活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

坐禅修行の三要件2

2021年01月11日 | 坐禅

二番目には、「法」を実際に「なるほど、その通りだ」と実際に修行して自分自身で納得することです。

 

それを「坐禅功夫(ざぜんくふう)」といいます。

 

「只(ただ)坐っているだけではいけない」ということです。

 

それには「祇(只)管打坐(しかんたざ)、公案功夫(こうあんくふう)」、この二つのみが真に「解脱する道」です。

 

道元禅師も「意根を坐断する(意識の根源を坐って断ち切る)」とはっきりお示しになっておられます。

 

自分の知識や考えで以って、坐っているだけでしたら、それは「只(ただ)そういう事をしているに過ぎない」ということです。

 

それではいつまでたっても「法」を明らめる事は出来ません。