CozyConer

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旅ぃ~行けばぁ~ 静岡横断編

2005年08月27日 | 旅行記
熊野古道は、昔の旅人の息吹を感じることができた。世界遺産の旅はひとまず終了だ。馬越峠を制覇し、軽めの昼食を終えて車を名古屋方面に走らせた。本日のお宿は静岡県浜松市だ。高速に乗るまで結構な距離がある。トレッキングした身体には眠気を覚える。途中、道の駅で休憩をしながら伊勢自動車道に乗った。

名古屋の複雑なジャンクションを抜けて東名自動車道に乗った。やがて日が傾く頃、浜名湖が近付く。ここに大きなサービスエリアがあるので、休憩だ。まだ夕日が沈むには早いが、夕方の浜名湖は気持ちが良い。もう浜松まではすぐそこまで来ているので先を急ぐことした。

今日の宿は立派なホテルである。車をホテルの駐車場に入れて荷物を持ってフロントへ。民宿ではあまり気にならなかったが、山歩きしてきた小汚い姿に少々恐縮しながらのチェックインだ。きっと汗臭かったに違いない...
夕食はホテル近くの小洒落た居酒屋。キリンビール系のバーっぽい。でも居酒屋。ちょっと高めだが中々美味しいお店であった。

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翌朝は、あいにくの雨。ホテルをチェックアウトして、コンビニでオニギリを食べているとスコールのような雨が...やがて雲が切れて晴れ間が見えてきた。めまぐるしい天候だ。予定ではこの日に東京へ帰るつもりだった。ここから海へ向うと中田島砂丘という砂丘がある。まずは向うことした。

雨上がりの砂丘は蒸し暑い。海風もあまり吹いていない。しかし一面広がる砂丘と広い海、空には雲が流れている。なんとも気持ちが良い。サンダルを脱ぎ、海に入る。波と戯れしばし童心に返った。

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案外静岡って面白いじゃないか。熊野で旅人の気持ちを理解した。ならば今度は東海道五十三次だ、とばかりに高速に乗らずに一路国道1号線を清水方面に向った。国道1号線はバイパスと市街路に分かれている。バイパスの方は高速道路並みに整備されている。恐らくこれまで有料道路だったに違いない。それが無料となっている。あっと言う間に焼津に到着だ。道の駅に立ち寄り地元名産品等を物色した。そのまま清水港まで足を伸ばした。清水と言えば次郎長親分か!?と思っていたら今時はエスパルスだった。あとちびまるこちゃん。しばらく清水港で休憩した。

時計を見ると、もうとても帰れる時間ではない。従ってケータイを使って開いてるホテルを探した。便利な世の中である。沼津のホテルが開いてたので、早速予約。今夜のお宿は沼津となった。高速並みの国道を走るので、比較的早く沼津に到着した。途中夕方の自然渋滞にもつかまったが大したことではない。6時ごろホテルにチェックイン。ここでもケータイのグルメサイトで美味そうな寿司屋を検索し、いざ出陣!しかし残念なことに駅前店は閉店していた。沼津港に本店があるらしいのだが、もうその気力はなく、チェーン店の居酒屋へ。定番メニューだとは思うが、安くて美味しかった。

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翌朝、チェックアウト前にホテルで朝食。焼きたてのパンがサービスされている。好きなだけ食べられるのが嬉しい。しかも美味しいのだ。食後にチェックアウトして沼津港に向った。日曜日の朝でイマイチ活気がないが、観光客目当ての店が何軒が開いている。昨日行きそびれた寿司屋の本店も確認。お土産に干物や練り物等を購入して、帰路に着いた。

東京を出て、山梨→長野→岐阜→愛知→三重→和歌山と移動し、帰路は三重から愛知→静岡→神奈川→東京と走りぬいた。約1500キロの旅、愛車はよく走ってくれた。もちろんボクもよく運転したと思う。今回の旅は前半は熊野散策という目的があり、後半は特に目的を持たずに行き当たりばったりの旅となり、非常に楽しく過ごすことができた。また次の企画に胸を躍らせているのである。


世界遺産~熊野古道~馬越峠編

2005年08月25日 | 登山・ウォーキング
前日の疲れはさほどでもない。お世話になっている民宿では、実は不思議な水を扱っている。東紀州水と言い、この近辺の道の駅等で購入できる。民宿のおじちゃんとおばちゃんの話では、瀕死の患者が何人も助かった、ということだ。この手の話は世界各地にあるので興味のある方は一度お試しあれ。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~iwana/densi.htm
この夢の水のおかげかあまり疲労感はない。おじちゃんが毎日たくさん飲ませてくれるし、山行くときはペットボトルに凍らせて持たせてくれる。本当に有り難かった。

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お世話になった民宿を後にして、この日は「馬越峠」という所を歩く。まごせ峠と読む。車で15分も行くと、その峠の入口が見えてくる。その近くにある道の駅に車を止めさせてもらい、峠入口まで国道沿いを歩くことした。まだ朝9時過ぎだが夏の太陽は容赦ない。国道のアスファルトを照りつけるから下から熱気が上がってくる。古道入口まで歩くだけで汗だくだ。

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馬越峠の入口は、熊野古道らしく石畳が続いている。おそらく入口付近は整備されているので、新しい石を敷き詰めたものであろう。やがて古びた石畳になってきた。徐々に傾斜がきつくなるが、昔の知恵なのか、この石畳は割と歩きやすい。ただし濡れているところは滑りやすいので注意だ。事実なんどかコケてしまった。資料によると、雨水はこの石の下を流れるように敷かれているので、昔の旅人は草履を濡らすことなく歩けたそうだ。

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それほど標高は高くないので気温は国道沿いと変わらないハズである。しかし木々がもたらす木陰や葉の呼吸のおかげで気持ちの良い風が吹いてくる。森林浴は本当に気持ちが良い。鳥のさえずりが聞こえてきたので、バードコールという鳥の鳴き声を真似る小道具でピーピーと呼びかけてみた。すると縄張りを荒らされたと思ったのか、すかさず鋭い声で鳴き返してくる。中々面白い。

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やがて峠の頂上である馬越峠に到着した。昔茶屋があったとい言われるところが休憩所となっている。こんなところに茶屋があったなんて、なんとも言えない感じだ。俣旅姿の旅人はダンゴとお茶をすすっていたのだろうか。
しかしここが本当の頂上ではない。実はこの上に小高い天狗倉山(てんぐらやま)があり、この上からの景色が絶景とのこと。ところがこの山が手ごわい。高低差で言うと200m程度だが、ここを一気に登る。足元も不安定な道だが頂上付近には巨大な岩がある。ここで頂上までの道は左右に分かれており、迷った末に右手を選んだ。実は左を選ぶとこの大きな岩のてっぺんまで登れるのを後から知った。しかしこちらから見る景色も十分なほど迫力がある。眼下に尾鷲湾が広がっており、ここまでの疲れも一気に吹き飛んだ。

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ここからは一気に下る。下りの石畳はいっそう滑りやすいので、トレッキングステッキを使って慎重に下る。そんなへっぴり腰な横を身軽にさっさと歩いていくハイカーが数名いた。歩きなれているのだろう、初老の男性は毎日歩いている、と話してくれた。
山道が終わると一般生活道路になる。下りきったところに尾鷲神社があり、ここで民宿のおばちゃんと待ち合わせをしていた。途中心配してくれて電話をくれたおばちゃん。実は出かけにどうやって車を止めてある道の駅まで戻ったら良いか相談したところ、迎えに来てくれるという話になった。本当に世話になりっぱなしのおばちゃん。ところが待てど暮らせど来ない...民宿に電話してみると、「これから出るからなぁ~。涼しいとこで待っとってぇ~」といつもの人懐っこい声。しばらくするとワゴン車を運転するおばちゃんがやってきた。マニュアルミッションだ。70歳のおばちゃん、峠のコーナーをアウトインアウトのトレースで見事にクリアしていく。いやぁ元気な姿に驚くばかりだ。これも東紀州水のおかげなんだろか。

道の駅でおばちゃんと別れた。今日はこの足で静岡まで戻るのだ。なんだがちょっと寂しくなった。


世界遺産~熊野古道~那智の滝編

2005年08月24日 | 登山・ウォーキング
旧盆が過ぎ、帰省ラッシュもちょっと落ち着いたかな、という時期に夏期休暇を取り、あわただしく東京の自宅を車で出発した。今回はまだ世界遺産に登録されて記憶に新しい熊野古道をウォーキングする旅に出た。

初日はひたすら高速を走り、名古屋の複雑な都市高速を抜けてなんとか三重県入りした。伊勢付近で高速道路は終わり、残りは一般道をひたすら南下する。この日の宿は尾鷲にある民宿「イワナの里」だ。ここのおじちゃんとおばちゃんには大変お世話になった。猪やダチョウ、鹿等の普段口にできないような肉をたくさん食べさせてもらった。大感謝だ。

翌朝、快晴の中、一路和歌山県の那智へ向った。尾鷲から峠を越えると熊野に入る。しばらく海沿いを走り、2時間弱で和歌山県の那智に到着だ。那智駅近くにある浜の宮大社に隣接している公園の駐車場に車を置いた。もう夏の太陽は紀伊半島をギンギンに照らしている。旅の安全を浜の宮大社でお願いしていざウォーキングだ。

kumano01今回の目標は熊野那智大社と那智の滝を見ること。落差130mの西日本一と言われる滝だ。しばらくは住宅地や畑の間をのんびり歩く。ちょっと道を確認していると、軽トラに乗ったおっちゃんが、「こっちじゃのーて、そっちじゃ」と教えてくれる。人当たりがやわらかい。思わず心が和む。途中、交通量の多い道路沿いも歩くことになるが、やがてそれらしい古道へと道は変化して行く。

kumano02人里離れて山の中の一本道に吸い込まれて行く。昨晩降った雨で足元がややぬかるんでいるが、それほど苦にはならない。あまり人が通らないのか、蛇が慌てて逃げて行く。当然こちらも慌てて逃げるが...やがて墓地に出て、そのまま住宅地の道につながり、再び文明社会の道になる。ここまでは比較的緩やかな上り坂であった。

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大門坂という場所までくると、地図上では残すところ3分の1位の距離になる。しかしここからは頂上までひたすら石段を登ることになる。高低差は約200m、何百段と続く石段だ。上り口には見事な杉の木が出迎えてくれる。威厳高い参道入口だ。気合を入れて登ることにした。しかしだ。登っても登ってもまだまだ先が続いている。持参したトレッキングステッキがこんなに役に立つとは思わなかった。

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やがて石段を登りきると、朱色が眩しい熊野那智大社が出迎えてくれる。心臓が半分口から飛び出している感じがするが、とにかくお参りだ。ここでも旅の安全を祈願した。ここからの眺めは最高である。折りしも不安定な天候であった為、青空に入道雲が途切れ途切れに浮いており、その雲の影が山々に映っているのでとても立体的に見える。壮大な景色だ。それからなんと言っても那智の滝だろう。ここからだと五重の塔と滝を一緒に眺めることができる。本当にすばらしい眺めだ。石段の苦労も吹っ飛んでしまう。古代の人々も同じ思いだったに違いない。ここまで3時間程の行程であった。

kumano05ご存知の方も多いと思うが、熊野神社のシンボルである3本足のカラスは八咫烏(ヤタガラス)と呼ばれているが、サッカー全日本のシンボルマークのモデルである。その昔、神武天皇が熊野地方で遭難しかけたとき、道案内をしたと言われている。古事記には3本の足という記述はないものの、いつの頃からか3本足のカラスとして親しまれてきたと言う。そんな話を思い出しながら売店でソフトクリームを頬張り、帰路は3時間かけてきた道のりを路線バスでものの数分で降りて来た。浜の宮大社で待っていた我が愛車は夏の太陽をたっぷりと浴びて待っていてくれた。




オトコの夏料理~親子丼~

2005年08月15日 | 食・レシピ
終戦記念日でもある今日、東京多摩地方はすごい雷雨である。戦後も60年が過ぎ、貴重な経験を陳腐化させないようにといろいろな試みが取られているが、毎朝聴くラジオでも戦争体験談をシリーズでやっている。どうやら小泉さんは靖国には行かないようで、大概の人はほっとしているんだろう。中国や韓国の反応をびくびくしながら見ている人も多いと思う。まだ馬鹿げた暴動が起きた、というニュースはやっていないが...

太平洋戦争、大日本帝国が軍事主義の中挑んだ戦いはもろくも悲惨な最期を遂げた。この戦争が無かったらひょっとしたら日本はまだ軍事国家だったりして緊張の毎日だったかもしれない。そうではなかったとしても戦後の復興のようなバイタリティもなく、日本製品が良いんだ、なんてことには皆無な世界だったかもしれない。どっちにしても先進国として文化的になったのは良くも悪くも戦争があったからだろう。

そんなことを思いながら、冷蔵後に残ったタマゴとミョウガ、三つ葉を使って美味しい親子丼を作った。

会社帰りに土砂降りに会い、スーパーで雨宿りしながら鶏肉を購入。トウモロコシが2本で120円だったので思わず衝動買いもしてしまった。

雨が小康状態になったので慌てて帰宅し、鍋にダシ汁を入れて火にかけた。鶏肉に火が通ったら刻んだミョウガと三つ葉を入れてタマゴでさっととじるだけ。チョー簡単。丼飯に盛って出来上がりだ。SA330020
トウモロコシは茹でておいて、食後のデザート代わりに食べることにした。

それにしてもさっきから雷がドンガラガッシャンと大騒ぎしている。皆さんはどんな終戦記念日を過ごしていますか?是非コメント下さい。



Myビアガーデン

2005年08月07日 | 食・レシピ
猛暑続きでバテ気味だ。やっぱり暑いとビールが旨いというのは、風が吹くと桶屋が儲かる論理よりも簡単でわかりやすいだろう。

冷房の効いた部屋でグビっと飲むもの良いが、我が家は5階建ての最上階。ほんの少しだけ眺めが良い。この時期の週末に行われる遊園地の花火大会も遠目に見ることができる。

そのベランダにゴザを敷き、テーブルとキャンプ用のチェアを出してMyビアガーデンを楽しんでいる。昼間の暑さがウソのような涼しい風が熱った体を冷ましてくれる。

ビールは缶ビールを小さめのクーラーボックスに氷と共に入れておく。これで冷蔵庫まで行かなくても済む。

料理はちょっと凝る。夜風で暖かいものはすぐ冷めてしまうから、冷めても旨いものを用意するのだ。ビールが進むとお腹も一杯になるので、途中でワインに切り換えたりする。SA330014


最近買い換えた携帯電話は、ラジオが聴けたり、音楽が聴けたりするので、その携帯で好きな音楽を流しているのだが、ジャズなんかが流れると、いつも見える我が家からの景色が一変し、マンハッタンの真中のオアシスにいるような気分にもなる。

この時期だけの我が家で味わえる最高の贅沢だと思っている。じゃ、来週末は一緒にMyビアガーデン、楽しみませんか?お待ちしてます!