「何処にも無い自分」を認めて、有(在)ると思っている「自我(その有(在)ると思っている自分」が「認識」を起こして、自分があたかも「見たかのような錯覚」を起こしているのです。
ですから、私たち衆生はどうしても「本来の自己の正体」を見極める必要が有(在)るのです。
「一切のもの(人も含めて)」は何時でも同じ状態というものは有(在)りません。
何時でも移り変わっているのです。
それを「無常」といいます。
絶えず移り変わっているものには「自我(中心となるもの)」は認めようにも認めようが無いのです。