「四畳半神話大系」(全11話)が終わった。
放送開始の時にすっかりハマってしまったことを記事にしたけど、その後も一切ダレることなく引き込まれ、放送日の翌日は週に一回のこの上ない楽しみになってました。
(大阪は火曜日の25時半からの放送だったので、さすがに録画視聴。)
もともと湯浅監督の独特な作風自体は嫌いでなかったんだけど、脚本までこなした「ケモノヅメ」や「カイバ」はクセがありすぎるきらいもあって、話が面白いなあとまで行くには難しいところも…。
が、この「四畳半~」は違った。
シリーズ構成を手がけた上田誠(劇団ヨーロッパ企画主宰)の脚本が見事にハマり、その不可思議な話に見事にマッチした不可思議な湯浅演出が冴え渡る。
第1話と最終11話が微妙に繋がり、その上で10話11話で不毛と思われた世界で主人公に人生の好機がぶら下がっていたことを気付かせ、そしてモラトリアムを悶々と過ごした事のある人間にとっては、とても身につまされる思いを抱かせるという構成の妙。
主人公の成長具合、暗躍し続けた悪友との関係、そのオチがスッキリしっかり見事に纏まった構成のなんと心地よいことか。
もちろん森見登美彦の原作に元々そのような魅力があるからこそだろうが、アニメ版はその4話構成の原作を11話のシリーズに膨らまし、そして絵のない小説から、目で見て納得できるキャラや美術を作り出した創造性こそ評価されよう。
個人的な意見で恐縮ではあるが、私が思うに間違いなく現時点で今年一番のアニメーション作品であった。
ああ、来週からはもう「四畳半~」は無いのだ。
願いが叶うのであれば私はもう一度最初から観たい!
放送開始の時にすっかりハマってしまったことを記事にしたけど、その後も一切ダレることなく引き込まれ、放送日の翌日は週に一回のこの上ない楽しみになってました。
(大阪は火曜日の25時半からの放送だったので、さすがに録画視聴。)
もともと湯浅監督の独特な作風自体は嫌いでなかったんだけど、脚本までこなした「ケモノヅメ」や「カイバ」はクセがありすぎるきらいもあって、話が面白いなあとまで行くには難しいところも…。
が、この「四畳半~」は違った。
シリーズ構成を手がけた上田誠(劇団ヨーロッパ企画主宰)の脚本が見事にハマり、その不可思議な話に見事にマッチした不可思議な湯浅演出が冴え渡る。
第1話と最終11話が微妙に繋がり、その上で10話11話で不毛と思われた世界で主人公に人生の好機がぶら下がっていたことを気付かせ、そしてモラトリアムを悶々と過ごした事のある人間にとっては、とても身につまされる思いを抱かせるという構成の妙。
主人公の成長具合、暗躍し続けた悪友との関係、そのオチがスッキリしっかり見事に纏まった構成のなんと心地よいことか。
もちろん森見登美彦の原作に元々そのような魅力があるからこそだろうが、アニメ版はその4話構成の原作を11話のシリーズに膨らまし、そして絵のない小説から、目で見て納得できるキャラや美術を作り出した創造性こそ評価されよう。
個人的な意見で恐縮ではあるが、私が思うに間違いなく現時点で今年一番のアニメーション作品であった。
ああ、来週からはもう「四畳半~」は無いのだ。
願いが叶うのであれば私はもう一度最初から観たい!