愛丸のサッカー観戦記

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R・マドリー-マルセイユ

2009-10-01 08:48:25 | チャンピオンズリーグ
観戦日 10/1(木)       

愛丸’s チェック
破壊的な攻撃力をいかんなく発揮してるマドリー。
ターンオーバーしながら、メンバーを固定せず戦ってもしっかり結果は出せてる。
これならリーガとCL、どちらも優勝を狙えるかも。
ただ、まだチームとして機能してるかと言えば・・・。
個人での打開に頼る部分が多いが、それでもこれだけ点が取れてて、失点も多くないし、問題はないだろう。
これがマドリーと言えば、マドリーなのか。
マルセイユは開幕節で、ミランを苦しめるだけ苦しめたが、スーペル・ピッポひとりにやられてしまった。
チームとしてうまく戦えてたが、個人の一発には太刀打ちできない。
それを考えると、この試合も厳しいものになるはず。
どこまで、あのマドリーの個人能力に耐えれるかどうか。
ミスを犯せば、そこから必ずやられてしまう。

マドリーは、この試合も3得点で、危なげなく勝利。
取った選手もC・ロナウドにカカと、大金を叩いて手に入れた選手たちが結果を出した。
マルセイユの組織だった守備に苦労する時間が多かったが、1つ決めてからは、さくっと追加点を取れる。
相手が崩れたところを見逃さないところはさすが。
グティ、X・アロンソ、ガゴの中盤3人で、ここからなかなか有効的な崩しができず、サイドの突破もうまくいってないところでのペペのロングボール一発。
このロングボールの質がばつぐんによかった。
マンダンダの前でうまくボールが止まるようなボールで、これにC・ロナウドがうまく抜け出した。
マンダンダの反応にも問題があったが、C・ロナウドはこの動きをよく見てた。
早めにジャンプしたマンダンダをあざ笑うかのようなグラウンダーのシュート。
点が取れてない状況で慌てそうな場面ではあったが、C・ロナウドは全く慌てなかった。
見事な先制ゴール。
1点を取れれば、あとはマドリーのショー。
C・ロナウドのドリブル突破をディアワラがファールで止めてPK。
これでディアワラは2枚目のイエローで退場になり、このPKもカカがしっかり決めて試合はここで終わった感が。
3点目はベンゼマ、カカのワン・ツーでベンゼマが抜け出し、中へ。
ほぼフリーのC・ロナウドがなんなくゲット。
新加入組だけでの3得点。
3点目は試合が決まった状況ではあったが、ベンゼマのDFを引き付けるプレー。
そこからカカと息の合ったワン・ツー突破。
こういうプレーができてるってことは、もう攻撃陣に心配はない。
3トップのセンターで使われるベンゼマはチャンスメイクに徹することが多く、ニステルとの2トップになったら、点を取る動きを多くとる。
この選手の能力の高さが伺える。
まだまだよくなっていくはずで、今後、マドリーはどこまで強くなっていくのか。
相手がしっかり守れてる時間でも崩せるようになると、歴史的なマドリーになること間違いない。
それができる陣容にはある。
マルセイユは、失点するまではいいサッカーを展開できた。
DFラインだけでなく、中盤の3人がこれまたいい守備を展開。
あの組織だった守備を崩すのは容易ではない。
ただ、やられてたのがロングボール。
高いDFラインを設定してるのが悪いわけではないが、この作戦でいくのであれば、マンダンダがもっとスペースへのボールの処理をしっかりしないと。
あのペペのロングボールは難しいものではあったが、マンダンダがもっと早い段階で飛び出してたら、失点はしなかったかも。
横のボールへの反応はすこぶるいいんだが、こういう状況判断がまだ一流のGKとはいえない。
DFラインをあれだけ高い位置に設定して戦っていくのであれば、GKの守備というものが問題になる。
それとCBのバックアッパー。
ディアワラが抜けた途端、あれだけ破綻してしまうと、今後が心配。
次節はサスペンションで出場できないし、J・ロドリゲスとエインセとのコンビが、試される。
完全に格下のチューリッヒに2つしっかり勝って、上の2チームにまだプレッシャーをかけたところ。

スコア 3-0

<得点者> 
R・マドリー   C・ロナウド×2、カカ 
~愛丸's MVP~
C・ロナウド(CL2節が終了して4得点。あの金額に見合うだけの活躍はできてる。カカとのポジションチャンジも効果的だし、もうすっかりマドリーの中心に)