CozyConer

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秋の散策~伊豆ヶ岳(埼玉)~

2005年10月26日 | 登山・ウォーキング
夏が過ぎ、いつのまにか秋めいてしまい、今日なんかもう冬を感じるくらいの寒さである。だが、土日が来るたびに天気が悪く、元々家にいるのが好きではないボクにとってフラストレーションのたまる日々であった。

予ねてから計画していた低山ハイキングであったが、それまでの天気予報ではまずまずの気配だった。だが当日はあいにくの曇り、しかも雨も時折降っている。今回のハイキングは、いつものパートナーのまぁ坊と、高校時代の友人であるT氏だ。中学時代の同級生K氏も参加表明していたが、仕事の都合でキャンセルとなった。

今回のコースは、埼玉県の名栗方面にある伊豆ヶ岳だ。西武秩父線の正丸駅にてT氏と待ち合わせにしたが、よく考えると電車の本数も少ないので所沢から同じ電車の可能性がある。携帯メールしてみたら案の定同じ電車であった。途中、人身事故の影響で突然ストップしたが、なんとか正丸駅に到着。ちょっと肌寒い中の出発だ。

人気のコースだけあって、天気が悪い割には人が多い。年配のハイカーが多いので、間を縫って前に進む。ほとんどの人が正丸駅から伊豆ヶ岳方面に向かい、子の権現コースが多いのだが、我々は正丸峠を先に目指した。

勾配を増していく程にT氏は無口になっていった。それまでは饒舌だったハズなんだが…特に正丸峠直下の階段は心臓破りの階段でありかなりしんどい。なんとか登り切ったT氏を見ると、口から心臓が半分飛び出ていた・・・

正丸峠で休憩を取り、更に先へ進む。ここからは尾根伝いなのでそれほど起伏は激しくない。天気も時折ガスが出るがなんとか持っている。まだ紅葉には早いが、気持ちの良い森林コースだ。バードコールで鳥と会話をしようと思ったが、ガスのせいで湿ってしまいうまく鳴らせなかった。

途中休憩を挟んで、伊豆ヶ岳の手前までやってきた。ここから男坂と女坂に分かれる。小学校の遠足で来た覚えがあり、なんとなく記憶がよみがえってきた。男坂は岩場を鎖を伝って登るというワイルドなコースだが、コースの老朽化により落石があるらしく今は通行止めになっていた。なので必然的に女坂を登るが、これがまた登り応えのあるコースだ。高尾山の女坂とは訳が違う。トレッキングステッキを使いながらの登頂だ。T氏はステッキ持ってないから更に大変そうだ。もうどこかに心臓落としてきたような形相になっている。正丸駅近くの売店に550円の杖売ってたのに買えばよかったね、となぐさめてあげた。
tomi

山頂からの景色は絶景で、名前の由来は伊豆まで見渡せる、という話もあるくらいの眺望だ・・・そうだ。だがあいにくの天気でまわりはガスだらけ。写真だけ見たらチョモランマでも行ってきたか!と思われるかもしれない。ちょっと残念だが、気を取り直して楽しい楽しいお昼の時間だ。
山頂付近は比較的広いので、シートを広げてお弁当にした。汗と冷たい風でちょっと寒い…ボクとまぁ坊はコンビニで買ってきたオニギリと毎度の魚肉ソーセージだが、T氏は愛妻弁当だった。おかずを差し出し、「よかったらつまんで」という有り難い言葉をいただいたが、つまもうと思った頃にはT氏は全部食べていた(T_T)

気温も下がり、更にガスが濃くなってきたので、早々に引き上げることにした。来た道を途中まで戻り、途中から下山コースを取る。一気に下るコースなので割と険しい道だ。膝が大笑いしてきた。

無事に下山し、都内まで戻ってから昼間っからやっている居酒屋へ飛び込んだ。無事の帰還を祝ってビールで乾杯だ。これが最高にうまい!ちょっと飲むつもりが気が付いたら夜も更けている。飲みすぎたかも~

次回はK氏も是非参加して、祝杯をあげようじゃないか!



オトコの秋料理~生姜焼き~

2005年10月26日 | 食・レシピ
SA330062
ここの所忙しくて仕事を終えて家に向うと、ほぼ放心状態である。最近の携帯電話はラジオが聞けるので、ボクもその恩恵に与って地下鉄以外はラジオを聞きながら電車とバスに揺られる毎日だ。

そんな感じで家についたので、何を食べようかとか考えつかなかった。とりあえず米をといで炊飯器にかけたところで冷蔵庫と相談だ。使いかけの豚肉、同じく舞茸、そして安かったキャベツ…

ということで、キャベツの千切りたっぷりの豚の生姜焼き、秋らしく舞茸のソテー添えにすることにした。

ショウガをおろして醤油、みりん、日本酒、それに隠し味で和風ダシをほんのちょっと入れてタレを作った。冷蔵庫なんだが、奥の方で控えていた豚肉は半分凍っていた・・・それをタレに漬け込む。
キャベツは、持つとずっしりと重みを感じるいいキャベツだ。これが近所のスーパーで98円。いつもは半分のを買うが、安いので一個丸ごと買っていた。キャベツは胃にもいいらしいので、たっぷり食べようと約1/4を千切りにした。もともとでっかいキャベツだったので台所はすごいことになってしまった。縁日の屋台のお好み焼き屋状態だ。だ、誰がこんなに食うんだ?

フライパンを熱し、脂肪のつかない油で豚肉を焼く。いいニオイだ。醤油の焦げるニオイってホントに美味しそう。火が通ったら皿にあけて、そのまま舞茸をソテーする。残って焦げたタレがよくからみ、こっちも美味そうだ。
特盛りのキャベツを添えてさぁ出来上がり。

秋っぽいところは…キノコが添えてあるところかなぁ~


YASUKUNI

2005年10月19日 | 社会・経済
SA330061
ニュースでは、中国や韓国で小泉首相の靖国参拝を非難する声明をここのところ毎日流している。中国ではまた日本の料理店や企業などが襲われるのではないか、暴動が起きるのではないかという心配の元、邦人の安全確保に政府も躍起になっている。
恐らくこういったことは予想できたことだと思うが、そこまでして参拝する靖国神社っていったいどんなものなのか。今日、急に靖国神社を見たくなった。
調べてみると、勤務先からそう遠くない。ノー残業デイもあって、ちょっと寄ってみることにした。ここで靖国神社を振り返ってみよう。

「靖国神社は、明治2年(1869)に明治天皇の思し召しによって、戊辰戦争(徳川幕府が倒れ、明治の新時代に生まれ変わる時に起った内戦)で斃れた人達を祀るために創建された。
 初め、東京招魂社と呼ばれたが、明治12年に靖国神社と改称されて今日に至っている。
 後に嘉永6年(1853)アメリカの海将ペリーが軍艦4隻を引き連れ、浦賀に来航した時からの、国内の戦乱に殉じた人達を合わせ祀り、明治10年の西南戦争後は、外国との戦争で日本の国を守るために、斃れた人達を祀ることになった神社である。」以上靖国神社公式ページからの引用である。

やはり戦争とは切っても切れない神社であることはわかった。もしかしたら小学校の社会で習ったのかもしれないが、とうに忘れている。先の大戦で戦地に散った兵隊さんの最後の言葉は、「靖国で会おう」と言ったのは有名な話だ。要はお国のために命をかけても靖国神社には帰ってこれるという信念があったのだ。まるでジハードで命を投げ出す自爆テロの連中と一緒ではないか。どうであれ靖国にはそういう御霊がたくさんいるのである。

ボクは宗教に興味があるわけでもなく、また軍事オタクでもないので、その正当性だとか魂がどうのとかいう議論はするつもりはない。しかし今日、しかも夜に訪れた靖国は、なんとなくそういった重々しい御霊が漂っているような気配がしてならなかった。

この日、驚いたことは夜にもかかわらず、結構参拝している人が多いのだ。しかも若い人が多い。リュックを背負った学生風の男性は、さい銭をした後、かなりの時間手を合わせていた。最後も深々と頭を下げている。ベージュのコートを着た若い女性も遠慮気味に参拝している。ご先祖様でも祀られているのだろうか?つい興味の目で見てしまう。折りしも「秋季例大祭」というイベントの最中だからだろうか。格言うボクも小泉首相がササっと参拝した同じルートで歩いてみた。

ニッポン人ならば、この馬鹿げた戦争で命を落とした人たちに慰霊の気持ちをこめて参拝することは、当然とまでは言わないが、あっていいことだと思う。そこにA級戦犯(B級、C級でもなんでもいいが)が合祀されていたとしたら、その御霊には非難の言葉をかけて不戦の誓いをすることはむしろ心にとってもいいことだとボクは思う。

だから小泉サンがそういう気持ちを持って参拝することには異論もなく、極自然に受け止める。ただ小泉サンが偶然総理大臣なだけである。小泉サンは、心の問題にとやかく言われる筋合いはない、みたいなことを言っているが、もっともである。

ところが中国や韓国はそうは捉えてない。ニッポン人にわかりやすく例えると、原爆を落とした爆撃機や、爆弾のレプリカを如何にも英雄的に飾っているアメリカの博物館に、ブッシュ大統領が訪問してニコニコしているとしたら、広島や長崎の人たちは良い気持ちにはならないだろう。例えとしてはあまり良くなかったかな^^?

侵略された、その指揮をとってた連中を祀っている神社をニッポンの総理大臣が参拝するのは面白くない、って気持ちもわからないではない。

ただひとつ言えるのは、小泉サンが参拝したことで、アジアでの外交に影響が出たこと、そしてアジアで活躍しているニッポン人達が怖い思いをしていること。これは事実なのである。どうせ心の問題で参拝するのであれば、誰にもわからないように変装でもしてこっそりとやってもらえればこんな大げさな国際問題にならないと思うのだ。

もしまだ靖国神社を訪れたことがないのであれば、一度は行ってみると良いと思う。小泉首相の気持ち、アジア諸国の気持ち、いろんな気持ちが渦巻いている。あんな馬鹿な戦争さえ無かったら、とつくづく思い知らされてしまった。



冤罪

2005年10月07日 | ニュース
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先日、古本屋で目にとまった本があった。ついつい興味本位で買ってしまった。
それは新潮文庫「東電OL殺人事件」佐野眞一著だ。平成9年の3月、渋谷で1人のOLが殺害された。そのOLに当時マスコミがスポット浴びさせて、その生活ぶり等を取り上げていたので、覚えている人も多いと思う。

概要はこうだ。
東京電力に努めるとても優秀なOLが、実は夜は売春をしていて、ある日その客と思われる犯人に殺害された。死後何日もたってから古びたアパートの一室で発見されると、その近辺に居住していたネパール人が参考人として引っ張られる。ところが実はこのネパール人には殺害したという決定的な証拠がなく、裁判は何年も続いていく。その間にマスコミは、このOLにターゲットを当てて昼は東電初の女性役員にまでなろうかという人物の夜の顔である売春婦のコントラストを興味津々に伝えていったのだ。被害者でありながら、その生活ぶりが赤裸々に暴露されていく過程と、ネパール人の裁判過程が当時の話題であった。その後一審判決は状況証拠のみで立件した検察側の敗訴となり、ネパール人は無罪となり、即刻国外退去となるハズであった…

著者の佐野氏は、この事件に異常なほどの好奇心で取り組み、ネパールまで訪れて被告人となったネパール人の家族や友人の証言等を取り付け、もちろん国内においてもアクティブに取材をしている。もちろん拘留されている被告人とも接見し、差し入れなんかも行っている。その熱心さがこの本から伝わってきて、ついつい読みふけってしまった。この本は、ネパール人が無罪となったことで終結し、著者も安堵のメッセージを残している。ボクも目頭がつい熱くなるような何かがこみ上げてくる感覚を覚えて、最後は安心して本を閉じた。

でもなんか気になってネットで調べてみた。それは検察側が無罪を不服として即刻控訴しているからだ。
そしたら、なんとそのネパール人は無期懲役で結審していたのである。その後の二審判決では逆転有罪で無期懲役となり、ネパール人の上告も三審で却下され刑は確定したのだ。ボクは佐野氏の本を読み、内容を鵜呑みにしているから、とてもネパール人は有罪だとは思えない。自分で調べた訳じゃなく、佐野氏の本に影響されただけなので、本当のことはわからない。でもこれが冤罪だとしたら、その東電OLを殺害した犯人はまだノウノウとしてこの世に生きている訳だ。
不法入国した外国人に罪を押し付けて解決としたい検察や警察がこの世に存在するとしたら…

もし興味があれば、以下のURLにアクセスしてみて欲しい。
http://www.jca.apc.org/govinda/
ネパール人はゴビンダさんという。彼の無罪を支える団体のホームページだ。まだボクも全部見きれてないので、少しずつ見てくことにする。



山梨でカレーを食べよう

2005年10月05日 | 食・レシピ
afghan
その日はあいにくの天気であったが、山梨県北杜市の明野地区は気持ちの良い朝を迎えていた。今日は兼ねてから決めていたカレーを食う日である。
明野からそのカレー屋は小1時間程のドライブになる。評判が評判を呼んで、開店前から行列ができる、という店を目指して、小柄のマイカーはブイブイと山道を登って行った。標高がぐんぐん上がっていくとき、ターボエンジンは元気である。ストレスなく心地よいスピードをキープし、ワインディングを超えていく。固めのサスペンションとハイグリップタイヤのおかげでコーナリングも安定している。

そのカレー屋は、JR小海線の甲斐大泉の駅を越えて、更に登っていくと右手にひっそりと建っていた。11時半の開店にはまだ30分あるので余裕かと思ったが、既に10組程度の行列ができていた。

やがて店内に案内されメニューが手渡される。店内はアンティークな小物でいっぱいだ。ボクはちょっと悩んだ挙句に名物であるベーコンエッグカレーを選んでみた。辛さとご飯の量は3段階で選ぶことができる。どちらも真中にしてみた。相棒は数量限定の牛スジ肉の煮込みカレーだ。

やがて出てきたカレーに思わず声を出してしまった。中盛りのご飯の半分を覆い尽くす巨大なベーコン、更にレアな目玉焼き2個が乗っかっている。カレーはプーさんのハニーポットのような壺に入っている。まずはナイフでベーコンをどうにかしないと食べることができない。一口大に切り分け、目玉焼きを割って黄身を混ぜ、カレーをたっぷりかけて食べてみた。
ベーコンとタマゴとカレー好きなボクにとってはこの上なく幸せな瞬間が訪れた瞬間だ。牛スジ肉のカレーもやわらかく煮込まれた牛肉が最高にうまい。

その店は、アフガンという。アフガニスタンを省略した名前ではない。アフガンという犬から取った名前じゃないかと推測する。店内に写真も飾ってあるからね。山梨の大泉方面を訪れた際には是非とも立ち寄って名物カレーを食べてみて欲しい。ちなみにあまり遅く行っても売り切れで閉店ということも多分にあるので注意されたし。
山梨県北杜市大泉村西井出8240-3510 電話0551-38-2377