わらない布陣で挑むことに。
ただ、キエーボは昨シーズンのペリッシェルのトリプレッタでユーベに苦手意識はそうないはず。
この開幕戦でも、臆することなく戦えれば・・・。

ユーベはユーベらしい得点差で開幕戦を勝利で飾った。
お世辞にも強さをアピールできたとは言えないが、とりあず勝ち点3はゲット。
この試合、アレはけがでスタメンを外れ、ヂエゴとのコンビは見られなかった。
2トップはアマウーリとヤクインタ。
これでも破壊力は十分。
その下に期待のヂエゴ。
今までユーベになかったタイプではあるが、この試合ではその実力がいかんなく発揮だれたとは言いがたい。
ただ、ところどころでは、おおって思わせるようなパスを披露。
自分で仕掛けるシーンが少なかったのは残念だったが、これから、もっとチームに馴染めばそういうシーンも増えるだろう。
ジダンの粋には到底達することはないが、あの頃のようなユーベのサッカーができれば。
フェラーラはその時代、最終ラインから攻撃陣の活躍を見てたわけで、体現できないはずがない。
この試合のユーベで気になったのがサイドの攻撃。
中盤ロンボのシステムを取ると、ここでのサイド攻撃ってのが少なくなるのは事実。
そうなると、SBの攻撃参が重要になってくるが・・・。
右のグリゲラ、左のサリハミジッチと、全くと言っていいほどオーバーラップが見られなかった。
FWふたりのどちらかがサイドに開いてボールを受けるしか、その攻撃は見られなかった。
これでは厚みのある攻撃は生まれない。
アマウーリ、ヤクインタと中で高さ勝負ができるわけだし、それなら、サイドからのクロスが有効的な攻撃に。
ヂエゴのパスセンスを考えても、パスの選択肢が増えた方がいいわけで、ここをいかに充実できるかが鍵。
インサイドハーフにカモがいてもいいんだろうが、セリエの他の強豪チームにはいいSBがいる。
それを考えたら、左右ひとりずつ攻撃的なSBを加えても・・・。
左は若手を起用し、右にはもっと攻撃的な選手を獲得すべき。
グリゲラ、ゼビナでは心もとない。
ここの問題が解消すれば、カンピオナートもCLもいい結果が生まれるはず。
キエーボはやっぱりユーベがそう怖くないのか、がちがちに引いて守る試合展開には持ち込まなかった。
ペリッシェル、ボグダニに加え、ピンツィも前線に残ることが多かった。
ペリッシェルなんかは、ユーベのDFラインと駆け引きしながら、絶えず裏を狙った動き。
ぎりぎりオフサイドってことで得点はできなかったが、この姿勢は買える。
ひとつでも掻い潜ればいいわけで、たまたまこの試合ではそれができなかった。
ボグダニの高さってのを活かせず、ペリッシェルの動きを活かしながら、高さってことができれば、点は取れたかもしれん。
ピンツィがいい展開を見せるときあれば、イライラしながらのプレーで、ポカもやったり、ここの不安定さが、無得点を生んだのかも。
ポウルセンに早々に当たられ、そこからピンツィは自分のプレーをできなくなっていった。
精神面での成長が課題か。
ルシアーノのサイド突破も効果的に決まることがなく、こちらもサイドから崩せれば、中の高さで勝負できたのに・・・。
上がってこないユーベのSBは守備では貢献できてたのか。
セットプレーからの1失点のみで、負けしたが、それなりの手ごたえは掴めたはず。
この継続路線でどこまで結果を出せるか。

スコア 1-0

<得点者> 
ユベントス   ヤクインタ 
~愛丸's MVP~
アマウーリ(点こそ生まれなかったが、状態はよさそう。昨シーズンは終盤で失速したが、今シーズンは最後までやってくれそうな予感)

インテル-バーリ

2009-08-26 11:38:27 | セリエA
観戦日 8/26(水)       

愛丸’s チェック
王者インテルの開幕戦。
ジュゼッペで昇格のバーリが相手。
ヨーロッパ王者を目指すインテルは継続路線なんて取らない。
しっかり補強し、陣容は昨シーズンよりもアップした印象が。
おそらく更に強くなったであろうインテルがインテリスタを満足させる試合をできるか?
間違いなくできるはず。
バーリはひさびさのセリエAの舞台。
開幕戦でインテルが相手とはハズレくじを引かされたもんだ。
当たって砕けろ精神でどこまで耐えることができるか。
早々と失点するようなことがあると、無様な試合をやってしまう可能性も。
なりふり構わず、人数を割いて、守りきっての勝ち点1狙いがベスト。
はたしてそれができるようなチームなのかどうか・・・。

王者インテルが早速躓いてしまった。
新加入の選手が多くいることを考えると、そうそう早くからチームとして成り立ってるとは思えなかったが、あのメンバーなら・・・。
個人技でなんとかできる選手たちだし、相手も昇格のバーリ。
苦しんだにしろ、しっかり勝つことはできたはず。
それが、エトーのリゴーレの1点のみ。
ムンタリの早々の離脱が響いたのか、どうもバランスが悪かった。
立ち上がりはエトー、D・ミリートのコンビで何度か決定機を作り、しっかりコンビネーションが取れてるかに思われた。
ただ、バロテッリが投入されてから、どうもバランスが悪くなった。
変則的な3トップでやってるうちは、マイコンもオーバーラップできてたんだが、後半、クアレスマが左に回ってからが最悪。
右に張ることが多くなったバロテッリがマイコンに蓋をし、クアレスマはなかなか左からチャンスを作れない。
昨シーズンも見られた、4トップ気味の布陣で結果が出せなかった。
バーリの守備陣も、これだけのタレントに攻められ、もっとあっぷあっぷになると思われたが、決まった選手が決まったところからしか攻撃しないため、そう守りにくくはなかったはず。
明らかに、モウリーニョの采配ミス。
前半をゼロで終わったことがこの結果を生んだんだろうが、どうも悪いときのインテルって感じ。
4-4-2または4-3-3の方が結果は出せると思うが・・・。
攻めにばっかり気を取られ、カウンターから失点し、一番やってはならないパターンに陥ってしまった。
まだ1失点で済んだからいいが、J・セーザルの好守がなかったら、ホームでの逆転負けもあった試合。
負けてないだけ良しとしないといけないんだろうが、この無謀な4トップに頼る事態を少なくしないと、ヨーロッパ王者なんて到底無理。
トレクァルティタをまだ探してるみたいだが、これだけのメンバーがいあたら、いいチームは出来上がるはず。
D・ミリートの献身的な動きでチャンスを作ったシーンで、エトーがしっかり決めてれば、こんなことにはならなかった。
あのティロミスがバーリに勇気を与えたのかも・・・。
バーリは今シーズン、カンピオナートを戦ううえで、そうとう自信がつく試合になった。
しっかり守ることもできたし、カウンターからも多くのチャンスを作った。
アルバレス、ランジェッラとスピードのある選手もいるし、クツゾフというセリエで結果を出してるプリマプンタもいる。
こういう試合展開に持ち込むことができたら、力を発揮できそう。
最後の方はリバスがスピードに乗ったドリブルでインテルDF陣を慌てさせた。
スピード生かしたサッカーができたら、バーリはおもしろい存在になるだろう。
ただ、選手層がそう厚くないため、この主要な選手たちに疲労が出だしたら、ぱったりってことも。
っこはうまくヴェントーラがやりくりできれば。
守備では中盤でガッツィの貢献が目立った。
典型的なインコントリスタで、ここってところではしっかり相手を押さえ込むことができた。
バロテッリをなぎ倒してボール奪取したシーンは見事だった。
バーリはインテル相手の開幕戦でいつも以上におもいっきりプレーできてたはずで、この気持ちを持ち続ければ、残留はそう難しいミッションではないはず。

スコア 1-1

<得点者> 
インテル   エトー
バーリ    クツゾフ 
~愛丸's MVP~
ガッツィ(インコントリスタとしてはセリエの舞台でも通用することを証明。あのインテル攻撃陣に全く臆することなくプレーできてた)

カターニャ-サンプドリア

2009-08-25 23:03:57 | セリエA
観戦日 8/25(火)       

愛丸’s チェック
ホームで強いカターニャの開幕戦。
昨シーズン、ホームで11勝と、ここで勝ち点を33もゲットできた。
今シーズンもホームでどれだけ勝ち点を挙げれるか。
ここでの勝敗が残留を決めることになる。
開幕戦だし、ここはしっかり勝ち点をゲットしたいところ。
森本にも期待だし、マスカーラ、マルティネスとの攻撃ユニットも昨シーズン以上に働けるはず。
サンプはカッサーノとパッツィーニのコンビがどれだけ成熟できてるか。
セリエでもかなり上位にランクされるコンビだろうし、うまく絡めれば、大爆発も。
セミオーリをサイドに補強し、多彩な攻撃が見られるはず。
守備陣が崩壊しなければ、EL圏内には入れるはず。
カッサーノがどこまで切れずにやれるか、調子をキープできればアズーリ召集も。

カターニャは、いいサッカーを展開したとまでは言わないが、そう悪いできではなかった。
ただ、そう簡単に逆転できそうな雰囲気でもなく、どこか中途半端。
森本は1トップとして、しっかり仕事はできてたと思う。
得点したこともそうだが、孤立しがちな展開でもキープできてたし、フィジカルがさらに強くなった印象。
日本代表にはいないタイプだし、これは絶対呼ばなくてはならない存在。
諦めない姿勢も買えるし、カターニャでどんどん経験を積んでもらいたい。
開幕戦でしっかり結果を出したわけだし、このままチームの中心選手になれるはず。
ここにマスカーラ、マルティネスがうまく絡んでくれれば、得点も増えるだろうし、アシストもできるはず。
魅力的な3トップだし、昨シーズン以上の順位も期待できるかも。
あとはここに新加入のデルベッキオがチームに早くフィットし、攻撃パターンが増えてくれれば。
期待のデルベッキオは、まだまだサンプ時代のできにない。
ゴール前に顔を出すシーンもなく、あのダイナミズムさの欠片もなかった。
守備で貢献してたようにも思えないし、インサイドハーフってポジションが向いてないのかも。
まだまだ開幕戦だし、時間が経てば、あの動きを発揮してくるだろう。
この試合、ATに突き放されて、敗戦したカターニャだが、これはアウグスティンの退場があったから。
2枚目のジャッロで、後半残り10分ぐらいを数的不利の状況で戦うことに。
こうなると守備的に振舞って、なんとか凌いではいたが、最後の最後に我慢できなかった。
CKからの失点で、これはしっかりヘディングしたガスタルレッドを誉めるしかない。
新加入のGKアンドゥハルもなかなかの動きを披露。
エストゥディアンテス時代と遜色ないできだったし、リベルタを制したGKとして自信を持ってセリエの舞台で戦ってもらいたい。
サンプはカッサーノが輝いてる時間はかなりの確率でチャンスになる。
カターニャのDF陣にも問題がないわけではないが、これはカッサーノが切れてる証拠。
ドリブルでの突破もいいし、パスを出してもすばらしい。
決定的なパスをいくつ出しただろう。
これが、どれも見事なものだった。
ただ、この回数がそう多くなかったのが残念。
消えてる時間が多かった。
中盤でのつぶし合いの様相だったら、これではそう多くのチャンスは望めない。
こういったときにいかに多くボールに触れるかどうか。
ボールを持てば、何かやってくれるし、チームとしてももっとカッサーノにボールを預けてもいい。
このカッサーノのパートナーパッツィーニもカッサーノ同様、そう多く顔を出せなかった。
ただ、先制点もゲットできたし、開幕戦としての滑り出しは良好か。
まだまだコンビとして成熟できそうだし、上位のチームを苦しめるようなコンビになれるはず。
新戦力のセミオーリはまずまずのできだったか。
左での起用だったが、どちらかというと右で輝く選手。
このあたりは今後どうなるかわからない。
ヴィオラでの不遇をここで晴らすことができるか。
サンプはいいレジスタがいてくれると、もっと攻撃に幅ができそうだが、この陣容でもそれなりに戦えるはず。

スコア 1-2

<得点者> 
カターニャ   森本
サンプドリア  パッツィーニ、ガスタルレッロ 
~愛丸's MVP~
ガスタルレッロ(DFと競り合いながらのあの魂のヘッドは見事。その前にもFKからどんんぴしゃのヘッドを見せてたし、セットプレーでは計算できる)

フルアム-チェルシー

2009-08-24 23:31:16 | プレミアリーグ
観戦日 8/24(月)       

愛丸’s チェック
今シーズンの初のヨーロッパ戦に挑むフルアム。
もうプレーオフは始まってるんだが、アウエーでしっかり勝つことができた。
この勢いでプレミアも・・・。
ただ、二足の草鞋を履きこなせるほどの戦力ではない。
AJが2ヶ月ほど戦列を離れるほどのけがをし、トップが人材難。
ザモラとホフランではちょっと足りない。
中盤の選手たちが、どれだけゴール前に顔を出せるかが鍵。
チェルシーはドログバ、アネルカの2トップがかなり機能してきた。
中盤ダイヤモンドはまだ完成の域には達してないが、世界的に名の知れた選手ばっかりだし、まもなく完成形に近づくだろう。
DF陣には問題ないし、このままチェルシーがプレミアの覇権を奪還できるかもしれん。
J・コールが戻ってきたら、トップ下にはこの男が最適。

フルアムは昨シーズンのフルアムではなかった。
全くいいところなくウエストロンドンダービーで敗戦。
シュウォーツァーの神通力もここでは通用せず、2失点での完敗。
この2失点は仕方ないにしろ、無得点ってのが・・・。
確かに、チェルシーのDF陣は強固だった。
それでも1度か2度は決定機が訪れるもの。
それがひとつもなかった。
あれだけコンフェデで輝いたデンプシーも、この試合に参加してたのかどうか・・・。
ゴール前に顔を出すどころか、中盤でボールを受けるシーンも少なかった。
トップの人材難が大問題な中、こういう点に絡める選手が、持ってるものを発揮してくれないとチームとしてはつらい。
新加入のD・ダフも自慢のドリブル突破はなかったし、これではチャンスは生まれない。
ザモラ目掛けてのロングボールも精度に欠けるし、全く点が入る気がしなかった。
まだELの本選が始まってないのに、もうフルアムはあっぷあっぷの状態。
守備面でも、中盤でチェルシーに好き放題やられるもんだから、全てが後手後手に。
激しいチャージもかわされたら、どうにもならない。
ダイレクトでパスを回されると、ただ見てるだけの状況だし、その後のフォローもうまくいってない。
これでは降格を争ってた頃のフルアムに逆戻り。
グリーニングの獲得が決まってるもたいだが、マーフィーとともに、しっかりしたフィルター役として、チームを引き締めてもらいたい。
昨シーズンあれだけやれたんだから、今シーズンもできるはず。
スティーブン・コテージは超満員だったし、この後押してくれるサポーターにも応えたいだろう。
まだ移籍期間内だし、計算できるトップの選手をひとり手に入れたいところ。
チェルシーは開幕3戦目にして、だいぶ形になってきた。
一番よくなったのが、ドログバとアネルカの2トップ。
この試合での得点は、このコンビで生まれたもの。
ヒディング時代から、この2トップを試されたが、まだまだぎこちなさだけが目立ったが、今は違う。
監督に信頼されて使われることの大事さが身にしみてわかった。
このふたり、得点能力も高いし、パスセンスも持ち合わせてる。
バラック、ランパードがなかなかうまくこのふたりにパスを通せなかったが、どちらかが、どちらかにパスを出すと、ぴたりと通る。
これはふたりが通じ合ってる証拠。
2点ともパスもシュートも見事なものだった。
このまま行くと、ドログバが得点王に一番近い存在だとは思うが、アフリカ・ネイションズカップで冬場にいなくなる。
そうなると、得点王はあの男になるのか・・・。
DF面に関しても、信頼して使われてるR・カルバーリョがあの頃のできに完全に戻った。
テリーとコンビを組むならやっぱりこの男。
フィジカルのテリーとクレバーなR・カルバーリョ。
モウリーニョが今でも欲しがってるのがわかるできにある。
今のチェルシーはダイレクトでのパス回しもしっかりできてるし、ミドルも積極的に狙ってる。
これではDF陣がどこをつぶしていいかわからなくなる。
高い技術もあるし、このままのサッカーができれば、間違いなくプレミアで一番強いチームに。
早くこのチームにJ・コールが加わるところ見てみたい。

スコア 0-2

<得点者> 
チェルシー   ドログバ、アネルカ 
~愛丸's MVP~
ドログバ(ひとりよがりのプレーが少なくなり、パートナーのことを考えながらプレーができてる。コンビもかなりいいし、得点王も夢ではない)

ボローニャ-フィオレンティーナ

2009-08-24 10:26:19 | セリエA
観戦日 8/24(月)       

愛丸’s チェック
09~10シーズンのセリエがこの試合で開幕。
昨シーズン、なんとか残留することができたボローニャ。
頼みのディ・バイオは開幕前にけがをして、一時戦線離脱。
大事なこの時期に、最大の得点源を失ったのは痛いが、この窮地をチーム一丸で乗り切らないと。
昨シーズンは開幕でミランを撃破しただけに、今シーズンも強豪相手に一泡吹かせたいだろう。
ヴィオラはミッドウイークにCLのプレーオフを戦っており、状態はいいはず。
ただ、これはセリエの開幕戦。
プレーオフとはまた違った緊張感があるだろうし、ここで躓くと、目標とする2010のスクデットが・・・。
あの頃のパルマっぽくなってきたが、しっかりチームとして戦えるかどうか・・・。

ボローニャはディ・バイオ不在が多少なりとも響いたか。
冬に移籍してきたオスバルドが、古巣相手になんとか孤軍奮闘するも、ディ・バイオほどの決定力を発揮できず。
いいボールがなかなか入らなかったこともあるが、狙ってる姿勢だけは買えた。
もっと周りが連動してくれれば、チャンスは増えるだろうし、まだ新戦力がフィットしてない。
セリエを知ってるベテラン勢が、チームに早く馴染めば、降格ってピンチからは逃れるかもしれない。
この試合でのボローニャ、目立った選手は右のウイングバックのヴァリアーニ。
攻守でいいところを見せた。
右に張ってのプレーヤーではなく、うまくオスバルドを使いながら、中央を突破するシーンも。
スピードはあるし、サイドではなく、セコンダプンタとしてのプレーでより輝けるかも。
守備ではCKのこぼれからのヨルゲンセンのティロを、ゴールライン上で見事なクリア。
とっさに出た足で、1点を防いだ。
普通なら、CKのボールがこぼれたわけで、DFラインはオフサイドを取ろうと、さっとラインを上げるはず。
それが、ゴールマウス付近にまだこの男は残ってた。
ミドルをケアしてのものだったのか、上がり損なったのか、これはどちらかはわからないが、結果オーライ。
守備で魅せたのはGKのヴィビアーノ。
北京五輪のイタリア代表だったみたいで、その実力をいかんなく発揮した。
ブレッシアからの移籍選手で、ボローニャは若くて、計算のできるGKをゲット。
ジラのジラらしい反応からのティロも右手一本でセーブしたり、このこぼれへの対応は早く、ジラに決めさせなかった。
この若いGKに頼ることが多くなりそうなシーズンだが、頼れるものなら、どこまでも頼ってみたら?
開幕のホームゲームで先制しながら追いつかれる展開ではあったが、相手はヴィオラだし、この勝ち点1は貴重なものに。
ヴィオラはCLのプレーオフも考えつつの、この開幕戦。
ムトゥは温存。
ザネッティもこの試合のピッチにはいなかった。
ムトゥの代わりはヨベティッチ、ザネッティの代わりはドナデルと、どちらも高い次元でのターンオーバー。
ただ、ヨベティッチはムトゥほど得点を計算できない。
それに高い個人能力はあるが、まだこれを全て発揮できてるとは思えない。
いいところ激しくこられると、あっさり取られるシーンも多く、まだひとりよがりのプレーが目立つ。
いいときと悪いときの差がはっきりしてるし、プランデッリも使いづらいだろう。
この試合では悪いときのヨベティッチで、決定機を生み出すことは皆無だった。
後半、業を煮やしたかのように、プランデッリはムトゥを投入。
本来なら、ここをしっかり休んで、ミッドウイークのプレーオフ2legに賭けてもらいたかったんだろうが、そうも言ってられなかった。
この采配が功を奏し、貴重な同点レテ。
スポルティングホームのプレーオフ1legではどこかまだフィジカルが仕上がってないように思えたが、そうでもなかった。
やるべきときにしっかり仕事をしてくれる選手。
まだインテル、ユーベには差がありそうだが、ミランとは互角に渡り合えそうな雰囲気。
ジラがしっかり好調をキープできれば、昨シーズンよりも上の順位を狙えるはず。

スコア 1-1

<得点者> 
ボローニャ      オスバルド
フィオレンティーナ  ムトゥ 
~愛丸's MVP~
ヴァリアーニ(スピードもあるし、スタミナも豊富。ディ・バイオ、オスバルドどちらと組んでもしっかり仕事をしてくれそう)