「法」というの物は、「誰の物」でもありません。
たまたま、おシャカ様が人類で初めて「法(その事)」に気付かれたというだけの話です。
ですから、最初に気が付かれたおシャカ様の教えに従って、インドの修行僧、中国の修行僧がそれに従って修行をされたのです。
昔は疑う事が少なかったので、「これをやっていればやれる」と言われれば「その通りにやれた」という事です。
今はなかなかそうはいきません。
「彼の人はそういう、この人はそういう、この本にはそういう事が書いてあった」ということで、そのことばかり気になり、当てつ比べつすることで、純一さを欠くことがあります。
ですから、人の言葉、人の文言(もんごん)に因って自分が左右されないように修行(坐禅)をして頂きたいと思います。