愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ベンフィカ-トゥエンテ

2011-08-25 17:17:38 | チャンピオンズリーグ
観戦日 8/25(木)       

愛丸’s チェック
トゥエンテホームでの1legは2-2のドロー。
アウエーゴールをふたつ奪って、この2legを戦えるベンフィカがかなり有利だろう。
いい攻撃ができてたし、アルトゥールの安定感も抜群だから、そう多くの失点はしないだろう。
守備に難点があるチームだし、まずは失点をしないこと。
0-0、1-1でも突破だし、ここは慎重に戦うことを念頭に置かないと。
トゥエンテは、とにかく勝つこと。
ただ、それだけだが、そう簡単にいくことではない。
アウエーだし、厳しい戦いになるのは間違いないが、このチームも本戦で見たいチーム。

ベンフィカが、1legの結果から、かなり楽にこの試合を戦うことができた。
攻撃は、もう申し分なし。
このまま、本戦でもやっていけるだけの戦力になる。
O・カルドソが完全復活したし、アイマールの状態もすこぶるいい。
この縦の関係が抜群だし、右のガイタンもいい仕掛けができてた。
それに、バルサのBから獲得したノリートも点は奪えなかったが、高いテクニックでいい起点になれてた。
この攻撃のユニットにたびたび3列目から顔を出したビツェルがいいアクセントに。
守備がどこまでこなせるか、まだ強いチームとやってないから何とも言えないが、この攻撃に関しては、申し分ない。
高い得点能力も秘めてるし、先制点のオーバーヘッドはお見事だった。
チームが勢いに乗るゴールだったし、この男がやってのけたことは、かなり大きい。
選手交代で、右でのプレーもうまくこなしてたし、ノリート同様、かなりいい補強ができてる。
ベンフィカで数年を過ごした選手たちの状態もよく、新加入の選手もしっかりチームに溶け込み、本戦からはカプテビラも左のSBで使える。
かなり期待が持てるチームに仕上がってるし、昨シーズンみたいに、グループリーグで敗退することはないはず。
ただ、組みわけにもよるが・・・。
どうしても、ジェススは攻撃に力を入れてしまうし、中盤の守備はJ・ガルシアがひとりで見てる状況。
この試合では、自分たちがポゼッションしてる時間が多かったから、そう大きな負担はなかったが、これが押し込まれる展開になると果たしてどうか。
2枚の守備的な中盤を置くことはないだろうし、高い位置でどれだけ効果的なプレスがかけられるかそれにかかってくる。
これがうまくいけば、かなり上位を狙えるだけのチームだし、ポルト同様、ポルトガルのチームが今シーズンはCLで暴れてもおかしくない。
アルトゥールという計算できるGKを獲得したことも大きいし、いち早くガライが守備の軸になってくれれば、守備面の不安も解消される。
このプレーオフを見る限り、ベンフィカにはかなり期待してしまうが、一昨シーズンのアトレチコの件もあるし、ここでよくても、本戦でこけるパターンもあるだけに、ベンフィカには悪い例になってもらいたくないが・・・。
トゥエンテは、先に点を取られた段階で、かなり意気消沈してしまった。
立ち上がりから押し込まれるケースが多く、自分たちのサッカーを展開できてなかったような・・・。
ヤンコをトップに置いて、なんとかしてでも点をってことだったんだろうが、デ・ヨンクがここにいた方が、攻撃はスムーズ。
それに、1legで強烈なインパクトを残したジョンをどうして先発させなかったのか。
この男が持ってる力ってのはチームのためになるし、実際、後半の途中に投入され、だれだけベンフィカに驚異を与えたか。
1点は、この男のクロスからだったし、スピードもあれば、高いテクニックも併せ持ってる。
ここまで完成された19歳を強豪チームは放っておかないだろう。
まだ移籍市場は開いてるし、ここから移籍してもなんらおかしくない選手。
サイドの選手に困ってるチームがあれば、ぜひ獲得すべき。
いい選手がいたにも関わらず、これを最初から使わず、この結果になってしまったことは、コ・アドリアーンセの采配ミス。
2-2で1legを折り返し、まだ負けてない状況だったから、多少慎重になったのかもしれんが、アウエーゴールをふたつも献上してるし、ここは最初からがむしゃらにいってもらいたかった。
2点を先に奪われた段階でもう緊張の糸は切れかけてたし、先制点が重要ってことを考えれば、この布陣は有り得なかった。
B・ルイスもデ・ヨンクもそう目立たなかったし、まだやれたチームってことを思えば、かなりもったいない。


スコア
3-1
<得点者> 
ベンフィカ   ビツェル×2、ルイゾン
トゥエンテ   B・ルイス               

~愛丸's MVP~
ビツェル(ポジション的にはJ・ガルシアのパートナーなんだろうが、守備よりもかなり攻撃に重点を置いてる選手。それでこれだけの結果を残せてるし、出来は申し分ない。得点力も持ち合わせてるし、いい選手を補強した)

ウディネーゼ-アーセナル

2011-08-25 11:03:04 | チャンピオンズリーグ
観戦日 8/25(木)       

愛丸’s チェック
エミレーツでの1legは1-0でアーセナルが勝利。
ナスリも移籍し、2枚看板を欠く事態に陥ってしまったが、それを嘆いても始まらない。
この戦力で戦っていくことになるし、まずは、このプレーオフを突破しないと。
プレミアでは全く結果を出せてないが、ここはどんな形であれ、本戦に出場しないと。
アーセナルがCLに出れないなんてことは許されない。
ウディネは、1legを戦ってある程度やれると踏んでるはず。
力負けの感じではなかったし、あの1-0での敗戦は想定内だろう。
スピードを活かした攻撃ができれば、手負いのアーセナルに風穴を開けれそうだし、早い段階で点が取れればおもしろくなる。

ウディネは、アーセナル相手に堂々と戦うことができた。
ディ・ナターレが技ありのヘッドで先制した段階では、このまま一気に行けると誰もが思ったことだろう。
自信に満ち溢れたサッカーができてたし、チームとしての連動性でもアーセナルを上回った。
イスラ、アルメロのサイドアタックも有効だったし、ディ・ナターレのトップとしての力も十分に発揮された。
中盤の底でバドゥの献身的な守備も光ってたし、DFラインも安定してた。
ハンダノビッチのセービングもピカイチだし、このまま2点目を奪って本戦出場を決めるかに思われた。
それが、ジェルビーニョの仕掛けを止めれず、V・ペルシに決められて、ここで一気に流れが変わってしまった。
それだけアウエーゴールが重いってこと。
あれだけいい守備ができてたが、ジェルビーニョのあの突破のシーンでは、うまく連動して守ることができず、エリアまで侵入され、もうどうすることもできなかった。
あの場面で厳しくいけないし、もっと早い段階で止めることができればと、DF陣はかなり後悔してるはず。
ただ、この段階で1-1。
2点が必要になったが、この失点の直後に転がり込んできたPKのチャンス。
CKでの守備で、ベルマーレンがハンドしたみたいで、棚ぼたで勝ち越す機会を手に入れたが、これを、エースのディ・ナターレがシチェスニーに止められてしまった。
この失敗がチームに与えた影響は計り知れない。
あと1点とまたチームの士気を高めることができたはずだったが、失敗してしまっては、どうにもならない。
それもいディ・ナターレが外したってことで、よりショックは大きかっただろう。
ここからウディネのサッカーの質は急落し、ウォルコットにダメ押しされて、ジ・エンド。
終了直前に、守備の要のベナティアが負傷退場し、踏んだり蹴ったり。
ウディネの戦力を考えると、セリエとCLの二足の草鞋は、かなり厳しいものがあるし、カンピオナートを重視するためには、ここでの敗戦は悪いことではないかも。
アーセナル同様、主力がごっそり抜けた状態で、ここまでやれたことは自信に繋がるものだし、全てをカンピオナートに注いで、今シーズンを戦ってもらいたい。
あのサイドアタックはセリエでも驚異になるだろうし、上位を食ういやらしいチームであることは間違いない。
アーセナルは、とにかく結果が必要だった。
勝ち方はどうでもいい。
このプレーオフを突破すること、それだけが、この試合に求められたもの。
これまでの流れるような華麗なパスサッカーを展開しなくてもいい。
泥臭く、これまでのアーセナルにはなかったサッカーでなんとしてでも、ウディネをくださないといけなかった。
それができたことで、ちょっとは光が差し込んだか。

ただ、前半は、完全に押し込まれ、このまま、ここで終わってしまうかとも思われた。
それを救ったのが、後半投入されたロシツキ。
ボールの収まり所ができ、攻撃に落ち着きが出てきた。
ナスリ、セスクがいなくなった今、この男に掛かるものは大きいはず。
この試合でそれを証明したし、あとはケガなくやれれば、アーセナルのサッカーは継続できる。
それとジェルビーニョ。
パスサッカーを主体にしながら、この男の個人技はアクセントになる。
高いキープ力と個人技、ウォルコットとのサイドアタックが機能すれば、違ったアーセナルの攻撃が築き上げれそう。
中央にロシツキがいての4-2-3-1が、これからのアーセナルの基本布陣に。
それと、なんと言っても、シチェスニーのセーブが全て。
あのPKを決められてたらウディネは生き返っただろうし、あのPKストップで息の根を止めることができた。
GKに悩まされることの多かったアーセナルだが、この男が守護神としてこれからアーセナルを救うことになる。
暗い話題しかなかったアーセナルだが、とりあえず、最初の目標は達成することができたし、あとは這い上がるだけ。


スコア
1-2
<得点者> 
ウディネーゼ   ディ・ナターレ
アーセナル    V・ペルシ、ウォルコット               

~愛丸's MVP~
シチェスニー(あのPKストップがこの試合の全て。同点に追いついた直後だったし、ましあれが決められてればこの試合はどう転んだかわからなかった。失点を防いだことでウディネの士気を下げアーセナルに勢いを付けた)

マンチェスターU-トットナム

2011-08-23 16:17:39 | プレミアリーグ
観戦日 8/23(火)       

愛丸’s チェック
開幕戦を白星で飾ったユナイテッド。
強豪と呼ばれるチームで、開幕戦でいい結果を残したのはマンチェスターの2チーム。
その地元のライバルは、2戦目も勝利し、一歩抜け出した感じ。
ユナイテッドは開幕戦でリオ、ヴィディッチのCBコンビが揃ってケガしてしまい、ここが不安な点。
デ・ヘアもまだ完全に信頼をい勝ち得てないし、ここから崩れる可能性も・・・。
スパーズは、ロンドンでの暴動の影響で開幕戦は延期に。
この試合が、今シーズンのプレミアでの初戦に。
ELのプレーオフを消化しており、公式戦としては、これが2試合目に。
ELではいい試合ができてたみたいで、モドリッチ問題はそう影響ないか。

ユナイテッドが、難しい相手にしっかりと強さを見せつけた。
ここまで安定した強さを見せたのは、ユナイテッドだけかも。
移籍ももう終了宣言したし、今シーズンは大きな事故でもない限り、この陣容で望むことになる。
CBコンビが揃ってケガして、この試合は、エバンスとP・ジョーンズのコンビ。
スモーリングが右のSBでかなり若いDFラインに。
今シーズン加入したP・ジョーンズだが、この試合、もうユナイテッドで何年もプレーしてるかのような落ち着きぶりだった。
G・ベイルの突破をエリア手前でタックルで止め、ここで倒れたG・ベイルに立ってこいと言わんばかりのジェスチャーでこれに対抗。
この気の強さもかなり魅力的。
プレーも安定してるし、エバンスよりも頼れる存在だった。
一度、相手のゴールエリアまで進出するオーバーラップも見せたし、リオは早期の復帰が見込めてるが、ヴィディッチは長引きそうで、この男の出番が増えるだろう。
パートナーがベテランに代われば、もっと経験を積むこともできるし、更なる成長が期待できる。
CBの不安が解消され、中盤の前半は、まずは試合を落ち着かせることが優先だと思わせるようなプレーっぷりだった。
アンデルソンとクレバリーのコンビはそう前線に顔を出さず、相手の出方にうまく対応してた。
後半、攻撃での合図が出たのか、クレバリーなんか、かなり高い位置を取るように。
これで、ユナイテッドは攻撃に厚みが出て、ルーニーが下がってプレーしても、前がウェルベックだけって状況が少なくなった。
実際、クレバリーは先制点のアシスト、アンデルソンは試合を決める2点目と、このセントラルのふたりが攻撃面で仕事をした。
2点のリードをもって、チチャの試運転もできたし、ギグス、パク・チソンもピッチへ。
理想的な試合運びで、この2節までの段階で、もう優勝を決めさせるようなチーム状態の良さを披露。
スパーズとの決定的な違いは、ネガティブ・トランジションの速さ。
カウンターを食らうことがあっても、それを決定機に繋げさせない帰陣の速さがユナイテッドの武器。
ボールフォルダーもケアしながら、パスコースを限定させるような守備がしっかりできてる。
シーズンは始まってまもないのに、若手がこれをしっかり実行できてるところにユナイテッドの強さを見た。
これだけ若手がやってくれれば、ベテランもうかうかしてられないし、プレミアの王者が、まだ上を目指そうとしてる。
移籍に頼ってチームを強くしようとしてる強豪が多い中、このままではユナイテッドとの差は縮められないだろう。
スパーズは、やっぱりモドリッチの不在が響いたか。
攻撃面で、最後の場面でどうしても物足りないのは、この男のパスだったり、前を追い越すダイナミズムがなかったから。
まだ移籍が決まったわけではないが、ラフィが望んでる通り、誰もが、この男には残留してもらいたいだろう。
それを一番思ってるのはレドナップなはず。
ラフィ自体いい動きでチャンスに絡んだが、若いユナイテッドのCBコンビを崩せなかったし、デフォーはひとりよがりのプレーで流れを悪くしてた。
自慢のレノン、G・ベイルの両サイドのスピードスターもスモーリング、エブラの前に沈黙しっぱなし。
リバーモア、クラニチャルがゲームをコントロールすることはできなかったし、後半、攻撃のスイッチが入ったユナイテッド相手に守備陣も対抗できず。
この試合で、完全に力の差を感じたはず。
まだこの段階では早いことだろうが、スパーズの目標は、CL圏内ってことに。
優勝を狙ってシーズンを戦うべきチームに成長してるかもしれんが、このままではユナイテッドに遠く及ばない。
チームとしての目標を達成するためにも、モドリッチを手離すことはどうしても避けたいところ。
こんなスパーズも、パススピードが早い状態で攻撃が展開できてるときは、いい形もできたし、この形をいかに多く作れるか。
これが結果を残すための第一条件になりそう。


スコア
3-0
<得点者> 
マンチェスターU  ウェルベック、アンデルソン、ルーニー               

~愛丸's MVP~
P・ジョーンズ(今シーズン、ユナイテッドに加入した選手とは思えない落ち着きっぷり。それに安定感もあるし、このままレギュラーも。気の強さもいい方に出てたし、いい若手をユナイテッドは獲得した)

チェルシー-WBA

2011-08-22 19:53:12 | プレミアリーグ
観戦日 8/22(月)       

愛丸’s チェック
移籍がなかなかうまく進んでないチェルシー。
監督をいち早く交代したまではよかったが、果たして、これで、ビッグイヤーまで狙えるチームに変貌を遂げたのかどうか・・・。
開幕戦を見る限り、プレミア制覇も難しいし、CLでも好結果を残せるとは思えない。
それに、ツェフが長期離脱を余儀なくされるケガをしたし、不安ばかりが募る。
ヴィラス・ボアスがやりたいサッカーを遂行するには、もっと駒が必要。
ウエストブロムは、ユナイテッドに破れはしたが、いい印象を植え付けるものだった。
守備での改善点はまだあるが、ホジソンがやりたいサッカーをチーム全体でやれてる感じ。
ホジソンは、こういうクラブを率いれば、結果を出せる監督。

チェルシーは、この試合でも強さを発揮することはできなかった。
結果的には、今シーズン、最初のスタンフォード・ブリッジでの試合で勝ち点3は奪えたわけだが、このままでは先が思いやられる。
完全に格下のウエストブロム相手に、やっとこさの逆転勝利。
先に点を奪って、相手を寄せ付けないようなサッカーをやらないといけなかった。
それが、あれだけ攻撃がちぐはぐだと、こういう事態に陥ってしまう。
昨シーズンの後半戦から、チェルシーはいい攻撃が展開できてない。
それもこれも、F・トーレスが加入してから。
アブラモビッチの意向で、この世界的なFWを獲得したんだが、この男をエースとしてCFに据えてから、ぎくしゃくしたのは間違いない。
今シーズンも、この男に期待してチームを作ってきたんだろうが、まだ、これが機能しない。
ヴィラス・ボアスがここまで積み上げてきた4-3-3のトップとして申し分ない選手なのは違いないんだが、このチームでは果たしてどうか・・・。
実際、2試合を戦ったが、どちらも途中交代。
この男が、トップにいる時間では、大したチャンスを生み出せないし、結果も残せない。
この試合でも、ドログバが代わって入ってからが、攻撃もスムーズになってたし、この現状が全てを物語ってる。
先発は、F・トーレスをトップにアネルカ、カルーとサイドアタッカータイプではふたりが脇を固めたが、これがヴィラス・ボアスのやりたい3トップ。
ただ、前半のうちに、カルーをマルダに代え、このままでは局面を打開できないと踏んだんだろう。
臨機応変にチームをコントロールできると言えばそれまでだが、やりたいサッカーをやれてないとも言える。
サイドの攻撃はSBが担うことになるんだが、A・コールは決定的なオーバーラップはできてないし、ボシンクワもまだ不安定。
これでは、攻撃が形にならない。
ただ、ドログバが入ってからは、サイド、特に右のボシンクワの動きがよくなり、アネルカのポジショニングもよくなった。
マルダも昨シーズンの開幕当初の動きに近くなったし、これを見てると、チェルシーは、まだモウが植えつけたサッカーから脱却できてない。
ヴィラス・ボアスも昨シーズン、ポルトで大きな仕事を成し遂げたが、それを捨てて、チェルシーに合うサッカーをやらないといけないだろう。
そのためには、ドログバを放出することはできないし、F・トーレスを必ず先発でってことも捨てないといけない。
守備ではアレックスのミスから失点し、この男の出来には問題がある。
途中でイバノビッチに代えたが、D・ルイスが戻ってくるまでは、この男がテリーのパトーナーには最適だろう。
ツェフが長期の離脱になりそうだし、守備陣の踏ん張りが必要。
イラーリオが、この試合はいいセーブを披露したが、ツェフほどの安定感があるわけではない。
まだまだチェルシーがチェルシーとしての強さを発揮するには時間が掛かりそう。
ウエストブロムは、ユナイテッド戦同様、善戦はしたが、結果を残すことができなかった。
最初の失点シーンが悔やまれる。
F・トーレスがファールをアピールしてる場面で、これにお付き合いしてしまった。
試合は止まってなかったし、しっかりボールに集中してれば、アネルカに決められることがなかっただろう。
逆転のゴールは、ボシングワの突破を許したところで勝負あったし、ちょっとした集中力の低下が失点を生んでしまった。
これは、おうわかったことだし、これから、もっと集中力を高めて守備ができれば、なんとかなりそう。
S・ロング、チョイの2トップは見ごたえ十分だし、オデムウィンギーも契約を延長し、後半、ピッチに姿を表してくれた。
この3人でうまく回せれば、中位を狙えるだけの攻撃ができるはず。
それに、中盤ではモリソンの動きが目立った。
チャンスのシーンでは必ず顔を出してたし、広範囲に動いて、トップのフォローが出来てた。
もっとホジソンがチームを掌握すれば、残留はしっかり果たせそう。


スコア
2-1
<得点者> 
チェルシー   アネルカ、マルダ
WBA     S・ロング               

~愛丸's MVP~
イラーリオ(久しぶりのプレミアのピッチだっただろうが、この試合ではツェフの不在を感じさせないできだった。最後の最後にオデムウィンギーの決定的なシュートもしっかりセーブしたし、この男がこれからチェルシーの最後の砦に)

ボルトン-マンチェスターC

2011-08-22 10:22:33 | プレミアリーグ
観戦日 8/22(月)       

愛丸’s チェック
開幕戦でいい勝ち方をした両チーム。
ボルトンはアウエーでの勝利で、その勢いで、シティにも一泡吹かせたいところ。
O・コイルが、ボルトンのサッカーを変えてきてるし、あの古きよきサッカーを成りを潜めてきた。
このサッカーで、結果も残せてるし、いざとなったら、前線でのパワープレーも使うことができる。
シティはアグエロの加入が、このチームをさらなる高みへ引き上げてくれそう。
開幕戦で爆発し、もうすでにシティのアイドルに。
テベスの去就だったり、ナスリ獲得の噂だったり、まだチームが安定してるとは言えないが、それでも、今シーズン、プレミアで主役を張れるだけのポテンシャルは見せてくれた。
このアウエー戦でも結果を出せれば、もうシティの強さを疑う者はいなくなるだろう。

ボルトンは、シティのリードを許しながら、1点ずつ返していって、なんとか無様な試合を展開することはなかった。
ただ、力の差は歴然。
自分たちのやり方で点を取れたことは、評価に値するが、まだ、これで、上は目指せない。
ビッグ4に食い込むってことが目標ではないし、ELの出場権が獲得できれば、大満足なシーズンだったと振り返れるわけで、ここまでやれれば御の字か。
ただ、もうひと押しあれば、追いつくことができたかも。
ボルトンに足りないのは、中盤センターで、ゲームをコントロールできるタイプのMF。
ファイタータイプを2枚起用し、守備の安定を考えてるんだろうが、守備もこなせ、パスも出せる選手を1枚加えれば、このチームはまだ上にいける。
移籍で昨シーズンとどう変わったかわからないが、イ・チョンヨンがいるのなら、この男を右で起用し、イーグルスを中央でってことも可能。
イーグルスは、この試合、右での起用だったが、このサイドで決定機を作ることはほとんどなかった。
よかったのは、左で起点を作った際、このサイドでボールに絡んだシーン。
左で厚みが増すし、シティのDF陣も、この右から流れてきたイーグルスを捕まえるのに苦労してた。
これを常時やるためには、中央にポジショングしてればいいわけで、ここまでいろんなチームで経験を積んできた選手だし、セントラルでもしっかりやれるだろう。
そうすれば、右でも仕掛ける選手を起用できるし、左重心のサッカーではなくなる。
クラスニッチのゴールも左が起点になってたし、この武器を伸ばしつつ、逆サイドもうまく使うことができれば、もっと攻撃に厚みが出る。
いいクロスが入れば、K・デイビスという高さ勝負に自信のあるトップがいるし、攻撃の幅が広がるはず。
守備ではフィジカルを活かした4枚がやるべきことはやってたように感じるが、シティの個人能力の高さから3失点。
最初の2点はまさにその通りで、後半頭のゼコの得点は、うまくDF陣が対応してれば、防げたかも。
時間も時間だったし、もっと集中するべきだった。
ボルトンは、O・コイルの下、チームが変貌を遂げてるし、残留争いをするようなチームではない。
シティは、この試合も主役がしっかり仕事をして3点を奪って、2連勝を決めた。
この上ない滑り出しだし、早めに移籍の問題をクリアして、チームが固まれば、CLでも暴れることができそう。
得点こそなかったが、アグエロはキレのある動きを披露してたし、ゼコ、D・シルバとのコンビもなかなかいい。
これによって、そのふたりも抜群の動きを披露。
D・シルバは、これだけやれて当たり前の選手だし、いい準備ができてたみたいで、コンディションも良好。
スピードに乗ったドリブルもあるし、高い技術を活かしてのキープ、パスもピカイチ。
シティの攻撃は、この男から始まってる。
ゼコも、昨シーズンの冬に移籍してきて、得点を奪えず、かなり苦労してたが、このキャンプを経て、チームに溶け込んだたら、開幕から2発連続でゴールを奪った。
アグエロとの関係もいいし、ポストプレーもしっかりやれ、ゴールを狙う動きも忘れてない。
この3人は、ひとつのプレーをやるだけでなく、いくつかのオプションをうまく織り交ぜながら、いい攻撃を展開できてる。
デ・ヨンクのケガもG・バリー、ミルナー、ヤヤ・トゥレでうまくカバーできてるし、中盤の構成も問題ない。
守備ではM・リチャーズのクロスへの対応のまずさだったり、レスコットがK・デイビスにセリ負けたり、ちょっとしたミスから失点をしたことは改善しなと。
ここを補強することはもうないだろうし、このメンバーでもっと強固なDFラインを形成できれば、ほんとにプレミアの頂点も狙えるチームに。
後半、テベスがアグエロに代わって投入されたが、からだは重そうだし、周囲との連携もいまいち。
輝きが感じられないし、早く移籍を決めてあげた方がテベスとっても、チームにとってもいい結果に繋がりそうだが・・・。


スコア
2-3
<得点者> 
ボルトン     クラスニッチ、K・デイビス
マンチェスターC D・シルバ、G・バリー、ゼコ               

~愛丸's MVP~
D・シルバ(シティの攻撃はこの男が司ってる。サイドに流れてもいいし、中央からの仕掛けられる。2トップとの相性もいいし、自分でも得点できるし、この男がシティのエースと言っても過言ではない)

サンダーランド-ニューカッスル

2011-08-21 19:40:58 | プレミアリーグ
観戦日 8/21(日)       

愛丸’s チェック
スタジアム・オブ・ライトでのタイン・ウェアダービー。
プレミアの2節で、この熱いダービーが見れるとは。
この両チーム、前節、強豪と呼ばれるチームとの開幕戦だったが、どちらも勝ち点1をしっかりゲット。
このダービーに賭ける意気込みも高まったことだろう。
サンダーランドはアンフィールドで先制されながらも追いついてのドローだったし、得たものは大きかったはず。
あの気持ちのまま、このダービーを戦えれば。
ニューカッスルは、ホームでアーセナルを迎えて、勝ち点3が取れてもおかしくない試合だったが、勝ち点1止まり。
ただ、相手はアーセナルだし、そう悪い結果ではない。
守備でのいい部分が見れたし、この試合も、堅い守りから流れをつかみたいところ。

サンダーランドは、終始自分たちのペースで試合を運ぶことができたが、ここってシーンでの決定力不足から最後まで1点が奪えなかった。
ギャン、セセニョンのコンビが、開幕戦よりも機能してたし、激しさも開幕戦以上。
入ってもおかしくないシュートも何どもあったし、ひとつ運を味方につければ、この試合を落とすことはなかった。
キャタモールの激しさで、この試合のヒートアップしたし、これぞ、ノースイーストのダービーと思わせる試合展開になった。
ただ、決定力の問題で、試合を落としてしまってはどうにもならない。
昨シーズンもD・ベントがチームを去ってから苦しんだように、ギャンだけではどうにもならない。
セセニョンが、ある程度計算できる戦力ではあるが、まだ、D・ベントの穴を埋めれるだけのものではない。
それに、ウェルベックもいなくなり、かなり前線は心もとない状態。
それでも、チャンスは作れてるし、ひとつきっかけが生まれれば、なんとかできそうだが・・・。
FKから1点を奪われ、さらに攻撃的に選手を投入したが、これが功を奏することはなかった。
イプスウィッチから期待の若手ウィッカーマンを獲得し、この試合で途中出場したが、これといったインパクトを残せず。
まだ18歳と若いが、10番を背負っており、高さも足元もかなり高いものがあるらしいが・・・。
積極性に欠ける面があったし、もっと自分がって気持ちが出てもいい。
そうでないと、ギャンを上回ることはできないし、背番号負けするだけに。
あれだけの高さがあれば、サイドからの攻撃も武器になるだろうし、クロスを主体とする攻撃になれば、アル・ムハダウィも活きてくるはず。
昨シーズン、この男を見て、これはいいサイドのプレーヤーが出てきたと思ったが、尻すぼみに。
今シーズンも2試合見たが、まだ、いい状態になさそう。
これが、クロスを主体にする攻撃に変わってくれば、サイドアタッカーも活きてくる。
決定機を決めれてれば、まだ楽に戦えたし、バーズリーも2枚目をもらって退場することもなかっただろう。
全てが悪い方に向いてしまった。
ニューカッスルは、してやったりの結果に。
この試合でもバートンの役割は大きかった。
激しいプレーが売りのキャタモールに試合の初めからどんどん仕掛け、相手の激しさを悪い方に引き出した。
この男もダービーってことで、熱くなる部分もあったが、前節でもそうだったが、どこかその気持ちをコントロールする術を身に付けたみたい。
サッカーというスポーツにおいて、相手をひとり減らすようなプレーが誉められることではないが、時にはそれも必要かも。
それをやって誉められるのが、このバートンぐらいか。
開幕戦ではジェルビーニョを、この試合ではバーズリーを。
ただ、この試合では直接バーズリーにちょっかいを出したわけではないが、相手をイライラさせたのは、この男の魂の見せ所にポイントがあったわけで、これから、バートンの果たす役割はかなり大きくなってきそう。
プレー面では、一番の不安箇所だと思われてた、左のR・テイラーが守備での不安定さを感じさせず。、それでいて、FKから値千金のゴールを奪ってみせた。
J・エンリケの穴を埋めるのはかなり時間がかかると思われたが、いきなり2節目でこの働き。
このまま、この男が、このポジションでレギュラーの座をつかみそうな勢い。
コロッチーニも安定した守備を見せたし、今シーズンのニューカッスルは守備で勝ち点を積み上げていくチームになりそう。
攻撃では物足りなさ満開だが、ここは時間が解決してくれるだろう。
点を取られなければ負けないわけで、パーデューは、このサッカーで今シーズンは戦っていくだろう。


スコア
0-1
<得点者> 
ニューカッスル   R・テイラー              

~愛丸's MVP~
クルル(厳しいシュートが何本か飛んできたが、ことごとくそれをセーブ。ハイボールへの対応もいいし、今シーズンは、さらに成長しそうな予感。DF陣の安定もあるし、この守備ブロックはかなり完成してそう)

アーセナル-リバプール

2011-08-21 00:53:49 | プレミアリーグ
観戦日 8/20(土)       

愛丸’s チェック
セスクがバルサへ旅立ち、ナスリもシティへの移籍が秒読み段階。
攻撃の主力がふたりもいなくなってしまいそうなアーセナル。
それでいて、ジュルー、スキラチがケガでCBにも不安が。
これに加え、開幕戦でのセントオフで、ジェルビーニョがサスペンションと、踏んだり蹴ったりのアーセナル。
ミッドウイークにはウディネとのCLのプレーオフがり、プレミアではリバプール、ユナイテッドの連戦。
これをどう乗り切るつもりなのか。
リバプールは、開幕戦で痛いドロー。
先制し、いい流れを試合を運べたが、勝利につなげることはできなかった。
果たして、このエミレーツでのアーセナル戦をどう戦うか。
相手が手負いの状態だし、攻撃的に振舞ってくれればおもしろいんだが・・・。

アーセナルは、あの強かった頃のアーセナルではなくなってしまった。
まもなく移籍が決まるであろうナスリが先発したが、これといった大仕事を成し遂げることはできなかった。
自陣からドリブルで持ち上がり、シュートまで持ち込んだシーンではさすがナスリと思わせるプレーだったが、これでも点が入ってないんだから、仕事をしたうちには入らない。
プロとして、まだアーセナルの選手だし、気を抜いた感じはなかったが、メンタルの部分ではどうだったか。
本来なら、この男に頼らずして、このリバプールから勝利したかったんだろうが、今はそうも言ってられない状況。
この試合、普段ならポゼッションで圧倒するはずだが、これまでのアーセナルらしさはひとつも見られなかった。
V・ペルシ、ウォルコット、アルシャビンとなんとかできるだけのポテンシャルを秘めた選手たちが、ひとつも仕事をせず。
というか、できなかったと言った方がいいかも。
いいボールが入ってこないし、この攻撃陣での子気味いいパス回しも皆無。
これでは、結果は残せないだろう。
挙句の果て、中盤で若いなりにがんばってたフリンポンも2枚のイエローを頂戴し、退場に。
これで、アーセナルは2試合続けて退場者を出すことに。
チームの状態がよければ、退場者を出すような事態にはならないはずだが、これが今のアーセナルを物語ってる。
退場者ならまだいいが、この試合では、コシェルニーが前半の15分にケガでピッチを後に。
ジュルーがいなくなった矢先に、レギュラーのCBを欠くことに。
こうおなったら、いち早くここを補強しないと、もっと目の当てられない状況になってしまう。
ベルマーレンが孤軍奮闘してたが、それでも2失点を喫してしまったわけで、若手でこれを凌ぐってのは、タイトルを諦めることに。
まだ移籍マーケットは開いてるし、噂に上ってる選手のうち誰かひとりを獲得しないと、CL圏も危うくなってしまう。
左に回ったサニャ、右のジェンキンソン、途中出場のミケルとそれなりにがんばってはいたが、これで負けたわけで、ベンゲルも悠長に構えてはいられないだろう。
この試合、日本期待の宮市がベンチに入ったが、この状況だし、ピッチに投入されることはなかった。
ベンチに入るだけでもいい経験だし、このままアーセナルに残れるようにしっかり努力してもらいたい。
アーセナルはこれからの過密でハードな日程をどう乗り切るか。
リバプールは、苦手のアーセナルとのアウエーで今シーズン初勝利をゲット。
ダルグリッシュは、この試合、とりあえず、守備の意識を高くもって挑んでた。
キャロル、スアレスの2トップにはせず、トップはキャロルだけ、スアレスをベンチスタートにしての4-3-3。
前の3の両サイドはカイトとダウニングで、守備もきっちりこなす選手を起用。
このシステムで、アーセナルのサイドアタックは封じることができた。
リバプールに強いアルシャビンも、スピード自慢のウォルコットもいたのかいなかったのかわからない状況だった。
数的優位な状況になっても、同じシステムでの選手交代で、ちょっと消極的かに思えたが、この選手交代できっちり結果を出した。
スアレスの仕掛けがよかったし、R・メイレレスの攻撃的に振る舞えたってこともよかった。
このコンビで2得点を挙げたし、ダルグリッシュはしてやったりだろう。
アーセナルと違って、補強もうまくいってるし、チーム作りもこの段階である程度仕上がってる。
ヨーロッパの戦いがなく、このプレミアだけに集中できるし、この勝利で、リバプールは相当自信が持てることだろう。
相手がどこであれ、強豪と呼ばれるチームだから、キャロル、スアレスの2トップを崩さずに戦ってもらいたいものだが・・・。
守備ではJ・エンリケ、ケリーと両SBがアーセナルのよさを消したし、この貢献度もかなり高かった。


スコア
0-2
<得点者> 
リバプール   OG、スアレス              

~愛丸's MVP~
J・エンリケ(自慢の攻撃性を抑えて、この試合は、守備でチームの勝利に貢献。対峙したウォオルコットを完封し、この男を獲得したことが正解だったことを証明した。もっと時間が経てばまだ大きな仕事をやってのけそう)

バイエルン-チューリッヒ

2011-08-19 11:24:52 | チャンピオンズリーグ
観戦日 8/19(金)       

愛丸’s チェック
バイエルンは、昨シーズン、ブンデスでなんとか3位に入り、このプレーオフからの登場。
本来なら、楽にストレートインしてないといけないチーム。
シーズンの始動が早くなってしまったし、故障癖のある選手が多いだけに、シーズンを通して、ハイパフォーマンスができるかどうか。
ただ、ここは対戦相手にも恵まれたし、テストの意味合いもこめて、この時期に試合をこなせるのはいいことかも。
チューリッヒは、まとまりのあるいいチームみたいだが、ここはちょっと相手が悪すぎ。
最初にホームでやれれば、まだ望みはあったかもしれんが、いきなりのアウエー戦で、こてんぱんにやられてしまったら、この1legでジ・エンドってことも。

バイエルンは、自分たちの武器をしっかり披露して最低条件の2点差での勝利を収めることができた。
アウエーゴールも与えてないし、この1legでもう手応えは掴んだだろう。
アウエーでの2legもそう難しい展開にはならないだろうし、この段階で本戦出場を決めたはず。
この試合、相手とのレベルの差があまりにも違っており、好き放題サッカーをやることができてた。
一番いきいきしてたのが、左サイドのリベリ。
今シーズンは開幕から調子がよさそうだし、この男の突破から多くのチャンスを作った。
縦へいってもいいし、中へ切れ込んでのプレーもばつぐん。
チューリッヒのDF陣はこの男の動きに翻弄されてた。
M・ゴメスが左に開いて受けたときは、中への詰めも怠ってなかったし、ここにボールが入ってれば、もっと点は奪えたはず。
問題は、そのM・ゴメス。
決定機をひとつも決めることができず、まだゴールがないことから、どうしても自分で決めてやろうって気持ちが強すぎた。
もっと周りが見れてれば、チームとしての得点も増えるし、いずれは点も決めれるんだから、こういうときこそ、チームプレーに徹してもらいたい。
代表戦でもそうだったが、昨シーズンの好調さが頭に残ってるのか、どうも周囲とうまく絡めてない。
気持ちの切り替えひとつで、どうにでもなりそうだが・・・。
リベリは試合を通して好調だったが、ロッベンは後半に力を発揮。
まだハフィーニャとのコンビに課題がありそうだが、この男自体のキレはありそう。
試合を決める2点目は、最近、この男が得意としてえる右サイドからの左足での巻いて狙うシュートで、きっちり決めることができた。
これは、不調のM・ゴメスががんばって戻したもの。
トップ下で先発したT・クロースがまだこのチームで良さを発揮できてないし、代わったT・ミュラーもW杯での輝きを取り戻せてない。
このポジションの選手が、輝くようになれば、バイエルンはまだ強くなるだろうし、CLでもさらに上が目指せそう。
あとは、両サイドアタッカーのケガだけ。
宇佐美、オリッチあたりが代役を務めることになるんだろうが、2枚ばかし、攻撃の力は落ちてしまう。
これを考えたら、このふたりにはフルシーズン活躍してもらわないと・・・。
守備では中盤のグスタボのカバーリングが光った。
この男がどっしりと構えてくれるおかげで、シュバイニーが高い位置を取れてたし、このボランチのコンビはなかなかいい関係を築けそう。
DF陣に関しては、チューリッヒの攻撃がぱっとしなかったこともあり、仕事をする機会はかなり少なかった。
まだまだこれは参考外。
とりあえず、このプレーオフは突破が確実になったし、もっと先を見据えてのチーム作りになりそう。
チューリッヒはなんとか1失点でしのいでれば2legに望みを繋げたかもしれんが、2点目も奪われ、なおかつ、CBのベダが2枚のイエローで次はサスペンション。
ただでさえ、バイエルンの攻撃に耐えるのが必死なのに、主力を欠く事態になれば、もう耐えることすら難しくなる。
気持ちが切れた感もあったし、2legはやる必要がないかも・・・。
そんなチューリッヒで目立ったのが、ボランチのジュリッチ。
右足の精度も高いし、セットプレーからいいキックを披露。
流れの中では守備の意識も高いし、M・ゴメスの決定的なシュートもしっかり戻ってブロックした。
もっと攻撃に重点が置ければ、いい配給役として振舞えそうだし、スイスのリーグレベルではかなり能力が高い方かも。


スコア
2-0
<得点者> 
バイエルン   シュバインシュタイガー、ロッベン              

~愛丸's MVP~
リベリ(開幕まもないが、かなりトップフォームに近い状態でプレーできてる。この試合でも、一番ボールに触って、いい仕掛けができてた。この状態をフルで保てればバイエルンも上を狙える)

バルセロナ-R・マドリー(スーペル・コパ 2leg)

2011-08-18 11:07:16 | リーガエスパニョーラ
観戦日 8/18(木)       

愛丸’s チェック
サンチャゴ・ベルナベウでの1legは2-2のエンパテ。
またしても、マドリーはバルサに勝つことができなかった。
チーム状態は明らかにマドリーが上だったが・・・。
2legはカンプノウだし、バルサは、1legよりは、しっかり戦ってくるはず。
それに月曜にはセスクが加入し、バルサがまたひとつ上に登ろうとしてる。
この試合で、セスクを起用できるだけの余裕が生まれるかどうか。
マドリーはもう2点以上を奪わないといけない。
チームとしての完成度はバルサよりも高かったし、それをうまく活かせれば。
もうバルサの後塵を配するわけにはいかないだろう。

バルサが、ここでも力の差を見せつけた。
この試合はベストの布陣で挑んできた。
メンバーはベストだったが、チームとしての出来上がりは、まだまだ発展途上といった感じ。
昨シーズン、最高に強かった頃に比べると、まだ7割程度か。
それも、マドリーから3点を奪い、初めてこのスーペル・コパでのクラシコでマドリーを退けることができた。
2点を奪われたことは、今後の課題だとしても、攻撃では、あとはコンビプレーの感覚を取り戻したら、また一段と強いバルサになるだろう。
メッシはまだ100%の状態じゃない中、2点を奪い、じょじょにコンディションはアップしてそう。
ペペ、R・カルバーリョとコンディションがよさそうなCBコンビをしても、メッシの仕掛けにかなり苦労してた。
マドリーは、この男を止めないことには、クラシコでの勝利は見えてこない。
なんだかんだで3得点全てにメッシは絡んでおり、これを代表でも発揮してくれればと、残念に思うことも。
これからもっと状態は上がってくるだろうから、今シーズンはさらにフェノーメノっぷりを発揮してくれそう。
それと、この試合はやっぱりセスクだろう。
後半の80分になろうかってときにピッチに登場。
最高のデビュー戦の舞台になった。
2-2の状況だったし、ただのお披露目ってわけでもない。
イニエスタが前に上がって、中盤にセスク、チャビ、S・ケイタという3枚に。
ここでセスクは積極的に攻撃に顔を出し、これが初めてこのバルサでプレーしてるとは思えないプレーっぷり。
メッシの試合を決めるスーペルゴールは、セスクが右に流れて起点になったところから始まった。
この3点目、もう今シーズンベストゴールと言ってもいいぐらい最高のゴールだった。
崩しからメッシが決めるまでの一連の流れがパーフェクト。
これにセスクが絡んだってことも大きいし、バルサがどこまで強くなるのか、これからが楽しみ。
いい感じで、開幕戦を迎えれるはずだが、なんと初戦の相手がマラガ。
それもフエラで、このクラシコよりも激しく厳しいものになるかもしれん。
大補強を敢行し、もしプレシーズンでチーム作りがうまくいってれば、マラガは、CL圏を狙えるチームになってるはず。
この勝利に酔いしれず、バルサは、これからしっかり準備しないと。
マドリーは、またしてもバルサの軍門に下ってしまった。
2-2と追いついたまではよかったが、最高の3点目を決められてしまい、これでジ・エンド。
もう緊張の糸が切れたかのようにマルセロが、セスクに蟹ばさみ。
これでマルセロは一発ロハで退場になったが、ここで、両チームが入り乱れての乱闘騒ぎに。
もうATに入ってたことを考えたら、無駄な退場者を出すべきではなかった。
こうなったのも、マドリーがバルサに完璧にやられてしまったからだろうが、こうならないで済んだ可能性もあった。
CKからかなりのチャンスを作ったが、ベンゼマの決定力の低さからなかなか点が奪えず。
バルサの弱点をうまくついたかに思えたが、これが得点にならないと、どうにもならない。
ここまでずっとやられてきたメッシへの対応もうまくいかなかったし、開幕を前に、かなり重苦しいムードになったはず。
ディ・マリアがトップフォームからほど遠いし、ベンゼマの先ほど述べたように決定力に問題が。
C・ロナウド、エジルにはキレが感じられるが、これ以外の攻撃の武器が・・・。
これから期待できそうなのが、コエントランのピボーテ起用ぐらいか。
左のラテラルでもいい味は出してたが、X・アロンソとのドブレ・ピボーテとして起用した方が、攻撃に厚みをもたせることができる。
収穫はこれぐらいで、ATでの乱闘劇で、マルセロだけでなく、エジルもロハを頂戴し、開幕戦で起用できない。
カカが、後半途中で使われたが、まだこのチームにフィットできてないような・・・。
後味の悪いスーペル・コパになったが、バルサには明るい未来が、マドリーには先行き不安な雲が立ち込める結果になってしまった。
ぜひともマドリーにいは巻き返してもらいたいし、ここからはい上がってきてもらいたい。


スコア
3-2
<得点者> 
バルセロナ   イニエスタ、メッシ×2
R・マドリー  C・ロナウド、ベンゼマ              

~愛丸's MVP~
メッシ(まだトップフォームにない中、3得点に絡む大活躍。これがもっと状態を上げてくるとこの男はどこまで成長するのか。3点目のボレーは、もう今シーズンのベストゴールになるかもしれん)

トゥエンテ-ベンフィカ

2011-08-18 09:39:49 | チャンピオンズリーグ
観戦日 8/18(木)       

愛丸’s チェック
どちらも、本戦で見たいチーム。
昨シーズンは、本戦に出場し、いい試合を展開してくれた。
決勝トーナメントには出場できなかったが、グループで強豪相手に戦えることを証明した。
トゥエンテは監督も代わり、ヤンセンがアヤックスへ旅立ち、まだ主力に移籍の噂が絶えない状況。
これでしっかりチームになってるかどうか・・・。
ベンフィカはCLでの鬱憤をELで晴らそうとしたが、ここでもポルトの壁に跳ね返された。
今シーズンこそは、あのライバルの上にいきたいだろう。
守備において、主力を引き抜かれて、その部分での安定感は気になるが、ジェススは攻撃的なシステムを好む監督。
その部分がしっかり活かされれば。

トゥエンテは、デ・ヨンクの目の覚めるようなスーパーなシュートで先制したまではよかったが、あれよあれよという間に逆転され、なんとか追いつくことはできたが、アウエーゴールをふたつも与えてのドロー。
試合の入りもよかったし、ベンフィカの守備の弱点もうまく付けてるように思えたが、どうもここで前がかりになりすぎてしまったか。
右のB・ルイスの仕掛けもよかったし、トップでの起用にデ・ヨンクもしっかり応えてた。
ベンフィカの高いDFラインの裏をつくような攻撃もできてたし、もうちょっと守備での対応がうまくやれてれば、無失点でしのげたかも。
取られたものは仕方ないし、負けなかったことをよしとしないと。
トゥエンテは、1点のビハインドの状況で、後半、高さを活かそうと、ヤンコを投入したが、これはいまいち。
ただ、この後に投入した、ジョンがいい働きをしてくれた。
19歳と若い選手だが、足元の技術も高いし、スピードもある。
ベンフィカは、この若者に完全にしてやられた。
もし、この男がフルでこのピッチにいたら、トゥエンテもドローという結果にはならなかったかも。
縦への仕掛けが不発に終わることはなかったし、ただ、速いだけでもない。
折り返しのクロスも正確だったし、切り返しも見事にはまった。
トゥエンテの試合をこれからどれだけ見れるかわからないが、この男のプレーはもっと見てみたい。
この活躍で、どこかに移籍ってこともあるかもしれんが、まだ若いし、ここで試合に出続けることも重要。
トゥエンテは宝を発掘したようなもので、B・ルイスがこのまま残ってくれれば、エール・ディビジで主役を張れそう。
守備では中盤のブラマがアイマールをきっちり抑えてるときは、よかったんだが、ここをフリーにさせたり、突破されたりすると、途端にピンチが拡大。
DFラインが安定してないってことでhないんだが、中盤のフィルターがこのチームでは一番重要だったか。
1つ目の失点は、ここでアイマールからボールを奪われたところから始まっており、この部分のケアがこれからの課題か。
まだ負けたわけではないし、2legをいかに戦うか。
ベンフィカは1-2とリードし、そこからも自分たちの流れで試合を運べてたってところを考えたら、この1legで決めたかっただろう。
攻撃的なサッカーを好むジェススが、中盤ロンボの4-4-2ではなく、4-2-3-1と守備も意識したサッカーをやってまで、このプレーオフに望んできた。
ただ、高いDFラインはそこまで安定してなかったし、アルトゥールのスーパーセーブがなかったら、壊滅状態に陥ってた。
このGKの活躍がこのドローを生んだと言っても過言ではない。
何度失点シーンを救ってくれたか、この男には誰もが感謝するべき。
ルイゾン、ガライのCBコンビはまだコンビとして時間が必要だし、左SBのエメルソンはコエントランの代役として物足りなさすぎ。
ここには、カプテビラを獲得してるが、このプレーオフには登録されてないみたいだし、なんとか2legはこの布陣でかんばらないと・・・。
同点に追いつかれたのは、このエメルソンの対応の悪さから奪われたもので、守備の安定感がないと、ホームでの2legで苦しむことになりそう。
攻撃では、O・カルドソ、アイマールが好調さをアピールした。
このコンビがベンフィカを支えてくれるだろう。
O・カルドソは昨シーズンは完全にサポーターの期待を裏切る出来だったし、今シーズンは一昨シーズンの輝きを取り戻してくれるはず。
アイマールもまだやれることを証明したし、円熟味が増していいプレーを見せてくれた。
できれば、サビオラとのコンビも見てみたかったが、この展開だし、アイマールとサビオラの交代も仕方ないだろう。
そのサビオラはちょっとスピードの衰えが気なったが、このチームには必要な選手。
気負いすぎず戦うことができれば、このプレーオフは突破できそう。


スコア
2-2
<得点者> 
トゥエンテ   デ・ヨンク、B・ルイス
ベンフィカ   O・カルドソ、ノリート              

~愛丸's MVP~
アルトゥール(このGKのあのセービングがなかったら、ベンフィカは悲惨な目に合ってたかも。これだけやってくれれば、2legも失点は多くならないだろうし、できれば、ここまで目立たない展開が望ましい)