やっと巡ってきた週末、満を持して庭に出た。庭ではタイワンホトトギスの花がまだ沢山咲いていて綺麗。
古い花は萎れてポトリと落ちて、次の新しい花が開くからいつも綺麗に咲いているように見える。
先週、そろそろいつもの斜面に青いAureoboletus sp.が出るころじゃないかと思って歩いたのだが、ほとんどきのこの姿はなかった。それをH氏に伝えたら、金曜日に様子を見に行ったようで出始めていたとのこと。それで、これからその斜面を見に行こうと思っているのだ。
車で15分程走って斜面を登って行く。途中にある友人の別荘に顔を出して北海道のお土産を渡し、ちょっと話をする積りが長話になってしまう。いつもこんな感じ。でも、早く見に行きたいのだが話しはなかなか尽きない。
左:クロアザアワタケ
右:ベニイグチ
ちょっと話が途絶えたところで、山のきのこを見てくると言ってその場を離れて林の中に入って行った。さっきの話では、青いきのこはいつもの場所とは違って奥に入って斜面が急に落ち込むちょっと手前に出ているような話だった。H氏はこれは青い宝石と言われているきのこなのだと言っていたとか。何か変だな・・・・
やはり、いつもの斜面のチェックから始めた。
オオツルタケの仲間?
最近、こういうのをカッパツルタケと呼ぶことが多いようだ。確かに河童の頭のような傘の模様。
ナラタケ
そして、やっぱり出ていた青いアウレオ
Aureoboletus sp.
ちょっと傘に傷あり
ビロードツエタケ
また、見つけた。
同じ個体。
写真を撮ろうとモニターを覗いていると、少し上にも幼菌が出ているのを発見した。
そして、その上にも・・・・
傘が1cmくらいの幼菌
それからしばらく見つからず・・・・
セイタカイグチ
ハナガサイグチ
モエギアミアシイグチ
ウラベニヤマイグチモドキ(勝手に命名。ウラベニヤマイグチの孔口が黄色いイグチ)
このイグチは2009年に初めてこの場所で見つけたのだが、それ以降、毎年この周辺で見ている。そして、個体数を増やしている。
今日はこんなところかな、と思って道の反対側を覗いてみると綺麗に開いたアウレオが立っていた。
ちょっと根元が気になるなと思って枝をどけてみると・・・・
赤ん坊が隠れていた。
そして、これがこの日のアウレオの最後の写真。
3つ、青いアウレオが並んでいた。
明日、時間が許せばもっと開いたトリオの写真を撮りたいと思いながら、次の斜面に進んだ。
つづく。
当方、鳥取県の中部に住んでおり仕事の合間にキノコ散策をしております。
貴殿のブログで拝見した青いヌメリコウジタケのブルーアウレオが私の近くの里山でも毎年出ているようです。
今年も9月5日に観察できました。
また、興味深い日記を楽しみにしております。
まだ、文献未記載の新種です。
きのこはそこら中で出ています。コウタケも、そして、昨日は友人からクリフウセンが出ていたと連絡が入りました。
本当に、今年は早いですよ。
ブルーアウレオは私の知っているのは2ヶ所、他に兵庫県内に1ヶ所発生は確認されているようです。
鳥取県に発生地があるというのは初耳です。発生場所の問い合わせがあるかもしれませんよ。
結構、後半に発生しているのかもしれませんね。
こちらの確認は9月4日でしたから、ほぼ同時期ですね。
今朝も仕事前にもう1ヶ所の発生地を見てきました。
今後もよろしくおねがいします。