活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

林住期の書10

2020年03月12日 | 随感

「己は是れで好い」と」決め込む人が世の中には多いと思います。

 

空(くう)を 空(くう)と知(識)らずして、有(う)と見誤ると病になります。

 

世界のあらゆる現象は有りのままの有りつぶれなのです。

 

色(しき)を見ることは自分の心(こころ)を見ることです。

 

仏と実相は異名(いみょう)にして、同体なのです。

 

二宮金次郎 曰く 「我は論語を口に説かず身に説く」と。

 

知る(識る) から 分かるへ成ってほしいと思います。

 

何故かと疑問を持ち続けて欲しいと思います。

 

善は悪と、陰は陽と一つに成らなければなりません。

 

自分は自分の意思で生まれてきたのではありません。

 

「働く」とは動くばかりではありません。

 

動かないのも働きであり、動くのも働きなのです。