百蔵山

　今日は山梨県は大月市にそびえ立つ？百蔵山をご紹介しよう。近場の山に登りたいなと思って、いろいろ参考資料を見ていたのだが、これは！と思うところは、電車とバスを乗り継ぐところが多く、バスって言っても田舎なもんだから1時間に1本あればまだマシなところばかりだった。百蔵山はJR中央線の猿橋駅からアクセスできるところなので初心者コースでもあるしちょっと行って見るか、という軽いノリでの出発となったのである。

　T氏と9時半に猿橋駅で待ち合わせ、いざ登山口へ。ところが登山口までが車道を30分ほど登って行くのだ。秋とは言え、照り付ける日を浴びての舗装路はちょっと厳しい。30分程で登山口に到着だ。途中怪しい美術館の横を抜けながら、ひたすら急坂を登っていく。800m程度の高低差なのだが、一気に登る感じはかつての茅ヶ岳を思い出す。数組のパーティを追い越し、休憩を挟みながら予定時刻より30分以上も早めに登頂した。山頂では県警のおまわりさんが何やら捜査しているではないか。聞こえてくる話をまとめると、今朝方2名の登山者によって山頂にて焚き火をした模様。その痕跡を調べていた。お昼を山頂でたいらげて、いざ下山となったが、帰りのルートが超厳しいのだ。ロープ伝いに急坂を笑った膝をどうにかしながら静かに下りていく。ガイドブックによると、こっちが上り口となっていたが、どうやら逆コースから登っていたようだ。降りは膝が笑ってしまって思うように力が入らない。それでもどうにか難所を越えて、あとはダラダラと一気に下山だ。

　今回T氏は久しぶりの登山の様子。肩で息をしながら必死についてきた姿にはむしろ感動を覚える程であった。百蔵山に限らずこの辺はとんがった山頂が多い。なので一気に登るような感じだ。初心者コースとは言え、心臓が飛び出しそうな坂道の連続だった。ご多分に漏れず帰りにコンビニで買ったビールのうまいこと！再来週は鎌倉を散策する予定になっている。リハビリにはちょっと厳しかったかもしれないが、シーズンインしたのでまた宜しく頼みますよ＞T氏