愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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リバプール-トットナム

2009-05-30 13:41:03 | プレミアリーグ
観戦日 5/30(土)       

愛丸’s チェック
プレミア最終節。
リバプールは今シーズン、無冠に終わったが、プレミアでは最後までユナイテッドを苦しめたし、ベニテス体制になってここまでやれたのは初。
無冠でも悲観するシーズンではなかった。
残るはレイナのクリーンシート記録。
この試合を無失点で終われば、V・デルサールに並ぶことができる。
チームの目標はこの一点。
スパーズはフルアムの結果にもよるが、この試合で勝ち点3を取れれば、ヨーロッパリーグへ出場できる。
ホワイト・ハートレーンではリバプールに最初の土をつけたわけで、シーズンダブルをいきたいところ。
ただ、スパーズはここアンフィールドで相性が悪い。
そこを克服できたら。
冬までいたR・キーンがここでどんなパフォーマンスを見せてくれるか。

リバプールは最後も最高のパフォーマンスでスパーズを退けた。
取るべき選手がしっかりゴールし、スパーズを寄せ付けなかった。
今は、アーセナルよりも魅力的なパスサッカーをしてくれる。
これが今シーズンだけではないだろうから、来シーズン以降もラファが指揮をとってくれれば、このパフォーマンスを見続けることができる。
ベナユンが後半戦に覚醒し、F・トーレスもけがから復帰してからはあのパフォーマンスを見せれた。
あれだけ休んだにも関わらず13得点は立派。
PKまで蹴ることになってたら、まだまだ得点は増えた。
ジェラードも後半戦はだいぶコンディションを崩し、ピッチ外でもなにか問題はあったが、それでもジェラードはジェラード。
やっぱりいるのといないのとでは、チームのモチベーションが違う。
マスケラーノ、X・アロンソもいいできをキープしてたし、ここまで選手が揃うと、スパーズなんか敵ではない。
攻撃陣で今シーズンチームを支えたのは間違いなくカイト。
右のサイドでもいいし、F・トーレスの代わりにトップとしても機能する。
得点力もあるし、しっかり守備もしてくれる。
こんないいFWはそうそういないだろう。
この試合でも、ワンタッチでのパス交換から点も決めたし、間違いなくチームのMVPはこの男。
守備陣ではカラガーが右SBでしっかり仕事をこなした。
CBに定着してたが、もとはここが本職。
カラガーがいないCBにはアッガーとシュクルテル。
このふたりを軸にしていけば、なんら問題ない。
オフサイドを取ってもらえず失点したが、これ以外は完璧だった。
R・キーン、デフォーの2トップになにもやらせず。
この失点でレイナのクリーンシート数はV・デルサールに及ばなかったが、それでもしっかりした守備は見せてくれた。
この守備陣の中で、ヒューピアが今シーズンでリバプールを離れることに。
ジェラードとの交代でピッチに登場し、ジェラードからキャプテンマークを渡されたシーンは感動的だった。
CKから惜しいヘッドも披露し、ヒューピアらしさは十分発揮できた。
いいとこでの得点もあり、あの高さを売りにそんじょそこらのFWには負けなかった。
選手たちからも信頼も厚いみたいだし、レバークーゼンでのプレー後はコーチとしてここに戻ってくるみたい。
スパーズは何もできなかった。
シーズン当初の負け続けたころのスパーズだった。
まだヨーロッパリーグへの望みがあったにもかかわらず、まったくその気持ちが伝わってこなかった。
はなっから、アンフィールドでは勝つことができないって思い込んでるみたいだった。
この戦力でこの順位はいただけないが、あの頃を思い出すと、よくここまで這い上がってきた印象は強い。
来シーズンは国内に全てを賭けることができる。
どこまで選手が残って、どこまで補強するかわからないが、R・キーンに頼るのだけを改善できれば。
パブリュチェンコとデフォーとかのコンビがしっくりくると思うが・・・。
このメンバーで国内だけってのはさみしい気もするが、ビッグ4の牙城を崩せるかもしれん。
それに期待するとしよう。

スコア 3-1

<得点者> 
リバプール   F・トーレス、カイト、ベナユン
トットナム   R・キーン
~愛丸's MVP~
カイト(この試合でも豊富な運動量でチャンスを演出。得点も挙げたし、今シーズン、一番輝いてたのはこの男)

レッチェ-フィオレンティーナ

2009-05-30 10:37:36 | セリエA
観戦日 5/30(土)       

愛丸’s チェック
レッチェは現在最下位。
レッジーナがミッドウイークに降格が決まり、残りは2つ。
レッチェは残り2試合勝たないと、残留はない。
ボローニャ、トリノの結果によるんだが、まずは全力をかけて、このヴィオラ戦で勝ち点3を取らないと。
ホームでの戦いだし、ここはなんとかできるはず。
気落ちで負けないこと。
最終節の相手はジェノアで、これも厳しいが、残留のためにやるしかない。
ヴィオラは残り2試合で勝ち点1が取れれば、4位以内が確定する。
3位ユーベとの差も1しかないし、ストレートインも狙える位置に。
残留を賭けて戦うレッチェはそうとう厳しい相手になるが、最終節の相手がミランってことを考えると、ここでどうしても勝ち点がほしい。

レッチェは残留に向けて、必死に戦った。
89分まではヴィオラ相手に勝ち点3が取れるはずだった。
それが・・・。
途中出場のヨルゲンセンのヘッドでの折り返しが、DFに当たって、ヨルゲンセンの前に。
フリーのヨルゲンセンがなんなくレテ。
この時間に1-1に追いつかれてしまった。
ATが5分あったが、いいとろまで攻め込んでもフレイの牙城を崩せず、タイムアップ。
レッチェにとって無情な笛が鳴り響いた。
なんとかこの試合で勝ち点3が取れそうな状況で、なおかつトリノは敗戦。
ボローニャの結果はわからないが、なんとか残留に望みを繋げれるはずだった。
89分までしっかり戦うことができた。
ヴィオラに攻め続けられた60分以降も、なんとか耐えることができた。
攻撃でいい面を見せてきたジャコマッツィも必死にディフェンスしてたし、かなり守備に重きを置いてた。
それでいて、攻撃ではヴィオラのDFの裏をしっかりつけてたし、チャンスもそれなりに作った。
先制レテはティリボッキの個人技。
DFふたいの間をドリブルで突破し、いいコース取りからフレイが飛び出してくるところを計ったかのようなクッキアイオ。
見事なレテだった。
これで勢いに乗って、しっかり守ることができてたんだが・・・。
ザンケッタのいいFKが決まって、追加点が取れてれば、もっと楽になったんだが、この試合のレッチェは1点リードしてれば、勝てそうな展開だった。
それが・・・。
この試合をもっと多くこのカンピオナートで展開できれば、降格なんてことはなかったんだろうが、仕方がない。
ミラン戦だったり、ユーベ戦だったり、見てきた試合にはいいものが多くあった。
あのサッカーができるのに、どうしてこうなったのか・・・。
レッジーナの続き、南部のチームがまたAの舞台から消えてしまった。
ヴィオラは切れきれだったヨベティッチに代えて、ヨルゲンセンを投入した段階で、この試合は捨てたかに思われた。
それが、貴重な同点レテを叩き込んだのはそのヨルゲンセン。
右のSBで使われたり、はたまたこの試合のようにトレクァルティスタで使われたり、どこでもそれなりに仕事はできる。
ただ、このポジションではどうかと疑問だった。
点を取ったことはよかったが、ヨベティッチほど局面を打開できる力は持ってない。
それでも結果をだしたわけで、これはこれでよかったのか。
ジラも惜しい場面で決めれなかったり、ロザーティの好セーブだったり、とこちらも運がなさそうだった。
それでも結果を出せたのはチームの格なのか。
DF陣はなんだかずるずる下がることが多かったし、フレイがフレイのプレーをしてくれたから、なんとか1失点で済んだ。
F・メロはいつものようにイライラし、ロッソをいただき、最終節は出場停止。
最終節がミランだし、ここでの勝ち点1は大きかった。
ジェノアが勝ったこともあり、ほんとにこのドローはヴィオラの来シーズンにとって貴重な勝ち点1になった。
まだまだ、この陣容だとCLで上位進出ってのは難しいはず。
夏のメルカートでどこまで補強できるか。

スコア 1-1

<得点者> 
レッチェ      ティリボッキ
フィオレンティーナ ヨルゲンセン
~愛丸's MVP~
ティリボッキ(このゴールでセリエで10得点。あのがたいでスピードもあるし、テクニックも十分。どこかこのFWを獲得すべき)

トリノ-ジェノア

2009-05-29 16:22:43 | セリエA
観戦日 5/29(金)       

愛丸’s チェック
トリノは降格圏のひとつ上の順位。
18位のボローニャとは勝ち点1差しかない。
ただ、上にいるのは事実なわけで、残り2試合、しっかり勝つことができれば問題ない。
ジェノアが相手で、そう簡単にいくとは思わないが、ここはトリノ・オリンピコ。
前節、今シーズン初のアウエー勝利を挙げ、勢いはついてるはずで、このまま、ここも勝ち点3を勝ち取りたい。
ジェノアは残り2試合を勝って、ヴィオラの結果次第ではまたまた4位に返り咲くことができる。
ただ、ジェノアはそこまでCLにこだわってるわけではなさそうで、この試合もどこまで全力で挑んでくるか。
D・ミリートなんかはまだ得点王が狙えるし、攻撃陣はやる気まんまんだろう。
トリノの熱い魂をジェノアはどこまで受けることができるか。
いつもの状態なら、ジェノアが1枚も2枚も上なんだが・・・。

トリノは2度も追いつくことができたが、最後はやっぱりD・ミリートにやられてしまった。
ホームでの試合だったし、ここはどうしても勝ちたかったはず。
ボローニャの結果がどうだったかわからないが、こうの敗戦はひじょうに痛い。
ステッローネが前半でけがし、スクランブルになったのは間違いないが、ここで大崩れはしなかった。
守備に穴が出たわけではないし、まだ助かったんだろうが、絶えずリードを許す展開に。
それでも2度も追いついたわけで、気持ちは十分伝わってきた。
トリノ・オリンピコはティフォージも一体になってムードは最高潮だった。
アルビトロの笛もどこかトリノに味方するものではなかったが、この不利な状況を力にし、熱い試合はできた。
ジェノアの先制点でのリゴーレは仕方ないもので、これをDFの選手たちのおかげで同点に追いつき、R・オリベイラのFKも今度はビアンキがしっかりレテで追いつく。
全体でしっかりサッカーができてた。
トリノもリゴーレを取ってもらってもよさそうなシーンはあったが、これを流されたのが・・・。
ここを嘆いてもしょうがない。
勢いに乗った状況で一気に逆転といけなかったのが響いた。
後半も終了に近づいた時間にD・ミリートが完璧なヘッド。
DFはしっかりマークについてたわけで、これはD・ミリートを誉めるしかない。
ここからさらに攻撃にってのはスタミナの面で厳しいものがあった。
アバーテが一発ロッソをもらったり、この3点目を取られてからは、気持ちが違う方に出てしまった。
このまま3度目はなく、試合終了。
残り1試合って感じで下を向くことなく、引き上げてくればよかったんだろうが、なんとここから大乱闘が。
アバーテの退場劇が問題だったのかどうかはわからないが、両チーム入り乱れての殴り合いに。
何人か倒れる選手もいたし、問題になりそう。
トリノはここで勝ち点剥奪みたいな制裁がくだらないことを願う。
いいサッカーはできてたし、最終節のローマ戦はこれ以上の力を発揮しないと。
ジェノアは決めるべき選手がしっかり仕事をしてアウエーで勝利を挙げることができた。
かなり難しい試合だったが、ここはエースが見事にチームを勝利に導いた。
いつものような全体が流れるような攻撃ってわけではなかったが、それでも勝てるあたり、今シーズンの好調ぶりがうかがえる。
このサッカーをCLという世界最高の舞台で披露してもらいたいが、フロントは是が非でもCLって考えではなさそう。
その証拠に、D・ミリート、T・モッタをインテルへって話があるみたい。
CLを戦うなら、このふたりは欠かせない選手。
それを放出ってことは、やっぱりCLを考えてないってことか。
それでもD・ミリートはしっかりこの試合でも仕事をした。
リゴーレでの先制点と、試合を決める3点目のヘッド。
ディバイオの結果がどうかわからないが、これでまたまた差は縮まった。
最終節もドッピエッタ、トリプレッタとなると、得点王も狙える。
ヴィオラがレッチェ相手にどう戦ったかどうかわからないが、まだCL圏の4位は狙える。
果たしてフロントの考えが変わったかどうか・・・。

スコア 2-3

<得点者> 
トリノ   フランチェスキーニ、ビアンキ
ジェノア  D・ミリート×2、R・オリベイラ
~愛丸's MVP~
D・ミリート(トリノを叩きのめしたのはこの男。ここってところで点が取れるまさにエース。この男が来シーズンもここでプレーしてるかどうか・・・)

ラツィオ-レッジーナ

2009-05-29 13:57:15 | セリエA
観戦日 5/29(金)       

愛丸’s チェック
CLのファイナルのおかげでミッドウイークに前倒しされたこの試合。
どちらもしっかり準備ができてるのかどうか・・・。
ラツィオはコッパ・イタリアを制し、ヨーロッパリーグへの出場が決定。
カンピオナットでも降格がかかるものでもないし、残りの2試合をどう戦っていくか。
モチベーションをどこにもっていくか。
レッジーナはそう悠長なことを言ってられない。
降格圏の19位と、危険極まりない状況。
ただ、18位のボローニャと3、17位のトリノとは4差だし、まだ2試合を連勝すれば、残留も見えてくる。
先にこの試合が行われることを考えると、ここをきっちり勝って、ライバルにプレッシャーをかけたいはず。
ここがアウエーだろうが、なんだろうが、関係ない。
目指すは勝ち点3。

ラツィオが大人な対応でレッジーナをBに沈めた。
気持ちのこもったサッカーを展開したわけではなかったが、やるべき選手がしっかり仕事をし、オリンピコでの最終戦を勝利で飾ることができた。
コッパでの勝利が自信になったんだろう。
サラテ、パンデフの2トップが切れきれでレッジーナゴールを脅かすシーンは少なかったが、何もできてないわけではない。
コンビでの崩しが少なかっただけで、個々ではいい仕事ができてた。
なかなか破壊力のある2トップ。
スピード、テクニックを両方兼ね備えてるし、来シーズンも、このコンビが見てみたい。
ただ、どちらも移籍の噂は絶えないし、果たしてどうなることやら・・・。
レデスマ、ダボの中盤センターのコンビもまずまず。
どちらも展開力があるし、決定的なパスも供給できる。
ダボは貴重な先制レテに繋がるロングのスルーを通してたし、レデスマも積極的にフィニッシュに絡んでた。
このポジションの選手がしっかり攻撃できてると、チーム状態はいいってこと。
DFラインも完璧ってほどではなかったが、レッジーナに点を与えなかった。
危険な場面はいくつか作られてしまったが、ここはディアキテ、カリッソの活躍で押さえ込むことができた。
ディアキテは今後、ラツィオのDFを支える選手になる。
高い身体能力には魅力があるし、ポジショニングも正確。
諦めない気持ちも、戦う姿勢も持ち合わせてるし、道を外すことなくしっかり練習できれば、ラツィオだけでなく、世界を代表するようなCBに成長するはず。
カリッソもここ数試合はムスレラにポジションを奪われて感があったが、この試合のパフォーマンスで来シーズンはこの男が正守護神に。
アルゼンチンであれだけできてたわけだから、イタリアの水に慣れてくれば問題ない。
全てにおいてレッジーナを上回り、レッジーナの夢を打ち砕いたラツィオ。
来シーズンは何かやってくれそうな予感・・・。
レッジーナはとうとうセリエBに転落。
俊輔がいた時代も残留を争うことはあったが、なんとか6シーズン踏みとどまってきたが、今シーズンは我慢できなかった。
点が取れないのが痛すぎる。
ここまで29得点では勝負になんない。
アモルーゾの移籍が響いたんだろうが、コッラーディやらブリエンツァやらコッツァとベテランがいるにはいた。
このベテランたちが、レテという結果でチームを牽引してくれれば、この結果にはならなかったはず。
今さらここを悔やんでもしょうがないが、これはフロントの補強ミス。
安くても使えるFWはまだまだいたはず。
レッチェに引き続き、また南部のチームがセリエAの舞台から姿を消すことに。
この試合、先制され、ここからノーチャンスじゃなかったことを考えると、惜しい結果だった。
カルモナのミドルやら、ブリエンツァのダイレクトボレーやらレテになってもおかしくないティロはあった。
運も味方してくれなかった。
突然の試合時間変更で準備の面でもあたふたしたかもしれんが、ここはもっと気持ちを全面に押し出してもらいたかった・・・。
これで降格は2つが決定。
残すは、ボローニャかトリノか。

スコア 1-0

<得点者> 
ラツィオ   サラテ
~愛丸's MVP~
ディアキテ(近い将来、必ず大物CBに成長するであろう逸材。この試合でも何度決定機を防いだことか。もっともっと見てみたい選手)

ACミラン-ローマ

2009-05-29 11:47:36 | セリエA
観戦日 5/29(金)       

愛丸’s チェック
マルディーニの引退試合。
サン・シーロは超満員。
このロッソ・ネーロのバンディエイラであり、偉大なカピターノの最後の試合、ミランは勝利で終わりたいはず。
相手がローマで、このローマがヨーロッパリーグ圏内を死守するために必死でくるとは思うが、ここはミランが優勢だろう。
なんせ、ここはイタリアだから・・・。
感動的なフィナーレが待ってるはず。
ローマはこのお別れ試合のムードにどう対応していくか。
順位が確定してるわけでもなく、お付き合いして、負けるようなことになれば、来シーズンはセリエ一本に絞ることになってしまう。
ひじょうにやりづらいはずだが、ここは非情になることも。
マルディーニにどうどうと勝負を仕掛ける攻撃陣がでてきたら、結果はついてくるはず。

ミランはリードを許す厳しい展開に。
マルディーニを気持ち送り出すような和やかな試合にはならなかった。
ローマは今の順位を死守するために、必死できたのがこの結果に。
こういう試合だと、ある程度結果は見えてるもんだが、それが、この試合からは感じられなかった。
セリエが変わった証拠か?
あのミランに気を使わない戦いをしたローマ、毅然とした笛をふいたアルビトロ。
これがユーベだったら、なんてことも思ったりもするが、真剣勝負の場であり、これが本来あるべき姿。
ミランはFKからの2失点が響いた。
リーセの超強力なティロはあそこに飛んでくればジダもどうしようもないとは思うが、3点目は・・・。
壁の空けてる方からのティロであれはジダがなんとかしないと。
トッティのティロも見事なもんだったが、まったく触れなかったティロではなかったはず。
あのFKをしっかり対応できてれば、マルディーニのラストマッチを敗戦って形で終わらすことはなかった。
攻撃ではアレッシャンドレを早々に引っ込めたのが不可解。
一番可能性を感じれたFWをどうして点がほしい状況で代えてしまったのか。
ピッポとの相性なんかもあるんだろうが、このコンビに問題はない。
それに、代わって入ったのがホナウジーニョと、これではカカのよさも消してしまう。
ただ、ホナウジーニョ自体はコンディションもよさそうでいい突破ができてたが、これが点に繋がることはなかった。
それに左にポジショニングするもんだから、カカは右でのプレーに。
ミランの2点とも右からで、これを考えると、やっぱりカカがいてくれればいいってこと。
もっとカカが自由にやれたんなら、3点目、4点目が取れたかもしれん。
ホナウジーニョもこれがサン・シーロラストマッチなのかも・・・。
アンチェロッティも来シーズン、このチームを指揮してるかどうかわからないし、なんだか、パッとしない試合になってしまった。
試合終了後、マルディーニがピッチを一周してる姿には感動してしまった。
この偉大なカピターンを超える選手が出てるかどうか。
背番号3はミランの永久欠番になるみたいで、この男のミランに賭けた全てが評価されたってこと。
ここまでひとつのチームに全てを捧げる選手が少なくなってきたこの時代、マルディーニを見本にする選手がどんどん出てきてくれることを祈る。
ローマは2度も追いつかれながら、なんとか最後はトッティが決めて勝ち点3をゲット。
トッティもローマ一筋でイタリアを代表するカピターノだから、マルディーニがこれまで担ってきた役割をトッティが引き継ぐことになるだろう。
それを了承したような見事なレテだった。
ローマはメネーズの投入が功を奏した。
ここまでなかなか結果を出せずに苦労してたフランスの若き才能が、やっとここで自分の力を出し始めた。
ここにきての活躍で、来シーズンもローマでプレーするだろう。
リーセとの左のコンビはもっと経験を積めば、破壊力満点に。
この試合、トッティは最後のFKで魅せることできたが、試合の流れの中ではピサーロが輝いてた。
ここまで試合をコントロールできたのが今シーズンどれだけあっただろう。
もっと重要な試合で輝いてくれれば、ヨーロッパリーグ圏内争いってことにはならなかったはず。

スコア 2-3

<得点者> 
ACミラン   アンブロジーニ×2
ローマ     リーセ、メネーズ、トッティ
~愛丸's MVP~
ピサーロ(本来の力を存分に出すことができた。トッティが輝かなくても、ここがしっかり仕事をしてくれれば試合は作れる)

A・ビルバオ-A・マドリー

2009-05-28 14:27:14 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/28(木)       

愛丸’s チェック
コパ・デル・レイ準優勝でヨーロッパリーグへの出場を決めたビルバオ。
サン・マメスは異常な盛り上がりを見せてる。
このビルバオから派生したアトレチコなだけに、ここはカーサで負けたくないところ。
本物のロヒ・ブランコは俺たちってことを証明したいだろう。
この試合にかける意気込みはこれだけ。
残留も確定だし、意地で、アトレチコに向かっていくはず。
アトレチコは来季のCL権獲得のためには、もう負けは許されない。
バレンシア、ビジャレアルが勝ち点2差で追ってきてる。
もしここを落とすようなことがあると、前節のバレンシア戦の勝利は水の泡に。
全てがカップ戦のフィナルと思って戦うと宣言してるが、これは間違いではない。
今シーズン以上の結果をCLで残したいだろう。

ビルバオはさすがコパのファイナリストって試合を展開してくれた。
今のビルバオはトケーロで持ってるようなチーム。
いい選手を冬に獲得できた。
この男が早くにフィットしてくれたおかげで、これだけ攻撃陣が活発になった。
あれだけ前線で動いてくれれば、中盤からパスも出しやすいし、F・ジョレンテも自分の仕事に専念できる。
ほんとトケーロには頭が下がる。
サン・マメスでのあのトケーロコールが全てを物語ってる。
いい感じで攻撃できてたんだが、アトレチコに先制を許し、流れが自分たちにこななかった。
一時はエンパテに追いついたが、これもつかの間。
ここからはフォルランひとりにやられてしまった。
1-1の状況で、F・ジョレンテが決定的なシーンを決めて、勝ち越すことができてたら、ロヒ・ブランコのライバルを、沈めることができたのに・・・。
サッカーってほんとにわからない。
中盤からもいい守備ができてたし、DFラインが混乱するようなシーンも見られなかった。
ただ、これをフォルランが上を行っただけ。
アグエロにも決定的な仕事をさせなかったし、されたワンシーンで失点ってのも皮肉なこと。
コパでファイナルに進出したことが、このチームに自信を植え付けた。
来シーズン、ヨーロッパリーグとの二足のわらじになるが、もうちょっと選手層を厚くしないと、リーガが疎かになりそう。
こういうチームを多く見てきたし、ビルバオにはセグンダに落ちることは許されない。
バスク純血主義を貫いてもらいたいし、そうなったら、ヨーロッパリーグは捨ててもいいかも。
リーガだけに集中できれば、まだ上が狙えるチームに。
負けはしたが、ひじょうにいい戦いを見せてくれた。
まだまだビルバオはやれるチーム。
アトレチコはこの勝利で、ほぼ4位を確定させた。
ビジャレアルがデルビー・バレンシアを制し、このCL圏争いに踏みとどまったが、アトレチコは最終節がカーサでのアルメリア戦。
アルメリアに残留がかかってるとかなると、また違った展開にもなるんだろうが、その心配がない。
ただ、H・サンチャス監督がマドリーのライバルチームに一泡吹かそうなんて思ってたら・・・。
それでも今のアトレチコにはフォルランがいる。
7試合で10得点。
それも連続で。
この男のこの驚異的なペースには恐れ入る。
ピチッチはエトーで決まりかと思ってたが、そうではなくなった。
もうフォルランで決まりだろう。
アグエロとのコンビで崩すもよし、独力で打っても正確。
この男のフィニッシュの精度の高さは世界一かも。
この試合でも、吹かしたシュートは1つぐらいしかなかったのでは。
運動量も豊富で、中盤まで下がって組み立てることもできるし、チームにひとりこういう選手がいてくれると助かる。
来シーズンもCLに出場することになると、アグエロもチームに残るだろうし、もっと上にいけるはず。
実際、ポルトとの2leg、フォルランを先発で使ってれば、また違った状況だったかもしれん。
R・ガルシアもかなり成長したし、魅惑のカルテットも健在。
不安定だった守備陣も安定感を増してきたし、このまま来シーズンに乗り込みたいとろこだろう。

スコア 1-4

<得点者> 
A・ビルバオ   エチェイタ
A・マドリー   R・ガルシア、フォルラン×3
~愛丸's MVP~
フォルラン(ここ7試合で10得点とアトレチコの救世主に。このハットトリックでピチッチを自分のものに)

バルセロナ-マンチェスターU

2009-05-28 06:11:55 | チャンピオンズリーグ
観戦日 5/28(木)       

愛丸’s チェック
スペイン初の3冠を狙うバルサ。
CLに名称が変わって、初の連覇を狙うユナイテッド。
どちらも勝てば偉業を達成する。
ポゼッションのバルサかリアクションのユナイテッドか。
どちらも、ここまで自分たちのサッカーを貫いて、このローマまでたどり着いた。
あとはやるだけ。
各リーグで優勝を決めており、勢いはついてる。
この舞台でいかに自分たちのサッカーができるか。
しっかり噛み合う試合を期待しよう。
バルサはけが人も戻ってきたし、問題は両SB。
ユナイテッドはどういうシステムで挑むか。
不安点が多いのはバルサだが、チェルシー戦で見せたような運は持ってる。
ユナイテッドはバルサの不安な点をどれだけつくことができるか。
 
試合は自分たちのサッカーをしっかり披露することができたバルサが3シーズンぶりにビッグイヤーを掲げることに。
前半10分にエトーは先制点を挙げるまでは、完全にユナイテッドに押さえ込まれてた。
これを考えると、どれだけ、この先制点がチームに勇気を与えたことか。
イニエスタのドリブル突破からのパス。
これを右で受けたエトーが個人技で突破して見事なシュート。
最初のチャンスをしっかりものにしたバルサ。
ここで流れを取り戻し、ここからは完全にバルサの試合に。
チャビ、イニエスタが中盤でおもしろいようにプレーできており、ここがこれだけフリーにプレーできれば、バルサの攻撃はなかなか止められない。
どうしてユナイテッドはここに厳しくいかなかったのか。
追う展開になって、前の選手を投入しすぎ、この状況を生んだ。
バルサはチャビが1番パスを通し、2番目がイニエスタ。
逆にユナイテッドはリオが1で、ヴィディッチが2。
これの結果で全てがわかる。
この1点だけでも、この試合をものにしたかもしれんが、2点目を取って試合を決めた。
これもチャビがフリーでバイタルエリアまで進入し、フリーで柔らかいクロス。
これに左から中に入ってきたメッシはフリーでヘッド。
なんだか時間が止まって見えたような得点だった。
ユナイテッドの面々は誰もがボールウォッチャーに。
これだけバルサのキーマンがフリーでプレーできれば、相手がユナイテッドであろうが、簡単に点を取ることができる。
このCLのファイナルで、こういう得点ができるなんて。
バルサではこの試合、不安視されてた両SBがしっかり仕事をした。
目立つことはなかったが、左のシウビーニョは、こっちサイドから崩されることなく守りきったし、右のプジョルは攻守で見せた。
あの魂全開のオーバーラップがどれだけチームに影響を与えたか。
D・アウベスほどの破壊力はなかったが、説得力は十分にあった。
得点のチャンスもあったが、そこまで全てがうまくいくこともないだろう。
とにかく、この試合でのバルサは先制点で自分たちのサッカーを取り戻し、ポゼッションがリアクションを上回った。
今後のこのサッカーを目標とするチームが増えそうだが、これはバルサの選手個々の技術が高いからできること。
ユナイテッドが前半早々のC・ロナウドのFKのこぼれをパク・チソンがしっかりつめてれば展開は変わったはず。
あそこがターニングポイントだったかも。
いつもは流動的にポジションを変え、なかなか相手に捕まえさせない攻撃が、この試合は誰もがポジションを固定。
これはいい攻撃のためというか、しっかり守れるようにってポジショニングだったような・・・。
たしかに、豊富な運動量でルーニー、パク・チソンと守備でも輝くことができるが、果たして、はなっからこれでよかったのか。
受けに廻って、そこからカウンターで攻めることを得意としてるが、ここまで全体が下がってきまっては素早いカウンターはできない。
点が欲しい状況でテベス、ベルバトフを投入するも、ここも守備を第一に考えてるようだったし・・・。
がむしゃらに点を取りに行く姿勢が少なかった。
バルサがそれをさせなかったのかもしれんが、この試合のユナイテッドに余裕ってものが感じられなかった。
連覇の重圧だったのか、いつものユナイテッドのサッカーが展開できず。

これで08~09シーズンのCLは終了。
バルサの時代が続きそうな予感だが、このポゼッションサッカーに立ち向かう術を他の有力チームは考えてくるはず。
早くも来シーズンが楽しみになってきた。

とりあえず、3冠達成おめどう、バルサ。

スコア 2-0

<得点者> 
バルセロナ   エトー、メッシ
~愛丸's MVP~
チャビ(中盤で、いいポジショニングからチームの攻撃を指揮した。イニエスタとのコンビも抜群だし、今のバルサを支えてるのは間違いなくこの男)

日本-チリ(キリンカップ)

2009-05-27 21:33:34 | 日本代表
観戦日 5/27(水)       

愛丸’s チェック
W杯予選前に大事なテストマッチ。
ここでしっかりチームの基礎を作りたいところ。
新しいメンバーも招集されており、このメンバーたちがどう機能するか。
岡田がやりたいサッカーができるかどうか。
しっかりパスをつないで、あのスペインのようにやりたいはず。
ただ、これができるのは、こういうテストマッチとアジアとのチームと対戦するときだけ。
W杯で上を目指すなら、また違ったサッカーをやらないと・・・。
チリは主要メンバーがまだヨーロッパにいて、このチームは2軍半か。
アルゼンチンよりも上にいるわけで、意地ってもんがあるだろう。
この試合にどこまでのモチベーションがあるかはわからないが、全力でくることはない。
しっかり日本がテストできるようなコンディションで望んでくれれば。

この試合がどこまであてになるかはわからないが、しっかり勝ったことはいいこと。
新戦力が仕事をしてくれた。
岡崎を新戦力とは言えないが、ここまでやってくれると、もう前線の核に据えていい。
2得点も立派なものだが、1点目のポストプレーがこれまた見事だった。
DFと競り合いながらも、あれだけしっかりキープしてくれれば、周りは助かる。
ここへのサポートが遅かったようにも思ったが、チリの寄せのまずさもあって、本田にボールをつなぐことができた。
本田のシュートも見事だったが、ここにつめた岡崎も見事。
こういうプレーが欲しかった。
岡崎は純粋なCFタイプではないし、パートナーがもっとしっかりしてくれれば、まだ輝くことができる。
玉田、大久保よりも、このチームに召集されてない、森本がベストのような。
オリンピック代表でも一緒にプレーしてるし、コンビに問題はないはず。
セリエであれだけやれてる選手がJでプレーしてる選手よりも下だとは思わない。
まだセリエが開催してるから、ここに呼ばれなかったと思いたい。
そうでなかったら、岡田はいったい何を見てるのか。
岡崎の出現で、核はできた。
中盤も、本田がいるし、松井、俊輔もいる。
それに若い山田も出てきた。
この攻撃的な中盤に問題はない。
レジスタ的なポジションでは遠藤が不動だろうから、あとは守りができるボランチ。
長谷部でもいいし、憲剛でもいい。
ただ、中盤センターからの個人技への対応のまずさを考えると、ここにどっしりと守れる選手が欲しい。
そうなると、闘利王を起用してみたら?
CBは中沢、阿部でいけるし、SBは駒野、今野をバックアッパーに内田、永友でいい。
ひとつ、核ができると、ここまでチームは安定する。
ここまでチームを支えてきてくれたから、W杯にもって考えはいらない。
今、好調な選手を使うべき。
森本を早く招集してもらって、どこまでチームにフィットするか見てみたい。
俊輔はこの後合流するだろうから、ここは使われるだろう。
これだけ、この試合でいいところを見せてくれたから、岡田も頭を悩ませるはず。
ただ、いいところばっかりではなかった。
チリの拙攻に助けられたところもあったし、完璧に守りきれたわけではない。
先にも述べたが、ドリブルで仕掛けられると、かなり穴を露呈した。
個人技に弱いところはわかってたが、ここまで対応ができいないと・・・。
世界はまだまだレベルが高いし、これぐらいであっぷあっぷになってるようでは・・・。
左で仕掛けられると、どうにもならなかったし、クロスの精度が悪かったから助けられただけ。
フィジカル勝負を得意としてないチリだったから、中央で力負けすることはなかったが、中沢の守備もそこまで安定してたわけではない。
この辺は本番に向けて修正しないと。
4-0という結果だけを見たら大満足だが、相手は2軍半のチリ。
ビエルサがテクニカルエリアにしゃがみこんでないところを見ると、全く本気でないのがわかる。
ここで日本は油断してはいけない。
勝ってかぶとの緒を締めないと。

スコア 4-0

<得点者> 
日本   岡崎×2、阿部、本田
~愛丸's MVP~
岡崎(日本はこの男を中心にメンバーを組むべき。パートナーは似たタイプではなく森本がベスト。早くこのコンビを見てみたい)

アストンビラ-ニューカッスル

2009-05-25 15:58:22 | プレミアリーグ
観戦日 5/25(月)       

愛丸’s チェック
プレミア08~09シーズン最終節。
ビラはエバートン次第では5位に浮上することができる。
一時は、アーセナルよりも上の順位でCLも狙える位置にいたが、戦力不足により失速。
UEFA杯との二足の草鞋を履きこなすことができなかった。
ただ、この6位という順位も立派。
ヨーロッパリーグ戦には出場できるし、有終の美をビラパークで飾ってもらいたい。
ニューカッスルはここはどうしても勝たなくてはならない試合。
現在降格圏の18位。
17位のハルと1、16位のサンダーランドとは2しか勝ち点は離れてない。
そのライバルたちがチェルシー、ユナイテッドとの戦いだし、ここを勝てば、残留が大きく近づく。
全ての魂を注いで、この一戦に賭けてくることだろう。

ニューカッスル、ビラの前になす術なく、FLCへ降格することに。
北の雄が、このプレミアの舞台からいなくなるってことがなかなか考えずらいが、これが現実。
この試合、完全に力負け。
A・ヤングのスピードを押さえることができなかったし、カリューの高さにも手を焼いた。
中盤での争いも勝つことができず、これではどうしようもない。
せめて、気持ちだけでももっと上をいければ何か起こせたかのしれんが、その部分での不満が残った。
とても残留を賭けた戦い方じゃなかった。
前半、0-0の状況で何度か決定機は訪れたが、これはビラの気持ちのこもった守備に阻まれた。
ビラの方に必死さが出てたようなプレー。
降格もCL圏もかかってるわけではないが、ホームでの最終戦ってことで、ビラも気合が入ってた。
ニューカッスルはこれを上回るだけの魂が必要だったのに、どこか冷めた感が・・・。
シアラーの神通力もここでは通じず。
マルティンスのスピードを活かせなかったし、ビドゥカのフィジカルも不発。
サイドでは守備に追われる機会ばっかりが目立ち、コロッチーニも全くスピードに着いていけてなかった。
早い時間でのイエローも多く、これでは魂で戦えない。
失点シーンもダフにリフレクトしたボールがいいところに飛んでしまい、不運なゴールに。
この失点を見て、ニューカッスルに運がないことを判断してしまった。
オーウェン、アメオビなんかを投入するも、この男たちが目立ったプレーはできなかった。
シアラーもそうとうイライラしたはず。
自分がピッチにいたら、この不甲斐無いチームを奮い立たせるようなゴールを上げれたのに、なんて思ったかもしれん。
チームの救世主として監督に就任したが、初の監督業で、降格という苦いデビューになってしまった。
このニューカッスルの敗戦でサンダーランドは残留が決定。
あとはボロとハル。
この結果は後ほど。
あの黒と白の縦じまがプレミアの舞台から消えるのは寂しいが、これは決まったこと。
早い段階でもプレミア復帰を望む。
ビラはしっかりホームの観客に勝利をプレゼントすることができた。
一時の不調を感じさせないようなでき。
A・ヤング、アグボンラホールにあのスピードが戻ってきてたし、ミルナーも古巣相手に手を抜いたプレーを見せず。
移籍したことがほんとによかったって感じでプレーしてた。
アメオビのボレーを飛び込んで頭でディフェンスしたシーンは、こっちに魂を感じてしまった。
5位になることができたら、6位よりもボーナスが大きくなるし、来シーズンへの補強ってことも変わってくる。
今シーズン、確かにいいパフォーマンスができた時期もあったが、やっぱり選手層の薄さから失速してしまった。
けが人がでると、そこを補うことができなかったし、もっと質のいいターンオーバーを実行するには、やっぱり資金が必要。
これが選手たちもわかってるのか、降格のかかったニューカッスルよりも必死に戦ってた。
ただ、力的に完全に上をいってたし、1点しか取れてなかったが、完勝だったことに間違いはない。
どこまでメンバーが残るかわからないが、来シーズンのビラにも期待が持てる。

スコア 1-0

<得点者> 
アストンビラ   G・バリー
~愛丸's MVP~
A・ヤング(一時あのスピードが完全に失われたように思えてたが、この試合では自慢の武器を発揮。完全にニューカッスルの守備を崩壊させた)

R・マドリー-マジョルカ

2009-05-25 12:59:53 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/25(月)       

愛丸’s チェック
残り2節、どちらもこれといった目標はない。
マドリーは連敗続きだし、この試合が今シーズンのサンチャゴ・ベルナベウの最終戦。
もう2位を確保してるし、ここでいい試合を披露できれば、マドリディスタも満足してくれるだろう。
このメンバーで戦うのはこれが最後だろうし、何か残るような試合を見せてもらいたい。
マジョルカは9位といいシーズンになったはず。
前節はバルサにも勝ってるし、ここでマドリーに勝つとなると、どこも成し遂げてないバルサ、マドリーを連覇ってことに。
マンサーノはかなりやる気に満ち溢れてるらしい。
マドリーより、マジョルカの方がモチベーションは高いかも。
もう優勝も決まって、この結果がどうなるってわけでもないが、マジョルカにとっては大偉業。

マドリーはあのクラシコ以降、全くマドリーのサッカーを展開できなくなった。
バレンシアに破れ、ビジャレアルもアルビトロに手助けしてもらっても、ATに勝ち越され負け。
さすがに、カーサの最終戦はなんとかしてくれるだろう・・・。
それが、どこにもマドリーらしさを出すことができず、先制したのに、逆転負け。
それもあっさりしたもんだった。
ガラガラのサンチャゴ・ベルナベウもあきれ返ってた。
どこにもマドリディスモを感じさせることなく、もうどうでもいいよって思いながらのプレーに見えた。
頼みのラウルでさえ、いつもの気迫はなかう、カシージャスも聖と崇められたようなパフォーマンスからはほど遠かった。
マドリーの魂であるこのふたりがこうなんだから、どうにもできない。
この試合がサンチャゴ・ベルナベウでの最後の試合になるカンナもどこかパッとしないできで、後半の早い時間に交代。
ほんとはこの試合にでられるコンディションではなかったのかも。
今シーズンでいなくらるであろうラフィ、ドレンテあたりっも気持ちがこもってなかったし、これはフンテラールにも言えること。
どこまでオランダ人たちが切られるか。
ここ数試合の状態を見てみたら、リベリが獲得できれば、ロッベンもいらないだろうし、ひとりも残らないかも・・・。
とにかく、クラシコでの敗戦を引きずりすぎ。
さすがにあそこで優勝の目も無くなり、モチベーションががくんと低下したんだろうが、まだシーズンが終わったわけではなく、もうちょっと意地ってもんを見せてもらいたかった。
おそらく来シーズンはペレスが会長に復帰するはず。
監督も変わるし、どういったチームになるのか。
強いマドリーが戻ってくることを願う。
ガラクティコをやめて、スペイン人を中心にするチームつくりでいくらしいが、それがどこまでやれるかどうか・・・。
マジョルカはなんとバルサとマドリーを連撃破。
今シーズン、どこのチームも成し遂げてない偉業。
先制され、だいたいが意気消沈してしまうはずなのに、ここからマジョルカは気持ちが乗ってきた。
これはマンサーノの指導の賜物だろう。
アランゴがチームを引っ張り、これにアドゥリスもいい感じで絡めてる。
よかったのがK・サンターナ。
アトレチコに籍を置いてたし、マドリーに向かっていく気持ちが全面に押し出されてた。
守備でも効いてたし、なんといっても効果的な攻め上がりがよかった。
逆転ゴールはこの男のドリブルでの持ち上がりから、うまくDFを外してのシュート。
パスを出すと見せかけたフェイントが全てだった。
ここまでこの男がやれるとは・・・。
ここで終わらず、途中出場のA・ケイタがカシージャスのニアサイドを強烈に打ち抜くダメ押し点をゲット。
どっちが格上なのかわからない試合展開に。
チームでしっかり戦えたマジョルカと、なんの目的も持たず、だらだら90分動いただけのマドリー。
もうシーズンの結果は出てるわけだし、これでもいいとは思うが、スタジアムに足を運んでくれたマドリディスタに申し訳ないとか思わないのか。
この試合のマドリーには残念な気持ちしかない。

スコア 1-3

<得点者> 
R・マドリー   イグアイン
マジョルカ    アランゴ、K・サンターナ、A・ケイタ
~愛丸's MVP~
K・サンターナ(かなりやる気が漲ってた。それがいい方に出て、点も取るは、しっかり守れるはで、チームにとって不可欠な存在に)