今年もこの時期に近所の茶畑に来た。ここからの里山のコナラの紅葉を見るのが好きだ。
去年はこの茶畑で、“松茸ハント”の相棒だった老人に出会い、随分と長話をしたのだった。今年もひょっとしたら出会えるかもしれないと思って来てみたけれど、残念ながら会えなかった。
今年のこの茶畑からの眺めはオレンジ色のコナラの紅葉が綺麗だったけれど、去年の方が良かったような気がする。それでも、広い茶畑に立って辺りを眺めていると、誰一人、視界にはなく、ゆっくりと雲が流れて行く光景に我を忘れてしまう。
穏やかな日だ。
コナラの紅葉が輝いている。
間もなく、木々は葉を落として冬に備え・・・・、春を迎える準備を始める。
毎年、繰り返される出来事。