つまり、そのもの、その事柄に成り切ってこれを忘ずるのが「禅の極致」です。
己れ無き時、無辺の空間と無限の時間とが己と同化し、瞬間に宇宙とともに
永久にして生死は宇宙の活動なることを見破り、如何なる困難に遭遇しても
その間に永久の生命が見出されているので、常にはつらつとして煩悶する
ことは、少しもないのです。
つまり、そのもの、その事柄に成り切ってこれを忘ずるのが「禅の極致」です。
己れ無き時、無辺の空間と無限の時間とが己と同化し、瞬間に宇宙とともに
永久にして生死は宇宙の活動なることを見破り、如何なる困難に遭遇しても
その間に永久の生命が見出されているので、常にはつらつとして煩悶する
ことは、少しもないのです。