活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

平常心とは1

2020年04月27日 | 法理

「平常心(へいじょうしん、びょうじょうしん)」というお言葉は、一般ではごく当たり前の事、あるいは何時もと少しも変わらない事のように理解されています。

 

その他に深い意味があるということは余り考えられていないようですが、仏道ではこの「平常心」こそが仏道修行の出発点であり終着点であるとしています。

 

別の言い方をすれば「平常心」というのは、私たち衆生の「一日の生活そのもの」です。

 

朝起きてから夜寝るまでの色々な活動のすべて、ごく当たり前の日常の生活ということです。

 

しかし、ここで「平常心」とことさら指摘すると、私たち衆生は今、自分の生活をしている状態をちらっと振り返ってみて「あ、これが、この今の状態が平常心か、これが仏道か」とすぐにそういう自分の様子を認識してしまうものです。


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