愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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レッジーナ-ACミラン

2007-05-31 18:54:57 | セリエA
観戦日 5/31(木)       
 
愛丸’s チェック        
レッジーナ、マイナス11ポイントという絶望的な状態から、なんとこの最終節で残留を決めた。
レッジョ・カラブリアは爆発しそうな雰囲気だった。
相手はミラン。
簡単に勝てるわけはない。
それでも風はレッジーナに吹いていた。
ミランはこのミッドウイークにCLのファイナルを戦ってきてる。
あの優勝メンバーはほとんどが休養。
ピルロだけがスタメン。
セリエも4位以内が確定してるから、モチベーションなんかない。
そんなアピールも必要ないし。
これならレッジーナでもどうにかなる。
レッジーナでもって表現はちょっと失礼だったか。
マイナス11ポイントがなかったらUEFA圏内を狙える位置のチーム。
中盤でボールをつなぐいいサッカーを披露。
プロビンチャのチームとは思えないサッカーをする。
前線のふたりの爆発力もすごい。
アモルーゾに関しては今さら言うことはない。
ビアンキは今シーズンもっとも爆発した選手。
眠っていた大器が目を覚ました。
この試合でもかなりいい動きを披露した。
ミランも欲しいと思ったのでは?
ジラよりも使えそう。
この試合、フォッジャが累積で出れなかったのは残念だった。
この若者も今シーズン輝いた。
レンタルでレッジーナに来ており、来シーズンはどこでプレーするかわからないが、間違いなくどこででも活躍できる。
トリノあたりに行ってもらって、ロジーナとのコンビも見てみたい。
この日のレッジーナは今シーズンでも上位にランクされるぐらいの出来だった。
ぬるぬるミランのペースに合わせることなく、自分たちのサッカーに徹したことが、勝利の要因に。
ミランはほんとにダラダラ。
ビッグイヤーを獲得して、4位以内も確定、そりゃダラダラするのもわかる。
この日ばかりは目をつぶろう。
ひとつだけ苦言を呈せば、カラチはもう必要のないGK。
1つ目の失点シーンの反応は素人みたいだった。
ただ横に倒れただけ。
そんな見づらかったティロじゃなかった。
ストラーリもいるし、ジダもいる。
セコンダGKはミランの補強ポイント。
あれはただのでくの坊。
あいつで乗り切ってた試合があったとは、奇跡としか言いようがない。
この試合で今シーズンのセリエは見納め。
レッジーナが残留を決めたわけだが、最後に降格が決まったチームはキエーボ。
前節までは残留を争うチームの中で最も上にいたチーム。
ほんと怖い。
あの黄色いユニフォームが見れなくなるのはちょっとさみしい。
セミオーリなんかどこに行くのやら。
来シーズンは全チームが横一線でスタート。
ユーベも帰ってくるし、もっと優勝がもつれるような展開を期待する。

スコア 2-0
<得点者> 
レッジーナ   アモルーゾ、アメリーニ
~愛丸's MVP~
アモルーゾ(この男の先制点が全てだった。あのトラップからの反転しての叩き付けたボレーは見事だった)

パルマ-エンポリ

2007-05-31 15:32:22 | セリエA
観戦日 5/31(木)       
 
愛丸’s チェック        
UEFA圏の7位を確定させたエンポリをスタディオ・エンリオ・タルディーニに迎え撃つ、降格が危ぶまれるパルマの戦い。
残留には勝ち点1が必要。
パルマは相手に恵まれた。
エンポリは勝つ必要もなく、モチベーションがそう高くない。
パルマは自分たちのサッカーを貫くだけ。
勝ち点1で残留だから、とにかく点をやらないサッカーを展開するかと思われた。
が、自慢の2トップが積極的に攻めた。
ブダンは隙あらばどこからでも狙う姿勢を貫いた。
開始早々のドライブのかかったいいミドルはクロスバー。
ただポストになってボールを受けるだけではなく、自分で決めるって熱い魂が伝わってきた。
G・ロッシもテクニックを活かし、果敢にゴールを狙った。
この男もドライブのかかったいいミドルを放つもGKの正面。
これだけ積極的にいけば、エンポリDFにボロが出る。
そこをうまくついてムスリモビッチが決めた。
いい時間に先制点が取れた。
これで一気にパルマペース。
ここでも守りに入らず、攻め続けた。
ラニエリがこんな攻撃サッカーを展開するとは。
守備面に多少の不安があったからだろうが、これだけのサッカーができてたらここまで苦しまなかったのに。
2点目はパラビチーニのスルーにブダンが反応し、GKの股を抜く技ありレテ。
これで勝負あり。
かと思われたが、2-0とサッカーで一番怖い点差。
DF陣の気の緩みからサウダーティに決められ1点差。
ここでやばい感は伝わってこなかった。
ここは勝ち点1でも残留ということがよかったのか。
慌てず、しっかり守備に専念。
エンポリも何が何でもって感じで攻めてこないし、ここからはダラダラ感が。
こうなると、もうパルマはほぼ残留を確定的に。
あとはミスをせず、ボールを回してれば時間が過ぎる。
2-1までのおもしろい試合展開はそれ以降見れなくなった。
大変なプレッシャーの中での試合だろうから、あまり厳しいことはいえない。
後半40分に、ガスパッローニが待望の追加点を奪って、残留が決まった。
歓喜のエンリオ・タルディーニ。
まだパルマはAで暴れることができる。
財政難で、かつての輝きを取り戻すのは厳しいかもしれないが、若手をうまく使ってもっと上を目指してもらいたい。
ラニエリがまだ監督をやるのなら、望みはある。
エンポリはほんとによくやったシーズンだった。
まさかUEFA杯に出れるなんて誰が予想しただろうか。
ホームでの強さが際立った。
強豪相手にもホームなら一歩も引かずにやれた。
チームの核だった選手たち、バンヌッキ、ブシェ、アルミロン、サウダーティとどれだけ、来シーズンも残るかわからないが、カーニ監督の下、同じようなサッカーを展開してもらいたい。
ブシェはほんとにいい選手。
両サイドを高いレベルでこなしてた。
クロスの精度も抜群。
もっと上でやっていける。
この試合の結果、降格の1チームはまだわからない。
果たしてどこが涙にくれるのか・・・・。

スコア 3-1
<得点者> 
パルマ   ムスリモビッチ、ブダン、ガスパッローニ
エンポリ  サウダーティ
~愛丸's MVP~
グレッラ(中盤の底でチームの危機を未然に防いだ。両サイドの上がったカバーリングはお見事。チームを救った)

インテル-トリノ

2007-05-31 11:21:51 | セリエA
観戦日 5/31(木)       
 
愛丸’s チェック        
スクデットを決めたインテルの最終戦はジュゼッペ・メアッツァ。
試合どうのこうのより、終わってからのセレモニーが全てって感じに。
それと今シーズンで退団するであろう選手たちのインテル最終戦。
今シーズン、いいとこで決定的な活躍をしたフィーゴに一番声援が大きかったように思う。
モラッティ会長はまだどうにかしてフィーゴを残したいみたいだが。
これはインテリスタの気持ちも同じように思う。
でも、決まったこと。
フィーゴと周りの選手たちを見てれば、それはわかった。
このフィーゴに素敵なプレゼントが。
3点目になるリゴーレをゲット。
これはM・ゴンサレスが蹴ろうとしていたのを直前でフィーゴに交代。
インテリスタからのフィーゴコールから。
このリゴーレを蹴る直前のフィーゴはそうとう緊張していた。
あんな緊張感溢れるフィーゴはここ最近見てない。
大変だったろうが、しっかり決めるあたりさすがフィーゴ。
決めた後のスタジアムの雰囲気、周りの選手たちの対応、フィーゴの表情、どれも感動的だった。
これだけフィーゴは愛されてた。
この他にもチェルシーへ戻るかもしれないクレスポ、退団が確定的なレコバ、やってもらいたかった選手はいたが・・・。
なかなか全員がってわけにはいかなかった。
クレスポはほとんど仕事ができず。
レコバはいいスルーを1本通しただけ。
いい位置でのFKでもあればよかったが。
この辺の選手たちがいなくなってもインテルはまだ強いはず。
3連覇も夢ではない。
ユーベが戻ってきて、ミランは高いモチベーションで挑んでくるはずだが、戦力ではインテルが上。
内紛が起きなければ、一番強いはず。
来シーズンも期待しよう。
トリノは前節に残留を決めており、是が非でもって感じはなかった。
チャンスというチャンスは1つもなかった。
期待のロジーナにゴールが生まれれば申し分なかったが。
来シーズンはデルビー・トリノが復活する。
熱いデルビーなだけに期待大。
しっかり補強ができれば、残留争いじゃなく、ヨーロッパ圏を狙えるチーム。
得点力のアップが課題。
頼れるプリマプンタが獲得できれば。
最後に、インテリスタのみなさま、連覇おめでとうございます。

スコア 3-0
<得点者> 
インテル   マテラッツィ、マイコン、フィーゴ
~愛丸's MVP~
フィーゴ(右に左に真ん中に今シーズンの好調さそのままの動き。リゴーレもゲットし、有終の美を飾る)

バレンシア-ビジャレアル

2007-05-30 17:26:40 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/30(水)       
 
愛丸’s チェック        
メスタージャでのデルビー・バレンシア。
ビジャのPKで幸先よくスタートしたかに思えたが・・・。
リーガでは絶好調のメスタージャでのゲームだったのに。
控え選手の層っていうか、攻撃陣の層の厚さの差でしっかり逆転された。
M・フェルナンデス、トマソンってずるいよ。
こっちはJ・ロペスにバラハ。
J・ロペスは前節、奇跡的なラストパスで勝利に貢献したからまだましだとしても、バラハはもうだめだ。
あの代表で輝きはなってた出来にはほど遠い。
パスミスは多いし、走る範囲も狭い。
アルベルダとのコンビもいまいち。
来シーズンはもういらない。
アルベルダのパートナーをいち早く探さないと。
ビジャがひとり気を張っても、点は取れない。
ガビランはD・シルバの穴は全く埋めれないし、アングロもシーズン序盤の勢いはない、ホアキンも効果的な仕事はできず。
これでは追いつかれたらつらい。
ほんとにビジャがフルで活躍できたから、ここまでやってこれたが、いなかったらと思うとぞっとする。
この無様な敗戦で優勝はもうなくなった。
CL圏はほぼ確定だから、残りの2試合は来シーズンに向けての何かをテストしてもらいたい。
けがに泣かされたシーズンだったが、もっとバックアッパーにも力を入れてもらいたい。
リーガにCLに優勝を狙えるチームにしてほしい。
ビジャレアルはここにきて絶好調。
特に攻撃陣。
あれだけのメンバーがいるんだからこれぐらいはやれて当然。
交代した選手がしっかり結果を出すのはペジェグリーニの手腕か。
やっぱりいい監督だ。
南米色を前面に出し、スペインの若手をうまく融合。
いいチームになった。
リケルメを見切りをつけたのがよかった。
ビジャレアルにはぜひUEFA圏を確保してもらって、またヨーロッパで暴れてもらいたい。
このメンバーだったら間違いなくやれる。
アジャラも加入するわけで。
攻撃、守備に申し分ない。
バレンシアでの勢力図がかわってくるかも。
そういうことにはならんように、バレンシアもしっかりやってもらいたい。
上3つは劇的な試合をしてんのに、4位のチームは不甲斐無かった。
これが実力か・・・。

スコア 3-2
<得点者> 
バレンシア   ビジャ、モレッティ
ビジャレアル  フォルラン×2、トマソン
~愛丸's MVP~
トマソン(途中交代でのファーストプレーで得点。その後は3点目をアシスト。監督に期待にしっかり応えるあたり、やっぱりすごい)

R・マドリー-ディポルティボ

2007-05-30 14:46:09 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/30(水)       
 
愛丸’s チェック        
ここにきてのマドリーの強さにはほんと恐れ入る。
あの攻撃は半端ない。
魂がこもりまくり。
ある程度失点しても、それを跳ね返す力と精神力がある。
どうしてこうも変貌したのか。
何が原因なのか。
負けられないプレッシャーはそうとうあるはずなのに、マドリーの選手たちは楽しそうにプレーしてる。
これが好調の原因なのか。
あとは信頼感。
ベッカムのクロスにはそれを信じて走りこんでるし、ニステルの周りにはラウルがしっかりついてる。
こういうチーム状況なら、必ず優勝する。
サンチャゴ・ベルナベウはお祭り騒ぎ。
あれだけ、ブーブー言ってた前半戦はなんだったのか。
それにしても、ベッカムのクロスはとんでもなくすごい。
このレベルの男がフリーで上げれば、たいていはピンポイント。
ラウルのカベッサにドンピシャだった。
この好調さを買われ、イングランド代表に復帰。
ここまでやる男をほっとくバカな監督はいないだろう。
ラウルの魂もここにきて大爆発。
3点目になったニステルのゴールもラウルがエリア内で粘ってつないだもの。
点は取るし、アシストもする。
この男も絶好調なのに、アラゴネスおじいちゃんったら・・・。
ニステルは6試合連続ゴールで、ピチチを確定的に。
累積が4枚で綱渡りの状態だが、ここは最後まで出続けてもらいたい。
こんな調子のいいマドリーだが、DFに関しては多少の不安が。
この試合でも先制したのに、追いつかれる。
セットプレーでの守りが甘い。
カシージャスがいるからなんとかなってるが。
ここまできてどうのこうのって言っても仕方ないから、神様、仏様、カシージャス様にすがるしかないか。
ディポルは悪くはなかった。
クリスティアン、エストジャノフにはテクニックがあり、デ・グスマンはピボーテとしてよくやってた。
熱い部分もあり、今後に期待を抱かせる。
ボティポも復活し、来シーズンはもっとやれるチームになってるはず。
J・カパロスなら、うまく若手を使っていいチームにしそう。
セルヒオのFKの精度がもうちょっと高ければ。

スコア 3-1
<得点者> 
R・マドリー   S・ラモス、ラウル、V・ニステルローイ
ディポルティボ  カプテビラ
~愛丸's MVP~
ラウル(この男がマドリディスモ全開でやってれば、負けることはない。ほんと得点するとチーム状態がぐっとよくなる)

シエナ-ラツィオ

2007-05-28 22:02:13 | セリエA
観戦日 5/28(月)       
 
愛丸’s チェック        
06~07シーズンのセリエ最終戦。
シエナの順位は18位。
ここで勝たなければ降格確定。
相手は3位のラツィオ。
いくらホームとはいえ、難しい試合になるのはわかっていた。
しかし、ホームのティフォジの熱い声援がある。
この声援に応えるように、選手たちは熱いプレーを披露した。
試合開始から、シエナの集中力は違った。
DF陣も中盤も攻撃陣も、絶対に降格したくないという熱いものがひしひしと伝わってきた。
毎度のことだが、このプレーが毎試合できてればと思う。
このパフォーマンスならインテル、ミランなんかのビッグクラブも苦しめれた。
この試合、特によかったのはマッカローネ。
前線でこれでもかってぐらいに動いてた。
パートナーのコルビアがパッとしないぶん特に目立った。
先制点もエリア内でのマッカローネの仕掛けから。
ステッタルドがたまらず足を出してリゴーレ。
これを自らが決めて見せた。
そうとうプレッシャーがかかっただろうが、落ち着いてしっかりレテ。
これがチームに落ち着きを与えた。
このまま終われれば、残留決定だったが、このまま終わらせるほどラツィオも甘い相手ではない。
今季好調のロッキがエリア内で倒されて、こちらもリゴーレをゲット。
得てしてこんなもん。
リゴーレはお互いに与えられることが多い。
これをロッキが自分で決めて同点。
このままだと、カターニャ-キエーボ、ミラン-レッジーナの結果に左右される。
これだと残留は非常に厳しい。
これがもう後半の30分ぐらい。
ここからのシエナはすごかった。
ベテランたちの鬼気迫るプレーが特に目立った。
キエーザは自分でフィニッシュに行かず、左からのいいクロスを上げることが多かった。
ベルガッソーラ、ネグロは果敢にオーバーラップ。
オフサイドでノーゴールになったり、クロスバーだったり、わずかに枠をそれたりと不運が重なったが、83分にやってくれた。
先に挙げた、ベルガッソーラが頑張ってクロス、それにネグロがつめてレテ。
この時にスタジアムは狂喜乱舞。
残留にかける全員の気持ちが爆発した。
これで試合はほぼ決まり。
あとは終了のホイッスルを待つだけになった。
歓喜のホイッスルがなった時は毎度そうだが、優勝したような騒ぎっぷり。
これでシエナは残留。
この時点ではアスコリ、メッシーナしか降格はわからない。
もう1チームはたしてどこか。
まだ熱い試合は見れるかも。

スコア 2-1
<得点者> 
シエナ   マッカローネ、ネグロ
ラツィオ  ロッキ
~愛丸's MVP~
マッカローネ(魂が全身から溢れ出てた。間違いなくチームを残留に導いた選手。周りに落ち着きを与えた)

セビージャ-サラゴサ

2007-05-28 15:27:36 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/28(月)       
 
愛丸’s チェック        
ここ最近の上位チームは劇的な試合が多い。
自らを窮地に追い込み、そこから突き放すマドリー、先制するが追加点が奪えずアップアップの勝利が多いバルサ、終了間際でなんとか点を取るバレンシア。
この日のセビージャも同じようなもん。
セルヒオのまずい守備からL・ファビアーノが先制。
ここから怒涛の攻撃。
ベストメンバーで挑んだ久々のリーガだから、これぐらい攻めてくれないと。
アドリアーノがよくフィニッシュに絡んでた。
いくつもチャンスはあったが。
これが決まらない。
最近のアドリーノにしてはいい動きだったが、なにかもうひとつピリッとしなかった。
それなら、後半から出てきたプエルタの方が・・・。
カヌーテも動きはいまいち。
股関節の痛みを抱えてのプレーなだけに、前半戦ほどの切れがないのは仕方ないか。
それでもPKはしっかり決めてもらいたかった。
ここでしっかり追加点を取ってれば、もっと楽に戦えたのに。
このダラダラ感がサラゴサに火を着けた。
ダレッサンドロがサケ・デ・エスキーナを直接叩き込んだ。
見事な弧を描いてゴールへ。
これで1-1に。
取れるときに取らないと痛い目にあう典型的な試合になるかと思われたが、冒頭にも述べたが、劇的な展開に。
もう後半の40分、エンパテ濃厚かと思われたときに、途中出場の選手たちがやってくれた。
G・ミリートのミスをついて、ドゥダがボールを奪い、ケルジャコフへ。
落ち着いて決めた。
この時のサンチェス・ピスファンは爆発しそうな雰囲気だった。
まだ優勝が狙える位置。
上位2チームの負け、分けを狙って勝ち続けるしかない。
サラゴサはここで勝ち点が取れれば、まだCL出場の目があったが、これでついえた。
今シーズン、もっとも驚かされたチーム。
アルゼンチン色豊かで、攻撃的なサッカーは魅力的だった。
ここまでこの攻撃陣をしっかり後ろで支えてきたDF陣のミスでの敗戦なだけに、ちょっとかわいそうだった。
ここを踏ん張れればよかったが。
ダレッサンドロ、アイマールと来シーズンもこのチームで暴れてくれるはず。
これにD・ミリートが止まらなければ。
サラゴサはUEFA圏を死守するために、残り2試合必死でいくはず。
そうすると最終戦は・・・。
まだまだリーガから目が離せない。

スコア 3-1
<得点者> 
セビージャ   L・ファビアーノ、ケルジャコフ、カヌーテ
サラゴサ    ダレッサンドロ
~愛丸's MVP~
ドゥダ(J・ナバスに代わり右サイドに。不慣れなはずだが、嫌な流れを一気に変えた。あのドリブルはあの時間には効果的だった)

バルセロナ-ヘタフェ

2007-05-28 13:29:24 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/28(月)       
 
愛丸’s チェック        
都合により、この1日前に行われたマドリーの試合は後日の観戦になり、結果をわからないまま、この試合を観戦。
カンプノウとバルサイレブンの様子でどうなったのかはなんとなくわかったが・・・。
この日のバルサは気持ちが違った。
あの覇気の感じられなかった頃とは大違い。
鬼気迫るものがあった。
前線からのプレッシャーの激しいこと激しいこと。
エトー、ホナウジーニョ、メッシまでもが厳しくいってた。
ここまでこられるとヘタフェはどうもできない。
あのコパ・デルレイの再現とはいかなかった。
やっぱりグイサがいないのが響いた。
マヌとベルバコフスキスじゃな~。
あのバルサの強力で老獪なDF陣は破れない。
シュスターも頭を悩ませたことだろう。
このヘタフェ、マドリーが地元で会長はマドリディスタを公言、なおかつシュスターは来期のマドリーの監督候補。
アシストしたかったはず。
勝ったら報奨金なんて噂も。
それがかえってバルサに火を着けたか。
中盤でのボール回し、プレッシング、トリデンテマヒコのテクニコ、いい時のバルサだった。
開始早々にエトーの個人突破から、ホナウジーニョがゴール。
これで勢いに乗るはずだった。
そこから30分まで押しっぱなし。
ここで落とし穴。
熱くなりすぎるあまり、ホナウジーニョがやってしまった。
激しいタックルに対しての報復行為。
これが一発ロハ。
怒り狂うホナウジーニョを初めて見たが、あれはロハで仕方ない。
この試合がこの後10人になることより、次節のデルビーバルセロナに出れないのがでかい。
チームに多大な迷惑を。
それに加え、エトーもタルヘタ・アマリージャをもらい、時節サスペンシオン。
攻撃の核の2枚が使えない。
どうするバルサ。
意外とこういうスクランブルがチームをまとめたりするもの。
サビオラが最後にしっかり仕事するだろう。
なんとか、10人でも虎の子の1点を守りきり、まだまだ首位争いに。
勝ち続けても、マドリーが勝ち点を落とさないかぎり、優勝はない。
厳しい状況に変わりはない。
バルセロニスタの8割はもう諦めてるみたいだが、まだまだ。
最終節になにか待ってそう。
バルサはナスティック、マドリーはサラゴサ。
ここでS・ガルシアあたりがなんかやってくれたりして。
カタルーニャのみなさん、まだ諦めるのは早いですよ。
このインターナショナルウイークがどう明暗を分けるか。

スコア 1-0
<得点者> 
バルセロナ   ホナウジーニョ
~愛丸's MVP~
デコ(頭を坊主にして、気合十分。この試合ではプジョルよりも魂を感じた。ホナウジーニョの穴をしっかり埋めれる)

ACミラン-リバプール

2007-05-28 11:48:55 | チャンピオンズリーグ
観戦日 5/24(木)       
 
愛丸’s チェック        
観戦記が遅れたことをお詫びします。
しっかり生観戦したのですが・・・。
それにしても、堅い試合に。
CLのファイナルだからこうなることも予想できた。
それにイタリアのチームが出てるわけで。
今回はイスタンブールでのような展開になるとは思えなかった。
ミランは90分プラン通りに試合を進めれた。
中盤を厚く、守備的にして、リバプールに効果的な攻めをさせなかった。
たまにペナントにやられてたが、やられた相手が相手だっただけに、そこまでのピンチにはならず。
ジェラードも輝くことはなかった。
自慢のミドルも当たることはなかった。
これが今シーズンのジェラード。
右での起用に不満があり、中央で使ってもらっても、そこまで働けない。
それなら、右にジェラードを置いて、センターにマスケラーノとX・アロンソ、で2トップにって感じでいいと思うが・・・。
ミランもこっちの方が対応しずらかったはず。
策士ベニテスにこのプランはなかったか。
ペナントじゃまだまだこのクラスで戦える力はない。
このリバプールには神がかる物がなかった。
がんばってたのはマスケラーノ。
カカをそれなりには押さえ込めた。
が、結果的には仕事をされたシーンが得点につながったわけで合格点とまではいかないが、それなりの評価は与えられる。
もっと早くにチームに加入してれば中心選手として働けた。
まだやれる選手。
来シーズンもリバプールにいるなら、期待は膨らむばかり。
ミランはほんと中盤のがんばりがあっての勝利。
ガットゥーゾ、アンブロジーニのインコントリスタの活躍は目を見張るものがあった。
特にガットゥーゾは気合が入るともう止められない。
あの魂はほんとにすばらしい。
ここでの頑張りがカカにピッポに伝わった。
このふたりは自分に与えられた仕事をすることに専念。
カカは2点全てに絡む仕事を。
ピッポはピッポらしく自分のスタイルで2得点。
この現代サッカーにおいて、ピッポの存在は間違いなく時代遅れ。
前線からの守備はしないし、スペースへ流れてボールを受けるわけではない。
ましてオフ・ザ・ボールの動きもなく、味方を活かすような動きもしない。
ただただオフサイドライン上でいいボールが来るのを待つ。
ファインゴールがあるわけでもなく、泥くさくゴールを狙う。
この自分の動きをこの大舞台で出せるってのはすごいこと。
それも中盤でしっかり守備をしてくれて、カカがしっかりつないでと周りがピッポを活かしてくれた。
あの2点目で勝負はあった。
ほんとピッポらしいゴールに感動した。
後半終了間際にリバプールが1点を返したときは、んっって感じにはなったが、そんな世の中うまくいかない。
ミランの完勝だった。
今シーズンのCL、ミランの優勝で幕を閉じたが、やっぱりどこかにもやもやが。
ミランはグループリーグ、トーナメント、楽だったような気がしませんか?
決勝トーナメントの組み合わせ抽選の時にも思ったことだが、何かの力が働いてるような・・・。
まっ、マルディーニがビッグイヤーを掲げたわけで何もなかったってことで。
ただ、今ヨーロッパで一番強いチームは他のチームのような気がする。
なにはともあれ、ミラニスタの皆様、おめでとうございます。
12月、日本でもカップを手にできるか。

スコア 2-1
<得点者> 
ACミラン   F・インザーギ×2
リバプール   カイト
~愛丸's MVP~
カカ(文句なしのMVP。大会の得点王も獲得し、今シーズンのCLで一番輝いた。ガットゥーゾの頑張りも捨てがたいな~)

A・マドリー-バルセロナ

2007-05-23 18:06:35 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/22(火)       
 
愛丸’s チェック        
停滞バルサがビセンテ・カルデロンでひさびさのフエスタ。
ほんとおもしろいように点が入った。
苦手アトレチコ相手にここまでやれるとは。
フエラだし絶対に苦戦すると思った。
今節がターニングポイントになってマドリーが優勝に大きく前進するはずだった。
そこはバルサ、意地がある。
ここ数試合みたいな気の抜けたプレーは見られなかった。
が、先制するまではまた点が入らないのかってな攻撃。
アトレチコのディフェンスの前にトリデンテマヒコは沈黙。
デコが必死にやってたぐらい。
インテルへの移籍話が出たぐらいからけがが増え、チームの柱として頑張ってた姿がまったく見られなくなってたのに。
ここへ来て復活。
これはバルサが上昇気流に乗る前兆か。
DF陣は安定してるから、このデコの復活であのバルサが帰ってくるかも。
残り試合を全勝して、あとはマドリー待ち。
6点を取ったわけだが、クエージャルに助けられた部分が大きい。
これがレオ・フランコだったら、こうも取れなかったはず。
だから手放しでは喜べない。
チーム状態はアップするだろうが・・・。
まだまだリーガの火を消すわけにはいかんだろうから、バルサにももうちょっと頑張ってもらいたい。
そのためにも、今からシステムをいじらず、このやりなれた4-3-3で最後までいってほしい。
お願いします、ライカールトさん。
アトレチコにはがっかりだった。
アトレチコサポーターも同じ気持ちだろう。
かなりのブーイングだった。
それもクエージャルひとりに。
それぐらいこのGKはしょぼかった。
2点目、3点目はほんとに防げた。
よくこんなGKが1番をつけてるもんだ。
最悪のGK。
F・トーレスが魂全開で勝負を挑んでチャンスを作ってんのに。
こんなF・トーレスはあまり見られない。
なんか吹っ切れたような感じだった。
勝つことは難しかったかもしれんが、エンパテまでは狙えたはず。
UEFA圏を争ってるわけで、このカーサのゲームでは勝ち点がほしかったはず。
それを全部クエージャルが台無しにした。
この罪はそうとうでかい。
レオ・フランコのけがの状態がどんなものかわからないが、一刻も早く復帰しないと、またヨーロッパが遠くなる。
前線の選手がけがから復帰してきてるから、点は取れるはず。
誰か他にGKはいないのか。

スコア 0-6
<得点者> 
バルセロナ  メッシ×2、ザンブロッタ、エトー、ホナウジーニョ、イニエスタ
~愛丸's MVP~
デコ(気持ちがすごく伝わってきた。強いバルサにはこの男がいたから。まだ体調は万全ではなさそうだが、最後までやり遂げてもらいたい)