CozyConer

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秩父札所総開帳記念ハイキング第5回目

2008年05月18日 | 登山・ウォーキング

P1020757  前回のハイキングはそぼ降る雨の中であったが、今回は事前の天気予報ではまずまずとのこと。ここのところ、西武鉄道のフラッグシップ、特急レッドアローに乗り付けてしまったので普通の電車では満足できずに、今回も事前にネット予約を行ったのであった。いつものように、札所仲間?のT氏と所沢駅で待ち合わせ、ちちぶ7号の指定席で朝のコーヒータイム。今日は天気も良いことから、満席である。西武秩父駅に到着し、秩父鉄道の御花畑駅へ急いで移動し、今回のスタート地点である影森駅へ向かった。

 午前10時過ぎに我らナンチャッテお遍路隊はスタートを切った。今回は26番円融寺→27番大淵寺→28番橋立堂→29番長泉院→30番法雲寺と回って、ゴールは白久駅になる。今日ゴールすると、札所34箇所中、30箇所を巡った事になる。ただし今日は総延長14キロという長丁場だ。しかも最後の29番長泉院から30番法雲寺までが7.7キロのロングコースで、ここを2時間ひたすら歩く羽目となった。写真は本日最後の30番法雲寺の見事な庭園である。Kensakekka

  前回は雨でぬかるんでしまった足場で、かなり危険な行程であったが、その教訓なのか今回は要所要所にスタッフが待機しており、迂回路の案内や、危険な足場のアドバイス等を行っていた。今回も前日の降雨で多少なりとも不安定な足場が数箇所あり、若干渋滞も発生していたが、どうにか皆さん乗り切っていた。ところが何処にでもワガママな連中がいるもので、人一人分の山道で険しいところを順番に登ろうと待っていると、勝手気ままに列を追い越し、コース外のところを平気で歩いて行く輩が行くではないか。狭い道を無理に追い越して行くので、不意をつかれた年配の方がバランスを崩しそうになっていた。あんな連中は34番で開願達成しようとも、決して良い人生は送れないんだろうな、と思ってしまった。

 予報では好天のハズが、帰り際には今にも泣き出しそうな天気模様になっていた。全7回のハイキング中、今回で5回を無事に終えることができた。残すところ6月に1回、7月に1回の計2回のハイキングである。なんとなく先が見えてきた感じだ。これからは気温も上がり、梅雨時にもなるのでコンディションに気をつけなければいけないが、どうにか頑張って最後まで参加してみようと思っている。


秩父札所総開帳記念ハイキング第4回目

2008年05月11日 | 登山・ウォーキング

P1000433  もう恒例となってしまった秩父札所巡り、今回は第4回の総開帳記念ハイキングに参加してきた。天気は昨日から続いている雨模様、さてどうなるのやら、いつものようにT氏と西武線の所沢駅で待ち合わせて、特急レッドアロー「ちちぶ7号」へと飛び乗ったのであった。

 今回のコースは、秩父鉄道の大野原駅スタートで、20番岩之上堂→21番観音寺→22番童子堂→23番音楽寺→24番法泉寺→25番久昌寺とまわり、ゴールは同じく秩父鉄道の浦山口駅である。そぼ降る雨の中、カッパに身を包んだ我らはいざ出陣。雨とは言え、完全防備であるためか若干余裕というか、むしろ童心に返って楽しいくらいだ。ところが、22番童子堂から23番音楽寺へ向かう途中に、巡礼古道と言って山道を通るコースになる。ちょっとした登山道なのだが、昨日からの雨で足場がぬかるんでいてとても危険だ。大体の人達はボクらも含めて多少の登山なら大丈夫な靴(登山靴とかトレッキングシューズ等)なのだが、中には普通のスニーカーや革靴の方もチラホラ居られる。従ってにっちもさっちも行かなくなり、人一人分の幅しかない古道は大渋滞になってしまっている。 P1020122更にはお尻が泥まみれの方々も少なくなく、可愛そうにコケてしまったのであろう。この企画は健脚とは言えども高齢の方々が多数参加している。皆さん、苦労しながら泥道を登っておられた。で、まだ登りはマシなのである。しばらくすると、この手の道でやはり下り坂にて大渋滞だ。遠巻きに救急車のサイレンが聞こえていたのだが、案の定滑落したのか、消防のレスキュー隊が駆けつける騒ぎとなっていた。今回トレッキングステッキを忘れてしまったT氏、途中でイチローさながらの華麗なスライディングを披露してくれたが、怪我が無くて何よりだった。

P1020118  雨はどうにか午前中だけで、音楽寺の境内の軒先を失礼してお昼にすることできた。また、本日最後のお寺、25番久昌寺は写真のように風光明媚なところで、池のほとりで持参したコーヒーと草餅でしばしの休憩を取ることができた。

 この天候は前日からわかっていたし、それまでも降り続けていたのだから、主催者側としても事前の確認をちゃんと行い、また途中でどういうことになっていたのかをもっとタイムリーに把握し、古道を迂回するルートへの誘導等を行うべきではなかったろうか?帰り際に全身泥まみれで足を引きずりながら歩いているお爺ちゃんを見かけたときはちょっと切なくなってしまった。西武鉄道、及び秩父鉄道の関係者の方々には苦言を申し上げたい気持ちで一杯だ。


誕生日登山は高川山でした!

2008年05月04日 | 登山・ウォーキング

P1020136  5月4日はボクの誕生日。40代も半ばを迎えると今更誕生日だからどうのこうのって気もおきない。むしろそんな日は無い方が歳取らないのではないかとも思ってしまう。しかし記念という意味では良いかもしれないと思い直し、山梨県は大月にある高川山への登山を企画した。

 いつもの登山仲間のT氏とはJR大月駅で合流した。ホリデー快速河口湖号を利用したのだが、さすがにGW真っ只中、満席であった。この電車は大月から富士急行線へ乗り入れてしまう為、ボクらはここで乗り換え、一駅先の初狩駅へと向かった。

 のどかな初狩駅をスタートしてしばらく行くと登山道へとなる。この日は前日の雨のせいか湿度が高く、ちょっと歩くだけでも汗がにじんでくる。足取りもちょっと重めだ。目指す山頂は標高976m、高低差517mでちょっとお手軽な登山と思われた。実際に紹介されている本にも初心者向きと書いてある。ところがこれがどうにも登り応えがあるのである。2時間程度で山頂に到達する予定だ。急角度な斜面に息も絶え絶えになってくる。途中、男坂と女坂の分かれ道に出会うのだが、軟弱なボクらは迷わず女坂を選択した。でも地図を後から確認すると、結構ぐるっと迂回しているのでひょっとしたら男坂で一気に登り切った方が楽だったのかもしれない。ここのところ体重が増えたようにも思えるT氏も必死の形相で登っている。彼は本格的な登山は久しぶりなのである。本当にこれが女坂かよ!と文句を言いながらもどうにか山頂付近が見えてきた。この山の眺望も人気があって、時に富士山が綺麗に見えるという話から手軽さもあってたくさんの登山者がいる。狭い山頂もそんな団体さん達でごった返していた。そしてもう一つ楽しみがあったのだ。山頂付近に一匹の迷い犬が住み着いているという話である。元は飼い犬だったらしく、人懐っこくてビッキーと登山者から呼ばれているらしい。魚肉ソーセージでもあげようかと思っていたのだが、この日はお目にかかることができなかった。

P1000410  さて、富士山はどっちの方角に見えるのかな?とウロウロしてみたが、何処にも見えない。場所的にも見えない距離じゃなかろうと思っていたのだが、なんと見事に雲に隠れてしまっていた。写真の角度で見ると、真正面に綺麗な姿があるハズなのだが、ご覧のような状況だ。かろうじて富士の山頂がチラっと見える程度であった。これはかなり残念!でも360度の眺望は見事である。1000mを切る山でこれだけ見渡せ、お手軽に登れることもあって人気の山のようだ。お弁当を広げる場所を探すのにも一苦労。なんせ次から次へと山頂へ人が登ってくるものだからもう満員状態である。団体で記念撮影を始める連中や、バーベキューさながらの料理を楽しむ連中までいるのだから、ビッキーもこりゃ付き合ってられない、ということで下山したのかもしれない。

P1020124_2  どうにかネコの額程の隙間を見つけてお弁当タイムに突入した。日差しが強いので気温もぐんぐん上がっているが、やっぱり山頂での食事はとても気分が良い。食後のデザートに冷凍みかんを持っていったのだが、これがいい具合に溶けてきてなんとも美味かった。

 食後はごった返している山頂をさっさと後にして、富士急行の田野倉駅を目指す。この山はいくつかのルートがあって、違う駅にも出ることができる。ボクらは本に紹介されていたコースを辿ることにした。ちょっとした岩場もあり、中々ダイナミックな登山道だ。途中眼下には、リニアモーターカーの実験線を見ることができる。時速500キロで走るリニアモーターカー、ここから見たらどんな感じだろう。ちょっと興味がある。やがて急坂を一気に下り切ると、道は一般道へ出た。途中の神社でおやつ休憩を取ることにした。朝入れたコーヒーをステンレスの真空型水筒に入れて保温しながら持ってきてあるのだ。ここでも冷凍したよもぎ餅を用意し、暖かいコーヒーでのお茶タイムであった。これがまたしてもヒットであった。この日差しで温かいコーヒーはどうかな?と思ったけど、ゆったりとした気分になったのである。

 さて、本日のゴール、田野倉駅を目指そう。しばらく国道沿いを進むと、小さな駅に到着した。大月までの切符を購入し、ブルーに富士山模様の電車に乗り込んで帰路についた。大月からは中央線の快速へ乗り継ぎ、立川駅で下車。いつものように反省会と称して居酒屋にて冷えたビールで労ったのである。高川山は低山ながらも変化に富み、登り応えのある山である。これから登山を始めてみようか、という方がいたら、是非ともオススメしたい。いろんなルートがあるので、何回も楽しめる山だと思う。