CozyConer

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今年は山登りを復活しようとリハビリ始めました(^^)

2015年01月24日 | 登山・ウォーキング

椎間板ヘルニアで寝込んでた時、たしかサッカーのワールドカップ(南ア)と冬季オリンピック(バンクーバー)を自宅で観てたよなぁ〜。ってことは既に4年が経過しているんですね。最後に登った山が鹿児島県の開聞岳、通称薩摩富士に登った数日後、ボクは腰痛で動けなくなったのでした・・・

会社にも行けないし、そもそも動くと腰のあたりに電気が走るようななんとも言えない痛みがあってこの先どうなるのかなぁ、と不安な毎日でしたけど、今は若干後遺症と言いましょうか、右足の足裏に痺れが残る程度まで回復。でもこれが実は足元の感覚がわからないので、すぐに捻挫しちゃう副作用があって、とても登山なんか復活しようなんざ考えもしませんでした。

でもちょっとずつ、本当にちょっとずつ回復してきているように思い、そう思うと今度はお山が呼んでいるような錯覚に陥る日が増えて来たのでございます。

かつては「百名山全部制覇するぞ!」なんて粋がってましたけど、もうそんな気はサラサラありません。だから今年は近くの小山から登り始め、いろいろ手応えを感じてみようと思ってます。ということで先日は埼玉県飯能市にある200mを切る天覧山に行き、今日は東京八王子市にあるミシュランに載ってワールドワイドになった高尾山に登ってみました。

高尾山はいろいろな登山コースがあるんですが、途中に滝がある6号路を選んでみました。途中に「岩屋太師」という洞窟の中にお地蔵さんが祀ってある脇を通ります。ちょっと神秘的な雰囲気があってお参りせずにはいられません(^^)

しばらく行くと、滝修行で有名?な「琵琶滝」に到着します。さすがに修行している人はいませんでしたが、この時期でもやるのかな?寒そうだなぁ〜。まぁ修行ですからしょうがないですね。

この6号路は良いですよ。人が少ないしずっと沢伝いに歩くので、水の流れる音を聞きながらの山行です。カラカラに乾いた紫陽花がそこかしこにあったので、きっと初夏には綺麗に咲き乱れるんでしょうね。のんびりと歩いているんですが、こんな緩斜面ばかりで良いのだろうか?と不安になります。案の定、山頂の直下から鬼のような階段が続くのです。久しぶりに心臓バクバクでした。最後にツケを払ったっていうのはこういうことです(笑)

そんな鬼階段を登りきると、こんな植物が。これシモバシラって言うんだそうです。可憐な花を咲かせるシソ科の多年草らしいのですが、冬は茎が枯れていても根は元気に水を吸い上げており、氷点下の日に枯れた茎の部分に氷柱を作る、そこから「シモバシラ」という名前が付いたらしいです。面白いですねぇ。鬼階段を登ったご褒美だと思うことにしました(笑)

程なく山頂に到着するのですが、なんだか工事中でちょっと興ざめ。人気の山なので混んでるかと思いきやそれほどでもありませんでした。ちょっと寒いしね。こんな日に登ろうとは思わないのかな。持参したお茶とおやつで少し休憩しました。あいにく天気が曇ってしまい、青空ってわけではありませんが眺めはマズマズ。子どもの頃、元旦に初日の出を見に登ったのを思い出します。

おやつで少し空腹が癒されたので下山することにします。途中に高尾山の守り神、薬王院に立ち寄りました。ここは知る人ぞ知る、天狗をお祭りしている寺院です。無事の下山とお仕事の成功と自分と家族、そして皆さんの健康を祈願しました。欲張りましたかね?

小さな天狗の銅像がたくさんあります。高尾山に来た!って感じがしますね。

今日のメインイベントとでも申しましょうか。カミさんがとても楽しみにしていた「天狗焼」を途中のケーブルカー乗り場の売店でゲット。これここでしか売ってません。そしてめちゃ美味しいです。まぁタイ焼きの天狗版なんですけど、外の皮はカリっとしているのにもっちり感があり、餡は黒豆です。しかも焼きたてだからアツアツ。やけど注意です。

絶景ポイントからはスカイツリーが見えました。だんだん天気が回復してきたので、青空になってきましたね。日が差すと暖かいです。そして下山道に進むのですが、今回は高尾駅に直接降りるコースを選択。以前カミさんが単独登頂した際に降りたコースなので、興味があって選択してみました。通常は京王線の高尾山口駅に降りるんですが、一駅先まで進むことします。このコース、ちょっとした本格的登山な雰囲気かもし出してます。いいですよ、これ。距離はわずかですけど満足感ありあり。油断すると本当に滑落します(笑) 今度はここから登ってみようと思いました。

いやぁ高尾山を満喫。楽しかった。足の調子はまだまだですけど少し自信が出て来ました。もう少し近場の低山でリハビリ続けようと思います。高尾山はいろんなコースがあるので、陣馬山とか相模湖のコースでまだまだ楽しみますよ!


黒船が来た街 浦賀散策

2015年01月11日 | まち歩き

年末年始休暇明けの一週間は社会復帰のリハビリ期間・・・なんて呑気なこと言ってられない忙しさだったのですよ。そんな週末が三連休なのは本当に有難いです。ストレスの気晴らしに街歩きでもしてみたいと思って選んだのが神奈川県横須賀市にある浦賀という小さな港町。幕末に黒船がやってきた街と言えばご存知の方も多いと思います。そう、意外と歴史が深い街だったのです。

自宅を出て2時間少々で京急浦賀駅に到着。ふぅ遠かった。とは言え実はボクは数年前ここに通勤していたことがあったのです。よく通ってたよなぁと思うのと、当時の思い出が懐かしくってちょっと嬉しくもありトラウマでもあり(笑)

浦賀と言えば元々は軍港、それも造船所だったり船の修理だったり、いわゆるドックのある港町です。今では小さなドックがいくつか点在してるけども、この写真のようなレトロな設備もまだまだ見られます。

昔の通勤路をしばらく歩くと浦賀コミュニティーセンター分館という設備がありました。ちょっと立ち寄ってみます。ここにはアメリカからやってきたペリーさんを出迎えた浦賀奉公奉行所のジオラマや黒船の模型等が展示されていました。手作り感満載で意外と、と言っては失礼かもしれませんが楽しめました。歴史好きにはオススメです。

 

更にテクテクと昔の通勤コースを歩いてみます。浦賀港の入江を左手に見て歩く感じです。確かここの居酒屋のランチで食べた鯖の一夜干し定食は美味しかったよなぁ〜という記憶が鮮やかに蘇りますが、残念なことにもう営業していませんでした。

しばらく行くと右手に西叶神社という古びた神社が現れます。実は浦賀の港を挟んだ東側にも東叶神社というのがあり、何やら歴史の深さを感じます。お社はなんと天保13年建造だとか。1842年ってことですよ。これはすごい。

お社のいたるところに見事な彫刻が施されています。これは見応えありますよ。

天気も良くてポカポカです。小学校のある土手には水仙の花が見事に咲いて甘い香りを放っていました。

浦賀の駅で入手したガイドによると、愛宕山公園からの景色が見晴らしが良くてオススメとのことだったので、ちょっと小高い丘だったんですが登ってみました。ところが木が少し邪魔して浦賀港を綺麗に見渡すことは出来ませんでした。ま、良い運動をしたということで(^^)

公園を後にして海辺に出てみました。そこは素敵なデッキになっていて港に出入りする船を間近に見ることができます。こんな狭い港なのに大きな船がまるで車を操作するように方向転換し、切り返しながらドックに入って行きます。面白くって飽きないです。ずっと見ていたかったなぁ。

さて、港の反対側に渡ってみましょう。ここから渡るには渡し船があるのです。ほんの少しの船旅です。船がいなかったので、写真左側に見えるボタンを押して対岸の船を呼びます。わくわくしますよ!

こんな可愛い船で対岸に渡りました。この船はこの後も忙しそうに往復していました。利用者が多いんですね。

水も澄んでいてとても綺麗です。日差しもキラキラでポカポカ。春が近づいているんですね。この日は本当に良い散歩日和でした。

反対側の東叶神社に立ち寄ってみました。規模としてはこちらの方が大きいです。この神社の社務所裏にある井戸で、かつて勝海舟が咸臨丸で太平洋を渡る際に水垢離をしたと言われているそうですが、その井戸を見ることなく神社を後にしてしまいました・・・

対岸側はあまり見所は少ないんですが、駅に向かう途中にあった東耀稲荷(とうよういなり)に立ち寄ってみたんですけど、こちらのお社も見事な彫刻が施されていました。こちらも歴史があって天明2年(1782年)建造だそうです。屋根の上にはご覧のような大黒様が鎮座してました。青空と相まって笑顔が更に引き立ってますね。


この日はどれくらい歩いたでしょうか。帰りの電車は夢心地。それに心地よい疲れが全身を襲います。実は散策の途中で素敵なパン屋とワインセラーに出会い、美味しいパンとワインを購入しました。こういう偶然がまた楽しんですよね。次はどこの街を散策しようかな。オススメがあったら是非教えて下さい。