市の行政で疑問に感じたことを時々ネットを通じ市に要望や質問をする。
昨年6月に私が住む大型団地の入り口、幹線道路の街路樹ポプラ?の大木が4本ある。ゆうに30mを超し、直径は1mくらいの大きさになって、街路樹とはいえない有様だったので質問した。
1、まともな街路樹管理をしているのか。
2、歩車道改修に伴い電柱や街路樹が歩道の中寄りに位置することになるが、なぜ移設したり、伐採しないのか。
3、市街地や30~40年前に造成された団地の道路の車道幅を狭くし、歩車道区分の段差を低段差にする、ローラウンドアップを当市は盛んにやっていることはなぜ。
市はそれぞれに担当課から返事があった。
1について> 当市は人々が快適で潤いを感じることが出来るよう、緑豊かな自然を市街地の都市空間に創造する公園都市(パークシティー)の実現に向けて取り組んでいます。
中でも市内の幹線道路に植栽してある街路樹については、できるだけ強剪定は行わず、支障となる枝の剪定や、民地を犯す枝の除去、倒木を防ぐための透かし剪定を実施するなど、自然な樹形を保つような管理手法を採用しています。
この管理手法により、近年ではご指摘のように、それぞれの路線で街路樹が大径化し、緑量感のある街並み形成を演出していますが、その反面、大径化することで隣接する住民の皆様方への日常管理の負担増加や、強風時での倒木対策など、新たな問題も発生しています。
そこで、このように大径化した街路樹と今後も共存するために、路線の実情や樹種の特性を考慮し、大径化樹木の管理方法を再考し、実施することで、住民への負担軽減に努めていけるよう検討してまいります。
2について> 歩道拡幅に合わせ樹木の植え替えも検討しましたが、隣接する住民の方々のご理解の賜物で大きく育った樹木を道路整備に合わせて単に伐採することは、公園都市を目指す市として大きな抵抗があったため、地元自治会と協議の上、既存木を残すこととしました。
歩道利用者へは若干の不便を強いることとなりますが、街路樹を大切に育むことも環境的な側面から見ると非常に重要であると考えています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/03/17/5e98c568135ef26cbad2212473ea3169_s.jpg)
また歩道の盛り上がりについては、速やかに平坦な歩道へと修繕し対処しています。
電線類の巻き込みについては、占用者である電気通信事業者に点検を指示し、占用者の判断で保護カバーの設置や剪定により対処しています。
街路樹は、環境保全機能や防災機能、景観形成機能など都市環境を支える様々な役割を担っています。街を緑でいっぱいにするには、市民のみなさまの応援が必要であり、今後とも、地域の皆さんのご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。
3について> お住まいの団地内の幹線道路は交通量調査の結果、日に数千台の交通量があり、一団地内道路とは言えない実情にあり、山を切り開いた団地で幹線道路が急勾配なので、ご指摘のように横断歩道が危険であるが、路面に車の速度低下のゼブラゾーンなどの工法は適切でないこと、街路樹で視覚的に狭く感じさせる、車道幅員を狭くし速度を落とさせるなどのためです。歩車道区分の段差を低くするのは、歩道に車が乗り入れを楽にし、車道確保ができる反面、歩行者に危険であるが地元の要望を受けた。
という次第だった。微妙なことは地元要望というのが常套句だ。そして今週、団地入り口の幹線道路の大木ポプラを、大型クレーン車を使って伐採していた。4本の内1本が伐採を見送られている。なぜ・・・・?。3本の伐採に1週間以上の作業だ。費用は莫大であろう。
低段差歩道の改修はこの辺ではわが市だけに見る改修工法だ。お役所の論理と市民感覚はどうしてこうもずれるのか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0f/5d/51bcacf0039eb76eee60d0172e590e98_s.jpg)
地方分権が叫ばれるが、国は本当に地方の行政に任せ切って良いものか、疑念を捨てきれないのであろう。市長さんは5選目を目指すという。
国も岐阜県や大分県に作った農道空港という無用の長物を、今どう評価しているのだろうか。植木等さんに蘇ってもらって、酢役所ロビーで無責任男を演じてもらうしかない。
スーダラ節