「あさ糸の 長し短し むづかしや 有無の二つに いつか 離れん」
世の中は誠にむつかしい、何とも言うに言われぬほどむつかしい。
その世の中の有り様、人間(にんげん)の根性の有様を只、有(う)と無にかけて
詠んでいるのです。
有を棄て空に著くのもまた病です。
「病」というのは、有の病、空の病で、いわゆる精神病です。
「還って溺れるのが嫌だといって今度は火の中に飛び込むようなもの
であるということです。
水に溺れるも火に飛び込むも同じことで皆間違っているということです。
「あさ糸の 長し短し むづかしや 有無の二つに いつか 離れん」
世の中は誠にむつかしい、何とも言うに言われぬほどむつかしい。
その世の中の有り様、人間(にんげん)の根性の有様を只、有(う)と無にかけて
詠んでいるのです。
有を棄て空に著くのもまた病です。
「病」というのは、有の病、空の病で、いわゆる精神病です。
「還って溺れるのが嫌だといって今度は火の中に飛び込むようなもの
であるということです。
水に溺れるも火に飛び込むも同じことで皆間違っているということです。