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奥多摩の明峰 川苔山

2009年09月06日 | 登山・ウォーキング

P1010670  すっかり夏休みのイベントでお金も気力も使い果たしてしまい低いテンションだったのだが、急に涼しくもなり、書店には秋の山を紹介する雑誌も並び始めて、こりゃ登山シーズンの到来ではないか!とハタと気が付いたのであった。ということで、9月一発目の登山は近場の奥多摩は川苔山を目指すことにしたのである。日曜日の早朝、いつもの登山仲間T氏とJR青梅線青梅駅で合流し、終点の奥多摩駅を目指す。ほぼ登山客のみ、という車内は異様な感じだ。奥多摩駅からバスを乗り継ぎ、川乗橋というバス停がスタート地点である。ちなみにトイレは主要乗り継ぎ駅しか期待できず、今回はあまりにもタイトな乗り換えスケジュールの為、我々はトイレに行けず仕舞いであった。しばらく舗装道路を歩き、やがて山道となる。常に沢伝いに歩くので、清流の音が涼しげだ。曇り気味であったが、気温も湿度もやや高め。すでにタオルは汗でぐっしょりになり、やや先が思いやられる。いくつかの滝を見ながら1時間半程で、最初の目的地、百尋ノ滝に到着だ。一尋は六尺だそうで、約180m換算となるが、そんなにあったかな…。屋久島の千尋の滝は更にこれの10倍か、とか思いながら見上げていたが、立派な滝には違いない。

P1010677  さて、滝を眺めたら早々に山頂を目指す。何しろ川苔山は奥が深い。いろんな趣向がある、と言う意味ではなく、本当に奥深い山なのである。ここからコースタイムで2時間だ。角度もぐぐっと上がってきて、中々登り応えがあるではないか。稜線まで出る間に息は上がるわ、汗は噴出すわ…侮れない山である。南側斜面は風もなくまったりとした空気が漂っているが、北斜面に転じると冷たい爽やかな秋の風がものすごく心地良い。水分を充分に補給しながら山頂を目指した。山頂直下の小屋跡まで辿り着くとあとわずかだ。最後の急登でめでたく山頂となる。

P1010679  標高1363.3mの山頂は比較的広い。既に何組かが楽しいランチタイムとなっていた。ところで山頂の大きな看板には「川乗山」とある。写真右側の案内標識には「川苔山」と表記されている。どっちが本当なのか、とWikipediaを見てみると、語源は川苔が取れる川だったので、「川苔山」や「川苔谷」と呼ばれていたそうだが、その後国土地理院の地図で「川乗山」と表記された為に混在したようだ。しかし平成8年には「川苔山」に修正されたとのこと。従って「苔」と表記されものが現在では正しいらしい。そんなウンチクはどうでも良く、空腹の我々は一気に昼食を平らげた。この奥深い山は帰りもまた時間がかかるのだ。今回はJR青梅線の古里駅を目指すコースにした。大概はその手前の鳩ノ巣駅のルートらしいが、眺望がイマイチらしい、との情報で、やや遠回りになるが、古里を目指すことにした。広い稜線を地道に下って行く。こちらのコースはほとんど人に会わない。3人だったかな、追い越されたり、すれ違ったりしたのは。ただひたすら3時間近く下るのだが、正直飽きて来る。ダラダラ下がる稜線故に、なかなか標高も下がってこない。かと思うと、一気に急登を下る、の繰り返し。正直そんなに眺望に恵まれてるとは思わなかった。途中、崩落したっぽい箇所もあって、怖い思いもしたので、行かれる方は注意して欲しい。やがて建物が見えてきて、車や電車の音が聞こえてくると、古里駅裏手のに出る。すっかりバテた身体にご褒美の冷たいビール!駅近くのコンビニで調達したのだ。精気を得るにはこれがイチバンである。

 途中の拝島で途中下車し、お気に入りの居酒屋でいつもの通り反省会だ。今回は「何故山を目指すのか?」等の哲学めいた話題にも言及し、有意義なる反省を行ったのであった。何故山を目指すのかって?それはね、「そこに美味しいビールがあるからだ!!」…なのである…オシマイ!


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2 コメント

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川苔山お疲れ様でした。そういえば、たしか鳩の巣... (gwp)
2009-09-07 20:48:50
川苔山お疲れ様でした。そういえば、たしか鳩の巣駅麓の標識は「川乗山」でした。

うちは車でのアプローチが多いので麓でビールとはいきませんが、帰宅して風呂→ビールはやはり至福の時ですね(笑
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☆gwpさん☆ (Cozy)
2009-09-07 22:48:55
☆gwpさん☆

「苔」でも「乗」でもどっちでもいいんでしょうけどね、実のところは。
結構多いですよね。測量時に地元の人へヒアリングした際、方言等で聞き取れなかったり、適当な当て字を書いて、地図化してしまう、って確か小説「剱岳」に書いてあったような気がします。
それから下山直後のビール、これは説明のしようがありません。もちろん帰宅後の風呂→ビールも至福なのは否めません・・・嗚呼、素晴らしい飲み物よ、神よ有難う!
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