五日振りに自宅に戻ってきた。つぼみだったホトトギスの花が咲き始めていた。
急ぎ、家を出る時に迷いながらも念のために車に入れた喪服・・・・、その日のうちに母は急ぎ足で逝ってしまった。
つゐに行く道とはかねてききしかど 昨日けふとはおもはざりしを・・・・
6年前、父の逝った後にも書いた言葉がまた、思い出される。ちょっと、急だったな。
セトウチホトトギス
これも、膨らんできていたつぼみの内、2輪だけ開いていた。
タイワンホトトギス
今年は全滅かと一時は思っていたタイワンホトトギスも幾つか、花を付けていた。
そして・・・・
シモバシラ
暑さに焼けた葉が痛々しいけれど、咲き始めていた。
夏の暑さに耐えた庭の花達が息を吹き返し始めている。そして、間もなく菊達が庭を賑やかにしてくれるだろう。
でも・・・・・
私の故郷は積雪地帯、雪下ろしが出来なくなったので、と言うことで神戸に引き取り両親と同居。平均寿命を全うするのを待つように両親とも他界、食事の時のぽっかり空いた席を見るたびに、ため息が出ました。もう30年以上も前のことですが....。
昨日からの雨の影響でしょうか、セトウチホトトギスが一斉に咲き始めました、数十個の花が競ってます。心配していたんですが杞憂でした、種も採れそうです。
94才と93才でしたので長生きした方だとは思いますが、寂しくなりました。
でも、本当に寂しいなと思うのはこれからなんだろうなと思います。
こちらは母の希望ではありましたが、福山に独り住まいをさせたのが良かったのか・・・、と思うことがあります。
こちらのセトウチホトトギス、種ができそうな気がしませんが、できたら殖やし方を教えてください。