CozyConer

サッカーやグルメや旅行やキャンプや…日常のちょっとしたことをつらつらと。JリーグのFC東京を強烈に応援しています。

天覧山、多峯主山 ~リハビリ編~

2006年10月29日 | 登山・ウォーキング

P1020095 ここのところ忙しい日が続いていた。やっと土曜日だ、ゆっくりと寝ていたいという願望もなかったわけではないが、このストレスをどうにかしたい、という欲求の方が強く、どこかに散策に出たくなったのだ。

そんなわけで5月の連休以来、登山もしていないなまった体に調度良い場所を求めて、近場の埼玉県は飯能市を訪れた。自宅からこまごまと電車を乗り継ぎ、1時間もしないで飯能に到着。駅前にはプリンスホテルとかあって、妙に開けた感じがある。ここを起点とし、今日は天覧山、多峯主山(とおのすやま)を縦走してまた飯能へ戻るコースにした。

P1020097飯能市街を歩いていると、歴史的な街であることがわかる。レトロでモダンな建物や、江戸時代からあるんじゃないだろうかというような蔵作りな建物があって、ちゃんと保護されている。30分も歩くと、そんな街並みは一変して田舎道へと変わった。そんな途中の観音寺には写真のような奇妙な白いゾウが奉ってあった・・・ 

その先を更に進みながら、まずは天覧山を目指す。

P1020101  名前の由来は、明治天皇が近衛兵の調練を視察する為に、見通しの良いこの山に登ったことから付いたそうだ。能仁寺というお寺の脇から登山道が続く。しかし登山という程の山ではない。標高は197m、小高い丘という雰囲気で山頂にはコンクリート製の展望台が備わっている。その脇には小さな茶屋があり、年配のご夫婦で山菜汁等を販売していた。眺望はご覧の通り飯能市街を一望でき、遠くは神奈川の丹沢まで見渡せる。

P1020105 一息ついた後、次の多峯主山を目指した。縦走と言ってもハイキングに毛が生えた程度で、リハビリには調度良い感じだ。天気も段々と良くなり、軽やかに進む。

途中の散策路も写真のようにいかにも登山道っぽくなっている。天覧山の手前は五代将軍綱吉の生母が納めたという羅漢像等があったり、多峯主山に向かうと途中の見返り坂は、源義経の生母があまりにも綺麗な坂なので見返り坂と名づけたと言われたり、歴史的にも価値ある場所らしい。ただし大概が本人ではなく生母だっていうところがミソ的なところでもある。

P1020107_1 やがて雨乞い池という小さな池が見えてくる 。この池はどんなに干ばつが続いても枯れないと言われ、この池の周りで雨乞いの祈りを奉げた場所らしい。

池の周りを鼻をつまんで7周りすると、不思議なことがおきる、と案内板に書かれているが、それはちょっときっついんじゃないかしら。とにかく神秘的な池であった。目指す多峯主山はもう目の前だ。

P1020108_1

標高271mの山頂を目指すには、男坂と女坂がある。鎖場の男坂を目指したつもりがどうも間違えて女坂を登ったらしい。本日一番の登山らしい行程だったのに。

こちらの眺望もまたすばらしい。天覧山より100m程度高いだけなのに、遠くまでよく見渡せる。山頂にはテーブルやベンチがあってお弁当を食べるには最適である。調度テーブルが空いたので我々もそこに陣取ることにした。

向かいに座った初老の男性は、さっきからビールを飲んでいる。独りで登ってきたらしい男性は、コンビニのお弁当をつまみにその後日本酒へと切り替えていった。大丈夫かいな…

P1020111 早起きしてまぁ坊が作った鮭と梅干のオニギリで昼食を取った。日差しも強くなり、ちょっと日陰が欲しい感じもするが、気持ちの良いお昼タイムだ。食事をしている間にも続々とハイカー達が登ってくる。ちょっと手狭な山頂は大騒ぎになっていった。

帰路は、再び飯能駅に向かうが、天覧山を左に迂回するコースをたどった。途中道を間違えて、行きに通ったコースに出てしまったが、どうにか下山して飯能駅へ戻ることができた。

自宅を出て約4時間というお手軽コース。万歩計は15000歩を示していた。帰って飲んだビールがうまかったのは、もちろん言うまでもない。


サイクリングのち雨

2006年10月22日 | スポーツ

Sa330235 日曜日、まったりと過ごしてしまった。昼前に目覚め、なんとなくうだうだしてたのだが、なまった身体をどうにかしないといけない。じゃ、その辺をチャリンコで流してみるか、とそそくさとわが家を後にした。

さりとて行く宛てもなく、なんとなく自転車道沿いに多摩湖方面に向った。昨晩、KazzさんからTELがあり、テレビ東京のアド街で東村山市を紹介してると知らされた。慌ててテレビを見て、「おー、ここ知ってる」「このうどんうまうんだぜ」みたいな会話になったが、その中に多摩湖も紹介されていた。そんな影響もあったのかもしれない。

とは言いつつ、自転車を漕いでるとものの20分で到着してしまった。なんとなく物足りなくて、じゃ一周しちゃおうかということになった。実は小学生の頃、一度自転車で来た事があったが、それからは車で何度となく通ってる程度。だから道順とか距離感とか持ってるつもりだった。ただし高低差までは車では感じることはできず、多摩湖一周が結構アップダウンきついコースだと言うのが今日良くわかった。わが愛車のシマノ製7段変速ギアは、絶妙なギア比で対応してくれる。しかし肝心なエンジンがついてこない。長い上り坂になるとノッキング寸前・・・ひーひー言いながら、どうにか回りきることができた。

Sa330236 朝飯が遅く、昼飯も食べてないのでそのままちょっと早めの夕飯ということで、近所のお好み焼屋に行くことにした。膝が笑っている状態で飲むビールは最高だ。ぐびぐびいってしまう。つまみにホタテバターや餃子を焼き、〆はお好み焼きだ。ピザのようにたっぷりとチーズを乗せるやつを注文した。

さて、帰ろうと外を見ると、なんと雨が降ってるではないか!しかもかなりの雨量。日中は晴れたとは言えないが時折日差しもさすような感じで雨の予感すらなかったのに。5分ほど突っ走り我が家に到着。気持ち良い疲労感だったのがちょっと台無しになった感じ。

いつもながら消費した以上のカロリー摂取とあいなった。


子珍獣とハルの晩餐会

2006年10月21日 | 日記・エッセイ・コラム

Sa330234 久しぶりのブログ更新だ。

本日我が家にお客様を迎えた。珍獣と子珍獣親子、F川一家だ。F川家の愛娘、ハルちゃん5ヶ月と、子珍獣1歳9ヶ月のお見合いでもあった?

とにかく子珍獣のやんちゃぶりに周りが翻弄されるという感じでスタートを切った。ハルちゃんも負けじとまんまるの目をきょろきょろさせている。珍獣はそろそろ満期を迎えるお腹で来月早々に予定日だそうだ。次に来るときはお兄ちゃんになってるんだなぁ。

まぁ坊の手料理にておもてなしをさせてもらったがお口に合っただろうか?ここでも子珍獣の食いっぷりにまわりは圧倒されていたっけ。

今回は車で来てたのでお酒はなしだったけど、次回はゆっくりと飲みたいねぇ。是非また来て下さい。


熊本旅情

2006年10月10日 | 旅行記

P1020044_1 去る連休、日本列島を発達した低気圧が去ってすぐに羽田から熊本行きのJAL機に乗っていた。上昇中の揺れは相当なものでこあったが、西に向かうので次第に安定して行った。

定刻より30分程遅れて熊本空港に到着し、バスにて市街へ。今夜の宿は市街のビジネスホテル。チェックインの後早速居酒屋へと消えた。

翌朝は快晴。前夜は満月であり、まん丸の月が綺麗に輝いていたっけ。ちょっと二日酔い気味の体で一路熊本城へ向かった。仕事では何度も訪れているがお城に入ったのは実は初めて。加藤清正築城は400年の歴史を持ち、とても立派なお城であった。

約1時間程度散策して、バスターミナルへ。ここからは阿蘇山巡り付きの路線バスに乗って黒川温泉を目指す。この路線バスは、九州縦断バスと言い、熊本から大分、別府方面を結んでいる。その中に阿蘇観光が組まれている「阿蘇号」というバスに乗ることにした。

P1020054渋滞気味の市街を抜けても阿蘇方面は渋滞していた。外輪山を抜けて、やっと阿蘇火口口を目指す。次第に広大な景色が広がって行く。一面草原であり、なだらかな丘が重なり合っていてすばらしい景色だ。火口口付近のレストハウスで昼食を取ってしばらく散策の時間となる。このバスは昼食付きなのだ。楽しみにレストハウスに入って見ると…名物たかなご飯…味はあまりおススメしない。 自腹でラーメンでも食ってた方が良かったかも。この日は残念なことに火口行きのロープウェイが運行中止になっていた。風向きのせいでガスが発生しているとのこと。阿蘇は生きているのだ。

予定の散策時間を30分程短くしてバスは出発した。ここで乗るはずだった2名のお客さんがいたのだが、途中でそれを思い出した運転手、あわててUターン(^^; ところがそのお客さんは見つからず、そのまま再出発。大丈夫だったかなぁ。

ここからは山間のワインディングを果敢に走って行く。右に左にと九十九折を抜けて次の目的地、黒川温泉に到着した。

P1020067山間に黒を基調とした宿が点々とある黒川温泉郷は、国内でも1位2位を争う程人気の温泉である。九州では由布院等が有名だが、人気ではそれをしのいでいる。そのせいか小さな温泉郷はものすごい渋滞。連休だけあって人もたくさんだ。温泉組合で入湯手形を購入すると、3つの宿の温泉に入ることができる。そこで記念のスタンプを押してもらうのだ。だが何処の宿も女湯が満員。ひなびた温泉宿にはじーさん、ばーさん達でのんびりしてるかと思いきや、金髪チャラチャラのギャル族でごった返していた。むー、ちょっと興醒め。1件だけ温泉に入り、もういいやって気分になってしまった。

この日の宿は、黒川温泉から車で10分ほど離れた瀬の本高原にある「三愛高原ホテル」だ。ここも黒川温泉の一部ではあるようだ。黒川温泉は谷間にある温泉郷だが、ここは高原にどーんと広がる観光ホテル。ものすごい絶景である。沈む夕日も部屋の窓からじっくり堪能できる。食べきれないほどの料理と満天の星の下での露天風呂。もしかしたら黒川温泉の狭い旅館よりもずっと良いかもしれない。

P1020076 翌朝はレンタカーを手配しておいたので、観光しつつ空港へ向かうことにした。途中阿蘇の外輪山にある大観峰というところへ立ち寄った。ご覧のような大パノラマが視界に広がる。実は阿蘇山という山はなく、根子岳・高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳という山からなり、これらを阿蘇五岳と呼ぶ。なんといっても世界最大のカルデラ火山なのだ。写真は中央に山頂がギザギザした根子岳、一番高い高岳、その右に活動中の中岳が見える。

P1020092 最後に立ち寄ったのは、日本名水100選でもかなり有名な白川遊水地。思わずペットボトルを購入し、後先考えずに湧き水をボトルに詰め込んだ。一口ごくごくと飲むが、なるほどまろやかでうまい。近くに茶店があったので、そこでだご汁をいただいた。おまけに豆腐を食べさせてくれたけど、やっぱり水がいいと食べ物もうまくなるんだろうか。

実はこのペットボトル、ちょうど醤油が入っているようなサイズであり、最後まで邪魔な存在となったのである。

2泊3日で熊本、阿蘇を巡ってきた。九州を火の国とかいうケースがあるが、これはもう阿蘇のことを指している。また近い将来、ゆっくりと訪れてみたいと思う旅であった。


ケロリン

2006年10月06日 | うんちく・小ネタ

Sa330226 秋雨前線を太平洋上に発生した台風が刺激して、関東地方から東北にかけてすごい雨になってる。駅から10分歩いて帰ってくるともうすっかりずぶ濡れ。

ということでお風呂に入って来ました。いやぁ~、いい湯だった。さっぱりと気持ち良くなり、お気に入りのジャズを聴きながらブログを書いている。

ところで写真の桶、ご存知であろうか?ある程度のお歳の方ならば銭湯でよく見かけた桶だと思われるであろう。実はこれは我が家の桶である。別に銭湯からかっぱらってきたわけじゃなく、新品を購入したのだ。公衆浴場で見かけるのは、かなり磨きがかかった桶なのであまり感じなかったが、実際に新品を手にしてみると、ものすごくしっかりした造りになっている。その昔、まだ銭湯というのがニッポンの生活に密着していた頃、木桶だとすぐに壊れてしまうので、永久的に壊れない桶は出来ないものかと考案されたのがこのケロリン桶だそうだ。当時としてはまだコスト高であった為、内外薬品の鎮痛剤の名前を入れて、スポンサーとしてタイアップし、この桶が誕生したという話だ。

と言ってもボクはケロリンという薬を見たことも当然服用したこともない。でも何故か知っているのはこの策略にまんまとはまったせいなんだろうか?