愛丸のサッカー観戦記

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ボルドー-バイエルン

2009-10-23 10:33:41 | チャンピオンズリーグ
観戦日 10/23(金)       

愛丸’s チェック
勝ち点4でグループ首位の両チーム。
このグループではユーベが本命視されてたが、そのユーベがいまだ勝ち星なしでドローが2試合。
ただ、ユーベは3、4節でマッカビ・ハイファとの対戦で確実に勝ち点を積み上げてくるはず。
そうすると、この両チーム、ホームでの試合では勝ち点3をゲットしたい。
ボルドーはユーベとはホームでの戦いを残してて、まだ気持ちの余裕があるかもしれん。
グルキュフがしっかり自分の仕事をこなせれば、バイエルン相手にもそこまで苦しまないはず。
バイエルンは、前節、ユーベとのホーム戦で痛恨のドロー。
あの試合は勝てた試合だった。
マッカビ・ハイファには勝利を収めてるとは言え、どうにも安定感に欠ける。

ボルドーがしっかりホームで勝利を挙げることができた。
大量点での勝利も可能だったが、まずは結果が出せたことが全てだろう。
高い位置からのプレッシングが成功し、バイエルンを前半シュートゼロに押さえ込めた。
キャラッソが仕事をするシーンも少なく、これだけ圧倒できれば、ボルドーサポーターも満足だろう。
前線では注目のシャマフが飛び出しのタイミングにスピードと自分の持ち味を発揮できてた。
ただ、この男、シュートの正確性にちょっと物足りなさが・・・。
ここのレベルがもっとアップすれば、上のリーグでも活躍できそう。
グルキュフとの相性もいいし、うまくはまれば、どこが相手でもしっかりチャンスは作れる。
左のベンデウの左足も魅力的。
無回転でブットの前で落ちたあのミドルはかなり強烈で、インパクトのあるシュートだった。
ただ、これはブットがファインセーブ。
セットプレーでの左足も魅力だし、ボルドーはここからの攻撃も武器になる。
DF陣が守備だけでもなく、セットプレーでは積極的にゴールに絡もうとしてるし、得点力を持ち合わせてるチーム。
バイエルンの攻撃があまりにもおそまつで、全く作れてなかったから、守備で魅せるシーンはほとんどなかった。
相手に押し込まれるような展開になったら、どういう守備を見せるのか楽しみだが、しっかり高い位置からプレッシングできてるし、チーム全体でもネガティブ・トラジションには気をつけてプレーできてる。
スコアは2-1だったが、PKを2本しかり決めてれば・・・。
1試合で、ふたりがPKを失敗するなんて・・・。
決めれるべきシーンではしっかり決めてないと、あとあと、大変な目にあうかもしれん。
バイエルンはふたりも退場者を出し、ここにつけこんで、完膚なきまでに叩きのめしておくべきだった。
それが可能だった試合なできに悔やまれる。
続けてつぎはバイエルンホームでの試合だし、もっと相手に嫌な思いをここでさせたかった。
バイエルンはアウディカップがチームの最高潮だったかも。
あの試合はリベリもロッベンもいない状況で、あれだけのパフォーマンスができてたのに、この時期で、もうチームは下り坂。
ブンデスでは相手にも恵まれ、それなりにやれるんだろうが、CLの舞台だとそうもいかない。
番狂わせとも呼べない内容だった。
期待のミュラーは前半30分で2枚のイエローをもらい早々にピッチを後に。
若さってことだけで済まされるもんでもない。
リベリ、ロッベンがいない攻撃陣で、期待が持てたのはこの男だけだったのに、それがこれでは・・・。
守備の要ヴァンブイテンも後半、シャマフの突破を倒してレッドカード。
ふたりが次節は出場停止。
このふたりがいないのもでかいが、それよりもチームとしてのでき自体も大問題。
ティモシュク、V・ボメルが中盤にいると、ここからの攻撃に創造性のかけらもなし、トニ、クローゼの2トップも自ら仕掛けることもない。
アルティントップを右のSBで使っても、押し込まれる時間が多いと、あの攻撃性も発揮されない。
ブットはPK2本をストップし、流れの中でもビッグセーブを見せたが、DF陣との連携に難があるし、足元のミスも。
1つ目のPKはこの男のミスだし、カーンが見てたら・・・。
攻撃の核を欠いたバイエルンは、並のチーム以下。
いくらホームで戦えるとは言え、折り返しのボルドー戦も不安いっぱい。

スコア 2-1

<得点者> 
ボルドー   シアニ、プラニュス
バイエルン  OG    
~愛丸's MVP~
シアニ(OGもこの男だったが、しっかりそれを取り返す見事な同点ゴールをゲット。身体能力の高さをうかがえたシュートだった)