CozyConer

サッカーやグルメや旅行やキャンプや…日常のちょっとしたことをつらつらと。JリーグのFC東京を強烈に応援しています。

さらば大竹 【J特】

2011年08月09日 | FC東京
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 本日、FC東京のMF大竹洋平選手がセレッソ大阪へレンタル移籍することが発表された。ユースからの生え抜きで、トップチームデビューでも華々しい活躍を見せ、多くのサポータの支持を得たが、その後レギュラーでの出場も固定化せずに今日に至っている。
 ただし途中出場した際は、その正確なキックが非常に魅力的で、セットプレーでの彼のキックはゲームの流れを変えるには無くてはならないモノだった。それだけ独特の雰囲気を持っていた貴重な選手である。
 今回の移籍について、フロントがどうの、監督がどうのと文句を言う輩も多いと思うが、これがプロの世界である。活躍の場を求めて己の道を切り開くのがプロ選手だ。多々事情はあろうとも最後は納得して決めたことなのだ。

 レンタル期間は2012年1月31日までであり、何事もなければ来年の2月には戻って来る。その時にはビックな姿になっていることを期待する。移籍先のセレッソは、先日ドイツ2部ボーフムへ移籍した乾の背番号7番が与えられるとのこと。セレッソの期待度がわかる。トーキョーのエッセンスがたっぷり詰まった大竹の活躍を心から祈っている。怪我することなく大活躍して欲しい。頑張れ大竹!オーレーオレオレオレーおーおーたーけ!

各駅停車の旅 FC岐阜戦 【J特】

2011年08月08日 | FC東京
 8月7日午前6時54分、JR東日本の武蔵野線新小平駅をボクら夫婦といつものサッカー観戦仲間T氏を乗せた電車は府中本町に向けて出発した。今日は岐阜県にある長良川競技場でFC岐阜戦があり、その観戦に向うのだ。利用するのは「青春18キップ」だ。日本全国JR線なら急行以上を使わなければ乗り放題、という企画キップ。5枚綴り(実際には1枚のキップに5箇所スタンプを押す)で11,500円。一人で5回使ってもよし、5人で一斉に使ってもよし。そんなワクワクする企画で岐阜へ向けて出発したのであった。
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 イメージとしては、ガラガラの車内、ボックス席でのんびりと車窓を眺めて、時にはお喋りしたり、時には居眠りや読書など、思い思いのスタイルで楽しむ…かと思いきや、平塚から熱海までは多少そんな雰囲気もあったけど、基本的には非常に混雑している。日曜日ってのもあるかもしれないが、シートもボックス席はほとんど無くて通常の横長ベンチシートだった。静岡県の島田駅から浜松までは通勤ラッシュ並で座わることもできなかった。
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 昼過ぎに浜松駅に到着しランチタイム。当初は駅弁調達してガラガラの車内で…という計画だったが、ひょっとしたら車内で弁当なんて無理じゃね?ということになり、駅前に出てみた。乗り降り自由ってのは有難い。浜松と言えばうなぎでしょ。スタミナもしっかりつけないといけないのでちょいと奮発しました。
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 さ、先を急ごう。浜松から愛知県の豊橋までひとまず移動。そして豊橋からは新快速に乗って岐阜まで一気に向う。いやぁ~鈍行ばっかり乗り継いで来たので新快速はチョー快適だ。ところが沿線で火災発生とのことで名古屋手前で一気にスローダウン。このまま運転見合わせか、と心配したけど、ノロノロと運転再開し名古屋までは到着することができた。TwitterのTimeLine上には名古屋からは近鉄線で岐阜入りできる、という情報もあったけど、ここまでJRで来たのだから拘りたかった。結局は15分程度の遅れで済んだんだけど、こういうトラブルもある意味醍醐味ではある。名古屋からは青赤サポさん達もチラホラ乗ってきた。
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 東京を出発して8時間余りを電車内で過ごしていたのであまり気温は気にならなかったけども、この岐阜の蒸し暑さはどーよ?すべてのやる気を削ぐ暑さだ。ここからスタジアムまではバスでアクセスだが、待ってる間、日影にいても汗が吹き出る。
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 バスに揺られること約20分、とうとう長良川競技場へ到着した。雲行きが怪しい。予報では18時ごろから雨となっている。それにしても開放的で綺麗なスタジアムだ。
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 岐阜では今節のFC東京戦、次節のジェフ千葉戦とビッククラブの連戦になる。そんな雰囲気をこのポスターはシャレを効かせて伝えていて非常に面白い。「DOUBLE BIG MATCH」、このセンスはグッドです!
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 さて腹が減っては戦はできぬ、実際に戦をするのは選手だけど、サポートする側もしっかりとお腹を満たせておかねばいけない。ここ長良川ではJリーグ一を誇っている屋台村があるのだ。いつもアウェーの飲食ブースを食い尽くすので「イナゴ」と言われる我がFC東京サポータ、ここでも本領発揮である。
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 一番の人気と思われる飛騨牛の串焼きはほぼ東京サポに占拠され、すごい長蛇の列。ボクらも負けじと参戦する。並んでいる間に冷たい生ビールで今日の勝利を目指して乾杯だ。
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 これがその飛騨牛。父さんが一生懸命焼いている。この気温の中、熱中症にならないか心配してしまうけど隣の母さんと二人三脚だ。焼いても焼いても青と赤のイナゴが次から次と群がるので大変だったろうなぁ~。途中、FC東京の阿久根社長がこの長蛇を見て「こりゃ食べられないなぁ~」と残念そうに去っていった…。
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 1時間近く並んでゲットした飛騨牛。柔らかくて美味しかったぁ~。このビールは2杯目。飛騨牛の母さんが入れてくれるんだけど、泡をほとんど入れないから飲み応えは十分。たっぷりビールも相まってお腹はパンパン。並んでいる間に飛騨牛の揚げたてコロッケも食べたしね。
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 ただもう一品、気になっていたのがあった。それは「餃子丼」だ。とても食べられそうに無かったので、前の席でこれから食べようとしていた男の子のヤツをこっそり盗撮(笑 許せ少年…)。ボリュームあって美味しそうだった。
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 アウェーゴール裏は青赤に染まりつつある。ここのスタンドは上半分が芝生席、下がベンチになっている。雨かもしれないと思ってベンチにしたけど、芝生席ものんびり観戦できて良さそうだった。結局雨は降らなかった。
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 いつもついでのようにゲームの内容を報告しているが、これがこのブログスタイル(笑)。でも一生懸命応援しているんですよ!で、内容は前半に2点を取るものの、PKを2試合連続で外したり、後半は早めにルーカス選手、石川選手、鈴木選手を入れて攻撃のエッセンスを効かせたようだが、何処かチグハグな感じが否めなかった。今節も守護神塩田GKの頑張りで無失点には抑えたものの、何か物足りなかったかなぁ~。岐阜とはホーム味スタで対戦したばかりだったので、そこからいろいろと修正し、実際には守備や攻撃面で前回より上回っていたようにも見えた。岐阜としてはホームゲーム、どうにか一矢報いたかったのだろう。でも岐阜側の観客がちょっと少ないよなぁ~。帰りのタクシー運転手が言ってたが、岐阜市民はJリーグには無関心だそうだ。
 さぁ、実は帰りがこのサッカー観戦最大のミッションであった。翌日はカミさんとT氏は仕事があるのでこの日に帰らないといけない(ちなみにボクは夏休み…)。終了のホイッスルと同時にスタジアムを飛び出した。事前情報で、アウェー側の裏にある都ホテル前にはタクシーが数台、ホテル客目当てに待機しているという情報を得ていたので、そちらへ向う。いたいた、数台のタクシーが並んでいる。ところが同じ行動のサポさんもいたのでボクらはしばらく待つことになってしまった。ホテル前だし待ってりゃ来るだろ、という甘い考えは時間と共に焦りに変わる。数台タクシーは来るものの、すべて「予約」と表示されているではないか。ホテルのフロントで呼んだんだろう。少しホテルから離れた交差点で待つこと10分、ようやく空車を捕まえた。事情を汲んでくれたのか、駅まで裏道をすっ飛ばしてくれて、岐阜駅では階段を駆け上り、どうにか予定の20時21分発の電車に滑り込んだ。名古屋から新幹線に乗り換えて日付が変わる頃に帰宅。もうドタバタの電車旅であった為、名物などのお土産はなく、しかし一番貴重な勝ち点「3」をお土産にすることが出来た。ちょっとハードだったけど楽しいアウェー観戦だったなぁ~。青春18キップ、クセになりそうだ。

【訃報】 松田直樹逝く・・・

2011年08月05日 | 日記・エッセイ・コラム

 平成23年8月4日13時6分、長野県の信州大学医学部付属病院で永眠した。享年34歳、あまりにも早い最期であった。

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 今年の4月3日、震災の影響でJリーグの開催が中断されていた時に行われたJFL松本山雅FCとのチャリティマッチがあった。まだ震災のショックが癒えない中、ボクらも何か出来ないか、と模索していた頃だし、好きなサッカーを見ることで被災地への支援になるのなら、と松本市にある松本山雅FCのホームスタジアム、アルウィンまで訪れたのだった。これが彼を見た最後の雄姿となってしまった。

 松田直樹、彼についてはもうニュースで散々流れているので、今さら説明する必要もないだろう。長いこと横浜Fマリノスに在籍していたが、ボクがあまりマリノスに興味がないことから、それほど気に掛けたこともなかった。むしろ2002年の日韓W開催したワールドカップの日本代表のディフェンスという印象が強い。当時はマスクを付けたバットマンこと宮本選手の方が話題になったりしたが、彼の当たりの強いディフェンスは頼もしい限りだった。そんな彼も昨年、横浜Fマリノスから戦力外通告を受けてしまう。最後のゲーム終了後、「オレ、サッカー好きなんスよ~」というサポーターに対するコメントは今でも涙を誘うが、当時このニュースを見た記憶があるけど、あ、そろそろ年齢的にも厳しいんだな、くらいな感覚で受け止めていた。

 そんな彼に松本で出逢うんだけど、そのアグレッシブな動きに実は魅了されてしまった。FC東京が攻め込まれている時、DFであるハズの彼は常に前線に飛び出し、ゴールを狙っていた。攻守切り替わった瞬間など、つい「松田、戻れ戻れ!」なんて叫んでしまい、どっち応援してんだか、ってな感じだったのだ。

 もしかしたらまだ彼は死んでしまったことに気がついてないのかもしれない。グランドで倒れてから意識を回復してないし。まだピッチで横になってるんだって思ってるかもしれない。今節、各地のスタジアムで松田コールが叫ばれるだろう。あっちこっちでコールされれば、サッカー馬鹿な彼もきっと気付くことだろう。どうかゆっくりと休んで欲しい。彼の意思は松本山雅FCの選手、スタッフ達に間違いなく引き継がれる。J2、J1とステップを踏み、我らがFC東京のホームスタジアムに迎えることを楽しみにしている。真の守護神となった松田直樹がいる山雅は強いに違いない。

 松本山雅FC、松田直樹選手のご冥福を心よりお祈りします。今まで夢や希望を見せてくれてありがとうございました。