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映画好き、円柱野郎のブログです

ファンとしては残念だったBS hiの「スター・ウォーズ」

2010年07月25日 23時49分39秒 | 映画(雑記)
先日BS hiで放送された「スター・ウォーズ」のシリーズ一挙放送について、このブログでも新しいデジタルリマスターについての期待と、実際のEP1を観ての画質のガッカリ感とかを書いたりしたけど、一応全シリーズを通して画質を確認したので感想を。

えーと、結論から言うと、EP1を除けばDVD画質よりも少しクリアでした。
EP1は完全にSDからのアップコンバートと言われても仕方がないレベルだったけど、EP2~EP6はだいぶマシ。
手持ちのDVDをアップコンバートした画質よりも細かい部分が見える様にはなってます。
…が、これをハイビジョン画質といわれるとやはり苦しい。
百歩譲ってグレインだといわれても、全体的な画調の甘さは否めないかなあ。

だけどBD版が出るまでの繋ぎとしてはあっても良いのかもとは思ったけど、3年前に放送されたWOWOWのHD版の方が綺麗だったという噂も耳にしているので複雑なところ。
とにかく、新規デジタルリマスターという謳い文句にしては納得できない画質でした。

俺としては今回の放送は、当初は全部BD-Rに焼いて保存しておくつもりだったけど、上記の理由と、あとNHKの放送上の自主規制による改変、そして字幕の微妙な日本語訳の内容が気に入らなかったので、結局放送を全部観はしたものの保存するのは止めました。

NHKの自主規制による改変とは、いわゆるポケモンショック対策でのライトセーバー戦での輝度低下とコマ補完(?)による残像処理のこと。
CGアニメの「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」においてもグリーヴァス将軍とのライトセーバー戦で同様の処理がされたことはあったけど、まああの時のコマ落としに比べれば不自然さは減ったものの、やはり元の映像を知っているだけに納得いかない。
改変しているならその旨はもっとアナウンスして欲しいね。

あと、字幕については概ね既発売のDVD版に沿ったものになっている様なんだけど、何だか微妙に違う。
あ、ちなみに放送された旧三部作は<特別編>でした。
基本的に新三部作は戸田奈津子さん、新三部作は林完治さんによるもののはずだけど、今回の放送に際して改めて直した…?と思いつつ、明らかに改悪されているのでこれまた微妙。

個人的に最も引っかかったのが、EP6で銀河皇帝の前に連行されたルークに対して「お前の修行を完成させてやる」と言った後が、DVD版では「その時お前は私を"マスター"と呼ぶのだ」なのに、放送では"マスター"の部分が"ご主人様"になってたこと…。
なんだよ"ご主人様"ってw
吹き替えだって「これからは予がお前の主、陛下と呼べ」なのに。

まあいずれにせよ色々と気に入らなかったので今回の保存中止は致し方ないところか。
現在鋭意制作中と思われるBD版の、本物のHDリマスター版を待たせていただこうと思います。
コメント
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