父が亡くなってから家に閉じ困り気味の母を外に連れ出そうと、土曜の朝早くから福山に向かう。前日に行ければ良かったのだが、金曜の夜は来客のもてなしで9時半まで仕事だった。母の家に着いたのが10時過ぎ。約束の時間を少し過ぎた。母には出かけられる用意をして待っているように言ってあった。
母は厚着をして毛糸の帽子を被って待っていた。これから総領町まで節分草を見に行くのだ。今朝から総領の道の駅、リストアステーションでは節分草祭りが始まっているはず。そして、そのリストアステーションに着いたのは12時半。途中でお腹が空いたのでコンビニで買ったおにぎりを食べながら運転をした。
車を降りてびっくり。冷たい風がヒューヒューと吹いている。母の体調が悪くなっては元も子もない。橋を渡ったところの節分草の様子とみると・・・、あ、まだ早い。
咲き始めだ。
総領には沢山の自生地があって、咲き始めから終わりまで1ヶ月くらいを解放している。まだ、節分草は咲き始めたばかりなのだ。例年、一番開花が早いところの様子を見に行くことにするが、その前に川沿いに咲いている福寿草を観て行くことにした。
もちろん、植栽。北海道から取り寄せて植えてあると聞いた。何年か前に来た時と較べて特に殖えたという印象もない。
暖かくて陽射しの強い日なら、もっと開いてくれただろうけれど・・・・
福寿草も咲き始めなのだろう。顔を出したばかりの蕾も沢山あった。
凍えそうになりながら車に戻って、ちょっと一休み。それから、領家八幡神社まで走った。
懐かしい。前回は自宅からこの神社まで直接来たのだった。遠かったな。。。
石段手前を左に折れたところに早くも節分草は咲いていた。
蕾も少し見えているが、ほぼ満開。
母は斜面を登るのが怖そうなので、平らな場所で花を観て居て貰う。僕はもう少し、上まで行ってみることにした。
この場所には見に来ている人がかなりいて、写真を撮るのに苦労する。
この場所はかなり前から保護地になっていると思うが、こういう所には八重の節分草が多いような気がする。それから、それからガクが縮れたように波打つ個体が多い。
節分草は場所によって花に特徴があって面白い。
母は結局、高い場所まで登っては来なかった。最初から無理をさせないことにした。徐々に、徐々に。
さて、斜面を慎重に下り車道の脇に停めた車に戻った。
そして、脇の河原を観てみると・・・・
なんと、河原にはコゴミの穂が沢山見えていた。芽が出るころ此処に来ることはないだろうな。それに人眼が多すぎる。次には2番目に開花の早い場所に行ってみる積り。その場所はここのように高低差は無かったと思う。。
つづく。
お母様をお連れしてセツブンソウ、フクジュソウを見に行かれたのですね。
沢山のセツブンソウと黄金色のフクジュソウ、さぞやお母様もお喜びになっ
たでしょうね。
母が亡くなって十年以上が過ぎ,親孝行?したかななんて考えてしまいまし
た。
セツブンソウのお花は八重咲き,ガクに小さなフリルまであるなんて個体差
があるのですね。
こんなに沢山のセツブンソウ、他の地にもあって羨ましい限りです。
出来れば行ってみたいけど・・・遠いですね。
結局、親父は足が弱り過ぎて、寿命を縮めましたから。
母は親父の看病ですっかり弱ってしまいました。何とかしなければ。
新潟も少しは春の気配がありますか?
雪国は冬が長いだけに春は格別だと思います。ブログ、楽しみにしてます。
本当に節分草のバリエーションは楽しいですね。
西日本に自生地は多いのでしょうか。私自身も観察し出してから、十年弱というところ。
お山はどうでしたか?まだ、雪が深いでしょう?
十日町はまだ雪の量は変わりませんが、雪が降る事は少なくなり、ミゾレや小雪が多くなりました。積もった雪もザクザクになってスコップの刃が立たないことはなくなっていますから、やっぱり気温も上がっているんですよね。雪が消えるまではまだ2ヶ月はかかりますが、4月の末には桜も咲くようなので楽しみです。
それなりの理由はあるのですが、少しずつでも運動をさせないとね。
やはり、春は近づいていますよね。そちらはオオミスミソウの咲く場所の近くですね。
行ってみたい。