イナモリソウ
ヤマシャクヤクを観に行くとブログに書いたのに、それについて2週間も書けなかったのは、実はこの花の名前がどうしても
思い出せなかったから。でも、友達に教えてもらったからようやく書きます。
僕がヤマシャクヤクの花を観に行く山は幾つもあるけれど、険しい山が多いし、不思議と開花する時期が随分違う。
白いヤマシャクヤクなのに1ヶ月違うなんて普通だ。その理由は分からないけれど、幾つかの種があったり、それが交雑したり
しているからなのかもしれない。
今回の山はヤマシャクヤクの咲く山でも一番、行くのが嫌だけれど、二番目に行きたい山だ。何故、嫌なのかというと、
思いっきり傾斜が急だから。何故、行きたいかというと蕨や山菜が採れる・・・。一番はベニバナヤマシャクヤクの山。
車を停めて歩き出すと直ぐに急な坂道が続く。その上、ゴロタ石の転がっている道だから歩きにくい。
歩き続けられないから自然と道の脇に花が咲いていないか探す時間が増えるのだ。以前は山側の斜面にイナモリソウが沢山、
咲いていたのだが、随分崩れていて今回はこの一株だけ。
ゴマギ
急な斜面が続いていたが、少しだけ比較的平らな場所に出た。
元は杉林が斜面に広がっていたのだろうが、随分前に切り倒されたようで、今は杉の切り株がポツポツ見えている以外には
蕨の葉とタケニグサの若葉くらいしか生えていない。その中に赤い若い芽が見えるだろうか。ヤマシャクヤクの若い芽だ。
少し、目線を上げると、かなり大きくなってきているヤマシャクヤクの株が若い芽と一緒に見えている。
こんな、日がよく当たる場所でもヤマシャクヤクは消えずに、何年も残っている。いや、実生で殖えているようだ。
さて、つづら折りの急な坂道は続いているが、やがて道は広葉樹で出来た日陰の中に入って行った。その日陰の中に・・・・
ジエビネ
数は増えてはいないし、大株になったようにも思えないのだが、山道の脇だというのに盗られないで残っているのは嬉しい。
でも、近くに咲いていたイチヨウランは、ここ数年探しているのだが、再会は出来ていない。いろいろな意味で・・・・、消えた。。
とうとう、坂道を登り切り平らな尾根道に出た。遠くに山頂辺りが禿げた山が見えるがどこだろう・・・。
尾根をしばらく歩き、もう一度、急な傾斜を登ってから道を外れた。どうかな・・・・
つぼみを付けた株が幾つか並んでいて、早すぎたかなと思ったけれど、少し下ると開いている株が並んでいた。
早めであることは間違いなくてつぼみが多い。そして、開いたばかりの花は薄黄色をしている。
斜面の下の方を見ると、まだ沢山咲いている。
下ったところでザックを降ろして昼飯。おにぎりを食べながらあっちウロウロ、こっちウロウロ。
この場所では花弁に赤が入った花が混じるのだが、今回は見当たらなかった。早すぎたのかな・・・・。
最後に、周囲を見渡して、この場所を離れた。