愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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フィオレンティーナ-リバプール

2009-09-30 22:45:43 | チャンピオンズリーグ
観戦日 9/30(水)       

愛丸’s チェック
開幕節はリヨンに敗れたヴィオラ。
昨シーズンのCLでの悪夢がよみがえったか。
カンピオナートでも、まだ調子が上がってきてないみたいだし、ここもホームとは言え、苦しい試合を強いられるかも。
ホームで勝ち点を積み上げないと、グループ突破は厳しくなる。
リバプールはまだ守備が安定してないが、攻撃はだいぶ形になってきた。
ただ、X・アロンソの穴は埋まっていない。
プレミアの残留を争うようなチームが相手なら、爆発的な攻撃を展開できても、ここはCL。
セリエのヴィオラが相手となると、そう簡単に崩せないかも。
F・トーレスだけに頼るようなサッカーではかなり苦労するかも。
カイト、ベナユンあたりがF・トーレスよちも目立ってくれば、力は出せる。

ヴィオラが、今シーズン一番のサッカーを展開した。
ジラがいない状況ではあったが、その分、ヨベティッチが大活躍。
このCLの舞台でやっと花開いた。
これぐらいはやって当然の選手。
トップ下というか、かなり自由にプレーすることができてた。
トップのムトゥの影を消すぐらいの活躍で、ここまでできるとは予想もしなかった。
パス、ドリブルではそこそこ魅せる部分はあったが、2点取れるなんて・・・。
精度に問題があって、ここまで、かなりのチャンスを不意にしてきた男が、大事なリバプール戦で2点って。
何かを持ってる選手なのかも。
ドリブルも切れてたし、この試合はなんと言っても、DFラインの裏への飛び出しがよかった。
セリエでこんなプレーをしてるヨベティッチを見たことがない。
プランデッリがようやく、この男の特性をつかんだのかも。
トップがジラだったら、こうもいかなかったかもしれんが、ムトゥと組ませると、より良さを引き出せる。
この大事な試合で、ヴィオラは新しい形を見つけたかも。
それと、中盤のパス出しで目立ってたのが、モントリーボではなくザネッティ。
決定的なパスを出すのはヨベティッチか、モントリーボの仕事かと思ってたが、この試合ではザネッティがばしばし見事なスルーを通した。
先制点もこの男のパスだったし、あの一瞬のタメで、インスーアがつられてしまった。
インコントリスタとしてだけ輝くのではなく、こういう仕事もしっかりこなせる。
F・メロほどのダイナミズムさはないが、遜色ないだけのプレーはできそう。
守備では誰がよかったというわけではないが、集中したあのDFラインは、今後がさらに楽しみに。
こういう守備をやってるヴィオラを今シーズンはひとつも見てない。
もくもくとセーブするフレイばっかりが目立つ展開が多かったのに・・・。
この勝利で、ヴィオラは変わるはず。
目標のグループ突破も可能になってきた。
問題はリバプール。
力の上では間違いなくリバプールが上のはずなのに、全然いい形が作れなかった。
F・トーレスがスピード勝負を仕掛けてもDFにすぐかかってしまうし、まずここに効果的なボールが入らなかった。
F・アウレリオを中盤に入れる変則的な4-3-3だったが、これが全く機能しなかった。
守備面ではヨベティッチを捕まえきれず終いだったし、攻撃でも、F・アウレリオの左足が火を噴くことはなかった。
この男を使うなら、SBか4-2-3-1の3の左。
インサイドハーフを起用にこなせるとは思えない。
ベニテスは策におぼれてしまったか。
これにより、ジェラードも活きてこなかったし、カイト、ベナユンもどこか中途半端。
これだとF・トーレスにいいボールは供給されない。
点を取れなかったのはここに原因がある。
ヴィオラが新しいフォーメーションで結果を出したのに、リバプールは・・・。
守備があれだけ不安定だし、それを補うのが攻撃陣なはずなのに、それが不発だと。
この敗戦で、また考えることが多くなりそう。
救いはこれがアウエーでの戦いってこと。
次のリヨンとの連戦でしっかり結果を出さないと、このグループを突破できないかも。

スコア 2-0

<得点者> 
フィオレンティーナ  ヨベティッチ×2 
~愛丸's MVP~
ヨベティッチ(モンテネグロの天才児がここで覚醒。ここまでやってくれれば、ブランデッリも満足だろう。ムトゥとのコンビも絶妙)

デポルティーボ-エスパニョール

2009-09-23 22:30:24 | リーガエスパニョーラ
観戦日 9/23(水)       

愛丸’s チェック
リアソールでなんとか結果を出したいデポル。
相手はまだ今シーズン勝ち星を挙げてないエスパ。
ここはきっちり勝ち点3が欲しいところ。
バレロンも本格的に復帰してきたし、スーペルデポルの復活とまではいかないまでも、EL圏には余裕で踏みとどまるぐらいのチームにはなってもらいたい。
開幕戦であれだけ、マドリーを苦しめたんだから、それぐらいはできるはず。
ここで躓くわけにはいかない。
エスパは早く勝利の美酒に酔いしれたいだろう。
ただ、ここリアソールは勝つのは難しい地。
まだハルケの死というものに引きずられてるような気がしないでもないが、いち早く勝利を元カピタンにプレゼントしたいだろう。
ファンタジスタ系が多く揃い攻撃陣ではたして誰が中心になって攻撃を組み立てるのか。

デポルは、エスパ相手に思わぬ敗戦を喫した。
エスパは完全にターンオーバー。
ミッドウイークの試合もあるし、そっちに重点を置いてた布陣。
それなのに、ここリアソールで3失点をし、追い上げ空しく敗れてしまった。
こういうところでしっかり勝ち点を積み重ねないと。
昔はこれができてたのに・・・。
相手がバルサってことならわかるが、同じカタルーニャでも相手はエスパ。
まだ今シーズン1点も取れてないチームに3失点は今後のデポルに不安を抱かせる出来だった。
どうも攻守にわたって集中力が感じられない。
先制点を奪われたときも、ポストに当たったボールへ反応してる選手はいなかったし、2点目も残ってたフォルリンをフリーに。
一連の流れを凌いだ後にやられた点。
しっかり最後まで集中してれば、やらなくてもよかったかもしれん。
攻撃でもバレロンが活かしきれてなかった。
リキを右で使って、トップにはA・ロペス。
これが悪いわけではなかったが、左のグアルダードも含め、どうもピリッとしない。
ここで勝つんだって気持ちが伝わってこなかった。
唯一よかったのがラサド。
バレロンに似たタイプのプレーヤーだが、このふたりの共存も可能だろう。
切れの感じられないリキよりは使えるはず。
この男を中心に攻撃陣を構成したら、おもしろいかもしれん。
後半投入されたミスタももう終わった感満載で、この男には頼ることはできん。
ラフィタ、グアルダードとサイドで違いを生み出せる選手たちが力を発揮できてないし、トップで頑張れる選手もいない。
バレロンの一撃必殺のスルーがうまく通ればチャンスになるが・・・。
左のラテラル、フェリペも移籍問題からか、モチベーションを高く保ててない。
もっとスピードを活かして攻撃参加できるはず。
デポルはサイドを有効に使えれば、バレロンがもっと活きてくるはずだが・・・。
エスパはフエラのチームが勝ちにくいことで有名な、ここリアソールで今シーズン初勝利。
今まで1点も取れなかった攻撃陣が3得点。
それもR・タムード、デ・ラ・ペーニャ、俊輔を使わなくてのもの。
ここで使われた普段控えに廻るような選手ががんばった。
カジェホンなんか先発でプレーしたところを見たことがないし。
それが得点も挙げるんだから、そうとう気合が入ってたんだろう。
気合が入ってのが、ベルドゥ。
古巣相手にいつも以上のプレーを披露。
デ・ラ・ペーニャも俊輔もいないと、俺が攻撃の中心とばかりに今シーズン最高のできを披露。
本来はトップ下でプレーしたいんだろうが、ピボーテで新たな一面を発揮しだした。
ここでチームのためのプレーができれば、常時試合に出場することができる。
この試合、飛び出しからのゴールを披露したが、これをいつも見せてもらいたい。
途中交代で浴びたブーイングは、リアソールのデポルサポーターが認めた証拠だろう。
この試合、ターンオーバーだったんだろうが、このチームが結果を出し、ポッチェティーノも頭を悩ませるかも。
いい悩みだし、いいチームをここから構築してもらいたい。

スコア 2-3

<得点者> 
デポルティーボ  A・ロペス、ラサド
エスパニョール  カジェホン、フォルリン、ベルドゥ 
~愛丸's MVP~
ベルドゥ(同じタイプの選手がいないと、しっかり輝くことができる。リーガへの適応力を考えると、俊輔よりも実力は上のような・・・)

カリアリ-インテル

2009-09-23 20:38:53 | セリエA
観戦日 9/23(水)       

愛丸’s チェック
カンピオナートが3節を終了した段階でカリアリはいまだ勝ち星なし。
ドローが1つで、あとは負け。
昨シーズンも開幕5連敗で、降格候補の一番手だった。
それが、シーズンが進むにつれ、調子を上げてきて、なんと9位フィニッシュ。
一桁順位なんていつぶりなんだろう。
ってことで、今シーズンも大丈夫なんてのんびり構えてられない。
アクアフレスカの穴をどう埋めるか。
インテルはCLでのバルサ戦で、スコアレスドロー。
これが全くいいところなかった。
ジュゼッペ・メアッツァでの試合だったにもかかわらず、守備的なサッカーを展開。
もといくべきだったかも。
このドローでチーム状態が低下してないならいいが・・・。
一度崩れると、そのままいっていってしまうかもしれんし、このカリアリ戦は重要。

カリアリはインテル相手に勝てる試合だった。
先制して、前半をこのままで折り返し、後半の頭にビッグチャンス。
このチャンスをしっかり活かして2-0にしてれば、間違いなくインテルに初黒星をつけれた。
動き自体もインテルよりよかったし、1-2と逆転されてからもチャンスは多く作れた。
それが、最後の最後が・・・。
攻撃ではジェダ、コッスと一列下の選手たちの動きが目立った。
昨シーズンから、このふたりはチームの攻撃を支え、得点もしっかり取れてる。
この試合でもカリアリの攻撃の中心としてしっかり働くことはできてた。
ただ、トップのマトリが・・・。
悪い出来ではなかったが、アクアフレスカと比べると、2枚ぐらい落ちる。
昨シーズン、この男はスーパーサブとしていい動きを披露。
ってことを考えると、ネネーというポルトガルの得点王を獲得したわけで、この男をスタメンで起用することもできる。
後半に投入され、ティロまで持っていく力を存分に発揮できてたし、セリエに適応できれば、こちらがスタメンになるかも。
ラリベイもいるし、攻撃的な選手の層でこまることはないだろう。
中盤もデッセーナを加え、ビオンディーニ、コンティと計算のせきる選手がいるし、ここも問題ない。
2失点を喫し、破れはしたが、これはD・ミリートの個人技にやられただけ。
チームとして崩されるシーンは少なかった。
最初の失点時、CBのカニーニがピッチ外にいたし、運も味方してくれなかった。
アズーリに召集されたGKのマルケッティも安定感はあるし、ここまで勝ててないのが不思議なチーム。
いい試合運びはできてるし、初勝利も時間の問題だろう。
インテルはあのバルサ戦の後遺症なのか、全くピリッとしなかった。
ただ、こういう試合でも結果を出せたってことは今後大きいかも。
それにしても、攻撃陣に怖さが感じられないし、これがあのインテルかと疑いたくなるものだった。
ミラノデルビーでのインテルはどこへ・・・。
D・ミリートが単独で2得点してくれたからよかったが、この男がいなかったら・・・。
エトーとのコンビも見れたもんじゃなかったし、だいたいエトー自体の調子がどうなのか。
バルサのときのような輝きを見せれないし、ズラタンの穴もこの男は埋めれてない。
バルサでズラタンがあれだけ輝いてチームにフィットしてることを考えると、インテルは外れくじをつかまされたか。
後半頭からバロテッリを入れた3トップできたが、これが機能したとも言いがたい。
この3トップで生まれた得点でもないし、今、インテルは最初の低迷期か。
やっぱりバルサに見せつけられた差が響いてるのかも。
J・セーザルが慌てるシーンも多かったし、DF面でも不安が。
集中に欠けてた印象が。
どこであのインテルに戻るかわからないが、今は我慢のときかも。
カンビアッソが戻ってきても前半で退いたし、後半んはアルビトロへの暴言でモウリーニョが退席処分。
やっぱりどこかちぐはぐなインテル。
モッタもけがしたみたいだし、ユーベがあれだけ調子がいいから、これまでみたいなシーズンを送ることができないかも。
そうなった方がカンピオナートも盛り上がるし、それはそれでいいか。

スコア 1-2

<得点者> 
カリアリ   ジェダ
インテル   D・ミリート×2 
~愛丸's MVP~
D・ミリート(インテルで唯一結果を出し続けてるのが、この男。どのリーグでもどのチームでもしっかり点を取れるってすごいこと)

チェルシー-トットナム

2009-09-22 22:23:48 | プレミアリーグ
観戦日 9/22(火)       

愛丸’s チェック
好調同士のロンドンダービー。
チェルシーはアンチェロッティ体制になって安定感がさらに増した。
このシステムがばっちり行ってるというか、選手たちのモチベーションがすこぶる高い。
ドログバ、アネルカの2トップも形になってきたし。
今のチェルシーはチームとしてしっかり連動できてる。
スパーズは前節のユナイテッド戦の敗戦で開幕からの連勝がストップ。
それでいて、チェルシー戦だし、ここでまた起動に乗るってことは難しい。
モドリッチがけがで離脱中だし、昨シーズン、チェルシーに勝ってるとは言え、ここで結果を出すって言うのは・・・。
調子のいいレノンがどこまでA・コールと渡り合えるか。
ここで主導権が握れれば。

チェルシーの強さを実感する試合になった。
守備で破綻することもなく、攻撃は、全体が連動して見事なものを見せてくれた。
SBの攻撃参加のタイミングもいいし、2トップの連携も見事。
中盤の選手の飛び出すタイミングも絶妙だし、ここまで完成してるチームはそういないだろう。
それに加えて、個人能力も高いし、点が取れて当たり前。
ドログバがクロスを上げても、そこにしっかり選手が入ってきてる。
空いたスペースをしっかり使えてる証拠。
先制点のあのA・コールのポジショニングは見事だった。
アンチェロッティがチームをいい方向に導いてるんだろう。
とにかく今はA・コールのできがすこぶるいい。
攻撃では先制点のダイビングヘッドあり、守備ではレノンをこっちサイドから追いやった。
レノンはA・コールとの対峙をそうとう嫌がってたみたい。
スパーズははなっから、こっちサイドの攻撃をあきらめたようなフォーメーションだった。
ドログバも依然好調をキープ。
アシストあり、ゴールあり、と、まさにエースの働き。
危険なタックルで倒されても怒ることなく、気持ちが充実してる証拠。
ただ、後半、足がつけにようなけがをし、退場。
このけががどんなもんかわからないが、今、エースがいなくなるはちょっとした痛手。
カルーしか頼れるバックアッパーがいないし、システム変更が余儀なくされるかも。
CLではドログバ抜きでまだ戦わなければならないわけで、そのオプションはしっかり持ってるだろう。
それともうひとり目立ってたのがエッシェン。
レノンがカウンターから中央をドリブルで駆け上がっていったシーンで、エッシェンはこのイングランドのスピードスターに負けなかった。
ファールなしでタックルで止めれたし、ここにこの男の身体能力の高さを見た。
どこのポジションにも穴はないし、今、プレミアの優勝候補を挙げれば、間違いなくチェルシーが一番手。
早くビッグクラブとの対戦が見てみたい。
スパーズはどうもチェルシーを警戒しすぎ。
またまた凝りもせず、R・キーンを中盤で使ってたし。
この男、もうあの頃のR・キーンではない。
簡単に転んでファールをアピールするのが精一杯。
プレミアではこういったプレーが一番嫌われるし、スパーズサポーターから見放される日もそう遠くないはず。
デフォーを核に据えるなら、クラウチがパートナーがベストだし、2トップでこそ活きてくる選手。
あのレドナップのことだからよくわかってるはずだが・・・。
ビッグクラブ相手に力を発揮できないクラウチを嫌ったんだろうが、それでも、あの高さは武器になる。
レノンももっとA・コールにぶつけていってもよかった。
ジーナスと流動的にポジションチェンジをし、なんとかしようという工夫は感じられたが、これが実を結ばなかった。
とにかく、今はデフォーをしっかり活かすこと。
そうしないと点は入らない。
守備陣ではCBのけがが・・・。
キングも、バソングもけがで退場。
バソングにいたっては、かなりの重症かもしれん。
頭を強打してたし、すぐに復帰とはいかないだろう。
ウッドゲイト、ドーソンもけがで離脱中だし、ここからスパーズはずるずるいってしまうかも。

スコア 3-0

<得点者> 
チェルシー   A・コール、バラック、ドログバ 
~愛丸's MVP~
ドログバ(CLに出場できない分、プレミアで大暴れ。チャンスメイクの力もアップさせてきた。ただ、あのけがが・・・)

ローマ-フィオレンティーナ

2009-09-22 20:02:49 | セリエA
観戦日 9/22(火)       

愛丸’s チェック
開幕2連敗を受け、電撃辞任したスパレッティ。
この後任にはユーベを昨シーズン途中で追い出されたラニエリが3節から就任。
生粋のロマニスタみたいで、念願のローマの監督に。
3節のシエナ戦でカンピオナート初勝利を挙げたのはよかったが、ELではバーゼルの2-0と完敗。
まだまだローマは不安定な飛行を続けていくことだろう。
攻撃的なサッカーが売りのローマをラニエリがどう操縦していくかがみもの。
ヴィオラもなかなか点が取れず苦しんでいる。
1点より多く取れた試合がここまでない。
CLのプレーオフでは2点を取ることができてたが、あそこにピークを持っていってたのかも。
CLでもリヨンに敗れてるし、こちらもローマ同様、なかなか安定した戦いができてない。

ローマがラニエリオリンピコ初采配で見事に勝利を飾った。
選手が90分集中して戦ってないと批判してたみたいだが、この試合ではそういった面は見れなかった。
スパレッティがやりだしたゼロ・トップではなかったが、まだラニエリの色は出してない感じ。
そう簡単にチームを変えることはできないだろう。
トッティというバンディエラがいるし、このアンタッチャブルな存在を無碍にはできない。
実際、この試合2ゴールを挙げたわけだし、この男が中心でチームを作るべき。
守備をまず第一に考える監督だし、トッティ以外に守備的に振舞わせるようなサッカーになりそうだが、まだそこまでは・・・。
ヴチニッチとの2トップで、トレクァルティスタにペロッタ。
右にタッデイ、左にピサロ、アンカーにデ・ロッシと、スタメンはスパレッティと変わらない。
今のローマのメンバーを考えても、これがベストか。
守備的な中盤を2枚置いて戦うのは不可能。
これで、結果が出せたわけだし、そういじる必要もない。
トッティとヴチニッチ、トッティとペロッタ、トッティとデ・ロッシと、トッティ絡みで多くのチャンスを作った。
それがどれも点に繋がるんだから、調子が上がりさえすれば、これぐらいはできるチーム。
トッティ絡みの攻撃はどれも魅力的だし、相手もなかなか止めれない。
ヴチニッチはよく左に流れてチャンスを作ったし、ペロッタにはあの追い越す動きが。
デ・ロッシも機を見ての飛び出しが有効的。
しっかりチームとして攻撃できれば、ローマは点は取れるチーム。
トッティが取れば、チームも乗ってくるし、ラニエリもこの男は外せないはず。
守備面でもヴィオラの攻撃があまりにもしょっぱかったから、あまり見せ場はなかった。
ミスからの失点はあったが、それ以外はしっかり守ることができた。
このオリンピコで難敵ヴィオラに大勝できたし、ローマはここから勢いに乗っていくだろう。
問題はヴィオラ。
とてもCLとの二足の草鞋を履きこなせるとは思えない。
集中力にも欠けてるし、攻守で、不甲斐無い部分が多くみられた。
守備ではつかなければならない選手をフリーにしすぎだし、ボランチとDFラインの連携が取れてない。
フレイがもくもくとセーブする姿がかわいそうに思えた。
ザネッティとモントリーボのダブルボランチなんだが、どちらも中途半端。
ザネッティはインコントリスタとしてもっと動かないとだめだし、モントリーボもレジスタとして起用されてるのであれば、もっと攻撃に絡まないと。
SBの攻撃参加も少ないし、ジラが目立ったのも後半になってから。
ムトゥは全くこの試合に入りきれてなかった。
局面を打開するためにヨルゲンセン、ヨベティッチと投入されただ、このふたりも期待には応えれなかった。
ヨベティッチは仕掛けるのか、味方を使うのか、まだうまくプレーできてない。
周りとの連携も取れてないし、相変らず、ティロの精度が低い。
持ってるものはすごいものがあるから、もうチームにフィットしてもいいはず。
ヴィオラはこのままの状態が続けば、CLでのグループ突破は無理だろうし、カンピオナートでも上位進出は厳しい。
2010スクデット計画は、夢のまた夢。
現実を見ていかないと・・・。

スコア 2-2

<得点者> 
ローマ       トッティ×2、デ・ロッシ
フィオレンティーナ ジラルディーノ 
~愛丸's MVP~
トッティ(チームの窮地を救うのは、やっぱりチームのバンディエラ。2得点1アシストと全ての得点に絡む活躍。あとはけががなければ・・・)

バレンシア-S・ヒホン

2009-09-21 22:15:13 | リーガエスパニョーラ
観戦日 9/21(月)       

愛丸’s チェック
開幕2連勝と、上の2チームを追撃するバレンシア。
大型の補強をなかったが、主力が残留してくれたことが大きな補強みたいなもん。
その攻撃ユニットがしっかり結果を出してる。
守備での新加入もチームにフィットしてるし、安定した戦いができてる。
このまま、ずっと上の2チームについていければ、優勝争いに参加できる。
先に勝ち点を落とすことは許されない。
S・ヒホンは、残留を目指すシーズンだろう。
U-20W杯に、選手を持っていかれる厳しい状況ではあるが、ここは残った選手たちがしっかり戦うしかない。
得点力のある選手がいるし、つぼにはまれば、フエラでも結果を残すことはできるかもしれん。
先制点を奪われなければ、おもしろい展開になるはず。

バレンシアは、勝てる試合をミスミス落としてしまった。
前半の25分から数的優位の状況だったにも関わらず、逆転するまでしかいかず、これが最後に響いた。
あれだけポセッシオンを高め、ゴール前にも進出してもゴールを奪わないことにはどうにもならん。
ビジャが2点を取り、1点リードしたことは悪いことではないが、追加点を取らないと、こういう結果になってしまう。
この試合、ビジャはまだよかったとにしろ、D・シルバ、マタに精彩が感じられなかった。
D・シルバはここってところでのパスミスが多かったし、マタはボールに絡むことも少なかった。
マテューとのコンビもよかったってこともなく、これなら右サイドの方がふたりで崩すことができてた。
うまくポジションチェンジをしてるようで、そうでもなかった。
相手が10人になり、どこか気の緩みってのが出たのかもしれん。
いつでも取れそうな雰囲気で逆転ゴールも四苦八苦してたし、嫌なムードではあった。
早々に追加点を取ってれば・・・。
それができるだけの布陣だったし、ポセッシオンだった。
取れるときに取れない怖さがでた試合。
ただ、右のラテラル、ブルーノはいい動きを披露。
最後まで攻撃参加の手を緩めなかったし、周りがよく見えてる。
逆転ゴールのアシストも無理にクロスを上げず、下がり目にポジショニングしてたビジャをしっかり感じてた。
ミゲウも好調さをキープしてるし、右のラテラルのレギュラー争いはおもしろくなりそう。
モヤもいいセービングでビリッチの決定機をセーブしたり、DFラインの後ろのスペースもうまく消したりと、申し分ない働きだったが、あのエンパテゴールのパンチングが・・・。
前に出ていったら、大きく弾いてもらいたかった。
メスタージャでのこのエンパテ、チームに及ぼす影響はでかいかも。
ELでもエンパテだったみたいだし、もう悪い流れに飲み込まれてるか。
バレンシアはこうなると、ずるずるいってしまう傾向が強いから、次節できっちり、この悪い流れを止めてもらいたい。
ビジャだけでなく、D・シルバ、マタ、P・エルナンデスあたりにゴールが生まれると、楽になるんだが・・・。
ヒホンはもう勝ち点3に匹敵するぐらいのエンパテに。
追いついた時間が後半の40分。
数的不利の状況に陥ったのが20分からだから、その間よく諦めずにがんばった。
逆転され、普通はもう諦めるところだが、ベンチがそれを許さなかった。
これはプレシアード監督の采配によるもの。
押し込まれてるにも関わらず、攻撃的な選手を投入し、チームがそれに応えた。
ビリッチの投入で、チャンスも作ったし、この男の攻撃に対する意欲でチームの姿勢が変わった。
もしかしたら追いつけるかもって流れに完全になってた。
そこで得たFKから見事な同点劇。
決めたのはグレゴリーだったが、これはチームで奪ったエンパテゴール。
こういう諦めない姿勢を貫けば、そうそう星を落とすことはないだろう。
カーサでももっと前がかりでいくだろうし、ビリッチ、バラルと得点力は十分にある。
残留が目標と言わず、もっと上が狙えるチームになるかもしれん。

スコア 2-2

<得点者> 
バレンシア   ビジャ×2
S・ヒホン   バラル、グレゴリー 
~愛丸's MVP~
ビジャ(古巣相手に2点をゲット。一時は逆転ゴールとなる、あの左足の巻いたシュートは芸術的だった。しっかりゴールを感じてる証拠)

R・マドリー-ヘレス

2009-09-21 20:15:41 | リーガエスパニョーラ
観戦日 9/21(月)       

愛丸’s チェック
爆発的な得点力をいかんなく発揮してるマドリー。
あの攻撃陣なんだから、これだけ取れててもなんらおかしくない。
まだチームとして連動してるとはいいづらいが、それでも、しっかり結果を出してるんだから、問題ないだろう。
新加入組に刺激されるように、グティ、L・ディアラ、ラウルも好調だし、まだまだ強くなっていくだろう。
ヘレスは昇格してどこまでプリメーラでやれるか。
初めて見るチームだし、なんとも予想がつかない。
あのマドリーを止めれるほどの守備力を持ち合わせてるとも思えないし、どこまで我慢できるか。
マドリーをイライラさせるようなような展開に持ち込めれば、もしかするともしかするかも。

マドリーは幸先よく先制したが、そこからなかなか追加点が奪えなかった。
この時間のマドリーは攻撃陣がうまく連動できず、やっぱりまだ完全にチームができてないのかと思わせる展開に。
たしかに1トップのベンゼマは動きが少ないし、カカも今までほど目立った活躍ができず。
C・ロナウドも先制点を上げたまではよかったが、その後は・・・。
流れの中でチャンスを作れず、ピンチもいくつか迎えてた中、マドリーにぐっと流れを引き寄せたのがC・ロナウド。
CKからどんぴしゃのカベッサ。
高さ勝負でも相手を寄せ付けないところを、ここサンチャゴ・ベルナベウで披露できた。
この追加点でマドリーに火が着いた。
途中交代のグティがベンゼマがボレーを空振りしたところをしっかり決め、そのベンゼマもニステルとの2トップになった途端リーガ初ゴール。
ひさびさのリーガ登場になった、ニステルもグティの見事なスルーに抜けて、ヘナンの股を抜くゴールをゲット。
あれだけ、点を取ることに苦労してたマドリーが、短い時間で4得点。
ニステルの復帰で、ベンゼマとの2トップが実現したわけだが、このシステムもなかなかいいみたい。
ベンゼマはどう見ても、この2トップの方が動きはよかった。
このベンゼマの動きを見て、ペジェグリーニはどう思う。
ニステルとラウルとも2トップは組める。
C・ロナウドをトップとして見たら2トップにもなるんだろうが、これではベンゼマは活きてきてない。
やっぱりニステルとのコンビがしっくりきてそう。
この2トップの下にカカ、C・ロナウドってカルテットも破壊力ばつぐん。
もう攻撃の組み合わせはいくらでもできそう。
疲れてる選手を使わないといいだけで、マドリーは日替わりで素敵な攻撃が見られそう。
DF面ではサイドを突破されるシーンが目立ったが、クロスの正確さのなさに助けられたか。
まだマルセロには守備の不安が付きまとうし、S・ラモスも復帰したばかり。
このクラスのチームだったから、無失点ですんだが、強豪との戦いになるといささか不安。
そのときはまた違った守備重視のシステムを敷いてくるだろう。
3点取られても4点取れるだけの攻撃力があるチームだし、ほんとに力でねじ伏せるような試合を多く見せてくれるかも。
ヘレスはいきなりの失点で躓くかに思えたが、なんとかここから耐えることはできた。
最後の大量失点は完全に力負けだし、そう気にすることはないだろう。
それまで押さえ込めたことを自信に今後戦っていければ。
攻撃ではうまくサイドを突破するまではよかったんだが、そこからのクロスが・・・。
ひとつでもいいボールが入ってれば、どうなったかわからなかった。
1本もいいクロスは見られず。
チャンスを迎えたシーンは、ビケイラからボールが入ったとき。
セットプレーでのキックの精度はまずまず。
ここからのキックであわやのシーンは作ることはできた。
直接狙ったFKもクロスバーだったし、もっとビケイラにボールがわたるような展開だったら、よかったんだが・・・。
ピボーテの選手だし、マドリーを向こうにまわして攻撃に専念しようなんてことはできないわけで、これもいたし方ない。
5失点での敗戦でショックもあると思うが、相手はマドリーだし、そう気にすることはないだろう。

スコア 5-0

<得点者> 
R・マドリー   C・ロナウド×2、グティ、ベンゼマ、V・ニステルローイ 
~愛丸's MVP~
C・ロナウド(先制点の個人技も見事だったが、あの悪い流れの中でのカベッサがチームを生き返らせた。もう完全にチームの顔に)

バルセロナ-A・マドリー

2009-09-21 18:40:24 | リーガエスパニョーラ
観戦日 9/21(月)       

愛丸’s チェック
開幕2連勝と危なげない戦いを続けてるバルサ。
相手が相手だったからなんだろうが、ズラタンもフィットしてるし、強さは昨シーズン以上かも。
リーガではまだベストのメンバーで戦ってないので、更に強いってことも考えられる。
あのトリデンテがこの試合は揃い踏みしそうで、アトレチコがどこまで耐えれるか。
アトレチコはリーガでエンパテ1つだけ。
CLも格下相手にカーサでエンパテ・ア・セロ。
アグエロ、フォルランのまだゴールがうまれておらず、早くゴールを取りたいところだろう。
CLのプレーオフに全てをつぎ込みすぎたのか、早速疲れが出てきてるのかも。
アトレチコあたりが、もっと上を苦しめるようになんないと、リーガは2つのチームで決まってしまう。

バルサが前半のうちに試合を決めてしまった。
ズラタン、メッシ、アンリの新しいトリデンテは、昨シーズンのトリデンテをはるかに凌駕しそう。
エトーよりもポストプレーに長けてるズラタンはDFを多くここに引き付けることができるし、そうなると、両翼がフリーでボールを持てる。
メッシ、アンリがフリーでボールをもらえれば、遅れてきたDF陣なんかは簡単にかわすことができる。
この関係でどれだけチャンスを作ったことか。
チャンスだけでなく、点まで取れるんだから、もうこのトリデンテに関してなんら問題はない。
ここにアトレチコは気を取られるあまり、チャビが今度はバイタルエリアでフリーに。
バルサで、この男に一番スペースを与えてはいけない。
すばらしいパスを展開できるし、一瞬で決定機をつくり出せる。
アトレチコのDF陣がそう強固ではないんだが、昨シーズン4位のチームがここまで簡単にやられるんだから、他のチームはいったいどうなるんだろう。
イニエスタも復帰してきたし、ペドロなんかにもチャンスは与えられてるから、もう何も心配することはない。
ただ、ズラタンが抜けた場合。
ここを外したフォーメーションを試してないから、どういった布陣で戦うのかは興味がある。
この試合、失点したシーンが両方ミス絡みだったのがちょっと問題。
最初はブスケツのバックパスのミスで、2つ目はゴールキックをカットされてのもの。
4点差があって気が抜けたのかもしれんが、こういうプレーはいただけない。
ブスケツも完全にレギュラーってわけではなく、いつでもトゥーレ・ヤヤに代えられてもおかしくない。
流れの中でもちょっと集中力に欠けてたし、これをペップはどう捉えるか。
試合が立て込んでるし、疲れってのもあるんだろうが、周りがしっかりしたプレーをしてるんだから、これに乗り遅れることは許されない。
アトレチコは、アグエロ、フォルランのゴールが生まれたことはよかったが、DF陣が早々に崩壊し、試合にならなかった。
スピードに欠けるDF陣は、バルサみたいな相手だと、簡単にやられてしまう。
おそらくマドリーのスピードにもついていけないだろう。
CLのプレーオフを見ても思ったことだが、裏をつかれる攻撃にめっぽう弱い。
フィジカル勝負には対応できるんだが、今のリーガでフィジカルで挑んでくるチームはそういない。
新加入もフアニートだし、CBのスピード不足は否めない。
もう開幕して3試合たって、これだけ弱点がはっきりしてると、今シーズンのアトレチコが心配で、心配で。
ピボーテを守備的にしても、攻撃が手薄になるし、問題は山積み。
自慢の攻撃カルテットも不発だし、どこで流れを変えられるか。
S・アセンホがU-20W杯に出場のため、プリメイラでひさびさゴールマウスを守ったR・ヒメーネスは、厳しいシュートの嵐でどうにもできなかった。
バルサが相手での5失点だし、この男が責められることはないだろう。
早くアトレチコは何か打開策を見出さないと、このまま下位に低迷してしまうかもしれん。
CLもあるし、二足の草鞋を履きこなせるチーム状態にはない。

スコア 5-2

<得点者> 
バルセロナ   イブラヒモビッチ、メッシ×2、D・アウベス、ケイタ
A・マドリー  アグエロ、フォルラン 
~愛丸's MVP~
メッシ(自らの得点もすごいものだったが、ケイタへのアシストをしたときの突破があまりにもすばらしかった。あのメッシを止めるのは不可能か)

マンチェスターU-マンチェスターC

2009-09-20 23:59:23 | プレミアリーグ
観戦日 9/20(日)       

愛丸’s チェック
今シーズンのダービーは一味違う。
ユナイテッドはいつものように強いんだが、シティが今までのシティとは違う。
サー・アレックスは、まだシティをライバルと認めてないが、ここまで4連勝ってのは並大抵のことではない。
王者の貫禄を見せるか、それとも大型補強が間違いじゃないことを証明するか。
ユナイテッドはCLを戦ったあとだが、しっかりターンオーバーできてるし、チーム状態に問題はない。
オールドトラッフォードでの試合だし、完膚なきまでに叩きのめしたいことだろう。
シティはアウエーとは言え、連勝を止めたくないはず。
アデバがアーセナル戦の愚行でサスペンション、ホビーニョは疲労骨折と攻撃陣が手薄なのが気になる・・・。

近年稀に見るおもしろいダービーになった。
ここはで白熱するとは。
ユナイテッドはしっかり意地を見せたし、シティもいつもと違うところしっかり見せつけた。
この試合を見たひとは全てが満足だっただろう。
ユナイテッドはやっぱりルーニーの調子が全てだし、ギグスのできもぴか一。
このふたりが今のユナイテッドの攻撃を支えてる。
このままいけばルーニーは得点王が狙える。
パートナーが確定してなくても、これだけ結果を出せるのはすごい。
守備的に振舞うこともできるが、今、この男に与えられた仕事は点を取ること。
そのミッションをしっかり遂行してる。
先制点なんか、見事なテクニックで決めたものだし、まだまだ進化してる。
それとギグス。
衰えるどころか、更に元気になってる感が。
昨シーズン、セントラルMFで使われることが多かったが、今シーズンはまた左サイドでの起用が多い。
ここに張ってのプレーだけでなく、幅がかなり広がった。
クロスの精度も高いし、スルーの精度もばつぐん。
この男のあの絶妙のパスが試合を決めた。
フレッチャーも使われれば必ず結果を出してくる。
この試合2得点だし、ここまで点が取れる選手に成長するとは・・・。
アンデルソンとのコンビもいいし、ユナイテッドはセントラルMFの選出に困らない。
誰が出てもいい仕事をしてくれる。
ユナイテッドの問題点は守備。
4点を取った攻撃陣は問題ないとして、ミスがらみでの2失点はいただけない。
2失点目のベラミーのスーパーミドルは仕方ないにしても、あとの2つはやらなくてもよかった点。
最初のは明らかにフォスターのミス。
エリアぎりぎりまで行って、不慣れな足元のテクニックでどうにかしようとしたんだが、テベスには通用しなかった。
あそこはセーフティファーストじゃないと。
それとリオの3失点目のミス。
これもしっかりフィードしてればいいものをおしゃれなパスをしようとしたのか何なのかベラミーにパスしてしまった。
ここからベラミーのスピードに追いつけずの失点。
こういうミスの少ないチームだったはずなのに・・・。
フォスターもリオも最後決めてくれたオーウェンに感謝しないと。
シティはベラミーさまさまで勝ち点1を奪えるはずだった。
あのATの失点さえなければ。
セットプレーからクリアできたもんだから、ちょっと気が抜けてたんだろう。
終了間際のプレーだったし。
シティはどうも気が抜けるディフェンスが目に付く。
すばやいリスタートをされると、突っ立てる選手が多すぎる。
トゥレが一回かなりの剣幕で怒ってたのもわかる。
しっかり集中して守らないと、ビッグクラブ相手だと、失点してしまう。
それとセットプレーでの守備と、クロスの対応。
横からの攻撃に弱いみたいで、ギブンのスーパーセーブがなかったら、後半はどれだけ失点したことか。
アデバかホビーニョかがいてくれたら、もうちょっとポゼッションを高めての攻撃ができたかもしれんが、今はテベス、ベラミーで十分戦える。
とくにベラミーは最高の状態をキープ。
スピードに磨きがかかった印象だし、S・W・Pよりも数倍使える。
シティはこれで連勝がストップしたわけだが、そう落ち込む敗戦にはならなかったはず。
主力が戻ってきたら、まだ強力になるはずだし、しっかり集中して戦うことができれば、ビッグ4の一角を崩してもおかしくない。

スコア 4-3

<得点者> 
マンチェスターU  ルーニー、フレッチャー×2、オーウェン
マンチェスターC  G・バリー、ベラミー×2 
~愛丸's MVP~
ギグス(90分走り続けれるスタミナもたいしたもんだが、あのパス能力もみごとなもん。まだまだユナイテッドのために働いてくれそう)

ウエストハム-リバプール

2009-09-20 21:04:30 | プレミアリーグ
観戦日 9/20(日)       

愛丸’s チェック
イングランド代表が意外と多くいるハマーズ。
W杯出場を決め、チームもこれで乗ってくるかもしれん。
なかなか上位進出のきっかけをつかめずにいるが、こういうことで勝ち続けることもある。
アップソンがリオの代役で最高のできだっただけに、キャプテンが乗れば、チームにも好影響。
C・コールも成長してきたし、ここのパートナーが決まれば、得点も期待できる。
リバプールは3勝2敗と、やっと勝ち星が先行してきた。
CLも満足のいくできではなかったが、勝ち点3をゲット。
2敗したことは忘れて、ここから全てを勝つつもりでいけば、優勝も狙えるはず。
X・アロンソの穴を埋めれずにいるが、これは時間が解決してくれるだろう。
ラファは4-2-3-1を崩さずに戦うみたいだから、何か考えがあるはず。

ハマーズは負けはしたが、いい試合を展開することができた。
前半の20分にアップソン、26分にベーラミが負傷退場するアクシデントに見舞われたが、交代選手がしっかりがんばった。
キャプテンのけがはそうとうな痛手だろうが、なんとかチームとして乗り切ってもらいたい。
それが、できるような内容だった。
ふたりが欠けたことはかなりチーム状態に響くことだが、攻撃陣に新しい光が。
ひとりはイタリアからやってきたディアマンティ。
トップ下というかセカンドトップというか、それなりに自由なポジションを与えられ、まずまずのプレーを披露。
PKではあったが、プレミア初ゴールも挙げれたし、ここから勢いになるだろう。
セリエB時代のリボルノで14得点挙げてるし、まだまだやれる選手だろう。
ゾラが見出した選手だし、間違いはないはず。
それと大発見がハインズ。
左サイドでのプレーだったが、あのスピードはかなり魅力的。
リバプールDF陣はこの男の対応にかなり苦しんだ。
この男のパスミスで先制点を献上し、落ち込むかに思われたが、それが、これをばねにここから輝きを増した。
同点に追いつくPKを獲得したのは、スピードを活かしたドリブル突破だったし、G・ジョンソンにそこまで活躍の場を与えなかったのも、この男が左サイドに君臨したから。
まだ荒々しいプレーが目立ってるが、経験を積んでいけば、プレミアを代表をするようなスピードスターになるはず。
C・コールも高さ、強さ、うまさが増してきてる印象だし、攻撃陣はじょじょに高いレベルまで引き上げれてる。
後半出てきたダイアーも、あの頃を思い出させるようなプレーを披露できてきたし、ベーラミの穴はこれでうまるはず。
SBに廻ったフォベールもスピードを活かしたオーバーラップもあったし、守備力もだいぶ向上してきた。
2度も追いついた精神力も身につけてるし、ここからハマーズはおもしろいサッカーを展開してくれそう。
リバプールはハマーズのスピードサッカーに苦労しながらもエースの活躍で、アウエーで勝ち点3をゲット。
F・トーレスの状態はすこぶる良さそう。
あの先制点は見事だった。
スペイン的に言えばゴラッソ。
縦に突破するスピードとテクニック。
それと、あのシュートのすばらしさ。
スライディングしながら、グリーンのニアの上を抜く強烈なシュートは、どのGKも止めれないだろう。
決勝点もこの男のヘディングだったし、エースがやってくれれば、チームは勝つことができる。
ジェラードが今までほどの輝きが感じられないのは不満だが、これはやっぱりX・アロンソがいなくなったからか。
ルーカスでは代わりは勤まってない。
あの展開力はX・アロンソしかできないし、そうなると、ジェラードにその負担が。
最後のパスを出すってことだけやってればいいわけではなく、展開、組み立てもやらなくてはならない。
トップ下ではなく、セントラルMFで使うのも手かもしれん。
この試合、左SBのインスーアが開幕戦よりもかなりいいできだった。
積極的に攻撃参加してたし、守備でも慌てる場面はなかった。
まだこれといった武器を手に入れてるわけではないが、マラドーナも目をつけてるみたいで、ラファの元、しっかり経験を積んでもらいたい。
2失点したことは問題だが、今のリバプールには勝ち点3が必要だし、しっかり勝てたことはよかった。

スコア 2-3

<得点者> 
ウエストハム  ディアマンティ、C・コール
リバプール   F・トーレス×2、カイト 
~愛丸's MVP~
F・トーレス(まさにエースとしての働きっぷり。あの先制点は見事なものだった。まさにゴラッソ。決勝点もゲットし、状態はすこぶるいい)