いずれ、こんな悲劇を見ることになるだろうとは思っていた・・・・。
今日はとっくにシーズンインしているだろう、ハルシメジの様子をいつものMK山に見に来た。この場所はここ、2年程、ちょうどハルシメジの時期になると梅林の下草を刈るボランティアの方々が出現し、綺麗さっぱりとしてくれる。下草がなければ、陽当りの良い場所だけにハルシメジはなかなか発生してくれはしない・・。
発生していたとしても、草刈機はハルシメジの首をチョンと刎ねてしまうだろう・・・。そんな光景にとうとう、出会ってしまった。それが冒頭の写真だ。この傷口から判断して、犯行が行われたのは先週末だろうか・・・? そのそばにはかろうじて、難を免れた個体が2本。
ハルシメジ Entoloma clypeatum (L.) P. Kumm.
早々にこの場を諦め、山の頂上を目指した。途中の駐車場の隅でヒトヨタケの群落にであう。この時期、きのこであれば何とでも、それとの出会いは嬉しいものだ。
ヒトヨタケ Coprinopsis atramentaria (Bull.) Redhead, Vilgalys & Moncalvo
そして頂上の神社からいつものように明石海峡大橋をパチリ。空気は澄んでいるが、天気が悪い。あまり良い感じの景色じゃないな。
少し下ったところにあるカタクリやユキワリソウを植えてある畑をチェックするが、開花しているものはない。カンアオイなどの葉も見るが、齧られているようすもなかった。
そして、周辺のトガリアミガサタケの出る辺りもチェックするが、さすがにもう遅いのだろう、何もない。その代わり、久々に見る・・・
ウラシマソウ
そして、道の脇の草むらには、齧りかけのカンアオイ。
これは、ギフチョウの気配?
そのまま、山を下り、梅林を歩いていくとH氏に出会った。彼もここの常連だ。もう遅いのは知りつつ、見に来ているのだ。その彼が、刈り取った草の間からハルシメジを見つけた。
何事も決め付けないで粘り強く探さないとダメだな。そう思って、もう一度探すと・・・、あった。
まあ、それでもこの辺が限界だ。
そういえば僕も去年の秋、公園でハタケシメジの群生を見つけて小踊りし、たくさんの幼菌を残して次の週行くと、草ごときれいさっぱり刈られて無くなっていました…。場所柄、仕方ないとは思いつつ、悔しさいっぱいでした(;_;)