愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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日本-ペルー(キリンカップ)

2011-06-01 21:54:57 | 日本代表
観戦日 6/1(水)       

愛丸’s チェック
アジア杯制覇後、最初の代表戦。
ヨーロッパ組もこのキリン杯には参戦。
秋にはW杯の予選も始まるし、その前に組まれてる代表戦は3試合しかない。
この貴重な時間を大切にしてもらいたい。
選手個々のコンディションが気になるところではあるが、これはこの大会に参加してるペルーもチェコも同じことだし、ホームのアドバンテージをしっかり活かしてもらいたい。
ペルーもコパ・アメリカ前の貴重な試合に。
ベストメンバーかどうかわからないが、ただの観光試合にはできない。
ペルーが本気で来てれれば、それなりの試合になるはず。
ただ、やっぱり本気でやると言うよりは、チームを見極めることを重点に置きそうだが・・・。

日本は、アジアチャンピオンとしての戦いはまるで出せなかった。
この試合、ザッッケローニは、3-4-3の布陣を採用。
セリエのチームでも、この布陣を用いるチームがそこそこあり、やっぱりイタリアのサッカーをベースって考えなのか。
バルサも3-4-3をやることがあるが、これとは意味あいが違ってきそう。
ただ、このシステム、点が欲しい状況で使うのか、それとも、5バック気味にして、守りを固めるときに使うのか、その辺がぴんとこなかった。
実際、このシステムでやった前半は、ほとんどいい形を作れず。
ふたりのボランチは横に並んだままだし、サイドの有効活用も見られず。
このサイドアタックってのが、このシステムの売りなような気がするが、それが活かされないと、果たしてどうやって活路を見出そうと言うのか。
左の安田は、まだ仕掛ける気持ちを見せはしたが、右の西は、どんなプレーが売りなのか、わからずしまい。
3トップのサイドとの絡みも少なかったし、このメンバーでのこのシステムはありえない。
長友、内田が左右に配置されれば、このサイドアタックも迫力のあるものになるかもしれんが、これが今の日本の得策かと言われると・・・。
1トップの前田にはボールが収まらないし、その下の岡崎、関口もこれといったプレーを見せれず。
今の日本は、ヨーロッパのクラブシーンで中心選手としてやってる選手が多くいないと、いいサッカーは展開できない。
後半、頭から本田圭を投入し、アジアを制した4-2-3-1へシステム変更。
これで攻撃がスムーズにはなったが、得点の気配がしたのはFKのみ。
本田圭はボールを持つ時間が長いし、どうもまだリズムに乗れてない。
途中交代で結果を残すタイプでもないし、ロシアから帰国したばかりってことを考慮すれば、そこまで批判はできないか。
長友も途中でピッチにたったが、中盤の左でまずは起用されたが、安田の負傷もあって、すぐさまSBへ。
ここが本職で、チェゼーナ、インテルであれだけやれてた長友の姿はここにはなかった。
こちらもコンディションに問題が。
日曜にコッパ・イタリアのファイナルを戦ってからの帰国だったし、エクスキューズはあるものの、ペルーは全員が、この状況。
そんなペルーに終了間際、押し込まれっぱなしで、ポストが何度かピンチを救ってくれた。
どうして、ホームでやってるチームの方が先に息切れするのか検討もつかないが、これがこのメンバーでの日本の現状なのか。
宇佐美も見たかったが、これは次のチェコ戦に期待ってことで。
川島だけは、ヨーロッパ組の中でしっかり自分のプレーができてたし、この男のセーブも負けなかった要因に。
川島が目立つような試合は、もうこれで終わりにしてもらいたいし、チェコ戦では、アジアを制した実力を発揮してもらいたい。
ペルーは、ファルファンの1トップでこの試合に挑んだ。
ファルファンもこのポジションよりもシャルケでやってるような右サイドでプレーした方が活きる選手で、まだ代表にいるのかわからないが、ピサーロが、このポジションを務めてくれれば、また違った攻撃が展開できそう。
日本よりも多くのシュートも放ったし、際どいシーンも日本よりも多かった。
決まってもおかしくないシュートも何本かあり、この試合、ペルーがものにしてもなんらおかしくないものだった。
コパ・アメリカも間近に控えてるし、気持ち的には日本よりも充実してた感が。
ただ、このままだと、コパ・アメリカのグループリーグを突破できるよとは思えないし、かなりの肉付けが必要。
時間もそうないし、どこまでチーム力を引き上げれるかわからないが、このままだと、南米でも下のクラスのチームだろう。


スコア
0-0
<得点者> 

 なし             

~愛丸's MVP~
川島(この男だけはヨーロッパ組の中でも、この試合にしっかりコンディションを合わせてきた。ここまで川島が目立つってことはチーム状態がよくないってことで、なるべくならこの男には目立ってもらいたくない)

日本-サウジアラビア(アジアカップ)

2011-01-18 00:23:01 | 日本代表
観戦日 1/17(月)       

愛丸’s チェック
ここまで1勝1分けと勝ち点4で首位の日本。
数字だけ見れば、そう問題がある結果ではない。
ただ、内容は、あまり誉められたものでは・・・。
こういう試合では、まずはグループを突破することで、なおかつW杯みたいに強豪が多い大会ではないなら、チームのピークはもっと後にもってくるもの。
それを考えたら、この3戦目で、主力に休養を与えられるようなチームなのが理想。
サウジがグループ突破の可能性がなくなったことを考えたら、うまく立ち回って、ここで勢いを取り戻したい。
サウジは、もうボロボロだし、ここで急にチームが変貌を遂げることはないだろう。
大敗だけしないことを第一に考えた試合になるはず。
まさか、サウジがこんなチームだったとは・・・。

やっとスカッとする試合をやってくれた我らが日本代表。
W杯時よりも若返りを図れたし、ザッケローニのやりたいサッカーもだいぶチームに浸透してきた。
チームとしてまとまれば、今の日本はいいところまでいけるだろうし、それを、この試合で証明してみせた。
とにかく、FWがふたりで5得点挙げたことが大きい。
しっかりした崩しがあっての得点だが、これまでの日本を考えたら、FWに点が少ないことがネックだった。
それが岡崎がハットトリックで、前田が2得点。
岡崎にいたっては、3パターンの取り方を披露し、これで、かなり勢いに乗れただろう。
先制点を早い時間に奪えたことが、チームも岡崎の乗ることができた一番の要因。
サイドを意識した攻撃を展開しながら、この点だけは、縦へのパスに抜け出して奪ったもの。
岡崎の裏を狙ったいい動きだったし、シュートもGKの飛び出しに慌てず、頭上を越す技ありのもの。
2点目は、香川のクロスを前田の後ろから走りこんできてのダイビングヘッド。
完璧なクロスに完璧な走りこみ。
見ててスカッとするゴールだった。
この2点目で、サウジは戦意喪失に陥ったし、これで試合を決めることができた。
後半に、岡崎は個人技で3点目を奪い、この大舞台で見事なハットトリック。
もうこの男の心配はいらないだろう。
前田は、この試合で、日本がやろうとしてたサイドからの崩しで、中での仕事を見事にこなしてみせた。
いいクロスが上がってきたら、ちゃんと得点に結びつける。
これが点取り屋の仕事。
岡崎とのコンビもよかったし、これで、2トップというのがこのチームの形になっていくかもしれん。
そうなると、この試合お休みだった本田圭をどこで起用するか。
香川も捨てがたいし、ここはふたりの同時起用になるはず。
とすると、中盤をボックスにするのか、ここはザッケローニの采配に期待するとしよう。
その香川、点は奪えなかったが、要所で、さすがってプレーは見せてたし、FWが点を取れれば、この男は、そのアシストをすればいい。
点を取ってなんぼって選手じゃないし、香川はこのまま状態を上げていけば、決勝トーナメントで必ず仕事をしてくれる。
5点を奪った日本だが、徹底したサイド攻撃がこの大量点を生んだ。
長友のオーバーラップも的確だったし、右では前半は内田、後半は伊野波が、果敢にオーバーラップ。
伊野波が、あそこまでのプレーを見せてくれるとは思わなかったし、内田のバックアッパーとしては申し分ない。
クロスの精度が安定してないのはたまに傷だが、全く使えないわけではないし、もっと経験を積めば、おもしろい存在に。
これだけの大量点で、守備が疎かになるのが心配だったが、その守備も最後まで集中を切らすことはなかった。
前線の選手のプレッシングもよかったし、チームの決め事もしっかりこなせてたはず。
川島がサスペンションで出場できず、代わりの西川は、プレッシャーがかかっただろうが、それを見せることはなかった。
サウジの攻撃がたいしたことなかったのもあったが、後半の時間がある程度経過しての意表をつくFKをセーブしたのがよかった。
完全にクロスへの対応をとってたが、なんとか、ストップし、ことなきを得た。
ちょっと判断が早かったが、これは、このプレーで、しっかり反省したことだろう。
5-0という勝利で、勢いは取り戻したし、決勝トーナメントに弾みがついたことは確か。
ただ、次は開催国のカタールが相手。
完全アウエーでの試合になるが、日本は、そのアウエーでの戦いをそう苦手にしてない。
これだけやれれば、次も問題ないだろう。 


スコア
5-0
<得点者> 
日本  岡崎×3、前田×2            

~愛丸's MVP~
岡崎(違った形での3得点。ようやくこの男が覚醒した。ここまでFWが点を取ってくれれば、チームに勢いもつく。決勝トーナメントでもこの活躍を期待)

韓国-日本(国際親善)

2010-10-12 21:59:55 | 日本代表
観戦日 10/12(火)       

愛丸’s チェック
W杯後、最初の日韓戦。
日本は、今年だけで、韓国に2敗。
もう負けられない。
ただ、アウエーでの試合だし、ここは勝つってことがベストだが、いい試合をしてのドローでもそう悪くない。
ただ、ホームの勢いに乗って戦ってくるであろう韓国をどうやって抑えることができるか。
この試合こそがザックの力が試される。
韓国はパク・チソンがケガで離脱。
絶対的なエースを欠いて、どうやってこの穴を埋めてくるか。
アルゼンチン戦を見て、かなり日本を警戒してるみたいだが、気持ち的にはいくらか余裕はあるだろう。
ホームだし、日本相手に無様な試合はできないはずだし、その気持ちが空回りしないといいが・・・。

韓国は、やっぱり球際が激しく、フィジカルでは日本の上だった。
W杯前の親善試合では、パク・チソンの世界的なプレーで勝つことができたが、この試合にはそのエースがいないし、今は日本にも世界でやれてる選手もいる。
そうなってくると、この結果は妥当なのかも。
韓国は、これまでの強さを前面に押し出したサッカーではなく、前線のテクニカルなプレーの創造性を引き出すサッカーをやろうとはしてた。
ただ、イ・チョンヨンはボルトンでのプレーにはほど遠かったし、パク・チュヨンもW杯のできにはなかった。
このキーマンふたりがこの程度のプレーだったら、日本もそう簡単に失点しない。
ここを活かすような中盤の選手がいないのが韓国の弱点か。
前のテクニシャンが仕事ができない状況に陥れば、チームとしての攻撃が展開できてない。
それと、失点はしなかったが、韓国の守備も穴はある。
フラットになってない3バックは裏をつきやすいし、サイドのスペースもうまく使われたら致命的な傷を負うことに。
ここを日本がうまくつけなかったから、痛手にはならなかったが、もっと上を目指すとしたら、このシステムは時代遅れ。
ここをつかせないような中盤での激しさは韓国らしかったが、このサッカーもやっぱり時代遅れ。
今の韓国だったら、日本は次やれば勝てるはず。
その日本、香川がブレーキに。
ちょっと気負いすぎてたか。
自分でやろうって気持ちは買えるんだが、一度も突破を成功させてない。
それなら、仕掛けるふりして周りを使うとか、工夫がほしかった。
松井、本田圭、香川とポジションチェンジをしてなんとか韓国のDFラインを突破しようとしてるのはいいんだが、むやみに動いても意味がない。
韓国のDF陣に統率されつ印象がなく、あのフィジカルサッカーにお付き合いせず、もっとそれをかわすプレーができたはず。
前田にはポストにだけ力を入れるのではなく、裏を狙う動きをもっとしてもらいたかったし、遠藤もそうせるようなパスを出してもらいたかった。
これは本田圭、香川も狙えるし、このふたりが裏を狙う動き出しがあってもよかった。
たしかにテクニックがあるのはわかるが、今の日本にはオフ・ザ・ボールの動きが少なすぎる。
長友のオーバーラップを囮にしてみたいなプレーは見られたが、中盤、トップの選手にこういう動きがほしかった。
足元にボールをもらってのプレーに自信があるのかもしれんが、それがしっかりやれてたのは本田圭だけ。
あのキープ力を見ると、やっぱりトップで使いたくなるが・・・。
これからザックがもっとチームを把握してくれれば、違ったフォーメーションもあるだろうし、それに期待しよう。
この試合も今野、栗原のCBコンビはしっかり仕事ができてた。
この2試合で今野が格段によくなってる。
守備のユーティリティプレーヤーだし、ザックジャパンでも重宝されそう。
ここまでCBとしてプレーできてるから、クラブでもCBでやってみたら。
西川が不安定なプレーで冷や汗をかくシーンがあったが、なんとか失点せずに済んだ。
長友がハンブルしたボールをクリアしてくれたり、中途半端なパンチングが味方のところに飛んできれたりと運があった。
西川はキックの精度が酷すぎるし、これでは、代表のゴールマウスを守らせるのはちょっと不安が。
川島がいたら間違いなく川島が守護神だし、ここはそう問題ではないか。
この代表戦2試合で、日本の課題がまた出てきたし、そこをしっかりザックに対応してもらって、イタリア的なサッカーを植えつけてもらうのも今の日本にはいいかも。
安定した守備を手に入れたら、後は、いかにポジティブ・トランジションのスピードを上げるか。
これができれば、もっと上を狙えるチームになりそう。
 

スコア
0-0

<得点者> 
 なし   

~愛丸's MVP~
本田圭(ばつぐんのキープ力を発揮。ボールの収まりところができたし、状態はよかったはず。効果的な守備でも貢献したし、なんだかんだ言ってもやっぱり本田圭のチーム)

日本-アルゼンチン(キリンチャレンジ)

2010-10-09 00:57:43 | 日本代表
観戦日 10/8(金)       

愛丸’s チェック
ザックジャパンの船出はこれまで6戦全敗のアルゼンチン戦。
かなり厳しい戦いになると思うが、W杯で得た自信と、カルチョの融合でどこまで強豪に立ち向かえるか。
世界に旅立った選手たちのコンディションが不安だが、それはアルゼンチンも同じ。
ホームで戦えるし、自信を持って、この戦いに挑んでもらいたい。
アルゼンチンは自国開催のコパ・アメリカに向けて、全ての親善試合が、真剣勝負。
それに、バティスタ暫定監督は、このまま監督として指揮を執りたいみたいで、そのためにも結果を残さないといけない。
完全にベストのチームとして来日はしてないが、それでも、この召集メンバーはかなり豪華。
長旅の疲れはあるだろうが、力の差をここでは見せつけたいところ。

日本が歴史的な勝利を収めることができた。
ザッケローニ体制になって、この勝利はかなり大きな意味を持つ。
これまでの日本には見られなかったプレーも多くみられた。
監督のおかげと言うよりかは、W杯で得た自信が大きかった。
それと、世界でやってる選手たちが、全くアルゼンチンを怖がってなかった。
これまでは、攻撃的な選手だけが、海外でプレーしてたが、今は阿部、長友、内田、川島と守備陣も海外でプレーできてる。
これがこの結果にあらわられたのかも。
ちょっとラインが下がりすぎてるシーンは見られたが、あのアルゼンチンを相手に失点をしなかったわけで、この守備も合格点だろう。
この守備に関してはザッケローニが就任した賜物か。
栗原、今野のCBコンビは国内でのプレーになるんだが、周りに乗せられたのか、あのアルゼンチンの攻撃にしっかり対応できてた。
この試合、日本は、森本を1トップに左から香川、本田、岡崎の並び。
FW的に振舞える岡崎を右に置くのは岡田の意思を引き継いでのものだったかどうか・・・。
この起用が見事に的中。
長谷部のミドルにいち早く反応してたのが、岡崎。
このプレーの直前までは右で本田にパスを出してたのに、あのシュートのシーンではしっかり中にポジショニング。
この前に右の内田からのクロスをどんぴしゃで合わせるもシュートはロメロの正面で、悔しい思いをしてたはず。
そのうっぷんを晴らすようなゴールだった。
岡崎にはこういうプレーが見られるから、今の日本には必要な選手かも。
香川、本田、森本をそれなりのプレーを見せはしたが、やっぱりコンデジションは万全ではなかったはず。
それを国内でやってる選手がカバーしてるし、日本の力が底上げされた証拠。
カウンターからの速攻もやれるようになったてたし、細かいパス回しもうまくなってる。
ボールを回すスピードもあの頃よりも速くなってたし、今の日本は試合を重ねるたびに成長してる感じ。
W杯前にはこのまま日本代表は衰退してしまうのではと心配になったが、ちゃんと選手を選考すれば、これぐらいのサッカーはできることを証明してっみせた。
今のサッカーにはスピードが重要。
この試合の日本はアルゼンチンよりもスピードが感じられた。
ひとりのボールを持つ時間を短縮し、共通理解の下サッカーがやれれば、アルゼンチンとも勝負になる。
テクニックを持った選手もいるし、スーパーなプレーヤーがいなくても、チームとしてやれれば、世界に出ても恥ずかしくない試合ができる。
これからザッケローニが日本というチームを理解していけば、更に強さを増してくるはず。
アルゼンチンは明らかにコンディション不良だった。
それに、日本を舐めてた部分もあったのだろう。
個人でプレーするシーンが多かった。
これまでの日本が相手だったら、簡単にやれてたのかもしれんが、今はあのW杯で自信をつけてる。
それにイタリア人の監督なんだし、守備はこの短い時間で鍛えられてた。
メッシには切れが感じられたし、テベスの気迫もいつも通り。
ただ、トップに入ったD・ミリート、それに代わったイグアインがクラブでのパフォーマンスになかった。
トップがもっとDFを引き付けることができれば、テベス、メッシがもっと危険なプレーができたはず。
それと中盤でゴールに直結する仕事をする選手がまだはっきりしない。
この試合はダレッサンドロが先発し、後半途中にパストーレが入ったが、メッシが下がってプレーすることが多かったのも見ると、どうもここに問題が。
チャビみたいな選手がいてくれれば、メッシは絶えず危険な位置でプレーできるはず。
今のアルゼンチンでそれができそうなのはリケルメなんだが・・・。
ダレッサンドロはトップ下で自由を与えた方が生きるだろうし、パストーレはまだアルゼンチンでこのポジションを任せられるほどの力がない。
メッシを活かすならリケルメが必要かも。
真剣勝負だったら、日本に負けたかどうかわからないが、それでも、この敗戦はアルゼンチンにとっていただけない。
この敗戦で、バティスタは窮地に追い込まれたかも。
 

スコア
1-0

<得点者> 
日本   岡崎   

~愛丸's MVP~
今野(本職ではないCBとしてのプレーだったが、あのアルゼンチンの攻撃陣に対してしっかりプレーできてた。気持ちが入ってたし、このままこのポジションにコンバートしてもいいぐらい)

イングランド-日本(国際親善)

2010-05-30 23:43:27 | 日本代表
観戦日 5/30(日)       

愛丸’s チェック
イングランドは、本大会前、最後のテストマッチ。
この日本を仮想どの国に見立ててるのか。
まだ23人を決めてないカペッロは、この試合で、全てを決めるみたい。
ってことは、多くの選手を試してくるはず。
メキシコとのテストマッチでは高さを活かして3-1と圧勝してるし、状態は悪くないはず。
日本相手に圧勝して、気持ちよく本大会を迎えたいところ。
日本は、あの韓国戦からどれだけチーム状態がよくなってるか。
スイスに移動して間もないし、ここがベストコンディションではないはず。
そんな中、この強国相手にどんなサッカーを展開できるか。
俊輔がケガで使えないという日本とってはいい状況の中、新しいシステムが機能してくれれば、このままあの男をベンチに置いたまま戦える。

イングランドは、この試合にどれだけのモチベーションで挑んでいたのか。
単なるテストマッチとしか捕らえてなさそうだった。
本大会に行けるぎりぎりの選手たちはそれなりのパフォーマンスは見られたが、主力級の選手たちは、試合に入っていってなかった。
ルーニーにしろ、ランパードにしろ、こんなレベルの選手ではない。
ルーニーはケガ上がりってこともあって、とりあえず、試合勘を取り戻すってことに重点を置いてたんだろう。
あの激しさは見られなかったし、これぞルーニーと思わせたのは、ファーサイドに巻いて狙うシュートを放ったところぐらい。
ジェラードとのワン・ツーもさすがと思わせるものではあったが、まだやれる選手。
ここが目標の試合ではないし、南アであのプレーを披露してくれれば。
ランパードも同じ。
このイングランドのPK職人が、川島に止められるようなあのPKはもう見たくない。
自分の間合いできっちり止めた川島を誉めるべきだろうが、本大会では、もっときっちりコースをついてくるはず。
流れの中でのダイナミズムさもなかったし、まだ開幕まで2週間あるわけだし、それまでにはコンディションを整えるはず。
そう思わせる選手がイングランドには多く、自分たちでゴールを奪うことはできなかったが、それでも試合には2-1と勝利した。
DF陣もぬるいプレーが多く、岡崎クラスのFWにリオ、テリーがフィジカルで負けるわけがない。
それが、やられてたシーンがあったってことは、集中しきれてなかったのと、ケガを注意してたからか。
この試合で激しくいく必要もないし、ちょっとなめてたってところもあるんだろう。
この試合で、カペッロは何を感じて、どう23人を選考するのかわからないが、もう頭の中は決まってるはず。
日本は、韓国戦よりもいい出来だった。
阿部をアンカーに入れる、岡田曰く4-1-2-3は、まずまず機能した。
中盤の底で、阿部がしっかり守備をしてくれれば、それなりに安定してくる。
CBもこなす選手だし、これぐらいはやってもらわないと。
左では大久保が長友といい連携で守備ができてたし、これをもっと攻撃でもいい連携ができれば。
気持ちでプレーしてくれる選手だし、大久保は、左サイドのファーストチョイスかも。
後半、松井が代わって出てきたが、この男は単独の仕掛けがあるから、これはこれでおもしろい。
左サイドに関しては、これで問題ないだろう。
右は本田圭が入ったが、まだクラブレベルで見せるパフォーマンスではない。
右で使われるなら、もっと中に切れ込んでのプレーを多くしてもらいたいんだが、相手が相手だったし、そう攻撃に専念できるわけもない。
本大会でもこんな状況が続くかもしれんから、少ないチャンスをなんとかゴールに繋げられるようなプレーに期待。
守備にも貢献せず、いいパスを出せるわけでもなく、当たられるとすぐに転がるようなひ弱な左利きの選手なんていらん。
遠藤も相変らずバックパスの回数が多いし、守備も軽い。
慌てる癖はあのままだし、この男を使う理由がまだわからない。
これなら、もっと飛び出しとミドルで期待が持てる憲剛か、守備での貢献もある稲本と、長谷部のコンビでいい思うんだが・・・。
守備では2つのOGがあったが、これはサイドを攻略されてのもの。
J・コールの突破は、明らかにこの前のプレーで中に選手が多すぎたことと、A・コールのクロスは、疲れから、ここについていける選手がいなかったことが原因。
時間の経過とともにフィジカルが落ちてくるのはわかってる。
それをどう攻略するか。
カメルーン、オランダとサイドで早い選手がいるから、ここにどう対応するかが失点しない鍵。
ただ、中も強力だし、世界のレベルは高すぎる。
岡崎が、テストマッチとは言え、あのイングランドのCBコンビに勝てるシーンもあったわけで、これは自信に繋がったはず。
川島も好セーブを連発し、ランパードのPKもストップできたから、こちらもそうそう自信はついただろう。
楢崎から正守護神の座を奪うかもしれん。

スコア 2-1

<得点者> 
イングランド   OG×2
日本       闘莉王    
~愛丸's MVP~
J・コール(イングランドで一番気持ちよくプレーできてたのはこの男ぐらい。ここにきて調子を上げてきてる。どんな形で使われるか、カペッロの起用法が楽しみ)

日本-韓国(キリンチャレンジ)

2010-05-25 01:08:23 | 日本代表
観戦日 5/24(月)       

愛丸’s チェック
埼玉スタジアムにて生観戦。
W杯前、国内での最終戦。
ここをいい形で終えれれば、気持ちよくスイス合宿に望めるし、本大会でも望みをつなぐことができる。
韓国もベストメンバーだし、ここは調整試合ではなく、ライバルを本気で叩きのめす気持ちで挑まないと。
本大会で、ベスト4を目標にしてるチームだし、ここはしっかり勝ってくれるだろう。
サポーターも安心して送り出せるような試合を見せてもらいたい。
ただ、今の現状を考えると、そう簡単には考えられない。
不安がいっぱいだし、果たして岡田はどんなサッカーを展開するのか。
パスサッカーを重視してるようだが、バックパス、DFラインでのパスをやるだけではパスサッカーとは言えないし、チームの和って部分でも不安が・・・。

この試合を見て、正直な感想は、金を返せってこと。
あれだけのサポーターが詰め掛けて、我らがジャパンを心から応援してたはず。
それが、あのパフォーマンスだと、あまりにも酷すぎる。
誰があんなサッカーをするチームを心から応援できるだろうか。
この試合、岡崎を1トップの4-2-3-1。
攻撃的な中盤には左から大久保、本田圭、俊輔。
毎度、毎度思うんだが、どうして大久保を左サイドで使うのか。
これなら岡崎との2トップでもいいはず。
ただ、この大久保、前半はかなりいい動きを披露。
シュートカウンターから、チャ・ドゥリの裏のスペースをついてドリブル。
中に入っていって惜しいシュートを。
枠に飛んでたら1点ものだったし、このシーンを見てると、大久保をここに使った意味はあるような・・・。
ただ、機能したのはこのシーンぐらいで、永友を右に回して、左のSBに今野を使う布陣なら、もっとウイングタイプを使うべき。
右の俊輔は、何をしたいのかまるでわからない。
サイドに開いてるってことは、ボールを受けやすくするためなんだろうが、それがない。
ボールを持ったにしろ、フィジカルの弱さを露呈し、決定的な仕事は何ひとつできなかった。
転んでファールを主張するような選手に偉そうな態度をとってもらいたくない。
ボールを取りにいくこともせず、王様気取りもいい加減にしろって感じ。
右にいるってことは切れ込んで、フィニッシュっても期待されてるんだろうが、それもひとつもなかった。
代表には選ばれたわけだから、外すことはできないが、使わないことはできる。
いち早く本田圭を中心に据えてチームつくりをすべき。
まだ、準備期間はあるし、間に合うような気がするが。
俊輔と同じぐらいチームに悪影響を及ぼしてるのが遠藤。
中盤の底、アンカーの位置で、いったい何がしたいのか。
前にパスを出せばカットされることがしばしば。
こんなパサーは必要ない。
リズムを悪くし、チームの流れを削いでしまう。
バックパスばっかりやるようなアンカーを置いてるチームが勝てるわけがない。
誰か遠藤のいいところを教えて下さい。
このふたりが戦犯なのは確実なんだが、これ以上に岡田の采配も摩訶不思議。
出来の悪い俊輔に代えて、森本を投入したんだが、ここで岡崎との2トップではなく、森本をトップに岡崎を左サイドに。
どうして足の遅い選手をサイドに持っていくのか。
1点ビハインドの状況だし、ここは点を取りに行くフォーメーションに変えるべきだった。
この後の交代は、本田圭に代えて憲剛、遠藤に代えて、駒野。
そして最後に大久保に代えて矢野。
ここでも岡田はフォーメーションを代えず、矢野を右のサイドに。
ため息しかでない起用。
矢野のサイドでのプレーを誰が望んでるのか。
高さを活かすプレーヤーだろうし、それで代表に呼んだのではないの?
岡田は、この男をサイドアタッカーとして代表に呼んだのか。
それなら石川の方が適任なはず。
我らが日本代表の監督はかなりの素人。
早く辞めてもらいたい。
こんなサッカーをしてる日本代表がベスト4に進出することは絶対にあり得ない。
グループリーグ突破どころか、1点取れるかそうか。
この試合もショッツオンは1だし、これでは点は取れない。
3試合スコアレスドロー目指して戦うってのなら話はわかるが。
相手のセットプレーになると、全員が下がって守備してるし、カウンターを狙う姿勢はまるでない。
日本代表ってこんなだったかな~。
韓国はフィジカルもテクニックも、メンタルの部分でも完全に日本より上。
世界を知ってる選手も多いし、あのグループで突破もあるかもしれん。

スコア 0-2

<得点者> 
韓国   パク・チソン、パク・チュヨン    
~愛丸's MVP~
キ・ソンヨン(フィジカルが強いボランチ。本田をしっかりマークして危険なエリアで仕事をさせなかった。韓国人らしいボランチで、この男の出来で、チームの守備が決まるような)

日本-韓国(東アジア選手権)

2010-02-14 21:15:16 | 日本代表
観戦日 2/14(日)       

愛丸’s チェック
この試合を2点差以上で勝利すればこのコンペティションでの優勝が決まる。
前の2試合があまりにも不甲斐無かったから、宿敵韓国相手にすかっと勝利してくれると、まだ気持ちも晴れるんだが・・・。
ただ、あのサッカーでは韓国に勝てるとは思わないが・・・。
とにかく気持ちで負けないこと。
球際を激しく、相手より先に足が出るようなプレーを心がければ、なんとかできる。
テクニックに頼るサッカーでは、このレベルでも通用しないことがわかったから、それなら激しさで相手を圧倒するぐらいではないと。
って、そんなにやってるサッカーを変えることはできないはず。
そうなると、またイライラする展開になってしまいそうな予感が。
W杯でベスト4を狙えるって思えるようなサッカーを見せてもらいたい。

ここまでくると、もう何も言うことはない。
周りがいろいろ言わずとも、監督、スタッフ、選手ともうわかってることだろう。
日本は弱すぎる。
海外組がこのメンバーに入ったとしても、韓国には敵わない。
向こうにも海外で活躍してる選手たちが多くいるし、質も量も完全に日本よち上。
どんなサッカーをしたって、勝てるわけがない。
闘利王が退場したからってことも言えるんだろうが、相手も途中からひとり少なくなった。
数的不利な時間がそう多かったわけでもなく、これは言い訳にならない。
韓国に勝ててた部分はボールポゼションで上回ったことぐらい。
それにしても、いつからこうも弱くなってしまったのか。
岡田がやりたいサッカーが全く見えてこない。
エクアドル戦も含めた3試合で、ダメだった部分はわかったはずなのに、それを修正してくる素振りも見えないし、この大会を優勝しようって気はなかったんだろう。
よかった点を見つけるのが難しい試合だったが、両SBの攻撃参加だけはまだ見れた。
若い力は着実に伸びてるんだが、それを周りが活かしきれてない。
ボール回しの時間も遅いし、ひとりひとりのタッチ数も多い。
相変らずオフ・ザ・ボールの動きも少ないし、アタッキング・サードも見られない。
これではボールを持ってる人、それを受けようと止まってる人だけでやってるようなもん。
相手は守りやすいだろうし、怖さの微塵も感じられない。
それと、ネガティブ・トランジションのスピードも遅いし、これではカウンターの餌食になるだけ。
悪い部分はいくらでも見えてくるし、それがこの結果に繋がったんだろう。
CBが引き出された後の守備も酷いもんだし、こうなったら、誰がどうカバーするって決まり事がなさそう。
岡田はいったい何を指導してるのか。
中澤、闘利王と、あまりにも引き出されすぎ。
ここまで簡単にCBが自分の持ち場を離れるチームなんてそういない。
SBは攻撃だけでなく守備もするもんだし、ここをきっちり切り替えてやってもらいたい。
稲本がカバーしてくれてればまだピンチは防げるような気がするが、稲本が攻撃に出た後、この代わりを誰がやるのか。
得点力不足ってことばかりが騒がれ、ここにばっかり目が行ってしまい、守備の重要性を見失ってたのかも。
楢崎のポジショニングにも疑問が残るし、これで世界のベスト4ってただのきちが○ってしか思われない。
闘利王が退場し、岩政なるCBが入ったが、これがまた下手くそ。
何が特徴なのかわからない選手。
日本のCBのレベルってこんなもんなのか。
攻撃ではばかのひとつ覚えみたいに玉田を使い続けるし、2点のビハインドの状況でFW同士の交代って。
岡崎も去年の神通力が消えかかってるし、今、Jでやってる選手に期待は持てない。
森本ぐらいしか世界でやってるFWはいないし、こうなったら、いっそのことゼロトップでもやってみたら?
時間がない状況で、やれるサッカーって言ったら放り込んでそのこぼれを狙うってのが定石なような気がするが、それにうってつけの選手がベンチにいたはず。
そこを使わないで、佐藤寿人を使うのなら、玉田を残して3トップにして点を狙うべき。
岡田は、攻撃も守備も何も整備できてない。
WOWOWでリーガの解説してた方が気も楽だろうし、楽しめるはず。
またまたこの大会で優勝できなかったわけだが、順位も3位と散々たる結果。
世界でベスト4を狙うチームが東アジアで3位って笑うしかない。
今から監督を代えてるようだと世界の笑い者になるだけだし、ここは我慢して岡田で行くしかない。
ただ、これは名ばかりにして、いいコーチが来てくれれば。
ここまで自分たちの代表が下手で弱いチームだとは思わなかった。
韓国がグループリーグ突破を目標に戦うってのに、その韓国に手も足も出ないチームがベスト4って、おかしな目標を立ててましたって、今後はW杯1勝を目指してがんばりますって会見でも開いたら?

スコア 1-3

<得点者> 
日本   遠藤
韓国   イ・ドングク、イ・スンリョル、キム・ジョユン   
~愛丸's MVP~
イ・スンリョル(日本を奈落の底に叩き落すシュートを決めた。あのシュート、楢崎の位置をしっかり確認したいいシュートだった。日本にもこういう落ち着いたシュートができる選手がいないかな~)

日本-香港(東アジア選手権)

2010-02-11 21:16:07 | 日本代表
観戦日 2/11(木)       

愛丸’s チェック
開幕戦は、中国と不甲斐無いスコアレスドロー。
その中国は、なんと昨日、韓国に3-0と勝利。
それを考えたらあのスコアレスドローは・・・なんて甘いことは言わない。
あの試合は酷すぎた。
海外組がいようがいまいが、そんなの関係ない。
もっとやれるはずだし、日本の良さを出していかないと。
この試合、勝つのは当たり前で、韓国が香港に5点取って勝ってることを考えると、それ以上の得点をしないと。
全員をテストするって言ってた岡田監督だし、ここはまた違ったフォーメーションでくるはず。
初戦で使われなかった選手たちの奮起に期待。
香港はいかにして失点を少なくするかだけ。
勝つことなんて考えてないだろうし、韓国戦より失点が少なかったら、御の字だろう。
香港にしてみたら、この大会は有意義なものなのだろうか・・・。

3試合連続の無得点なんる不名誉な結果にはならなかったが、取った点は3点と、韓国の5点を下回ってしまった。
前半なんか、エクアドル戦、中国戦と変わらない不甲斐無さ。
誰もが足元でボールをもらおうってしかしてないし、アタッキング・サードの動きもない。
あれだけポゼッションしてるんだから、もっとボールに絡んでない選手の動きが必要だった。
ただただ引いて守る香港だったから、スペースがなかったことも事実だが、それを崩せるだけの技術はチームとして持ってるはず。
人が動かないから、厚い壁を築かれるわけで、もっと前線の人間が、効果的に動かないと。
そういうサッカーを目指してるんじゃないの?
言うことはいっちょ前だが、それをやるとなると半人前。
相手のミスで点が取れたからよかったものの、あのミスがなかったら、点は取れなかったかも。
この先制点でもそう流れが変わったわけでもなく、後半、平山を投入してから、だいぶ人が動くサッカーに。
それでもこのサッカーで世界のベスト4に入り込もうなんて無理な話。
ダイレクトのパスも見られないし、効果的なサイドチェンジもない。
ドリブル突破でチャンスを作ったシーンもなく、2列目、3列目の飛び出しも少なかった。
もっとワン・ツーを使うとか、前線でキープした選手を何人も追い越すとか、数的優位な状況を多く作りださないと。
こういうことをやりたいはずなのに、どうしてそれを実行しないのか。
2点を取ったが、玉田はやっぱりいらないし、岡崎がけがから戻ってきたら、平山、岡崎の2トップでいい。
岡崎が韓国戦も欠場ってなると、大久保と平山の2トップでいい。
高校でも2トップを組んでたわけで、ふたりの息も合うだろう。
中盤は、今は稲本が必要。
気の利いた守備もそうだが、この男、海外であれだけやってたんだから、Jでしかやってない選手よりも視野が広い。
それに、大きい展開もできる。
こまかいパスワークで崩す選手は多いんだが、中盤の底から展開できる選手は少ない。
それを考えると、稲本の力は必要。
機を見ての飛び出しも効果的だったし、頼れるのは経験豊富なベテランか。
遠藤も、憲剛もぱっとしなかったし、小笠原も鹿島で見せるようなプレーを披露できず。
この面々、飛び出してフィニッシュに絡もうとせず、パスで崩すことしか選択しないから、数的優位を作れないし、点も奪えない。
チャビ、イニエスタっていう世界的MFも上がるときは躊躇なく上がって数的優位な状況を作り出すわけで、この動きが今の日本には足りない。
だから、香港みたいなかなり格下のDF陣にでも守られてしまう。
単独で局面を突破できる選手もいないし、これは本田圭、松井あたりに期待して、後は前線を追い越す動きをしてくれる中盤の選手がいてくれたら。
パサータイプはそうチームには必要ない。
長谷部、稲本、遠藤とあとひとり誰を使うか。
単独突破を仕掛けれる選手を入れた方がいい。
そうなると、今スペインでなんの活躍もしてないあのレフティは今の代表には必要ない。
飛び道具なら本田圭も持ってるし、試合に出てない選手を使うようだと、日本のレベルの低さが問われることに。
この試合、闘利王の積極的な上がりだけが収穫だったか。
相手が香港だし、これぐらい上がってきておかしくないんだが、CBが上がってきてるんだから、周りはこれをしっかり活かさないと。
その辺もまだレベルが低い。
3-0で勝つには勝ったが、どちらかというと残念な結果だし、これでは韓国戦も期待できない。
もう本番まで4ヶ月ぐらいしかないんだが、恥ずかしくない試合をやれるレベルまで上げれるかどうか・・・。

スコア 3-0

<得点者> 
日本   玉田×2、闘利王  
~愛丸's MVP~
闘利王(一番気持ちが入ってた選手。ラモスぐらい熱い気持ちを出せる選手だったら、もっとチームの雰囲気も変わるのに。帰化した選手に引っ張られる代表ってのもどうか)

日本-中国(東アジア選手権)

2010-02-06 21:12:50 | 日本代表
観戦日 2/6(土)       

愛丸’s チェック
この大会に何の意味があるのかわからないが、W杯イヤーだし、代表戦をやれることはいいことか。
Jリーグも開幕してないし、選手たちは、この大会にどれだけのコンディションで挑んでるんだろう。
ヨーロッパとはカレンダーが全く違うし、こんなんだと、いつまでもサッカー後進国から抜け出せない。
海外組がいないこのチームで、テストの意味合いもあるんだろうが、日本でやる以上、内容より結果が求められる戦いに。
中国はW杯に出場するわけでもないし、日本以上にモチベーションはないだろう。
若手中心のメンバーみたいだが、果たして、しっかり戦ってくるかどうか・・・。
八百長が行われてる国だし、そんな国のサッカーに屈するわけのはいかないだろう。

日本は、W杯の出場を辞退したら?
これならプレーオフで悲劇的な運命にあったアイルランドが出た方が、W杯は盛り上がるはず。
もう岡田がやりたいサッカーが全くわからない。
相変らずボールの廻りは遅いし、オフ・ザ・ボールの動きでチャンスメイクするような選手も見当たらない。
ポゼッションを高めて、ボールも人も動くサッカーを目指してるみたいだが、言うのは勝手。
それがぜんぜんできてないわけで、これでは世界の笑われものになってしまう。
内田がロングボールから抜け出して、ファーポストを叩くシュートを打ったあのシーンだけが唯一の見せ場。
後半の遅い時間に与えたPKを楢崎が止めてくれたからスコアレスドローで済んだが、負けてもおかしくない試合に。
ベネズエラ戦でも無得点だったし、この試合も点が奪えず。
岡崎をファーストチョイスにするのは問題ない。
どうしてパートナーが玉田なんだ。
この男、この試合で全く仕事をしてない。
中盤の左サイドに大久保を入れるぐらいなら、いっそのこと岡崎を組ませればいい。
4-3-3ってことならこの起用もわかるんだが、システムは4-4-2。
この中盤の左で大久保が活きてくるわけがない。
この布陣を岡田に説明してもらいたい。
小笠原を呼んだんなら、間違いなく中盤で輝けるのは小笠原。
3試合あるこの東アジア選手権で、いろいろ試したいって言ってるらしいが、試合に勝たないことには意味がない。
不必要なこの大会だが、日本でやってるんなら結果は出さないと。
内容も酷いもんだったし、これならもっとサポーターは怒っていいはず。
長谷部がいたら、中盤がもっとダイナミズムになるだろうし、森本がいたら、前線での起点ができる。
いくつかのエクスキューズはあるが、それでも、この試合は酷すぎた。
ポゼッションサッカーを掲げてるわりにはあの中国とフィフティ・フィフティだったし、カウンターは練習してませんってぐらい下手。
とにかく、選手全員の動きが鈍かった。
これで、オランダ、カメルーン、デンマークのいるグループを突破し、更に決勝トーナメントで2つ勝とうって言うのか。
日本代表がもっと強くなるために、南アフリカでのW杯は捨てて、次の監督に期待するしかないか。
まだ香港、韓国との対戦が残ってるが、初戦でこれだと期待は持てない。
攻撃では見るべきものがなく、守備もサイドでの守備が手薄で、突破されるシーンが多くみられた。
中国にこれだと、世界では・・・。
稲本がなんとかカバーできてるときはいいんだが、CBが引き出されると、中が手薄になってるし、もっと守備での連携が必要。
長友の攻撃参加は魅力なんだが、守備での不安定さを考えると、CBをこなせる選手をサイドに置いた方がいい。
岡田以外の監督だったら、もっと魅力的なチームに仕上げてくれそう。
W杯の年に監督交代ってことはないだろうから、選手たちの奮闘に期待するしか手はないか・・・。
もっと現実的な目標を立て、日本にあったサッカーをやらないと。
攻撃、守備でこれだけ出来上がってないってなると、ほんと不安でしょうがない。
残りの2試合で、もっと希望を持たせてくれるような戦いを見せてもらいたい。
こんなサッカーをしてて、岡田はまだ目標はベスト4って言うんだろうか・・・。
いろいろ言うのは勝手だが、これでは国民はついてこない。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし 
~愛丸's MVP~
楢崎(ただPKを止めたってことで、この男がMVPか。DFとの連携ミスであわやOGってシーンもあったが、ドローに持ち込めたのはこの男のおかげ)

香港-日本(アジア杯 予選)

2009-11-18 21:33:06 | 日本代表
観戦日 11/18(水)       

愛丸’s チェック
この時期のアジア杯予選、日本には何の足しにもならない。
W杯を来年に控え、ここは強豪国との試合をどんどんこなしていきたいはずなのに・・・。
それでもチームに自信をつけるためにはいいかもしれん。
まず、負けることはないし、いい内容で、今年最後の代表戦を締めくくれれば、それでOKだろう。
森本がいないのはちょっと残念だが、ここでまた違ったフォーメーションを試すことができる。
南アで無得点に終わった我が代表チームは、そのうっぷんをここで晴らしてもらいたい。
ホームの香港は日本に対してどんなサッカーでくるかよくわからないが、自分たちの力を発揮しようと、必死で戦ってもらいたい。
勝ち点1ってのも夢のまた夢だが、帰化してる選手もいることだし、ちょっとは見せ場を作れるか。

先週末に南アで試合をし、中3日で、今度は香港での試合。
たしかにフィジカル的にはかなり厳しい試合。
公式戦だし、選手交代も3人までだし、完全に控えで戦うってわけにもいかない。
代表が集まれる機会もそう多くないわけで、ここはそれなりの布陣で、試したい選手をところどころに配してきた。
代表に定着できるかどうか瀬戸際の大久保、松井がスタメン。
このふたり、自分の置かれてる状況がわかってたのか、この試合ではなかなかの動きを披露。
松井は積極的に仕掛ける姿勢が目についたし、大久保もこれはってプレーを見せてくれた。
点にはならなかったが、楔を受けた大久保は後ろの選手を使うと見せかけて、反転して突破。
こんなプレーをもっと見せてもらいたい。
岡崎とのコンビって点では満足のいくプレーはなかったが、自分でって気持ちが強い選手だし、このまま代表に呼んでもらいたい。
よかったのはここだけ。
4点も取って、どこに不満があるのかと思われるだろうが、内容は酷いもんだった。
中盤で激しいプレッシャーを掛けられると、途端に機能しなくなるし、プレーがすごく遅くなる。
周りをうまく使おうって考えもなくなって、全く凡庸なチームに成り下がってしまう。
香港ぐらいのチームが相手でこんなんだから、W杯本番では、どうなってしまうのか、考えただけでもぞっとする。
セットプレーの流れからではポジションチェンジができてるが、流れの中では松井は右だし、俊輔は左に固定。
俊輔がしっかり仕事をすれば問題ないんだろうが、テクニックに走りすぎる場面が多すぎる。
キープ力があるのはわかるが、もっと簡単なプレーをしていかないと。
リズムが悪くなる。
キープして、キープしてヒールでパスってシーンで、このヒールパスが中途半端で、相手に取られては、ただの笑いもの。
角度のあまりない位置から直接FKを叩き込んだ技術は誉められるが、あれはGKのレベルが引くすぎてのもの。
世界であれは通用しない。
チームでの攻撃ってのに、俊輔はうまくフィットしてない。
それと、今、日本がかたくなにやろうとしてる、低いクロスにニアに飛び込んで点を取ろうという動き。
これ自体は何も悪いことはないが、こればっかりに固執しては、いくらの香港でもしっかり対応できる。
いろんな攻撃バリエーションの中で、このプレーを武器にするってのはわかるが、練習じゃないんだから、このプレーの動きにばっかり力を注いでは・・・。
イマジネーションが乏しすぎる。
実際、先制点は、長谷部のミドルだったわけで、あのニアへの低いクロスってのをおとりにしながら、違ったパターンで点を狙う動きも必要。
ファーへのクロスに逆サイドの選手が入ってきたり、マイナスのボールに2列目が飛び込んできたりと、いくらでも点を取るパターンはできるはず。
それを実践できるだけの選手が日本にはいるはず。
本番までそう時間があるわけではないが、岡田監督にはぜひこういった点も改善してもらいたい。
香港相手に、0-4は当たり前の結果で、あれだけ危ない場面も作られたりしてるし、もうW杯ベスト4って目標を取り下げてもらいたいんだが・・・。
韓国ですらグループ突破を目標に戦ってるって言うのに。
W杯に出場するチームを考えると、日本より下はそういない。

スコア 0-4

<得点者> 
日本   長谷部、佐藤寿、中村俊、岡崎    
~愛丸's MVP~
松井(代表に残ろうと必死のプレーが目立った。この気持ちを忘れないでもらいたい。自慢の突破力をもっともっと活かしてもらいたい)