愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ウォルバーハンプトン-アストンビラ

2009-10-24 22:49:01 | プレミアリーグ
観戦日 10/24(土)       

愛丸’s チェック
昇格してさすがにFLCほどのプレーができてないウルブス。
ばつぐんの得点力で、FLCを制したみたいだが、ここはプレミア。
いい補強もできてるみたいだが、そう簡単にはいかない。
残留を果たすためには、ホームでの強豪あいてになんとか勝ち点1でももぎ取りたいところ。
ビッグ4には難しいかもしれんが、ビラクラスのチームにはそれが可能かも。
負けないサッカーでもサポーターは満足だろう。
ビラは前節チェルシーにCKからの2発で勝利。
あの勝利はチームに勢いをつけたことだろう。
この波に乗って、ウルブスとのアウエー戦でもしっかり結果を出したいところ。
ビッグ4に割って入るためには、こういうチームからしっかり勝ち点を奪うこと。
ヨーロッパ戦もないし、しっかり準備はできてるはず。

ウルブスは不細工なサッカーではあったが、なんとか強豪ビラとドロー。
ビラの拙攻に助けられた感はあるが、1点を追いついてのドローだし、これには価値がある。
その得点もエーバンクスが決めたもので、これが今シーズンの初ゴール。
PKではあったが、うれしかっただろう。
スタジアムではイーバンクスを称えるチャントがかなりのボリュームで響き渡った。
ドイルとのコンビもそう悪いってわけではなかったが、ここに効果的なボールが供給されない。
相手がビラってことでマッカーシーも守備に重点を置いた布陣を敷いたんだろうが、ホームだし、もっと積極的にいってもよかった。
となると、ミリアシュのスタメン起用。
後半75分にこの男が投入され、攻撃の流れが変わったわけで、もっと長い時間使っても・・・。
PKを誘うきっかけになった、エリア内でのあのヒールは、ウルブスでは次元の違ったプレー。
その後も左足でのスルーなんかでチャンスを演出。
ここでまだイーバンクスがピッチにいたら、あのスピードをうまく相まって魅力的な攻撃になったはず。
次節からはこのコンビをスタメンから、起用してもらいたい。
守備的な布陣で望んだだけあって、ビラに崩されるってシーンはそう多くなかった。
フィジカル重視の守備が的中。
サイドも攻撃は捨てて、ビラのスピードを封じた。
カリュー対策もできてたし、ヘネシーが慌てるシーンは少なかった。
ただ、ビラの攻撃がお粗末だったってこともあり、これが本来のビラの攻めだったらどうかわからない。
ひとつ突破されると、バタバタになったシーンでの失点だけに、そこの対応が今後の課題か。
これで負けないサッカーはできるかとなると、疑問なわけで、サッカーは点が入らないことには・・・。
勝ち点1だけを積み上げても降格してしまう。
魅力的なレフティがいるわけで、そこをうまく活用してもらいたい。
ビラは前節とは全く違ったチームに。
やろうとしてるサッカーは同じなんだろうが、気持ちの入り方がぜんぜん違った。
たしかにチェルシー戦と同様のモチベーションでってことは無理なのかもしれんが、それでこのドローだといただけない。
悪いなりにも結果を残すのが強いチームの条件。
これがうまくできないとビッグ4の牙城は崩せない。
A・ヤングはなんとか自分スピードを活かそうといくつか仕掛けたが、これが無理だと思うとそれ以上の努力をしてない。
簡単にシュートを打って枠に飛ばせてないし、クロスも正確性に欠いた。
ウォーノックとの連動性もなかったし、ひとりでダメなら周りを使えばいいこと。
アグビンラホールも点を取ったシーンではさすがって印象だったが、それまではほとんど試合に参加してなかった。
ポジショニングが中途半端だったし、右のサイドでやるのかカリューの近くでやるのかあいまいなまま。
ミルナーが左にいることが多かったことを考えると、右が主戦場だったはずだが、こちらからの突破は皆無。
もっと運動量のある選手なのに・・・。
この辺のプレーをカペッロは見てるはず。
持ってるものはそうとうなものなのに代表に呼ばれないのは、ここがネックなのかも。
M・オニールはなんとか耐えてドローに終わった瞬間、安堵の表情を浮かべてたが、これでは・・・。
ビッグ4に割って入るのは難しいかも。

スコア 1-1

<得点者> 
ウォルバーハンプトン E・ブレイク
アストンビラ     アグボンラホール    
~愛丸's MVP~
ミリアシュ(15分だけのプレーだったが、この男の投入で流れは変わった。ここまでひとりで試合自体を変えれる選手もそういない)

AZ-アーセナル

2009-10-24 19:46:17 | チャンピオンズリーグ
観戦日 10/24(土)       

愛丸’s チェック
アーセナルが頭2つぐらい抜け出してるグループで2位突破を狙うAZ。
昨シーズン、3強支配が長く続いたエールディビジで、ひさびさにそれ以外の優勝チームが。
それがこのAZ。
ファンハールの手腕によるものが大きいのかもしれんが、監督が変わっても、その強さを見せてもらいたい。
ただ、そうも行ってないような・・・。
クーマンだと、チームが混乱を起こしかねない。
アーセナルは一時の不調からは完全に脱した。
プレミアでもCLでもしっかり結果が出せてる。
ウォルコットがまたまた戦線離脱したのは大きいが、それでも選手は揃ってる。
ナスリも戻ってくれば、またあの華麗なパスサッカーがすごみを増しそう。
フィジカル勝負で挑まれると弱い部分も見せてるが、ここではそういったことはないはず。

見てて退屈な試合だったが、AZにしてみたらこれが狙いだったのかも。
ホームで勝ちにいきたいところだろうが、アーセナルには無理をせず戦って、残りの2チームから勝ち点を稼ごうというもくろみか。
ただ、この退屈なサッカーでもATになんとか結果を残せた。
あのパワープレーじみたセットプレーはアーセナルが苦手にしてる攻撃。
最後の最後にこれがはまった。
それまで、こういったプレーは見せてなかったが、ペッレを投入したのがその合図だったか。
それまではなんだか日本代表の試合を見てるみたいだった。
DFラインでのボール回しが多かったし、そこからなかなかスピードアップしない。
スハールスの展開力もそこまで機能してるようには思えなかった。
デンベレもかなりの運動量で動きまわってるのは誉められるが、これをうまく活用できてない。
エラムダウィも単独突破を見せるわけでもなく、ポストプレーが得意ってタイプでもない。
ゆっくりした展開から、すばやくボールが前線に供給されたときはしっかり反応できてる。
こういうアクセントをつけた攻撃は見応えがあった。
もっとこれを多くするべき。
相手がアーセナルじゃなかったら、こういうプレーも多くなるんだろうが・・・。
DFラインでのボール回し中に、モンサンダーがトラップミス。
これをアルシャービンにかっさらわれてからの失点で、悔やまれる。
あれだけあそこでのパスを回してるんだから、こういったプレーはなくさないと。
アーセナルの攻撃がかなり手抜きだったら耐えれたが、これがエミレーツだとこうもいかない。
この試合での勝ち点1で、次はあっさりやられても問題ないかも。
このAZでも代表同様、ロメロが勝利に貢献。
マラドーナもクーマンもこのGKにお礼のひとつでも述べないと。
反応スピードが速いし、キックのフィードもバリエーションが豊富。
チームを最後尾からしっかり支えてる。
アーセナルは最後まで気合が入らなかった。
高い位置からプレッシングをかけて相手ボールを奪いにいくようなサッカーをしてないから、DFラインでのボール回しにかなりイライラ。
それでもチャンスがなかったわけではなかった。
ロメロに阻まれたシーンもあったが、最後まで必死に崩そうって気持ちも足りなかった。
いつものパスサッカーができてなかったし、2列目以降の飛び出しも少ない。
サイドからの攻め上がりもなかったし、これでは点は取れないだろう。
相手のミスをついて点を決めたのはさすがだったが、その後、点を取りにいくような姿勢が薄れたところでの同点弾。
最後は集中を欠いてしまった。
高さを活かしたセットプレーを苦手にしてるのはわかるが、もっとしっかりあそこは対応するべきだった。
ここで勝ち点3を取ってれば早いうちにグループ突破を決めれたはず。
V・ペルシを下げた段階で、点を取りにいくことをやめたと見られてもおかしくない選手交代だった。
交代で入ってきたのがベラだったし、ここで経験をって考えだったんだろう。
ベンゲルはなかなかクーマンに勝てないらしいが、ここでもそのジンクスは破られなかった。
ただ、ここで勝ち点1でもアーセナルの優位は変わらないわけで、そう焦ってるってことはないだろう。

スコア 1-1

<得点者> 
AZ    メンデス
アーセナル セスク    
~愛丸's MVP~
ロメロ(安定したプレーでチームを最後尾から支えた。V・ペルシの無回転の強烈なシュートに肘を出してセーブしたシーンは見事だった)

チェルシー-A・マドリー

2009-10-24 16:41:12 | チャンピオンズリーグ
観戦日 10/24(土)       

愛丸’s チェック
ドログバ、ボジングワをサスペンションで欠く中、しっかりここまで結果を出してきるチェルシー。
成熟されたチームだし、こぐらいはやれるだろう。
この試合も、スタンフォード・ブリッジでの試合だし、そうそう大崩れすることはないはず。
ただ、プレミアでは前節ビラに敗れて2敗目。
気になる点ではあるが、しっかり気持ちを切り替えてきてるはず。
問題はアトレチコ。
このCLでもいまだ勝ち星なしで、アポエルとのドローの1のみ。
それもビセンテ・カルデロンでのドローで誉められたもんではない。
リーガでも1勝しか挙げておらず、CLプレーオフのあの好調さはどこへやら。
あの2トップは健在だが、輝きが全くない。
オフでの移籍騒動でモチベーションが低下してるのか。

チェルシーが全くアトレチコを寄せ付けなかった。
これで無傷の3連勝。
難しいグループに組み込まれたし、ちょっと厳しい戦いになるかと思ったが、そうでもなかった。
好調ドログバがいなくてもしっかり点が取れる。
アンチェロッティがうまく起動修正してるのも好感が持てる。
今までランパードをトップ下で起用してたが、最近はデコがこのポジションに入り、ランパードはインサイドハーフへ。
これがしっくりきてそう。
デコを使うなら、このポジションしかないし、ランパードは守備もこなせるから、インサイドハーフでも問題ない。
デコはこの試合で切れまくってた。
使われれば、周りとのコンビネーションも高まるし、いいパスを多く供給できる。
トリッキーなパスも出せてたし、デコに輝きが戻りつつある。
ここまでデコがやってくれれば、アンチェロッティも満足だろう。
ランパードもこの試合ひさびさのゴール。
ここまでPKでの1点しか取れてなかったが、この試合は流れに中から決めてみせた。
トップ下でパス出しに重点を置くプレーより、守備もしながら機を見ての攻め上がりってことがやり慣れてるはず。
これが活かされたプレーだった。
このゴールをチーム全体、それにスタンフォード・ブリッジのチェルシーサポーターもみんなでお祝いしてた。
ドログバがいない場合のこのアネルカをトップにシャドー的にカルー、トップ下にデコ、中盤を3枚にするこの陣容もなかなか使える。
トップはドログバが勤めてもいいし、トップの枚数が明らかに足りてないチェルシーにはもってこいかも。
機能もしてたし、今後、ターンオーバーで誰かを休ませたいときには、これが重宝されそう。
守備では、M・ロドリゲスが投入されてから、突破されるシーンがあったが、それ以外では難しい局面はなかった。
ツェフもフォルランの1発と、M・ロドリゲスのシュートをセーブしたぐらいで仕事らしい仕事はなし。
グループ突破へ向けてのライバルと思われたポルト、アトレチコをホームでしっかり粉砕したチェルシー。
アウエー戦が残ってるが、今のチェルシーならうまく立ち回るだろう。
問題はアトレチコ。
これだけ重症だったとは・・・。
昨シーズンとそう大きく陣容が変わってないのにこのざま。
リーガでもCLでも全くいいところが出せてない。
アグエロとフォルランがふたり絡んでゴールを脅かすこともなく、シマオンが仕掛けても単独での突破だし、成功の確率が高くない。
格下相手になら、これでもなんとかなるんだろうが、CLという舞台ではそうそううまくいかない。
これまでM・ロドリゲスがけがで戦線離脱してたが、この男が戻ってきたのは朗報かも。
実際、この男が投入されてから、多少は攻撃にリズムが出てきたわけだし、まもなくあの攻撃カルテットが復活するはず。
ここからが、アトレチコの勝負か。
守備では相変らずスピード勝負、縦への飛び出しに、全くついていけてない。
スピードのない、パブロをベンチに追いやりドミンゲスがウィファルシと組んだが、これでも打開策にはならなかった。
いまさらスピードをつけるわけにもいかないだろうし、なんとかここを補える何かを見出さないと、得点が取れても失点数が上回るってことも。
アセンホのビッグセーブ頼みでは、守備とは言えない。
アトレチコは次のホームでのチェルシー戦で、結果を残さないと、そこで終わってしまうような・・・。

スコア 4-0

<得点者> 
チェルシー   カルー×2、ランパード、OG    
~愛丸's MVP~
デコ(このチームとの連携も取れだし、活き活きとプレーできてる。後はバルサ時代みたいにミドルの数も増えてくれば完全復活かも)

バルセロナ-ルビン・カザン

2009-10-24 14:33:24 | チャンピオンズリーグ
観戦日 10/24(土)       

愛丸’s チェック
リーガで、初めて勝ち星を挙げれなかったバルサ。
ただ、このCLではインテルとはドローだったが、ディナモには、きっちアウエーで勝利。
ペップは、このルビンとの連戦で勝ち点を6積み上げ、そうそうにグループ突破を決めたいとたくらんでる。
それができるチームだけに、ここは問題なく勝てるはず。
メッシの調子が低下してるのが気になるが、バルサはメッシだけのチームではない。
チャビにイニエスタにズラタン、D・アウベスとタレントは豊富。
ルビンは、とにかく、ここでプレーできることが喜びみたい。
初のCLでインテルから初の勝ち点をゲットしてるし、勢いはついてるはずだが、ここはカンプ・ノウ。
選手が楽しみながらプレーできたら、インテル戦の再現となるかもしれん。

なんと、なんと、バルサがカンプ・ノウで今季初黒星。
それも相手はルビン。
CLに初挑戦のロシアチャンピオンにまさかの不覚。
とにかく、試合の入り方が悪かった。
立ち上がり早々にマルケスのトラップミスをリャザンツェフに豪快に叩き込まれ失点。
集中力の低下以外の何者でもなかった。
しっかりトラップしてれば問題なかったわけで、かなり相手をなめてかかってたんだろう。
昨シーズン、相手がどこであれ、こういったプレーは見られなかった。
トリプレッテを成し遂げたチームの驕りか。
アウトにかかったいいシュートではあったが、V・バルデスもしっかり腕を伸ばしてセーブにいってないし、全てが緩慢なプレー。
ただ、この失点が敗戦に繋がったわけではない。
後半早々に、ズラタンがインテル時代のようなプレーで同点ゴールを決めたし、いとまずは追いつくことに成功。
7:3でボールを支配しながら、エリア近くでプレーはできてるんだが、最後の崩しが。
左に入ったペドロがかなりフリーでボールを持てる場面は多かったが、ここからなかなかいいボールが入らず。
ルビンの集中した堅い守りもあったが、バルサの力を持ってしたら、崩せるはず。
ズラタンを追い越していくプレーも少なかったし、ひとりひとりのボールタッチ数も多い。
もう1点はすぐに取れるだろうって気持ちがどこかにあったのか。
メッシもまだ本調子になく、D・アウベスのオーバーラップも迫力に欠けた。
チャビの決定的なパスも見られなかったし、イニエスタのドリブルも、エリア内では不発。
メッシのヘッドでの落としを、ズラタンがダイレクトボレーで叩いたシーンはクロスバーを惜しかったが、とうとう2点目は入らなかった。
攻めあぐねてる間に、カウンターから2失点目を喫し、なんとカンプ・ノウでルビンに1-2と敗れる大波乱。
ただ、これはグループリーグ。
次節、ルビンホームでしっかり勝ち点3を積み上げ、ディナモも葬り去ることができたら、突破は難しくない。
インテルも依然としてもたついてるし、この敗戦で全てが終わるわけではない。
ただ、ディナモ、ルビンに勢いがついてるのは事実。
ロシアでのアウエー戦は気候的に厳しいものがあるし、ここに苦労すると、この試合の二の舞に。
ここでバルサの敗戦を見るとは夢にも思わなかった。
ルビンは気持ちで90分を戦い抜いた。
あの先制ゴールがどれだけチームに勇気を与えたことか。
夢のカンプ・ノウでプレーできるってことだけで喜びいさんだチームがなんとCLでの初勝利をバルサ相手に挙げることができるなんて。
もうこのまま終わってもいいぐらいだろう。
かなり低い位置に設定されたDFラインは最後まで集中を切らさなかったし、中盤の選手たちもよくボールを追いかけた。
前線の選手もしっかり戻って守備ができてたし、勝ち点1を狙った試合での勝ち点3は今後に大きな自信を与えることに。
先制点はまぐれみたいなところもあったが、2点目はカウンターからの見事なゴール。
あのドミンゲスも持ち上がりからの絶妙なスルーは見事としか言いようがない。
パスを出す一瞬前に左もあるよとばかりのフェイントを入れてる。
こが効いた。
決めたギョクデニズもすばらしかったし、パーフェクトな1点。
前半、バルサのパス回しに手を焼きつつあったセマクを早々にムラフスキに代えたベルディエフの手腕も見事。
こういうことがあるからサッカーはおもしろい。

スコア 1-2

<得点者> 
バルセロナ   イブラヒモビッチ
ルビン・カザン リャザンツェフ、ギョクデニズ    
~愛丸's MVP~
ドミンゲス(あの2点目のアシストはスーパーなプレーだった。決めたギョクデニズもよかったが、あのドリブルからのパスで決まった)

ユベントス-M・ハイファ

2009-10-24 12:24:51 | チャンピオンズリーグ
観戦日 10/24(土)       

愛丸’s チェック
今シーズンのCLでいまだ勝ち星のないユーベ。
ボルドーとホームでドロー、バイエルンとはアウエーでドロー。
ここからマッカビとの2連戦。
ここで勝ち点6を積み上げれれば、このグループの突破が見えてくる。
ボルドーがバイエルンに勝って単独首位に立ったし、ここはどうしても落とすことのできない戦い。
カンピオナートでも勝利を挙げることができてないのは気になるが、ここは相手が弱すぎる。
マッカビはこのCL、2回戦からの勝ち上がり。
ただ、同居してるチームがあまりにも格上すぎる。
2試合終わって、まだ1点も取れてないし、このユーベ戦も狙うはスコアレスドローか。
ここで勝ち点を持って帰るようなことがあると、次節は楽しみになるが、そう簡単にはいかないだろう。

ユーベがユーベらしく1-0というスコアで、今シーズンのCL初勝利。
ここまで、2トップで戦ってきたユーベだが、この試合はトレゼゲの1トップ。
好調ヤクインタには完全休養を与え、アマウーリもベンチ。
トレゼゲの下にジョビンコ、ヂエゴを置いた、4-3-2-1の布陣。
これはこれでなかなか魅力的なものだった。
相手がマッカビってこともあったんだろうが、ジョビンコの個人技は冴えてたし、ヂエゴもよくボールに絡んだ。
このファンタジスタふたりがうまく攻撃をリードしてたように思うが、点を取ったのはセットプレーから。
トレゼゲもうまく絡んで3人で切り崩すシーンはそう多くなかった。
フィニッシュに至るまでは、これはってプレーが多いんだが、そこから点が入りそうな雰囲気が・・・。
トレゼゲと、ふたりの距離が微妙だったし、もっと近くでプレーしたり、トレゼゲが下がってポストしをしてれれば、その裏にどちらかが飛び出すってシーンもほしかった。
1度だけ、ジョビンコがトレゼゲの裏に抜け出たシーンはあったが、数えるぐらいだと、効果的とはいえない。
もっとこの布陣で試合数をこなしてしけば、魅力的になるはず。
トップがヤクインタなら、うまく3人が機能するかも。
2トップにして、トレクァルティスタにヂエゴでも破壊力はあるんだが、ファンタジスタふたりって布陣ももっと見てみたい。
ユーベに移籍して、なかなか結果を出せないF・メロだが、シソッコとの共存がちょっと苦手なのか。
この試合も、全く目立たなかった。
それに加え、けがで途中交代だったが、ベンチに戻ったF・メロは泣いていた。
この涙が何を意味するのか。
ひどいけがだったら、ベンチには戻らないだろうし、状況がちょっとわからない。
守備面では、最後の最後にかなり危ないカウンターを食らったが、これはブッフォンが好セーブでなんとか切り抜けた。
かなり集中を欠いてたし、スピードにも対応できてない。
あれを失点しなかったのは、今後かなり大きく影響してくるかも。
ブッフォンにはみんなで感謝しないと。
なんとか、ここで勝ち点3をゲットし、2位に浮上したユーベだが、数的優位を活かせず、最小得点差での勝利に、ユベンティーノもまだまだ安心してないだろう。
マッカビはうまく守れてたように思えたが、あの失点シーンでの守備はお粗末だった。
ユーベ相手にファーでふたりもフリーにしてしまっては、どうしようもない。
前半をうまく乗り切り、後半の立ち上がりにちょっと集中を欠いてしまったか。
あのシーンは悔やまれる。
退場者を出して、10人になっても、失点しなかったことを考えると、しっかりやれてれば、スコアレスドローは狙えたかも。
この試合も無得点で、いまだに点を取れないでいるが、最後に見せたようなチームが連動したカウンターを多く繰り出すことができてたら。
トップのドバリシェビリはしっかりキープできるし、後半から入ったガディルはテクニックもスピードもある選手。
気の利いたプレーもできてるし、このコンビはなかなかおもしろい。
ガディルは次の試合では、スタメンで起用してもらいたい。
期待してた左SBのマシエラは、ほとんどオーバーラップできず。
ユーベ相手のアウエー戦だし、守備に重きを置くプレーになるのは仕方ないが、コンフェデで見せたような積極的な上がりができれば、もっとチャンスは増える。
次節のホーム戦では、果敢なオーバーラップを見せてもらいたい。

スコア 1-0

<得点者> 
ユベントス   キエッリーニ    
~愛丸's MVP~
ヂエゴ(よくボールに絡んで、いいパスを供給。もっとトップを追い越す動きがあってもよかったかも。ジョビンコとのコンビがもっと高まれば)

インテル-D・キエフ

2009-10-24 10:55:23 | チャンピオンズリーグ
観戦日 10/24(土)       

愛丸’s チェック
約1年、このCLで勝利を挙げてないインテル。
今シーズンも前節、格下のルビンと痛恨のドロー。
ただ、これはルビンのホーム。
バルサとはドローでもOKだろうし、このディナモ戦をしっかりものにすれば問題ないだろう。
セリエでは前節ジェノアとのアウエー戦で5得点を挙げての勝利。
状態はいいはず。
ディナモは強豪2チームと同居したこのグループを恨んでるはず。
ルビンには勝てても、他の2つに勝つってことはかなり難しい。
バルサ戦でいいパフォーマンスを見せても勝つことはできなかった。
それを考えると、このインテルとのアウエーゲームもいいプレーを見せても・・・。
シェバがかつてのホームで、かつてのライバル相手にどこまで見せてくれるか。
この男の魂がチームを救うか。

インテルがここでもやってしまった。
またまた痛恨のドロー。
いつになったら、このCLで勝利の美酒に酔いしれることができるのか。
エトー1枚の前線も心もとない。
モウリーニョがやりたい4-3-3ではなく、中盤を5枚にした4-5-1の布陣。
トップ下のふたり、スネイデル、スタンコビッチは得点力もあるし、これはこれでいいシステムかも。
ボールもしっかりつなげるだろうし、中盤の守備も安定するはず。
エトーが孤立するようなことになると、問題だが、そうでもなかった。
スタンコビッチがいいところにポジショニングしてたから、これはこの男の力を十分発揮できるものかもしれん。
ただ、厚みってのが足りない。
D・ミリートがいたら、もっと相手に脅威を与えることができる。
インテルが本調子になるまでには、この復帰を待つしかないかも。
90分を通して、悪い攻撃ではなかった。
ただ、追いつくまでが精一杯だったか。
スアソの決定力が高ければ、なんてことなかったんだろうが、そう試合に出てるわけではないし・・・。
ポゼッションを重視した戦いなのに、カウンターからとCKからの得点ではモウリーニョも嘆くしかないか。
問題は失点したシーン。
最初の失点は、完全にサムエルのクリアミス。
後ろにいたサネッティもサムエルがクリアするとふんで、もう守備の体勢ではなかった。
これが不運にもミハリクのところへ。
こういう失点は避けないと。
2つ目はルッシオのOG。
ミレフスキがうまくニアでそらしたのがポイントだったが、ルッシオの足りないところはこういうい守備なのかも。
慌てた感満載で、もっと落ち着いて対応できてれば・・・。
攻撃にあれだけ力を入れるなら、ここってシーンでの守備にももっと力を注がないと。
自分たちがミスを犯さなければ、ここまで苦しんでのドローにはならなかったはず。
モウリーニョは80分過ぎにパワープレーでなんとか打開しようとしたが、これも不発。
カンビアッソ、スタンコビッチを下げて、マテラッツィ、ビエラを投入。
これが機能しないったらありゃしない。
下げられたふたりのあの不服そうな顔が、今後のインテルの先行きを曇らせた。
普段やらないであろうプレーを、ここって場面で使っても機能するわけがない。
迷走インテルはどこまで彷徨い続けるのか。
ディナモは今後に期待を持たせるドロー。
攻撃的に振舞うことも可能だったし、気持ちを全面に押し出す守備もできてた。
スピードへの対応ってところでは不安があるが、なんとかこの試合を耐えれたことである程度の自信はついたかも。
インテルに大方主導権を握られたが、決定機をそう多く作らせなかったのは、最終ラインの前でなんとか食い止めれてたから。
攻撃ではミレフスキ、シェバが引っ張った。
シェバは往年の切れはなくなってるが、チェルシーに移籍してから失われた輝きは取り戻せてる。
ここでなんとかチームのためにって気落ちは伝わってきた。
一度決定機が訪れたが、あれを決めてたら、またまたウクライナの英雄に君臨できたかも。
ミレフスキも着実に成長してる。
シェバとの距離感もよかったし、キャプテンとしてもチームを鼓舞してた。
足が止まりつつあったチームに喝を入れるシーンも見られたし、この男はしっかり最後まで戦えた。
このドローでディナモはまだインテルよりも順位は上。
これをキープできたら・・・。

スコア 2-2

<得点者> 
インテル   スタンコビッチ、サムエル
D・キエフ  ミハリク、OG    
~愛丸's MVP~
ミレフスキ(前線の核として、チームのキャプテンとして、このドロー劇に貢献。シェバとのコンビもいいし、いい感じで成長してる)