CozyConer

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のんびりまったりの小仏城山からの縦走路

2009年10月18日 | 登山・ウォーキング

 秋晴れの1日をたまにはのんびりと散策しようと、今日はミシュラン三ツ星観光地のちょい裏側、小仏峠から城山を経由して高尾山口の駅まで歩いてきたのでご紹介しようと思う。

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 登山に出かける時はいつも早朝に出るか、前日からの車中泊で夜明けと共に、なんてシチュエーションだが、今日は「のんびりまったり」がテーマ。城山の売店でお昼を食べるのが最大のミッションだ。JR中央線高尾駅を10時32分に出る「小仏行」のバスに揺られて終点まで向った。小仏と言えば、中央自動車道の渋滞のメッカ、小仏トンネルを思い出すが、その高速道路もすぐ脇を通っており、圏央道の工事も急ピッチに行われていた。

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 既にお天道様も高く上がっており、気温も高い。まぶしい日差しが木々の間から降り注いでくる。いわゆる裏高尾のルートは人も少なく静かな山行を楽しむことができる。

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 小仏峠を上がると、神奈川の相模湖へ降りる標識が目に入った。「旧甲州街道」となっているが、ここはかつての街道だったワケだ。いくつもの峠を越えてその時代の人達は行き来したんだろうな、と思うとちょっと感慨深い。この付近の現在の甲州街道は大垂水峠で、走り屋さん達の聖地になっている。時折バイクや車のエグゾーストノイズがこだましていた。

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 さ、今日のメインイベント、城山の売店での昼食だ。ここで名物のなめこ汁を食べようと思っていたのだ。持参したオニギリとこのなめこ汁がなんともいえないハーモニーをかもしだす。でももうちょっと寒くなってから食べると、尚一層美味しさが増すかもしれないな。今日はちょっと暑かったし。

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 食後は最近少し凝り始めたアマチュア無線をちょっと操作してみた。メインチャンネルを聞いていると、何処かのボーイスカウトの少年がCQを発信していた。ボクはと言うと、誰かと交信するでもなく、適当にレピータへの送受信を確認した程度で、すぐにラジオ受信に切り替えた。この無線機、ラジオも聴けるのです。のんびりとFMラジオを聴きながら歩いてみたかったのだ。なーんだ、別に無線機じゃなくてもいいじゃないか、というツッコミ、謹んでお受けします。

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 お昼時ということもあり、この城山山頂の売店付近は大賑わいだ。そしてちょっと気付くことがある。そう、外国人の方が多いのだ。やはりこのお隣の高尾山、ミシュラン三ツ星の威力はすごい。

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 まだ紅葉には早い感じだったが、中には綺麗に色付いている木もある。秋って良いですなぁ~、暑くも無く寒くも無く、景色も素晴らしいし、食べ物も美味しいし。

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 ミシュラン三ツ星観光地の高尾山は今回山頂をパスして巻き道を行くことにした。稲荷山コースをブラブラと下っていく。さすがに高尾山付近まで来るとたくさんの登山者と出会う。途中、八王子市街を一望できる場所があり小休憩。ちょっと霞んでいるが気持ちい風が頬をなでる。やがて京王線の高尾山口駅へ到着し、家路に着いた。いやぁ~、ホントのんびりと散策することができました…え?何か報告すること忘れてないかって?あ、今回は反省会無しですから。珍しくビールを飲むことなく1日を終わろうとしている。だって今週健康診断なんですから…。ガマンです。


のりピー

2009年10月13日 | 食・レシピ

 覚せい剤使用の罪で世間をいろいろと騒がせた元アイドル、女優の話ではございません。しかし話は夏までさかのぼって、調度その頃、この元アイドルがお茶の間を騒がせていた時期と同じくして、ボクらは山形県の鳥海山へ向っていた。盆休みの真っ只中、大渋滞中の東北自動車道の安達太良SAの下り車線側で休憩を取った際に見つけたモノ…

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 そう、まさしく「のりぴー」だ。これをお土産に買って帰ればウケるに違いない。しかしその時はこれから鳥海山へ向う途中だ。じゃ帰りにまた安達太良SAへ寄って買って帰ればいいじゃないか。そいつは良い考えだ。そうしよう、そうしよう…

 そして数日後、安達太良SAの上り車線側へ立ち寄ると…無い。置いて無いのだ。嗚呼何故あの時買っておかなかったのか。愕然としたのをはっきりと思い出す。

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 ということで、先般、安達太良山へ行った際、降りるIC直前であるにもかかわらず、無理やり安達太良SAへ寄ってゲットしたのであった。何で「のりピー」なのかって?それは海苔にピーナッツの砕いたのがビッシリと付いたお菓子?おつまみ?なのである。で、これが中々美味しい。ビールにピッタリな感じ。ついつい常習してしまうので、注意が必要だ。


紅葉真っ盛りの安達太良山 日本百名山(13/100)

2009年10月12日 | 登山・ウォーキング

 すっかり味をしめてしまった車中泊。今回も「昴山荘」は大活躍であった。三連休の初日は午後に自宅を出発し、目指すは福島県の道の駅つちゆ。ここで夜明かしして、翌朝安達太良山へ登る計画である。東北自動車道を北上し、途中の佐野SAでいつもの登山仲間、T氏と合流。今回はT氏も自分の車で登場だ。2台で車中泊、なんかワクワクしちゃいますヨ。

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 二本松ICで降りたらファミレスで食事をし、コンビニで食料と寝酒を調達して一路、道の駅へ。9時前には到着したのだが、7割方駐車場が埋まっている。しかも大概の車が車中泊っぽい。中には立派なキャンピングカーがあってちょっと羨ましい。差し詰めキャンピングカーが走るホテルだとすれば、我が家は走る非難小屋ってところだろうか、それでも快適に過ごせる工夫は怠らない。特に初車中泊のT氏、厚さ20cmはあろうかというエアマットをこの日の為に用意していた。写真はT氏の愛車だ。マクラが普通っぽくてポイント高い。

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 今回も快適な「昴山荘」であった。昨夜は満点の星空の下、少々走り屋さん達の爆音に悩まされたが、そんなことあったっけ?ってな位に熟睡し、日の出と共に起床、身支度、朝食を済ませて登山口のある岳温泉は安達太良高原スキー場の駐車場へ移動した。朝6時過ぎだというのにここも4割方埋まっていたのではないだろうか。しかも続々と車が到着している。さすが紅葉の名所だけある。そそくさとボクらは駐車場を後にした。今回のコースは、

奥岳登山口 → 薬師岳見晴台 → 表登山口分岐 → 乳首(山頂) → 馬の背分岐 → 峰の辻 → くろがね小屋(昼食) → 勢至平 → 奥岳登山口

と回る、高低差約700m、約10キロ弱のコースを休憩込みで6時間半で歩いたことになる。

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 歩き出しは林道で車も通る道だが、やがて薬師岳方面に向うには、写真のようなぬかるんだ泥濘地をしばらく登る。ここはスキーのゲレンデだ。もうあと2ヶ月程度で一面の銀世界になるんだろう。

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 天気予報は日本全国で晴天だと言うが、どうもここ安達太良山付近は怪しい。特に風が強くてボーボー吹いている。それでも時折見せる青空に、ご覧のような紅葉が美しい。お?あれはゴンドラではないか。予定ではゴンドラが動き出す前に登頂して、紅葉目当ての混雑を回避するつもりだった。ゴンドラの運転開始は8時は過ぎるだろうし、この風じゃ運休じゃね~かぁ~、なんてたかをくくっていたがどうやらアテが外れたらしい。ボクらがアヘアヘ1時間半かけて登っているところを、ゴンドラはほんの数分で行ってしまうのだ。ちょっとショックだわ。

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 ゴンドラ駅から薬師岳までは木道とか整備されていて歩きやすい。その先は狭い山道で急勾配もそこそこある。かなりご年配のご夫婦がえっちらおっちら登っておられてなんか微笑ましい。ボクらもあの歳まで登ることができるだろうか。天気は晴れることをすっかり裏切り、ますます霧深くなっていく。山頂直下まで来たときはご覧の有様だ。後ろに薄っすら写っているのが安達太良山頂、通称「乳首」、 わかる人にはわかるカタチなのである。

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 山頂までのルートはちょっと危険な箇所がある。しかも大勢の人の往来があるので、大渋滞だ。更に狭い山頂は人でごった返して押すな押すなの大盛況。眺望はまったく恵まれず、とりあえず安達太良神社の祠に手を合わせて、そそくさと降りることにした。時折吹く突風が冷たく、凍えそうになる。ここからくろがね小屋までの間に雨まで落ちてきた。どうにも耐え切れなくなりレインウェアを取り出すが、カミさんとT氏は撥水系のアウターを羽織っていたので、そのまま強行突破するようだ。それでも時折ガスが晴れると色付いた木々が顔を出す。山全部が赤や黄色になるのではなく、常緑樹も適度に混ざっているので、それがもの凄く綺麗なのだ。

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 眼下にくろがね小屋が見えてきた付近から、天気が一気に回復してきた。だんだんと視界に広がる紅葉が本当に美しい。たまたま居合わせた登山者達と声を上げて堪能した。みるみるうちに視界が晴れていくのは、ここまで歩いてきたボクらへのご褒美のようだった。

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 紅葉も美しいのだが、それに負けじと登山者達のレインウェアや、ザックカバーの色が鮮やかで美しい。空も青空が覗いてきて、差し込む日差しと雲の影が山にコントラストを与えて、紅葉が更に立体的に浮かび上がってきたのだ。いやぁ~、綺麗だ。しばらくこの場でたたずんでしまった。

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 ちょっとバックにガスがかかっていた方が、手前の木々の紅葉がよく見える。やがて散って行き、冬を迎えるのだろうが、自然というのは本当に不思議なものだ。そしてこの一時の鮮やかさに目を奪われるボクら。心の底から癒される。「来て良かった」、と思う瞬間でもある。くろがね小屋で昼食を済ませて、山岳バッチも購入して下山を開始した。小屋からは1時間ちょっとで駐車場まで戻ることができる。そしたら案の定、すごい車の量、渋滞の列。大型の観光バスも入り乱れてすごいことになっていた。ガスって山頂での眺望は良くなかったけど、早めの行動は正解だったに違いない。

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 この日は郡山まで戻っての宿泊である。その移動中に見る安達太良山の峰々、本当に美しかった。詩人高村光太郎の夫人、智恵子がこよなく愛した安達太良山。詩集「智恵子抄」には「阿多多羅山」と表記されている。愛する人の故郷の山、ロマンチックだ。ってなことを考えながら、いつものように反省会だ。この日のホテルは大浴場付き。ひとっ風呂浴びてから近くの店で飲んだ地ビール(猪苗代地ビール)は格別であった。二次会は部屋に戻って、先日仙台出張でゲットした、樽仕込み「蔵王」という地酒で更に反省を深めて、次の山行を遅くまで語り合ったのであった。


ポスター

2009年10月07日 | 日記・エッセイ・コラム

 先日登った赤城山、下山したのは午前10時過ぎ、大沼(おの)の湖畔付近を歩くことになるのだが、調度お土産店が店を開いたばかりの時間帯だ。お客もほとんど皆無で、なんとなくお店に入るのも躊躇気味だったが、一旦入ってしまえば、貸切も同然、店内のモノを端から物色していった。そして地元の名物でもなんでもないものが目に止まってしまいました!

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 土産物屋の壁に張ってあった1枚のポスター。なんと日本百名山ではないか。しかも自分が登った山の記録を書き入れることができる。あまり百名山にこだわって登っているつもりはないのだが、やはり気になってしまう。そして買っちゃいました。

 で、ポスターになにやらURLが書いてありますわ。www.100meisan.com、百名山ドットコムですよ…。思わずアクセスしてみたら、なんと退職後にキャンピングカーを繰り出し、百名山を制覇したご夫婦が作られたポスターだったのだ。これにはちょっと驚き。もっと商魂たくましい企業かと思っていたのだが、よく見るとそんなコマーシャルな部分は何処にもなかった。で、このポスターは大変よく出来ている。まずその山が日本の何処にあるのかが日本列島上に記載してあり、当然ながら一目瞭然。そして各々の山の登頂記録を書き入れることができる。そして右側のグラフは、まるで目標売り上げのノルマ達成グラフのようだが、ひとつ登る毎にコマを塗っていくと、その時の進捗具合が確認できるって寸法だ。これ見てるとついついチャレンジ魂が湧いてくるが、利尻岳とか宮之浦岳の位置を見ると、ちょっと難しいかもなぁ~。百名山ピークハンターの皆さん、お宅の壁にでも如何ですか?


秋の上州赤城山 日本百名山(12/100)

2009年10月04日 | 登山・ウォーキング

 天気予報が晴れになった瞬間、「どっか山行こうか?」が我が家の最近の会話である。ずっと曇りや雨が続いていたので、この週末も諦めていたのだが、ただ日曜日のみ「晴れ」マークが付いたので、直ちに準備をして土曜日の夕方、我が家を出発した。目的地は群馬県の赤城山。日本百名山のひとつであるが、「赤城山」という山はない。周囲の山々の総称である。その中の最高峰、黒檜山とお隣の駒ケ岳の縦走を目指したのであった。

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 まず向ったのが道の駅「ぐりーんふらわー牧場・大胡」だ。ここで夜明かしをして、先日完成させた車中泊の感触を確かめるのも今回の重要なミッション。途中ファミレスで夕食を済ませて真っ暗な道の駅の駐車場へと到着した。さっそく車内を片付けて寝る準備。缶ビールで明日の登頂への鋭気を養い就寝だ。羽毛の寝袋はモコモコして邪魔だったけど明け方はポカポカと暖かい。当初誰もいない、車も1台も止まってない道の駅は不気味で不安であったが、朝目覚めてみると、2台のワゴン車がいて皆さん車中泊組のようだった。結局ぐっすりと眠れてしまい、快適さに折り紙が付いた格好になった。名付けて「昴山荘」、今後は我が家の車中泊の呼び名になりそうだ。写真はちょっとごった返してはいるが快適な山荘内である。

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  早朝5時に起床、コンビニのオニギリを朝食にし、身支度をして登山口まで移動。黒檜山登山口駐車場へは一番乗りだった。6時40分出発だが、イマイチ晴れていない。ま、そのうちガスも晴れて、山頂では素晴らしい景色が待っているのだろう、と信じて登り始めた。写真は登山口。ご覧の通りいきなりの急登だ…

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 山頂まで1.1キロ、コースタイムにして1時間半、こんなところをひたすら登っていく。天気は晴れるどころかどんどんガスって行くんですけど…

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 やがて山頂だ。誰もいないので独り占め~、なんてはしゃいでみても天気は一向に晴れない。30分近く滞在してみたけど、全然ダメ。諦めて次のピークを目指す。本当ならこの先ちょっと行った先にビューポイントがあって、付近の山々が一望できる、とガイドに載っていたのに。

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 既に山は秋真っ盛り。紅葉が綺麗だ。もう少し時期が遅いと山全体が燃えるような赤に染まるのかもしれない。

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 ガスの中、小一時間歩くと、次のピーク、駒ケ岳へ到着した。こちらは狭い山頂で、しかも雨まで降ってくるという有様。あれ~?天気予報は晴れだったのになぁ~とがっくり肩を落とすボクら。途中すれ違う登山者も「全然だねぇ~」と声を掛け合う。

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 ま、そんな中でも幻想的な景色は楽しめる。ガスの中に笹原が広がり、木立が怪しく揺れていた。

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 駒ケ岳からの下りは随所に鉄製の階段がある。濡れてると滑るので注意が必要だ。こっちから登るとちょっと味気ないかもしれない。どの道駒ケ岳側からだろうと黒檜山側からであろうと急登であることには変わらない。

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 6時40分にスタートし、結局眺望にも恵まれずに渋々下山すると、10時過ぎには降りてしまった。昼食も用意していたのだが、食べる場所も見当たらなかった。ま、いっかと大沼(「おの」と読む)の湖畔沿いをブラブラと散策した。調度土産物屋が店を開いた頃で、山岳バッチを購入し、暖かいお茶をご馳走になったりしてのんびりと過ごす。駐車場まで車道を歩くのだが、途中にあった立派な神社でお参りも欠かさない。ここは赤城大明神、すごく綺麗な神社だった。

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 駐車場で身支度を整えて、とりあえず昼食を食べようと車を走らせた。行きにチェックしていた蕎麦屋へ寄ってみる。そば処桑風庵(そうふうあん)なかや本店だ。この辺りじゃ老舗らしい。蕎麦の頼み方が面白い。2人前、3人前などで一緒に盛って来る。ボクらは蕎麦の2人前の5合盛りをお願いした。そして今美味しいと薦められたまいたけの天ぷらも注文。先に天ぷらが来たので、塩を振ってさくさくと頂いた。

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 やって来ました、日本蕎麦。短めで太めな麺は、蕎麦の粒々が、例えが悪いがカエルの卵のように半透明の麺にポツポツと見ることができる。コシがあって美味しかった。どんどんお客が入ってくるので人気のお店だということも納得した。麺がなくなり次第閉店だそうだ。

 そんなわけで、案外お手軽に百名山が楽しめるし、ちょっと急坂ではあるが、入門的な山であるようにも思える。これから登山を!とお考えのあなた、メタボなあなた…、オススメですぞ。