愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ニューカッスル-マンチェスターC

2010-12-30 15:39:40 | プレミアリーグ
観戦日 12/30(木)       

愛丸’s チェック
シティ・オブ・マンチェスターでの試合では、デヨンクがベン・アルファに大ケガを追わせた試合。
この遺恨が、どのように影響するか。
St.ジェームスパークでは、大ブーイングが起こるはず。
これで、ニューカッスルの選手たちがいい方に乗せられればいいんだが、別の意味で熱くなってしまったらシティの思う壺だろう。
シティは、ユナイテッドよりも上でクリスマスを迎えられるチャンスだったが、そううまくいかなかった。
ただ、勝ち点32Pの3位はまずまずの結果だろう。
後半戦、どれだけ勝ち点を積み上げれるかだが、まだ安定性を欠く試合があるし、絶えず一定のパフォーマンスができるようにならないとプレミアを制することは不可能。

ニューカッスルは、立ち上がりの2つのミスから失点してしまったのが、後々響いてしまった。
クルルがバックパスをうまく繋げることができてれば、先制点を奪われることもなかったし、この後の失点も、ティオテのキックの精度が高ければ味方にボールをぶつけることもなかった。
慎重にならないとダメな時間に、こういうミスが出てるようだと、これより上の順位は望めない。
強豪と呼ばれるチームとの対戦では、ここまでいい結果が出せてたが、この試合は別だった。
ベン・アルファの弔い合戦だったが、いい結果は生み出せず。
ただ、この2失点以降、うまく戦うことはできてた。
やっぱり今のニューカッスルはキャロルのチームだし、この男の仕事っぷりは満点をあげてもいい。
シティのDF陣との競り合いで負けることはなかったし、落としも正確。
ここのポストプレーがかなり計算できるのに、これを受ける選手たちの正確性がいまいち。
ノーランが、その役割を担うはずだったが、この試合では切れが感じられなかった。
ここまでキャロルとふたりでチームの得点源になってたが、それは、キャロルとの位置関係がよかったから。
この試合でも、それを発揮できてれば、もっと点は取れたはず。
シティの中盤の攻撃をケアしてたのかもしれんが、そこまで強力な中盤ではない。
なら、もっと前でプレーすることを心がけてもらいたかった。
今のニューカッスルだったら、キャロルは1トップで使うより、2トップの方が活きてくるはず。
実際、後半途中にレンジャーとの2トップになって攻撃にリズムが出てきたし、相手に与える脅威を考えても、これの方がいい。
まだパーデューがチームを把握しきれてないのかもしれんが、伸びる要素のあるチームだし、監督がチームをまとめ挙げればEL圏内も見えてくる。
ベン・アルファの復帰がいつになるかわからないが、右サイドが強化できれば、おもしろいチームになる。
シティは、相手のミスをきっちりついてしたたかな戦い方で勝ち点3をゲット。
相手に押し込まれる時間もあったし、キャロルには手を焼いてたが、失った点は、CKからのひとつだけ。
スタジアムのブーイングが影響することもなかったし、この勝利は、シティに自信をつけたであろう。
この試合、光輝いたのがテベス。
攻撃での貢献度もチーム1だったが、やっぱり、この男は、ファーストディフェンダーとしての活躍もみごと。
カウンターを食らいそうな場面でも、一生懸命戻ってプレスをかけるこの男の姿勢が、チームを救ってる。
まだまだこのチームでエースとして振舞ってもらわないと。
この試合ではD・シルバ、ミルナーもサイドでの守備に貢献。
かなり低い位置でのプレーで、攻撃面では不満も残ったが、それでも、ここってシーンではきっちり仕事ができてた。
ミルナーは2点目のアシストが最高だったし、D・シルバは、ここでボールを落ち着かせることができる。
まだヤヤ・トゥレなんかとのコンビがいまいちだったりもするが、これは時間が解決するだろう。
バートンとのやりあいに勝ったりもしてたし、すっかりプレミアの水になれてる
ここにきても、まだチームとして完成されてない感じもするシティだが、それでこの勝ち点で、順位だし、しっかりチームとしてまとまったらどんなチームになるのか。
そのためにはマンチーニでは難しいような気もするが・・・。
年末年始の厳しい日程をうまく乗り切ったら、選手も監督も自信がつくだろうし、シティには、今シーズンのプレミアをひっかき回してもらいたい。
 

スコア
1-3

<得点者> 
ニューカッスル  キャロル
マンチェスターC G・バリー、テベス×2         

~愛丸's MVP~
テベス(攻撃でも守備でも、もうシティには欠かせない存在に。1アシスト、2ゴールは、まさにチームの柱。疲れを知らないあの守備での貢献もチームを助けることに)

アーセナル-チェルシー

2010-12-28 23:40:15 | プレミアリーグ
観戦日 12/28(火)       

愛丸’s チェック
折り返しのビッグロンドンダービー。
アーセナルは、チェルシーにどうも分が悪い。
最近、なかなか勝てないでいるが、ここはチャンスかも。
どちらも、前節は雪の影響で休養十分だし、あつなると、今の勢いがそのまま出そう。
アーセナルが最高の状態ではないことはわかってるが、チェルシーよちも明らかにいいのは確か。
エミレーツでやれるし、ここは久しぶりのロンドンの宿敵から勝ち点3が奪えるかも。
チェルシーは、ここで何かきっかけを掴みたい。
ランパードも戻ってきたし、開幕当初の爆発的な攻撃力が復活するかもしれん。
蓋を開けてみないとわからないが、アウエーでも勝ち点3が取れてもなんらおかしくはない。
攻撃が機能してくれれば、それも可能。

アーセナルが、ここまで苦手にしてたチェルシー相手にスカッとする勝利を収めることができた。
前半は、ボールを支配しながらも決定機を作りながらも、フィニッシュまで持ち込めず歯がゆい時間が多かったが、前半の終了間際に得点。
この先制点がアーセナルに自信をもたらした。
セスク、ナスリが輝かなくても、この試合は、中盤の底でウィルシェアが輝いた。
パスミスも見られたが、それでも、この男の貢献度はかなり大きい。
周囲との関係もよくなってきたし、主力がマークされることが多くなるから、この男がそれなりにフリーでボールを扱うことができた。
ドリブルの技術も高いし、左足の精度も並たいていのものではない。
こういう選手が、セントラルMFでボールを捌いてくれれば、チャンスも増えてくる。
ソングの先制点も、この男からの決定的なパスからだったし、もうセスクを欠く事態になっても、アーセナルはそう苦しまないだろう。
まだまだ若いし、これからどんどん経験を積んでいけば、どんな選手になるか楽しみ。
後半、アーセナルは更に勢いを増し、チェルシーのミスを見逃さず、得点を重ね、あのチェルシーから3得点。
2点目、3点目を立て続けに取れたのがよかった。
セットプレーから1点を返されたが、これといったピンチもなかったし、完勝と言ってもいい試合だった。
コシェルニー、ジュルーのCBコンビで不安もあったんだが、このふたりが崩壊することはなかった。
調子が上がってきてないとは言え、あのチェルシーから流れの中から失点をしなかったわけで、守備陣にも自信のつく試合になっただろう。
ケガ人で、うまく戦えないなんてことはもう言えない状況だし、このままチェルシーより上の順位で戦うことができれば、優勝ってのも見えてくる。
ユナイテッドが未だ無敗でがんばってるが、これが続くとも思えない。
直接対決で、下すことができれば、ポイント差も縮まってくる。
問題はチェルシー。
アーセナル相手に何もすることができなかった。
いくら調子が上がってこないとは言え、ここまでミスが目立つチェルシーも見たことがない。
低い位置からのパスをカットされるシーンが多かったし、これではうまく攻撃には繋げないだろう。
頼みのドログバも、それなりのボールがこないことには、仕事もできない。
カルーはアネルカの足元にも及ばないプレーで全く貢献できてないし、マルダもあの頃の勢いがない。
ランパードもまだ重そうだし、エッシェン、ミケル、途中出場のラミレスと、アーセナルの中盤に比べると、かなり質が落ちる。
あれだけ全てが機能して得点を重ねてた時代が懐かしい。
守備陣も先にも述べたがパスミスが多かったし、頼みのテリーもスピードへの対応がかなりまずかった。
ツェフのビッグセーブがなかったら、まだ失点を重ねたことに。
プレミアはウインターブレイクがないから、チームの建て直しってのが難しいが、それでも、アンチェロッティはやらなければなからない。
ビッグイヤーを掲げることができれば、そう問題も大きくはならないだおるが、ここまでプレミアでやれないとなると、シーズン中の解任ってことも。
点が欲しい状況でカクタを投入しなければならないチーム事情にも問題が。
持ってるものは大きいとは思うが、アーセナル相手に仕事をできるレベルの選手ではない。
冬の移籍でどう動くかわからないが、このままではプレミアの連覇もビッグイヤーの獲得も厳しい状況にあるのは確か。
とりあえずは、ミスを減らすことで、こうやって自滅しないのがチェルシーだと思ってたが、今は、モウリーニョの時代のチェルシーとは違う。
なら、もっと攻撃的に振舞って、得点力で相手をねじ伏せるサッカーをやらないと、4位という順位も守れなくなってしまう。
 

スコア
3-1

<得点者> 
アーセナル   ソング、セスク、ウォルコット
チェルシー   イバノビッチ         

~愛丸's MVP~
ウィルシェア(アーセナルのキーマンに育ちつつある。まだパスミスも目立つが、ここってシーンでのあの冷静さはとても10代の選手とは思えない。まだまだ伸びていくだろう)

キエーボ-ユベントス

2010-12-23 12:59:17 | セリエA
観戦日 12/23(木)       

愛丸’s チェック
昨シーズン、この地でユーベに1-0で勝利してるキエーボ。
そのときと多少は陣容も変わってきたが、今シーズンの出来を考えれば、その再現も可能か。
ホームでいい成績を残してることと、ビッグクラブには今シーズン負けてないことで、ここも期待が持てる。
ただ、降格しそうなチームに連敗したりと不安定な部分も。
どちらのキエーボが顔を出すか、やってみないとわからない。
ユーベは、なんだかんだで負けないサッカーを展開。
ドローの多さは気になるが、ミランを6P差で追う2位は、それなりに満足のいくものだろう。
ケガ人の多さに悩まされながらもデル・ネーリは、しかりとしたチーム作りができてる。
できれば、ウインターブレイク前最後の試合は、きっちり勝って、後半戦に繋げたいところ。

キエーボは、前半にリゴーレのチャンスをもらい、それをマルコリーニが失敗、流れをユーベに渡してしまった。
これまでは、2トップにボールを当てるサッカーでユーベのDF陣を混乱させてた。
ペリッシェル、モスカルデッリのコンビはコンビとして連動して動けてるし、それでいて、個人でも高いフィニッシュワークを備えてる。
これにロングボールがうまく入ったときには、大方、チャンスになった。
これ以上に、うまく2トップをコントロールできてたのが、トレクァルティスタに入ったコンスタン。
高い技術を持ってるし、意外性のあるパスが2トップと意思疎通が取れてて、よく通ってた。
リゴーレをゲットしたシーンも、コンスタンからの浮き球のパスにモスカルデッリが抜け出したもので、しっかり連携が取れてないと、そうそう通るものでもなかった。
いいプレーからのリゴーレだったし、これはマルコリーニにしっかり決めてもらいたかった。
ここで点が取れてれば、ユーベから勝ち点3が奪えたかも。
ここで先制できず、クアリアレッラに見事なオーバーヘッドを叩き込まれ、リードを許し、クラシッチのスピードに手を焼きながらも、ソレンティーノの活躍で失点を重ねなかったのが、ATの同点レテに繋がった。
ソレンティーノは前半のうちに足の筋肉を故障しながらも、やれるまでなんとか踏ん張ってくれた。
ビッグセーブでチームを救い、この熱い魂がチームメイトに伝わったんあだろう。
終了間際の猛攻は、鬼気迫るものがあった。
ユーベはジャンドナートがコンスタンを倒して一発ロッソでピッチを去っており、この段階でカウンター狙いの守備固め。
これを崩したんだから、キエーボの攻撃は捨てたもんじゃない。
左からのクロスをファーで繋いで、それを中でグラノチェがうまくバックヘッドでペリッシェルへ。
これをこのチームを支えてきたエースがきっちり決めてみせた。
勝ち点3にも匹敵する同点レテ。
なかなか数的優位を活かせずにいたが、ここってシーンでそれを活かしきった。
この内容で試合をやっていければ、降格することはないし、まだ上が狙えるチームに。
ユーベは、あの最後のシーンよりも、やっぱりジャンドナートの退場が痛かった。
ただでさえ、中盤のセントラルが手薄な中、試合中に、ここが一枚欠けることになると、しりゃ苦しくなる。
ここまでは、アクイラーニのパートナーとして守備で貢献できてたが、それがカウンターから裏をつかれたときに決定的なファールを犯してしまった。
若さが出たというか、これがいい経験に繋がってくれれば。
ヤクインタ、クアリアレッラの2トップは、今、ユーベで考えられる最高の2トップだし、左のペペ、右のクラシッチも状態はいい。
とくにクラシッチは最高の状態にあるかも。
あのスピードとテクニックはセリエでも指折りだし、レテも狙えるってのも大きい。
ただ、いい形で抜け出してのレテチャンスにクロスバーを叩いたあのシーンで決めることができてれば・・・。
さすがに全ての試合でヒーローにはなれないだろう。
このサイドアタッカーと、アクイラーニがいてくれれば、攻撃は形になる。
アクイラーニは流れの中で攻撃を組み立てる能力も高いし、セットプレーのキッカーとしても優秀。
このプレーを見てると、どれだけあの移籍が失敗だったか。
ずっとイタリアでプレーしてれば、今頃はアズーリでも中心的な選手になってたはず。
最後の最後に追いつかれたユーベだったが、数的不利な状況でも守備も破綻はしなかったし、攻撃もカウンターからいくつかチャンスも作れた。
どんなサッカーにも対応できるチームになってきたし、ケガ人が戻ってきたら、久しぶりのスクデットもあるかも。
 

スコア
1-1

<得点者> 
キエーボ   ペリッシェル
ユベントス  クアリアレッラ         

~愛丸's MVP~
コンスタン(攻撃の流れを変えることができる選手。単独での仕掛けもできるし、2トップをうまく使うこともできる。まだまだ大きくなれる予感が・・・)

ACミラン-ローマ

2010-12-23 10:10:44 | セリエA
観戦日 12/23(木)       

愛丸’s チェック
ウインターブレイク前の最後の試合。
それでいて、このビッグマッチ。
ミランはカンピオナートで首位、これを勝ち点10P差で追うローマ。
ローマがスタートダッシュを決めてれば、もっと盛り上がった試合になったのに・・・。
ヨーロッパを襲ってる寒波の影響で、ここサンシーロもそうとう寒いみたいで、ピッチ状態もかなり悪いみたい。
いい試合を期待できない状況だが、ここは休みを控えた選手たちの最後の踏ん張りに期待か。
攻撃陣が多くケガしてるミランだが、しっかり点は取れてるし、ここもそう不安材料はない。
ローマもベストの布陣は望めないにしても、ここ数試合は安定した戦いができてる。
果たして、いいクリスマス休暇を迎えるのはどっちのチームになるんだろう。

ミランは、前半のうちにピルロがケガで離脱したのが大きかった。
代わりにセードルフが入ってきたが、ピルロとの役回りはまるで違う。
それにセードルフの調子自体もいいものではなかった。
パスの出所がなくなったミランは、2トップの個人技に頼るサッカーに。
その頼みの綱であるホビーニョが、自分の武器を活かすことができず、ズラタンにも効果的なボールが入らない。
こうなると、ミランの攻撃は手詰まりに。
なんとか、ここまでこのふたりがチームを引っ張ってきてたから、勝ち点を積み上げることができてたんだが、ローマぐらいのチームが相手になると、そう簡単に個人での突破はできない。
うまくチームで崩さないと、レテは期待できない。
唯一、可能性を感じさせたのが、ケビン・プリンス。
2トップになんとか絡んで、レテをって積極的な動きが目立ったし、周りもここを活かすようなサッカーに徹してれば、流れは変わったかも。
もっとズタランに当てて、そのこぼれをホビーニョ、ケビン・プリンスが狙うようなサッカーだったら、ローマももっと苦しんだはず。
意図してオフサイドを取れてたようにも思えなかったから、ズラタンのポストからの裏への抜け出しみたいなプレーをやれてれば、点は取れたかも。
寒さの影響もあるかもしれんが、これはミランの選手だけに当てはまるものではない。
気候はローマにも同じように圧し掛かるわけで、ホームってことを考えれば、まだミランに分があったはず。
守備面では、うまくサイドでの守備ができてたように思えたが、アントニーニが、一回だけ、やられたシーンで失点してしまった。
メネーズのあの突破を誉めるべきなんだろうが、あのクロスを上げさせない守備があそこでできてれば、この失点はなかった。
右から中へ絞ってきてクリアしたアバーテも、クリアがあそこに蹴ることがなかったら、ボリエッロに当たることもなかった。
ああしてればってシーンがだいたい失点に繋がってしまう。
ボリエッロ、アドリアーノという強力な2トップにはうまく対応できてたし、失点シーンのあのワンプレーはほんとに悔やまれる。
首位で折り返すことにはなったが、どこか後味の悪い試合になってしまった。
ローマは、トッティ、ヴチニッチを欠く布陣だったが、今のローマを支えてるのは、このふたりではなく、メネーズとボリエッロ。
このふたりが調子を上げてきて、チームも上昇気流に乗れた。
古巣相手にボリエッロはそうとう燃えてただろうが、あのレテも自分で狙って取れたものではない。
あそこに詰めてたのはさすがだったが、ラッキーな部分が多い。
それにアドリアーノとのコンビもまだまだ。
アドリアーノ自体がトップフォームにはないし、スピードもフィジカルも、このスタジアムでネラッズーロのユニフォームを着てプレーしたてときとは雲泥の差。
まだまだ体重を落とさないと、アドリアーノらしいプレーはできないだろう。
ただ、持ってるものは計り知れないし、ここが機能しだしたら、ローマはまだまだ上を目指せる。
首位のミランをアウエーで打ち破ったし、休暇後に繋がる勝利になったのは確か。
課題はいくつも見られたが、ここでは結果が全て。
後半も終了近くにホナウジーニョが入ってきて、これの対応でかなり苦労し、ピンチも迎えたが、失点しなかったのは自信にも繋がるはず。
リーセの守備での貢献も大きかったし、守備に徹したサッカーをやっても結果を残すことができた。
2011年のローマは、もっとやれそうな感じだし、今シーズンのカンピオナートは、まだまだ波乱が起きそう。
 

スコア
0-1

<得点者> 
ローマ   ボリエッロ         

~愛丸's MVP~
メネーズ(トッティがいなくても、2トップの連携がうまくいってなくても、この男の仕掛けで局面を打開することができる。今、ローマで一番欠かせない選手に)

R・マドリー-セビージャ

2010-12-22 22:21:19 | リーガエスパニョーラ
観戦日 12/22(水)       

愛丸’s チェック
リーガでの今年最後のビッグマッチ。
マドリーはバルサの勝利を受けての試合だし、相手が難敵セビージャでも、これを落とすわけにはいかない。
幸いにもセビージャの調子が落ちてるのはいいことだが、そう簡単に勝てる相手でもない。
クラシコのショックを引きずってないようには感じるが、強豪と呼ばれるチームとの対戦だし、ひょっとすると、苦しい展開になるかも。
セビージャはとうとうスタンディングの2枚目まで落ちてしまった。
勝ち点差がそう離れてないとは言え、11位ってのはかなり問題がある。
自慢のサイドアタッカーにケガ人が多いとは言え、それでも、この順位は納得がいかない。
このマドリー戦でいい試合ができれば、2011年に繋がるはず。

マドリーは、守備的なセビージャにそうとう苦しんだ。
それに加え、アルビトロが、カーサのチーム厳しいジャッジでそうとうイライラが募ってた。
そのためではないだろうが、後半の30分過ぎにはR・カルバーリョがドブレで退場に。
2枚替えをした直後で、モウリーニョもかなり焦ったことだろう。
ただ、ここで、マドリーは3-3-3のような布陣を取り、あくまでも勝ちにいく姿勢を貫いた。
セビージャの激しい守備に苦労したが、ここで活きてきたのが、マドリーの個人能力の高さ。
エジルが右サイドで仕掛けて、中へ戻したボールを途中出場のP・レオンがシュート。
この対応で、ハンドがあったようにも思えたが、このボールが、ファーでフリーになったディ・マリアへ。
パロップが対応したが、ディ・マリアのテクニックが上回り、うまくニアサイドを抜くシュートで貴重な1点をゲットした。
逆サイドであれだけ個人技で仕掛けられると、DF陣は数を割いてそれに対応しないといけない。
ここで、ディ・マリアがあそこまで高いポジションにいると、もうどうしようもない。
C・ロナウドもエリア内にいるわけで、あの場面でパロップが対応しなければならない状況を生み出したマドリーの攻撃はさすが。
ただ、これ以外では、ほんとにセビージャの激しい守備に手を焼いた。
ドブレ・ピボーテがあれだけ中盤でしっかりした守備を披露してくると、さすがのマドリーも苦しむってもの。
それに、右サイドにもラテラルの選手を縦に並べ、こちらもうまく機能しなかった。
流れの中ではセビージャの方がチャンスを多く作ってたし、いつものマドリーとはほど遠かった。
X・アロンソがいなかったから、中盤の底からの展開がなく、ケディラの攻撃参加も少なかったから、攻撃が単調に。
個人での仕掛けが目立ち、これではセビージャクラスのDF陣ならなんとか対応できる。
これがマドリーの今後の課題か。
ボールの出所がないと、個人での攻撃に頼ることになり、X・アロンソに代わるピボーテが一枚欲しいところ。
カカ、カゴが全体練習に戻ってきたみたいで、年が明ければまた違ったマドリーが見られると思うが、大きく変わることはないだろう。
1トップのベンゼマがイグアインみたいに活躍してくれれば、この状況も打破できたかもしれんが、まだ、この男は、潜在能力を秘めたままでいる。
全てが噛み合ったらバルサを超える攻撃陣になるはずなんだが・・・。
セビージャは、マンサーノが自分のポリシーを金繰り捨てて、守備的に振舞ってなんとかマドリーから勝ち点1でもゲットしようとしたが、最後まで我慢できなかった。
コンコ、ダボを右に並べ、ピボーテもロマリック、ゾコラとフィジカルで勝負できる選手を置いた。
攻撃はL・ファビアーノ、ネグレド、D・カペル任せ。
こんなセビージャは見たことがない。
そこまでセビージャは追い込まれてるってことか。
マンサーノをもってしても、なんとかして勝ち点1を取りたいと考えたのだろう。
ただ、この少ない攻撃陣でも、ネグレドが後半の早い時間に決定的なシーンを迎えたが、利き足ではない右足のシュートで大きくふかしてしまった。
これがL・ファビアーノだったと思うと残念。
いい守備でマドリーを押さえ込み、数的優位になった段階でもっと勝負にいくべきだった。
マドリーはかなりイライラしてたし、ここで攻め立てれば、まだ退場者を出したかもしれん。
11位という順位でマドリーが相手でも勝ち点が1が奪えればってのはわかるが、チーム、監督のポリシーを捨てて戦うことに意味があるのか。
R・カルバーリョがいなくなった段階で、攻撃的な選手交代ででもしてれば、メッセージにもなるし、ひょっとしたら、違った展開になったかも。
あれだけの守備ができてたんだから、この敗戦は悔やまれる。
 

スコア
1-0

<得点者> 
R・マドリー   ディ・マリア         

~愛丸's MVP~
ディ・マリア(数的不利な状況になった直後はラテラルにも入ったし、ここってシーンでは自慢のテクニックから貴重な得点をゲット。今、もっとも成長してる選手かも)

マラガ-A・マドリー

2010-12-22 20:54:54 | リーガエスパニョーラ
観戦日 12/22(水)       

愛丸’s チェック
降格圏に沈むマラガ。
いい若手が台頭し、そう悪いチームではないような感じもするんだが・・・。
監督が変わって、3勝3敗で、勝ち点はそれなりに積み上げてる。
ただ、フエラでの伸び悩みから、降格圏を抜け出せずにいる。
ここで、最低でもエンパテにでも持ち込めれば、ここから一気に脱することができそう。
アトレチコは、開幕当初の勢いは失われたが、それでも、6位とEL圏には踏みとどまってる。
一時期に比べれば、状態は持ち直した方。
まだあの攻撃陣に破壊力が感じれないし、ここが、昨シーズンの勢いを取り戻せば、4位以内も夢ではない。
バルサ、マドリーには及ばないにしろ、それ以外との比較では劣ってないし、CL圏にいてもおかしくないチーム。

マラガは、セットプレーでの守備の乱れから失点を重ね、それを返せずに、得意のラ・ロサレダで痛い敗戦。
流れの中で、そう多くのピンチを迎えなかったことを考えれば、このセットプレーの守備さえうまく乗り切れば、勝ち点は奪えた。
シモンのFKの精度が高かったこともあるが、それでも、決められたチアゴにいい形でカベッサをやらせすぎ。
先制点時はうまくついてたように思えたが、あれだけ高い打点でやられたってことはマークが甘い証拠。
しっかりついてれば、あそこまで叩かれることはなかった。
2失点目は、ファーで折り返された段階で勝負あり。
これもフリーに折り返させてしまった。
これで慌てたのか、中のドミンゲスがフリーだったし、あれだと簡単に決められてしまう。
3つ目のFKから直接チアゴにカベッサを許し、全く試合の中で、このセットプレーの対応を学習できてなかった。
前半だけ、後半だけってことではなく、ハーフタイムを挟んだわけだから、ここはこの段階で修正をするべきだった。
セットプレーを与えないような守備にも気を使わないといけなかったし、マラガは注意が足りなかった。
こういう守備をやってたら、今の危機的状況から抜け出せないし、いくら攻撃ががんばっても、3点を返すまでの力はない。
ロンドンが、前線で奮闘してるし、パートナーのS・フェルナンデスとのコンビもまずまず。
これにドゥダがもっと流れの中で絡むことができれば、チャンスは増えたはず。
2トップ頼みの攻撃が目立つし、ここが、乗れてないと、点は期待できない。
2トップに関しては、そう悪い部分はなかったが、ここをうまく使いながら、周りもフィニッシュに絡むようなプレーがないと厳しい。
相手に的を絞らせないような攻撃が必要で、連動って言葉が、今のマラガには足りないような・・・。
新体制になって、もうこれが7試合目だし、そろそろ機能してこないことには、セグンダへの道を歩むことになりそう。
アトレチコは、この試合、アグエロの1トップという布陣を組んできた。
フォルランの状態がよくないからかもしれんが、アトレチコは、ここまで一環して4-4-2で戦ってきた。
レジェスが、高い位置でのプレーになったが、どうもアグエロとのコンビはしっくりきてない。
シモンも左のサイドでのプレーってのに変わりはなかったんだが、F・ルイスとの縦の関係がこれまでより目立たなかった。
シモンはFKでの見せ場を作れたからまだよかったが、もっと流れの中で目立つようでないと、強豪相手には苦しくなる。
R・ガルシア、チアゴ、P・アスンソンのトリボーテも、普段3枚でやることがないから、連携もいまいち。
このシステムを今後中心にやっていくとなると、課題が多すぎるが、フォルランが戻ってきたら、4-4-2に戻すはず。
D・コスタがいるわけだし、そういじらずの4-4-2でもよかったような・・・。
ただ、セットプレーから得点を重ねることができたから、これはこれでよかったんだろう。
年内最後の試合で、きっちり勝ち点3を積み上げることができたし、悪い結果ではなかった。
ここまで守備の崩壊っから勝ち点を伸ばせてなかったし、無失点に抑えて勝てたことはチームにとって大きいことかも。
デ・ヘアの安定したセーブがチームを救ったし、それに乗せられるようにDFラインもあの2トップにうまく対応できてた。
6位で満足できるようなチームではないし、年が明ければ、もっともっと上位を苦しめるチームになってもらいたい。
4位以内には入ってこれるチーム。
 

スコア
0-3

<得点者> 
A・マドリー   チアゴ×2、ドミンゲス         

~愛丸's MVP~
チアゴ(2得点1アシストと全ての得点に絡む活躍。全てがセットプレーでのものだったが、ここまで得点に絡めれば御の字だろう。あとは流れの中で決定的な仕事ができれば)

R・ソシエダ-バレンシア

2010-12-21 21:42:15 | リーガエスパニョーラ
観戦日 12/21(火)       

愛丸’s チェック
バルサにぼこぼこにやられたラ・レアル。
あそこまでやられると、後遺症も残ってないだろう。
ビッグクラブとの対戦が増えてきて、ここからが正念場だろうが、これをうまく乗り切れば、残留は確実に。
若手とベテランがうまく融合してきたし、ロマレダでの試合だったら、力は出せるはず。
バレンシアは、ビッグクラブ以外になら、それなりに結果は残せてる。
ただ、まだ5位だし、前日にエスパニョールが敗れてるし、ここはフエラでもなんとか勝利して4位でウインターブレイクを迎えたい。
CLの決勝トーナメントの緒戦の相手も決まったし、いい形で2010年を締めくくりたいところ。

ラ・レアルは、X・プリエトのPKで先制し、グリーズマンを中心とした攻撃でバレンシアを苦しめたが、前半、後半の終了直前の失点で、逆転負け。
勝てないまでも、勝ち点1は取れた試合だった。
最後の失点も、C・ブラーボのキックミスだったし、ああいうデリケートな時間でのミスは致命的。
バックパスもちょっと強めだったが、あれぐらいのボールだったら、しっかり前線にフィードできるはず。
GKがあの時間でミスをしてしまえば、そこからチームが立ち直るのはなかなか難しい。
嫌な形で2010年を締めくくることに。
FKからとミスからの失点で、守備が崩壊してたわけではなかったから、ほんとに悔やまれる敗戦になった。
前節、けちょんけちょんにやられた左のラテラルのデ・ラ・ページャもホアキンを相手にいい勝負を展開し、きっちり守れてたし、DFラインの乱れもなかった。
ピボーテの守備力も高いし、バレンシアに攻撃を形を作らせなかった。
それがあの失点だったし、それまでの高いモチベーションがあれば防げた失点に。
攻撃で輝いたのがグリーズマン。
サイドでのプレーしても、トップ下に入っても、はたまたトップを追い越してフィニッシュに絡む動きも申し分なし。
一番輝くのはラストパスに絡んだときだろうが、それ以外でもかなりのテクニックを披露した。
このまま、ここで経験を積めば、レ・ブルーでもおもしろい存在になりそう。
リベリ、ナスリ、グルキュフとこのポジションにはライバルは多いが、その面々を脅かす存在になってもなんらおかしくない。
バレンシアのDF陣は、この若者を抑えるのに必死だったし、これからチームの核になるはず。
いい部分が多かったラ・レアルだったが、それでも、結果は1-2の敗戦。
これでウインターブレイクを迎えるわけだが、うまく気持ちは切り替えられるだろうし、新年には、また熱いバスク魂を見せてもらいたい。
バレンシアは、いい時間に得点し、見事な逆転勝利。
こんな勝負強いバレンシアをこれまで見られなかった。
先制されると、そのまま慌てることが多くなり、イエローの数が増え、自滅ってパターンで勝ち点を伸ばせないことが目立った。
それが、最後まで我慢して追加点を許すことなく、相手のミスを見逃さずに逆転。
この勝利は間違いなく来年に繋がるもの。
攻撃陣に疲れが見られ、2トップも思ったほど機能せず、マタ、ホアキンもラ・レアルの守りになかなか突破もできない状況が続いた。
ただ、今はティノ・コスタという飛び道具がある。
前半のATに決めてみせたあのFKはまさにゴラッソ。
カーブを描きながら、枠の外から曲がって枠内へ。
これがゆるい球ではなく、かなり強烈なものだった。
今、このティノ・コスタのセットプレーはバレンシアの武器のひとつに。
一発があれば、流れの中で相手を崩せなくても、こうやって点を取ることができる。
後半は、立ち上がりこそ自分たちのペースで攻撃できてたが、じょじょに押し込まれ苦しい時間が多くなったが、それでも、途中出場のスタンケビチウス、グアイタがしっかり働いてくれてラ・レアルを無得点に押さえた。
前節からセサルが戦列に復帰してきたが、今後を考えれば、ここはグアイタを使い続ける手もある。
若手が使われたときに結果を出したわけで、このポジションの世代交代も早めにやった方がチームのため。
この逆転勝利で、バレンシアは4位に浮上。
いい形でウインターブレイクを迎えれるし、年が明けても、この勢いをキープしてもらいたい。
さすがにバルサ、マドリーは遠くなったが、地元のライバルよりは上でフィニッシュしたいところ。
 

スコア
1-5

<得点者> 
R・ソシエダ   X・プリエト
バレンシア    ティノ・コスタ、アドゥリス         

~愛丸's MVP~
ティノ・コスタ(FKもゴラッソだったが、ピボーテとしての貢献も大きかった。守備面ではまだ荒い部分があるが、ボールを配給することに関しては問題なかった)

エスパニョール-バルセロナ

2010-12-21 17:35:06 | リーガエスパニョーラ
観戦日 12/21(火)       

愛丸’s チェック
カーサで7勝負けなしのエスパ。
順位も4位と大健闘と言っていい。
誰がここまでの躍進を予測しただろうか。
このデルビー・バルセロナもいつも以上に盛り上がることだろう。
自信もあるだろうし、これまでのような負けるのが当たり前とは思わないサッカーを展開してくるはず。
先制点が取れれば、もしかするかも。
バルサはここ5試合、1点も奪われることなく、なおかつ大量点で連勝を続けてる。
マドリーでも止めれなかったし、果たして、どこがこのバルサを止めることができるのか。
スタジアム全てが敵になるだろうし、これでどれだけプレッシャーがかかるかどうかだが、今のバルサにはそれも心配ないだろう。
機能しだしたトリデンテが爆発すれば、ここも大勝ってことに。

エスパをもってしても、バルサを止めることはできなかった。
カーサでは安定した戦いぶりで、ここまで負けることがなかったんだが、蓋を開けてみたら、バルサのフエスタに。
カンプノウではなく、コレネジャでの5得点だったし、これはもうエスパを責めるのではなく、単純にバルサを誉めるしかない。
ただ、エスパには運もなかった。
先制点は、負傷者がいたにも関わらず、バルサが攻撃を続けたところで生まれたもので、エスパ側は文句も言いたくなるだろう。
ただ、頭を打っての負傷だったり、守備陣でのケガだったら、アルビトロも試合を止めたかもしれんが、相手陣内で倒れ、それもプジョルのフアルタでもない状況だったら、いたし方ないか。
2失点目は、さかんにオフサイドをアピールしたが、V・ルイスが残ってたし、これもバルサに有利な笛だったわけではない。
カーサでここまでやられた試合がなかったから、この2失点でかなり動揺もしたんだろうが、強いチームだったら、そう慌てることなく試合を進められるもの。
ここまでができすぎだったんだろう。
後半、バルサより先に点が取れればよかったんだが、バルサに3点目を奪われた後の得点で、これでは遅かった。
ただ、オスバルドのあの得点はチームに勇気を与えるものではあったが、ここで前がかりになり、DFラインの裏をつかれ出して失点を重ねてしまった。
奪われた得点は5点。
もう何も言えないだろう。
今年のラストゲームで、これだけ大敗してしまうと、ウインターブレイク明けの試合が心配。
ここまでやれてたチームだから、そうそう大崩れはしないだろうが、デルビーでの負けはかなりこたえるはず。
ポッチェティーノは、この休暇中にチームのこの沈んだ雰囲気を立て直せるかどうか。
バルサがこの試合もお祭り騒ぎ。
いつでも点が取れると、いくらフエラのデルビーとは言え、全くいつもと変わらない試合を展開。
点は取れるし、失点もしない。
これだけ強いチームは世界を見渡しても他にはいないだろう。
この試合でも自慢のトリデンテが大爆発。
得点は取れなかったが、メッシの状態がすこぶるいい。
ドリブルは取られる気はしないし、スルーパスの精度も上がってきた。
それにペドロとのワン・ツーが最近効果的。
これが完璧に決まれば、どのディフェンダーと対戦しても、簡単に突破されてしまうだろう。
メッシにあれだけの自由を与えれば、これぐらいのプレーは当たり前のようにやってくれる。
ビジャ、ペドロとの関係もすこぶるいいし、チャビ、イニエスタが、メッシを活かすようなプレーも磨きがかかってきた。
D・アウベスも積極的なオーバーラップで攻撃に厚みをもたらしてるし、穴という穴がひとつもない。
誰か個人での得点ってのが少ないし、しっかりチームとして相手を崩しての得点が多いのもバルサの強み。
守備ではオスバルドに完璧に取られてしまい、無失点記録はここで途絶えたが、それでも。安定感は抜群。
プジョル、ピケにミスはないし、ブスケツとのこのCBとの関係もばつぐん。
それに、時間も経過し、大量リードの状況でも、前線からのプレスを怠らない。
これもバルサの強み。
ここまで大量点を奪いながら、失点がなかったのは、最後まで集中して前線から守備をしてる証拠。
これが途切れることはないだろうし、このまま首位を守り続けてもおかしくない。
このウインターブレイクで多少気が緩み、年明けに失速でもしてくれれば、リーガはおもしろくなるのに・・・。
 

スコア
1-5

<得点者> 
エスパニョール   オスバルド
バルセロナ     ペドロ×2、チャビ、ビジャ×2         

~愛丸's MVP~
メッシ(得点こそなかったが、得点に絡んだシーンがいくつあったことか。メッシがこの状態なら、無得点で終わる試合はないだろう。リフレッシュして更に状態がよくなりそう)

マゼンベ-インテル(クラブW杯 ファイナル)

2010-12-21 11:45:10 | その他
観戦日 12/21(火)       

愛丸’s チェック
このクラブW杯になり、初めて南米対ヨーロッパの図式が崩れた。
その立役者が、アフリカ王者のマゼンベ。
セミ・ファイナルではインテルナシオナウに2-0と圧勝。
アフリカの高い身体能力に加え、組織力も備えており、このファイナルに進出してもなんらおかしくないチーム。
ひょっとしたら、ここでも奇跡を起こしてくれるかも。
インテルはケガ人も戻ってきて、ようやく昨シーズンの強さがここで戻ってきた。
スネイデルがハムストリングのケガで離脱してしまったが、それでも、このメンバーでは勝って当たり前な感じ。
勢いのあるマゼンベを大人な対応で、さくっといなせば、グランデ・インテル以来の世界チャンピオンに。

マゼンベは、城南よりはインテルを苦しめることができたんだが、セミ・ファイナルの出来にはなかった。
相手が個人の能力で挑んでくるチームだと、高い身体能力でカバーできる部分もあるんだが、高い組織力で崩されると脆さを露呈。
やっぱり、これがアフリカとヨーロッパの差なのだろう。
マゼンベ自体も、高い組織力はあるんだが、これはアフリカのレベルを考えてのもの。
さすがにヨーロッパのチャンピオンほどの組織力があるわけではない。
そうなると、この結果も十分に納得のいくもの。
あれだけインテルナシオナウには対応できてたDF陣も、インテルが相手になると、簡単に裏を取られてた。
3トップのポジションチェンジについていけてないし、DFラインが乱れることがしばしば。
最後の頼みのキディアバもこの試合は3失点。
ヨーロッパを制したあの攻撃陣には、ここまで見せてきた神通力も通用しなかった。
最初の失点で、気持ちが切れたわけではなかったが、セミ・ファイナルで見せたビッグセーブは皆無。
いくつかは、さすがって思わせるシーンもあったが、これはインテルの攻撃陣の決定力に問題があったもの。
ただ、ここまでチームとして旋風を巻き起こしたことには意義があるし、アフリカの他のチームにも勇気を与えるものだった。
攻撃では強固なインテルのDF陣の前になす術なく、1点も奪うことはできなかった。
カルイトゥカが何度かJ・セーザルを脅かすシュートは放てたが、どれも正面をつくもの。
この試合では、運にも見放された感が。
まだまだアフリカのクラブチームが世界チャンピオンにはならないとは思うが、この大会でのマゼンベの活躍は賞賛に値する。
来年も、このチームが日本に来るようなことがあれば、生で見てみたい。
インテルは、今シーズンのCL、カンピオナートで見せてきた不甲斐無さを、この大会で全て払拭してみせた。
やっとインテルらしさが見れた大会だった。
守備的に振舞うこともなく、自慢の攻撃陣が、結果を出してくれた。
やっぱり、今のこの3トップが揃ってのインテルなんだろう。
エトーは左サイドで嫌な顔見せずやれてたし、D・ミリートも完全に疲労感はなくなってる。
パンデフもゴールに対する気持ちが強くなってたし、いい関係をこの3人が築くことができれば、これぐらい点が取れて当たり前。
これで、カンピオナートでも期待が持てるし、ここからセリエを盛り上げる存在になるはず。
ラファも首が繋がっただろうし、ウインターブレイクで、更にチーム力を上げることができれば、CLの連覇もあるかも。
この試合、攻撃陣だけでなく、中盤、最終ラインの守備も完璧。
アフリカのチームを相手にするときは、かなり慎重な対応が必要になるんだが、それも完璧だったし、厳しい場面はなかったはず。
2点をリードした状況で、多少気持ちが緩んでるシーンは見受けられたが、これも仕方ないことだろう。
マイコンも戦列に復帰してきたし、攻撃陣同様に、守備でも昨シーズンの安定感を取り戻しただろう。
タイトルを獲ったことで、気持ち的にも余裕が出てきただろうし、インテルがインテルとして戻ってきてくれた。
この出来を見てれば、もし相手がインテルナシオナウだったにしろ、このジ・アースを掲げたのはサネッティだったはず。
この大会の意味みたいなものはまだしっくりきてないが、来年は日本での開催だし、世界のサッカーを体感できるのは、いいことなのかも。
 

スコア
0-3

<得点者> 
インテル   パンデフ、エトー、ビアビアニー         

~愛丸's MVP~
エトー(同じアフリカ人として相手のこともよくわかってたのか、左サイドでいい動きを披露。点も奪えたし、カンピオナートでの休養がいい方に働いた)

ニューカッスル-リバプール

2010-12-17 09:45:02 | プレミアリーグ
観戦日 12/17(金)       

愛丸’s チェック
EL圏でがんばってたかに思えたニューカッスルだったが、ちょっと調子を落として現在は12位。
降格圏との勝ち点差も4Pまで縮まってしまった。
これによって、ヒュートンからパーデューに監督が交代。
その初陣が、このリバプール戦。
後半戦に弾みをつけるなら、ここでの勝利が必要。
リバプールはアンフィールドでは結果を出せるようになってはきたが、まだアウエーでは不安定な戦いぶりが目立つ。
ホジソンが悪いのか、それともチームの雰囲気がそうさせるのか。
キャプテン、副キャプテンを欠く厳しい状況は続くが、今こそチーム一丸となって戦うしかない。
まだ、シーズンも半分残ってるし、なんとか4位以内には食い込んでもらいたいんだが・・・。

監督が変わって、最初の試合で、ニューカッスルはいいサッカーを展開した。
誰もが足を止めることなく、最後まで戦い抜いたし、この姿勢を続けることができれば、順位もどんどん上がっていくことだろう。
ファイターが揃ったニューカッスルが、いい意味で熱いプレーを披露できれば、相手はそうとう苦しむはず。
この試合で、それを実戦することができた。
監督が変わろうが、このチームの戦い方はそう変わるものでもないし、サポーターもこれを望んでることだろう。
この試合、中盤の選手たちの献身的な動きが目立った。
バートンは自分の短所を出すことなく、激しいプレーでリバプールの攻撃の芽を摘んでたし、これは、ノーランにも言えること。
ホナスも攻撃よりも守備での貢献が大きかったし、中盤の守備と言えば、やっぱりティオテを欠かせない。
気の利いたポジショニングと、激しいチェックは、世界での戦えるだけのものを持ってる。
この男が、ここでの守備を怠ろうものなら、一瞬にしてピンチに陥ってしまう。
W杯で見せたプレーよりも、ここでのプレーの方が洗練されてるような・・・。
今のニューカッスルの守備を支えてるのはこの男。
守備ではティオテだが、攻撃ではなんと言ってもキャロル。
ポストプレーの正確さ、キックの迫力、FWとして必要なものを全て兼ね揃えてる。
先制点は、この男の高い打点でのヘッドでの落としだったし、リバプールに引導を渡した3点目は、強烈なミドル。
あのミドルはどんなGKでも止めることはできなかっただろう。
この男、ただ、前線に張ってプレーするだけでなく、しっかり戻って守備にも顔を出すし、それでいて、90分、スタミナが切れることがない。
こんなに頼れるFWはそういないだろう。
パートナーを選ばないし、前半はアメオビと、後半の途中からはレンジャーと、いい関係を築くことができた。
いつまでここでプレーするかわからないが、できれば、ここでエースとして最後まで戦ってもらいたい。
パーデューは、いいスタートを切ることができ、なんとか長期政権で、チームに安定感をもたらしてもらいたい。
リバプールはまたしても、アウエーで勝利することができず。
一度は追いついたものの、その後の自分たちの時間に逆転まで持ち込むことができず、失点し、突き放され敗退。
こういう試合を何度見てきたか。
1-1で満足できるチームではないし、もっと積極的に点を奪いにいくサッカーをやらないと。
これは全てホジソンがよろしくない。
この監督のポリシーなんおかどうかわからないが、なかなか選手交代をやってこない。
自分が決めたスタメンに自信を持ってるのかもしれんが、それで、結果が出せてないわけで、これは信念を曲げてでも、貪欲に勝利を目指さないと。
駒はいるわけで、それを使わない手はないだろう。
前節は、エンゴグ、バベルの2トップでふたりがいい活躍を見せたが、この試合でもF・トーレスとエンゴグのコンビ。
これだと、ふたりの良さがまるで出せてない。
F・トーレスは1トップが活きてくるはず。
ジェラードがいなくても、J・コールがいるし、いくらでも1トップの布陣が組める。
カイト、M・ロドリゲス、ヨバノビッチと中盤の攻撃的な選手が揃ってるし、どうしてこれをうまく機能させようとしないのか。
リバプールの試合を見て何度も思ったことだが、この監督では結果は残せない。
いち早く監督を交代するべき。
それが一番の浮上のきっかけになるはず。
 

スコア
3-1

<得点者> 
ニューカッスル  ノーラン、バートン、キャロル
リバプール    カイト         

~愛丸's MVP~
キャロル(1点目のアシストに、試合を決定づける3点目のミドル。今のニューカッスルからこの男を外すことできない。全てのプレーが世界でも通用するレベルにある)