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奥の細道登山ツアー 鳥海山 日本百名山(9/100)

2009年08月14日 | 登山・ウォーキング

P10103731  今年の我が家のメインイベントとして日々温めていた山形県と秋田県の境にそびえる鳥海山。登山雑誌の写真を見てから何時かは登ってみたいと思っていた山であった。そして高速道路の1000円乗り放題がキッカケとなって、この夏休みについに実現と相成ったのである。で、どうせ行くならもう一山、更に余力があればもう一つ、と無計画、無謀な夏休み、奥の細道登山ツアーがスタートしたのであった。8月13日、メディアは各高速道路の渋滞情報を流している。ボクらが向う東北道も渋滞のメッカであるが、あえてチャレンジ精神を持って挑んだのであった。自宅を7時半に出発し、山形県の道の駅鳥海「ふらっと」に到着したのは19時半、実に12時間の長旅であった。幸いなことにこの道の駅付近には温泉施設があったので、ひとっ風呂浴びて、夕食を済ませて、我が愛車で車中泊。これが案外快適で、ちょっと癖になりそうであった。翌朝は4時前に起床して身支度を整えて秋田県の鋒立登山口へ移動した。あいにくの雨模様、でも天気予報では回復するというので、雨上がりは絶景が期待できると信じて、いざ出発したのであった。

P10104131  登山道入口から御浜小屋までは登山道が整備されており、また比較的なだらかな登りで歩きやすい。天気さえよくなればきっと快適なトレッキングになるに違いない。御浜小屋で休憩するも、天気は回復せず、諦めて先に進む。しばらく歩くと八丁坂に差し掛かる。いったん下った後に登りがあるのだが、この辺りから雲が切れてきた。そして目前の山の姿があらわに…おぉ、これが鳥海山か!という感動がボクだけではなく付近の人達にも感じたらしく、皆でカメラを構えて雲が去るのを待つ...。ところがその雲が去ると、更にその先にピークが見えた。どうやら鳥海山の山頂ではないみたい。後で解かるのだが、実は山頂はまだ先であった。でもこのときはそれが山頂だと信じて、皆一斉に元気を出したのは言うまでもない。

P10104331  次の目標地点、七五三掛(しめかけ)に到着。ここからようやく本当の山頂が確認できた。思わず目指す山頂へ「待ってろよ!」ポーズで決めたボクらであった。この先で、山頂まではコースが二手に分かれる。尾根伝いの外輪山コースと谷から這い上がる千蛇谷コースに分かれる。一気に回復した天気だし、迷いに迷って外輪山コースを選択した。これが吉と出たのかはよくわからないが、外輪山を選んだのは正解だったのかもしれない。ただし登っては下ってのアップダウンが厳しく、歩いても歩いても山頂は近付かない。これは正直心が折れそうになった。谷側のコースを歩く人が米粒のように見えるがちょっと羨ましく思えた。でも景色は素晴らしい。

P10104461  尾根伝いから一度谷側へ降りることで、山頂小屋へ向うことができる。でも景色が美しく、ちょっとでも下るのがもったいない衝動に駆られるが、そろそろ足腰への負担がピークに差し掛かる。遠くに見えていた山頂も目前に迫り、山頂小屋付近に到着したときは、「えー、まだ登るのかよ」と正直うんざりした。しかも岩が重ねあったルートで、岩に矢印が書かれてあるものの、少々危険なコースである。一歩一歩慎重に登って、山頂に到着した。手狭な山頂には人がたくさんいたので、さっさと写真を撮って、小屋のあるところまで戻ることにした。山頂からは日本海も見えたハズだ。でも雲海がすごくて海との境がよくわからないのだが、飛島と思われる島影を発見したので、きっと日本海に違いない。山の頂上から海が見えるっていうのもちょっと感動するものである。

P10104731  山頂小屋の付近には休憩するスペースもあるので、各自思い思いの格好でくつろいでいる。ボクらも平らな場所を探して、お楽しみの昼食タイムだ。今日のメインランチは日清カップヌードルの欧風カレーだ。これが馬鹿うま!次の日も実は月山でカレーヌードルを食べてしまったのはきっとクセになったに違いない。この青空に栄えるカップヌードルの雄姿?食べたくなってきたでしょ?

P10104871 食後は、谷側の千蛇谷コースで降りることにした。ひたすら下るコースなので、ここを登ってくるのも大変だろうと思う。周りはお花畑のように高山植物が咲いている。やがて雪渓を渡るのだが、冷たい空気が心地よい。熱った身体にはとても有難い環境だ。行きにガスで見ることができなかった鳥海湖、この時点でもガスが覆っていたので、ひょっとしたら見えないのでは?と心配していた。この先の御浜まで戻ったら確認できるのであろうか?それが気がかりであった。

P10104911   御浜まで戻ると、鳥海湖はしっかりと見えているではないか。実に神秘的な光景だ。ほぼまん丸な湖は、火山の火口であろうことがわかる。この光景はきっと一生忘れられないであろう。

 この日は、夕方に登山仲間のT氏と酒田市街で合流する予定であった。ちょっと時間が気になったが、無事落ち合うことができて、地元の居酒屋で冷たい生ビールで乾杯。翌日の月山登山の計画と準備を行ったのであった。つづく…


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
☆gwpさん☆ (Cozy)
2009-08-20 22:01:34
☆gwpさん☆

明け方までの雨はちょっと心配でしたが、気圧が高くなっていたので、GOサイン出しました。
そして雨上がりの景色って素晴らしいだろうな、という期待もあって。
そうですか、この時期晴れるのは運が良かったんですね。日頃の行いのせい、ということで^^;

山の景色も素晴らしかったですが、緑のジュウタンのような庄内平野がすごく印象的でした。
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お疲れ様でした! (gwp)
2009-08-20 20:30:42
お疲れ様でした!
メインイベントがよい天気でよかったですね。夏の鳥海山はなかなか山頂まで晴れることが無いのでとても運がよかったと思いますよ(^-^)
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