CozyConer

サッカーやグルメや旅行やキャンプや…日常のちょっとしたことをつらつらと。JリーグのFC東京を強烈に応援しています。

そーたん!京都へ行こう 京都サンガFC戦 【J特】

2011年05月30日 | FC東京
 昨年、FC東京は最終戦まで残留争いを持ち込んでしまった。最終戦第34節は京都サンガFCとの対戦だ。場所は西京極スタジアム。当時はテレビで観戦できなかったのでサイマルラジオ(インターネット放送)の実況に耳を傾けながら結果を受け入れたのだった・・・

 5月28日土曜日、そんな因縁の地へとうとうやって来てしまった。前節の湘南戦、勝てはしなかったものの、何か一筋の光明が見えたような気がする我らのトーキョー。本当は自転車を持参して京都の町並みを颯爽と走りながらスタジアム入りして、って算段だったんだけど、折からの台風による天候不良によりアウェー観戦旅行となってしまった。そんな上向きかけたトーキョーを確認するのはいつものメンバ、ボクら夫婦と自転車仲間で赤サポ改め青赤サポ修行中のT氏の3名である。
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 京都へ10時半ごろ到着した。雨はまだ降ってなかったけど、なんだこのムっとする湿気は。台風の影響だろうけど、この不快指数は最高潮だな。キックオフは夕方の4時なので、何はともあれ向かったところは「白峯神宮」だ。何でも蹴鞠の宗家の敷地だった、っていうことで、蹴鞠と言えばジャパニーズサッカーだ。なのでサッカーにあやかろうとするならココに来ないといけない。ココはサッカーの聖地である。
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 敷地内には蹴鞠のピッチもあって、由緒正しいことが一目瞭然で理解できる。
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 何もサッカーだけじゃなくて野球やラクビー等、球技一般にもご利益があるらしい。
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 もちろんFC東京のJ1昇格を祈願したのは言うまでもないだろう。(すいません、字が汚くて・・・)
 一仕事終えたらお昼になったのでランチである。やはり旅行の醍醐味の半分以上は食事だからね。京都の胃袋を満足させると言えば錦市場だろう、ってことで、地下鉄に乗り込み、いざ四条へ。今回1泊の行程だが、ボクらの足になったのは、「京都観光一日(二日)乗車券」だ。ゲットしたのは二日用。こいつは非常に便利。京都市街の市バス、一部の民営バス、市営地下鉄が乗り放題。二日用で2000円だ。最初はバスの路線がどうなってるのか苦労したけど、碁盤の目になっている京都市街なので慣れたらどのバスにどう乗れば目的地に着くかわかるようになる。こいつはオススメだ。

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 錦市場は細く長いアーケードになっていて、所狭しとあらゆるお店が並んでいる。更に土曜日とあって天気は悪いけど、こういう雨風しのげるところは人が多くてそりゃ大変ですわ。どの店にしようか悩んでても時間が過ぎて行くので目に付いた海鮮居酒屋へ飛び込んだ。
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 そしてこれが海鮮丼。なんと赤出汁の味噌汁は自分で注ぐスタイルでお代わり自由となっている。いやぁ~、美味しく頂きました。
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 市場を後にして、一旦ホテルへ向かい、荷物を置かせてもらった。結構雨脚が強くなっている。市バスに乗り込み、こりゃカッパ観戦だな、と決心がついた頃にスタジアムへ到着。
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 2時間前ではあるが、既に青赤サポさんの行列が続いている。いやぁ~、皆さん頼もしい。チラホラと味スタや小平でお見掛けするお顔も並んでいるし。ワクワクするね。
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 開場時間となり、スタジアムへ入るが、なんとも妙な造りのスタジアムだと関心する。芸術的なのか、何か建築上の制限があるのか、非対称なスタンドだし、自由席は背もたれのないベンチで傾斜も緩やかだ。昨年までは通常のホームとアウェーが逆だったらしいのだが、今年からはホームスタンドから見て左がホームチーム、右がアウェーチームとなったらしい。つまり普通になった、ってことね。で、アウェー側の自由席をビジター自由席と言うんだけど、なんともこじんまりとした、ある意味アットホームな空間であった。これじゃ狭くね?とも思うんだけど、足りてるんだろうな。
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 席を確保し、売店へ向った。当日青赤カッパを購入し、更に青赤サポへステップアップしたT氏が美味そうにビールを飲んでいた。ビールと言うよりバリウムか…。
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 さてゲームはキックオフから14分後に動いた。我らがソータンこと田邉草民選手からのパスを梶山選手がシュートを決めて1点目(ちなみに「ソータン」は本名だ)。その後同点にされるも、30分過ぎ、大竹選手のCKから我らがソータンが頭で合せて2点目。更に相手のクリアミスを大竹選手が豪快に蹴りこみ3点…、と目の前で見てたかのように書いているが、いや実際に見ていたのだが、ここのスタジアムは向こう側のゴール前がとても見辛い。ましてや雨なのでいったい何が起こったのかはわからず、誰かがゴール決めたようだね、と周りで確認しあってからガッツポーズ出す、というワンテンポ遅れた反応になってしまう。とにかく東京ブギウギ(得点した時のチャント)を歌い終わってから「何?誰?どうなった?」とサポさん同士で確認し合う光景が面白かった。
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 ハーフタイムで一旦屋根のあるトイレ前へ退散。青赤カッパは厚手の生地で無敵のようだが、通気性がないのでムレムレ。そして雨が袖口から入り込むので腕がビチャビチャ。でも何か楽しい。後半になって、またしても我らがソータン、セザー選手からのワンタッチパスからシュートを打つ。相手キーパーに撥ねられれてビシっとは決まらなかったけどもこの日2点目。これは目の前だったのでよ~く見れたデス。
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 結局4点を取ってこの日は快勝したんだけど、京都まで、ましてやこの雨の中、来たかいがあったとつくづく思ったねぇ~。嬉しさがジワジワとこみ上げてくるのを感じた。試合終了後、ソータンの「シャー」はちょっと照れてたかな。カワイイぞ、ソータン。

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YouTube: ソータン、照れながらのシャー!

 さて、夜の京都に繰り出そうじゃないか。今日は祝杯だ!ってことでバスを乗り継いで来たのは祇園の手前、鴨川沿いの先斗町だ。
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 晴れてれば鴨川の川床って言うのも風情があるが、雨の先斗町も良いもんだ。
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 ぶらっと入った串揚げとおばんざいのお店で祝杯となった。
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 ここのお店は2階にあるが、バルコニーに出ると鴨川越しに祇園の町が見える。晴れてたら気持ち良いんだろうなぁ~。この後、ホテルへ戻ったんだけど、ホテル近くの焼き鳥屋で立ち往生…。みんなで悩んだ末に、お持ち帰り用に何本か焼いてもらってホテルにて二次会へ突入。雨の京都の夜は長いのであった。ホント気分が良かったデス。ソータンのおかげで。
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 翌日は更に台風が北上し、京都は朝からもの凄い雨。シトシト降る程度なら、大原の三千院でも行こうかと思ったけど一気にめげてしまった。そのまま帰るのもシャクだったので、八坂神社へ行ってみた。ツツジが見事で綺麗だったなぁ。我が家の近くの八坂神社とは雲泥の差。さすが本店だ。
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 祇園から烏丸方面はアーケードになっているので濡れずに歩ける。途中四条大橋で鴨川を渡るが、すごい流量になっていた。溢れると川床も持っていかれそうだ。
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 懲りずにまたしても錦市場へ出向いてみた。お漬物が美味しそう。昼食を済ませて京都駅へ向う。
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 何処かの宇宙基地みたいな京都駅。新幹線に揺られて東京まで、いくらでも眠れるくらいに疲れていたわ。珍しくビールも飲まずに帰ってきました。
 さて、週末はホームゲーム。今回は味の素スタジアムではなく、駒沢に舞台を移す。愛媛との戦いで本当の真価が問われると思っている。これからは毎試合勝ち点3を積み上げて、J1への道を歩んで欲しい。頑張れFC東京。

大雨とグルメ、そしてサッカー 湘南ベルマーレ戦 【J特】

2011年05月23日 | FC東京
 前日の5/21土曜日は大変良い天気で、各地で最高気温を記録していた。久しぶりにクロスバイクで40キロ程走ったんだけど、暑さと日差しに夏を感じたな。国分寺のマルイに立ち寄ってカミさんにステテコを買ってもらって早速着用。もう涼しくてやめられません。ニッポンの夏はステテコ~ってな感じ。で、その翌日の日曜日も朝から気温も高くてステテコ日和。夕方4時から味の素スタジアムで湘南ベルマーレ戦があるんだけど、ホントに今日雨降んのォ~?と疑う程の天気だった。
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 天気予報を信じて今日は自転車を諦めて電車で味スタへ向った。京王線の飛田給駅。初めての人は「ひだきゅう」とか読んでしまいそうだが、「とびたきゅう」と読みます。違和感ある駅名だけど、もう慣れてしまったね。
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 飛田給駅から味スタまでは歩いてすぐだが、途中のコンビニに立ち寄った。目的は「FC東京がたべちゃうぞ」企画の逸品だ。今回は相手が湘南なので、写真の「江ノ島タコせんべい」なんだろう。コレを購入して一気に食ってやる!
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 並んでいる間に美味しくいただきました。マジで美味しかった。
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 午前中の天気が嘘のようにどんよりとした空になりつつある。黒い雲が近付いており、雨の予感がひしひしと…
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 こりゃ降る前に昼メシ食わなきゃ!ってことで真っ先にフードコートへ向った。本日のお昼は「韓国食堂」でチョイス。
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 ジャーン!「ブルコギ丼温泉タマゴ乗せ」だ。辛いかと思って温泉タマゴをトッピングしたんだけど、それほど辛くなかったのでタマゴ無しでも良かったかなぁ~。
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 更に隣のケータリングで売っていた「厚切り串焼きベーコン」だ。これはウマイ!厚みも1.5cmくらいあるぞ。ビールも飲みたかったけど、ちょっと気温も下がってきたので今回はパス。
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 入場時間になって無事席を確保した。雨に濡れないように屋根の下をゲット。ふと外を見ると暴風雨になってる。バケツをひっくり返したような、という表現にピッタリの雨だ。いや~、間一髪濡れずに済んだわ…。で、キックオフまでまだ時間があるので次の獲物を狙う。「本日の一品」企画の「負けられーぬ、マドレーヌ」だ。これも美味しくいただきました。
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 今回はバックスタンド側の中央付近に陣取ったんだが、その入口付近に生ビールが売っていた。缶ビールを紙コップに入れて販売してるのは知ってたけど、こんな近いところに生があるのなら買わねばならぬ。しかもタコスも美味そうだ。気がついたら買っていた。ピッチでは大雨の中ちびっ子達がキッズマッチのサッカーをやっている。無邪気なちびっ子達を見ながらの一杯は格別だ。
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 キックオフ直前にはチアキッズ達が元気にチアダンスを披露してくれた。寒いだろうに元気一杯。その中でドロンパとENEOSのキャラクタ、エネゴリ君が一緒に踊っていた。いいねぇ~、こういう企画は。でもお天気だともっと良かったね、ありがとう、ちびっ子達。
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 毎度のことですけど、一応サッカー見に行ってるんです。本当です。東京サポも雨を避けて屋根寄りに固まってた。
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 そしていよいよキックオフ。笛が鳴ってすぐに東京のゴールが!秒殺ゴールが見れるなんて今日は調子がいいぞ!開始1分もしないうちにセザーが初ゴールを決めてくれた。
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 前半は1点のみで折り返す。今日は動きも良さそうだし、良い気分でハーフタイムを迎えた。ここのところホームゲームではドロンパがピッチで何かしらパフォーマンスしてくれるけど、今日はENEOS Dayもあってエネゴリ君と一緒にウホウホ(胸のドラミング)してくれた。ゴール裏だけじゃなくて、バックスタンド側にも来てくれたよ。
 で、後半も押し迫った30分を過ぎた頃に失点…。今日は勝って美味しいビールが飲めると思ってたんだけど、惜しくも引き分けとなりました。でもね、ちょっと動きが良くなってる感じがしてる。田邉草民選手が初スタメンだったけど、彼は印象に残ったなぁ。もっとドリブル突破して欲しかった。それになんと言ってもセザーが慣れて来た感じ。セザー本人もそうだけど、周りがセザーに慣れた、っていう雰囲気。前半は良くパスも回ってたし、守備にも意欲的に参加してたセザー。後半、なんかバランスが崩れて、ずるずると下がったところで失点してしまった。ちょっともったいないなぁ~。少し先が見えたゲームでの勝ち点1ですからヨシとするか。次回のアウェー、京都戦でその光明を証明してくれ。京都まで見に行くからね、俺のトーキョーを!

生みの苦しみ!?カターレ富山戦 【J特】

2011年05月09日 | FC東京

 前節の東京ヴェルディーとのダービー戦ではゲームやサポータで良い思いをしていなかったこともあり、どんよりと富山戦を迎えることとなったのだが、天気は快晴。妙にテンションだけは上がったのであった。

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 そんなハイテンションで訪れた味の素スタジアム、自転車置き場はガラガラ。気合入りすぎたかしら… (帰りに前輪がパンクするというアクシデントもあったのだ…)
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 まずは腹ごしらえから、ということでフードコートへ一直線。カミさんが選らんだのは「象の耳」という揚げパン屋さんだ。
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 イチオシの「クリームチーズとオニオン&ベーコン」を注文。赤ワインがあるといいなぁ~。
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 ボクは「ランチバスケットキャロル」のロコモコにした。
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 ただのロコモコじゃない。上にカツが2枚、しかもデミグラスソースと焼きチーズが乗っている。ボリューム満点で美味かった。こっちはビールが欲しい感じ…
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 そんな食い意地が張っている中、フードコートにはドロンパが愛嬌を振り撒いていた。
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 気が付くと、どなたかの自転車に勝手にまたがり走り回る始末。相変わらずイタズラばかりなドロンパ。
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 えーと、今日は何しに来たんだっけ?そうそう、サッカー見に来ました。でもこんなチャリティーTシャツも買ってみました。「がんばろう宮城」と書かれたTシャツは宮城出身の選手の名前が入っている。もちろんウチの今ちゃんもバッチリ載っている。
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 更には今日の一品ということで、府中の青木屋さんの「いちごブッセ」をゲット。ハーフタイムに美味しく食べようと思ったけど、キックオフ前に食べちゃいました。
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 ということで、サッカー以外にも十分に楽しめる味の素スタジアムだが、ちゃんとサッカーも見ております。しっかりまじめに応援したおかげで22番羽生選手が後半に貴重なゴールを決めてくれた。いやぁ~、待ちに待った1点だ。開幕以来の1点だ。
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 結局は、この羽生が決めた虎の子の1点を守り切って勝利をモノにした。J2で圧勝という夢を持ってシーズン入りしたが、これで5試合で2勝1負2分になった。生みの苦しみみたいな感じだ。ヒーローインタビューで見せた羽生の涙はグっと来たもの。
 駆け出しサポのたわ言になるかもしれないが、ちょっとゲームの内容について素人なりにもコメントしてみようと思う。過去の東京の戦い方は良く知らないので現状と去年の後半、特に大熊体制になってからの戦力がボクの知識のベースだ。

 まずざっくりとした印象なのだが、J1の他のゲームの得点シーンを見ていると、ゴール前での両チームの人数が少ない印象がある。一方、J2、特にFC東京の相手ゴール前でのゴタゴタを見ると、両方のチームが、わんさかごった返している印象だ。まず素人目に見ても、この状態でネットを揺らすのは至難の業だと思う。あらゆるシュートコースに足とか頭が出てきて塞がれてしまうからだ。これはいわゆる「J2は引いて守る」、という定説があるからか、とも思ったが、それ以上に東京は攻撃に費やす時間が長すぎるからだと思う。カウンターからの速攻かと思いきや、パスが横や後ろに出てしまい、あっという間に相手ディフェンスが完成する、というシーンが多々ある。これは見ている方はストレス溜まる。何やってんだよー!っていう怒号の嵐だ。でもこの責め方はポゼッションサッカーとしてはセオリー通りなんだろう。パスを回して左右に振って、ディフェンスが崩れたところにクロスやクサビを入れてゴールを狙う、というある意味わかりやすいパターンだ。J2は守りの名手が揃っている。J1のやり方じゃダメなんじゃないか?何度やってもこじ開けられないのが、開幕から前回のヴェルディ戦まで受けた印象だ。
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 ところが、今回の富山戦には上里がボランチでスタメンに選ばれた。彼は自ら左足が自慢だ!と豪語する程のアタッカーでもある。事実、ゴールを目差す意識は高く、この日もミドルシュートを連発した。これまでに無かった戦い方だ。ミドルは精度を欠くが、この位置から打たれたたまらん、と相手は引き気味になるから、次にボールを奪ってカウンターに移行しても上がりが遅くなるという効果がある。だから点を取られる気がしなかった。そしてこの日は梶山もFW登録されており、トップ下から彼も長めのシュートを打っている。後半は後ろから徳永も見事なロングシュートを発射した。打つこと17本のシュート、それで1点かよ、言うなかれ、こういう捨て身のシュートがジンワリと富山陣営を押さえ込むことに役立っていたのだと思う。羽生が涙のゴールを決めた後でも、攻撃の勢いは増すばかりで、特に両サイドバックの阿部、椋原は常に高目の位置をキープしていた。ミドルの連発でカウンターの芽を摘んでしまったから、だと勝手に思っている。
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 なーんてエラソウなこと書いてしまったが、これも後からゲームを見ながら受けた印象なので後出しジャンケンみたいなもんだ。ただこれだけは自信を持って言える。得点はシュートを打たなければ入らない。だから打って打って打ちまくって欲しい。この日のビールは美味かったなぁ~(パンクもあったし…)。
 次はアウェーの草津戦、確かプレシーズンマッチでは苦戦した相手だ。大人しく自宅でテレビ観戦の予定だが、また美味いビールを飲ませて下さい。期待してます!We are TOKYO!


東京ダービー 【J特】

2011年05月05日 | FC東京

 5月4日は「みどりの日」…。そしてボクの誕生日でもある。ン十ン年前のこの日に生を受けた。そして今年、2011年5月4日は、サッカーJリーグFC東京と東京ヴェルディが味の素スタジオで相対する「東京ダービー」の日である。ベルディのイメージカラーは緑色。しかし今年から5月4日はボクの誕生日と共に「青赤の日」となった…もとい、なるハズであった…。

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 初めての東京ダービー観戦だ。ワクワクしながらこの日を待ちわびていた。前回の札幌戦のスコアレスドローで雰囲気的にはやや不安な感じもしないことはないが、とにかくヴェルディだけには負けられない。そんな気迫のあるゲームを期待して調布市の味の素スタジアムへ向った。ところが…、この日はヴェルディ側のホームゲーム。いつもの味スタへの感覚でいたので、途中まで来たところでチケットを忘れて来たことに気付く…。あわてて戻ったけど、良かったゲームの直前じゃなくて。本当は早く来て、U-18のゲーム(こちらも東京ダービー)も見ようと思ってたんだけど、そんなロスもあって味スタに到着したのは11時過ぎ。もうこんなに並んでるのォ?とりあえず場所を確保した。
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 味スタのお隣になるアミノバイタルフィールドでU-18のゲームは行われていた。チラっと見ただけだったが、その後ヴェルディサポータ側の大歓声が聞こえたので、負けてしまったのだろう。前哨戦だけにちょっと悔しいね。
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 入場まではまだ時間があるので腹ごしらえにケンタッキーフライドチキンまで買出しに行く。途中、ユーロスポーツに掲げてあった石川ナオさんの写真。なんか柄悪いわぁ~。でもカッコイイね。これ小平で撮影した、ってところがミソ。
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 この日は友人を2名程招待してある。無事に合流し、初ダービーのゴール裏へと陣取る。 いやぁ、既にサポータ連中は興奮状態。なんかゾクゾクする。
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 やがて青赤の垂れ幕が2階席から下ろされてきた。いつも思うけど、この青と赤のコントラストって本当に良い色だと思う。この臨場感が更に気分を高揚させる。
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 ところがこの垂れ幕を巡って2階席ではトラブルが起きているようであった。後から知ったんだけど、ヴェルディ主催のゲームにおいて、アウェー側2階席に横断幕やフラッグの張り出しは認めてないらしい。警備員とサポータ連中でのいざこざが続いている。こういうのも含めてダービー戦なんだろうな、とつくづく納得した瞬間だった。ま、ゲームが始まる前にこの手の垂れ幕は収容されるので大目に見てくれてもいいじゃないか、という気もしないでもないが、もしルールとして規定されているのであれば、理不尽であろうとも従うべきだ。相手もやってるじゃないか、という子供の喧嘩みたいな理由でゴリ押しは宜しくない。ルールを厳守した上できちんと抗議するのが効果的だと思う。
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 ちなみに垂れ幕の下はこんな感じ。子供達も楽しそうだ。浦和レッズの巨大ユニフォームとかいいよね、こういうのって。
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 ヴェルディ側を見ると、なんと日の丸になっているではないか。あっぱれだわ。ちょっと悔しい。しかも…
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 その後、日の丸は緑色になっていた。完全に「みどりの日」を意識していやがる。
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 ゲームの方は、前半は序盤に多少FC東京が押していたようだが、すぐにヴェルディがペースを握る。なんかゴールへ向う気迫が感じられる。ウチはパスが繋がらない、シュートで終われない、というこれまでの流れとなんら変わらない様子。なんか勝てる気がしないんだよなぁ~。
 前半を0-0で終えて、後半に突入。そしてあろうことかセザーがこの日2枚目のイエローカードを食らって退場に。一人欠くことになってしまった。その後、FWの高松に代わって入った谷澤がカンフル剤になった感じでFC東京側が息を吹き返す。ヴェルディもちょっと足が止まってしまった様子だ。数的不利なのはどっちだっけ?という位にウチが生き生きしだした。でも遅いんだけどね、こんな切羽詰った時間帯じゃ…。
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 ロスタイムに入ってすぐにヴェルディのゴールキーパーの土肥選手にアクシデント。選手と交錯したワケじゃなく、動き出しでコケたので大したことないのかと思ったら、担架で運ばれていった。アキレス腱を痛めたらしい。土肥選手はFC東京にも長く在籍し、小平付近のコンビニやTSUTAYAで良く見かけた、と友人も言ってたので印象に残っている。大したことないといいのだが。この時点でヴェルディは選手交代の枠を使い切っていた。そしてなんとFWの平本選手がキーパーのユニフォームを着てゴールを守るという。ちょっと男気を感じた瞬間だ。もう残す時間もわずかだが、FC東京の押せ押せムード、しかもキーパーは本職ではない。こんな好機を無駄にするものか…。ところが無駄にしてしまった。今回もスコアレスドロー。ブーイングもしたくなるわなぁ。
 この後、またしてもFC東京サポと警備員でトラブルがあったらしい。入場時からアウェー側への配慮に不満があったようだが、ボクらはそんな感じは受けていなかったので何が起きたのかはよくわからない。東京ダービーは、サッカー選手達の戦いであると共にサポータ同士の心の戦いでもある。でもゲームが終わればラグビーで言うノーサイドだ。うまく皆とクールダウンして、気分良く帰りたいものだ。ウチのサポ連中は味スタはFC東京のホームだ!という意識が強い。だから警備する側も極力そういう気持ちの部分にも配慮して、入場の方法や横断幕のルール等を考えて欲しいものだ。無神経に規制をかけることでトラブルを誘発してしまう。次回FC東京がホームゲームでのダービーで、ウチのフロントの手腕を見せてやって欲しい。ヴェルディサポータにも満足の行くスタジアム運営ってヤツをね。
 まだJリーグが再開して4ゲームを消化しただけ。1勝1敗2分という成績は良いとは言えないが決して悪いわけじゃない。改めて前回の札幌戦、そして今回の東京ダービーをビデオで見直したけど、ゲームとしては悪くはないように思える。何故か得点できない。これが去年から続いているプレッシャーなのかもしれない。今回のダービー戦で見せた、一人欠けてからの開き直りとも思える動き、これが何かのヒントとなって今後の参考にできたらな、と素人目に思うのであった。

会津で福島応援ポタリング!

2011年05月05日 | 自転車

 ボクら東京都民が何気なく使っていた電気。その何割かは福島原発が発電したモノだ。その原発が先の震災で大変なことになり、大規模停電を避ける為に東京電力管内は輪番での停電を余儀なくされた。また通勤通学時には電車の数も減らされて、当初は大変な思いをして通勤通学をしていた。だけど、その福島原発の付近の住民は、自分らの電力とは関係ない設備の崩壊によって、今日現在もずっと避難生活を送っており、ボクらの苦労とは比較できない大変な思いをしておられる。人生がメチャクチャになってしまった、と言っても過言ではないだろう。その後も福島を中心として北関東付近を含めての風評被害が多発。確かに放射線の量は増えているのかもしれないが、必要以上の過剰反応に現地は疲弊しているとのニュースに、ひょっとしたら僅かではあるが協力できるかもしれない、と密かにゴールデンウィークに福島旅行を企てていたのだ。カミさんとも十分に相談し、良し行くか!と決めたのはゴールデンウィーク突入の直前であった。
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 と言うワケで、目指しました、会津若松。福島の浜通り地区とは距離はあるものの、観光客が激減しているという。ホテルも簡単に取れたし。5月1日の日曜日に出発して東北道を北上した。渋滞も特に無く15時頃に猪苗代湖へ到着。ここでは野口英世記念館に行ってみたかったのだ。写真の野口英世ロボット。チョー不気味である。これが絶妙な表情しながら喋って動くのだ。これだけを見に寄る価値はある。強烈におススメする。
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 会津若松に到着し、ホテルへチェックイン。この日はもう夕方だったので夜の街へ繰り出した。いろいろ調べて訪れたのが「会津っ子」という居酒屋だ。街はゴールデンウィークとは思えぬ程静かであるが、ここの居酒屋はボクらが最初の客だったけど、その後そぞろとお客が入って来た。美味しい会津のお酒を尋ねたところ、写真左の「やわから」というお酒を勧められた。会津でただ一人の女性の杜氏が作ったお酒だそうだ。辛口ではあるものの、柔らかさがあって非常に美味しい。買って帰りたかったけど、売ってる店を見つけられなかったのが残念だ。
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 翌日は、会津若松よりやや北側に位置する喜多方へ向う。自転車をJRで輪行し、計画では喜多方ラーメンを食べたあと、会津若松まで自転車でポタリング、という感じ。会津若松駅前の赤べこの前でパチリ。
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 ところがこの日は強風で電車が遅れていた。余裕を持ってホテルを出たのだが、更に余裕の待ち時間となった。
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 蔵の街喜多方。なんともモダンというか雰囲気のある駅舎だ。しかし風が強い。これじゃポタリングは無理かな、と帰りの電車の時間をチェック。なんと13時台を逃すと次は15時台まで無いぞ。ちょっと緊張した。
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 喜多方の街並みをのんびりと見学しながら向ったのは、喜多方ラーメン「はせ川」だ。ここはいわゆる観光アピールの組合に属していないラーメン屋らしいのだが、そんな拘りもある種の宣伝効果になっているらしく、ボクらが到着した11時半前には既に長蛇の列。10時オープンに間に合わせて来ているのだろうか。
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 30分程待って入店。頼んだのはチャーシュー麺だ。但し書きに「半面盛り」と書いてある。このご時勢、お肉の供給が間に合わずに「全面盛り」は中止しているようだ。ちょっと残念。しかし澄んだスープ、品のある醤油ベースでエライ美味しい。そしてこのチャーシュー、口に入れるとトロっととろけてしまい、馬鹿うま!ここまで来て良かった、と心底思った瞬間だ。
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 さて、風は一向に収まらないけど、西からの風であり、ボクらはここから南下するだけ。常に右側から受けているのでこのまま会津若松まで走ってしまおう、とラーメンパワーをもらったこともあって決断した。途中、廃線後のサイクリングロードがあり、ご覧のようにしだれ桜が満開だった。ちょっとスポーツ自転車には向いていない路面だが、ゆっくりと堪能しながら走った。
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川沿いにはこんな感じでサイクリングロードが整備されている。風さえ強くなければもの凄く快適だ。
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 突然快適な道が終了し途方にくれる。このサイクリングロードはまだ整備中である為、途中までしか行けない。何度か道をロストしながらもとにかく南下だ、とコンパス便りに若松方面へ向った。
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 途中にあった公園。この赤べこ、実はすべり台である。なんともカワイイのだ。
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 もう会津若松のすぐ手前だが、JR只見線と会津鉄道の駅、「七日町」で休憩した。ここは駅カフェになっている。なんとも洒落ている、というかモダンと言うか。
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 そば粉のパウンドケーキとコーヒーで休憩。いやぁ、すごい風だった。向かい風になると自転車が一瞬で止まってしまう程。こちらで休憩していたときに、結構疲労しているのが感じられた。
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 休憩後はのんびりと若松市街をポタリング。関東近辺で言うと川越に近い感じかな。歴史とモダンさを感じる。すごいいい街だと思う。今度はゆっくりと街中散策してみたいなぁ。しばらく走ると名城「鶴ヶ城」到着した。リニューアルしたばかりとあって真っ白なお城だった。ちょっと桜の時期には遅かったかな。風も強いのでかなり花びらが散ってしまったのだろう。
 その後、ホテルへ戻ってこの日は洒落たワインバーで美味しいチーズとワインを堪能した。
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 2泊3日の会津旅行は無事終了し、帰路へ着く。途中のサービスリアから望む会津の明峰、「磐梯山」。この日は快晴だった。いつかは登ってみたい山だ。
 風評被害に悩む福島地方、ボクらが行ったところで焼け石に水にもならないだろう。1日でも早く福島原発が安全になり、普通の生活が戻ることを祈っている。会津若松は本当にいい街だ。機会があったらまた訪れてみようと思っている。