愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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イングランド-スロバキア(国際親善)

2009-03-31 10:02:17 | 各国代表戦
観戦日 3/31(火)       
 
愛丸’s チェック        
2月の親善マッチではスペインに完敗のイングランド。
メンバーがメンバーだっただけに、あれは参考外か。
カペッロ体制になって、結果は出てるし、内容も伴ってる試合も多い。
点がしっかり取れるようになったのが収穫か。
ここも相手は格下だし、目標を持って、確実に勝ちたいはず。
ただ、勝つだけではなく、今後に自信が持てるような内容で結果を出したいだろう。
スロバキアはそろそろ世界の舞台に立ちたいところ。
ハムシクという軸がいるわけで、攻撃ではなかなかのものが見れるはず。
守備でもシュクルテルとリバプールでレギュラーを張るCBがいるし、うまくチームとして連動できればおもしろいチーム。
ここはウェンブリーでの試合ってことで、かなり分が悪いが、W杯予選を戦い抜くために、無様な試合はできないはず。

イングランドのいいところばっかりが目立った試合。
この試合、ランパード、ジェラードを同じピッチに立たせたカペッロ。
センターにふたり並べるのではなく、ジェラードを左、ランパードをセンターに。
センターにはG・バリーが守備的に振舞ってくれるので、ランパードも攻撃に重点をおける。
今まで、このふたりがうまく絡むことはできなかったが、この試合ではそれなりに結果を出せた。
ジェラードは自由に動きまわり、トップ下のルーニーといい関係を築けた。
ふたりとも左でうまく起点を作り、中でヘスキーがどっしり待っててくれる。
この流れるような展開から先制点をゲット。
同じクラブでプレーしてるんではないかと思えるぐらい、ルーニーとジェラードはいいコンビだった。
ジェラード、ルーニーが自由にポジショニングを取るため、なかなかランパードが中央に進出することはできなかったが、中盤の引いた位置からのパスではしっかり見せれた。
全員がしっかり絡んで相手をねじ伏せる攻撃を見てみたかったが、それぞれが自分たちの役割をこなしてたし、この布陣なら、強豪国とも戦うことができそう。
右ではレノンが好調っぷりを発揮してたし、前半の攻撃は問題なし。
トップが試合中に負傷し、ヘスキー、C・コール、クラウチと3人も途中交代で、ここを固定して戦いができなかったのは誤算だったが、それ以外はいろいろ試せた試合に。
後半は左にダウニングで右にベッカム。
これで両サイドからのクロスって攻撃で、いい形を作れた。
ただ、ダウニングのクロスの精度がぴりっとせず、ベッカムぐらいやれとは言わないが、もうちょっとチャンスを作ってもらいたかった。
ベッカムはまだまだこのチームにいなくてはならない存在。
FKでは衰えを知らない右足で決定機を生み出せるし、クロスの精度も抜群。
ルーニーへのクロスなんか絶品だった。
今では守備でも貢献も期待できるし、相手の左が攻撃の中心になるようなチームとの対戦ではまだまだ重宝されるだろう。
試合の最後の方ではルーニーが1トップを務め、トップ下にランパードが入ったが、これもしっかり機能した。
ランパードはこのポジションの方が動きやすそうだし、結果も出せてる。
この形だと、ジェラードとの共存ってのは難しいかもしれんが、オプションとしては使える。
今のイングランドはルーニーがいないと機能しないような気もするが、選手はそれなりにいるわけで、今度はルーニーがいないバージョンを試したいところ。
守備ではリオが不在だったが、スロバキアの攻撃がぱっとしなかったこともあり、何も危ない場面はなかった。
この試合で、また自信を深めただろうし、EUROの予選での失敗はこのW杯予選ではないはず。
スロバキアはまだまだ世界のレベルには至ってない。
クラブではそれなりに活躍できるシュクルテル、ハムシクがほとんでいいプレーができなかった。
シュクルテルは荒っぽいプレーばっかりだったし、ハムシクは考えすぎてるのかパスミスが多かった。
このキーマンたちが自分の持ってるものを発揮できないとこういう結果になってしまう。
ひとつだけ見所があったが、それはカウンター時に3人も前に選手を残してたところ。
親善マッチだったから、こういう布陣にしたのかわからないが、これがこのチームの特徴だったら、守備で崩壊しなかったら、おもしろいかも。
このカウンターのときは一番のチャンスになってた。

スコア 4-0

<得点者> 
イングランド   ヘスキー、ルーニー×2、ランパード
~愛丸's MVP~
ルーニー(誰とコンビを組んでも相手を引き出せるし、自分も輝ける。最近、パスの精度も上がってきてるし、まだまだ成長を続けてる)

スペイン-トルコ(W杯予選)

2009-03-30 19:54:18 | 各国代表戦
観戦日 3/30(月)       
 
愛丸’s チェック        
ここまで29連勝中のスペイン。
無敵艦隊がここに復活。
EUROでの優勝がそうとう自信になったのか、あのパスサッカーにさらに磨きがかかった。
監督が変わってもスタイルは変わらない。
中心選手にけが人が出てるが、それでもしっかりしたポセッシオンサッカーは健在だろう。
ここでトルコを撃破すれば、南アフリカへの切符はもうすぐ目の前。
トルコはこのグループで2位に位置してるが、ベルギー、ボスニアがすぐ下から追ってきてる。
最強の敵とのフエラ戦で厳しい戦いにはなるだろうが、なんとかして勝ち点1でも持って帰りたい。
ミッドウイークにはトルコカーサでの試合もあるし、いい形でこの試合を締めくくりたいはず。
EUROで見せたあの粘り強さがあれば、スペインもそう簡単に勝てるわけがない。

スペインはなかなか自分たちのサッカーに持ち込めなかったが、結果はしっかり出すことができた。
こういうW杯予選みたいなガチンコの戦いは、内容よちも結果が大事。
その部分では満足のいく結果だろう。
ただ、まだスペインはやれたはず。
チャビ、X・アロンソが押さえ込まれ、自慢のポセッシオンサッカーが展開できず。
イニエスタ、D・シルバ、セスクがいれば、この問題も解決したんだろうが、イニエスタ、セスクはけがで召集されてないし、D・シルバも本調子ではなく、スタメンを外された。
D・シルバが後半の途中に投入され、流れが変わったことを考えると、今のスペインには創造性溢れる中盤の選手が必要。
あれだけのメンバーがいて、トップも計算できる選手はいる。
F・トーレスを活かすなら、1トップの方がいいが、ビジャの得点力も捨てがたい。
このふたりの2トップがEUROで結果を出してるし、このままの陣容でいきたいのもわかるが、この試合みたいに、中盤のキーマンが抑えられると、このhたりも活きてこない。
そうなると、中盤のマークを緩くするために、選手を増やすことが得策。
じゃあ、トップはひとりに。
デル・ボスケもなかなか難しい問題にでくわした。
ここが解消されれば、スペインは更に強くなるはず。
守備面では中盤の底でしっかりM・セナが仕事をして、若いCBコンビもミスらしいミスはなかった。
ピケに至っては、この試合での唯一の得点をたたき出し、満足のいく代表2戦目になったはず。
プジョルがいなくても、やれることは証明した。
右のS・ラモスは時間の経過とともに、自慢の攻撃力を発揮し、かなりのチャンスを演出。
シュートも放ってたし、この男がこれだけのパフォーマンスをしてくれると、攻撃陣は大助かり。
ここまでやれとは言わないが、カプテビラももうちょっと見せてもらいたかった。
トゥンジャイの対応で追われることが多かった時間は仕方なかったが、攻められっぱなしではなかったはず。
両サイドが機能し、中盤で支配できれば、魅了的なスペインがW杯でも見れるはず。
この状態が急に悪くなるとも思えず、スペインはW杯に出場するのは確定だろう。
トルコはしっかりスペイン対策ができてた。
特にチャビにはかなり厳しいマークについた。
ここがスペインの心臓なのはわかってるし、よく研究できてた。
うまく押さえ込むことができてたが、セットプレーから失点。
さすがにここは時の運だし、致し方ないか。
それなら点が取れればよかったんだが、トルコはどうもトップが弱い。
ニハトはスペインのサッカーを熟知してるから、なんとかしてるくれると踏んだんだろうが、今、この男の調子があまりよくない。
ビジャレアルでも絶対的な存在でもないし、だいぶ歳が目立つようになった。
こうなると、トゥンジャイやらセミフやら、アルダにかかるものが大きくなるが、トゥンジャイ以外はEUROの方ができはよかった。
アルティントップがいると、また違った展開になるんだろうが、この男のけがで出てなかったのか。
トルコもスペインのようなサッカーができるだけのテクニシャンはいる。
そうなると、次のホームでのスペイン戦はおもしろいものになるかも。

スコア 1-0

<得点者> 
スペイン   ピケ
~愛丸's MVP~
S・ラモス(ここまで活き活き攻撃参加するこの男を久しぶりに見た。やっぱりこの男が右を支配すると、攻撃の幅は広がる)

フィオレンティーナ-シエナ

2009-03-24 19:38:06 | セリエA
観戦日 3/24(火)       
 
愛丸’s チェック        
トスカーナデルビー。
シエナホームではシエナが1-0で勝利。
このデルビーでシーズンダブルを許すわけにはいかないヴィオラ。
CL出場のためにも、もう負けは許されない。
ローマが破れ、ジェノアが勝ってる今節、どうしても勝たなくてはならない。
ここ数試合、なかなか結果が出せずにいるが、このデルビーの勝利で、また上昇気流に乗ることができるかも。
シエナは残留に向けて、あと9ポイントは必要。
18位のトリノとは5P差。
まだまだ安泰ではなく、シエナもこのデルビーで一気に勢いをつけたいところ。
デルビーダブルとなると、チームも乗ってくるだろう。
アウエーでのデルビーだし、そう簡単にいかないはずだが、我慢のサッカーでなんとか勝ち点を奪いたい。

ヴィオラがなんとかこのデルビーに勝利することができた。
いいサッカーを展開できたわけではなかったが、こういうデルビーではまずは結果が優先。
やっとヴィオラのティフォージもここエルテミオ・フランキで勝利の美酒に酔えたことだろう。
ホームでも勝てず、アウエーでも結果が出ない。
中盤ロンボのこの布陣になって結果が出ない。
トレクァルティスタを置くシステムはヨベティッチを活かすためだと思ってたが、このヨベティッチを最近は先発で使ってない。
ヨルゲンセンを使ったら、全く機能せず、F・メロを置いたインテル戦でも結果は出せなかった。
この試合でもF・メロがこのポジションに配置されたが、ここでこの男は活きてこない。
もっと下がったポジションで守備にも気を使いながら、パスを配給。
守備でも貢献できる選手で、攻撃で違いを生み出せる選手ではない。
ここに後半、ヨベティッチが入ってから、ヴィオラの攻撃が機能しだした。
やっぱりこうでないと。
ヨベティッチを使わないなら、中盤フラットの4-4-2で行くべき。
そうでないなら、以前の4-3-3がベストか。
この試合、このままヨベティッチを使わないなら、またデルビーで敗戦ってことも考えられたが、このファンタジスタが流れを変えてくれた。
攻撃に意外性が出てきて、シエナDF陣はこの男の対応にかなり苦労してた。
たまに持ちすぎる傾向があるが、それでも、これだけ違いを生み出せるなら、我慢して使うべき。
いずれはセリエを代表するトレクァルティスタになってくれる。
それと、ジラを最後まで引っ張らず、ボナッツォーリに代えたのもプランデッリの見事な采配。
ジラに点をという親心を捨て、結果にこだわった。
全く点が取れそうにない、ジラを引っ張る必要はさらさらない。
実際、この交代後に点が生まれたことを考えると、これが正解だったことがわかる。
これから、CL出場権を賭けて、負けられない戦いが続くが、たまにはこういう采配が必要になってくる。
ジラはいずれ状態が戻ってくるだろうが、今は、いない方がしっかり攻撃できそう。
シエナはなんとか我慢しながら、チャンスを伺ってたが、ここで点は取れなかった。
いい感じで攻めることはできたが、最後が決まらなかった。
ハーリアなんか、効果的な個人技で何度か見せ場を作ったが、ティロの精度が・・・。
こういうところで決めれてたら、デルビーダブルも達成できたのに。
マッカローネがこの試合なかなか目立たなかった。
たまに見るシエナの試合では、この男がここってところで働いてくれるんだが、この試合はさっぱり。
そう見た試合、見た試合で活躍してたら、得点ランクでももっと上位にいるだろうし、チームもこの順位じゃない。
なんだか、ちょっと衰えてる感じがした。
右SBのスニガがなかなかの動きで、バルガスとのマッチアップは見応えのあるものに。
どちらも攻撃的で、守備よりもオーバーラップで見せる選手だが、この試合ではこの男に負けまいと守備もしっかりこなしてた。
この両SBの対決がトスカーナの名物になるかも。
シエナの前半のラインコントールは見事で、これが最後まで遣り通せたら、デルビーダブルもあったかもしれん。

スコア 1-0

<得点者> 
フィオレンティーナ  ムトゥ
~愛丸's MVP~
ヨベティッチ(ひさびさこの男の投入で流れが変わった。こういうことができる選手。まだまだ輝いてもらわないと)

ビジャレアル-A・ビルバオ

2009-03-24 17:23:53 | リーガエスパニョーラ
観戦日 3/24(火)       
 
愛丸’s チェック        
アトレチコに痛い敗戦を喫し、また下との差が縮まったビジャレアル。
CLでは因縁のアーセナルの対戦が決まり、どちらも予断を許さない状況に。
リーガも手を抜くわけにもいかず、CLも比較的やりやすい相手との戦いだから、こちらににも色気が出てるはず。
二兎追うものは一兎も得ずなんてことわざがあるが、ビジャレアルはこうなってしまうのかどうか・・・。
ビルバオは降格は大丈夫だろうと思ってたが、18位のオサスナとは5Pしか離れてない。
アングリル峠もこれで越えるわけだが、ここで勝ち点1でも取れれば、次に繋がっていくはず。
厳しい日程はこれで終わるかもしれんが、近い順位のチームとの対戦もこれまた大変になる。
バスク魂で絶対に降格は許されない。
F・ジョレンテにいいボールが多く入る展開になれば。

ビジャレアル、ビルバオとも積極的な姿勢でなかなかの試合展開に。
ただ、フィニッシュの精度がどちらも低く、点の取り合いにはならず。
安定したDF陣ってことも考えられるが、どう見ても、攻撃陣の不甲斐無さってことで、この得点差に。
ビジャレアルはG・ロッシを中心にしてるにはわかるが、パートナーはニハトよりもJ・ジョレンテの方がしっくりきてそう。
やっぱりニハトとはプレースタイルが被るし、全くタイプの違うJ・ジョレンテがうまく噛み合う。
実際、前後半で変わったわけだが、後半のG・ロッシの方がよかった。
ここにボールを提供する、S・カソルラには切れが感じられた。
代表にも定着し、セスクが不在、イニエスタがけがの状況では、今度のトルコ戦ではスタメンもあるかも。
安定したプレーで、選択するプレーも的確。
ラストパスの精度も、ミドルの精度もさらに上昇してる。
ドリブルの切れもあるし、ビジャレアルはこの男と、G・ロッシの踏ん張りで、この順位をキープできそうだし、CLでもまだ暴れることができそう。
守備面ではドブレピボーテからの守備が効いてたし、ここでしっかりフィルターになってくれれば、最終ラインも慌てることない。
G・ロドリゲスもベンチには戻ってきてたし、これから、また守備が安定すれば、アトレチコ戦みたいなことにはならないはず。
ここまでD・ロペスのおかげでなんとか勝ち点を拾った試合も多かったが、この試合ではちょっとゆくっりできたはず。
まだまだこれから活躍してもらわなければならない選手で、代表で何か力をもらってきてもらいたい。
この試合、1-0のまま厳しい状況が続いたが、M・フェルナンデスが試合を決める点を取ってくれた。
この選手を入団以来追っかけているんだが、南米NO1の実力をなかなか発揮できずにいたが、最近、だいぶいい動きが披露できるように。
マティゴールとまではいかないが、点も取れるようになってきたし、この男が今後のビジャレアルを左右するかも。
ビルバオはいい攻撃ができてたが、最後の詰めが甘かった。
トケーロにはいいボールが入るんだが、F・ジョレンテには、この男が活きるようなボールが入らなかった。
トケーロが悪い選手とは言わないが、セグンダでよかった選手で、まだプリメーラではそこまでの選手じゃない。
最後の仕掛けで必ず引っかかってしまうし、F・ジョレンテとうまく絡めてない。
ジェステがサスペンシオンで不在だったが、このファンタジスタがいてくれると、F・ジョレンテの1トップでトケーロはスーペルサブ的に使われるはず。
ビルバオは、何度かセットプレーでのチャンスを掴んだが、ここでのキックの精度が問題で、どれも決定機にならず。
誰か、いいキックができる選手はいないのか・・・。
F・ジョレンテという高さを活かせる選手がいるわけで、ここにうまくボールが入れば得点も期待できる。
まだまだ完全に残留が決まったわけではないので、取れる勝ち点はしっかり取りたいところ。
そのためには点は必要だし、そこの工夫がもうひとつふたつないと・・・。

スコア 2-0

<得点者> 
ビジャレアル   S・カソルラ、M・フェルナンデス
~愛丸's MVP~
S・カソルラ(全てのプレーがかなり高性能。完成度がさらに高まってる。このままの状態でクラブでも代表でもやってもらいたい)

日本-韓国(WBC ファイナル)

2009-03-24 15:28:27 | その他
これは超番外編。
 
サッカーばかりの観戦記ですが、なんと、ここで野球について。

今回5度目の日韓戦。
これまでなんかどうでいい。
ここでしっかり勝つことできれば。
まあ、日本はチャンスを潰したこと、潰したこと。
取れるときに取れない苦しみを十分味わったのでは?
それでも守備で流れを渡さず、それがこの勝利に結びついた。
内川のスライディングキャッチからセカンドへの好返球でバッターランナーをタッチアウトにしたシーン。
それとあの三振ゲッツー。
このふたつのプレーが大きかった。
攻撃はみなさんが感じた通り。
いくら繋いでも、それが得点にならないと意味がない。
それとあと一本。
複数点が取れてる回があったら、もっと楽に勝てた。
なんだかんだ言っても、しっかり勝てたわけだし、これがベストの試合。
あの場面でしっかり打ってくれたイチローもすごいし、見事な投球だった岩隈も見事。
今日は日本人であることの誇りを強く思う。

最高、侍ジャパン!!
ありがとう、侍ジャパン!!

MVP  内川(いいところでのヒットもあったし、あのレフトでのプレーが流れ
       を韓国に渡さなかった)

ジェノア-ウディネーゼ

2009-03-24 14:54:54 | セリエA
観戦日 3/24(火)       
 
愛丸’s チェック        
とうとう4位に順位を上げてきたジェノア。
この大躍進を誰が予想しただろう。
いいサッカーをしてるのはわかってたが、ローマ、ヴィオラを押さえてこの順位なのは恐れ入る。
時代に逆行してる3-4-3システムがぴたりとはまってる。
この勢いのままいけるか、それともプレッシャーに押しつぶされるか、これからどうなるか・・・。
ウディは完全に開幕当初の勢いはなくなったが、がっつり沈むとこまではいかなかった。
残留は確定的だし、ヨーロッパ戦も望めないとなると、まだ残ってるUEFA杯に全てを賭けてくるかも。
そうなると、アウエーで10試合勝ててないカンピオナートでは、期待が持てないか。
それでも魅力的な選手はいるわけだし、実力的には、ジェノアとそう変わらない。

がちがちのジェノアがなんとか勝ち点3をゲット。
相手が10人になっても、攻められっぱなしで、いいところがほとんど出せなかった。
それでもしっかり点を取れるあたり、まだこのチームは何かを持ってる。
こういうプロビンチャのチームが4位という順位にいると、変なことを考えて、うまく試合に入れないんだが、まさにその展開に。
プレッシャーに押しつぶされてる感があったが、最後まで踏ん張った。
ルイジ・フェラーリスのティフォージもチームを鼓舞するのではなく、一緒になって緊張し、固唾を呑んで見守ってる感じだった。
それでも勝ち点3を取れるあたり、チームとしては力を付けてる証拠。
ハンダノビッチが早い時間にけがで退場し、コルクベツが代わりに入ってきたが、この男もしっかり守ってた。
そのコルクベツのひとつのミスをついてレテ。
左からパッラディーノが上げたクロスがリフレクトして、これでコルクベツは目測を誤った。
ここにうまくスクッリが入ってきて、回転しながらのヘッド。
うまく決めた。
この1点を死守してたが、いつレテを決められてもおかしくなかった。
それをルビーニョを中心になんとか耐え、ATに貴重な勝ち越し点をゲット。
ここ5試合、点が取れてなかったD・ミリートがパラッディーノのクロスにうまく入り込んでティロ。
攻撃陣だけでなく、チーム全体の気持ちが乗り移ったレテだった。
耐えることもできたし、最後に試合を決めるレテも取れる。
なんだか、ジェノアはこのまま4位でフィニッシュしてくれるかも。
ローマは今節ユーベに大敗しており、チーム状態でも結果でもジェノアが優位に立ってる。
ヴィオラの結果はわからないが、取るべき選手が点を取り、守るべき選手がしっかり守ってるから、そう簡単に崩れないだろう。
4位というプレッシャーさえ跳ね除ければ、このまま戦えれば問題ないはず。
ただ、そのプレッシャーってのがそうとうなものだろうが・・・。
ウディは自慢の若手がしっかり動けて、チャンスも作れてたが、それが点に繋がらなかった。
ディ・ナターレ、クアリアレッラを温存してたが、攻撃陣には見るべき選手が多かった。
昨シーズンより、状態が上向いてるF・フローレスがいいところでチャンスに絡んでたが、ここで点が取れず。
この男によく絡んだでたのが、サンチェス。
チリ出身の若者は今、騒がれてるのがわかるようなできだった。
ドリブルの仕掛けもいいし、積極的なミドルのティロもなかなかのもの。
パスセンスも感じられるし、この男はそう長くウディにはいないだろう。
今シーズン、あとどれくらいウディの試合を見れるかわからないが、この男に注目したい。
この試合はベンチだったが、ディ・ナターレともクアリアレッラともうまく絡めそうだし、このままの陣容だったら、来シーズンはまだ順位を上げることができそう。
DF面でもそう乱れることはなかったが、ちょっとしたミスをつかれ、痛い失点。
サンチェスの一発ロッソもあり、数的不利な状況だったが、よく戦ってた。
この試合ができてれば、まだUEFA杯でも芽がありそう。

スコア 2-0

<得点者> 
ジェノア   スクッリ、D・ミリート
~愛丸's MVP~
パッラディーノ(ユーベ出て、ジェノアでプレーしてるのが正解。ここでもっと輝けばユーベに復帰することもできるだろう)

リバプール-アストンビラ

2009-03-24 12:35:47 | プレミアリーグ
観戦日 3/24(火)       
 
愛丸’s チェック        
ここにきて得点力が爆発してるリバプール。
前節は宿敵ユナイテッドにオールドトラッフォードで1-4と大勝。
マドリーからも4得点しており、今、一番勢いにのってるチーム。
ほんとなら、難しい3連戦で、崩れてもおかしくない状況だったが、逆に更に勢いが増した。
ユナイテッドが連敗を喫し、ここを取るようなことになれば、プレミア制覇ってことが夢ではなくなる。
ビラは逆に不調の真っ只中。
冬の移籍が失敗したとは言わないが、ヘスキーを加えた2トップが機能してないのは確か。
アグボンラホールはビラパークでブーイングを浴びる始末で、完全に負のスパイラルに陥ってる。
この陣容でビッグ4の一角を崩すのはやはり至難の技なのか。

リバプールの勢いが止まらない。
この試合でも5得点を挙げ、これで3試合連続で4得点以上。
ここにきて、これだけ調子を上げてくるとは誰が予想しただろうか。
年が明けたあたりから、どうも勝ちきれない試合が続いてたが、ジェラード、F・トーレスが万全の状態になってからは、しっかり点が取れるように。
リバプールはR・キーンを放出し、F・トーレスをトップに、ジェラードをトップ下に置く、4-2-3-1に戻してから好調に。
誰もがすごく動きやすそうにプレーできてる。
同じベクトルを向いてるし、これが強いチームなのか。
この勢いで残りのコンペティションを乗り切ってもらいたい。
取れるタイトルは全て取れそうな勢い。
早いパス回しから崩すこともできるし、大きい展開からチャンスも作れる。
それにセットプレーからも点が狙えるし、攻撃のパターンが豊富。
この試合でも先制はジェラードのFKからX・アロンソがフリックオン。
これがポストに当たって、そのこぼれをカイトが豪快に叩き込む。
2点目はレイナのパントキックがそのまま抜けてきて、リエラがダイレクトボレー。
あとはジェラードのオンステージ。
PKをふたつに、見事なFK。
このFK、直接叩き込むのではなく、X・アロンソがちょんと出したボールをインサイドでコースを狙ったシュート。
ここまでいろんな形で点が取れると、やってる方も楽しいだろう。
ただ、F・トーレスに点が生まれなかったのは残念。
チャンスはあったんだが、ちょっと力んだのか、ゴールには繋がらなかった。
ただ、攻撃には効果的に絡んでるので、そんなに問題はないはず。
守備ではビラがなんとツインタワーで挑んできたが、これに苦しむことはなかった。
サイドから効果的なボールが入らなかったこともあるが、これなら、スピード勝負を仕掛けられた方が嫌だったかも。
これで、ユナイテッドとの差がまた縮まった。
慌てるユナイテッドをどこまで追い詰めることができるか。
チェルシーも負けてるし、これでプレミアの覇権争いはリバプールとユナイテッドに絞られたかも。
ここでインターナショナルマッチウイークに突入するのはリバプールにとっては痛手かもしれんが、この勢いを止めず、残りを戦ってもらいたい。
一方ビラはこの大敗でCL圏はほぼ絶望的か。
アーセナルも順調に調子を上げてきてるし、このままビラはずるずるいってしまうかも。
やっぱりこの陣容では最後まで戦い抜くことは不可能。
ワールドクラスがそう多くいるわけでもなく、バックアッパーも充実してない。
インタートト杯から始動しており、疲労もそうとう溜まってることだろう。
ビラ戦での観戦記で何度も述べてるが、やっぱりこの2トップってのが不調に陥った要因ように思う。
この試合はアグボンラホールを外して、ヘスキー、カリューのコンビだったが、これがお世辞にも機能したとは言いがたい。
起点がふたつでここに多くボールをって考えだったんだろうが、それがほとんど見られなかった。
ここまでサイドとトップのスピードで結果を残してきたのに、どうして、この大事な時期にチーム改革を行ったのか。
選手の疲労やら、けが人やら、外からはわからない何かがあるのかもしれんが、せっかくここまでこれたのに、ずるずる行くのはもったいなさすぎる。
これを教訓に来シーズンはもっと陣容の拡大を図ってもらいたい。

スコア 5-0

<得点者> 
リバプール   カイト、リエラ、ジェラード×3
~愛丸's MVP~
ジェラード(キャプテンのハットトリックでチームにさらに勢いがついた。先制点もこの男のFKからだし、得点王ってのも狙える体勢に)

ニューカッスル-アーセナル

2009-03-24 10:32:59 | プレミアリーグ
観戦日 3/24(火)       
 
愛丸’s チェック        
勝ち点29で降格圏のストークと同ポイント。
更にポーツマスも同勝ち点で、そのポーツマスはエバートン相手に、今節は勝利を収めてる。
上との勝ち点差も1試合でひっくり返るものだし、こっからは、1試合、1試合が大事になってくる。
あのメンバーでこの順位はいただけない。
相手がどこであれ、もう負けられない戦いばかり。
アーセナルはここにきて得点も取れてきて、調子はどんどん上がってる。
こういう難しい相手にどう戦うかだが、今までみたいに自分たちのサッカーができてれば問題ないはず。
FA杯もCLもまだ狙えるし、ここにきてのこの調子は何かやってくれそうな予感。
ベントナーがチャンスをものにすれば、まだまだ点は増えていきそう。

ニューカッスルは自分たちの時間に点が取れず、追いつくまではよかったが、そこからが・・・。
先制を許し、その直後に同点に追いつくまでは、これはって展開だった。
気持ちも伝わってきたし、北の熱いサポーターの声援に応えるパフォーマンス。
これぞニューカッスルって魂も見られたが、DFラインにけが人が出だしてから、どうもバタバタに。
こういうアクシデントに対応できる力が伴ってなかった。
コロッチーニとバソングがCBのときはしっかり連携が取れてたように思うが、バソングがやってからコロッチーニの状態も下降線。
ベイがCBに入ったが、この男の本職はサイド。
もうひとりぐらいCBの控えが欲しかった。
ここを立て直せないまま、失点を重ね、スタジアムも諦めムード。
選手たちからも覇気が感じられず、これでは逆転なんて無理。
気持ちが大事な時期にこれではどうにもならない。
次節はチェルシー戦で、ここでもしっかり戦えないようだと、降格ってことが現実味を帯びてくる。
攻撃では、最初のPKをマルティンスが決めてれば。
これでアーセナルは勢いがついたし、ニューカッスルは多少意気消沈。
それでも前半は、ダフがサイドでいい突破が見られ、点が取れる気配ではあった。
スピードを活かすような布陣ではあったが、これだと、ある程度アーセナルは対応できる。
こうなると、ヴィドゥカの不在が響いたか。
魂全開のプレーを売りにしてる選手が多いんだが、これがほんとに活かされなかった。
誰かがチームを鼓舞していかないと、この現状は打開できない。
キレイなプレーはいらない。
泥臭くゴールを狙い、からだを張ってディフェンスしていかないと。
ハーパーはギブンの穴を感じさせないし、S・テイラーも2度からだを張ってゴールを死守。
マルティンスのゴールも諦めない姿勢から生まれたもので、今のニューカッスルにはこういうプレーが要求される。
アーセナルは難しい相手をうまく料理した。
V・ペルシがベントナーばりに決定機を外してたが、いつもはがっかりさせられることが多いベントナーがヘディングでゴール。
すぐさま追いつかれても、慌てることなく、しっかり攻撃し、相手の悪いとこをついて突き放し、ダメ押し点を取れた。
これまで不調だったアーセナルはなかなか点が取れず、慌てて攻撃が雑になりがちだったが、今はそれがない。
自分たちの攻撃がしっかりできてる。
ナスリ、アルシャービンがアクセントをつけてくれるし、セントラルMFも気の利いたプレーができるように。
前節はデニウソンが目立ってたが、この試合ではディアビが目立ってた。
前を追い越す動きがいいし、これで点まで取れた。
こういう若い選手が、この時期乗ってきてくれるのは、チームにとってもひじょうに助かる。
ウォルコットがまたけがをしたみたいで、サイドでのスピードを活かした攻撃が少なくはなるが、それでも、あのパスサッカーが輝きを増しそう。
アルムニアが自作自演でチームを勢いづかせ、相手の時間になってもしかり対応できる。
攻撃面では慌てることなく、ボールを繋いで、相手を崩せるし、今、プレミアで一番状態がいいかも。
とりあえず、この順位はキープできるだろうし、後はカップダブルを狙っていきたい。

スコア 1-3

<得点者> 
ニューカッスル  マルティンス
アーセナル    ベントナー、ディアビ、ナスリ
~愛丸's MVP~
ディアビ(中盤の若手が日替わりでいい仕事ができてる。ここってところで決めてくれるのがこの男。まだまだここから活躍してもらいたい)

R・マドリー-アルメリア

2009-03-23 22:13:57 | リーガエスパニョーラ
観戦日 3/23(月)       
 
愛丸’s チェック        
バルサを必死で追うマドリー。
そのバルサが6-0の圧勝劇を演じた今節、マドリーもカーサでの試合だし、絶対に落とせない。
6の勝ち点差はそう簡単に詰まらないとは思うが、クラシコも残ってるし、まだまだわからない。
CLもコパ・デルレイもないし、リーガ一本でいける強みはある。
J・ラモス体制になって、リーガではまだ負けてないし、この勢いを続けていきたい。
アルメリアは自慢のサイドアタックがマドリーに通用するかどうか。
マドリーの英雄、ウーゴ・サンチェスが久々の凱旋だし、選手たちも一段と気合が入ることだろう。
アングリル峠も折り返し地点だし、ここをうまく乗り切って、次につなげていきたい。
ネグレドが使えないが、代わりの選手がしっかり働いてくれるだろう。

マドリーもバルサ同様、カーサでは負けなかった。
アルメリアに押される時間も多かったが、取るべきところでしっかり得点できた。
先制点は現在好調をキープしているマルセロ。
中盤の左サイドで使われてるのがフィットしてる。
守備の負担から開放された、この男は、自慢の攻撃性を発揮できてる。
そして、この先制点。
CKからのこぼれをなんと右足での豪快ミドル。
ここまでしっかり右足で蹴れるとはとても思えなかった。
右足の訓練を積んでの賜物だとは思えないが、こういう不得手な足でのシュートが決まるぐらいマルセロの状態はいいんだろう。
縦への突破でも切れがあったし、これはほんとにJ・ラモス就任のおかげ。
残りの点はフンテラール。
なかなか点を取れずに苦労してたが、ひとつ取れてからは順調に得点を重ねてる。
いいところにポジショニングできてるし、慌てるシーンもない。
こうでないと、これだけ点は取れない。
3点目なんかは、ラウルのボール奪取から、スネイデルのロングスルーにロッベンが反応し、ドリブルで前に出てシュート。
これはヂエゴ・アウベスにセーブだれたが、このこぼれをフンテラールが落ち着いて決めた。
オランダトリオでの見事なゴール。
オランダといえばバルサって感じだったが、今はそれがマドリーになってる。
この試合でもまたまたラウルがピッチのいたるところに於いて大活躍。
攻撃の起点になったり、オフ・ザ・ボールの動きでスペースを作ったり、はたまたゴールライン付近まで下がってのディフェンスも披露する。
ここまでチームのために献身的に動いてくれたら、いろんな選手が助けられるはず。
チームの士気も高まるだろうし、このマドリディスモが奇跡の逆転優勝に導いてくれるかも。
グティがJ・ラモスともめたみたいで、いつピッチに復帰するかわからないが、今からはマドリーの生え抜きがチームを救う。
アルメリアのスピードとテクニックにDF面で苦しんでる部分はあったが、失点はしなかった。
よく転がされていたが、最後はしっかり踏ん張れた。
バルサが勝ってるときはエンパテさえ許されない。
アルメリアはウーゴ・サンチェスが歓迎ムードで迎えられたが、このマドリーの英雄に勝利をプレゼントすることはできなかった。
ピアッティが監督の指導なのかどうかわからいが、チレーナを披露したり流れはアルメリアにあった。
クルサ、カルー・ウチェ、ピアッティとスピード自慢を前に置いて、なんとか混乱させようと試みたが、最後まで崩しきれることはなかった。
いいところまではいくんだが、フィニッシュが・・・。
多く崩せたから、その試合に勝利するわけではなく、点が入らないと勝ちにはならない。
相手がマドリーだったからかもしれんが、いい攻撃終わりではダメ。
ネグレドがいたら、また攻撃のバリエーションは増えるんだろうが、それがこの試合で使えなかったのは痛かった。
サイドを突破できても、中での起点がなく、これではうまく攻撃できない。
それなら、中盤で気の利いたパスを出せる選手がいたら、あのスピード豊富な選手たちが活かせたかも。
ただ、試合の内容は悪くなかった。
3失点したが、ヂエゴ・アウベスは期待通りにいいセーブを披露できたし、DF陣もそう慌てるシーンはなかった。
バルサ、マドリー戦である程度やれたわけで、なんとかビジャレアルに勝ってもらって、アングリル峠を越えてもらいたい。

スコア 3-0

<得点者> 
R・マドリー   マルセロ、フンテラール×2
~愛丸's MVP~
ラウル(この男の運動量には脱帽するばかり。FWの選手でここまでやってくれるるとは・・・。ルーニーの若さならわかるが、もうだいぶいい歳。代表でその勇姿が見たかった)

フルアム-マンチェスターU

2009-03-23 20:58:04 | プレミアリーグ
観戦日 3/23(月)       
 
愛丸’s チェック        
この間、FA杯で戦った両チーム。
そのときは、ここクレイブン・コテージで0-3とユナイテッドが圧勝。
オールドトラッフォードでも4-0と、大差でユナイテッドが勝ってる。
フルアムは今シーズン、いつも以上に好調をキープしており、降格ってことを考えなくてもいい順位。
リバプールに負けて意気消沈してるであろうユナイテッドにどこまで食い下がることができるか。
ユナイテッドはあの敗戦を引きずることなく、この相性のいい相手にさくっと勝ちたいところ。
ここでは1964年に負けて以来負けはないわけで、自信を持って戦えるだろう。
夢のクインタブルへ向けて、取れる勝ち点はいくらでも取っていきたい。
インターナショナルマッチウイーク前に、しっかり立て直したいはず。

フルアムが魂のサッカーで、なんと1964年以来にこの地でユナイテッドを沈めることに成功。
ほんと、前半はフルアムの一方的な展開になった。
ユナイテッドが試合への入り方が悪かったこともあるが、フルアムは自信を持って、ユナイテッドに挑んでいった。
つい先日、ここでやられてしまったわけだが、そのときの教訓をいかしてか、ユナイテッドへの対応が見事だった。
そんな中、ユナイテッドから思わぬプレゼントが。
セットプレーからチャンスを得て、最後、ザモラがヘッド。
このシュートをなんとスコールズが、バレーボールのブロックの要領で止めてしまった。
一発レッドで、なおかつPK。
考えられないようなプレーから、フルアムがきっちり先制。
このあともフルアムは攻撃の手を緩めず、この時間のゴールアテンプトはなんと10-1でフルアムが圧倒。
逆じゃないのかと疑いたくなるような数字だが、これが現実だった。
こんなユナイテッドは見たことがない。
ここでフルアムがしっかり点を取れてれば、楽に試合を運ぶことができたんだが、ザモラ、AJのシュートがなかなか決まってくれない。
V・デルサールの正面だったり、枠の外だったり。
それに消極的なシーンも見られた。
数的優位をうまく活かせず、モヤモヤしたまま後半を向かえ、ここからが大変だった。
ルーニー、パク・チソンが投入され、ユナイテッドが生き返ってしまった。
ただ、ここから相当数のピンチを迎えたが、これをシュウォーツァーが神がかったセーブでチームを救った。
パク・チソンが飛び込んでのシュートをセーブし、このこぼれをルーニーに拾われ、シュート。
これもまたまたセーブして、ピンチを防いだシーンは、ただただシュウォーツァーに脱帽するしかなかった。
こんなGKがアジアのライバルチームにいるなんて・・・。
なんとかユナイテッドの攻撃に耐え、80分過ぎに待望の追加点をゲット。
これで勝利を確信。
ユナイテッド相手に、ATにはオーレも飛び出し、クレイブン・コテージのファンは大満足だっただろう。
ユナイテッドはリバプール戦に引き続きの敗戦なんだが、連敗はプレミアではなんと147試合ぶりとのこと。
夢のクインタブルに向けて、かなり暗雲が立ち込めたか。
ただ、数的不利の状況で、全く相手にやられ放題ではなく、運がなく点が取れなかっただけで、そう悲観することはないだろう。
シュウォーツァーがあれだけ当たってなかったら、点は取れただろうし、攻撃自体が悪かったわけではない。
C・ロナウドを除いては・・・。
ひとりでイライラして、ドリブルにも切れはなく、FKも決まる気配すらなかった。
こういう選手がいると、チームの和が乱れてしまう。
ここらで、いっそのこと外すってことも考えた方がいいかも。
選手はそれなりにいるし、今シーズンはこの男に頼ることもないはず。
連敗でチーム状態は悪くなってるんだろうが、幸いなことに次週はプレミアはお休み。
インターナショナルマッチウイークが、いい切り替えになるはず。
ルーニーがイエロー2枚で退場になり、スコールズ、ルーニーとサスペンションなのは気になるが、それでも人はいる。
リバプールの結果はまだわからないが、ここで差が縮まってたら、まだまだプレミアもわからないかも。
ユナイテッドがこんな試合を続けるとは思わないが、負のスパイラルに陥ってたら、おもしろいことになりそう。

スコア 2-0

<得点者> 
フルアム   マーフィー、Z・ゲラ
~愛丸's MVP~
シュウォーツァー(この男のあのセービングはまさに神がかり。この男がチームに勝利を呼び込んだといっても過言ではない)