愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ナポリ-ローマ

2011-12-19 20:32:07 | セリエA
観戦日 12/19(月)       

愛丸’s チェック
カンピオナートではなかなか調子の波に乗れないナポリ。
ほとんど同じメンバーでCLとの二足の草鞋ってことで、かなり体力を消耗してるんだろう。
格下相手の取りこぼしが多いし、この点が勝ち点が伸びない要因か。
ただ、相手が強くなると、それなりに戦えてるし、メンタルの問題か。
ローマをナポリがどう見てるかわからないが、そう気持ちの抜けたプレーってのは見られないはず。
ローマもまだエンリケ体制になって結果が伴ってこない。
やりたいサッカーはだいぶ見えてきたから、これが形になれば、もうちょっと勝ち点を伸ばすことができそう。
トッティも復帰したし、これからがローマの本当の戦いか。
不用意なカルテッリーノを減らせば、アウエーでもしっかり戦うことができる。

ナポリは、運に見放されたというか、決定機をことごとく決めきれず、ローマにまさかの敗戦を喫することに。
チャンスの数は間違いなくナポリの方が多かったし、大量得点で勝利しててもおかしくない試合だった。
それが、決めるべきところで決めないとこういう結果になってしまう。
ハムシクなんか、ただ、ゴールにボールを流し込めば1点の場面でクロスバーをはるかに越えるティロを放ってたし、あのシーンで得点を奪えなかったことが響いたか。
攻撃自体はすこぶるよかったし、これぞナポリって攻撃は展開できてた。
よかったのが、スニガ。
左サイドでの先発だったが、ここからの突破からクロスでどれだけチャンスを作ったことか。
ハムシクが外したティロもスニガのクロスだったし、これだけキレキレのスニガを見たのは初めてかも。
ここが武器になると、徹底してつくことができたが、得点には繋がらず。
後半途中からは右のさらに攻撃的なポジションでのプレーになったが、点が生まれたのは、この男のクロスから。
キーになってたのは間違いなくスニガだった。
それと、ラベッシのドリブルも冴えてた。
スピードもさることながら、フィジカルの強さでボールを奪われない。
スニガ同様、攻撃の起点になってたし、それだったから余計に後半の早い時間にケガで離脱したのはナポリにとって大きかった。
ローマとしてみたら、厄介な選手がいなくなってかなり守りやすくなったはず。
ハムシクが決めきれないシーンが多く、カバーニも前半はなかなか目立つシーンがなく、後半ようやくティロを放っても決まらなかったりと、ほんとにナポリは運に見放された。
守備でも同じ。
最初の失点は、ディ・サンクティスがハンブルしてレテになったものだし、これもカンパニャーロがクリアしてたり、触ってなかったら、この失点はなかった。
試合を決める3点目も、ディフレクトして決まったものだし、チーム全体でつきがなかった。
いくらいいい試合をやってもこういう結果になるがサッカーってもん。
またしても、この勝ち点のまま足踏みしtげしまうことに。
CLの相手がチェルシーになり、その試合までは時間があるから、冬の厳しい時期はしっかりカンピオナートに照準を合わせて戦ってもらいたい。
ローマは、効率のいいサッカーで難敵を敵地で下すことができた。
ローマがやりたいサッカーを貫いての勝利ってわけではなかったが、勝てばそれでいい。
となると、イタリア的な考えになってしまうから、ただ、結果だけを追い求めるサッカーってのは止めてもらいたい。
エンリケのことだから、この勝利に心から満足はしてないだろう。
ピアニッチがサスペンションで使えず、ここはグレコが穴を埋める形になったが、まだ一枚落ちてしまう。
トレクァルティスタでの起用だったら、グレコもいいプレーができるんだが、インサイドハーフとなるとまだ経験が浅い。
トッティがいると、このポジションでのプレーは無理だし、いち早くインサイドハーフに慣れてもらいたい。
素質は高いものがあるし、ラメラとともにこれからのローマを担っていく存在。
ローマはまだ前の3枚と中盤との距離があり、バルサがやるようなパスサッカーは体現できてない。
よく言われる三角形ができてないし、パスの距離が長いから、ボールを奪われるシーンが多い。
それにネガティブ・トランジションのスピードが遅いからカウンターも喰らいやすい。
右のSBにロージが起用されたが、スニガにやられっぱなしだったし、試合の中でまだうまく修正ができてない印象が。
エンリケが求めるサッカーまではほど遠い感じではあるが、イタリアでは異質のサッカーをしてるのは間違いないし、このまま突き進んでもらいたい。

 
スコア
1-3
<得点者> 
ナポリ   ハムシク
ローマ   ラメラ、オスバルド、シンプリシオ                

~愛丸's MVP~
ラメラ(まだまだ荒削りな部分は多いが、この試合では素質ってもが光ってたような。スピードもテクニックも申し分ないし、周囲との連携もだいぶ取れるようになってきた。もっとレテを狙う動きがあってもいいかも)

バレンシア-マラガ

2011-12-19 17:20:06 | リーガエスパニョーラ
観戦日 12/19(月)       

愛丸’s チェック
前節、ベティスにATでの逆転負けを喫してしまったバレンシア。
CLではチェルシーに負けて敗退を強いられ、ベティスにも考えられないような敗戦で、ちょっとこれからのバレンシアが不安。
コパ・デル・レイでもセグンダBのチームとエンパテ・ア・セロと負のスパイラルに陥った感が・・・。
このマラガ戦でなんとかその嫌な流れを断ち切って、いいウインターブレイクを迎えたい。
マラガは、ここまで6位とそう悪い結果ではないんだが、あの補強を考えたら、まだ上にいけたはず。
CL圏を狙っての補強だっただろうし、これで満足はしてないだろう。
バチスタの離脱とともにチームも下降線を辿り、この男が復帰しないことには始まらないか。

バレンシアは、ここでしっかり嫌な流れを断ち切ることができた。
失意のまま年を開けるんじゃないかと心配になったが、ここは今までと変わったところ。
長いこと、勝てない時期が続くってことはなかった。
たしかにチェルシーに負けて、かなりのショックを引きずってたんだろう。
ベティス戦は目も当てられない試合だった。
気持ちが全く伝わってこないし、激しくいくシーンもまるでなし。
集中が途切れることも多かったし、あの結果も致し方ない。
この試合では、その心配もよそに、いい頃のバレンシアの姿があった。
タルヘタ・アマリージャをもらう選手もいたが、これだけ激しくいかないと、簡単にやられてしまう。
気持ちのこもったプレーが多く見られたし、戦う姿勢ってのが戻ってきた。
これは守備だけでなく、攻撃も同じ。
気の抜けたプレーが多かった前節とは比べ物にならないぐらい、いい攻撃ができた。
今は、ソルダードをトップに、その下にジョナス、右にフェグリ、左にJ・アルバかマテューってのが一番しっくりきてる。
連携もうまく取れてるし、ソルダードの良さを全体で引き出してる感じ。
この試合では、エースが2点を奪い、マラガに快勝。
圧巻は試合を決めた2点目。
J・アルバが個人技でデミチェリスを抜き去り、ここからクロス。
これをソルダードがファーで右足のダイレクトボレー。
そう簡単に決めれるゴールではなかった。
ソルダードの状態の良さから生まれたゴールで、ウインターブレイクに突入しても、この状態をしっかりキープしてもらいたい。
それと、攻撃で目立ったのがフェグリ。
すっかりサイドでのファーストチョイスになったし、足元の技術はかなり高いものがある。
ただ、前がかりで攻撃に専念するのではなく、守備の意識も高いし、このまま成長してくれれば、バレンシアで欠かせない存在に。
J・アルバとともにこれからのバレンシアを引っ張っていってもらいたい。
バネガが復帰してきたこともバレンシアにとっては好材料だし、ここから新たなスタートを切ることができそう。
バルサとは勝ち点差は4Pだし、まだ優勝を狙える位置にいることは確か。
自信をもって戦ってもらいたい。
マラガは、どうもシステムに問題がありそう。
あれだけの選手がいるし、ペジェグリーニも誰をどう使うか難しいとは思うが、S・カソルラ、ホアキンをインサイドハーフで使うのはいかがなものか。
ふたりの良さがまるで出てなかった。
もっと高い位置で仕掛けさせるようにした方がいいし、2トップってのにこだわる必要もない。
若いファンミが好調だから使いたいってこともわかるし、ロンドンのスピードと高さってのも魅力。
イスコの個人能力の高さも活かしたいってことで、中盤をロンボにせざるを得ないんだろうが、ちょっと無理がある。
トゥラランのアンカー起用も、このサイドのスペースを使われるケースが多く、もっと中盤のバランスを考えた方がいい。
理想はやっぱり4-2-3-1だろうし、ニステルが状態を上げてきて、バチスタが戻ってくれば、この形で戦うはず。
CBふたりも対人プレーには強さを発揮できるかもしれんが、明らかにスピード不足だし、テクニックで仕掛けらても脆さを露呈。
名の知れた選手をいくら多く獲得しても、これがチームとして機能しないことには、勝つことはできない。
ペジェグリーニは、つかの間の休暇中にかなり頭を悩ますことになりそう。
このシステムで戦う限り、マラガはCL圏なんて到底無理。
点も欲しい、守りもしっかりしないといけない、課題は山積みだが、まずは、中盤からの守備を安定させることだろう。

 
スコア
2-0
<得点者> 
バレンシア   ソルダード×2                

~愛丸's MVP~
ソルダード(この活躍を大事な試合で披露してもらいたかった。どちらの点もソルダードらしいものだったし、ここにきてまた状態を上げてきた。休暇中に落とすことなく、このままの状態をキープできれば、後半戦も得点を量産できそう)

A・マドリー-ベティス

2011-12-19 16:01:32 | リーガエスパニョーラ
観戦日 12/19(月)       

愛丸’s チェック
ELではグループを首位通過するぐらい調子がいいアトレチコ。
ここ、ビセンテ・カルデロンでも悪くない結果を残してるが、こと、フエラになるとからっきし。
エンパテにすら持ち込めず、全く勝ち点を稼げてない。
それが10位という順位に落ち込んでる原因。
この試合は得意のカーサでの試合だし、気分よくクリスマスを迎えたいところ。
ベティスは、前節、ATでの劇的な逆転劇でバレンシアから勝ち点3をゲット。
10試合勝ちから見放されてたチームが3位のチーム相手に見事なアップセットを演じてみせた。
その勢いで、ここも金星といきたいところ。
開幕4連勝した当初の勢いを取り戻すか。

アトレチコは立ち上がりにファルカオに訪れた2つのチャンスを決めきれなかったのが最後まで響いてしまった。
ファルカオクラスのFWなら簡単に決めれるシーンだったが、どうもこの日はファルカオの日ではなかった。
これ以外にも決定機は訪れたが、どれもゴールを割ることができず。
アトレチコはかなりのチャンスが巡ってきたが、カストのビッグセーブもあり、点を奪うことができず。
いくらチームとして、力の差があったにしろ、点が入らないことには勝ち点3は奪えない。
得意のビセンテ・カルデロンでの試合にも関わらず、ベティスに敗戦を喫してしまい、これでG・マンサーノのお尻に火が着いた。
ELで結果を残せても、リーガがこれだけの体たらくっぷりだと、サポーターも満足しないはず。
不可解だったのが、どうしてヂエゴを途中交代させたかってこと。
違いを生み出してくれる選手だし、ファルカオとの関係も良好。
すっかりチームにもフィットしてきたし、スタミナ面に問題があったとも思えない。
レジェスもいい選手だが、個人でプレーする選手だし、ベティスのDF陣を考えたら、もっとチームとして崩せるヂエゴの存在は大きかったはず。
いいプレーも見せてたし、ここを残してレジェスの投入ってのがベストだった。
ベティスはポスエロが2枚のアマリージャで退場になったし、こういうときこそ、スペースにパスを出せるヂエゴは必要だった。
この交代のシーンでビセンテ・カルデロンは大ブーイングだったし、これでまたサポーターのG・マンサーノへの不信感が高まったことだろう。
攻撃面での不満も多い試合だったが、守備でも不満だらけ。
前がかりになってた時間が多かったこともあるが、集中を欠いてるシーンが多かった。
2失点ともDF陣が何かしらやらかしてるし、しっかり対応ができれてば、失点はしなかったはず。
ポスエロに決められたシーンもマークにいったゴディンが足を滑らせなかったら、あのシュートはなかったし、2失点目は単純にファンフランが空振りしなかったらよかっただけ。
普通にプレーしてれば、こういうミスは起きないだろうし、前がかりになったときの怖さが出てしまった。
どうにもチームとしてのまとまりが感じられないし、年明けを待たずして指揮官の交代が起こりそうな雰囲気になってきた。
あれだけの選手を抱えてるし、チームになればもっと上位を狙えるはずだし、これからのアトレチコに期待か。
ベティスは2試合続けて結果を出すことができた。
バレンシアとのあの劇的な勝利がかなり自信に繋がったんだろう。
勝てない時期が続いて、相当自信を失ってただろうし、やればできることを証明し、それが力になってる。
完全にアトレチコを押さえ込むだけの守備ができてたわけでもないが、とにかく、いいところで、カストの好セーブが光った。
ファルカオなんかはこのGKが憎くてそうがないだろう。
それぐらい当たりに当たってた。
ベティスは中に入ってくる選手への対応ばかりに気を取られ、ボールを持ってる選手、特にクロッサーへの対応が悪いから、あれだけピンチを迎えてしまう。
これが手なのかもしれんが、ただただ、バレンシア戦とこのアトレチコ戦は運が味方しただけ。
もっと効果的なプレッシングをしないと、また長いトンネルに入り込んでしまうことに。
相手のミスに乗じて点を取ることはできてるから、ここでもう一回守備の安定感を図るような練習が必要かも。
この勢いのままリーグ戦を続けたいベティスだろうが、ウインターブレイクに突入してしまうし、ここでチームをもう一度見直すことができる。
守備の安定さえ図れれば、またリーガの台風の目になれそう。

 
スコア
0-2
<得点者> 
ベティス   ポスエロ、サンタクルス                

~愛丸's MVP~
カスト(何度やられたと思わせるシーンがあったか。それをことごとく止めてみせた。アトレチコにとって、これほど憎い存在はいないだろう。不安定なDFラインをこのひとりで救ってみせた。このパフォーマンスを常に保てれば)

マンチェスターC-アーセナル

2011-12-19 10:32:12 | プレミアリーグ
観戦日 12/19(月)       

愛丸’s チェック
CLでグループ敗退、チェルシーにプレミア初黒星と、先週は散々だったシティ。
ここでずるずるいってしまうようなことになれば、この順位を守ることができなくなるだろう。
悪いながらもユナイテッド、チェルシーは底力があるし、ここでさらに気を引き締めないと。
難しい相手だが、ホームでの試合だし、なんとかしてでもここは勝利したい。
アーセナルはようやく軌道にのってきたし、ここも期待が持てる。
シティは気持ち的に焦ってる部分があるだろうし、そこをうまくつくことができれば。
ここで勝利すれば、シティとの勝ち点差は6Pに縮まるし、優勝を狙えるところも復活できる。
アーセナルは、この試合が正念場になりそう。

シティは、なんとか連敗を喫することなく、この試合をものにした。
破壊力満点のサッカーでアーセナルをねじ伏せたってことはなかったが、主導権は握って戦うことができたし、なんといっても、クリーンシートで終わらせたことに意味がある。
どうしても失点をしてう試合が多く、守備での不安定さが目立ってたが、この試合は、終盤のアーセナルの猛攻にも耐えた。
J・ハートがいいところでビッグセーブを見せてくれたし、ここが救ってくれた部分もあったが、それでも無失点は無失点。
これで守備陣もひと安心だろう。
コロ・トゥレがCBに戻ってきたことも大きいし、レスコットよりは安心して見ることができる。
SBもこの形が一番しっくりきてるし、右にはM・リチャーズ、左サバレタってのが攻守に安定感がある。
G・バリーも守備的に振る舞えるし、とにかく、守備ブロックが安定してくれば、シティはそうそう負けることはないだろう。
まだまだプレミアは厳しい日程を強いられるが、このパフォーマンスを続ければ、結果は自ずとついてくる。
攻撃では、すっかりバロテッリがFWのファーストチョイスに。
あの個人技はなかなか止められるものでもないし、周囲との連携も日増しによくなっていってる。
気持ちの充実もあるし、これはマンチーニ以下、シティの全ての選手がこの男をしっかりケアできてるから。
このままの状態をキープしてくれれば、もっと大事な場面で大仕事をやってくれそうだし、アズーリでも攻撃の中心になるはず。
アグエロ、D・シルバとさすがと唸らせる攻撃を見せてくれたし、アグエロなんかは時間の経過とともにあのキープ力がチームを救った。
得点こそ生まれなかったが、いいシーンは多く作れたし、バロテッリとの関係もいい。
この2トップはプレミアだけでなく、ヨーロッパでも通用するものだから、余計にCLからの撤退は悔やまれる。
ナスリが本調子にない感じだったのが残念だが、やっぱりこの攻撃のカルテットは見ててわくわくするプレーを披露してくれる。
これにヤヤ・トゥレが絡んできたら、破壊力満点だし、いかにこの形を多く作れるか。
シティはこれでひとつの山を乗り切ったから、ここからまた快進撃が始まる予感。
アーセナルは押し込まれながらも前半を無失点でしのぎ、後半に勝負ってところまではプラン通りだっただろう。
ただ、前半でジュルーがケガ。
CBを4枚並べる布陣で守備の安定が出てきたアーセナルだったが、またしてもケガ人で経験のないミケルを左で起用することに。
ジュルーがやってた右SBにはコシェルニーが回って、なんとか急場を凌いだが、この後半に失点。
コシェルニーの裏をバロテッリにつかれてから生まれたものだったし、もし前半のままジュルーがいあたら、カバーリングって面でも連携は取れてたかもしれん。
せっかく形を手に入れた感があったが、またしてもDFラインを変更することに。
攻撃では、後半、シャマフを入れての2トップにまでしてシティのゴールに迫ったが、J・ハートの壁を打ち破れなかった。
終了間際のFKをサインプレーからベルマーレンの左のシュートも阻まれたし、決まってもおかしくないシュートはいくらでもあった。
ジェルビーニョのスピードシティには驚異だっただろうし、これにウォルコットも自分のプレーを披露できれば、点は奪えたかもしれん。
強豪相手に何かが欠けてしまったら、なかなか勝利することは難しい。
これでシティとの差がさらに広がり、敗戦の数も5まで増えてしまった。
クリスマスから新年にかけての過密日程でどのチームがどう転ぶかわからないが、アーセナルももう一度気を引き締め直さないと、痛い目に合うかも。

 
スコア
1-0
<得点者> 
マンチェスターC   D・シルバ                

~愛丸's MVP~
J・ハート(何度か失点のシーンを防いでみせた。後半AT、ベルマーレンのシュートが枠を外れた際、寝転がって大きく息を吐いたシーンでこの試合がどれだけ気が張ってたかがわかる。この男がこおnクリーンシートの立役者なのは間違いない)

バルセロナ-サントス(クラブW杯 ファイナル)

2011-12-18 21:47:49 | その他
観戦日 12/18(日)       

愛丸’s チェック
なるべきしてなったファイナルのカード。
やっぱりヨーロッパと南米のチャンピオンが戦わないと、この大会は意味がない。
バルサは、クラシコに勝利し、SFも余裕の勝ち上がり。
ヘタフェに敗れたときは、バルサの強さにも陰りが出てきたかに思われたが、そんな心配もどこ吹く風。
やっぱりバルサはバルサだし、この状態なら2度目の戴冠は間違いないだろう。
サントスは、インテルナシオナウが成し得たことを、やり遂げたいはず。
ただ、引いて守ってもバルサの思うつぼだし、いかに自慢の攻撃陣を目立たせるか。
ガンソが前を向いたプレーの回数が多くなれば、バルサを慌てさせることができそうだが・・・。

終わってみたら、バルサの大会だった。
こうなることは戦前から予想はできてたが、それにしても、ここまでサントスとの差があるとは。
大人と子供ぐらいの差があった。
マドリー相手にあれだけのサッカーをやってのけるチームだから、この結果も頷ける。
SFよりも本気度がまるで違ってたし、システムも相手が格下のときにやる3-4-3。
ビジャ、A・サンチェスを使えなくても、これだけのパフォーマンスができる。
メッシ、メッシと騒がれた大会で、何もプレッシャーを感じてないかのようなメッシはほんとにすごかった。
もうこの男を止めれるチームは世界を見渡しても、どこにも存在しないのかも。
ドリブルのキレは抜群だし、パスの精度もまだ進化してる。
周囲との連携も見事だし、ただ、ひとりでプレーするではなく、周囲と連携しながら、あのテクニックを存分に発揮できてる。
この大事な舞台で2点を奪うんだから大したもん。
最高潮のメッシを日本で見られたことは、今後、大きな財産になるかも。
この試合、チャビの超絶トラップからのパスだったり、セスクの2列目から華麗な飛び出し、D・アウベスのサイドっからの崩しと、SFになかったバルサの武器を思う存分発揮し、サントスを困惑させた。
リーガ、CLでもここまで破壊力満点のサッカーをやることは珍しいし、クラシコに次ぐ、いい形のバルサだった。
この3-4-3も形になってきたし、サントス相手に披露したんだから、これが今後のバルサの基本フォーメーションになりそう。
最高の形で最高の結果を手に入れたバルサだが、イニエスタはもうちょっとやれただろうし、T・アルカンタラもSFほどのインパクトは残せず。
T・アルカンタラは、左サイドでフリーでボールをもらうシーンがかなりあったが、決定的に仕事ができず。
イニエスタとポジションが違ってたら、ふたりして活きてかもしれんが、ペップはどうして、この配置にしたのか。
バルサにはポジションがあってないようなものだが、それでも、ここは逆がよかったような・・・。
もしかしたら、このファイナルという舞台でペップは何かをテストしたかったのかも。
これから、T・アルカンタラをここで起用するかどうかわからないが、現状だと、中盤で起用した方が、この男は活きてくる。
守備ではプジョルの魂がネイマールを押さえ込んだ。
スピード勝負でも負けてなかったし、まだまだこのチームの中心としてやれることを証明。
DFラインにこの男が戻ってきたことは大きいし、これまでどのチームも成し得てないCL連覇ってのも現実味を帯びてきた。
サントスは、ミス絡みで失点したのが大きかった。
最初の2つの失点はDFがクリアできたボールだったし、あそこまで崩されてのものだったから、仕方ないのかもしれんが、やらなくてもいい点だった。
ここまでポゼッションで差がでることなんてカンピオナットではないだろうし、リベルタでもサントスが主導権を握って戦うことが多かった。
それがこの展開だったし、かなり面食らっただろう。
バルサを研究してのかちらも3バックで挑んだが、これも効果的ではなかった。
ダニーロが前半でケガしてしまったことも大きかったんだろうが、それでも、勝利してたかと言われれば疑問符がつく。
期待のネイマールも決定機を決めきれず、メッシには遠く及ばないことを露呈してしまった。
いい形でシュートまで持ち込むシーンがあったにも関わらず、無得点だったってことは、決めるべき選手の力がバルサに及ばなかったってこと。
ガンソも時折見事なパスを披露してたが、いかんせん、ボールを触る回数が少なすぎた。
あれだけバルサ主導のサッカーになったえしまったら、これも仕方ない。
ここまで還付なきまでに叩きのめされたんだし、悔いはないだろう。

 
スコア
4-0
<得点者> 
バルセロナ   メッシ×2、チャビ、セスク                

~愛丸's MVP~
メッシ(このファイナルの活躍で、バロンドールの3年連続受賞は決まったようなものだろう。あれだけ騒がれ、サントスも必死で止めようと試みるもあざ笑うかのように仕事をやってのけるこの男はもう神の領域に達したかも)

マンチェスターU-ウォルバーハンプトン

2011-12-16 10:37:04 | プレミアリーグ
観戦日 12/16(金)       

愛丸’s チェック
CLで失意のグループ敗退を喫してしまったユナイテッド。
今シーズンが開幕した当初は、チーム史上2度目のトレブルも達成するんではないかってぐらいの勢いだったんだが・・・。
このショックからどれだけ立ち直れてるか。
幸いにも相手はウルブスとカモにしてる相手が、オールドトラッフォードでの試合ってことを考えたら、負けるってことはなさそう。
それならいい勝ち方をして、クライシスから一刻も早く抜け出したい。
ウルブスは、ユナイテッドにつけ込むならここしかない。
31年間、ユナイテッド相手にアウエーでは勝利できてないが、最大級のチャンスが訪れた。
引いて守るにはなく、ユナイテッドに終始プレッシャーをかけ続けることができれば、思わぬ展開も。

ユナイテッドは、CLのショックから、この1試合で抜け出すことができた。
シティがチェルシーとの大一番を控えてるし、ここで不甲斐ない結果となれば、地元のライバルを楽にするだけ。
そのためにも、是が非でも必要な勝ち点3だった。
それも、ただ、勝つだけでなく、強さも復活させての勝利だった。
こういうサッカーをやるのがユナイテッド。
サイドもうまく使いながら、中央でも勝負できる。
こうなった要因はルーニーをトップとして起用したこと。
中盤のクオリティの低さから、サー・アレックスは、セントラルMFでルーニーを起用することが多かったが、ユナイテッドが低空飛行を始めたのは、これがきっかけだったかもしれない。
起用な選手だし、しっかりチャンスメイクもできるから、ルーニーに頼りたくなる気持ちもわからんでもないが、やっぱりこの男はゴールしてなんぼの選手。
チチャのケガで前線の枚数が減り、こうせざるを得なかったのかもしれんが、事情はどうであれ、ルーニーはFWの選手。
この試合でもナニとともに最高のパフォーマンスを披露した。
ウルブスは単純な攻撃にはうまく対応できてたが、サイドから中へのカットインには対応が疎かになっており、ふたりともうまくここがつけた。
単独でカットインしてもいいし、サイドで起点を作ってクロスではなく、バイタルでフリーの選手を早めに使う。
これで2得点をゲットできた。
ナニ、ルーニーのシュートのレベルの高さもさることながら、チームとして相手の弱点を探しだし、そこをうまくついてのゴールだったし、チームの士気も上がることだろう。
後半の立ち上がりに、エブラの高さ不足をつかれ失点してしまったが、ここで慌てることなく自信を持って戦うことができたし、ここからさらに前述のふたりがゴールを決め、快勝。
圧巻はルーニーが決めた4点目。
右からのクロスをダイレクトのボレーで叩き込んだものだが、普通、あのシーン、シュートはだいたい逆サイドに放たれるものだが、腰をうまく回転させ、ニアに叩き込んだ。
このシュートを見てると、ルーニーもここで完全復活した感じだし、やっぱりFWとして起用しないといけないと誰もが実感したはず。
セントラルMFにはP・ジョーンズという大器がいるし、展開力ってことでは物足りなさを感じるが、それ以上のダイナミズムさがあるし、クリスマスを前にやっとユナイテッドは形が見えてきた。
これを成熟させれば、もう低空飛行をすることもないだろう。
シティの迎撃体制は整った。
ウルブスは、なんとかサイドからのクロスって攻撃には耐えることができたが、その分、バイタルエリアでの守備が疎かになり、ここからのミドルで失点。
前半の2失点でもう諦めムードかと思われたが、後半の立ち上がりのS・フレッチャーのゴールでなんとか戦う気持ちが復活。
攻撃でも左サイドを中心にチャンスは作るんだが、どうも一本調子。
ジャービスはいい働きを見せたが、突破からクロスまではいいとして、クロスがどれも同じパターン。
ニアに速いボールだったり、マイナスのグラウンダーだったり、ここのバリエーションが多かったら、もっとユナイテッドを苦しめることができたはず。
ウルブスは、やれる選手がそれなりに揃ってるし、チーム戦術の幅が広がれば残留は果たせるチームだろう。
そのためにもマッカーシーがどれだけチームを引き上げれるか。
右に戦えるハントを投入し、両サイドから組立られるようになったし、セントラルにもミリアシュが本来の力を発揮できればもっといいパスを供給できる。
トップもフィジカルを活かしたイングランド的なFWをいくつか抱えてるし、ほんとにチームとしての引き出しが増えればおもしろいんだが・・・。

 
スコア
4-1
<得点者> 
マンチェスターU   ナニ×2、ルーニー×2
ウォルバーハンプトン S・フレッチャー                

~愛丸's MVP~
ルーニー(ようやく、ルーニーが本来の輝きを取り戻した。EUROの最終戦の退場から気持ちのこもってないプレーが目立ち、中盤でのプレーも重なり、ルーニーじゃない感じだったが、やっぱりこの男はゴールしてなんぼの選手ってことを証明)

バルセロナ-アルサッド(クラブW杯 SF)

2011-12-15 21:29:02 | その他
観戦日 12/15(木)       

愛丸’s チェック
サントスとのファイナルを戦うチームを決める、クラブW杯のセミ・ファイナル。
バルサは何がどう転んでも、ここで負けるわけにはいかない。
クラシコで快勝し、意気揚々と日本に乗り込んできたはず。
しっかり休養も取ったみたいだし、この試合が、実質、最初の練習って形になるかも。
とりあえず、ケガだけに注意して、楽にやっても大勝できるだろう。
アルサッドは、もうバルサとやれる機会なんてないんだろうし、ここは思いっきり戦ってもらいたい。
バルサを意識して守備に重点を置いても守れることはできないわけで、それなら攻撃的に振舞ってみるのも手かも。
バルサを驚かせる何かをやってこない限り、ただただ、無様な醜態を晒すだけ。

バルサは、ここでいいウォーミングアップができたことだろう。
ビジャのケガ、それに代わって入ったA・サンチェスも途中交代と、アクシテンドには見舞われたが、残ってるメンバーでも十分戦える。
この試合、あれだけ引いて守られても、しっかり弱点をついて4ゴールをゲット。
メッシがゴールを決めなくてもこれだけ点が取れるチーム。
それにしても、バルサは攻撃の幅が広い。
チャビがいたら、もっと効果的に崩すことができたんだろうが、その代わり、この試合ではT・アルカンタラが目立った。
最初の得点はアルサッドのミスからで、2点目もパスミスを高い位置で拾ってのものだったが、アドリアーノに出したT・アルカンタラのパスは見事。
あれだけ中央が固められてるから、使うならラテラルの選手。
これがダイヤゴナルに入ってくることで、アルサッドの守備を打ち破った。
これをやってのけたのが、T・アルカンタラとアドリアーノのコンビ。
相手を見て、その弱点をしっかりついてゴールをする。
簡単なことのように思えるが、なかなかそれを実戦でやってのけるのは難しいはず。
T・アルカンタラは、4点目になるマクスウェルのゴールもお膳立てしてるし、どうしてもメッシ、イニエスタに目がいってる隙を見事について仕事をやってのけた。
セスク、チャビを最後まで温存できたし、このままファイナルもこの男を使ってもおもしろい。
誰もが注目してたメッシだったが、ここは遊び心満載でのプレーだった。
アシストをひとつ上げたし、この試合は、これで十分だろう。
ドリブルでも日本のファンを堪能させたし、サービスのオーバーヘッドも見せてくれた。
普通だったら、あんなプレーは絶対にしないだろうし、試合の結果も見えてたらのプレーだろう。
これで日本での試合勘は万全なものにしただろうし、あとは、日曜に向けてコンディションを上げていってくれれば。
おそらく、タイトルがかかった試合だし、相手はサントス。
セスクもチャビも使ってくるだろうし、たぶん、クラシコでのフォーメーションで挑んでくるはず。
A・サンチェスが使えなくてもペドロがいるし、好調だったアドリアーノを前で使うこともできる。
D・アウベスも休めたし、駒に不足はない。
それにしても、ちょっとバルサ寄りに全てが動き過ぎなような・・・。
日本では4時間前にピッチに水をまくところを、この試合はなんと1時間半前にまいたらしい。
バルサのパスサッカーをやりやすくするためかどうかは定かではないが、ここはいつも通りの運営をしてもらいたかった。
バルサの大会ではないし、ファイナルはこういった配慮はやめてもらいたい。
アルサッドは、自慢の快速2トップを最後まで活かせなかった。
このまま使っても3位決定に響くと踏んだのか、途中交代だったし、これも賢明は策だろう。
あれだけ引いて守って、クリアもろくそこできず、DFラインで繋いではミスの連続だったら、このふたりは活きてこない。
ヨーロッパの舞台で一度は騒がれた選手たちだし、いい形でボールをもらえれば、スピード勝負でプジョルに対抗できた。
これよりも、ただ、エリア内に人をさいて守ることを選択してたし、これでは何も始まらない。
ミスの連続で失点し、逆に無様な姿を晒すことになった。
バルサは守られるよりがんがん前にこられた方がやりぬくかったはず。
バルサが相手だからとにかく守備ってチームはどこも結果を残せてない。
逆に高い位置からプレスを掛け、攻撃的に振舞ったチームの方がバルサは慌ててしまう。
アルサッドのスタッフはしっかりヘタフェ戦を研究したんだろうか。
あれが対バルサのお手本になる試合だったし、アジア王者の名が霞んで見えただけ。
レベルの低さうんぬんではなく、戦う姿勢の問題。
ただ、記念試合になるんなら、この大会自体見直した方がいい。

 
スコア
4-0
<得点者> 
バルセロナ   アドリアーノ×2、S・ケイタ、マクスウェル                

~愛丸's MVP~
T・アルカンタラ(2点目、4点目のパスは惚れ惚れするものだった。サイドからの攻撃が一番の有効打とわかってたんだろうし、この攻撃は見事だった。周囲がよく見えてるし、底知れない力を感じた。ファイナルでも見たい選手)

ジェノア-インテル

2011-12-15 15:21:18 | セリエA
観戦日 12/15(木)       

愛丸’s チェック
大雨の影響で順延になった試合。
この試合の収益金は全てジェノアの街で洪水被害の義援金に当てられるらしい。
そうなると、ジェノアはしっかりホームでインテルに勝利して、地元のために、結果を出したいところだろう。
ただ、強豪相手になると、どうしても消極的な戦いに終始してしまうし、2節前のミラン戦の再現ってことも・・・。
インテルは、ようやく波に乗れそうな感じだし、いいウインターブレイクを迎えるためにも、ここは連勝といきたいところ。
2011年の試合もあとわずかだし、ひとつでも順位を上げたいはず。
アウエーでの戦いでやりにくい面もあるかもしれんが、ここは、きっちり勝ち点3といきたい。

ジェノアは、最初っから0-0の勝ち点1でいいという試合運びだった。
前半はひとつも決定機を作れなかったし、先発のゼ・エドゥアルドが目立ったのは、ハーフウェー付近でボールを追いかけることぐらい。
期待のメルケルも全く攻撃でいい面は出せなかったし、ここまでがっちり守りに入らなくていいはず。
点が取れれば楽に戦えるわけで、インテル相手にゼロに抑えるってサッカーの方が難しいはず。
3バックに中盤を6枚にして、がっちりスペースを埋め、ひとにも激しくいくサッカーで前半は持ちこたえたが、これが90分続くことはなかった。
1点を奪われ、攻撃陣に厚みを持たせる布陣に変更してきたが、守備でかなり体力を消耗しており、効果的な攻撃は数えるぐらい。
それでもチャンスは作れた。
ATに怒涛の攻撃を見せたが、長友にブロックだれ、こぼれをM・ヴェローゾがミドルを放つもJ・セーザルのセーブでレテならず。
サイドから何度かチャンスになるシーンはあったが、それでも、レテの匂いはしなかった。
カラッチョロを投入しても、ここを活かす展開には持ち込めず、最後の最後にパワープレーで見せ場と作っただけ。
この試合でも、M・ロッシが獅子奮迅の活躍を見せ、歳を感じさせない運動量でピンチを救ったが、この動きがチーム全体にほしかった。
攻撃になったときにも、一番動いてたのはM・ロッシだったし、この男がいないと、ジェノアからは魂の欠片も感じないサッカーを展開してしまいそう。
守備でも、あれだけがっちがちに守ってたが、活躍するのはフレイだったし、その前のDFライン、中盤の守備としっかり機能してなかったことに。
こんな時代遅れのサッカーをやってるようでは、セリエ自体のレベルが上がることはない。
いい加減、イタリアのベテラン監督たちもやり方を見直さないと、どんどん世界から置いて行かれることになる。
プロビンチャのチームだからって考えは国内だけの話だし、ドイツに追い越された現状を、だれも危機だとは思ってないのかも。
プロビンチャだからこそ、チームの改革ができやすいし、そろそろオーナーも名前だけの監督とおさらばしてもいい時期。
インテルは、ジェノアの時代遅れのサッカーに苦しむ時間が多かったが、それでもチャンスは作れてたし、いつかレテは奪える雰囲気だった。
前節、いい働きをして、ラニエリがこの4-4-2にこだわる要因になったであろうファラオーニが、この試合は効果的な攻めを披露できず。
ただ、右でのこのサイドからの攻撃は、2トップを活かすなら必要だし、もっともっと経験を積ませて上げてもいい。
この試合は、結果、代わったアルバレスのクロスから長友のヘッドでの点が決勝点になったが、ファラオーニがダメってわけではない。
このレテのシーン、よく長友はあの位置まで上がってきたもんだ。
前節のレテで気をよくしてたんだろう。
グランクビストとメストの間に入り込んできて、メストの前で完璧なヘッド。
長友が流れの中でヘディングでレテを奪うなんて。
点を狙う動きがいい結果を生んだ。
ATに一度受けた猛攻でも、M・ロッシのティロを長友はJ・セーザルの前で頭でクリアしてみせたし、守備でのカバーリングもかなり注意深くやってる感じ。
インテルは、ファラオーニのおかげかどうかわからないが、2トップを活かす意味もこめ、これから、この4-4-2が主体になりそう。
スネイデルがいつ戻ってくるかわからないが、もし、このシステムが成熟してくれば、スネイデルは必要ない。
サイドでは若いファラオーニ、F・コウチーニョ、アルバレス、オビ、この試合でインテルでのデビュー戦を迎えたポーリと枚数は足りてる。
若手がこれだけいるし、この状況は若手をうまく起用できるチャンスでもあるから、このままラニエリには継続していってもらいたい。
冬のメルカートでモラッティがどう動くかわからないが、インテルは今変われるときかも。

 
スコア
0-1
<得点者> 
インテル   長友                

~愛丸's MVP~
長友(このレテがこの試合の全て。アルバレスのインスイングのクロスにヘディングってこれから見られるシーンかどうか。いい位置に入ってきてたし、守備もしっかりやりながらレテも狙う。この姿勢を貫いてもらいたい)

ストーク・シティ-トットナム

2011-12-15 10:24:06 | プレミアリーグ
観戦日 12/15(木)       

愛丸’s チェック
ELでグループ突破を決めたストーク。
このサッカーがヨーロッパでの舞台で通用することを証明してみせた。
次の目標は、ここブリタニアでスパーズを止めること。
相手は、破竹の6連勝中で、なかなか止めるのは難しいかもしれん。
ただ、この地ではどんな強豪も苦しむことで有名。
自分たちのサッカーを最後まで貫けば光も見えてくる。
スパーズはパーカー加入後、11戦負けなしで、連勝も6まで伸ばしてる。
1試合消化が少ないし、これも取ったと仮定して、ここで勝ち点3が奪えれば、首位のシティとは1P差ってことに。
スパーズはここでも連勝を伸ばすことができるのか。

ストークが、ストークらしい戦い方でスパーズを止めることに成功。
今節のプレミアは、ここまで絶好調だった2チームが敗戦を喫する結果に。
ストークは、ほんと、ブリタニアでは自信を持ってプレーできてる。
やることが明確で、選手たちもしっかりそれを理解してるし、いい結果を出すことに向かって、誰もさぼることがない。
90分、ほんとに集中が途切れなかった。
守備になると、クラウチまでセンターラインよりも下がってプレーしてるし、2ラインの足並みが揃ってる。
この2ラインを崩すのは至難の技だろうし、フィジカル勝負をしても、勝ち目はない。
それに戻ってきたセーレンセンも当たってたし、こうなると、流れの中から点を奪うのは難しい。
自信をもって守備をしてる印象で、不慣れな右のSBに入ったウッドゲイトも中盤の選手と連携してG・ベイルに対応した。
ここまできっちり守備をできるチームもそういないし、これがアウエーでもやれれば、もっと順位を上げれる。
運も味方につけた部分もあったが、これも実力のうち。
カブールが、ファーへ流れてきたボールをシュートしたシーン、流れの中ではフートが見事のライン上でクリアしたかに思えたんだが、よく見ると、ショークロスが肘でクリア。
これをハンドと認められたらこの勝利はなかった。
攻撃では、自慢のフィジカルを活かしての2ゴール。
ひとつは、右からショットンのクロスをウォルターズがギャラスに競り勝ち、こぼれたボールをクラウチが粘って繋いで、逆サイドから走り込んだエザリントンが押し込む。
これと、全く似た形で、2点目はお得意のロングスローからウォルターズがフリックしてまたしてもエザリントン。
スパーズは同じような形でやられてしまった。
クラウチをうまく使って、ウォルターズが競るこの形は、ストークが得意にしてるプレーなんだろう。
ロングスルーと言えばデラップって印象が強いんだが、この試合はショットンがこの仕事を担った。
速いボールを供給できないが、飛距離は十分。
ストークは誰もがロングスローの練習もしてるんだろうか・・・。
好調スパーズを止め、順位も上がってくるだろうし、このままいけば、2シーズン連続のELも夢ではない。
スパーズは、ここで連勝がストップ。
戦いにくい相手だったことは重々承知してただろうが、最後まであの高い壁を崩すことができなかった。
決定機はミドルがほとんどで、奪った得点もPKの1点のみ。
左でなんとかG・ベイルが突破して、速いクロスを供給するも、中にアデバ1枚では辛い。
後半頭からデフォーを投入し、2トップにしても状況は変わらず。
パーカーが2列目から飛び出していくつかチャンスを作るも決定機には繋がらず。
あれだけ4枚がきっちり守備に回られると、なかなか崩すのは難しいし、ミドルに頼る攻撃もわかる。
ただ、いいシュートを放っても、セーレンセンが立ちはだかってるし、これでも崩せない。
手を変え品を変え、なんとか点を奪おうと努力をするも、この試合でのストークの守備がスパーズを上回った。
だいぶ押し込み出した時間に、カブールが2枚目を頂戴して退場になったのも、いい流れを断ち切った原因に。
カブールの高さは、ストークにも対抗できる武器だったし、セットプレーからの特典源を失った形に。
スパーズもストーク同様、最後までしっかり戦うことはできてたし、いつかは連勝はストップするもの。
これでも、まだ上位には踏みとどまることができるし、この敗戦を引きずらないならいいが・・・。
あとは、延期になった開幕戦がどこに組み込まれるか。
プレミアは12月の後半は厳しい日程になってくるし、あまりハードな日程にならなければ、まだ優勝を狙える位置で戦うことができる。

 
スコア
2-1
<得点者> 
ストーク・シティ  エザリントン×2
トットナム     アデバヨール                

~愛丸's MVP~
セーレンセン(ストークの選手全員が最高のプレーを披露したが、この男のミドルへの対応が見事だったから失点をPKの1つだけに抑えることができた。DFラインとの連携もいいし、この守備はなかなか崩せない)

サントス―柏(クラブW杯 SF)

2011-12-14 21:29:32 | その他
観戦日 12/14(水)       

愛丸’s チェック
コパ・リベルタドーレスチャンピオンのサントスがここから登場。
昨年は、インテルナシオナウが、この段階で姿を消すという大波乱が起こったし、サントスもうかうかはしてられないだろう。
ただ、力の差は歴然としてるし、とにかく、いい状態でバルサと戦えるように、まずはここで試合勘を取り戻すことに。
ケガなく、サスペンションなく、無事に終わらせることが先決。
柏は、ここまで来れば十分だろう。
あとは、このお祭りでどれだけインパクトを残せるか。
天地がひっくり返っても、ここで勝つことは不可能だし、1点でも取れればそれで満足な試合。
奇跡は2度は起こらない。

サントスは、省エネサッカーで見事にファイナル進出。
リベルタでの試合をいくつか観戦したが、これまでのサントスの中で出来は一番よくなかった。
それもそうだろう。
遠い日本の地にやってきて、まだ時差ぼけもあるだろうし、気候もまるで違う。
まずは、試合をやれるからだ作りをしないといけないわけで、ここでバルサ戦へ向けての試運転ってことに。
それでいて、昨年のインテルナシオナウの一件もあるし、そううかうかもできなかっただろうが、あれは、相手がアフリカのチーム。
身体能力でなんとかやってくるチームだし、それを考えたら、柏なんていい練習相手。
攻撃陣を見てれば、遊んでるプレーも多かったし、守備への加担も気の向いたときだけ。
バルサ戦へ向けてってことを考えたら、高い位置でのプレスも必要だっただろうが、ここで疲れても意味がないし、攻撃陣はとりあえず、攻撃に集中してた。
ネイマールも、遊び心満載のプレーで観衆を魅了しようとしてたし、2人ぐらいのマークだったら、普通にやれれば突破できる。
それが、奪われたりしてたのは、力を入れてないから。
あれだけマークにつかれたら、周囲をうまく使って突破することもできる選手だし、連携プレーを多く出さなかったのは、バルサのスカウトが来てたからだろう。
セットプレーにしても同じことが言えるし、あまい手の内は明かしてない感じ。
ガンソも、もっと動いてボールを引き出すことをやれる選手なんだが、ほとんどポジションを動かさず、来たボールにだけ対応。
あれだけネイマールにDF陣が集中してるんだから、ガンソの力を持ってしたら、もっとボールを呼び込めたはず。
シュートへの意識もあまりなかったし、これもバルサに対して手の内を見せなかったのか。
ラテラウの攻撃参加も少なかったし、3点を奪ったが、どれも個人での得点。
もっとチームとしてやれるから、ほんとに、この試合は、試合をやってコンディションをバルサ戦へ向かわせてる感じがした。
守備にしても、あれだけリトリートして、中に来たボールに対して激しくいくってプレーをしてなかったし、これも、DF陣のコンディション調整だったか。
人に対するプレーを練習してたみたいで、バルサ相手にこれでは簡単にやられてしまう。
CB陣が強いだけで通用するチームじゃないし、どうやってバルサにスペースを与えず、高い位置からプレスをかけれるか。
これをやらなかったってことは、ここはとりあえず隠しておこうってことだったらいいんだが・・・。
守備でいい働きを見せたダニーロだが、もっと攻撃的に振る舞える選手だし、それが、この試合は完全に守備の人に。
それでいて、最高の守備を見せてくれて、冬に加入するポルトの関係者もいいものを見させてもらったのでは?
とりあえず、ファイナルに進出したし、これからしっかりバルサ対策を練ることに。
柏は酒井がよかっただけ。
あのブラジル人2人もJのレベルならいいものを見せてくれるんだろうが、相手が母国のしかも南米のチャンピオンってなると並みの選手。
FKひとつ取ってもダニーロと比べモノにならないし、これが精一杯だろう。
酒井はあのオーバーラップは魅力だし、仕掛ける気持ちも立派。
クロスもいいものがあるし、CKでは得点も決めたあの高さも魅力的。
ちょっと年齢的に高い気もするが、このサントスからオファーが来てたんなら、挑戦してみてもよかったのに・・・。
ここまでいい働きをしてた田中も相手が本物になるとノーインパクトだったし、柏にとっていい思い出ができただろう。
菅野にしても、あれだけ英雄扱いされてたが、やっぱり身長の低さはこのレベルでは致命傷になる。
あの3点目のFKは壁の作らせ方に問題があったし、レベルの低さも伺えた。
世界との差を痛感するにはいい試合になったし、これからゆっくり休んでください。

 
スコア
3-1
<得点者> 
サントス   ネイマール、ボルジェス、ダニーロ
柏      酒井                

~愛丸's MVP~
ダニーロ(リベルタを見たときは、最初は中盤の左で攻撃的な選手として起用され、ファイナルは右のラテラウ。起用な選手だと関心した覚えが。この試合では攻撃を抑え守備に徹し、見事なカバーリングにブロックを披露してくれた)