CozyConer

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最近ハマった本2冊

2008年06月07日 | 本と雑誌

P1000539  通勤時や、ハイキングで長時間電車等で移動するときは、大概文庫本を持っていて、推理小説を読むのが好きなのだが、ここ数日でハマってしまった本を紹介したいと思う。

【ワンバーナー簡単クッキング】

 シェルパ斉藤さん著書の本で、タイトルで想像がつくかとは思うが、キャンプ用のワンバーナー(コンパクトストーブ)を使って作る料理本である。ご存知の方もいるかと思うが、シェルパ斉藤さんは、バックパッカーとして日本はもとより世界各国をリュック一つ背負って歩く旅人だ。それが山であれ、川であれ、街であれ、気に入った場所で野宿する時に、カップラーメンやレトルトカレーだけでは味気ないので、少し工夫したら美味しく食べれた、という内容を紹介している。このアイデアたるや、相当なモノですぐにでも試してみたくなるものばかりである。ただしこの本の欠点は、通勤時に、それも帰りの時に読むと、美味しそうな料理のカラー写真がどうにも空腹なところを猛烈に刺激する。また、朝は朝で満員状態なので、なんとなく隣からチラ見されているような気がしてならなかったが、1日で読み終えてしまった。ボクらは日帰りの登山ばかりなので、お弁当が主な昼の主食であり、バーナー持っていったとしてもコーヒー沸かすか、良くてインスタント味噌汁程度の使い道だった。でもちょっと考えてみようかな、と思う今日この頃である。

【ごちそう山】

 小説家の谷村志穂さんと、料理家の飛田和緒さんの著書、ごちそう山は「ごちそうさん」と読む。前出のシェルパ斉藤さんの本はカラー写真をふんだんに使った料理レシピ本であるのに対して、こちらは小説家と料理家の凸凹コンビが繰り出す、ナンチャッテ道中記みたいなノリである。このコンビで何度か企画モノの本を書かれているようだが、今回は登山と料理がテーマである。と言っても谷村さんは登山経験があるものの、飛田さんは未経験らしく、口説くところから話は始まっている。かなり本格的な山を登っているのが大したところだ。真冬の利尻富士なんかもチャレンジしているのだ。そんな登山道中で作る料理がこれまたスバラシイ!さすが料理家である。これも比較して恐縮だが、シェルパ斉藤さんはジャンキーな感じに対して、飛田さんはプロの腕前を叩き出し、「こんなところでこんな料理?」というアイテムが紹介されていく。そして飛田さんの描かれたイラストがまた良いのである。ほのぼのした感じがあって、本当に槍ヶ岳とか登ったのかよ、というギャップがたまらない。ただし、谷村さん、本当に小説家なのか?と思うほど、この本の文章はヘタクソだ(ごめんなさい)。身内受けするんだろうな、という書き方なのだ。でもこれはこれで良いのだが、細かい描写がない分、どういうことだ?と読み手が推測しなければならない箇所が多々ある。それも楽しみなんですがね。

 今回はこの2冊のアウトドア料理本を紹介したが、早速何処かへ出かけて試してみたい気分で一杯だ。でもすっかり梅雨入りしてしまって、中々機会がないもんだから、自宅のベランダで気分だけでも味わってみるか!?と思っている。この本に興味を持った方がおられれば、本ブログの左下へスクロールしていただくと、アマゾンから購入できるように紹介させて頂いた。是非クリックお願いします。ちょびっとだけボクにもお小遣いが入るので・・・


ハンカチ王子と老エース

2006年11月20日 | 本と雑誌

Sa330250_1  この夏、甲子園を沸かした早稲田実業の斉藤投手。青いハンカチで汗を拭く姿に一喜一憂された方も多いと思う。ちまたではタオル地のハンカチが売り切れるという社会現象も記憶に新しい。

 今日、うちのポストに写真の本が入っていた。雨の中父親が届けてくれていた。それには理由がある。実は父親の弟、ボクの叔父貴が早実の野球部に関係していたのだ。過去形なのは既に他界していてこの世にはいない。そんな叔父貴の事を尋ねて、この夏、うちの実家にこの本の著者である門田氏が訪ねてきたのだ。実の息子であるボクも知らないような、父親の気持ち、兄弟愛等が門田氏の巧みな取材で父親の口から引き出されていたようだ。その後興奮気味に取材の感想を喋っていた父親を思い出す。その一字一句が書かれている本を、父親が届けてくれたのだ。

 まだプロローグしか目を通していないが、叔父貴が逝ったあの日が甦ってくる。ボクには単に肉親の死というものであったのだが、実は高校野球界では貴重な人材が居なくなった瞬間でもあったと聞く。ボクも幼い頃からかわいがってもらい、誇りの叔父貴であった。父親にとっては大の仲良し兄弟で、戦時中の疎開先からこっそり二人で脱走してきた、なんて話も良く聞かされた。

 そんな中での今年の全国制覇。斉藤投手の活躍が話題になっている。この本、もう少し時間をかけてゆっくりと読んでみようと思う。余談だが、このブログの左下の方に書籍紹介してあるので興味ある方はクリックしてみて欲しい。そのままアマゾンから購入することもでき、ちょっとボクにもお小遣いが入る仕組みだ(^^;


読書

2006年06月03日 | 本と雑誌

Sa330181 通勤時の暇つぶしには読書が一番だ。最近は時差出勤が定着したお陰か、前のような殺人的なラッシュも少なくなり、本を読めるスペースも容易に確保できる。で、大概は単行本1冊を(厚さにもよるが)月1冊のペースでのんびり読むようにしている。

ところが、福井晴敏氏の小説はそうはいかないのだ。「亡国のイージス」を以前に読んだときも一気に読みほしてしまった!という感じ。今回は「終戦のローレライ」だ。映画化されたのでご覧になった方もいるかと思う。

第二次世界大戦時の大日本帝国敗戦の瞬間を描いた作品で、潜水艦が日本を救うという内容だ。詳細は本を読むかDVDを見ることでご確認いただきたい。

ボクは軍事オタクではないと思っているが、やはり男の子気質ってやつなのか、戦争とかテーマにしたモノって好きかもしれない。宇宙戦艦ヤマトもスターウォーズもガンダムも…。そんなSFもんと一緒にすんな、と作者に怒られそうだが、福井氏の兵器の描写であるとか、登場人物の心の描写だとかものすごく繊細で心に染み渡ってくる。片道1時間ちょいの通勤時間が短く感じてしまうのだ。切の良いところまでと思っていると、思わず午前中だけでも会社休んで喫茶店にでも入ろうかと思ってしまうくらいだ。なので今回、この4冊の単行本も一気に読んでしまった。

今から次の福井氏の作品を楽しみにしているのである。


考えさせられるぜアジア

2006年02月23日 | 本と雑誌

先日、フリマ出店してたときのこと。友人のN氏が1冊の本を手渡してくれた。井沢元彦著「逆説のアジア史紀行」だ。最初なんのことやらわからず、「とにかく考えさせられるから読んでみて」と半ば強制的に渡された本だった。昨年の秋、小泉サンが突然靖国神社を参拝した。案の定、中国や韓国は一気に反発。ボクも靖国神社に興味を持ってついつい仕事が終わり夜にかかわらず立ち寄ってしまったこともあった

これまでボクらは、先の大戦は他国への侵略戦争であり、多大なる被害を近隣諸国に与えてきた、と学んでいる。ボクの受けた印象である限り、戦争を美化した教えは一切なかった。むしろそれを機会に戦争を永久放棄する憲法が出来たことに誇りを感じていた。

この本を読むと少し考え方が変わってくる。中国や韓国が歴史問題を問いてくると、ちょっと引け目を感じることはなかっただろうか?ボクらの先代が行った野蛮な行為、ボクらが悪いわけじゃないが、どうもバツが悪い気がしてしまう。しかしその後の日本政府はそれなりの対応を取っているし、戦後60年を越えたところでボクらには実感すらないのだからもう忘れて欲しいのに、彼らは大使館を襲ったり、日の丸を焼いたりの暴挙に出てくる。その反面、仕事で中国の人と付き合うこともあるが、非常に友好的でありあんなことをする国の人とは思えない。ヨン様だってそうだ。前回のサッカーワールドカップからものすごく韓国が近い国に感じるようになってきた。

この両面はいったい何なのかが、この本を読むことでなんとなく理解できた。内容は、ちょっと右寄りなのかなぁ~という気もしないではないが、もっとニッポン人としてどうどうとしていようと言う気になる。台湾の例も挙げてあるが、台湾はあまり反日という影響は少なく、読んでいてホッとする話がいくつも出てくる。戦後、自分の国を守る為に反日に向ったり親日に向ったり様々な試みが今になって露骨に影響しているらしい。これからアジアを旅行するという人がいたら、是非ともご一読して欲しい。決して楽しい愉快な話ではないが、アジア人としての常識を得ることができると思う。

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