CozyConer

サッカーやグルメや旅行やキャンプや…日常のちょっとしたことをつらつらと。JリーグのFC東京を強烈に応援しています。

癒しの空間 Cafe くじらぐも

2008年06月29日 | 旅行記

P1000598  久しぶりに両親を連れて旅行をしてきた。母親はずっと患っており、とは言っても食欲旺盛で見た目には元気なのだが、あまり調子が良くない。一方父親も後期高齢者の烙印を最近押されたらしく、少々落ち込み気味の二人であったが、義父の所有する山梨は明野にある別荘にてのんびりと過ごすことができた。

 快晴とまでは行かないが、まずまずの天気の中、清里辺りをドライブした。昼食に立ち寄った高根町の蕎麦処「森ぴか」にて、明野にステキなCafeがあるという情報をゲット。ならばドライブの締めくくりにちょっと覗いてみるか!と聞いた情報を元に車を走らせた。

P1000189  旧明野村役場の付近を迷うこと数分、「あった~!」と叫んで車を止めたのが「くじらぐも」である。築数百年は経とうかという古民家を改造したステキなCafeである。店内は不ぞろいなちゃぶ台の小上がり席とテーブル席、そしてカウンターが数席あり、気さくなママさんが「こんにちわ!」と明るく声をかけてくれた。ボクら夫婦はアイスコーヒー、両親はオレンジティーとグレープフルーツティーを注文した。共にオーガニックな感じでとても美味しい。もうそこには都会の雑踏だとか時間に追われるだとかの恐怖心は一切なく、すべてがゆったりと流れる空間なのだ。やっと見付けた!という安堵感がボクの心を満たしていく。本音を言えば、両親抜きで、じっくりと単行本なんかを読みながら過ごしてみたい空間だなぁ~と思い、ぼんやりと店内を眺めていた。

P1000618  そして更に心が癒されるのが、5月に生まれたばかりの仔ヤギ3頭が庭を跳ね回っているのだ。お母さんヤギはせっせと草を食んでいる。やんちゃな仔ヤギ達はお客がいようと構わずに外のテーブルの上などを飛び回っている。人を恐れることもなく、きっと大事に可愛がられているんだろうな、と感じることができる。何にでも興味を示す、きっと今が一番カワイイ頃なのだろう。真っ白な毛並みは思わず頬ずりしてみたくなるようだ。

 ここのCafeは、時々ライブやフリマ等の企画も行っているので、機会があったら是非とも参加してみたいと思う。場所の説明は、ボクにはまだ土地感がないので、極めて難しい…。上記本文にてリンクを張っているので、そこから辿っていって下さいな。

山梨県北杜市明野町上手3144 TEL(0551)25-4053

ちなみに我が家のカーナビは古くてこの住所が判別できませんでした・・・


居酒屋 鳥かん -小平ー

2008年06月21日 | 食・レシピ

Sh010076 毎月細々と続けている行事がある。西武鉄道の企画、「西武沿線マンスリーハイキング」である。タイトルの通り、沿線沿いのハイキングコースを紹介しており、ゴール時に署名をしてゴール専用ポストに投函すると、抽選でご褒美がもらえたりするのだ。ここのところ割と近所のコースが紹介されており、今月は「北山公園に咲誇る花菖蒲を観賞しながら歩こう!」という企画であった。西武狭山線の下山口駅をスタートし、八国山緑地をぐるっと回って北山公園を抜け、レオライナーの西武山口線、遊園地西駅がゴールの約9キロのコースだ。折しも梅雨の真っ只中、一瞬天候が回復した午後、今がチャンスとばかりにスタートしたのであった。ということで、このハイキングの詳細は、まぁ坊がブログしてくれるだろうから、ボクはその後のお楽しみをレポートしようと思う。ここのところウォーキングシリーズばかりなので、たまにはグルメ情報も書かないとネ。(写真は八国山緑地をバックにした菖蒲が満開の北山公園)

Sh010078  どうにか小雨程度で無事ゴールを迎えたボクらは、遊園地西という普段なら親子連れで賑わうであろう駅、そして既に18時を回ると誰もいない駅にたたずんでいた。この時間帯になると電車は30分に1本になるのだ。しかも行ったばかり・・・。雨足は一気に高まり、間一髪のゴールであったが、この後どうしようかと悩んでいた。そうこうするうちにゴトゴトとレオライナーが入ってきて、そのまま乗り込み、西武遊園地駅へと向かった。そのまま西武多摩湖線の小平行きに乗り込んで、終点の小平でチェーン店の居酒屋を目指したのだ。ところが唯一のメジャー系居酒屋は満席状態で3組のウエイトがかかっていた。それじゃと向かったのが、「居酒屋鳥かん」だ。 ここは確か前は屋台村が入っていたところじゃなかったかな、と思いつつ、2階の店内へと入っていった。店内は中央にコの字型にカウンターがあり、テーブル席と座敷で構成されている。カウンターの中央には、備長炭の炭火で焼き鳥が美味しそうな煙を上げていた。「いいじゃないの!」がボクらの最初の感想だった。

Sh010079_2  店名からすると焼き鳥がメインなんであろうことは察しがつくが、ここはまず乾いた喉を潤さなければいけない。それには生ビールと枝豆でしょ、ってことで注文した。枝豆もなんと茶豆だったので、とても香ばしくて美味しい。海草サラダも合わせて注文してビタミンもしっかり補給。ちょっと海草が戻しきれてなかったけど特に問題はない。 その間にも注文がどんどん入って目の前では焼き鳥がもうもうと煙を上げている。思わずそそられてしまいそうだ。

Sh010080  ビールもあっと言う間に胃袋へ流し込まれてしまったので、焼き鳥と言えば、ホッピーでしょう、とばかりに黒ホッピーを注文。カロリーが気になるお年頃と、ちょっとはマシになったとは言え、まだまだ血糖値が気になるので、身体に優しいささみの焼き物を注文した。写真は梅ささみ。これとゆずコショウのささみ焼きを注文したのだ。肉厚のささみは、多少たん白な味ではあるが、程よい塩加減と、梅ペーストの加減がちょうど良く、熱々のところをパクパクと頂いた。ゆずコショウの方は、もうちょっとゆずコショウを多めにしてくれた方が味にインパクトがあると思うなぁ~。ちょっと普通のささみの塩焼きな感じ。

Sh010082  その後、ホルモンとニラの炒め物を注文するも、油が多くてちょっと口の中がまったりとしてしまった。なんか軽くいけるものはないかとメニューを見つめて、次に注文したのが、ニンニク焼きとシイタケ焼き。更にさっぱり感を求めて、辛味噌きゅうりを追加した。食べる方がどうしても優先されてしまい、全部写真を撮ることができなかった。しかも携帯電話のカメラなのでちょっと粗い画像ばかりになってしまった。近所で割りと美味しい焼き鳥屋に巡り合えたことが嬉しかったなぁ~。ここはカラオケもやっていて、平日だと居酒屋利用者はカラオケが1時間無料になるとのこと。場所は西武新宿線小平駅北口下車で中華料理屋さんの奥、パチンコ屋さんの2階である。お近くの方は是非ともお試し下さいな。


感動の瑞牆山! 日本百名山(1/100)

2008年06月14日 | 登山・ウォーキング

P1030003  西暦2008年6月14日、この日は記念すべき日となったのである。近所の里山程度しか登らなかったへっぽこ登山隊であるボクらが、日本百名山のひとつ、山梨は北杜市にある瑞牆山へ登頂したからだ。その計画は綿密に進められていた。秩父札所巡りの企画ハイキングが終わった度に居酒屋にて反省会と称して、T氏と計画を練っていたのだ。ところが残念なことに直前になって仕事の関係でT氏はキャンセルとなってしまった。彼の意思を強く継ぐことを誓ったのは言うまでもない。

 さて、当日の天気は申し分の無い天候だ。8時少し前に瑞牆山荘先の駐車場へ到着した。すでに8割方満車だ。ここからは約1時間弱をかけて、富士見平小屋まで向かう。写真1枚目のような林間コースを登っていく。登山道は広く歩きやすい。鳥の鳴き声と、ほーほーと大きな鳴き声が聞こえていて快適なトレッキングだ。まだ新緑の葉が美しい。

P1030016   富士見平小屋に到着すると、既にテントが数張りセットされていた。瑞牆山だろうか、それとも金峰山へ行ったのであろうか。ここを分岐として金峰山へ登ることもできるのだ。ここでは美味しい水をゲットできる、とmixiのフォーラムでアドバイスを受けていたので、Platypusの1?ウォーターキャリーを持参して水場を探した。2枚目の写真がその水場である。大きなポリバケツに一瞬ひるむが、ここから噴出す水を一口飲んでみると、その冷たさ、まろやかさに感動だ。早速ウオーターキャリーを満タンに満たして、出発した。あまりにも美味しかったので、実は帰りにも立ち寄って水筒を満たしのであった。

P1030022   ここからはせっかく登ってきたのだが、天鳥川(あまとりがわ)まで下りになる。時折、木々の間からこれからチャレンジする瑞牆山がチラチラと姿を見せてくるのだ(写真3枚目)。率直な感想として、「まだあんな先かよ、しかも高すぎるぜ」と言う印象が頭から離れない。30分も歩かずに川原に到着した。この川も水量が豊富で綺麗な川であった。ちょっとした休憩スペースがあるので、富士見平で休憩したばかりではあったが、これからの行程を考えると、少しパワーチャージの時間が必要だ。 ベンチに腰をかけて、これから挑もうとする瑞牆山までの地図を確認した。P1030032 登山マップ上では約1時間半程度で山頂となっている。ちなみに腕時計の高度計を見ると1800mなので、500mちょっと登ることになる。かなりの急登コースへと変貌するのだ。さて意を決して出発するとすぐに桃太郎岩という巨大な岩に遭遇する。4枚目の写真にあるように良い具合に割れ目が入っている。きっと桃が割れて誕生した桃太郎にちなんで名付けられたのであろう。何故か小枝で岩の下側を支えていた。

P1030039   今回、瑞牆山をこの時期に選んだのは、シャクナゲが綺麗だという話を聞いたからでもある。天鳥川を過ぎるまで、花らしい花等まったく見かけなかったが、高度を増すに従ってシャクナゲの花が出迎えてくれるようになっていた・・・「なっていた」と過去形なのは、花を愛でる余裕もなく、ただひたすらに岩肌をよじ登り、汗を拭き拭き次の足場を確保する、という連続技に忙しかったからである。途中、見事に咲き誇るシャクナゲと出合った時に、そこで休憩されていたご夫婦らと「見事ですねぇ~」とそれらしく会話を交わしたのであった。

 周りの木々の背丈が低くなり、周りの山々を見下ろすような眺望になってくると山頂も近い。梯子を上り、ひと踏ん張りすると待望の山頂へ到着である。まずその眺望に感動だ。そして岩の端っこまで行って見る。断崖絶壁の眺望はまさに足がすくむの一言。夢中で写真を撮った後、腰が立たなくなってしまった。

P1030061

これは山頂まで登り切った人にしか味わえないご褒美なんだろうな、と昼食の準備もせずに感動しまくっていると、まぁ坊がお昼の準備をしてくれていた。今回のお昼は、冷凍したベーグルを持参し、それにクリームチーズやスモークサーモン、野菜等を挟んで食べるサンドイッチだ。程よく解凍されたベーグルや具材、それにすばらしい景色が最高の味を引き出してくれる。さすがに2230mの山頂で吹く風は冷たい。食後は若干下がったところで風を避けながらインスタントスープで温まった。

P1030071  たっぷり1時間近く山頂で過ごしていたが、そろそろ下りることにした。非常に名残惜しい感じだ。しかし、山頂からT氏へ携帯で写メールした際に、東北地方で大きな地震があったことを教えてもらった。もし山梨地方で起きていたら、と思うとぞっとする。東北地方には知り合いも多いのでちょっと心配だ。帰路は既に笑い始めた膝を騙し騙しの行程である。ほぼ垂直な岩肌をへばり付きながら下りる。こんなところ登ったっけか?と自問しながらどうにか富士見平まで下りることができた。ここで行きに汲んだ美味しい水でコーヒーを入れることにした。最近我が家で流行っている、冷凍和菓子も持参してきており、程よく解凍されている、というか、むしろ冷たく冷えてて美味しい和菓子と、ドリップしたてのコーヒーはまさに至極の時であった。この時お世話になったコーヒーは、東京は小金井市にある珈琲鳴館のモノである。美味しいコーヒーをいつも有難うございます>スタッフの方々

 下山後は一風呂あびて待望のビールタイムである。これが楽しみで登山してます!とこの時ばかりは宣言してしまいたいくらいだ。日本のヨセミテとか言われる瑞牆山、本当にすばらしい山であった。今度は紅葉の綺麗な時期に、お隣の金峰山へ登ってみたいと思っている。


秩父札所総開帳記念ハイキング第6回目

2008年06月08日 | 登山・ウォーキング

P1000540  秩父札所を巡るハイキング企画も第6回を迎えた。全7回なので、残すこところは後1回ということになる。これまで西武線や秩父鉄道の駅近辺のお寺を巡る順序であったが、今回はいわゆるヘンピなところのお寺を巡るのであった。従って、西武秩父駅に朝集合したら、順次バスにて適当な場所へ連れて行かれてそこからのハイキングという形式であった。

 今回は西武鉄道・西武秩父駅→32番法性寺→31番観音院→33番菊水寺→秩父駅→西武鉄道・西武秩父駅というコースで、いつものように札所の友、T氏と所沢駅で待ち合わせ、特急電車で西武秩父駅へ向かった。天気は午後から崩れるような感じであったが、どうにか持ってくれた感じだ。西武秩父駅で受付を済ませると、写真のような路線バスにて般若地区へと運ばれる。ここで一旦バスを降ろされて、台32番札所法性寺へ向かう。約2キロの道のりなので、割かし楽な感じで移動できた。ここからは峠越えである。大日峠までは約2キロの道のりだが、一気に登山道となった。折しも梅雨時であり、足元はぬかるんでいる。こういうのを見越して、我々は足元を覆うレインスパッツを購入したのにすっかり装着することを忘れて歩いていた。で、裾が泥で汚れれいるのを見てから、実は持参してきたことを思い出すのであった。P1000557峠の山頂付近(と言っても眺望なし)でお弁当を広げてしばしの休憩。その後峠を下ったところで小鹿野町役場に到着する。ここで再びバスに乗車だ。31番観音院の手前でバスを降り、再び往復4キロ程度を歩く。 ここは269段の階段を登る心臓破りなお寺だった。岩肌に仏様が彫ってあったり、非常に渋いところでもある。再び階段を下りて、バスに揺られて最後の33番菊水寺へ向かった。こちらはバスを降りたら目の前で、お参りを済ませるとまたすぐにバスに戻ると言う慌しさ。結局、あとは秩父駅までうとうとと寝てしまって気がついたら終わっていた…ってな感じ。

 残すところ次回の第7回が最終回、しかも最後の海岸成就寺である。その1箇所の為に歩くわけだ。当初は続くかな~なんて軽い気持ちだったけど、ここまで来たら早く次回のハイキング日になってほしいと思ってしまう。


最近ハマった本2冊

2008年06月07日 | 本と雑誌

P1000539  通勤時や、ハイキングで長時間電車等で移動するときは、大概文庫本を持っていて、推理小説を読むのが好きなのだが、ここ数日でハマってしまった本を紹介したいと思う。

【ワンバーナー簡単クッキング】

 シェルパ斉藤さん著書の本で、タイトルで想像がつくかとは思うが、キャンプ用のワンバーナー(コンパクトストーブ)を使って作る料理本である。ご存知の方もいるかと思うが、シェルパ斉藤さんは、バックパッカーとして日本はもとより世界各国をリュック一つ背負って歩く旅人だ。それが山であれ、川であれ、街であれ、気に入った場所で野宿する時に、カップラーメンやレトルトカレーだけでは味気ないので、少し工夫したら美味しく食べれた、という内容を紹介している。このアイデアたるや、相当なモノですぐにでも試してみたくなるものばかりである。ただしこの本の欠点は、通勤時に、それも帰りの時に読むと、美味しそうな料理のカラー写真がどうにも空腹なところを猛烈に刺激する。また、朝は朝で満員状態なので、なんとなく隣からチラ見されているような気がしてならなかったが、1日で読み終えてしまった。ボクらは日帰りの登山ばかりなので、お弁当が主な昼の主食であり、バーナー持っていったとしてもコーヒー沸かすか、良くてインスタント味噌汁程度の使い道だった。でもちょっと考えてみようかな、と思う今日この頃である。

【ごちそう山】

 小説家の谷村志穂さんと、料理家の飛田和緒さんの著書、ごちそう山は「ごちそうさん」と読む。前出のシェルパ斉藤さんの本はカラー写真をふんだんに使った料理レシピ本であるのに対して、こちらは小説家と料理家の凸凹コンビが繰り出す、ナンチャッテ道中記みたいなノリである。このコンビで何度か企画モノの本を書かれているようだが、今回は登山と料理がテーマである。と言っても谷村さんは登山経験があるものの、飛田さんは未経験らしく、口説くところから話は始まっている。かなり本格的な山を登っているのが大したところだ。真冬の利尻富士なんかもチャレンジしているのだ。そんな登山道中で作る料理がこれまたスバラシイ!さすが料理家である。これも比較して恐縮だが、シェルパ斉藤さんはジャンキーな感じに対して、飛田さんはプロの腕前を叩き出し、「こんなところでこんな料理?」というアイテムが紹介されていく。そして飛田さんの描かれたイラストがまた良いのである。ほのぼのした感じがあって、本当に槍ヶ岳とか登ったのかよ、というギャップがたまらない。ただし、谷村さん、本当に小説家なのか?と思うほど、この本の文章はヘタクソだ(ごめんなさい)。身内受けするんだろうな、という書き方なのだ。でもこれはこれで良いのだが、細かい描写がない分、どういうことだ?と読み手が推測しなければならない箇所が多々ある。それも楽しみなんですがね。

 今回はこの2冊のアウトドア料理本を紹介したが、早速何処かへ出かけて試してみたい気分で一杯だ。でもすっかり梅雨入りしてしまって、中々機会がないもんだから、自宅のベランダで気分だけでも味わってみるか!?と思っている。この本に興味を持った方がおられれば、本ブログの左下へスクロールしていただくと、アマゾンから購入できるように紹介させて頂いた。是非クリックお願いします。ちょびっとだけボクにもお小遣いが入るので・・・