愛丸のサッカー観戦記

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アルゼンチン-ペルー(W杯予選)

2009-10-12 11:35:36 | 各国代表戦
観戦日 10/12(月)       

愛丸’s チェック
W杯ストレートインに向けて、黄色信号のアルゼンチン。
あのメンバーを要しながら、南米で5位っていったいどういうこと?
マラドーナの采配にやっぱり問題があるのか。
9月のブラジル、パラグアイとの連戦で勝ち点を1つも上げれず、ライバルとの力の差が。
ここはカーサで最下位ペルーが相手。
いい勝ち方をして、最終節のフエラのウルグアイ戦に弾みをつけたい。
っていうか、ここは是が非でも勝たないと。
ペルーは、はたしてこの試合にどこまでのモチベーションがあるか。
代表給が未払いだったりと、内部でごたごたがあるようだとこの順位もいたしかたないか。

アルゼンチン、まさに薄氷を踏む思いでの勝利。
ここでエンパテ劇でも演じてたら、プレーオフへの出場も厳しい状況だった。
けが人が多いのかどうかわからないが、この試合、9月のW杯予選からまだがらりとメンバーが変わった。
なんといっても驚きはアイマールの召集。
ベンフィカでいい状態をキープしてるからかもしれんが、もうアイマールの姿を代表で見れるとは思わなかった。
ゲームメーカーとして、いい動きは披露できてた。
なかなかスルーを通せず苦労してたが、後半の立ち上がり、のどから手が出るほどほしかった先制点をアシスト。
前半は中央でのプレーになってたが、これだと、相手が中よりの守備を引いてきて、なかなかよさを発揮できなかったが、後半、右に出たのが正解だった。
前半を見てて、左はディ・マリアの突破なんかで何度かチャンスを作れてたが、右は右のラテラルのJ・グティエレスのオーバーラップ待ち。
ラテラルが本職ではないこの男が、そうそううまく立ち回れるわけもなかった。
マラドーナが前半を見て、ここを軌道修正したのであれば、これはなかなかの采配。
アイマールを使うなら、4-4-2の中盤4の右か左ってパターンがいいだろう。
代表初召集のイグアインも1トップ気味だった前半はポストをしなければって意識が強すぎたのか、いいところを見せれず。
後半、パレルモとの2トップになってから、持ち味を発揮。
イグアインはあれだけ動いてなんぼ。
見事なスルーへの反応で、古巣モヌメンタルでゴールゲット。
うれしい代表初ゴールだっただろう。
ただ、アルゼンチンはアルゼンチンらしい細かいパス回しから相手を崩すことがなく、全く強さは感じられなかった。
メッシもバルサでの輝きがないし、メッシを中心の攻撃を組み立てるなら、3トップにした方がよさそう。
前線で3人を選ぶことがそう難しいこともないだろうし、早く、あの魅力的な攻撃を見せつけてもらいたい。
問題は守備。
マスケラーノがアンカーの位置でしっかりフィルター役で仕事ができればいいんだが、ここを突破されてしまうと・・・。
エインセをCBに固定して使ってるし、このパートナーがこの試合はスキアビ。
エストゥディアンテスを南米カンピオンに導いたCBだが、スピード勝負となると、不安だらけ。
G・ロドリゲスだったり、カタ・ディアスだったり、エインセよりも頼りになるCBはいるんだが・・・。
エインセにこだわるなら、左のラテラルで使った方が・・・。
1-0で勝てそうな場面でDFラインの崩壊で失点し、まさかの展開までなったのは、間違いなくDFラインが悪い。
ペルーがもっと丁寧なサッカーでボールをつないできたら、この試合、どうなったかわからない。
パレルモのパレルモらしいゴールでなんとかこの試合をものにすることができたが、ウルグアイ戦には不安だらけ。
今節の結果でアルゼンチンはエクアドルを抜いて4位に浮上したが、5位のエクアドルとの差は1。
6位のウルグアイとは3差。
ウルグアイとは得失点差で7も開きがあるから、もし、最終節で負けたら、ウルグアイが順位は上。
何がなんでも勝って、自力でW杯を決めてもらいたい。
モンテビデオのセンテナリオでの試合になるんだろうが、あそこで勝つのはそうとう難しいはず。
プレッシャーもかなりあると思うが、アルゼンチンがいないW杯は考えられない。
ペルーはもっとバルガス、ソラーノの両サイドが目立つことができれば、このアルゼンチンには勝てたかもしれん。
最後のあの失点さえ防げれば、モヌメンタルで勝ち点1をゲットできてた。

スコア 2-1

<得点者> 
アルゼンチン  イグアイン、パレルモ
ペルー     レンヒホ    
~愛丸's MVP~
マスケラーノ(代表のカピタンとしてそうとうプレッシャーを感じてると思うが、自分の仕事は完璧にこなした。この男が目立たないような試合展開が・・・)