車を停めてから、昼飯用に買っておいたサンドイッチを食べコーヒーを飲んだ。気温は上がらないし、先を急いでも仕方がない。人影は全く見えない。空が少し明るくなってきたのを見て、出発の用意をした。
陽が射してきて、ひょっとしたら気温が上がって一斉に蕾が開いてくれたりして・・・・、期待しながら歩き始めた。
青空も少し見えたりして・・・・・、道は杉林の中に続いていて・・・・
道の左側はコナラ林になった。とはいっても葉は全部落ちているのだが・・・・
カタクリは蕾が無数に見えてはいるが・・・・、開く気配はない。
道は続いている。
道から外れてちょっと登ってみると、そこにも・・・・
どこまでもカタクリの蕾が続いていた。晴れて気温が上がったら一斉に開いてくれるんだろうけど、それはどうやら今日じゃない。
道の両脇はいつしか開けて、明るい谷に続いていた。
道の左 イチリンソウたち
道の右 アマナたち
道の右の斜面に下る側には・・・・
スズシロソウ
ニリンソウ
スズシロソウ
道の脇に水が流れている場所があり・・・・
ニリンソウ 蕾
イチリンソウ
道の脇に道祖神が立っていた。石灰岩を積んで作った石垣の上。背後には廃屋が何軒か立っていた。過疎の町は寂しい。
住んでいた人が植えて育てていたのだろう。梅の木。今はこの花を見る人も少ないのだろう。
道を右に折れて路地を進んで行くと、大きな人家があった。でも、家には白いカーテンが下がっていて、人の気配はない。この家はつい最近、人が引っ越して行ったのだろうか。人には全く出会わない。
垣根の脇に咲いていたスミレ
道の脇に土手が続いている。土手の上には畑のあと。アマナが沢山蕾を付けていた。
アマナ
角を曲がってもアマナの咲く土手が続いていた。相変わらず・・・・・、あれ?
キバナノアマナじゃないか。もう、花は黄色くないけれど・・・・・
キバナノアマナ
いつの間にか、アマナはキバナノアマナの群生に変わっていた。
キバナノアマナは何株あるのかな?
やっと見つけた、キバナノアマナの群生。
廃屋の中を通り過ぎて、坂を下って里山を降りて行く。
広葉樹林下の斜面を歩く。すっかり葉は落ちていて明るい。カタクリがポツポツと咲いていた。気温が上がりやすい場所なんだろう。
こんなところが今日は精一杯。気温は相変わらず7℃前後だ。今日はカタクリの一斉開花はない。諦めた。
また、ウグイスカグラ
車に乗って、高梁経由で福山へ向かった。
山桜が咲いていた。鮮やかではないけれど、こんな景色は好きだ。
雨が強く降ってきた。最早、ただ走って行くのみ。。。