活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

今の事実と認識3

2020年03月29日 | 法理

「何処にも無い自分」を認めて、有(在)ると思っている「自我(その有(在)ると思っている自分」が「認識」を起こして、自分があたかも「見たかのような錯覚」を起こしているのです。

 

ですから、私たち衆生はどうしても「本来の自己の正体」を見極める必要が有(在)るのです。

 

「一切のもの(人も含めて)」は何時でも同じ状態というものは有(在)りません。

何時でも移り変わっているのです。

 

それを「無常」といいます。

 

絶えず移り変わっているものには「自我(中心となるもの)」は認めようにも認めようが無いのです。