今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

きのこに熱中してたら熱中症? 2008.07.05. (3)

2008-07-08 07:26:26 | Weblog

カバイロツルタケ Amanita fulva (Schaeff.) Fr.


 燦燦と降りそそぐ日差し・・・って感じだが、実際はジリジリと照りつける太陽だ。朝の8時から歩いているだけに、さすがにバテて来た。

 デイキャンプ場を過ぎて広場に下った。日陰にテングタケ属が一本出ている。



ヒメコナカブリツルタケ Amanita farinosa Schwein.


 さらに、背の低い草が沢山生えている広場には少し色のくすんだアンズタケが出ていた。周りを見渡すと、そこら中に発生している。アンズタケ特有の匂いはあるが、やや薄く感じた。



アンズタケ Cantharellus cibarius var. cibarius Fr.


 そして、その草の中にアンズタケに混じってイロガワリが出ていた。



イロガワリ Boletus pulverulentus Opat.


 この写真で特徴を掴むのは難しいのだが、去年もここで採集している。イグチの中でも食べておいしいイグチだと思う(帰宅してから、饂飩の具となった)。

 食菌としては、これも好きな部類だが、一度に多く採集することはまずない。



アイタケ Russula virescens (Schaeff.) Fr.


 そして定番のヤマドリタケモドキ達・・・。





ヤマドリタケモドキ Boletus reticulatus Schaeff.



オニイグチモドキ Strobilomyces confusus Sing.



オニイグチ? Strobilomyces strobilaceus (Scop.) Berk.

古すぎて分らない。
そして次は小さいけれど、ニガイグチ属だろう。


ニガイグチ属 Tylopilus sp.


 広場の端には胞子を撒き散らしたカレバキツネタケが出ていた。



カレバキツネタケ Laccaria vinaceoavellanea Hongo


 フラフラと歩いていたら、これはどう見てもクロハツという個体に出会った。



クロハツ Russula nigricans (Bull.) Fr.


 疎なヒダ、反り上がる傘。古くなった個体だが、ナイフで切って見た。徐々に赤変するが、遅い。面倒臭いので袋に入れて放っておいた。


   
左:切断の直後
右:一日後


 忘れていたが、赤変後、傘は黒く変色していた。

 そろそろ、限界。駐車場への階段を登る途中、赤松の倒木にきのこが・・・


フサヒメホウキタケ Artomyces pyxidatus (Pers.) Jülich


 そして、イタチタケ2題。同じ個体であるが、見る方向によって印象は結構変わる。





イタチタケ Psathyrella candolleana (Fr.) Maire


 もう限界と思いながら車を運転してラーメン屋に着いた。それでも熱い味噌ラーメンを注文したのだから、まあ、大したことはないということだ。

 梅雨明けも近そうだし、これからのきのこ観察は厳しくなる。

コメント (6)
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