今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

土砂降りの翌朝・・・  2011.10.15. (2).

2011-10-16 23:12:19 | Weblog
 金曜日の朝、出社したときは雨は止んでいたが、その後、長いこと土砂降りが続いた。予報では土曜も雨が続くはずだったが、朝から大した雨は降らず、どんよりとした日になった。雨だったら家でダラダラしていようと思っていたのだが、降らないのならちょっと、偵察にでよう。


 クリフウセン、爆発の報せがいろいろと届いている・・・・



セイタカアワダチソウと蝶


 最初の場所にもぐり込む辺りの草にアサギマダラがとまっていた。その後、見てまわるが、驚いた事にクリフウセンは、もう流れかけていた。そして、数も少ない。


 嫌な予感がした。この場所を諦めて、次の山に向かう。車を停めていつものように歩いてゆく。最初に、去年、シャカシメジが幾株も出ていた場所に向かう。途中、土手の際に・・・・



クリフウセン幼菌

土砂降りで、覆っていた枯れ葉が流れてしまったのか、幼菌が丸裸。その上、軸が腐っている・・・・、嫌な予感。。


 そして、シャカシメジの出ていた場所には・・・・



クサウラベニタケ


 この場所を諦めて下り、次の場所へ。


 何?






    
ウラグロニガイグチ

嘘だろ・・・・、十月の半ばにまだ、イグチかよ・・・・


 その後、何も見つからない時間が暫く続き・・・・、獣道を歩いていると、クリフウセンが1本転がっていた。獣の足跡も残っている。斜面の上を見ると・・・・



クリフウセン





どれも、古い。流れかけ・・・・


 その後、探すと・・・・





    
左:クリフウセン発見
右:落ち葉をどけると・・・・




こんな感じ・・・・


 探せばクリフウセンはまだ、見つかるだろうが、どうもピークを過ぎているようだった。先週にチェックした時は何も出ていなかったと思ったのに・・・・、1週間でおしまい?


 
 諦めて、次の場所に向かう。途中、以前はアミタケが沢山出ていた松林の様子をチェック。



ムラサキアブラシメジモドキ

発色の良い奴だ。


    





 さて、何かでているかな・・・・


 


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これ程凄いのは見たことない・・・  2011.10.15. (1).

2011-10-15 21:35:36 | Weblog




 きのこじゃなくて、失礼。

 
 きのこ観察の帰り道、車の窓から見えた光景にびっくり。慌てて車を停めて見に行く。凄い数のアケビだ。それが、面白いことにぜ~んぶ開いている。中味がないかと思うと全部にちゃんと入っている・・・・・。秋になっても気温が高い日が続くので、一気に開いたという感じ。きのこまで、そんなだから良い状態のものにはなかなか会えないなぁ・・・


 ちょっと、お土産に一枝折っていこうと思って、見上げると・・・・・




何だ、紅葉している枝は?

 ウルシじゃないか!かぶれに弱い、ワタシ・・・・・

 
 一枝、土産に持ち帰り、玄関に置いておいたら・・・・、駄犬が、一つを除いて全部食べてしまっていた。





 一番下のアケビは中味あり。その他は・・・、実は皮だけ。
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そろそろ、かな・・・・  2011.10.14.

2011-10-15 10:32:13 | Weblog




 終末の金曜日、朝から疲労感。勤め先に車で行き、駐車場からしばらく歩く。いつもの300m。

 苔が綺麗に覆った地面に、紅葉した桜の葉が落ちていた。秋の気配。そして・・・・・







cortinarius sp.

カワムラフウセンタケだと思うが・・・・、雨もそれ程降っていないのに出てきている。


 そして・・・・・



オオヒメノカサ近縁種


 梅雨時に沢山出ていたオオヒメノカサ sp.も顔を出している。

 そろそろ、きのこも我慢の限界か・・・・、この終末の雨で一気にいく?

 そんな、妄想をしながらデスクに向かった。



ニシキギ

 
 色付いてきている。
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近場を諦めて、ブナ帯へ  2011.10.09.

2011-10-13 22:44:02 | Weblog

若杉原生林



 前日、久し振りに近所を歩いたが、期待していたような光景には出会えず。乾いた山にサクラシメジの幼菌が出始めていただけだった。三連休だというのに近場がさっぱりでは間がもたない。といって、遠征というわけにもいかず、近場のブナ帯へ。。


 中国道から鳥取道を走り、途中、道をチョット間違えたが2時間程で若杉原生林に到着。去年も近所がカラカラで何もでていない時期に訪ねて、沢山のきのこに出会えた記憶がある。


 駐車場に車を停めて、ブラブラと一人、峠に向かって歩き出す。去年とは違ってここも乾いている。ちょっと、がっかりだったがきつい登りがあるわけでもなく、散歩でもして帰るか・・・・





 道の脇に転がっていたブナの枯れ木を覗き込むと、小さなウスヒラタケが張り付いている。


 そして、その脇の枯れ木からは・・・・



チシオタケ

逆光で巧く写せないけど、この方が綺麗だな。。


 そのブナの丸太の下にはナラタケがポツポツと出ていた。






 峠に向かう登りの道の脇にはブナの枯れ木が転がっていて、それを眺めながら登る。去年は、歩き始めて直ぐの倒木にヒラタケが沢山出ていたのだったが、今年はそうは行かなかった・・・。



ツキヨタケ幼菌



チシオタケ



ヒラタケ



キララタケ老菌


 道の脇に細い流れのある場所にさしかかった。流れの反対側に枯れ木が立っていて、その上の方に白っぽいきのこが出ているのに気が付いた。大した数ではないし・・・・そのままにして登っていこうかとも思ったが、暇だし川を渡って斜面を登り確認。



ヒラタケ


 妙に白いヒラタケだ。去年、沢山採ったのと同じタイプのヒラタケだ。道に戻り、また歩いた。



スギヒラタケ


 杉の切り株からはスギヒラタケが出始めている。そういえば、スギヒラタケの毒キノコ騒動はどうなったんだ?確か、静大のグループが毒成分について何年か、学会で報告していたが、はっきりとした結果が出ていなかったような記憶だ・・・・。


 あっさりと峠辺りに到着し、T字路を右に登った先の行き止まりでUターン。そのまま、T字路を直進して暫く行くと東屋があった。




見晴らしはちっとも良くない。見えている山は氷ノ山?


 まず、ビールを飲む。それから、買ってきた弁当を食べる。と、そこに一家4人が到着して、昼飯の準備を始める。何となく、一人ビールを飲んでいるのが気まずく、女の子に「こんにちは」というと、母親が「ご挨拶しなさい」などと言っている。4人と挨拶をしてから、ちょっと話をした。山用のパンツにトレッキングシューズ、湯沸し用のストーブも持ってきているので、「山には良く登るのですか?」と聞いた。「そんなでもないけれど、夏には涸沢に行きました」と母親が言う。「一家で行ったのですね、羨ましい。涸沢は今、紅葉が見頃らしいですね」などと話すが、一家団欒の邪魔するのもこれくらいにしよう。急いで歩き出した。


 尾根沿いの道を進む。登ったり下ったりだが、マツタケ山の傾斜とは比べ物にならないほど、緩い。






ツキヨタケ

ツキヨタケが大きくなっている。そういう季節なんだな。ブナ帯は順調に季節が進んでいるようだ。


 進んでゆくとまた、三叉路に出た。左に曲がると沢沿いの道を通って、登ってきた道に戻る。直進すると、原生林の外周路を歩くことになる。その道は去年歩いているが、大したきのこには出会っていない。元のコースに戻るのは気に喰わないが、目的はきのこだ、沢沿いを歩くべき、と思い左に道をとった。


 そして、その50m程先のブナの立ち枯れに・・・・






ヒラタケ


 ちょうど、食べ頃のヒラタケが出ていた。さっき、出ていたものとはタイプが違うような気がする。しっかりしていて、木から剥ぎ取るのが難しいほど、弾力がある。三叉路を直進していたら、出会っていないわけだ。


 さらに進むとブナ?の立ち枯れにきのこが沢山出ている。




遠すぎてはっきりとは分からないが、ツキヨタケのようだ。夜に来たら面白い写真が撮れそうだけどね。。


 道を外れ、根曲がり竹の斜面を下り沢沿いを歩いた。何となく、舞茸がでているような気がしたのだ。


 そして、あっ、本当にあった?と思ったのだが・・・・



マスタケ老菌

そんなに世の中、甘くはないよね。






 沢は奥に続いていて、良い雰囲気なのだが、奥に分け入る気分でもない。



ツエタケ



チシオタケ



ナラタケ






 元の道に戻り、下る途中、沢の脇のベンチで休憩した。








 紅葉はあと2週間くらい先だろうか?





 このオオイタヤメイゲツが色づいた頃にまた、来たいものだ。この辺りでもナメコがでるだろうから。
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秋の芽生え 西別岳のミヤマオダマキ  2011.10.12.

2011-10-12 23:15:54 | Weblog



 7月に訪ねた道東の西別岳で採ってきたミヤマオダマキの種を撒いた。それから、2週間が経って漸く、芽が出始めた。今朝、最初の一つが双葉を開いたが、これからどれだけ、芽を出してくれるだろうか・・・・。


 秋撒きは、発芽率が悪いのは去年の経験から分かっていたことだが、今年も同じことの繰り返し。西別岳では実際の花を見ていないだけに、来年が楽しみだ。霜にやられないように気をつけなければ・・・・
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3週間ぶりの近場の散策  2011.10.08.

2011-10-10 20:53:58 | Weblog



 長野県への遠出が続いたので、そろそろ、近場の様子が気になってきた。友人などからは、クリフウセンが出ていたとか、サクラシメジがでたとかの情報はあるが、あまり良い状況ではなさそう。それでも、1週間ほど前に雨が少ないながらも降ったので変化があるかもしれない。


 最初の場所は秋本番だけの場所。冒頭のホウキタケの仲間は毎年見ているもの。確か、去年も虫にちょっとだけ齧られていた。齧られた場所が分かりやすいホウキタケなのか、虫の好きなホウキタケなのか、食べたら不味いので途中で止めたのか、分からない。


 進んでいって、食べられるきのこの良く出ている辺りに着いたが、見渡しでもきのこの姿はほとんどない。かろうじて・・・・



サクラシメジ


 一応、コウタケの出る辺りまで行ってみるが、何もなく、引き返した。戻る途中で・・・・









 先ほどのホウキタケとは違うもの。薄い黄色をしているが、根元が太そうだ。




引き抜いて、日陰で観察。根元がしっかりしていて、色を除けば食用のホウキタケにちょっと似ている?先週、訪れた恵那周辺では根元の太いソナ(ホウキタケのこと)は食べられる、と言われているとか。この山の周辺でも白くて、根元の太いホウキタケの仲間が赤松林に出るが、食用になる。でも、黄色は・・・・やめとこう。


 去年、シャカシメジが沢山出た場所も見てみるが、何もなくあったのは、



クサウラベニタケ


 シャカシメジが群れて出ている姿を想像して来てみたが、がっかりだ。



 そこから、車で30分ほど走り、次の場所に。この山は手ごろにサクラシメジ、クリフウセン、ショウゲンジなどが良く出る場所。ここでもサクラシメジが出始めていた。






サクラシメジ


 出始めの幼菌なのに地面が乾いていて、傘が干からびた状態。大きくならないうちに乾いてしまうかもしれない・・・・




この葉の下に沢山、隠れていそうだ。きのこの好き嫌いはいろいろだが、あまり好みのきのこではないので、幼菌だけちょっと収穫した。


 きのこの姿が少ないが、顔を出しているきのこを覗き込みながら歩く。



ミネシメジ?




ん?


ホンシメジかと思ったが、3cmほどの幼菌。ウラベニホテイシメジだろうな、ということでそのままにしておく。



不明

これも、写真を撮っただけ。外見はフウセンタケの仲間のようだが、分からない。多分、過去に一度、出会っている。。




cortinarius sp.

これは、クリフウセンに似ていて大型になる奴だと思うが、一つだけポツンと出ていた。



クリフウセン

いつも、クリフウセンの出ている場所に一つだけ。抜いてみても、やはりクリフウセン。


 時期が来ていないのか、出る気がないのか・・・・、ちょっと、今年は黄信号だな、近場は。


 車に戻る途中で、きのこが枯葉を押し上げているのが見えた。




今日見た中では姿の良いきのこ。枯葉をどけてみると・・・・




フウセンタケの仲間だが・・・・柄に縦に走る条線を見て思い出した。去年、この場所で晩秋に見たものと同じだ。



チャナバ?

まだ、若いせいか、特徴の臭いが弱いが・・・・


 雨が降らないと状況は変わりそうもない。ブナ、ミズナラ林のきのこも気になりだす季節だし・・・・、頑張ってもらわないと。。





 夕暮れ時、庭でビールを飲むが、蚊がひどい。これじゃ、秋のきのこは出てこないな・・・・。
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松茸の翌日はコウタケ狙い  2011.10.03.

2011-10-09 18:59:06 | Weblog

コウタケ


 松茸を探した翌日は、恵那からまた飯田へ。まつたけ山のとなりの山を歩いた。コウタケやクリフウセンなどの出る山だとか。松茸も出るらしいが、誰でも入れる山なので場所を知っていない我々が採れる可能性はゼロに等しい。


 松茸の出る急斜面を通り過ぎ、去年、コウタケが出ていたという辺りを歩く。クリフウセン似のcortinarius sp.がポツポツと出ているが、他には大したものはない。諦めて、下りながら広く探していると、コウタケが列になって出ている場所に行き当たった。若い菌も幾つかあるが、大きな老菌もあって周囲にコウタケ独特の匂いが漂っていた。


 その後、また松茸山に戻り、登る。昨日見て歩いた山だが、尾根筋にsatoさんが一つ発見。




一日経つと、新しく頭を出してくる奴がある。


 収穫後を見てみると、もう一つ出ていて、足で踏んでいた・・・・。get。


 飯田の赤松は元気だ。葉が青々として、木の肌が赤い。





 今日の松茸山での収穫・・・・



松茸1、イロガワリフウセンタケ2


 今回はこのくらいにしておくか。。雑きのこはほとんどなかったけれど、satoさんのお蔭で今年も松茸の顔を拝めた。来年の松茸はどんなだろう・・・・。


 帰る途中、中津川で栗きんとんをお土産に買い、高速を走る。帰路、友人が運転してくれている間に、車の天井を開けてパチリ。風速100km/hrはきついね。。





 夜の七時過ぎに帰宅。


 後日談:今週の木曜日辺りからがピークだったらしく、松茸が列になって10本位並んでいたそうだ。


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2011年の伊那谷 松茸を探して  2011.10.01-02.

2011-10-08 09:46:54 | Weblog
 今年も長野・飯田の松茸は好調で、9月早々からsatoさんから情報が入ってきていた。その後、気温が上がり一服の感はあったが、サクラシメジもショウゲンジも出だしたという報せもあり、10月初めの飯田遠征の予定を入れた。


 その後、やはり気温の上昇が悪かったのか、所謂、雑きのこがパッタリと姿を消してしまったらしい・・・・。それでも、いけば何かに出会えるだろうとの思いで、1日の朝、6時に自宅を出た。1時間ほど走って、友人を拾い駒ヶ根まで走った。所用時間は4時間と少しというところ。


 今年は、初日は何年か前に行って、クロカワやホンシメジを採った山の様子を見てから、その場所から上に登りきった所にある陣馬形山キャンプ場で一泊の予定。翌朝にsatoさんと落ち合い、松茸を探しに連れて行って貰うことになっていた。


 さて、駒ヶ根についてから晩の食材を調達する。その後、車で山に登って行くがどうしても以前に行った場所が分からない。そのまま、山頂のキャンプ場まで登ってしまった・・・・。気を取り直して、走り回り、漸く辿り着いたのは、午後の3時。もう、朝から8時間くらいは運転している。疲れ果てて、乾燥した山を歩くが聞いていたとおり、干からびたトキイロラッパタケくらいしかきのこは見当たらない。何とか見つけたのは・・・・






ホウキタケ


 沢山の干からびたホウキタケの中で2株だけ新鮮なものが残っていた。


 キャンプ場に戻り、テント設営。



夕焼けの中央アルプス


 その右に視線を移すと・・・・




中ほどにちょっと尖った峰が見える。あれが、去年登った宝剣岳、その右が木曽駒が岳のようだ。標高3000mの山々。


 その後、鍋を囲み飲んでいると、下界では花火大会が始まったようだった。3箇所くらいで花火が上がっている。花火がドンドンといっていたが、そのまま、8時には寝てしまった。


 翌朝は6時に飯田の町で待ち合わせだった。朝4時に起きて、真っ暗な中、テントを撤収した。風が強く吹いていて、一人はテントが飛ばされないようにつかんでいる役。もう、一人が畳んでゆく。何とか、車に積み込み山を下るが、山頂は濃い霧に包まれていた。


    


 突然、ライトに鹿の親子が映し出される。車を停めて、道を渡りきるまで待っている・・・・



 松川ICから飯田ICまで高速を走ると、見覚えのある車。Tさんのランクルだ。「satoさんは30分も前に走っていったぞ」と言っていたが、どうやら冗談だったようだ。


 山に着き、急斜面を登る。松茸の出る山は傾斜が急で、当然のように道がない。細い木の幹や根っこを掴んで登ってゆかなければならない。友人が最初の松茸を見つけるまでに、そう長くはかからなかった。














 satoさんは数日前に来て、残してくれてある松茸もあるのだが、素人にはそれすら、なかなか見つけることができない。


 実は車を停めて、登る支度をしているとき、何処かの犬が寄って来て一緒に登って来ている。無線の発信機のようなものを付けているので、松茸泥棒対策なのかもしれないが、松茸を見つけて写真を撮っていると、決まってじゃれついてくる。足で松茸を踏んづけそうになるので、必死に守りながら写真を撮るが・・・・


    

こんな写真も多く・・・・、いい加減にしろ!








 この山にも松茸以外のきのこはほとんど無く、去年のことがまるで嘘のよう状態だ。去年はコウタケ、クロカワも沢山あって、ハナイグチやクリフウセン、ショウゲンジなどは収穫すらしなかったのだから・・・・。


 松茸以外はというと・・・・



カラカサタケ


 ぽつんと、一つだけ・・・



コウタケ




cortinarius sp. 薄い紫色をした、傘にヌメリのない個体




良く似ているが・・・・柄の色は白く、くもの巣膜が発達している。傘裏を覗き込むと、黄色いヒダ。

キヒダフウセンタケだった。


    
左もカバイロツルタケだろうか・・・・、傘にこんなにツボの破片が付いたカバイロツルタケはあまり見たことがない。こんな傘のきのこが幾つか出ていた。右は普通にカバイロツルタケ。


 そして、


    
クロコタマゴテングタケでいい?


 一度、山を降りて、場所を変える。



ノコンギク



見たことのない野菊。葉の形が?? 


 山を変えて、また急な斜面を登って探すが、収穫もなく、細い流れのある谷に向かって下り車に戻る。



ベニヤマタケ  一つだけぽつんと・・・





 一度、satoさんの自宅に寄せてもらい収穫のチェック。




松茸16本、あとはホウキタケ、コウタケ、各1。


 去年と較べれば圧倒的に少ないが、山の管理の人のはなしでは、今年の状況からすると凄い収穫なのだそうだ。


 今日の特大、216g



蕾でこれだから、本当に凄い。


 一度、宿に戻り、一風呂浴びてから・・・・





 宴会だ。



特大1本でこれ。あとは松茸ご飯、すき焼き、土瓶蒸し、などを頂き、好みの久保田を飲みながら楽しい時を過ごした。


   
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小遠見山山頂から  2011.09.25(2).

2011-10-06 23:42:32 | Weblog

ナナカマド


 小遠見山の山頂に向かって登ってゆく。ナナカマドは赤い実を沢山付けているが、紅葉はこれからというところ。








 相変わらず、道の両脇は・・・木の実の季節だ。





 見晴らしの良い場所で、少々、休憩。





 目の前から尾根が続いていて、その先に五竜岳の山頂が見えている。ここから、山頂まで5時間弱といったところか・・・・。そのまま、山頂まで歩いていってしまいたいところだが・・・・



五竜岳



唐松岳と白馬三山




さっきより、また一段と白馬三山が近くなり、見上げる角度も変わってきたように感じる。




尾根の陽の当たる斜面にオヤマノリンドウが沢山咲いていた。


 そして、小遠見山の山頂に到着した。






ん?アサヒビール?


 しばらく山頂のベンチに座り休んでいた。五竜岳山頂の左側には鹿島槍ヶ岳が見えていたはずだが、何時の間にか雲に覆われていた。そして、五竜岳山頂も雲に隠れようとしていた。ほとんど無風ではあるが、雲はゆっくりとこっちに向かって来ている。








 急いで下山する事にした。




振り返り、小遠見山山頂を見る。。




降って来た・・・・そのまま、一目散に下ると雨は激しくなるわけでもなく、止んでしまった。


 帰りは地蔵の沼を見てから展望リフト駅まで下ることにした。









ドウダン?

 紅葉は始まろうとしている。



地蔵の沼





一発、鳴らしてから駅へ。



イワショウブ



ハバヤマボクチ



タテヤマウツボグサ



タムラソウ



コウメバチソウ


 それから、リフト、ゴンドラを乗り継いで遠見駅まで降りた。


 ちょっと、駅の周りの植物園を歩くが、ほとんどの花は終わっている。





    
左:アオノツガザクラ
右:ツガザクラ

どちらも狂い咲き?


 午後の3時を過ぎた・・・・。そろそろ、帰るか・・・・、その前にもう一度。




国道沿いの小さな店に入り、蕎麦を食べた。ソフトクリームも一緒に売っている、一見、イマイチの店なのだが、蕎麦は意外にも、とても美味かった。今日から新蕎麦なんだとか・・・・・





 店の外のフジバカマの花に沢山のアサギマダラがとまっていた。今年はアサギマダラが多いと店の主人が言っていた。


白馬への旅、おわり。
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白馬を発つ朝  2011.09.25(1).

2011-10-05 22:20:28 | Weblog



 白馬を発つ朝、荷物を車に積み、部屋を掃除した。




窓から差し込む光・・・・、今日も天気が良さそうだ。

 最後の日は、日和田高原によってきのこの観察でもできればと思っていたのだが、地図を調べるととても時間がかかりそうだった。結局、あてもなく国道に下る道を走り始めると、道の脇に展望台があった。




何という山かは分からないが、快晴の山。とても、白馬を去り難く思えた。。


 行き当たりばったりの旅。。また、ちょっと登ることにしようか・・・・。急遽、一昨日蕎麦屋で貰ったパンフレットを見て、楽に景色の良い辺りまで行けるルートを探した。


 小遠見山!! 思いついたら行動は早い。ちょっと走り、迷い、白馬五竜テレキャビンのとおみ駅に着いた。チケット売り場でアルプス展望リフト込みの往復チケットを買うと、アルプス平駅で丁度、五竜鍋の振るまいが11時から始まるから、食べてからリフトに乗ったらいい、と勧められた。




アルプス平駅からの景色。。



五竜岳山頂を望む・・・


 駅では、丁度振る舞いが始まっていた。


    

いろいろな具沢山の鍋だ。旨い。


 結局、御代わりを頂き満足して次のリフトに向かった。途中、


    




秋色一杯の花達。


 リフトに乗り・・・・








 終点の駅に到着。そこから、少し登り、地蔵の頭に着いた。





 看板があって、周辺の山々の名前が書いてある。








目の前の唐松岳の右に鑓、杓子、そして雲の被った白馬岳が見えている。








 何処にいく?五竜岳に登れれば良いのだけれど、そんなことが出来るわけもなく・・・・小遠見山を目指した。


 登山道を登ってゆく。道の脇の実、花達。。






イチヤクソウの実?



オヤマノリンドウ





    
ヒロハユキザサ??


    
マイズルソウ  一段と色付いている。。



イワカガミ?  葉の形に違和感あり・・・


    
ハクサンオミナエシの花の後・・・、多分。。





良い景色だ。結構、登ってきたな・・・


    
白と赤



ミヤマママコナ



白馬三山が見えるようになってきた




ナナカマド

 実は赤く色付き始めているけれども・・・・もうちょっとだな。。






また、白馬三山。






 途中のベンチに停まっていたのは・・・・



キベリタテハ

つづく。
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白馬乗鞍岳山頂からとんぼ帰り  2011.09.24(3).

2011-10-05 00:04:24 | Weblog




 天狗原の木道を進むと・・・・



ナナカマド



    
左:ユキザサ?
右:ベニバナイチゴ



オオヒョウタンボク


 その後、厳しい登りが続く・・・・。









 登山道には大きな岩が積み重なっていて、足を着ける場所に困るような道が続く。


 やがて、傾斜は緩やかとなり・・・・







雲が下から湧き上がるような意識・・・・・、遠くに見える山は何なんだろう・・・・


 その後、あっけなく山頂に到着。12時45分。








 監視員のリミットの時間、午後1時半はクリアーしているのだが・・・・、今回はここまでにしよう。ザックの中のおにぎり1個と、プレモル1本。束の間の休憩・・・・。


 それから、岩場の山道を一気に下った。岩が積みあがってできた道を一気に下る。下りのリズムが出来ると、調子よく下れるようになる。ちょっと、牛若丸の気分で下ると前を行く人が道を開けてくれる・・・・。30分ほどで天狗原に戻り・・・






 お社のあるところで、あらためて休憩。








 雲はむしろ、自分より下に出ているようで・・・・、綺麗に晴れた青空の下に雲が見えている。





    
オオシラビソ



 休憩を終えて、また、下り始める。



イワナシ

下りの余裕?花のないイワナシの存在にも気付くようになる。。。


 栂池ヒュッテまで降りてきた。何か甘いもの・・・・



ノイチゴのソフトクリーム



情報・・・


 良く晴れたな・・・・





 その後、ロープウェイで下り・・・・



トリカブト


 さらにゴンドラリフトで栂池高原まで降りた。




下り道も急いだせいか、汗をかいた。


 温泉は・・・・、おびなたの湯。鄙びた温泉でシャワーも完備していないのだが、綺麗な湯で気持ちが良い。

 
 また、宿に戻り・・・・、明日は何をしようか・・・・。


 
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速報 飯田遠征  2011.10.01-03.

2011-10-03 23:16:34 | Weblog



 今年もsatoさんに誘っていただき、松茸探しに行ってきた。今年の長野のきのこ事情はご存知の通り、「きのこがない!」。


 そんな中、収穫は・・・




 
 この状況でこの収穫上出来。相変わらず、松茸探しの腕は上達せず。。。


 予告、松茸狩り!
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白馬乗鞍岳  2011.09.24(2).

2011-10-01 05:44:22 | Weblog
 取り急ぎ・・・山頂の様子のみ。



白馬乗鞍岳山頂


 山頂はなだらかな岡とも言えないところで、ぽつんとケルンが立っていただけだった。



オオシラビソ


 これから、飯田周辺にきのこ観察に出かけるつもり。飯田周辺ではきのこの出はさっぱりとの連絡が入ってはいるが・・・
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